1. 旅行比較サイト トラベルコ
  2. 特派員ブログ
  3. イチローとジュンコさん
  4. ニジェールの記事一覧
  5. 3ページ
日経トレンディ総合力BESTに続きオリコン顧客満足度®でも1を獲得 [プレスリリース]

  海外エリア: アフリカ > ニジェール の他のブログはこちら|

イチローとジュンコの夫婦珍道中

~バックパッカー日記~

プロフィール

ニックネーム:
イチローとジュンコ
居住地:
東京都
自己紹介:
2000年9月 日本を旅立ったイチローとジュンコは、飛行機で、南アフリカ・ケープタウンに降り立った。
二人はそこから日本まで、飛行機を使わずに、陸路と船のみで帰る。
アフリカ大陸南端の喜望峰から日本まで、アフリカ、東西ヨーロッパ、中東、シルクロードとまるまる1年かけての、夫婦珍道中。
野宿もしました。ゴリラと挨拶もしました。サハラを越え、ヒマラヤを越え。。
大自然、世界遺産、カルチャーショック、紛争の傷跡、そして、多くの出会い。
2001年8月無事帰国した二人の旅を振り返って、番外編コラムを掲載します。

カレンダー
3月<2024年4月    
123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930

記事一覧

11 - 13件目まで(13件中)

NoPhoto
イナゴ食べれる? (ニジェール)ザンデール
エリア:
  • アフリカ>ニジェール>ニジェールその他の都市
テーマ:グルメ 
投稿日:2001/01/24 10:41
 旧市街に面した我々の安宿の前の通りには、夕方になると地べたに座り込んだおばさんのストリートフードの屋台がそちこちに並び出す。

 マルシェやバスターミナル近辺に出る屋台では、ご飯物や焼肉、魚の天ぷら、その他様々なテイストが並ぶのだが、旧市街のストリートでの主役はイナゴ。

 カノのマーケットでも、ここザンデールのマルシェでも乾燥させたイナゴがたらいに山に積まれ売られている姿は目にしていたが、料理され食べられる寸前のイナゴの姿を見るのは初めてだ。

 実は今回の旅では自分の中に食事革命が起きている。
 あまり好きではなかったアボガドが大好物に。子供の頃から大嫌いだったニンジンに至っては自分から生でそのままかじって「旨い!!」と思える程になった。奥歯で皮をむき砂糖キビをしゃぶって水分を補給するのも日常茶飯事。

 だがしかし、このイナゴだけは別だ。
 路上で揚げたイナゴを盆に広げたマミー達は「一つ味見してみろ」と手招きしている。

 スーダン、チャドでは、ブッシュに不気味に舞うこのイナゴの大群のグロテスクな姿も目の当たりにしている。
 こんな物一生食わず嫌いで構わない。

 だが心の奥の奥でもう1人の自分の小さい声がささやきかける。
 「意外においしいのかも知れないぞ。一匹だけ、一つだけ試してみれば・・・」

 好奇心という物は時になんと恐ろしい物なのか。

 おばさんに、差し出した手のヒラの上に、一匹だけ揚げた油ぎったカラカラのイナゴをのせてもらう。丸く膨らんだ胴体がグロテスクだ。
 その姿をなるべく見ない様にして奥歯でかじる。

 「カリッ」。食感は悪くない。揚げた小エビに近い。だが味は最悪。
 それはイナゴの味なのか味付けのせいなのか、ともかく油こくイヤーな後味がいつまでも口の中に尾を引く。

 小さい頃イナゴを食べたことがあるというJunkoは、最後まで一度もアフリカのイナゴを口にすることはなかった。


【食事】

朝:フランスパン、シャイ
昼:ゆでサツマイモ、魚天プラ
夜:ゆでキャベツのキナコ掛けサラダ、ゆで練りイモのすいとん風サラダ

【トラベルメモ】

1US$ ≒ 660CFA(西アフリカセーファーフラン)

【宿】
・(ザンデール)Hotel Malem Kalkadamu 4100CFA/W-1室 キレイで落ち着ける。建物も旧市街に見られる伝統様式でVery Good!!

エキゾチック・ザンデール  1
エキゾチック・ザンデール (ニジェール)ザンデール
エリア:
  • アフリカ>ニジェール>ニジェールその他の都市
テーマ:街中・建物・景色 
投稿日:2001/01/23 10:36
 朝、銀行で両替を済ましてその足でバスステーションへ、次の目的地ニジェール北部、サハラ砂漠南端、ラクダを乗りこなす遊牧民(ノマド)トゥアレグ族の街アガデスまでのバスチケットを買いに行くと、バスは土曜日しかないとのこと。それ迄しばらくここザンデールでゆっくりせざるを得ない事となった。

 街歩きと言えばまずはマルシェ(市場)から。

 雑然と広がる屋台群は奥が深く中々の広さ。相変わらず西アフリカらしくオシャレなプリントの布をはおり、着こなし、頭に荷物を乗せて歩くご婦人方の姿が目を引く。

エキゾチック・ザンデール  1

 その中に混じって見かける顔にターバンをぐるぐる巻きにし青い装束のトゥアレグ族の男達や、細身でスラッと背が高く鼻先や頬にヘンナ風の化粧だが入墨だかでメイクアップしたトゥアレグの女性の姿には、この旅で初めて目にするせいか目を奪われてしまう。

 前から通り過がった、リンとした民族衣装のトゥアレグの女性を、通り過ぎた後も振り返ってまで見ようとすると、向こうもこの街では珍しい東洋人の姿に振り返って顔をこちらに向けており、思わず目が合い、「サバ」「ボンジュール」と気まずくも笑顔で挨拶を交わす。

 夕方、空はほんのりピンク掛かったオレンジ色の夕焼けに染まり、赤茶色の土壁の家が並ぶ旧市街が夕日に映える。
 夕涼みの乾いた風が、屋台でシャイ(茶)をすする自分とJunkoを包み込み、旧市街のモスクからはアサーンがこだまする。


【食事】

朝:ミルクティー、キャッサバ、フラワーボール、魚の天ぷら
昼:肉ソース掛けパスタ、ライス、クスクス(宿の主人がごちそうしてくれる)
夜:ゆで練りイモ(すいとん風)のサラダ

【トラベルメモ】

1US$ ≒ 660CFA(西アフリカセーファーフラン)

【宿】
・(ザンデール)Hotel Malem Kalkadamu 4100CFA/W-1室 キレイで落ち着ける。建物も旧市街に見られる伝統様式でVery Good!!

NoPhoto
18カ国目、ニジェール (ナイジェリア)カノ→(ニジェール)ザンデール
エリア:
  • アフリカ>ナイジェリア>カノ
  • アフリカ>ニジェール>ニジェールその他の都市
テーマ:街中・建物・景色 
投稿日:2001/01/22 10:32
 朝、バイクタクシーでニジェール領事館へニジェールのビザ取得へ向かう。

 人と車が溢れかえる街、ここカノ。朝は日中程ではないが、それでも交差点等では車が連なり立ち往生している。
 バイクタクシーはそんな車の群を脇目に、車と車のすき間をぬって快速に飛ばしていく。ドライバーも乗客の我々もヘルメットなどしていないので少々緊張する。

 乾燥気候のため、日中の暑さからは考えられない程、朝の空気は冷たい。
 ニジェール領事館に着いてバイクタクシーの後部座席から降りると、自分もJunkoもバイクタクシーのドライバー達も両頬に涙の筋が光っている。鼻もぐしゅぐしゅだ。

 ニジェールのビザは、申請後わずか1時間程で発給。
 そのまま、またバイクタクシーを乗り継いで乗合タクシーステーションへ。ニジェールのザンデ−ル行の乗合タクシーに乗車する。

 何だかトントン拍子で幸先良さそうだと思っていたのもつかの間、国境でニジェール入国時、ポリスに昨日カノの旧市街のクルミマーケットで買った布地2枚を取り上げられ、税金を払えと「恐喝」される。
 しかし、他の乗合タクシーの乗客達にも聞こえるようにわざと大声で抗議すると、ポリスはあっさり布を放り投げ、「行け」と手を振る。まあ、チャドの恐喝ポリスよりはタチは悪くなく、ましではあるようだ。

 何とか最初の「関門」を切り抜け無事入国を果たしたサハラ砂漠の南端に位置するここニジェールという国、「物凄く暑い」とか「1〜2月はサハラ砂漠から砂嵐が吹きつける」とか言う話を聞いたり読んだりしている。
 元気に旅を続ける事ができるだろうか。

 ニジェールのザンデールには夕方到着。
 人と車と排気ガスが溢れ返るナイジェリアのカノと比べると、比べ物にならない程、人影も車もまばら。

 静かな通りを、バックパックを背中に、通りすがりの人に道を尋ねながら宿まで歩く。
 乾燥しているせいなのか、季節柄か、今日の天気が特別なのか、今夕はそれ程暑くはないようだ。


【食事】

朝:パン、ホットチョコドリンク、
昼:サバのミソ風+パスタとライス
夜:ヤムイモとフラワーボールのトマト煮ソース掛け、魚フライ、野菜とトマトスープ掛けライス

【トラベルメモ】

1US$ ≒ 104N(ナイラ)
1US$ ≒ 660CFA(西アフリカセーファーフラン)
・カノ中心街→ニジェール領事館(バイクタクシー)10分弱100N/1人1台
・ニジェールビザ3300N/1人 1時間後取得1ヶ月有効
・ニジェール領事館→ステーション・クカ(カノのザンデール行乗合タクシー乗場)
バイクタクシー5分50N/1人1台
・カノ→ニジェール・ザンデール(乗合タクシー)600N/1人+50N/荷1コ 5.5時間(出入国手続きの時間含む)

【宿】
・(ザンデール)Hotel Malem Kalkadamu 4100CFA/W-1室 キレイで落ち着ける。建物も旧市街に見られる伝統様式でVery Good!!

11 - 13件目まで(13件中)