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イチローとジュンコの夫婦珍道中

~バックパッカー日記~

プロフィール

ニックネーム:
イチローとジュンコ
居住地:
東京都
自己紹介:
2000年9月 日本を旅立ったイチローとジュンコは、飛行機で、南アフリカ・ケープタウンに降り立った。
二人はそこから日本まで、飛行機を使わずに、陸路と船のみで帰る。
アフリカ大陸南端の喜望峰から日本まで、アフリカ、東西ヨーロッパ、中東、シルクロードとまるまる1年かけての、夫婦珍道中。
野宿もしました。ゴリラと挨拶もしました。サハラを越え、ヒマラヤを越え。。
大自然、世界遺産、カルチャーショック、紛争の傷跡、そして、多くの出会い。
2001年8月無事帰国した二人の旅を振り返って、番外編コラムを掲載します。

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栄養つけなきゃ!ゲダレフ食べ歩き 1
栄養つけなきゃ!ゲダレフ食べ歩き (スーダン)ゲダレフ
エリア:
  • アフリカ>スーダン>スーダンその他の都市
テーマ:グルメ 
投稿日:2000/12/30 14:34
 暑いからって、うなだれてばかりもいられない。
 入国手続きを終えると、栄養をつけなければとゲダレフの街に繰り出す。

 暑い、しかも砂ぼこりが舞いかなりほこりっぽい。こんな荒涼たるゴーストタウンのような所に、何か栄養が付くようなものがあるんだろうか。

栄養つけなきゃ!ゲダレフ食べ歩き 2

 砂ぼこり舞う細道をゆっくり前に進むと、やがて人の数が増え、徐々に活気が出てくる。道端にはバナナやグレープフルーツ、グアバなどの果物や野菜が並び、シャイ(お茶)やカルカデの屋台も現れ出す。

栄養つけなきゃ!ゲダレフ食べ歩き 1

 屋台でパンとゆで玉子、トマトを仕入れ、喫茶店のような所に入ってコーラを頼んで、仕入れた物を食べていると、隣の席の人が何やら小ぶりのおわんに入った白い物をスプーンですくって食べている。

 「もしや?」とそれを指さして注文すると「やっぱり」、ヨーグルトだ。

 エチオピアのタカゼ川沿いの村では、塩を振って食べていたが、こちらでは砂糖で食べる。

 基本的には日本の「ブルガリアヨーグルト」と同じ味だが、こっちの方が濃厚でクリーミー。ほぼ手造りなのだろう。小さな固まったフレーク状のヨーグルトが混在し、食感も良く食べ応えがある。
 何より、暑さで疲れ切った体にグングン栄養が染み入るようで、スッキリ元気が蘇る。

 夜には、何やらジューサーで乳白色の飲み物を作っているのを発見。こちらも好奇心から指さして注文してみると、黄色がかった乳白色の飲み物はグアバの生ジュース。冷え冷えで大きいボールたっぷり。乾ききった喉と体にこれも効く。「旨い!!」

 どんなに暑くてしんどくても、おししいものさえあれば幸せに生きていける。
 どうやらここスーダン、そんなに悪い所じゃなさそうだ。


【食事】

朝:パン 、トマト、バナナ
昼:カビパン、ゆで玉子、ヨーグルト
夜:パン、ヨーグルト、グアバジュース(ヨーグルトはザバティと呼ばれ50SD、グアバジュースも50SD)

【トラベルメモ】

1US$ ≒ 250SD(スーダンディナー)
・入国手続きはかなり面倒くさい。まず街外れのイミグレへ。そして別の建物の警察へ。
そして又別の建物へと暑いなkそれなりの距離を歩かされられもうヘトヘト。
時間もその度かかるので、半日以上掛る。朝8時過ぎから午後2:30位までかかった。
※要写真。4枚+4600SD/1人
・お陰で、この日にもハルツームへ発とうともくろんでいたのだが、手続きが完了してパスポートを受け取った頃にはもうハルツーム行のバスはなく、ハルツーム行は明日に持ち越しに。
 それにしてもエチオピアのメッタマのイミグレにパスポート渡してから、パスポートは
スーダン・ガラバートのイミグレ→トラックのドライバー→ゲダレフのイミグレへと渡り、
その間4日あまり、貴重品NO.1のパスポートを手にしていなかっただけに、手続きが終わって自分のパスポートを久しぶりに無事手にした時にはホッとした。

・宿名不明、昨日と同じ宿150SD/ドミトリーの1ベッド

NoPhoto
14カ国目、スーダン (スーダン)ゲダレフ
エリア:
  • アフリカ>スーダン>スーダンその他の都市
テーマ:グルメ 
投稿日:2000/12/29 14:29
 朝、昨日ゲダレフ郊外まで乗せてもらったトラックでゲダレフの街中まで送ってもらう途中、ドライバーの知人宅に招かれ、ミルクティーとクッキーをごちそうになる。

 砂糖たっぷりのミルクティーは相変わらず大甘だが、濃いミルクがたっぷり入っていておいしい。
 去り際には、お土産にとクッキーを山盛り袋に入れて頂いてしまう。

 スーダンの人は親切だと聞いていたが、早速こんなにもてなして頂いて、有難くも恐縮だ。

 今日は金曜日、イスラムでは丁度我々の日曜日に相当する休日だ。
 我々はここゲダレフで、スーダンの入国手続きを済まさなくてはならないそうなのだが、そういう訳でイミグレは今日は休み。

 うだるような暑さの中、連れて来られた安宿のベッドで、今日も日がなうなだれて過ごす。


【食事】

朝:パン、つぶれバナナ、クッキー、ミルクティー
昼:パン、トマト、ゆで玉子
夜:昼と同じ

【トラベルメモ】

1US$ ≒ 250SD(スーダンディナー)

【宿】 ・宿名不明 (多分こちらでロカンダと呼ばれる安宿)150SD/ドミトリーの1ベッド(12/30も同宿)
トラックのドライバーが「この外国人を頼む」と、ゲダレフのイミグレ官へと我々を引き継ぎ、連れてこられた宿。

NoPhoto
秘境の国境越え (エチオピア)メッタマ→(スーダン)ガラバート→ゲダレフ
エリア:
  • アフリカ>エチオピア>エチオピアその他の都市
  • アフリカ>スーダン>スーダンその他の都市
テーマ:街中・建物・景色 鉄道・乗り物 グルメ 
投稿日:2000/12/28 14:21
 朝8時、軽い朝食を済ますと、エチオピアのイミグレ係官の先導で、歩いて国境を渡り、スーダン側のガラバートへ。

 ガラバートのスーダンのイミグレーションの話では
 「今スーダンはラマダン明けの祝日中で、今日は車はない。多分2〜3日は待つことになる。」

 しばらくして「ここで車を待つ様に。」と、パスポートコントロールオフィスの敷地(と言ってもワラの塀で囲まれただけの場所)内のワラブキの小屋へ通され、そこのベッドで日がな2人で昼寝をしてゲダレフへ行く車が現れるのを待つ。

 「今日にもゲダレフ行の車に乗れるのだろうか?それともここで2〜3日待つのだろうか?今日車がなければ、もしかしたら、(エチオピア側の)メッタマへ返されてしまうのだろうか?」

 小屋の中は、強烈な日差しがさえぎられ、いくらかは過ごし易いとは言え、うだるような暑さ。それに昨日からパンばかり、でロクな物も食べてない。
 お昼前、うなだれるJunkoを置いてガラバートの集落へ昼食の買い出しに出る。

 ここガラバート、街と言うほどでもない、エチオピアとの輸出入の物資が積まれ、その作業者達が働くそれだけの場所で、宿もなければ人々の生活している空気もうかがえない。 作業員や働く人向けの屋台だけは幾つか並んでいる。

 屋台街へ分け入ると、それでもここはスーダン、エチオピアの村などとは売られている食べ物が明らかに異なっている。エチオピアではほとんど見られなかった卵焼き(スクランブルエッグ風)、や、油がギトギトのヤギか羊のシシカバブ風の焼肉などもある。

 栄養を付けなければと言う思いも山々だが、この猛暑だ。さっぱりとしたトマト一山と、大きなおわんに入った冷えたオレンジジュースを持ってJunkoがうなだれる小屋へ戻る。

 手持ちのパンと併せてトマトをしゃぶる。乾いた体に冷えたオレンジジュースでクールダウン。どうやらJunkoも生き返った様だ。

 「もう今日は車はないだろう。」とあきらめかけた夕方4時過ぎ、突然、小屋に男が入って来る。
 「車が来たから荷物を持って来い。」
急いで荷物を持って外に出て聞き返す。
 「我々のパスポートはどこにあるのか。」

 実は昨日、エチオピアのイミグレ官にパスポートを預けてからずっと自分たちのパスポートを手にしていないのだ。パスポートは、エチオピアのイミグレ官からスーダンのイミグレ官に渡っている様子だが、心配だ。
 「パスポートはドライバーが持っている、大丈夫だから乗れ。」

 「本当に大丈夫なのだろうか。」と、外で待っているオンボロトラックの荷台の荷物の上に乗り込む。

 トラックは、これまでエチオピアでは峠道が多かったのとは一変し、真っ平らな大地が夕日に染まる中、ゴトゴトとひた走る。久しぶりに見るアフリカの地平線に、真っ赤な夕日が沈もうとしている。

 トラックは途中、荷物の積み降ろし作業の為、幾つか小さな村を経由する。そのたび荷台の上から目を凝らす。
 とにかく情報が少ないスーダンという国、「いったいどんな所でどんな人達が暮らしているのか?」
 そして一番大事なのは「どんな物を食べているのか?」 これから先、水や食料は大丈夫なのか。

 どうやら小さな村でもパンや焼肉、ミルク等は売っている様だ。トマトなどの野菜も、お茶やジュース、コーラなどの飲み物もある。まあ、これなら何とか飢えずにやって行けそうだ。

 すっかり日が落ちて暗くなると、夜空に薄いおわん型の三日月とその真上に一番星が輝く。
 「これがアラブの、イスラムの月と星か!」
 一ヶ月前、この三日月と一番星でイスラム教最大のイベントの一つ、ラマダン(断食)が始まり、それから一ヶ月後の幾日か前、この三日月と一番星でラマダンが明けた(終わった)のだ。

 やがて空には天の川が流れ、満天の星空に。

 「ア、ヤ、ヤ、ヤ、ヤ、ヤ、ヤー」前方から歌声とも奇声とも聞こえる、ウラ声による人の声の束が聞こえてくる。トラックのサーチライトに照らし出されたのは、美しい布をなびかせたスラッと背筋が伸びた女性達。

 トラックの荷台から手を振ると、更に声高らかに、星空に向かって元気良く跳躍してダンスまでしながら、楽しそう夜道を皆で歩いている。

 女性達の歌声が遠ざかってしばらくすると、スーッと目の前を流れ星が大きな弧を描く。


【食事】

朝:パン、カルカデ茶
昼:パン、トマト、オレンジジュース
夜:インジェラ(トラックのドライバー宅でごちそうになる)

【トラベルメモ】

1US$ ≒ 8B(エチオピア・ブル)
1US$ ≒ 250SD(スーダンディナー)
・ガラバート→ゲダレフ(トラック/ローリー)150US$/1人 16:30発00:00過着

【宿】
・(ゲダレフ)ゲダレフ郊外のドライバー宅の小屋のベッドで、トラックの助手達と一緒に寝かせてもらう。 無料。
※この所、トラックにばかり乗ってると思いませんか? 結構大変です。しんどくないと言ったらウソになります。。。応援よろしくお願いします。

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