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11 - 15件目まで(30件中)
- 大都会ナイロビで情報収集 (ケニア)ナイロビ
-
エリア:
- アフリカ>ケニア>ナイロビ
- テーマ:旅行準備
- 投稿日:2000/11/20 15:37
ウガンダで数日ばかり、赤道を越え、北半球に入った我々だが、ここナイロビは再び赤道よりわずか南。
東アフリカ随一の大都会、ナイロビではしばらく滞在して、これからアフリカの北半球への旅に向けて、準備と情報収集をして、体制を立て直す予定だ。
まずは朝一番、ビザの申請にエチオピア大使館を訪れる。
「エチオピアのビザは1ヶ月滞在のものしか取れない。それ以上滞在する場合は、エチオピアでビザの延長申請をし直すしかない。」
と聞いていたのだが、エチオピアはゆっくり周りたいし、何があるかわからないので、できれば初めから長めの滞在期間のビザが欲しい。
そこでの滞在期間欄に、素知らぬ顔して「60days」と記入して、申請書を提出してみると、申請書は難無く受領される。
我々がラッキーだったのか、聞いていた情報が不正かだったのか。もし「30日間滞在のビザしか発行してないと聞いたが、60日間滞在のビザをもらえないだろうか?」なんて杓子定規に尋ねていたら、どうなっていただろうか。
その足で、街のセントラルにある「Do Do World」という日本人経営の旅行会社へ。
ここには開放された広いスペースに書籍や情報ノートなどが置いてあり、自由に閲覧でき、バックパッカー達の情報ステーションともなっているのだ。
ソファに座って情報ノートを読んでいると、奥平さん現る。奥平さんもナイロビで体制を立て直し中、情報を収集に来たのだ。
沢山のバックパッカーによって記載された情報ノートには、アフリカ中の様々な場所の様々な時期の様々な情報が数多く載っている。
そして、「楽しかった、素晴らしかった。」という情報もあれば、「つらかった、大変な目にあった。」という情報もある。
中には「事件」に巻き込まれ、命からがら散々な目に遭ったというものも少なからず。頭の中では期待と不安がぐるぐると激しく交差する。
大都会アフリカの近代都市ナイロビの真中で、突然、情報の波を目の当たりにし、とまどい立ちすくむ自分がいる。
奥平さんの口からも、これから先への不安の言葉がにじみ出る。
「とりあえず、お互い無事に。またアジスアベバあたりで会いましょう。」
と励まし合う。
無理はしたくない。Junkoもいる。
でも、この旅は「挑戦の旅」でもある。尻込みばかりもしてられない。
果たして我々は無事エチオピアからスーダン、そしてチャドへ越える事ができるのだろうか。
【食事】
朝:(自炊)ゆで玉子、パン
昼:マンタジ
夜:(自炊)野菜炒め
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 75Ks(ケニア・シリング)
【宿】Youth Hostel 590ks/W利用 非会員1人当たり
東アフリカ随一の大都会、ナイロビではしばらく滞在して、これからアフリカの北半球への旅に向けて、準備と情報収集をして、体制を立て直す予定だ。
まずは朝一番、ビザの申請にエチオピア大使館を訪れる。
「エチオピアのビザは1ヶ月滞在のものしか取れない。それ以上滞在する場合は、エチオピアでビザの延長申請をし直すしかない。」
と聞いていたのだが、エチオピアはゆっくり周りたいし、何があるかわからないので、できれば初めから長めの滞在期間のビザが欲しい。
そこでの滞在期間欄に、素知らぬ顔して「60days」と記入して、申請書を提出してみると、申請書は難無く受領される。
我々がラッキーだったのか、聞いていた情報が不正かだったのか。もし「30日間滞在のビザしか発行してないと聞いたが、60日間滞在のビザをもらえないだろうか?」なんて杓子定規に尋ねていたら、どうなっていただろうか。
その足で、街のセントラルにある「Do Do World」という日本人経営の旅行会社へ。
ここには開放された広いスペースに書籍や情報ノートなどが置いてあり、自由に閲覧でき、バックパッカー達の情報ステーションともなっているのだ。
ソファに座って情報ノートを読んでいると、奥平さん現る。奥平さんもナイロビで体制を立て直し中、情報を収集に来たのだ。
沢山のバックパッカーによって記載された情報ノートには、アフリカ中の様々な場所の様々な時期の様々な情報が数多く載っている。
そして、「楽しかった、素晴らしかった。」という情報もあれば、「つらかった、大変な目にあった。」という情報もある。
中には「事件」に巻き込まれ、命からがら散々な目に遭ったというものも少なからず。頭の中では期待と不安がぐるぐると激しく交差する。
大都会アフリカの近代都市ナイロビの真中で、突然、情報の波を目の当たりにし、とまどい立ちすくむ自分がいる。
奥平さんの口からも、これから先への不安の言葉がにじみ出る。
「とりあえず、お互い無事に。またアジスアベバあたりで会いましょう。」
と励まし合う。
無理はしたくない。Junkoもいる。
でも、この旅は「挑戦の旅」でもある。尻込みばかりもしてられない。
果たして我々は無事エチオピアからスーダン、そしてチャドへ越える事ができるのだろうか。
【食事】
朝:(自炊)ゆで玉子、パン
昼:マンタジ
夜:(自炊)野菜炒め
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 75Ks(ケニア・シリング)
【宿】Youth Hostel 590ks/W利用 非会員1人当たり
- デンジャラスシティー?ナイロビ (ケニア)ナイロビ
-
エリア:
- アフリカ>ケニア>ナイロビ
- テーマ:その他
- 投稿日:2000/11/19 15:33
治安の悪さではアフリカの中で3本の指に入ってしまう、デンジャラスシティーでその名を轟かせるアフリカ随一の大都会ナイロビ(ちなみに残り2本の指は南ア・ヨハネスとナイジェリア・レゴス)。
そのナイロビで最も危険な地帯と言われているダウンタウンに、ひと気が無くなるので危ないと言われている日曜日の朝にバスは到着。
恐る恐るバスの窓から外を覗くと、ゴチャゴチャしていて、先入観もあるせいか、なる程、何やら異様な雰囲気が漂っている。
ナイロビではダウンタウンの安宿に泊まろうと思っていたのだが、大きな荷物を背負って、ウロウロ宿探しをするような雰囲気ではない。そんな事をしたら、それこそカモがネギしょって来た状態じゃないか…。
と、かなり弱気で、バスから降りるとすぐタクシーを拾い、比較的安全とされる街外れにあるユース・ホステルへ直行。
筋金入りのバックパッカーの皆さんには「弱虫!」と言われてしまいそうですが、ここナイロビでは幾つかビザも取らなければならないし、何日かは滞在する事にもなるので、変に気を使いたくないんです。この先、エチオピアや西アフリカの旅はきつそうだし、まだ今はのんびりリラックスして過ごしたい。
それでもケニアに着いたばかりの我々には、手持ちのケニア・シリングがほとんどない。ご飯だって食べないと、お腹がもたない。
ユースホステルのおじさんが、
「近くに日曜日もやってるスーパーがあって、そこには24時間使える銀行のATMもある。そんなに危険じゃないから大丈夫だよ。」
と笑顔で言うので、恐る恐る日曜日のナイロビの街外れを歩き、屋外のATMでVISAカードでキャッシング。スーパーで食材を調達して、無事、宿に帰還。
お蔭様で、夜はユースホステルのキッチンでスパゲッティを自炊する。
ただ一つだけふに落ちなかったのが、ATMから明細が出て来なかった事。日曜日で銀行の店舗は閉まっちゃってるし、尋ねる相手もいないので、仕方なく「大丈夫だろう」と自分に言い聞かせる。
これ迄、サファリ等、どちらかと言えばアクティビティ主体の旅だったが、これからはエチオピア、西アフリカと更にディープなアフリカへ。
旅の情報も少なく、国境越えやビザ取得に付いても確かな情報はなく流動的。移動も公共の交通機関ではなく、荷物を運ぶトラックに乗ったり、途中野宿なども充分予想される。
気を締め直して、ここナイロビで明日から、改めてこれからの旅の準備に取りかかる。
【食事】
朝:マンタジ、バナナ
昼:パン
夜:スパゲッティ(自炊)
【トラベルメモ】
1US$ = 75Ks(ケニア・シリング)
・タクシー ナイロビ・ダウンタウン→ユースホステル 400Ks
ドライバーの言い値。もしかしたらボラレてるかも。
【宿】ユースホステル 590Ks/W利用で一人当たり 非会員
周辺の治安はナイロビにしては比較的良いとの事。キッチンがあるので、自炊すれば食費が浮くし、結構安上がりに過ごせる。近くにスーパー、銀行(バークレイ・バンク。ATMで24時間、VISAカードやCITCカードでキャッシュを引き出せる。)有。ナイロビの中心街まで徒歩20分位。
そのナイロビで最も危険な地帯と言われているダウンタウンに、ひと気が無くなるので危ないと言われている日曜日の朝にバスは到着。
恐る恐るバスの窓から外を覗くと、ゴチャゴチャしていて、先入観もあるせいか、なる程、何やら異様な雰囲気が漂っている。
ナイロビではダウンタウンの安宿に泊まろうと思っていたのだが、大きな荷物を背負って、ウロウロ宿探しをするような雰囲気ではない。そんな事をしたら、それこそカモがネギしょって来た状態じゃないか…。
と、かなり弱気で、バスから降りるとすぐタクシーを拾い、比較的安全とされる街外れにあるユース・ホステルへ直行。
筋金入りのバックパッカーの皆さんには「弱虫!」と言われてしまいそうですが、ここナイロビでは幾つかビザも取らなければならないし、何日かは滞在する事にもなるので、変に気を使いたくないんです。この先、エチオピアや西アフリカの旅はきつそうだし、まだ今はのんびりリラックスして過ごしたい。
それでもケニアに着いたばかりの我々には、手持ちのケニア・シリングがほとんどない。ご飯だって食べないと、お腹がもたない。
ユースホステルのおじさんが、
「近くに日曜日もやってるスーパーがあって、そこには24時間使える銀行のATMもある。そんなに危険じゃないから大丈夫だよ。」
と笑顔で言うので、恐る恐る日曜日のナイロビの街外れを歩き、屋外のATMでVISAカードでキャッシング。スーパーで食材を調達して、無事、宿に帰還。
お蔭様で、夜はユースホステルのキッチンでスパゲッティを自炊する。
ただ一つだけふに落ちなかったのが、ATMから明細が出て来なかった事。日曜日で銀行の店舗は閉まっちゃってるし、尋ねる相手もいないので、仕方なく「大丈夫だろう」と自分に言い聞かせる。
これ迄、サファリ等、どちらかと言えばアクティビティ主体の旅だったが、これからはエチオピア、西アフリカと更にディープなアフリカへ。
旅の情報も少なく、国境越えやビザ取得に付いても確かな情報はなく流動的。移動も公共の交通機関ではなく、荷物を運ぶトラックに乗ったり、途中野宿なども充分予想される。
気を締め直して、ここナイロビで明日から、改めてこれからの旅の準備に取りかかる。
【食事】
朝:マンタジ、バナナ
昼:パン
夜:スパゲッティ(自炊)
【トラベルメモ】
1US$ = 75Ks(ケニア・シリング)
・タクシー ナイロビ・ダウンタウン→ユースホステル 400Ks
ドライバーの言い値。もしかしたらボラレてるかも。
【宿】ユースホステル 590Ks/W利用で一人当たり 非会員
周辺の治安はナイロビにしては比較的良いとの事。キッチンがあるので、自炊すれば食費が浮くし、結構安上がりに過ごせる。近くにスーパー、銀行(バークレイ・バンク。ATMで24時間、VISAカードやCITCカードでキャッシュを引き出せる。)有。ナイロビの中心街まで徒歩20分位。
- 12各国目、ケニアへ (ウガンダ)フォートポートル→カンパラ→(ケニア)ナイロビ
-
エリア:
- アフリカ>ウガンダ>ウガンダその他の都市
- アフリカ>ウガンダ>カンパラ
- アフリカ>ケニア>ナイロビ
- テーマ:その他
- 投稿日:2000/11/18 15:27
朝、フォートポートルからバスでウガンダの首都カンパラへ。カンパラには午後2:30到着。
本当はここカンパラで一泊する予定だったのだが、宿を取る前にバス会社のオフィスでナイロビ行のバスについて尋ねると、バスは毎日午後3:30発。
見ると時計は午後3時。
見上げると、空は今にも泣き出しそうだ。
気がかりなりなのは「治安が悪いナイロビでは、ひと気の少ない日曜日は出歩くな」とされている事。
「流れだったとはいえ、日曜の早朝にナイロビの下町に着く事になってしまうが、大丈夫だろうか?」
一抹の不安を抱えながら、夜半、雨に濡れる国境を渡る。
【食事】
朝:マンタジ、バナナ
昼:ローストチキン(小500Ush。ジューシーでおいしい)、焼きトウモロコシ(1000Ush。香ばしくて少し固いがスナックのような味)フォートポートル→カンパラ バス窓より購入
夜:サモサ、パン
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 1500Ush(ウガンダ・シリング)
1US$ ≒ 75Ks(ケニア・シリング)
・バス フォートポートル→カンパラ 8.5時間 11000Ush/1人
道悪し。隣に新しい道路を造成工事中。
・MANINGO BUS カンパラ→ナイロビ 14000Ush/1人
15:30発 翌6:00着 MAWINGOから改名したらしい。(事情は不明)。国境ウガンダ側のウガンダシリング→ケニアシリングの両替屋のレートは悪い。ケニア側で替えた方が良い(ただし相手次第)。バスはナイロビに早く着きすぎないよう途中時間調整で停車するので、ナイロビには朝明るくなってから着く。
・ケニアのVISAは不要(30日以内滞在の場合)→当時は不要だったが、2001年10月現在必要になったとのこと。要確認。
本当はここカンパラで一泊する予定だったのだが、宿を取る前にバス会社のオフィスでナイロビ行のバスについて尋ねると、バスは毎日午後3:30発。
見ると時計は午後3時。
見上げると、空は今にも泣き出しそうだ。
気がかりなりなのは「治安が悪いナイロビでは、ひと気の少ない日曜日は出歩くな」とされている事。
「流れだったとはいえ、日曜の早朝にナイロビの下町に着く事になってしまうが、大丈夫だろうか?」
一抹の不安を抱えながら、夜半、雨に濡れる国境を渡る。
【食事】
朝:マンタジ、バナナ
昼:ローストチキン(小500Ush。ジューシーでおいしい)、焼きトウモロコシ(1000Ush。香ばしくて少し固いがスナックのような味)フォートポートル→カンパラ バス窓より購入
夜:サモサ、パン
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 1500Ush(ウガンダ・シリング)
1US$ ≒ 75Ks(ケニア・シリング)
・バス フォートポートル→カンパラ 8.5時間 11000Ush/1人
道悪し。隣に新しい道路を造成工事中。
・MANINGO BUS カンパラ→ナイロビ 14000Ush/1人
15:30発 翌6:00着 MAWINGOから改名したらしい。(事情は不明)。国境ウガンダ側のウガンダシリング→ケニアシリングの両替屋のレートは悪い。ケニア側で替えた方が良い(ただし相手次第)。バスはナイロビに早く着きすぎないよう途中時間調整で停車するので、ナイロビには朝明るくなってから着く。
・ケニアのVISAは不要(30日以内滞在の場合)→当時は不要だったが、2001年10月現在必要になったとのこと。要確認。
- ピグミー族 (ウガンダ)フォートポートル⇔クタンディ⇔ブリマソーリ
-
エリア:
- アフリカ>ウガンダ>ウガンダその他の都市
- テーマ:その他
- 投稿日:2000/11/17 15:20
どのガイド本にも、フォートポートルの郊外の見所の一つに、ピグミー族の村が掲げられている。
その土地の民族や伝統に触れるのも、我々の旅のテーマの一つ。それも少数民族ともなれば、なおさら興味をそそられる。しかもピグミー族と言えばかなりのネームバリューだ。
小さい頃見た、藤子不二雄のジャングルくろべえと言うアニメの主人公は、ピグミー族だった。(ただし、アニメは全くの偏見によってアフリカとかピグミー族が描かれている。当時の日本では仕方ない事だとは思うが。)
ピグミー族の村へは、ほとんどの旅行者は現地旅行社のツアーで行くらしいので、まずツアー会社を訪ねる。
ピグミー族の村へのツアーは、ピグミー村のあるセムリキ国立公園のハイキングとセットで、昼食付1グループ80US$。一人当たり40US$は高い。
その上、セムリキ公園内でゲリラとウガンダ軍との交戦があった為、現在セムリキ国立公園は閉鎖中で、公園内のハイキングには行けず、ピグミー村だけなら何とか連れて行けると言う。ただし料金は、ほとんど移動の車代なので変わらないとの事。
そういう事なら自力で行きましょうと、まず朝、フォートポートルのマタトゥジャンクションへ。ピグミー村へ行きたい事を伝え、ピグミー続の村の方へ行くと言うマタトゥに乗る。
しかし、あらゆるガイド本に「ピグミー村」とだけ書かれ、その正式な村名なり街名が書かれていないのはどういう事なのか。一体我々はこれからどこへ行けばいいのか。
マタトゥは細い谷合のガタガタ道を進み、徐々に山を下りていく。
やがて景色は開け始め、いわゆる扇状地形の拡がった所がセムリキ公園となっている。
そこでは、特にサファリができるといか言う訳ではなくて、風光明媚な名所となっているようだ。道からは湯気の上がる温泉も見える。
我々は、セムリキ公園内のクタンディ(KTANDI)という小さな田舎町(村)でマタトゥを降ろされる。
マタトゥの運転手が言うには、ピグミー族の村はここから歩いてすぐだそうだ。
マタトゥを降りて、道行く人に「ピグミービレッジ?」と尋ね歩き、15分程歩いて辿り着いたのが、ブリマソーリ村。
ただし村はピグミー族だけのコミュニティーと言う訳ではなく、ごく普通のウガンダの人々が暮らす村落の一角にピグミー族の集落がある。
我々が「ピグミーの人に会いに来た。」と言うと、早速村長が出てきて、まずはあいさつ。
ピグミー族と言えば、小柄な体格、ざっくばらんに言えば背が小さい事で知られているが、この村長、顔付きは立派な大人なのに、確かに小さい。
以前、「このピグミー族の村へ行ってみたが、人々の体格は良く、期待ハズレだった。」と言う情報も聞いていたのだが、多分その人は、この村のピグミー族以外の人々を見たのではないかと思われる。
ピグミーの集落は、数十軒からなる村の中のほんの数軒。人数も数人から十数人程度しかいないと思われる。
狩猟民族と聞いていたが、その面影はなく、男も女も普通の服を着ており、他の一般的なウガンダ人同様、農耕をして暮らしているようだ。
その様子からして、明らかにこのブリマソーリ村のピグミー族の血は風前の灯。ウガンダ人の集落に吸収されながら、その血も伝統もあとわずかで消え去ろうとしている。
大変申し訳無いのだが、こちらの勝手な期待通りピグミーの人達は男も女もかなり背が低かった事だけが、「ああ、ピグミー族の人達だ」と思わせてくれた唯一の事。
どれ位前の事なのか、ガイド本にピグミー村として紹介され始めた頃は、もう少しそれらしい雰囲気が残っていたのかもしれない。
現在は旅行が難しい、山の向こうのコンゴのピグミー族は元気にしているのだろうか。
【食事】
朝:パン、トマト
昼:ふかしジャガイモ、サツマイモ、煮豆スープ
夜:トウモロコシ
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 1500Ush(ウガンダ・シリング)
・ピグミー族の村への行き方
(1)フォートポートルのマタトゥジャンクションから、ブンディブギョ行のマタトゥ、またはピックアップトラックに乗り、KTANDIで降りる。ドライバーに「ピグミービレッジ」とリクエストしておけば、そこで降ろしてくれる。片道2時間、5000Ush/1人。
途中、セムリキ公園を臨む景色はなかなかのもの。だが、景色を楽しめるかは天気と車の乗り心地による。 我々は行きはマタトゥで多少にわか雨があるも景色を楽しめたが、帰りはぎゅうぎゅう詰めのトラックの荷台で景色を楽しむどころではなかった。マタトゥはごくわずか。かなりの確立でピックアップトラックでのアクセスになる。
(2)KTANDIで道行く人に尋ねれば、ピグミー族の村へ連れていってくれる。歩いて15分程度。村に着いたら、ピグミーの人に会いたい旨を伝えないと、ピグミーの人には会えない。我々の時は、村に入ってまず記帳。ここで2000Ush支払わせられる。ピグミーの人達の写真を撮るのに20000Ush支払う。事前にフォートポートルのツアー会社でチェックしたが、どうもこれ位が相場のようだ。写真は何枚でも可。
(3)これだけのお金と労力を使って行く価値はないと断言します。そこはピグミーの村ではなく、会えるのはピグミー族と言うより、普通のウガンダ人の村のほんの数人のピグミーの末裔達。帰路、哀愁が漂います。
【宿】(フォートポータル)New Linda 5500Ush/シングル
その土地の民族や伝統に触れるのも、我々の旅のテーマの一つ。それも少数民族ともなれば、なおさら興味をそそられる。しかもピグミー族と言えばかなりのネームバリューだ。
小さい頃見た、藤子不二雄のジャングルくろべえと言うアニメの主人公は、ピグミー族だった。(ただし、アニメは全くの偏見によってアフリカとかピグミー族が描かれている。当時の日本では仕方ない事だとは思うが。)
ピグミー族の村へは、ほとんどの旅行者は現地旅行社のツアーで行くらしいので、まずツアー会社を訪ねる。
ピグミー族の村へのツアーは、ピグミー村のあるセムリキ国立公園のハイキングとセットで、昼食付1グループ80US$。一人当たり40US$は高い。
その上、セムリキ公園内でゲリラとウガンダ軍との交戦があった為、現在セムリキ国立公園は閉鎖中で、公園内のハイキングには行けず、ピグミー村だけなら何とか連れて行けると言う。ただし料金は、ほとんど移動の車代なので変わらないとの事。
そういう事なら自力で行きましょうと、まず朝、フォートポートルのマタトゥジャンクションへ。ピグミー村へ行きたい事を伝え、ピグミー続の村の方へ行くと言うマタトゥに乗る。
しかし、あらゆるガイド本に「ピグミー村」とだけ書かれ、その正式な村名なり街名が書かれていないのはどういう事なのか。一体我々はこれからどこへ行けばいいのか。
マタトゥは細い谷合のガタガタ道を進み、徐々に山を下りていく。
やがて景色は開け始め、いわゆる扇状地形の拡がった所がセムリキ公園となっている。
そこでは、特にサファリができるといか言う訳ではなくて、風光明媚な名所となっているようだ。道からは湯気の上がる温泉も見える。
我々は、セムリキ公園内のクタンディ(KTANDI)という小さな田舎町(村)でマタトゥを降ろされる。
マタトゥの運転手が言うには、ピグミー族の村はここから歩いてすぐだそうだ。
マタトゥを降りて、道行く人に「ピグミービレッジ?」と尋ね歩き、15分程歩いて辿り着いたのが、ブリマソーリ村。
ただし村はピグミー族だけのコミュニティーと言う訳ではなく、ごく普通のウガンダの人々が暮らす村落の一角にピグミー族の集落がある。
我々が「ピグミーの人に会いに来た。」と言うと、早速村長が出てきて、まずはあいさつ。
ピグミー族と言えば、小柄な体格、ざっくばらんに言えば背が小さい事で知られているが、この村長、顔付きは立派な大人なのに、確かに小さい。
以前、「このピグミー族の村へ行ってみたが、人々の体格は良く、期待ハズレだった。」と言う情報も聞いていたのだが、多分その人は、この村のピグミー族以外の人々を見たのではないかと思われる。
ピグミーの集落は、数十軒からなる村の中のほんの数軒。人数も数人から十数人程度しかいないと思われる。
狩猟民族と聞いていたが、その面影はなく、男も女も普通の服を着ており、他の一般的なウガンダ人同様、農耕をして暮らしているようだ。
その様子からして、明らかにこのブリマソーリ村のピグミー族の血は風前の灯。ウガンダ人の集落に吸収されながら、その血も伝統もあとわずかで消え去ろうとしている。
大変申し訳無いのだが、こちらの勝手な期待通りピグミーの人達は男も女もかなり背が低かった事だけが、「ああ、ピグミー族の人達だ」と思わせてくれた唯一の事。
どれ位前の事なのか、ガイド本にピグミー村として紹介され始めた頃は、もう少しそれらしい雰囲気が残っていたのかもしれない。
現在は旅行が難しい、山の向こうのコンゴのピグミー族は元気にしているのだろうか。
【食事】
朝:パン、トマト
昼:ふかしジャガイモ、サツマイモ、煮豆スープ
夜:トウモロコシ
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 1500Ush(ウガンダ・シリング)
・ピグミー族の村への行き方
(1)フォートポートルのマタトゥジャンクションから、ブンディブギョ行のマタトゥ、またはピックアップトラックに乗り、KTANDIで降りる。ドライバーに「ピグミービレッジ」とリクエストしておけば、そこで降ろしてくれる。片道2時間、5000Ush/1人。
途中、セムリキ公園を臨む景色はなかなかのもの。だが、景色を楽しめるかは天気と車の乗り心地による。 我々は行きはマタトゥで多少にわか雨があるも景色を楽しめたが、帰りはぎゅうぎゅう詰めのトラックの荷台で景色を楽しむどころではなかった。マタトゥはごくわずか。かなりの確立でピックアップトラックでのアクセスになる。
(2)KTANDIで道行く人に尋ねれば、ピグミー族の村へ連れていってくれる。歩いて15分程度。村に着いたら、ピグミーの人に会いたい旨を伝えないと、ピグミーの人には会えない。我々の時は、村に入ってまず記帳。ここで2000Ush支払わせられる。ピグミーの人達の写真を撮るのに20000Ush支払う。事前にフォートポートルのツアー会社でチェックしたが、どうもこれ位が相場のようだ。写真は何枚でも可。
(3)これだけのお金と労力を使って行く価値はないと断言します。そこはピグミーの村ではなく、会えるのはピグミー族と言うより、普通のウガンダ人の村のほんの数人のピグミーの末裔達。帰路、哀愁が漂います。
【宿】(フォートポータル)New Linda 5500Ush/シングル
- 赤道の森、「クイーンエリザベス国立公園」 (ウガンダ)カバレ→フォートポータル
-
エリア:
- アフリカ>ウガンダ>ウガンダその他の都市
- アフリカ>ウガンダ>クイーンエリザベス国立公園
- テーマ:街中・建物・景色
- 投稿日:2000/11/16 15:08
早朝バスでカバレを発ち、フォートポートルへ向かう。
車窓に映るウガンダの緑濃い風景は相変わらず素晴らしいのだが、5時間程赤道に向かって走ると、野山の風景が突然開け、景色が一変する。
広大な平地に手付かずの緑の森と草地がどこまでも続く。
道はクイーンエリザベス国立公園内に差し掛かったのだ。
ウガンダの森には、ムガヒンガの森で我々が出会ったゴリラの他、チンパンジーもいると言う。
かつて、アフリカの森の木から草原へ、人類としての第一歩を踏んだ猿も、こんなアフリカの大地から生まれたのかもしれない。
途中、シカやインパラの姿もチラホラ。
道はそのまま、クイーンエリザベス国立公園を突っ切り、赤道を越え、この旅初めて我々は北半球へ。
赤道直下の筈なのだが、我々は長袖のジャケットを着てバスに乗っている。
ウガンダの国土の大半は、標高1200m以上の高地。しかも今は雨季で、太陽の陽射しは雲にさえぎられ、肌寒いほどの涼しさなのだ。
ちょっと標高が高いだけで、赤道直下だと言うのにこの涼しさ。
「地球とは意外に涼しい惑星なんだな。」なんて思う。
逆に砂漠にいる時は「何て暑い星なんだ。」とも思ったものだ。
ちょっとした地形や気候のバランスでこうも違うとは。
我々はこの星の微妙なバランスの上で生かされている。
【食事】
朝:マンタジ、サモサ
昼:ピラフ、ゆでジャガ、煮豆スープ(ゴマ味)
夜:トマト(マーケットで仕入れた)
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 1500Ush(ウガンダ・シリング)
バス カバレ→フォート 5:00発 14:00着 1300Ush/1人
カバレ→キソロ→ムガヒンガの景色も素晴らしかったが、カバレ→フォートポータルの景色も素晴らしい。特にクイーンエリザベス国立公園内は絶景。この景色を見る為だけにこのルートを通ってもいいと思う。
【宿】(フォートポータル)New Linda 5500Ush/シングル
シングルを2人で利用。 Wは一室7500Ush。部屋も敷地も広くなかなかだが、せっかく景色のいいフォートポータル。割高でもカバレのVisitours Hotelのようにバルコニーとかあって、ゆっくり景色が楽しめる安宿はないのでしょうか?New Lindaの他にも数件安宿をあたってみたのだが、そんな感じの所は見付かりませんでした。フォートポータルには安宿が沢山あるので、どこか一件位ありそうなのだが…。
車窓に映るウガンダの緑濃い風景は相変わらず素晴らしいのだが、5時間程赤道に向かって走ると、野山の風景が突然開け、景色が一変する。
広大な平地に手付かずの緑の森と草地がどこまでも続く。
道はクイーンエリザベス国立公園内に差し掛かったのだ。
ウガンダの森には、ムガヒンガの森で我々が出会ったゴリラの他、チンパンジーもいると言う。
かつて、アフリカの森の木から草原へ、人類としての第一歩を踏んだ猿も、こんなアフリカの大地から生まれたのかもしれない。
途中、シカやインパラの姿もチラホラ。
道はそのまま、クイーンエリザベス国立公園を突っ切り、赤道を越え、この旅初めて我々は北半球へ。
赤道直下の筈なのだが、我々は長袖のジャケットを着てバスに乗っている。
ウガンダの国土の大半は、標高1200m以上の高地。しかも今は雨季で、太陽の陽射しは雲にさえぎられ、肌寒いほどの涼しさなのだ。
ちょっと標高が高いだけで、赤道直下だと言うのにこの涼しさ。
「地球とは意外に涼しい惑星なんだな。」なんて思う。
逆に砂漠にいる時は「何て暑い星なんだ。」とも思ったものだ。
ちょっとした地形や気候のバランスでこうも違うとは。
我々はこの星の微妙なバランスの上で生かされている。
【食事】
朝:マンタジ、サモサ
昼:ピラフ、ゆでジャガ、煮豆スープ(ゴマ味)
夜:トマト(マーケットで仕入れた)
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 1500Ush(ウガンダ・シリング)
バス カバレ→フォート 5:00発 14:00着 1300Ush/1人
カバレ→キソロ→ムガヒンガの景色も素晴らしかったが、カバレ→フォートポータルの景色も素晴らしい。特にクイーンエリザベス国立公園内は絶景。この景色を見る為だけにこのルートを通ってもいいと思う。
【宿】(フォートポータル)New Linda 5500Ush/シングル
シングルを2人で利用。 Wは一室7500Ush。部屋も敷地も広くなかなかだが、せっかく景色のいいフォートポータル。割高でもカバレのVisitours Hotelのようにバルコニーとかあって、ゆっくり景色が楽しめる安宿はないのでしょうか?New Lindaの他にも数件安宿をあたってみたのだが、そんな感じの所は見付かりませんでした。フォートポータルには安宿が沢山あるので、どこか一件位ありそうなのだが…。
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