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- 5月のイエローストーン国立公園
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エリア:
- 北米>アメリカ西部>イエローストーン国立公園
- テーマ:世界遺産 自然・植物 動物
- 投稿日:2010/05/28 13:33
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イエローストーン国立公園の現地ガイドからのレポートが届きました!
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先日アズトラベルからのお客様をご案内してイエローストーンをめぐってきました。
ちょうど5月はきびしい冬をのりきって新たな命の誕生の時期でもあり、反対にきびしい冬をなんとか乗り越えたものの、体力を維持できずに死んでいくものとのダイナミックな命の入れ替わりの時期でもあります。
そんなことで、今ちょうど野生動物観察には絶好のチャンスです。お客様はどうしてもオオカミが見たい!見られたらうれしい!という気もちで来られたのですけれど、オオカミだけでなくて本当にいろんな野生動物の生活を間近に見ていただくことができました。
エルクはまだ3月に抜け落ちたあとから生えてきたつのはベルベット状の茶色く輝く袋ヅノの状態で、その先端の丸さがなんだか愛らしくかんじられます。この時期のエルクは公園の中で、雪解けの下の新鮮な草が食べられる地域ではどこでも観察することが可能です。
さらにバイソンの群れも今年生まれたばかりの子どもたちが黒い大人のバイソンにまじって愛らしい茶色の姿で飛んだり跳ねたりしているのがみられます。こんな子どもが一番オオカミにも狙われるので、きっと親たちもはらはらしてそれを見守っているのでしょう。
巣穴にのこって肉を待つオオカミの子どもたちの餌として、生まれたばかりの子どもたちや冬の厳しさでよわったエルクやバイソンたちはオオカミの狩りの対象です。今回もオオカミに倒されたエルクやバイソンの死骸に訪れるオオカミたち、おこぼれにあずかるグリズリーベアやコヨーテ、そのまたおこぼれをなんとかすそから頂戴しようとするハクトウワシやワタリガラスの姿…そんな1つの死体をめぐる様々な命の駆け引きを次々に見ることができました。
おなじ丘を狙うの隣の望遠鏡の中では冬眠から覚めて子どもを連れたグリズリーが地面を掘って土の下の植物を食べています。
途中の丘ではブラックベアが一心不乱に地面を掻きつつ植物を食べている姿を肉眼ではっきり見ることができました。
ちなみにこれはたった1日のできどと。
ああ、いろいろ見られたなあ、よかったなあー!と思いつつ帰路に着くと、ビッグホーンシープの群れがちょうど水を飲みに、崖から降りてこようとしている場面にばったり遭遇。
実に9頭の群れがまったく間近に見られたのでした。『うわー大サービスだねえー!』との感想の声。
野生動物観察2日目には昨日見られた死体はほぼ食べつくされて、昨日のドラマはどこ吹く風で実に静かな状態になっています。反対に昨日なかった川の中ほどにまた新たなエルクの死体が見つかり、上空にはそれを知らせるかのように鳥たちが舞っています。
午前中は比較的静かにすぎたのですが、午後からはそれを覆すかのように、車の前を堂々と横切るコヨーテに3回も遭遇。
さらにはブラックベアの親子にも出会うことができました。たぶん人間のにおいを察知した母熊が登りなさいといったのでしょう。私たちが見たときには一瞬地面にいた小熊はその一瞬ののちにはもう細い樹木の枝の上。
母熊はしばらく小熊を安全な場所に置いておこうと心に決めたのか、小熊の避難している木の下をうろうろ草を食べたりしていたのですが、最後には木の下に寝そべって眠り始めました。動きが見えなくなったので私たちはその場を離れたのですが、その後一体どれくらい母熊はそこに寝ていたのでしょうね。そうこうするうちに5人ほどしかいなかった観客はさらに増えていましたので、母熊はさらに身動きがとれない状態だったのではなかろうか?と思われました。母の子どもへの愛情がよく観察できた時間でした。
最終日は間欠泉地域をめぐる旅。地熱が熱く、冬季に間欠泉地域で冬を過ごす動物たちが非常に多いことはわかっていますが、木道の周辺は人間のにおいがたくさん残っているからか、野生動物を間近でみることは少ない地域です。
お客様は最終日であることもあって、最後に一目オオカミを!と唱えておられたのですが、オオカミには残念ながらであうことはかないませんでしたが、あのイエローストーンで一番有名ではないかと思われる温泉、グランドプリズマティックを訪れたときに、私たちの目の前にコヨーテがてくてくと歩いて横切る姿が!
こんな場所でコヨーテを見たのは私にとっても初めての経験です。
トレイルの上にはさきほどコヨーテが残した温泉に濡れた足跡がきっちりついていました。
大型野生動物だけでなく、小鳥たちにとっても今は恋のシーズン。メスにささげる恋の歌…美しいさえずりも聞こえるし、雪解けからやっとがんばって花を咲かせる可憐な植物たちの姿も垣間見える時期です。
いろんな生の営みを観察できる今のイエローストーンの姿です。
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先日アズトラベルからのお客様をご案内してイエローストーンをめぐってきました。
ちょうど5月はきびしい冬をのりきって新たな命の誕生の時期でもあり、反対にきびしい冬をなんとか乗り越えたものの、体力を維持できずに死んでいくものとのダイナミックな命の入れ替わりの時期でもあります。
そんなことで、今ちょうど野生動物観察には絶好のチャンスです。お客様はどうしてもオオカミが見たい!見られたらうれしい!という気もちで来られたのですけれど、オオカミだけでなくて本当にいろんな野生動物の生活を間近に見ていただくことができました。
エルクはまだ3月に抜け落ちたあとから生えてきたつのはベルベット状の茶色く輝く袋ヅノの状態で、その先端の丸さがなんだか愛らしくかんじられます。この時期のエルクは公園の中で、雪解けの下の新鮮な草が食べられる地域ではどこでも観察することが可能です。
さらにバイソンの群れも今年生まれたばかりの子どもたちが黒い大人のバイソンにまじって愛らしい茶色の姿で飛んだり跳ねたりしているのがみられます。こんな子どもが一番オオカミにも狙われるので、きっと親たちもはらはらしてそれを見守っているのでしょう。
巣穴にのこって肉を待つオオカミの子どもたちの餌として、生まれたばかりの子どもたちや冬の厳しさでよわったエルクやバイソンたちはオオカミの狩りの対象です。今回もオオカミに倒されたエルクやバイソンの死骸に訪れるオオカミたち、おこぼれにあずかるグリズリーベアやコヨーテ、そのまたおこぼれをなんとかすそから頂戴しようとするハクトウワシやワタリガラスの姿…そんな1つの死体をめぐる様々な命の駆け引きを次々に見ることができました。
おなじ丘を狙うの隣の望遠鏡の中では冬眠から覚めて子どもを連れたグリズリーが地面を掘って土の下の植物を食べています。
途中の丘ではブラックベアが一心不乱に地面を掻きつつ植物を食べている姿を肉眼ではっきり見ることができました。
ちなみにこれはたった1日のできどと。
ああ、いろいろ見られたなあ、よかったなあー!と思いつつ帰路に着くと、ビッグホーンシープの群れがちょうど水を飲みに、崖から降りてこようとしている場面にばったり遭遇。
実に9頭の群れがまったく間近に見られたのでした。『うわー大サービスだねえー!』との感想の声。
野生動物観察2日目には昨日見られた死体はほぼ食べつくされて、昨日のドラマはどこ吹く風で実に静かな状態になっています。反対に昨日なかった川の中ほどにまた新たなエルクの死体が見つかり、上空にはそれを知らせるかのように鳥たちが舞っています。
午前中は比較的静かにすぎたのですが、午後からはそれを覆すかのように、車の前を堂々と横切るコヨーテに3回も遭遇。
さらにはブラックベアの親子にも出会うことができました。たぶん人間のにおいを察知した母熊が登りなさいといったのでしょう。私たちが見たときには一瞬地面にいた小熊はその一瞬ののちにはもう細い樹木の枝の上。
母熊はしばらく小熊を安全な場所に置いておこうと心に決めたのか、小熊の避難している木の下をうろうろ草を食べたりしていたのですが、最後には木の下に寝そべって眠り始めました。動きが見えなくなったので私たちはその場を離れたのですが、その後一体どれくらい母熊はそこに寝ていたのでしょうね。そうこうするうちに5人ほどしかいなかった観客はさらに増えていましたので、母熊はさらに身動きがとれない状態だったのではなかろうか?と思われました。母の子どもへの愛情がよく観察できた時間でした。
最終日は間欠泉地域をめぐる旅。地熱が熱く、冬季に間欠泉地域で冬を過ごす動物たちが非常に多いことはわかっていますが、木道の周辺は人間のにおいがたくさん残っているからか、野生動物を間近でみることは少ない地域です。
お客様は最終日であることもあって、最後に一目オオカミを!と唱えておられたのですが、オオカミには残念ながらであうことはかないませんでしたが、あのイエローストーンで一番有名ではないかと思われる温泉、グランドプリズマティックを訪れたときに、私たちの目の前にコヨーテがてくてくと歩いて横切る姿が!
こんな場所でコヨーテを見たのは私にとっても初めての経験です。
トレイルの上にはさきほどコヨーテが残した温泉に濡れた足跡がきっちりついていました。
大型野生動物だけでなく、小鳥たちにとっても今は恋のシーズン。メスにささげる恋の歌…美しいさえずりも聞こえるし、雪解けからやっとがんばって花を咲かせる可憐な植物たちの姿も垣間見える時期です。
いろんな生の営みを観察できる今のイエローストーンの姿です。
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- イエローストーン国立公園 オオカミ バイソン コヨーテ
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