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- マサイ (タンザニア)アルーシャ→カラトゥ
-
エリア:
- アフリカ>タンザニア>アルーシャ
- アフリカ>タンザニア>ンゴロンゴロ
- テーマ:街中・建物・景色 鉄道・乗り物
- 投稿日:2000/11/02 11:59
一般的な日本人がアフリカに抱くイメージと言えばサファリ
そしてサファリと言えばケニアに負けず劣らず、ここタンザニアも有名だ。
タンザニアのサファリで人気のある国立公園、自然公園の多くが、ここアルーシャの近くにあり、アルーシャの街は観光客も多く集まるタンザニア・サファリの拠点となっている。
サファリは、アフリカ南部のナミビアでさんざんしたし、どうしようかとも思ったのだが、せかくだからと、一泊二日だけ、ンゴロンゴロ自然公園へのキャンピングサファリのツアーに参加する事にした。
ツアーと言っても参加者は我々2人だけ、4WDの立派なサファリカーで、午後、アルーシャの街を出発。
アルーシャの街中を抜けると、郊外にはキリマンジャロコーヒーのプランテーションが広がる。
1時間程走って、ダートのラフロードの道へそれると、そこからはマサイの人々の姿が目立ち始める。
道行く人、自転車に乗る人、牛を追う者、家や商店の前でたむろする人々。
男は杖をたずさえ赤い布をさっそうとまとい、女は銀の首飾りやイヤリングを輝かせ、赤や青の布を優雅に揺らしながら、誇らしげに背の高いスラッとしたそのスタイルを見せ付けている。
もうここは、タンザニアの中のマサイの国、と言っても良いだろう。
やがて、道はぐんぐんと標高を高め、眼下にはマニャラ湖が静かに横たわる。湖畔には小さくゾウやキリンの姿も。早くも、空中からサファリをしているかのようだ。
アルーシャを出て約3時間、ダートのオフロードにそれて2時間余り、今日はンゴロンゴロ自然保護区の手前の村、カラトゥのキャンプサイトにキャンプを張る。
野生動物の宝庫と言われる、ンゴロンゴロのクレーターに降りるのは、明朝までお預けだ。
【食事】
朝:ドーナツの豆スープがけ
昼:ピラフ、豆スープ
夜:肉入りトマトスープ、ご飯
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 800TS(タンザニアシリング)
・Sunny Safari社の1泊2日 ンゴロンゴロ・キャンプ・サファリツアー 363US$/2人 3食 ンゴロンゴロ入場料等全て込み クレジット払可
・マサイの人々は写真を撮られるのをとても嫌がるので、写真を撮るのは難しい。勝手に撮ると、トラブルになる。トラブっている白人の人がいた。思う存分撮りたい人は、マサイ村へのツアーを併せてアレンジしてもらった方が良い。我々は以前、ケニアでマサイ村へ行った事があるので、今回はパスした。
そしてサファリと言えばケニアに負けず劣らず、ここタンザニアも有名だ。
タンザニアのサファリで人気のある国立公園、自然公園の多くが、ここアルーシャの近くにあり、アルーシャの街は観光客も多く集まるタンザニア・サファリの拠点となっている。
サファリは、アフリカ南部のナミビアでさんざんしたし、どうしようかとも思ったのだが、せかくだからと、一泊二日だけ、ンゴロンゴロ自然公園へのキャンピングサファリのツアーに参加する事にした。
ツアーと言っても参加者は我々2人だけ、4WDの立派なサファリカーで、午後、アルーシャの街を出発。
アルーシャの街中を抜けると、郊外にはキリマンジャロコーヒーのプランテーションが広がる。
1時間程走って、ダートのラフロードの道へそれると、そこからはマサイの人々の姿が目立ち始める。
道行く人、自転車に乗る人、牛を追う者、家や商店の前でたむろする人々。
男は杖をたずさえ赤い布をさっそうとまとい、女は銀の首飾りやイヤリングを輝かせ、赤や青の布を優雅に揺らしながら、誇らしげに背の高いスラッとしたそのスタイルを見せ付けている。
もうここは、タンザニアの中のマサイの国、と言っても良いだろう。
やがて、道はぐんぐんと標高を高め、眼下にはマニャラ湖が静かに横たわる。湖畔には小さくゾウやキリンの姿も。早くも、空中からサファリをしているかのようだ。
アルーシャを出て約3時間、ダートのオフロードにそれて2時間余り、今日はンゴロンゴロ自然保護区の手前の村、カラトゥのキャンプサイトにキャンプを張る。
野生動物の宝庫と言われる、ンゴロンゴロのクレーターに降りるのは、明朝までお預けだ。
【食事】
朝:ドーナツの豆スープがけ
昼:ピラフ、豆スープ
夜:肉入りトマトスープ、ご飯
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 800TS(タンザニアシリング)
・Sunny Safari社の1泊2日 ンゴロンゴロ・キャンプ・サファリツアー 363US$/2人 3食 ンゴロンゴロ入場料等全て込み クレジット払可
・マサイの人々は写真を撮られるのをとても嫌がるので、写真を撮るのは難しい。勝手に撮ると、トラブルになる。トラブっている白人の人がいた。思う存分撮りたい人は、マサイ村へのツアーを併せてアレンジしてもらった方が良い。我々は以前、ケニアでマサイ村へ行った事があるので、今回はパスした。
- アフリカ最高峰、キリマンジャロ!(タンザニア)モシ→アルーシャ
-
エリア:
- アフリカ>タンザニア>キリマンジェロ
- アフリカ>タンザニア>アルーシャ
- テーマ:街中・建物・景色 世界遺産
- 投稿日:2000/11/01 11:55
早朝、宿の部屋の窓の外をのぞくと、天気は快晴。空には雲一つない。
早速、宿のオープンテラスの共同スペースで、目前にドーンとそびえるアフリカ大陸最高峰、標高5895m、世界遺産キリマンジャロの雄姿ゆっくり眺める。
朝食はもちろん、キリマンジャロを眺めながら、ゆっくりと頂く。何ともぜいたくな、ひと時である。
ところが、朝も8時近くになってくると、どこからともなく雲がわき上がり、見る見るキリマンジャロのすそ野から頂きへと、まとわり付いていく。
そして、8時半過ぎにはとうとうキリマンジャロ山全体が、すっぽりと雲に隠れてしまったではないか。
早起きして良かった。朝日にくっきりと浮かび上がるその姿をゆっくりと味わう事ができた。
キリマンジャロが隠れてしまったので、少し早めにモシを出発。
次はタンザニア・サファリの拠点、アルーシャへ向かう。
【食事】
朝:目玉焼き、パン
昼:野菜スープ、ご飯
夜:キャッサバ・ドーナツ
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 800TS(タンザニアシリング)
・ミニバス モシ→アルーシャ 1000TS/1人 2時間
【宿】(アルーシャ)Kitundu Guest House 4000TS/W1室
早速、宿のオープンテラスの共同スペースで、目前にドーンとそびえるアフリカ大陸最高峰、標高5895m、世界遺産キリマンジャロの雄姿ゆっくり眺める。
朝食はもちろん、キリマンジャロを眺めながら、ゆっくりと頂く。何ともぜいたくな、ひと時である。
ところが、朝も8時近くになってくると、どこからともなく雲がわき上がり、見る見るキリマンジャロのすそ野から頂きへと、まとわり付いていく。
そして、8時半過ぎにはとうとうキリマンジャロ山全体が、すっぽりと雲に隠れてしまったではないか。
早起きして良かった。朝日にくっきりと浮かび上がるその姿をゆっくりと味わう事ができた。
キリマンジャロが隠れてしまったので、少し早めにモシを出発。
次はタンザニア・サファリの拠点、アルーシャへ向かう。
【食事】
朝:目玉焼き、パン
昼:野菜スープ、ご飯
夜:キャッサバ・ドーナツ
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 800TS(タンザニアシリング)
・ミニバス モシ→アルーシャ 1000TS/1人 2時間
【宿】(アルーシャ)Kitundu Guest House 4000TS/W1室
- キリマンジャロを見たくて、(タンザニア)ダルエスサラム→モシ
-
エリア:
- アフリカ>タンザニア>ダルエスサラーム
- アフリカ>タンザニア>キリマンジェロ
- テーマ:鉄道・乗り物 世界遺産
- 投稿日:2000/10/31 11:45
昨晩、ザンジバルを出た我々を乗せた船は、朝6時、朝焼に染まるダルエスサラムの港に到着。
港に降りると、その足でバスステーションまで歩き、モシ行のバスに乗る。
キリマンジャロのふもと、モシの街迄5〜6時間と聞いていたので、お昼過ぎには着くだろうと思っていたら、工事中で片側一車線だけの道路が延々と続き、道は大渋滞。
それでものろのろと何とか進んでたのに、とたんに車の列は1時間以上も全く動かなくなってしまう。
バスから降りて、連なる車の列の前方を見てみると、大きなタンクローリーが2台、真っ黒焦げになって道の真中に横たわっていて、今、クレーン車でそれを移動しようと作業中なのだ。これは時間が掛かりそうだ。
2台のタンクローリーの後ろにもう1台、黒焦げになって横たわるワゴン車の姿もある。背筋がゾッとする光景だ。
ようやく事故車の撤去が終わり、バスが進み出したのもつかの間、例によってバスは故障。乗務員の人はバスの下にもぐり込み、何やらディーゼルエンジンの部品らしき物をはずしたり、つけたり、はずしたり、洗ったり…。
そんなこんなで、お昼過ぎに着く筈だったモシには、夕暮れ時、午後5時頃到着。
まあ、まだ明るい内に着いて良かった。
見晴らしの良い、中心街の外れにあるYMCAに宿を取り、キリマンジャロ山の見える部屋をリクエスト。
夕闇に沈みかけた、雲に囲まれた巨大なキリマンジャロの影がうっすら見える。そして、雲のすき間から万年雪をたずさえた頂き少しだけが顔を出している。
明日、晴れますように…。
【食事】
朝:なし
昼:野菜スープ、ご飯
夜:ピラフ
【トラベルメモ】
1US$ = 800TS(タンザニアシリング)
・ストーンタウン→ダルエス 船フライングホース号 夜21:00発 翌6:00着 30US$/1人(往復) 帰便はオープン TC払可
外国人は専用室で横になって寝れると聞いていたが、地元の乗客と一緒に座席で座って寝る。どうやら、フライング・ホース号は大小2種類あるようで、大きな方なら横になれるようだ。チケットは往復で事前購入。10/25参照。
・バス ダルエスサラム→モシ
9500TS/1人
ダルエス発の長距離バスは全て郊外のバスステーションから出発するが、従来の街中のバスステーション周辺にもバス会社のオフィスがあり、切符はそこで買える。まだ郊外バスステーションまでそこから無料で送迎してもらえる(だだし送迎バスの時間は決まっているので、事前にチェックが必要)。
【宿】(タンザニア)YMCA 15US$/W1室 朝食付
キリマンジャロの眺め良し
港に降りると、その足でバスステーションまで歩き、モシ行のバスに乗る。
キリマンジャロのふもと、モシの街迄5〜6時間と聞いていたので、お昼過ぎには着くだろうと思っていたら、工事中で片側一車線だけの道路が延々と続き、道は大渋滞。
それでものろのろと何とか進んでたのに、とたんに車の列は1時間以上も全く動かなくなってしまう。
バスから降りて、連なる車の列の前方を見てみると、大きなタンクローリーが2台、真っ黒焦げになって道の真中に横たわっていて、今、クレーン車でそれを移動しようと作業中なのだ。これは時間が掛かりそうだ。
2台のタンクローリーの後ろにもう1台、黒焦げになって横たわるワゴン車の姿もある。背筋がゾッとする光景だ。
ようやく事故車の撤去が終わり、バスが進み出したのもつかの間、例によってバスは故障。乗務員の人はバスの下にもぐり込み、何やらディーゼルエンジンの部品らしき物をはずしたり、つけたり、はずしたり、洗ったり…。
そんなこんなで、お昼過ぎに着く筈だったモシには、夕暮れ時、午後5時頃到着。
まあ、まだ明るい内に着いて良かった。
見晴らしの良い、中心街の外れにあるYMCAに宿を取り、キリマンジャロ山の見える部屋をリクエスト。
夕闇に沈みかけた、雲に囲まれた巨大なキリマンジャロの影がうっすら見える。そして、雲のすき間から万年雪をたずさえた頂き少しだけが顔を出している。
明日、晴れますように…。
【食事】
朝:なし
昼:野菜スープ、ご飯
夜:ピラフ
【トラベルメモ】
1US$ = 800TS(タンザニアシリング)
・ストーンタウン→ダルエス 船フライングホース号 夜21:00発 翌6:00着 30US$/1人(往復) 帰便はオープン TC払可
外国人は専用室で横になって寝れると聞いていたが、地元の乗客と一緒に座席で座って寝る。どうやら、フライング・ホース号は大小2種類あるようで、大きな方なら横になれるようだ。チケットは往復で事前購入。10/25参照。
・バス ダルエスサラム→モシ
9500TS/1人
ダルエス発の長距離バスは全て郊外のバスステーションから出発するが、従来の街中のバスステーション周辺にもバス会社のオフィスがあり、切符はそこで買える。まだ郊外バスステーションまでそこから無料で送迎してもらえる(だだし送迎バスの時間は決まっているので、事前にチェックが必要)。
【宿】(タンザニア)YMCA 15US$/W1室 朝食付
キリマンジャロの眺め良し
- イルカと泳ぐ☆ (タンザニア)ザンジバル島のストーンタウン⇔キジムカジ→ダルエスサラムへ
-
エリア:
- アフリカ>タンザニア>ザンジバル
- テーマ:マリンスポーツ 世界遺産
- 投稿日:2000/10/30 11:33
昨日の何もする事ができない辛い一日を越え、やっと今日という日がやって来た。
さあ、今日は何をしようか。
ザンジバル島のウエストコースとの北端近くのギジムカジという所で、イルカと泳げるとの事なので、行って見る事に。
「まさかまさか、ビーチに囲いを作って、その中で飼われているイルカと泳ぐんじゃないの。」なんて、「イルカと泳げる」というフレーズに疑念をいだいていたのだが…。
ストーンタウンからキジムカジのビーチまで車で1時間半。
朝の海は干潮で、干上がっている遠浅の海を7〜800m歩いて、ボートの停泊している所まで歩く。
イーストコースト・パジェの海と比べると、見劣りしてしまうが、それでも青く透き通る遠浅の海とエメラルドグリーンの沖の海とのコントラストが美しい。
浅瀬のヘリから、深度を深めた海に泊まっているボートに乗り込む。
ボートは浅瀬のヘリに沿うように進んで行くと、ボートのおじさんが少し先を指差しながら、
「イルカがあそこにいるから、準備をして。写真は後からでも撮れるから、まずはシュノーケリングをした方が良い。」
と言うので、マスクとフィンを付けて、待機。
いるいる、幾つものイルカのクイッとわん曲した背中と背ビレが水面を躍動している。
「Go! クリックリー!!」おじさんが叫ぶ。
フィンを着けた足をバタバタさせ、我々は一斉に海に飛び込むも、イルカの泳ぐスピードはとても速い。
イルカが群れている所目掛けて飛び込んだつもりだが、イルカはもう通り過ぎて行ってしまっている。頑張って追いかけるも、イルカ達は海の下へ潜り込んで行ってしまい、かすかに尻尾と影が一瞬見えた程度。
水面から顔を上げ、またイルカが上がって来て、背中を出していないかと探しながら海を見渡すと、かなり遠くにその姿が。
「上がって来い」とおじさんが、手招きをするので、フィンとマスクを取って、一旦、ボートの上に戻る。
ボートは、再び遠くへ泳いで行ってしまったイルカの姿を追う。
ボートがイルカに近付いてくると、おじさんはまた、
「キープ レディ(準備はいいか!)。Go!! クイックリー クイックリー!!」
今度は、イルカが進む方向を予測し、そちらを目掛けて飛び込み泳ぐ。
今度は、水面下ギリギリを滑るように泳ぐイルカ達のうしろ姿が、ハッキリ見える。
が、頑張って追いかけるも、イルカに追いつける筈も無い。イルカ達はあっという間に視界の外へ。うしろ姿がハッキリ見えたと言っても、ものの2〜3秒だろうか。
そして、またボートに戻り、ボートはイルカを追いかけ、おじさんの号令とともに急いで海に飛び込み、全力で泳いで、イルカのうしろ姿を追う。
これの繰り返し。
まるで、コマンドーの訓練をしているかのようだ。
こんな事を5回も繰り返し、ヘトヘトになってボートに戻ると、運良く、今度はイルカの方から、ボートの前に姿を現した。すかさず飛び込む。
いる。隣をイルカが泳いでいる。イルカの隣で自分が泳いでいる。
何頭ものイルカのすぐ横を自分が泳いでいると、まるで自分もイルカになってしまったかのようだ。
それでも、イルカと並んで泳げたのは5〜6秒程。またボートに戻り、6回目の正直。
同じボートに乗った白人の何人かはもう疲れたのか、あきらめて、ボートの上からカメラでイルカの姿を追っている。
「海の上からなら、これまで何度もイルカを見たし、これからもそのチャンスはある。でも、一緒に泳ぐチャンスなんてもうないかもしれない。」
そう思って我々はあきらめずに、おじさんの号令と共にまた飛び込む。
「レディ、ゴー!!」「バタバタ… ドボン」。
また、イルカの尾しか見えない。一生懸命追いかけるも、イルカは水中に潜って行ってしまう。
「また、だめか」と思いつつも、イルカが潜って行った海の底を見入ると、イルカ達は比較的浅い、海面からのぞく我々の視界の範囲におり、その影を追って我々は必死に泳ぐ。
すると、今度はイルカの方からこちらをめがけて、上ってくるではないか。
「キューッ、キューッ」鳴き声が聞こえる。
細長い口先。クイッと上がった口元とかわいらしい目。体をくねらせ、ドルフィンキックで優雅に泳ぎ、じゃれ合いながら6〜7頭のイルカが向かってくる。
「オーイ、こっちへおいで」思わず手を振った。
イルカ達は見る見る近付いて来て、やがて、自分はイルカの群れに取り囲まれてしまう。
手足をばたつかせる変な生き物の様子を伺っているのか、ただおかまいなしに泳いでいるだけなのか、しばらく自分のまわりを取り囲むようにイルカ達は行ったり来たり。
あまりに近付きすぎて、かまれたり体当たりされたりしないかと、少し怖い。手を伸ばせば触れられそうだ。
やがてイルカ達は同一方向へ向かって泳ぎだし、人間の自分は置いてきぼりに。 イルカの尾を追いながら、もう一度手を伸ばして振ってみると、一頭のイルカがくるっとターンし、こちらに向かって来た。
イルカは目の前で体を横にして止まると、頭を上下に振って、どうやらこちらを伺っているようだ。または何かを言っているのか、あいさつでもしてくれたのか。
そして、間もなくそのイルカは群れのもとへ戻って行ってしまった。
イルカ達が視界から去ると、水面から顔を上げ、Junkoと2人で手でOKサイン。2人とも興奮覚めやらない。
詳細な描写は避けますが、見た所、イルカ達は大事な部分も露わで、どうやら愛の営みの真っ最中。
おじゃましちゃってごめんね。
夜、ダルエスサラム行の夜行の船の上で揺られながら、 夢でまたイルカと泳ぐ。
【食事】
朝:揚げパン
昼:ココナツミルクカレー
夜:チャパティ
【トラベルメモ】
1US$ = 800TS(タンザニアシリング)
・ストーンタウン発キジムカジ・ドルフィンツアー
昼付 1人15〜25$ 我々は20$/1人のツアー レンタルマスク 1000TS レンタルフィン 1000TS 朝8:00〜9:00発 イルカはとても早いので、それなりの泳力は必要。フィンも必要。ツアー会社の人の話だと、イルカと泳げる(会える)確率は90%とのこと。 つまり、少なくとも10回に1回は空振りと言うことで、運もある程度必要かも。
・船(夜行) ザンジバル→ダルエス フライングホース号 30US$/1人(往復) 帰便はオープン TC払可
夜21:00発 翌6:00着 外国人は専用室で横になって寝れると聞いていたが、地元の乗客と一緒に座席で座って寝る。どうやら、フライング・ホース号は大小2種類あるようで、大きな方なら横になれるようだ。チケットは往復で事前購入。
さあ、今日は何をしようか。
ザンジバル島のウエストコースとの北端近くのギジムカジという所で、イルカと泳げるとの事なので、行って見る事に。
「まさかまさか、ビーチに囲いを作って、その中で飼われているイルカと泳ぐんじゃないの。」なんて、「イルカと泳げる」というフレーズに疑念をいだいていたのだが…。
ストーンタウンからキジムカジのビーチまで車で1時間半。
朝の海は干潮で、干上がっている遠浅の海を7〜800m歩いて、ボートの停泊している所まで歩く。
イーストコースト・パジェの海と比べると、見劣りしてしまうが、それでも青く透き通る遠浅の海とエメラルドグリーンの沖の海とのコントラストが美しい。
浅瀬のヘリから、深度を深めた海に泊まっているボートに乗り込む。
ボートは浅瀬のヘリに沿うように進んで行くと、ボートのおじさんが少し先を指差しながら、
「イルカがあそこにいるから、準備をして。写真は後からでも撮れるから、まずはシュノーケリングをした方が良い。」
と言うので、マスクとフィンを付けて、待機。
いるいる、幾つものイルカのクイッとわん曲した背中と背ビレが水面を躍動している。
「Go! クリックリー!!」おじさんが叫ぶ。
フィンを着けた足をバタバタさせ、我々は一斉に海に飛び込むも、イルカの泳ぐスピードはとても速い。
イルカが群れている所目掛けて飛び込んだつもりだが、イルカはもう通り過ぎて行ってしまっている。頑張って追いかけるも、イルカ達は海の下へ潜り込んで行ってしまい、かすかに尻尾と影が一瞬見えた程度。
水面から顔を上げ、またイルカが上がって来て、背中を出していないかと探しながら海を見渡すと、かなり遠くにその姿が。
「上がって来い」とおじさんが、手招きをするので、フィンとマスクを取って、一旦、ボートの上に戻る。
ボートは、再び遠くへ泳いで行ってしまったイルカの姿を追う。
ボートがイルカに近付いてくると、おじさんはまた、
「キープ レディ(準備はいいか!)。Go!! クイックリー クイックリー!!」
今度は、イルカが進む方向を予測し、そちらを目掛けて飛び込み泳ぐ。
今度は、水面下ギリギリを滑るように泳ぐイルカ達のうしろ姿が、ハッキリ見える。
が、頑張って追いかけるも、イルカに追いつける筈も無い。イルカ達はあっという間に視界の外へ。うしろ姿がハッキリ見えたと言っても、ものの2〜3秒だろうか。
そして、またボートに戻り、ボートはイルカを追いかけ、おじさんの号令とともに急いで海に飛び込み、全力で泳いで、イルカのうしろ姿を追う。
これの繰り返し。
まるで、コマンドーの訓練をしているかのようだ。
こんな事を5回も繰り返し、ヘトヘトになってボートに戻ると、運良く、今度はイルカの方から、ボートの前に姿を現した。すかさず飛び込む。
いる。隣をイルカが泳いでいる。イルカの隣で自分が泳いでいる。
何頭ものイルカのすぐ横を自分が泳いでいると、まるで自分もイルカになってしまったかのようだ。
それでも、イルカと並んで泳げたのは5〜6秒程。またボートに戻り、6回目の正直。
同じボートに乗った白人の何人かはもう疲れたのか、あきらめて、ボートの上からカメラでイルカの姿を追っている。
「海の上からなら、これまで何度もイルカを見たし、これからもそのチャンスはある。でも、一緒に泳ぐチャンスなんてもうないかもしれない。」
そう思って我々はあきらめずに、おじさんの号令と共にまた飛び込む。
「レディ、ゴー!!」「バタバタ… ドボン」。
また、イルカの尾しか見えない。一生懸命追いかけるも、イルカは水中に潜って行ってしまう。
「また、だめか」と思いつつも、イルカが潜って行った海の底を見入ると、イルカ達は比較的浅い、海面からのぞく我々の視界の範囲におり、その影を追って我々は必死に泳ぐ。
すると、今度はイルカの方からこちらをめがけて、上ってくるではないか。
「キューッ、キューッ」鳴き声が聞こえる。
細長い口先。クイッと上がった口元とかわいらしい目。体をくねらせ、ドルフィンキックで優雅に泳ぎ、じゃれ合いながら6〜7頭のイルカが向かってくる。
「オーイ、こっちへおいで」思わず手を振った。
イルカ達は見る見る近付いて来て、やがて、自分はイルカの群れに取り囲まれてしまう。
手足をばたつかせる変な生き物の様子を伺っているのか、ただおかまいなしに泳いでいるだけなのか、しばらく自分のまわりを取り囲むようにイルカ達は行ったり来たり。
あまりに近付きすぎて、かまれたり体当たりされたりしないかと、少し怖い。手を伸ばせば触れられそうだ。
やがてイルカ達は同一方向へ向かって泳ぎだし、人間の自分は置いてきぼりに。 イルカの尾を追いながら、もう一度手を伸ばして振ってみると、一頭のイルカがくるっとターンし、こちらに向かって来た。
イルカは目の前で体を横にして止まると、頭を上下に振って、どうやらこちらを伺っているようだ。または何かを言っているのか、あいさつでもしてくれたのか。
そして、間もなくそのイルカは群れのもとへ戻って行ってしまった。
イルカ達が視界から去ると、水面から顔を上げ、Junkoと2人で手でOKサイン。2人とも興奮覚めやらない。
詳細な描写は避けますが、見た所、イルカ達は大事な部分も露わで、どうやら愛の営みの真っ最中。
おじゃましちゃってごめんね。
夜、ダルエスサラム行の夜行の船の上で揺られながら、 夢でまたイルカと泳ぐ。
【食事】
朝:揚げパン
昼:ココナツミルクカレー
夜:チャパティ
【トラベルメモ】
1US$ = 800TS(タンザニアシリング)
・ストーンタウン発キジムカジ・ドルフィンツアー
昼付 1人15〜25$ 我々は20$/1人のツアー レンタルマスク 1000TS レンタルフィン 1000TS 朝8:00〜9:00発 イルカはとても早いので、それなりの泳力は必要。フィンも必要。ツアー会社の人の話だと、イルカと泳げる(会える)確率は90%とのこと。 つまり、少なくとも10回に1回は空振りと言うことで、運もある程度必要かも。
・船(夜行) ザンジバル→ダルエス フライングホース号 30US$/1人(往復) 帰便はオープン TC払可
夜21:00発 翌6:00着 外国人は専用室で横になって寝れると聞いていたが、地元の乗客と一緒に座席で座って寝る。どうやら、フライング・ホース号は大小2種類あるようで、大きな方なら横になれるようだ。チケットは往復で事前購入。
- 選挙の日は危ない?(タンザニア)サンジバル島のストーンタウン
-
エリア:
- アフリカ>タンザニア>ザンジバル
- テーマ:その他
- 投稿日:2000/10/29 11:25
今日のストーンタウン、やけに静かだ、静まり返っている。
もちろん、日曜日だからと言うせいもあるが、今日はザンジバルでは選挙があるのだ。
そのせいで、島のほぼ全ての経済活動はストップ。
昨日の午後、パジェから戻って来た後、幾つか旅行会社をあたってみたが、今日は全てのツアー、手配ともできないと断られてしまったのだ。
おまけに、昨晩、いつもの港のシーフードの屋台街や、マーケットの近くの安飯屋街ともほとんど店は出ておらず、夕刻に出向いた我々は肩透かし。
ある旅行会社のおじさんの話では、
「選挙の日は何があるかわからないから、ホテルでじっとして、外に出ないほうが良い。」
との事。
と言う訳で、今日は本当に何もする事の無いつらい一日となってしまった。
お昼過ぎ、耐え切れず、パンぐらい売っているだろうと恐る恐る街に出るも、ほぼ全ての店という店は閉まっている。ほんの幾つか、露店のバナナ売りがいる程度。仕方なく、昼は宿でカビパンをむしる。
何も好きこのんで、カビパンを食べている訳ではない。もしもの時にと非常食用に買っておいたパンの表面にカビが生えてしまっていたので、慎重にカビをむしり捨てて、食べているのである。
午後はあまりにも何もする事が無いので、部屋のベッドのカヤの中でムリヤリ昼寝。このような状況下では「一体、自分はここで何をやっているんだろう。」とか、つい考えてしまう。
もしかしてこの先、厳格なイスラム教国で断食月(ラマダン)とかにあたってしまったら、この苦しい状況が何日も続くこともあるかも知れない。そんな事まで頭をよぎる。
夕方、もしかしたらと一分の願いを懸けて、港の屋台街へ。
いつものシーフードのバーベキュー屋などは全くいないが、何と一軒だけ屋台が出ているではないか。
そこで食べた焼きたてのチャパティがおいしかった事。
チャパティを食べたら、宿に帰ってさっさと寝よう。
早く明日が来るように。
【食事】
朝:パン、ゆで玉子、フルーツ
昼:カビパン
夜:チャパティ
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 800TS(タンザニアシリング)
【宿】(ザンジバル・ストーンタウン)Warere Guest House 16US$/W1室 朝食付き TC払可
もちろん、日曜日だからと言うせいもあるが、今日はザンジバルでは選挙があるのだ。
そのせいで、島のほぼ全ての経済活動はストップ。
昨日の午後、パジェから戻って来た後、幾つか旅行会社をあたってみたが、今日は全てのツアー、手配ともできないと断られてしまったのだ。
おまけに、昨晩、いつもの港のシーフードの屋台街や、マーケットの近くの安飯屋街ともほとんど店は出ておらず、夕刻に出向いた我々は肩透かし。
ある旅行会社のおじさんの話では、
「選挙の日は何があるかわからないから、ホテルでじっとして、外に出ないほうが良い。」
との事。
と言う訳で、今日は本当に何もする事の無いつらい一日となってしまった。
お昼過ぎ、耐え切れず、パンぐらい売っているだろうと恐る恐る街に出るも、ほぼ全ての店という店は閉まっている。ほんの幾つか、露店のバナナ売りがいる程度。仕方なく、昼は宿でカビパンをむしる。
何も好きこのんで、カビパンを食べている訳ではない。もしもの時にと非常食用に買っておいたパンの表面にカビが生えてしまっていたので、慎重にカビをむしり捨てて、食べているのである。
午後はあまりにも何もする事が無いので、部屋のベッドのカヤの中でムリヤリ昼寝。このような状況下では「一体、自分はここで何をやっているんだろう。」とか、つい考えてしまう。
もしかしてこの先、厳格なイスラム教国で断食月(ラマダン)とかにあたってしまったら、この苦しい状況が何日も続くこともあるかも知れない。そんな事まで頭をよぎる。
夕方、もしかしたらと一分の願いを懸けて、港の屋台街へ。
いつものシーフードのバーベキュー屋などは全くいないが、何と一軒だけ屋台が出ているではないか。
そこで食べた焼きたてのチャパティがおいしかった事。
チャパティを食べたら、宿に帰ってさっさと寝よう。
早く明日が来るように。
【食事】
朝:パン、ゆで玉子、フルーツ
昼:カビパン
夜:チャパティ
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 800TS(タンザニアシリング)
【宿】(ザンジバル・ストーンタウン)Warere Guest House 16US$/W1室 朝食付き TC払可
6 - 10件目まで(18件中)