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- これぞ宮廷文化・シューンブルン宮殿 (オーストリア)ウィーン
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エリア:
- ヨーロッパ>オーストリア>ウィーン
- テーマ:鑑賞・観戦 世界遺産 グルメ
- 投稿日:2001/05/01 12:17
「ウィーン」、この優雅な響き。
頭の中では既にドナウ川が流れ、ウィンナワルツが奏でられている。
そんな我々の心のウィーンのイメージがぴったりなのが、シェーンブルン宮殿。
まずは、庭が広い。
宮殿前のメイン・ガーデンになめらかな曲線の花模様。その背後にはでっかい調度品の様な噴水と神殿の様な形のテラスかこちらを向いている。

豪華絢爛な宮殿内は、ただ豪華なだけにあらず。
ここで、あそこの部屋で、マリア・テレジが、マリーアントワネットが、モーツァルトが立ち振るまい、数々の実話のドラマが産み出されたのだ。
そんな華やかな歴史の舞台に今、自分が立っている。
おとぎ話か宝塚のお話の様に思っていた数々のエピソードや登場人物はやっぱり現実の事だったんだと思い知らされる。
お昼は、王室時代から続く伝統ある宮廷ベーカリーで、伝統のパイ包みのお菓子作りの実演を見た後、宮廷御用達の甘味やケーキを、クラシック音楽のBGMの中でご賞味。
「いやー何だかヨーロッパ、ウィーンて感じだね」
なんて、いい気分にひたっていたのだが、夕方、宮廷の庭を見下ろすテラスのレストランで、いい気分に誘われるまま奮発してお食事。
だが、大忙しのウェイターに、チェック時にからまれてしまう。
お釣だと、どさっとテーブルの上に置かれた山積みの小銭のコイン。
「普通のお金で釣をくれ」
と、訴えると、そのウェイターはこちらの腕をつかみ、真っ赤な顔で、
「これだって金だ。」
と、凄まれる。
大声で抗議すると、さすがにまわりの目を気にしたのか、普通の妥当なコインでお釣を手渡される。
このウェイターはさっきも、ビールの空きビンをほとんどわざと落として割ったりと大暴れ。
いくら大忙しだからって、この伝統ある宮廷で、せっかく優雅なムードにひたってたのに・・・。
夜は、宮廷一角のオランジェと言うホールで行われるウィンナワルツのコンサートへ。
大奮発でチケットを買い、やっぱりウィーンで本場のウィンナワルツを聴かないと、と期待に胸を膨らます。
ホール内の他のお客さんの多くは日本人観光客で、皆かなりめかし込んでおり、その期待の大きさがうかがえる。アフリカからの旅の道中の、我々のみすぼらしい格好は、どうやら浮き気味だ。
だが、ホールの音響は良くなく、演奏のクオリティも高くない。
連夜行われているこのコンサートは、完全に観光客用のショーに過ぎないのだ。
かつてヨーロッパに、世界に、その名を響かせたウィーンの宮廷文化も、今や一大観光名所ということだろう。
そしてウィーンも人の子、人の街。
ビールにソーセージ等肉食、脂食のせいでしょうか、街にはぜい肉たっぷりの思いっ切りお腹をたらした方々の姿が、殊に目に付く。
これもまたウィーン。
ウィーン中に見られるお寿司のファーストフード店、それをハシでつまむウィーンの人々は、本当においしいと思って食べているのだろうか。恐らく健康に気を使ったヘルシー志向の上だと思われる。
高貴な都市だと思っていたウィーンだが、寿司をちびちびとハシでつまみ、ひたすらランニングやサイクリング、ローラーブレードで汗を流す大勢のウィーン子達に目を細めてしまう。
豊かな国オーストリアでも、日本でも、成人病は怖いんですね。
【食事】
朝:チーズサンド、クッキー
昼:王宮ベーカリーのケーキ
夜:パスタ、フランクフルトソーセージ
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 15AS(オーストリア・シリング)
・シェーンブルン宮殿 195AS
・シェーンブルン宮殿オランジェホールでのコンサート(モーツァルト、ウィンナワルツなど)390AS
【宿】
(ウィーン)Youth Hostel Turmherberge Don Bosco 80AS/ドミトリー1人 キッチン付き ウイーンでは格安の宿。
頭の中では既にドナウ川が流れ、ウィンナワルツが奏でられている。
そんな我々の心のウィーンのイメージがぴったりなのが、シェーンブルン宮殿。
まずは、庭が広い。
宮殿前のメイン・ガーデンになめらかな曲線の花模様。その背後にはでっかい調度品の様な噴水と神殿の様な形のテラスかこちらを向いている。

豪華絢爛な宮殿内は、ただ豪華なだけにあらず。
ここで、あそこの部屋で、マリア・テレジが、マリーアントワネットが、モーツァルトが立ち振るまい、数々の実話のドラマが産み出されたのだ。
そんな華やかな歴史の舞台に今、自分が立っている。
おとぎ話か宝塚のお話の様に思っていた数々のエピソードや登場人物はやっぱり現実の事だったんだと思い知らされる。
お昼は、王室時代から続く伝統ある宮廷ベーカリーで、伝統のパイ包みのお菓子作りの実演を見た後、宮廷御用達の甘味やケーキを、クラシック音楽のBGMの中でご賞味。
「いやー何だかヨーロッパ、ウィーンて感じだね」
なんて、いい気分にひたっていたのだが、夕方、宮廷の庭を見下ろすテラスのレストランで、いい気分に誘われるまま奮発してお食事。
だが、大忙しのウェイターに、チェック時にからまれてしまう。
お釣だと、どさっとテーブルの上に置かれた山積みの小銭のコイン。
「普通のお金で釣をくれ」
と、訴えると、そのウェイターはこちらの腕をつかみ、真っ赤な顔で、
「これだって金だ。」
と、凄まれる。
大声で抗議すると、さすがにまわりの目を気にしたのか、普通の妥当なコインでお釣を手渡される。
このウェイターはさっきも、ビールの空きビンをほとんどわざと落として割ったりと大暴れ。
いくら大忙しだからって、この伝統ある宮廷で、せっかく優雅なムードにひたってたのに・・・。
夜は、宮廷一角のオランジェと言うホールで行われるウィンナワルツのコンサートへ。
大奮発でチケットを買い、やっぱりウィーンで本場のウィンナワルツを聴かないと、と期待に胸を膨らます。
ホール内の他のお客さんの多くは日本人観光客で、皆かなりめかし込んでおり、その期待の大きさがうかがえる。アフリカからの旅の道中の、我々のみすぼらしい格好は、どうやら浮き気味だ。
だが、ホールの音響は良くなく、演奏のクオリティも高くない。
連夜行われているこのコンサートは、完全に観光客用のショーに過ぎないのだ。
かつてヨーロッパに、世界に、その名を響かせたウィーンの宮廷文化も、今や一大観光名所ということだろう。
そしてウィーンも人の子、人の街。
ビールにソーセージ等肉食、脂食のせいでしょうか、街にはぜい肉たっぷりの思いっ切りお腹をたらした方々の姿が、殊に目に付く。
これもまたウィーン。
ウィーン中に見られるお寿司のファーストフード店、それをハシでつまむウィーンの人々は、本当においしいと思って食べているのだろうか。恐らく健康に気を使ったヘルシー志向の上だと思われる。
高貴な都市だと思っていたウィーンだが、寿司をちびちびとハシでつまみ、ひたすらランニングやサイクリング、ローラーブレードで汗を流す大勢のウィーン子達に目を細めてしまう。
豊かな国オーストリアでも、日本でも、成人病は怖いんですね。
【食事】
朝:チーズサンド、クッキー
昼:王宮ベーカリーのケーキ
夜:パスタ、フランクフルトソーセージ
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 15AS(オーストリア・シリング)
・シェーンブルン宮殿 195AS
・シェーンブルン宮殿オランジェホールでのコンサート(モーツァルト、ウィンナワルツなど)390AS
【宿】
(ウィーン)Youth Hostel Turmherberge Don Bosco 80AS/ドミトリー1人 キッチン付き ウイーンでは格安の宿。
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