記事一覧
11 - 14件目まで(14件中)

- 本場、フラメンコ (スペイン)セビーリャ
-
エリア:
- ヨーロッパ>スペイン>セビリア
- テーマ:街中・建物・景色 鑑賞・観戦 世界遺産
- 投稿日:2001/04/01 10:53
アルカサル、大聖堂、スペイン広場と、今日は朝からスペイン・アンダルシア地方一の名所と言われるセビーリャの見所を、精力的に見て回る。
そして夜、アンダルシアに来て見逃せないのは、そうフラメンコ!
アンダルシアはフラメンコの本場なのだ。
夜9時、ライブハウスの様な、小さな芝居小屋の様な客席の、一番手前を陣取り、これまた小さなステージを見上げながら開演を待ちわびる。
何がどうなったのか、普段はアルコールを飲まないJunkoがワイングラスに入った赤いシャングリアをかたむけ、気取っている。
そしてギターの音色と、脇を固めるタキシード姿のおじさんの掛け声と、見事なタップと、手拍子にのって現れるボニータ達。
フラメンコとはもっと華やかな踊りだと思っていたが、華麗な衣装を身にまとった踊り子達の表情は皆険しく、広く長いスカートの裾を客席に居る我々にぶつかりそうになる程ひるがえし、時に両手で自分の体を打ちのめしながら、極めて情熱的に踊る。

入れかわりステージを舞う一人一人の踊り子達は皆、終始しかめ面。
目を細め、みけんにしわを寄せたまま、激情のタップを打ち鳴らし、手にしたカスタネットを連打する。
この情熱的なステージが、満員の狭い密室内で、ノンストップで延々2時間も続いたのだ。
その見事なステージにくぎ付けになりながらも、胸は熱くせつなく締め付けられ、息苦しくなる程だ。
ただ最後の最後、それまで一人一人ステージで踊っていた踊り子達が全員揃い踏みで踊る場面だけは、ボニータ(美女)達の表情に笑顔も混じる。
「ふぅー」そのステージを最前列で見上げ、その迫力に押されっぱなしだった我々も、ホッと一息。
情熱のフラメンコ、ここでもその激しい美しさと魅惑に、ため息をつかされる。
【食事】
朝:サンドイッチ
昼:ガスパッチョ(アンダルシア名物の野菜の冷スープ)、パエリヤ、魚フライ、スパニッシュ・オムレツ、フラン
夜:タパス(魚、豆シチュー、パエリヤ等の小皿料理)、ガスパッチョ、フラン(スペイン風手作りカスタードプリン)
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 180pt(スペイン・ペセタ)
*本日まわったセビーリャ各見所と入場料*
・アルカサル :700pt
・アルカサル宮殿内ガイドツアー :400pt(宮殿内はガイドツアーでしか入れない)
→宮殿内は、スペイン国宝級の素晴らしい調度品や豪華な部屋の数々。
ここを見ずしてアルカサルは語れません。
ガイドツアーは30分おきに行われ、一回定員わずか11名。
団体ツアーでは絶対見る事はできません。
アルカサル入場口を入ってすぐの広場のカウンターで、先着で受け付けています。
尚、国宝級の豪華な品々が並ぶ室内では、ガイドの他、いかつい警備員の監視付。
ビデオ撮影に夢中のJunkoは、つい出てはいけないと言われたじゅうたんから足を踏み出し、
「セニョリーター!」と、注意される一場面も。
くれぐれもそそうのない様に。
・大聖堂(カテドラル) :無料
・大聖堂内ヒラルダの塔 :無料
→最上階からセビーリャの街を一望できる。無料なのは日曜日だけだと思われる。
・スペイン広場 :単なる広場なので無料
→キレイだが、特に時間をさいて足を運ぶ必要は無いと思う。
・(フラメンコ)ロス・ガリョス :3500pt/1人ドリンク付
【宿】
(セビーリャ)La Montorena 4000pt/W-1室
そして夜、アンダルシアに来て見逃せないのは、そうフラメンコ!
アンダルシアはフラメンコの本場なのだ。
夜9時、ライブハウスの様な、小さな芝居小屋の様な客席の、一番手前を陣取り、これまた小さなステージを見上げながら開演を待ちわびる。
何がどうなったのか、普段はアルコールを飲まないJunkoがワイングラスに入った赤いシャングリアをかたむけ、気取っている。
そしてギターの音色と、脇を固めるタキシード姿のおじさんの掛け声と、見事なタップと、手拍子にのって現れるボニータ達。
フラメンコとはもっと華やかな踊りだと思っていたが、華麗な衣装を身にまとった踊り子達の表情は皆険しく、広く長いスカートの裾を客席に居る我々にぶつかりそうになる程ひるがえし、時に両手で自分の体を打ちのめしながら、極めて情熱的に踊る。

入れかわりステージを舞う一人一人の踊り子達は皆、終始しかめ面。
目を細め、みけんにしわを寄せたまま、激情のタップを打ち鳴らし、手にしたカスタネットを連打する。
この情熱的なステージが、満員の狭い密室内で、ノンストップで延々2時間も続いたのだ。
その見事なステージにくぎ付けになりながらも、胸は熱くせつなく締め付けられ、息苦しくなる程だ。
ただ最後の最後、それまで一人一人ステージで踊っていた踊り子達が全員揃い踏みで踊る場面だけは、ボニータ(美女)達の表情に笑顔も混じる。
「ふぅー」そのステージを最前列で見上げ、その迫力に押されっぱなしだった我々も、ホッと一息。
情熱のフラメンコ、ここでもその激しい美しさと魅惑に、ため息をつかされる。
【食事】
朝:サンドイッチ
昼:ガスパッチョ(アンダルシア名物の野菜の冷スープ)、パエリヤ、魚フライ、スパニッシュ・オムレツ、フラン
夜:タパス(魚、豆シチュー、パエリヤ等の小皿料理)、ガスパッチョ、フラン(スペイン風手作りカスタードプリン)
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 180pt(スペイン・ペセタ)
*本日まわったセビーリャ各見所と入場料*
・アルカサル :700pt
・アルカサル宮殿内ガイドツアー :400pt(宮殿内はガイドツアーでしか入れない)
→宮殿内は、スペイン国宝級の素晴らしい調度品や豪華な部屋の数々。
ここを見ずしてアルカサルは語れません。
ガイドツアーは30分おきに行われ、一回定員わずか11名。
団体ツアーでは絶対見る事はできません。
アルカサル入場口を入ってすぐの広場のカウンターで、先着で受け付けています。
尚、国宝級の豪華な品々が並ぶ室内では、ガイドの他、いかつい警備員の監視付。
ビデオ撮影に夢中のJunkoは、つい出てはいけないと言われたじゅうたんから足を踏み出し、
「セニョリーター!」と、注意される一場面も。
くれぐれもそそうのない様に。
・大聖堂(カテドラル) :無料
・大聖堂内ヒラルダの塔 :無料
→最上階からセビーリャの街を一望できる。無料なのは日曜日だけだと思われる。
・スペイン広場 :単なる広場なので無料
→キレイだが、特に時間をさいて足を運ぶ必要は無いと思う。
・(フラメンコ)ロス・ガリョス :3500pt/1人ドリンク付
【宿】
(セビーリャ)La Montorena 4000pt/W-1室

- アルハンブラ宮殿 (スペイン)グラナダ→セビーリャ
-
エリア:
- ヨーロッパ>スペイン>グラナダ
- ヨーロッパ>スペイン>セビリア
- テーマ:街中・建物・景色 世界遺産
- 投稿日:2001/03/31 16:10
なだらかに湾曲しながら傾斜する石畳の路地、その坂の上のアルハンブラ宮殿のふもとのお堀沿に歩くと、堀を流れるせせらぎの上に小さい石の橋が弧を描き、かわいらしい教会が屋根をとがらす。
昨夜少しだけ散歩するつもりでその道の先にある広場に出てみると、月明かりをバックに丘の上でライトアップされて夜空に浮かび上がるアルハンブラ宮殿の姿を見上げながら座ったまましばらく身動きする事ができなかった。
アルハンブラ宮殿を見上げ、お堀の川を見下ろし、そして右を見ても左を見ても、石畳の路地の一本一本に、哀愁のこもった独特の美しさがひそんでいる。
広大な景観のアフリカを旅している頃はよく息を呑む程の美しさと言う表現を使ったが、ここヨーロッパはスペインのグラナダは、正に「ため息が出る程の美しさ」。
「これがヨーロッパだ!」
アフリカからヨーロッパへ渡って初めてのインプレッション。そのグラナダのシンボル、昼間は月のかわりに雪帽子のシエラネバダ山脈を背景に、静かに丘の上に居座る石造りの大アラブ宮殿、アルハンブラに朝から乗り込む。

中を見学するのに2時間もあれば十分だろうと思っていたのだが、大間違い。
アルハンブラ宮殿の中は広かった。
まず庭が広い。
庭園と言い直した方が良いだろう。
よく手入れされ側面を真平にカットされた大きな並木が、道にどこまで続くのかと思わせるアーチの列で我々を招き入れ、広大な庭園では巨大な迷路の様に視界をさえぎり縦横無尽に小道を作る。
塀際には藤の枝が這いつくばり、たわわな藤紫の花を幾つもぶらさげ、緑の庭園に色彩を添える。


眼下に見下ろす、グラナダの街のパノラマも見逃せない。
お皿の底の様な街を取り囲むのは、白い雪の尾根が連なるシエラネバダ山脈だ。
宮殿の中がまた見所満載。
贅沢の限りを尽くした部屋また部屋に、中庭にバルコニー。どれも当時のイスラム芸術の粋を集めた装飾で埋め尽くされている。
広大な宮殿内で無数の見所に目を奪われていると、つい道を見失ってしまう。
「次はどっちへ行けばいいんだろう?あっちかな?」
「そっちはもう行ったかな?」
「こっちはまだ見てないんだっけ?」
そんな時、
「ねえ、あれ日本人のツアーじゃない。あの人達について行けば間違いないんじゃない?」
「それはいい考えだね。ついでにタダで解説も聞けちゃうし。記念写真も撮ってもらっちゃおう。」
午後、そのアルハンブラ宮殿に見送られながら、バスでセビーリャへ向かう。グラナダからセビーリャ迄はバスでわずか3時間。
セビーリャは、スペイン・アンダルシア地方一番の観光名所だ。
バスターミナルを出て旧市街へ向かって少し歩くと、大聖堂の前を白馬の馬車がひづめの音を響かせながら闊歩し、とり囲む石畳の路地の間の小さなパレス(広場)にカフェのテーブルが並ぶ。
その名声の噂通りの美しい街だ。
今日は日取りがいいらしく、大聖堂で、あちこちにある小さな教会で、結婚式が行われており、純白のウェディングドレスの新婦が神の前に永遠の愛を誓い、美しいセビーリャの街並をバックに記念撮影をする姿を幾度も見掛けた。
更に夜、大聖堂のメイン・チャーチでは、神父様らしき方のお説教の合間に、楽隊がせつない旋律と音色で満月に見下ろされた大聖堂の前にたたずむ我々2人の体をしばり付ける。

演奏が済んでふと気が付くと、時刻はもう夜の11時に近づこうとしている。
「そろそろ(宿に)戻って寝ないとね。」
眠るのが大好きな我々2人に眠る時間を惜しませる程、ヨーロッパ恐るべし、スペイン・アンダルシアかく美しけり。
【食事】
朝:クッキー
昼:クリームチーズサンド
夜:中華
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 180pt(スペイン・ペセタ)
・グラナダ→セビーリャ(バス)3時間 2480pt/1人
・(グラナダ)アルハンブラ宮殿 1000pt/入場料1人
【宿】
(セビーリャ)La Montorena 4000pt/W-1室
昨夜少しだけ散歩するつもりでその道の先にある広場に出てみると、月明かりをバックに丘の上でライトアップされて夜空に浮かび上がるアルハンブラ宮殿の姿を見上げながら座ったまましばらく身動きする事ができなかった。
アルハンブラ宮殿を見上げ、お堀の川を見下ろし、そして右を見ても左を見ても、石畳の路地の一本一本に、哀愁のこもった独特の美しさがひそんでいる。
広大な景観のアフリカを旅している頃はよく息を呑む程の美しさと言う表現を使ったが、ここヨーロッパはスペインのグラナダは、正に「ため息が出る程の美しさ」。
「これがヨーロッパだ!」
アフリカからヨーロッパへ渡って初めてのインプレッション。そのグラナダのシンボル、昼間は月のかわりに雪帽子のシエラネバダ山脈を背景に、静かに丘の上に居座る石造りの大アラブ宮殿、アルハンブラに朝から乗り込む。

中を見学するのに2時間もあれば十分だろうと思っていたのだが、大間違い。
アルハンブラ宮殿の中は広かった。
まず庭が広い。
庭園と言い直した方が良いだろう。
よく手入れされ側面を真平にカットされた大きな並木が、道にどこまで続くのかと思わせるアーチの列で我々を招き入れ、広大な庭園では巨大な迷路の様に視界をさえぎり縦横無尽に小道を作る。
塀際には藤の枝が這いつくばり、たわわな藤紫の花を幾つもぶらさげ、緑の庭園に色彩を添える。


眼下に見下ろす、グラナダの街のパノラマも見逃せない。
お皿の底の様な街を取り囲むのは、白い雪の尾根が連なるシエラネバダ山脈だ。
宮殿の中がまた見所満載。
贅沢の限りを尽くした部屋また部屋に、中庭にバルコニー。どれも当時のイスラム芸術の粋を集めた装飾で埋め尽くされている。
広大な宮殿内で無数の見所に目を奪われていると、つい道を見失ってしまう。
「次はどっちへ行けばいいんだろう?あっちかな?」
「そっちはもう行ったかな?」
「こっちはまだ見てないんだっけ?」
そんな時、
「ねえ、あれ日本人のツアーじゃない。あの人達について行けば間違いないんじゃない?」
「それはいい考えだね。ついでにタダで解説も聞けちゃうし。記念写真も撮ってもらっちゃおう。」
午後、そのアルハンブラ宮殿に見送られながら、バスでセビーリャへ向かう。グラナダからセビーリャ迄はバスでわずか3時間。
セビーリャは、スペイン・アンダルシア地方一番の観光名所だ。
バスターミナルを出て旧市街へ向かって少し歩くと、大聖堂の前を白馬の馬車がひづめの音を響かせながら闊歩し、とり囲む石畳の路地の間の小さなパレス(広場)にカフェのテーブルが並ぶ。
その名声の噂通りの美しい街だ。
今日は日取りがいいらしく、大聖堂で、あちこちにある小さな教会で、結婚式が行われており、純白のウェディングドレスの新婦が神の前に永遠の愛を誓い、美しいセビーリャの街並をバックに記念撮影をする姿を幾度も見掛けた。
更に夜、大聖堂のメイン・チャーチでは、神父様らしき方のお説教の合間に、楽隊がせつない旋律と音色で満月に見下ろされた大聖堂の前にたたずむ我々2人の体をしばり付ける。

演奏が済んでふと気が付くと、時刻はもう夜の11時に近づこうとしている。
「そろそろ(宿に)戻って寝ないとね。」
眠るのが大好きな我々2人に眠る時間を惜しませる程、ヨーロッパ恐るべし、スペイン・アンダルシアかく美しけり。
【食事】
朝:クッキー
昼:クリームチーズサンド
夜:中華
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 180pt(スペイン・ペセタ)
・グラナダ→セビーリャ(バス)3時間 2480pt/1人
・(グラナダ)アルハンブラ宮殿 1000pt/入場料1人
【宿】
(セビーリャ)La Montorena 4000pt/W-1室

- スペインのイギリス領、ジブラルタル(29カ国目)(イギリス)ジブラルタル→(スペイン)ラリネア→グラナダ
-
エリア:
- ヨーロッパ>イギリス>ジブラルタル
- ヨーロッパ>スペイン>スペインその他の都市
- ヨーロッパ>スペイン>グラナダ
- テーマ:街中・建物・景色
- 投稿日:2001/03/30 16:04
イギリス領ジブラルタルには、朝から大勢の人が「国境」を越えて、スペインから押し寄せる。
小ギレイな街の商店街には、高級化粧品、電気製品、そしてアルコール類の店も多い。

そう、スペインの中にあってもジブラルタルはスペインの外、スペインの税金が掛かる事なく免税で買い物できるのだ。
それをお目当てにスペインから買物客が押し寄せる、ジブラルタルはスペイン人の一大ショッピングセンターとなっているのだ。
スペイン人のショッピングセンターとは言っても、ジブラルタルはイギリス領。ここではスペインの通貨・ペセタは使えない。
ジブラルタルで使えるのはジブラルタル・ポンド。
本国イギリス・ポンドと等価だが、貨幣のデザインが異なっており、ジブラルタル特自のものになっている。
本国イギリスポンドと等価なら、イギリスポンドと同じ貨幣を使えばいい様な物だが、恐らくそこは「演出」を効かせているのだろう。
ダブルデッカーが走り、「イングリッシュ・リアル・フィッシュ アンド チップス」の看板が躍る、にわかイギリス気分を味わえるレジャーランド兼ショッピングセンターのジブラルタルで、より「ジブラルタル」を楽しんでもらう為に。
ジブラルタルに押し寄せるスペイン人は、まずお金をジブラルタルポンドに両替し、ショッピングを楽しんだ後は、自国のスペインセタに再両替する。
「上手く出来てるな。」と思わせるのは、ジブラルタルからスペインに出る道には、その再両替の時、両替出来ず余った少額コイン目当ての、「寄付の入れ物」を持ったおばさん達が並ぶ事。
買い物を楽しんだ上、世の為人の為に寄付をしたと言う満足感を与えて、買い物客をスペインに返すのだ。もちろん集まった寄付金はそれなりに役立っているのだろうから一石二鳥だ。
お昼前、そんなジブラルタルを後にし、スペインへの「国境」に向かって歩いていると、突然、目の前の歩道が柵でさえぎられている。
柵の向こうには太い太いコンクリートの真平な道が横切っている。
横切る太い道は実は滑走路。
狭いジブラルタルにある空港の滑走路は道路を横切っているのだ。
歩道の隣の車道に遮断機が下り始める。
「グォーーー」
物凄い爆音と共に、ブリティッシュエアウェイズのジャンボジェット機が、ジェット噴射で大気をメラメラと揺らしながら目の前を通って離陸して行く。
「滑走路の踏切」とは何とも他では経験する事ができない、ジブラルタルならではのアトラクションだ。
ゆっくり歩いても、わずか30分足らずで国境を越え、再びスペインのラリネアに到達。
次の目的地、グラナダ行のバスに乗る。
【食事】
朝:トースト、コーヒー、バナナ
昼:クリームチーズサンド、ポテトチップ
夜:クリームチーズサンド
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 1.5PD(ジブラルタル・ポンド)
1US$ ≒ 180pt(スペイン・ペセタ)
・ラリネア→グラナダ(バス)5時間強 2580pt/1人
【宿】
(グラナダ)Pension Gom erez Gawegos 2500pt/1人
※4人部屋を2人で使用。他に宿があいてなく仕方なくこれで妥協
小ギレイな街の商店街には、高級化粧品、電気製品、そしてアルコール類の店も多い。

そう、スペインの中にあってもジブラルタルはスペインの外、スペインの税金が掛かる事なく免税で買い物できるのだ。
それをお目当てにスペインから買物客が押し寄せる、ジブラルタルはスペイン人の一大ショッピングセンターとなっているのだ。
スペイン人のショッピングセンターとは言っても、ジブラルタルはイギリス領。ここではスペインの通貨・ペセタは使えない。
ジブラルタルで使えるのはジブラルタル・ポンド。
本国イギリス・ポンドと等価だが、貨幣のデザインが異なっており、ジブラルタル特自のものになっている。
本国イギリスポンドと等価なら、イギリスポンドと同じ貨幣を使えばいい様な物だが、恐らくそこは「演出」を効かせているのだろう。
ダブルデッカーが走り、「イングリッシュ・リアル・フィッシュ アンド チップス」の看板が躍る、にわかイギリス気分を味わえるレジャーランド兼ショッピングセンターのジブラルタルで、より「ジブラルタル」を楽しんでもらう為に。
ジブラルタルに押し寄せるスペイン人は、まずお金をジブラルタルポンドに両替し、ショッピングを楽しんだ後は、自国のスペインセタに再両替する。
「上手く出来てるな。」と思わせるのは、ジブラルタルからスペインに出る道には、その再両替の時、両替出来ず余った少額コイン目当ての、「寄付の入れ物」を持ったおばさん達が並ぶ事。
買い物を楽しんだ上、世の為人の為に寄付をしたと言う満足感を与えて、買い物客をスペインに返すのだ。もちろん集まった寄付金はそれなりに役立っているのだろうから一石二鳥だ。
お昼前、そんなジブラルタルを後にし、スペインへの「国境」に向かって歩いていると、突然、目の前の歩道が柵でさえぎられている。
柵の向こうには太い太いコンクリートの真平な道が横切っている。
横切る太い道は実は滑走路。
狭いジブラルタルにある空港の滑走路は道路を横切っているのだ。
歩道の隣の車道に遮断機が下り始める。
「グォーーー」
物凄い爆音と共に、ブリティッシュエアウェイズのジャンボジェット機が、ジェット噴射で大気をメラメラと揺らしながら目の前を通って離陸して行く。
「滑走路の踏切」とは何とも他では経験する事ができない、ジブラルタルならではのアトラクションだ。
ゆっくり歩いても、わずか30分足らずで国境を越え、再びスペインのラリネアに到達。
次の目的地、グラナダ行のバスに乗る。
【食事】
朝:トースト、コーヒー、バナナ
昼:クリームチーズサンド、ポテトチップ
夜:クリームチーズサンド
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 1.5PD(ジブラルタル・ポンド)
1US$ ≒ 180pt(スペイン・ペセタ)
・ラリネア→グラナダ(バス)5時間強 2580pt/1人
【宿】
(グラナダ)Pension Gom erez Gawegos 2500pt/1人
※4人部屋を2人で使用。他に宿があいてなく仕方なくこれで妥協

- ジブラルタル海峡を越えヨーロッパ・スペインへ(28カ国目)(モロッコ)タンジェ→(スペイン)アルヘシラス→ラリネア→(イギリス)ジブラルタル
-
エリア:
- アフリカ>モロッコ>タンジール
- ヨーロッパ>スペイン>スペインその他の都市
- ヨーロッパ>イギリス>ジブラルタル
- テーマ:街中・建物・景色 鉄道・乗り物
- 投稿日:2001/03/29 15:57
朝、小ギレイなタンジェの港の乗船タ-ミナルでモロッコ出国のスタンプを押してもらうと、スペイン・アルヘシラス行の大型フェリーの客室に乗り込む。
ゆとりのある明るい船内に乗客もまばら。そこに置かれたソファに横になっていれば、わずか3時間余りでスペインに到着だ。
こんな快適な船が、朝から晩まで、一時間に一本ものひん度でモロッコのタンジェとスペインのアルヘシラスを行き来している。
サハラを越えてモーリタニアからモロッコへ渡るのは本当に大変だったが、それに比べモロッコから、ヨーロッパはスペインへ、国境を越えるのは何とも容易な事か。
日本の都会の殺伐さをも思い出させるアルヘシラスの顔のないコンクリートのビル群。我々がイメージするヨーロッパの街の趣とはまるで無縁だ。
「特に何もなさそうな街だね。先へ進もうか。」
地中海を渡り、アフリカ大陸からヨーロッパに上陸したという喜びもつかの間、スペインの中にある小さな小さなイギリス領ジブラルタルへ。
モロッコ→スペイン、スペイン→イギリス領ジブラルタルと、1日で2つもの国境を越えるのは、この旅始まって以来だ。
実は我々2人、イギリスへは行った事がないので、これが初イギリス。
そうは言ってもここジブラルタル、看板や標識などは全て英語だが、街中で聞こえてくるのはほとんどスペイン語ばかり。
「これでイギリスへ行った事があるって言っちゃっていいんだよね?」
「いいんじゃないの。ハワイやグアムに行っただけでもアメリカへ行った事になるんだから。」
全く国境って一体何だろう・・・。
ジブラルタルの小さくかわいらしい街を見下ろすようにそびえる丘の上の砦には、イギリスの国旗が高らかに、地中海からの風になびいている。

【食事】
朝:スープ
昼:クリームチーズサンド、ピーナッツ
夜:ハムサンド、オレンジ
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 9DH(モロッコ・デュラハム)
1US$ ≒ 180pt(スペイン・ペセタ)
1US$ ≒ 1.5PD(ジブラルタル・ポンド)
(レートはイギリスポンドと同じ。紙幣、コインのデザインが異なるだけ。)
・タンジェ→アルヘシラス(フェリー)3時間強 210DH/1人+10DH/荷1コ/TAX
・アルヘシラス→ラリネア〈ジブラルタルの隣のスペイン側の街〉(バス)1時間弱 245pt
・ラリネア→ジブラルタル(徒歩)国境まで5分程/ジブラルタルの中心街まで30分弱
【宿】
(ジブラルタル)Emile YouthHostel 12PD/ドミトリー1人
ゆとりのある明るい船内に乗客もまばら。そこに置かれたソファに横になっていれば、わずか3時間余りでスペインに到着だ。
こんな快適な船が、朝から晩まで、一時間に一本ものひん度でモロッコのタンジェとスペインのアルヘシラスを行き来している。
サハラを越えてモーリタニアからモロッコへ渡るのは本当に大変だったが、それに比べモロッコから、ヨーロッパはスペインへ、国境を越えるのは何とも容易な事か。
日本の都会の殺伐さをも思い出させるアルヘシラスの顔のないコンクリートのビル群。我々がイメージするヨーロッパの街の趣とはまるで無縁だ。
「特に何もなさそうな街だね。先へ進もうか。」
地中海を渡り、アフリカ大陸からヨーロッパに上陸したという喜びもつかの間、スペインの中にある小さな小さなイギリス領ジブラルタルへ。
モロッコ→スペイン、スペイン→イギリス領ジブラルタルと、1日で2つもの国境を越えるのは、この旅始まって以来だ。
実は我々2人、イギリスへは行った事がないので、これが初イギリス。
そうは言ってもここジブラルタル、看板や標識などは全て英語だが、街中で聞こえてくるのはほとんどスペイン語ばかり。
「これでイギリスへ行った事があるって言っちゃっていいんだよね?」
「いいんじゃないの。ハワイやグアムに行っただけでもアメリカへ行った事になるんだから。」
全く国境って一体何だろう・・・。
ジブラルタルの小さくかわいらしい街を見下ろすようにそびえる丘の上の砦には、イギリスの国旗が高らかに、地中海からの風になびいている。

【食事】
朝:スープ
昼:クリームチーズサンド、ピーナッツ
夜:ハムサンド、オレンジ
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 9DH(モロッコ・デュラハム)
1US$ ≒ 180pt(スペイン・ペセタ)
1US$ ≒ 1.5PD(ジブラルタル・ポンド)
(レートはイギリスポンドと同じ。紙幣、コインのデザインが異なるだけ。)
・タンジェ→アルヘシラス(フェリー)3時間強 210DH/1人+10DH/荷1コ/TAX
・アルヘシラス→ラリネア〈ジブラルタルの隣のスペイン側の街〉(バス)1時間弱 245pt
・ラリネア→ジブラルタル(徒歩)国境まで5分程/ジブラルタルの中心街まで30分弱
【宿】
(ジブラルタル)Emile YouthHostel 12PD/ドミトリー1人
11 - 14件目まで(14件中)


