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エリア:
- ヨーロッパ > フィンランド > オウル
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テーマ:
- 観光地
- / 街中・建物・景色
- / 歴史・文化・芸術
今年、オウルでは11月末から寒気が到来し、連日マイナス15度以下の日が続きました。そのため、辺り一面真っ白です!うちの庭の木も、枝の一本一本に渡るまで真っ白となりました。


(マイナス15度のオウル郊外の風景)
温暖化現象のためか、近年はクリスマスでも雪がない年が多くなりつつあります。でも今年は、どうやら、オウルらしい真っ白なホワイトクリスマスを迎えられそうです。
近所の学校の運動場はスケートリンクとなり、またクロスカントリー用のスキートラックもすでに抜群のコンディションです。こちらでは、スケート場もスキートラックも市が管理しているため、誰でも無料で利用できます。夜9時近くまでライトがついているので、仕事帰りの方も楽しめます。


オウル市内の冬の写真は、こちらにとても奇麗な写真があるので、是非ご覧下さい。街の白さがとても印象的です。
オウルの12月と1月はとても日照時間が短いです。例えば、12月1日の日の出は9時47分、日没は14時25分です。実際にはその前後の黄昏も長いので、体感的には朝8時頃に明るくなり、夕方4時頃に暗くなります。それでも、寒さと暗さが身にしみてくるのがちょうどこの時期で、風邪をひいたり、暗さで気分が落ち込んだり、1年の中でも最も辛い時期です。
そしてフィンランドの人々は、この辛さをクリスマスを心待ちにすることでなんとか乗り切るのです。
12月に入ると、クリスマスツリーを飾ったりライトを家の庭に飾ったり、また、Joulukalenteri(ヨウルカレンテリ)と呼ばれる日めくり式のカレンダーを1日ずつめくりながら、皆クリスマスを待ちます。クリスマスのことを考えると、なぜかとても心が温まり、わくわくします。
クリスマスツリーの飾り付けは、大人にとっても子供にとってもとても楽しいイベントの一つです。こちらでは、多くの家庭で本物のもみの木を使います。
ツリーの飾り付けイベントは、森へ木を採りに行くところから始まります。土地の所有者から許可を得て森から採ったり、または、スーパー敷地の駐車場の一画で売られていることもあります。木の状態にもよりますが、人から買うと高さ2メートル近くのモミの木は、大体20〜50ユーロくらいします。


クリスマスの飾り付けはそれは楽しいものです。伝統的には、麦わら、ススキ、松、野草など、自然に採れるものから手作りされました。キャンドルの明かりや窓際の飾り付けにより、街全体が暖かい雰囲気に包まれます。クリスマスは特別なイベントです。
こちらのクリスマスは、少し前の日本の年末年始や大晦日の雰囲気に似ています。皆が一斉に休日を過ごし、家族や親戚がゆったりと集まり、クリスマス特有の料理やお菓子を作って食べます。レストランやショップも全て閉まり、街全体の機能は停止します。お正月のお年玉のように、クリスマスのプレゼントがあり、神社でお参りをするように、クリスマスの時期には教会へ行き、神聖な雰囲気の中で自分の人生を見つめ、近所の人と挨拶を交わしたりします。

(伝統的なクリスマスの飾りつけ)
オウルの街の飾り付けは、日本人からしてみると、とても「質素」です。日本の様々な地方の大々的なクリスマスイルミネーションを御存知の方には、フィンランドの都市のイルミネーションには物足りなさを感じるかもしれません。世界中で有名なロヴァニエミサンタ村でさえ、驚くほどとても規模が小さいです。それがまた、フィンランドの田舎の良いところなのかもしれません。

=参考サイト=
◆オウルのウェブカム
◆サンタ村のウェブカム
◆サンタ村のオフィシャルサイト


(マイナス15度のオウル郊外の風景)
温暖化現象のためか、近年はクリスマスでも雪がない年が多くなりつつあります。でも今年は、どうやら、オウルらしい真っ白なホワイトクリスマスを迎えられそうです。
近所の学校の運動場はスケートリンクとなり、またクロスカントリー用のスキートラックもすでに抜群のコンディションです。こちらでは、スケート場もスキートラックも市が管理しているため、誰でも無料で利用できます。夜9時近くまでライトがついているので、仕事帰りの方も楽しめます。


オウル市内の冬の写真は、こちらにとても奇麗な写真があるので、是非ご覧下さい。街の白さがとても印象的です。
オウルの12月と1月はとても日照時間が短いです。例えば、12月1日の日の出は9時47分、日没は14時25分です。実際にはその前後の黄昏も長いので、体感的には朝8時頃に明るくなり、夕方4時頃に暗くなります。それでも、寒さと暗さが身にしみてくるのがちょうどこの時期で、風邪をひいたり、暗さで気分が落ち込んだり、1年の中でも最も辛い時期です。
そしてフィンランドの人々は、この辛さをクリスマスを心待ちにすることでなんとか乗り切るのです。
12月に入ると、クリスマスツリーを飾ったりライトを家の庭に飾ったり、また、Joulukalenteri(ヨウルカレンテリ)と呼ばれる日めくり式のカレンダーを1日ずつめくりながら、皆クリスマスを待ちます。クリスマスのことを考えると、なぜかとても心が温まり、わくわくします。
クリスマスツリーの飾り付けは、大人にとっても子供にとってもとても楽しいイベントの一つです。こちらでは、多くの家庭で本物のもみの木を使います。
ツリーの飾り付けイベントは、森へ木を採りに行くところから始まります。土地の所有者から許可を得て森から採ったり、または、スーパー敷地の駐車場の一画で売られていることもあります。木の状態にもよりますが、人から買うと高さ2メートル近くのモミの木は、大体20〜50ユーロくらいします。


クリスマスの飾り付けはそれは楽しいものです。伝統的には、麦わら、ススキ、松、野草など、自然に採れるものから手作りされました。キャンドルの明かりや窓際の飾り付けにより、街全体が暖かい雰囲気に包まれます。クリスマスは特別なイベントです。
こちらのクリスマスは、少し前の日本の年末年始や大晦日の雰囲気に似ています。皆が一斉に休日を過ごし、家族や親戚がゆったりと集まり、クリスマス特有の料理やお菓子を作って食べます。レストランやショップも全て閉まり、街全体の機能は停止します。お正月のお年玉のように、クリスマスのプレゼントがあり、神社でお参りをするように、クリスマスの時期には教会へ行き、神聖な雰囲気の中で自分の人生を見つめ、近所の人と挨拶を交わしたりします。

(伝統的なクリスマスの飾りつけ)
オウルの街の飾り付けは、日本人からしてみると、とても「質素」です。日本の様々な地方の大々的なクリスマスイルミネーションを御存知の方には、フィンランドの都市のイルミネーションには物足りなさを感じるかもしれません。世界中で有名なロヴァニエミサンタ村でさえ、驚くほどとても規模が小さいです。それがまた、フィンランドの田舎の良いところなのかもしれません。

=参考サイト=
◆オウルのウェブカム
◆サンタ村のウェブカム
◆サンタ村のオフィシャルサイト
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