スペインペリカンの独自の調査によると、働くスペイン人はほとんど自宅で朝食しないという結果が出ています。それが証拠に、スペインのバルやカフェテリアは毎日朝食客で大賑わい。混雑のピークは10:30〜11:00といったところでしょうか。
「えっ?ということはその時間帯に職場を抜け出すということ?」
うん、まぁ、そうとも言える。
スペインの食事の時間帯は日本に比べるとほぼ2時間遅れで、ランチが始まるのは14:00頃から。仮に出勤前に自宅で朝食を摂ったとしても、ランチまでは6時間以上もある。だからコーヒーブレイクで小腹を満たさないと仕事に集中できない、というのが「勤勉な」スペイン人の答え。
そんなわけで、スペインを「暮らすように」旅したい方は、ぜひ街角の普通のオヤジ・バルに「日がな一日」通ってみてください。従業員や常連客と親しくなれるだけでなく、きっとその先のスペイン人の生活や文化が見えてきます。
↑ 初夏のマドリードの朝。とあるグランビア界隈にある普通のバル。
オヤジ・バルの証(その1):カウンターの上に、 ソーサー・スプーン・シュガーがずらりと並んでいる。朝食ラッシュに対応するための準備は万全!
↑ オヤジ・バル自慢のエスプレッソ・マシン。
スペインでドリップ式で入れるコーヒーはほとんど見掛けません。
↑ オヤジ・バル自慢のジューサー。上から降りてくるフレッシュ・オレンジが自動的に一個づつ二分され、スクイズされます。
↑ 10:30。そろそろ朝食タイムのピーク。
オヤジ・バルの証(その2): カウンターで立ったまま食べるのはごく普通。
↑ ミルクたっぷり入りコーヒー、カフェ・コン・レーチェ(Cafe con Leche)。オーソドックスというかこれが普通の出し方。しかし・・・
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オヤジ・バルの証(その3): カフェ・コン・レーチェがグラス(Cafe con Leche en Vaso)で出てくることがある。隣は朝食用の揚げ菓子、チューロス(Churros)。
↑ チューロスの隣は、より太いポーラス(Porras)。
↑ もちろん普通のパンやクロワッサンも山積み。
↑ スペイン風サンドイッチ、ボカディージョ(Bocadillo)。これはハムとトマトを挟んだもの。
↑ クリームやチョコレート入りの菓子パン。
↑ トマトつきトースト(Pan con Tomate)。パンの上に乗っているのは、ホールトマト、オリーブオイル、ガーリック入りのペースト。
↑ ご存知ジャガイモ入りオムレツ(Tortilla de Patatas)は定番。
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オヤジ・バルの証(その4):ペーパー・ナプキン立て。小さめのナプキンを中から押し出す仕掛けの優れモノ。朝食やタパスには欠かせない小道具です。
↑ カウンター下のゴミ箱。ビフォー。
カウンター下のゴミ箱。アフター。
↑ ナプキンや殻を床にどんどん捨てる習慣は昔に比べると薄れたものの、依然としてゴミ箱があまり役に立たないのがスペイン。
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オヤジ・バルの証(その5): タバコ自販機をおいてある。店内は禁煙ですが・・・。
↑ よく見ると、「18歳未満への販売お断り。」「忠告!喫煙があなたの健康に著しく害を与えます。」の注意書きあり。
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オヤジ・バルの証(その6):スロット・マシン完備。スペインでは別名「お金を飲み込むマシン(Maquina tragaperras)」と呼ばれます。直接コインで作動し、当たるとコインがジャラジャラ出てくるので、けっこう熱中するオヤジ達がいます。
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オヤジ・バルの証(その7):最近あまりお目にかかれなくなった公衆電話がある。スロットマシンとともにがっちり南京錠がかかっているのに注目。
↑ 14:00。オヤジ・バルのランチタイムが始まります。
きょうのお薦めは、夏期限定の冷製スープ、
ガスパチョ(Gazpacho)。
↑ 前菜・メイン・デザートまたはコーヒーに飲み物がついて10ユーロが、このあたりの相場。ところで、近頃ランチにチップを置く地元スペイン人は少なくなっているようです。
↑ オヤジ・バルではオーナー自ら客に応対。今日はちょっとフォーマルな黒服で。
↑ さて、夕刻が近づくとさらに活気づくオヤジ・バル。一列にずらりと並んだ生ビール・サーバーが大活躍。左から、普通のラガー、ノン・アルコールのビール、黒ビール、
ベルモット、ミネラル・ウオーターの順。
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オヤジ・バルの証(その8):コップの生ビール、カーニャ(can〜a)。
おまけの「お通し(Tapita)」は、ムール貝の酢漬け(Mejillones en vinagreta)。
↑ パエリャ(Paella)もお通しで登場!
バルのお通しは最初だけではなく、一杯頼むごとにひと品が流儀。
↑ もちろん、グラスの赤ワインにも。お通しは田舎風サラダ(Ensalada Campera)。飲んでつまむ、つまんで飲む習慣は世界広しと言えども、日本とスペインだけ(少なくとも他のヨーロッパの国にはない食文化。)!
↑ 気になる一杯のお値段は?
コップの生ビール1.4ユーロ(コーヒーと同じ)。グラスの赤ワインは2.1ユーロ。これでお通し付きは安い!
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オヤジ・バルの証(その9):ジャガイモのフライにピリ辛ソースがかかった、パタタス・ブラバス(Patatas Bravas)がある。
マドリードの伝統的なタパスで、安くて誰にでも好まれるひと品。
↑ 茹でたジャガイモに
アリオリ・ソースがかかった、パタタス・アリオリ(Patatas Ali Oli)も欠かせないメニュー。
↑ カタクチイワシの酢漬け(Boquerones en Vinagre)もタパスの定番。
よく知られる、イカのリング揚げ(Calamares Fritos)。
↑ 19:00。なんだか今日は客足が鈍そう・・・。やはり経済危機?
↑ いえいえ、表のテラス席は初夏の到来とともに大賑わい。
向かい側のテラスも満席。
↑ 20:45。オヤジ・バルはついに満員御礼。そして釘付けになった視線の先は?
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オヤジ・バルの証(その10):見上げる高さにTVを備えつけてある(後列からでも見えるから?)。
ただいま
ユーロカップ2012開催中!
スペインの連覇なるか?!
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