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イチローとジュンコの夫婦珍道中

~バックパッカー日記~

プロフィール

ニックネーム:
イチローとジュンコ
居住地:
東京都
自己紹介:
2000年9月 日本を旅立ったイチローとジュンコは、飛行機で、南アフリカ・ケープタウンに降り立った。
二人はそこから日本まで、飛行機を使わずに、陸路と船のみで帰る。
アフリカ大陸南端の喜望峰から日本まで、アフリカ、東西ヨーロッパ、中東、シルクロードとまるまる1年かけての、夫婦珍道中。
野宿もしました。ゴリラと挨拶もしました。サハラを越え、ヒマラヤを越え。。
大自然、世界遺産、カルチャーショック、紛争の傷跡、そして、多くの出会い。
2001年8月無事帰国した二人の旅を振り返って、番外編コラムを掲載します。

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橋がない橋じゃない1
橋がない橋じゃない、タクシーなのにタクシーじゃない (タンザニア)ムワンザ→ベナコ→ルスモ→(ルワンダ)キガリ
エリア:
  • アフリカ>タンザニア>タンザニアその他の都市
  • アフリカ>ルワンダ>キガリ
テーマ:鉄道・乗り物 
投稿日:2000/11/07 12:51
 朝5時、まだ暗い中、ンガラ行のバスに乗って出発。

 バスは1時間程走るとパッタリ停まってしまって全く動かない。前には他のバスや車が連なっている。
 渋滞だろうか、こんな朝早くに。また行手で事故か何かあったのだろうか。

 6時半頃、あたりが明るくなり始めると、前方に水面が横たわっている。
 「もしかしたら、これは…。」と思い始めると、すぐ乗客は全員バスから降ろされ、前方の水辺に昨日のんびりと眺めていたのとそっくりなフェリーの姿。

 朝7時、連らなっていた車が次々とエンジンを始動させ、ゆっくりとフェリーに乗り始める。

 「えーっ、フェリーに乗るなんて聞いてないよ。」
 と手持ちの地図をよく見ると、我々のバスが進む道がビクトリア湖の細長く延びた入り江を横切っている。なる程、これは橋ではなくて、フェリーで越えると言う事だったんだ。

橋がない橋じゃない1

 昨日、ムワンザから見た日中のビクトリア湖は活気と喧騒に満ちていたが、朝日におぼろぐビクトリア湖は静まり返り、我々も他の乗客も静かにフェリーから朝日を臨む。
 細い入り江の部分を渡すだけのわずかな30分余りのビクトリア湖上ではあったが、中々の旅情で、予期していなかっただけに何だか得した気分だ。

 ビクトリア湖の入り江をフェリーで渡ると、再びバスはひた走る。
 ムワンザ周辺こそ舗装道路だったのだが、道はあっという間にいつものダートのラフロード。おまけに、このバス、今迄以上に見るからにオンボロ。

 このオンボロバスの特性なのか、道のせいなのか、バスは弾む、弾む。右へ、左へ、そして上下へホッピング。その度、我々乗客も体を弾ませる。居眠りする余裕なんてない。
 余裕がないおかげで、気分的には割とすぐに降車地ベナコに到着した。

 それにしても、ここベナコっていったいどこなんだろうか。我々の手持ちの地図に、そんな街載ってないし、ガイド本等でも聞いた事もない。
 昨日、バスの切符を買う時、切符売場のおじさんが、
 「ルワンダに行くなら、ベナコで降りると、キガリ(ルワンダの首都)までバスがあるよ。」
 と教えてくれたので、おじさんの言葉を信じて、ここベナコでバスを降りたのだ。

 バスを降りるとすぐ、ルワンダとの国境の街、ルスモ行のタクシーが呼び込みをしている。ムワンザでおじさんに聞いたキガリ直行のバスの姿は見当たらない。

 時間は午後2時前、朝だったらキガリまでの直通バスがあったんだろうか。見ると、国境行のタクシーに3人程乗客が乗っている。
 「よし、この人達と一緒に我々もとりあえず行ける所まで行こう。」
 と、そのタクシーに乗車する。

 このタクシー、普通の4人乗りの乗用車なのだが、我々を乗せた後も、呼び込みを続け、また1人、また1家族と乗客が乗り込んでくる。
 「ギューッ」
  もう、ギューギューで身動き一つ取れない。運転手は座っている人の上に重なって座って、半身でハンドルを握り、やっと出発。

 「一人、二人、三人…」と乗車している人数を数えてみると、「11人いる」(里中満智子ではありません)。
 想像できますか? 4人乗りの普通のセダンの乗用車、5人でもキツイのに11人も乗ってるんですよ!! 

 納得がいかないのは、11人中2人がタクシーの乗務員である事。
 1人はドライバー、もう1人は運賃徴収係、いわゆる車掌。
 つまり、これは乗用車の形をしたタクシーと呼ばれるつめ込みバスなのだ。

 それにしても、このつめ込みよう。これだけ乗客が苦しんでるのに、せめて車掌はいらないだろう。

 乗客の荷物が山積みのトランクはもちろん閉まらず、開けっ放し。
 山間の国境は時折にわか雨がパラつき、荷物がビショビショにならないかと気ももまされる。

 不幸中の幸いだったのは、乗車時間がわずか30分余りだった事。
 他の乗客の荷物の間に挟まれた我々の荷物は何とか濡れずに済んだが、それでもかなりムリな姿勢で乗車していたJunkoは、国境ルスモで降車後、足がしびれてしばらく動く事ができない。

 Junkoの回復を待って、しばらくお世話になったタンザニアと別れを告げ、歩いて国境を渡る。

 ウガンダとルワンダには1時間の時差がある。
 国境を越え、ルワンダ側の入管を済ませ、時計を1時間戻すと、時間はまだ2時半。ここから首都キガリ迄、車で3時間余りと聞いていたので、何とか明るい内にキガリに着くだろうと思ったが、甘かった。

 キガリ行のマタトゥ(ワゴンの乗合ミニバス)で国境ルスモを午後3時に出るも、我々を乗せたマタトゥは、ひんぱんに乗客の乗り降りを繰り返し、明るい内に着いて欲しいという我々の願いもむなしく、キガリに近づく頃には日はすっかり落ちてしまう。
 不安がつのる。

 午後7時頃、ようやく街らしき明りが見えてくる。キガリだ。

 キガリに入ると、何と街灯があって、結構明るいではないか。
 マラウィのリロングウェイは首都のくせに夜は真暗だったし、タンザニアのダリエスサラムでさえ、街灯は少なく暗かったので心配していたのだが、ここキガリは中々あか抜けた感じで、首都らしい洗練された都会の趣がある。

 キガリでマタトゥを降りると、乗用車に乗った英語のできるおじさんが、ホテルまで連れて行ってくれると言う。
 街灯があるとはいえ、もう夜だし、重いバックパックを背負ってウロウロ宿探しをするのも大変なので、おじさんの好意を甘える事にする。

 「中心地で安ホテルならどこでもいい。」
とリクエストすると、おじさん、少し車を走らせ、
 「あそこはどうだい、7500フランだよ(2000円位)。」
とホテルの看板を指差す。

 「1人1000円か、ルワンダが物価は高いって言うし、あんまりおじさんに迷惑を掛けられないから、ここでいいか。」
とホテルにチェックインしようとすると、何とダブル1室18000ルワンダフラン(4500円)。高い!!おじさんが言ってたのは一人7500フランくらいってことだったのだろうか?

 でももう夜も9時過ぎなので、あえなくここでギブアップ。とりあえず、今夜の所はここで一泊。
 テレビもあり、部屋はそこそこ立派だが、シャワーは例によって汲み置き水。4500円でこれか…。

 少しでも元を取らないとと、いつもの安宿にはめったに付いていない石けんやトイレットペーパー、それにナフタリンをカバンにしまう。ナフタリンは安宿のベッドに南京虫対策に置くのだ。

 「ドロボウじゃ…?」いえいえ、これらは全て消耗品です。(只今、消耗致しました。)


【食事】

朝:抜き
昼:パン
夜:パン

【トラベルメモ】

1US$ ≒ 800TS(タンザニアシリング)
1US$ ≒ 400Rf(ルワンダ・フラン)
…タンザニア・ルワンダ国境越に付いて…
主なガイドブック(lonly Planetや旅行人)の情報はどれも不正確でしたので、ここで2000.11.7現在の正しい情報を記します。
((タンザニア→ルワンダ))
(1)ムワンザからンガラ(Ngara)行のバスに乗り、ベナコ(Benako)で降車。ムワンザ5:00発 ンガラ13:30着(我々の場合)。8000TS/1人+フェリー代50TS/1人
(2)ベナコから国境ルスモまでタクシー30分 1500TS/1人。(ベナコからキガリまで直通バスもあるらしいが、出発時刻等不明。聞いた話では4500TSとの事)。
(3)ルスモ→キガリ ミニバス(マタトゥ)1800Rf 4時間
((ルワンダ→タンザニア))
・ルスモからベナコへ行き、バスはンガラ始発なので、ベナコからでは座れない可能性が高くなる。できればンガラまで行き、ンガラからムワンザ行のバスに乗った方が良いと思われる。

・要ルワンダビザ 我々はタンザニアのダルエスサラムで取得。

【宿】(キガリ)Isibi Hotel 18000Rf/W一室 トイレ くみ置きシャワー、TV、Tel付き

ビクトリア湖1
ビクトリア湖 (タンザニア)ムワンザ
エリア:
  • アフリカ>タンザニア>タンザニアその他の都市
テーマ:街中・建物・景色 鉄道・乗り物 
投稿日:2000/11/06 12:39
 夜半、日付をまたいでも、我々を乗せたムワンザ行のオンボロバスは快調にノロノロと走り続ける。

 快調と言っても、2、3回程停車して、そのたび2〜30分、タイヤのあたりをトンカン調整したりしていたが、どうやらそれ位の事は折り込み済みのようで、途中のシニャンガという街に、予定よりかなり早く朝5:00前には到着してしまい、シニャンガ出発予定時刻の朝7:00まで2時間余りも、シニャンガで時間調整待ちする余裕まで見せる。

 ムワンザには朝10:30に到着。
 これ迄、明るい内に着く予定のバスが遅れに遅れて、夜の暗闇に到着してしまう事が多かったので、これは上出来。今日は一日ここムワンザでゆっくりできそうだ。
 次の目的地ルワンダの国境方面行のバスが、明日早朝の出発との事なので、バスステーション内にあるゲストハウスに宿を取る。

 バスを降りて落ち着いてみると、荷物も体も砂ぼこりまみれ。よく見ると、ミネラルウォーターも茶色くにごっている。
 ダートのガタガタ道を走ったオンボロバスの振動で、荷棚に置いてあったミネラルウォーターのペットボトルに亀裂が入り、そこから砂が入ってしまったようだ。
 昨晩、真暗な車内で、気付かずにこんな水を飲んでいたなんて…。

 宿で少々休憩後、ゆっくりとムワンザの街に散歩に出る。ムワンザはアフリカ最大の湖、ビクトリア湖に面した、ダルエスサラムに次ぐタンザニア第2の都市だ。

 ムワンザの港から見るビクトリア湖は、これ迄見て来たマラウィ湖やマニャラ湖といった静かな湖畔の風景とは異なり、ビクトリア湖に接する国内外の街へのフェリーが行き交う交易の要だ。

ビクトリア湖1

 港にはフェリー待ちのバスや車、人があふれ、屋台の商店も並ぶ。
 バスや車を何台も乗せた中型のフェリーがひっきり無しに発着していて、活気があり、その様子は海の港と変わらない。

 港で腰を下ろして、ゆっくりしていると、到着したフェリーのバスを何人もの男達が手で押している光景が目に入る。どうやら、エンジンがかからなくなってしまい、手で押してフェリーから出そうとしているようだ。
 何としてもそのバスをフェリーから出さないと、後続の車がフェリーから出る事ができない。

 ここ、ムワンザ迄のバスは順調だったが、明日我々が乗るバスは大丈夫だろうか?


【食事】

朝:パン
昼:マンタジ(揚げパン)
夜:豆スープ、ごはん

【トラベルメモ】

1US$ ≒ 800TS(タンザニアシリング)

【宿】(ムワンザ)Furaha Guest House 2500TS/W1室
バスステーションに直面、夜到着や早朝出発時に便利。安い割にはカヤも付いていてまあまあ。部屋はクリーンで良いが、カギがないので、自前の錠前が必要。

NoPhoto
オンボロバスでムワンザ (タンザニア)アルーシャ→ムワンザ
エリア:
  • アフリカ>タンザニア>アルーシャ
  • アフリカ>タンザニア>タンザニアその他の都市
テーマ:鉄道・乗り物 
投稿日:2000/11/05 12:28
 アルーシャからムワンザへのバスのルートは3つある。

 1つは、ケニアのナイロビ経由。
 国内の2都市を移動するのに、何故か外国を経由するこのルートが一番早いそうだ。道が良く整備されているのだろう。
 だが、我々のタンザニアでのビザはシングル、一度出国したら再入国できないのでパス。

 2番目は、ンゴロンゴロ、セレゲンティの2つの自然保護区、国立公園を突っ切るルート。
 ただし、ただバスで通り過ぎるだけなのに、それぞれの入場料を併せて1人当たり50US$をバス代とは別に払わなければならないという事なので、これもパス。

 残る我々が選択した3番目のルートは、最も道も悪く、所用時間も30〜48時間はかかるそうだ。
 朝、恐る恐るバスに乗車する。
 バスの外見も、中身も見るからにみすぼらしい。不安がつのる。

オンボロバスでムワンザへ1

 バスがアルーシャを出ると、間もなく道はダートのラフロードに。道はどんどん悪くなり、先日サファリで走った道の方が良い程で、こんな道を大型バスが走るなんて信じられないと言った感じ。

 ラフロードに入ってしばらくして、後から来た赤い小ギレイな大型バスにサッサと追い抜かれてしまう。どうやらあちらもムワンザ行のようだ。

 どう見ても、見かけはこっちのより良さそうなバスだ。
 「 何だ、わかっていれば少し位高くても、あっちのバスにしていたのに。」
なんて思っていたのだが、どうしてどうして、我々のオンボロバス、なかなか良く走っている。

 悪い道で速度が遅い分、お尻への負担も軽く、雄大に広がるサバンナの景色も素晴らしく、ストレスは意外に少ない。

 日が落ちて間もなく、前方で大型バスが道の真ん中に停まり、周囲で乗客がボー然としている姿に出くわす。見ると、朝、我々のオンボロバスを快調に追い越して行ったあの赤いバスだ。
 タイヤを外して何やら修理をしている、パンクだろうか。

 ボー然としていたその赤いバスの乗客が、大挙してこちらのバスに乗り換えてくる。
 こちらでは、大変不条理なのだが、こういう場合バス代は払い戻されない。バスを乗り換えた場合、またそのバスで運賃を払わなければならないのだ。

 どうみても我々のバスの方がオンボロなのに、
 「こっちのバスは、見掛けだけではわからないものだ。」
と、思うと同時に
 「いつこういう目に会うか分からない。余裕をもって両替しておかないと。」
と思い知らされる。バス代の支払いは現地通貨のみである。


【食事】

朝:パン
昼:ご飯、肉スープ
夜:バナナ

【トラベルメモ】

1US$ ≒ 800TS(タンザニアシリング)
・夜行バス アルーシャ→ムワンザ 1800TS/1人+荷物代 1000TS/1個  9:00発 (我々のバスは)翌10:30着

NoPhoto
タンザニア食べ歩き (タンザニア)アルーシャ
エリア:
  • アフリカ>タンザニア>アルーシャ
テーマ:グルメ 
投稿日:2000/11/04 12:22
 今日は明日発のムワンザ行バスの待機日。
こんな、特に何もする事のない日こそ、街を散策だ。
 そして、こういうヒマな日ほど楽しみなのが食事である。

 まず朝、街の中央にあるマーケットの周辺をふらふら散歩。道の脇でヤカンを炭火にかけた屋台のおばさんの姿。
 よし、ここで朝食だ。

 ヤカンでは茶(チャイ)を煮立てているのだ。
 「ハバリ(スワヒリ語でこんにちは)」と、おばさんに声をかける。

 このチャイ、店によって一味も二味も違っていて、ある店ではシナモンティー、ある店ではカルダモン、ジンジャーを効かせたチャイなどもあり、どれも甘くておいしく、やみ付きになる味なのだ。(ただし、たまに単なる紅茶もある。その時はハズレとあきらめよう。)
 各店のチャイの飲み比べも楽しい。

 今日はどんなチャイなのか楽しみにして、ヤカンからカップにつがれるのを待っていると、ん、白い、ミルクティーだろうか?
 熱々をフーフーしながらすすると、旨い、ほんのりシナモンが効いたマサラティーだ。

 大抵のチャイの屋台では、マンタジという大きな揚げパンやドーナツも売っていて、チャイは大甘だが、こちらは甘さ控え目。
 どこでもチャイは50TS(8円位)。マンタジも50TS。
 チャイは濃く、たっぷりとしているので、これで充分朝食になる。
 また、コーヒー党にはアラビア・コーヒーの屋台もあちこちにある。
 これで足りない人はデザートにバナナでも。太いのが1本50TS。

 昼は、マタトゥ(ミニバス)乗場の周辺をウロウロ。
 並ぶ屋台街を物色していると、満席の人だかりの屋台を発見。

 地元の人がこんなに集まるなんて、おいしいに違いないと注文してみると、ピラウ(牛肉入りピラフ)と小さいナマズ揚げ、ジャガイモのトマト味のスープのセットで何とたったの300TS(40円位)。
 ピラウは相変わらず洗面器に山盛りで、2人で1人分のセットを分けて食べるも、お腹いっぱいだ。
 なる程、お昼のお得なランチが地元の人にも大人気なのだ。

 これらの屋台はどんな街でも大抵、マーケットやバスステーション周辺に出ている。
  ご飯も、我々日本人がイメージする細長でパサパサの外国のライスと違い、ねばり気もあり、ツヤがあってとてもおいしい。

 屋台でなく、普通のレストランでもピラウやご飯とスープ位ならどこでも500TSで食べられる。
 タンザニアに着いた頃、ダルエスのYMCAの食堂で1000TS前後も出して食事をしていたのが嘘のようだ。

  タンザニアに入ってもう2週間余り、どうやら、だんだんこの国の街歩きのコツがつかめて来たようだ。
 Junkoなどは、すっかりスワヒリ語でこちらの料理の名前を覚えてしまっている。


【食事】

朝:チャイ、マンタジ
昼:ピラウ、ナマズ、ジャガイモスープ
夜:パン

【トラベルメモ】

1US$ ≒ 800TS(タンザニアシリング)

【宿】(アルーシャ)Kitundu Guest House

野生の王国・ンゴロンゴロ1
野生の王国・ンゴロンゴロ (タンザニア)カラトゥ→ンゴロンゴロ→アルーシャ
エリア:
  • アフリカ>タンザニア>ンゴロンゴロ
  • アフリカ>タンザニア>アルーシャ
テーマ:世界遺産 
投稿日:2000/11/03 12:09
 いやぁ、驚いた、驚かさせられた。こうもいとも簡単に、これだけの野生動物達と出会えてしまうなんて。

 朝6:30、カラトゥのキャンプサイトを出発。
 1時間弱程走って、ンゴロンゴロ自然保護区のゲートをくぐると、間もなく眼下に丸くくぼんたクレーターとその底に張る池がキラめく。
 ンゴロンゴロは、巨大なクレーターの底にある野生の王国なのだ。

 クレーターに下り始めると、早速、シマウマやバッファローがお目見えする。
 シマウマなどは、車の真横から顔を出している。もうサファリカーには馴れっこなのか、逃げるどころか全く動じる様子もなく、もしゃもしゃ草をはんでいる。
 こんなに間近でシマウマのシマシマの顔を拝めるなんて、初めての事だ。

野生の王国・ンゴロンゴロ1

 クレーターの底に到達すると、サファリカーの屋根を開け、いよいよ本格的にサファリの始まりだ。

 クレーターという限られた、閉ざされた場所である事。
 そこに生い茂る草の丈はとても低く、木らしい木はほとんどない事。
 つまり、動物たちが見つけ易く、まさにサファリにはもって来いの好条件が揃ってしまっているのだ。

 クレーターに降りるとまず出迎えてくれたのは、シマウマの群れまた群れ。
 シマウマの群れに混じり、ガゼル君達も愛くるしい表情で尻尾をフリフリ草をはむ。

 背後に黒光りしてうごめいているのは、ワイルドビースト(ヌー)にバッファロー。
 遠くの木立からは、黒サイがのしのしと歩いて来て、立派な2本の角を誇示する。

野生の王国・ンゴロンゴロ3

 水辺はフラミンゴの群れで赤く輝き、小川が流れ溜まった池にはカバが昼寝。
 イボイノシシやダチョウが脇を駆ける。

 これまで、幾度もサファリを経験している我々だが、今回特筆したいのが、ハイエナとライオンの姿。
 彼らは草の中に寝そべっている事が多く、普通なかなか見つけにくいものなのだが、ンゴロンゴロクレーターの草はとても短く、彼らは隠れ切れないので、容易にその姿を見つける事ができるのだ。

野生の王国・ンゴロンゴロ2

 りりしいオスライオンのたてがみや、サバンナをかっ歩し獲物のガゼルを喰らうハイエナの姿を、こんなに間近にゆっくりと観察できたのは初めて。

 また、クレーターのあちらこちらに、肉食獣の餌食となり、骨と化した動物達の死がいが横たわり、時にハゲタカ達が群がっている。
 まさに、野生の王国だ。

 朝からお昼までのわずか半日のサファリだったが、充分すぎるほどの数と種類の野生動物と会えて、もう満腹状態。

 お昼に車の窓を開けて、サンドイッチを食べていたら、バブーン(ヒヒ)にサンドイッチを窓から奪われるという余興まで付いて、午後アルーシャに戻る。

 午後になると、風が強くなり、ダートの道では時折つむじ風も起こり、とてもほこりっぽい。
 サファリも丁度、潮時だったようだ。


【食事】

朝:パン、玉子
昼:サンドイッチ
夜:ゆで玉子、揚げパン、バナナ

【トラベルメモ】

1US$ ≒ 800TS(タンザニアシリング)
・ンゴロンゴロで見れなかった主な動物: キリン、ヒョウ、チータ、インパラ、←これら以外には簡単に会える。我々はナミビアでこれらを沢山見ていたので、丁度良かった。

【宿】(アルーシャ)Kitundu Guest House 11/1と同宿 11/4も同じ

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