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- オウルは夏真っ盛りです
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エリア:
- ヨーロッパ>フィンランド>オウル
- テーマ:街中・建物・景色 自然・植物 動物
- 投稿日:2011/06/27 11:14
- コメント(0)
こちら、オウルの気温は平均20度となり、夏がやってきました。町中の花壇にはチューリップやベコニアなどの花が飾られ、道端には多くの山草がさりげなく花を咲かせています。オウルの市庁舎の前にある花壇では、赤とオレンジのチューリップが見事に咲いています。
オウル市庁舎前
オウルの教会(Tuomiokirkkoトゥオミオキルッコ)とチューリップ花壇
こちらで見かける草花は、日本では山登りをしたときによく見られるスミレやサクラソウなど「山草」と呼ばれるものが多いです。オウルの気候は、ちょうど日本の高山の気候に似ており、気温の割には日差しが強く、実際の気温は20度でも体感温度としては25〜30度に感じます。草花だけでなく、空の色や、天気の変わりやすさも、日本のいわゆる「山の天気」そのものです。
道端の草花 クサフジ
道端の草花 カッコウソウ
庭ではリンゴの花が咲いています。
リンゴの花
オウル市街地そばでオウル川沿いにある公園(アイノランプイスト)では、カモやガチョウの親子を見ることができます。白鳥もつがいで飛来します。
公園のガチョウ
オウル川の噴水
天気がよいと、公園には散歩やピクニックを楽しむカップルや親子連れがたくさん訪れます。
オウル市街地にある交通公園も子供達でにぎわいます。オウルの交通公園は、子供の入場料2ユーロで、大人は無料です。営業時間は朝9時から夕方5時。足でこぐカートで、1日中遊ぶことができます。
オウル交通公園
ところで、先日ヘルシンキからフェリーに乗って、エストニアのタリンという街を訪れました。タリンはヨーロッパの中世時代、12〜18世紀にかけて栄えた街です。街全体が城壁で囲まれ、世界遺産として保存されています。エストニアは独自の文化を持つ民族国家ですが、中世の間は、時代に応じて、デンマーク、スウェーデン、ロシアの配下にあったため、タリンの街の教会や建物も、建設された年代によってそれぞれの外国の影響を受けています。
タリンの街に足を踏み入れると、その独特な中世の町並みから、まるでおとぎ話の世界にきたような錯覚を覚えます。
タリンの古い町並みの建物はレストランやショップ、アパート等として利用されています。一生に1度は旅をしてみる価値がある街と言えます。
物価はそれほど高くなく、どこでもユーロが使えるので、エストニアの紙幣に換金する必要はありません。ホテルもヘルシンキに比べると安いです。エストニア語は、フィンランド語にとてもそっくりなので、フィンランド語を勉強したことがあるひとなら現地語も大分理解できますが、英語で十分快適に観光ができます。
ヘルシンキからタリンへのフェリーはインターネットで簡単に予約ができます。日帰りでも十分楽しめます。
オウル市庁舎前
オウルの教会(Tuomiokirkkoトゥオミオキルッコ)とチューリップ花壇
こちらで見かける草花は、日本では山登りをしたときによく見られるスミレやサクラソウなど「山草」と呼ばれるものが多いです。オウルの気候は、ちょうど日本の高山の気候に似ており、気温の割には日差しが強く、実際の気温は20度でも体感温度としては25〜30度に感じます。草花だけでなく、空の色や、天気の変わりやすさも、日本のいわゆる「山の天気」そのものです。
道端の草花 クサフジ
道端の草花 カッコウソウ
庭ではリンゴの花が咲いています。
リンゴの花
オウル市街地そばでオウル川沿いにある公園(アイノランプイスト)では、カモやガチョウの親子を見ることができます。白鳥もつがいで飛来します。
公園のガチョウ
オウル川の噴水
天気がよいと、公園には散歩やピクニックを楽しむカップルや親子連れがたくさん訪れます。
オウル市街地にある交通公園も子供達でにぎわいます。オウルの交通公園は、子供の入場料2ユーロで、大人は無料です。営業時間は朝9時から夕方5時。足でこぐカートで、1日中遊ぶことができます。
オウル交通公園
ところで、先日ヘルシンキからフェリーに乗って、エストニアのタリンという街を訪れました。タリンはヨーロッパの中世時代、12〜18世紀にかけて栄えた街です。街全体が城壁で囲まれ、世界遺産として保存されています。エストニアは独自の文化を持つ民族国家ですが、中世の間は、時代に応じて、デンマーク、スウェーデン、ロシアの配下にあったため、タリンの街の教会や建物も、建設された年代によってそれぞれの外国の影響を受けています。
タリンの街に足を踏み入れると、その独特な中世の町並みから、まるでおとぎ話の世界にきたような錯覚を覚えます。
タリンの古い町並みの建物はレストランやショップ、アパート等として利用されています。一生に1度は旅をしてみる価値がある街と言えます。
物価はそれほど高くなく、どこでもユーロが使えるので、エストニアの紙幣に換金する必要はありません。ホテルもヘルシンキに比べると安いです。エストニア語は、フィンランド語にとてもそっくりなので、フィンランド語を勉強したことがあるひとなら現地語も大分理解できますが、英語で十分快適に観光ができます。
ヘルシンキからタリンへのフェリーはインターネットで簡単に予約ができます。日帰りでも十分楽しめます。
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- フィンランド オウルの夏
オウルの3月と4月は、雪解けの季節です。日がとても延びて、4月になるともう夜の9時過ぎまで明るいです。
(3月の雪解け。オウル キャッスル)
雪解けの季節は、正直オウルが一番汚く見える季節と言えるかもしれません。
路肩には泥まみれの雪が残り、歩くと洋服がすぐ汚れてしまうので、この時期は少し黒っぽい服が重宝します。洗車した車も、すぐにまた汚れてしまいます。
ことしは太陽活動が活発で、オウルでも数回オーロラが出現しました。今月も、4月25日周辺の4、5日間あたりで、オーロラが見られる可能性が高そうです。ここのウェブサイトによると、今日(4月20日)もまた太陽活動が活発なことが分かります。
http://cc.oulu.fi/~thu/Aurora/forecast.html
また、オウルではもうすぐ、復活祭(イースター)です。イースターの休日は、今年は4月22日の金曜日から始まり、月曜日まで4連休となります。イースターには、卵や肉料理を食べ、また、ペイントした卵やウサギ、ニワトリなどで部屋を可愛く飾り付けます。
イースターは、子供達にとっては魔女の格好をして近所を回る楽しいイヴェントとも言えるかもしれません。子供達は、おまじないを唱えながら、色とりどりの羽で飾ったネコヤナギのような枝と交換に、沢山のお菓子をもらいます。そして、道ばたでは、どんな収穫があったのか、友達同士でお菓子を見せ合ったりしています。
(3月の雪解け。オウル キャッスル)
雪解けの季節は、正直オウルが一番汚く見える季節と言えるかもしれません。
路肩には泥まみれの雪が残り、歩くと洋服がすぐ汚れてしまうので、この時期は少し黒っぽい服が重宝します。洗車した車も、すぐにまた汚れてしまいます。
ことしは太陽活動が活発で、オウルでも数回オーロラが出現しました。今月も、4月25日周辺の4、5日間あたりで、オーロラが見られる可能性が高そうです。ここのウェブサイトによると、今日(4月20日)もまた太陽活動が活発なことが分かります。
http://cc.oulu.fi/~thu/Aurora/forecast.html
また、オウルではもうすぐ、復活祭(イースター)です。イースターの休日は、今年は4月22日の金曜日から始まり、月曜日まで4連休となります。イースターには、卵や肉料理を食べ、また、ペイントした卵やウサギ、ニワトリなどで部屋を可愛く飾り付けます。
イースターは、子供達にとっては魔女の格好をして近所を回る楽しいイヴェントとも言えるかもしれません。子供達は、おまじないを唱えながら、色とりどりの羽で飾ったネコヤナギのような枝と交換に、沢山のお菓子をもらいます。そして、道ばたでは、どんな収穫があったのか、友達同士でお菓子を見せ合ったりしています。
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- フィンランド オウルの春 イースター 北欧の雪解け オーロラ
- フィンランドの北部、オウル(Oulu)の12月は真冬の季節です。
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エリア:
- ヨーロッパ>フィンランド>オウル
- テーマ:観光地 街中・建物・景色 歴史・文化・芸術
- 投稿日:2010/12/06 10:43
- コメント(0)
今年、オウルでは11月末から寒気が到来し、連日マイナス15度以下の日が続きました。そのため、辺り一面真っ白です!うちの庭の木も、枝の一本一本に渡るまで真っ白となりました。
(マイナス15度のオウル郊外の風景)
温暖化現象のためか、近年はクリスマスでも雪がない年が多くなりつつあります。でも今年は、どうやら、オウルらしい真っ白なホワイトクリスマスを迎えられそうです。
近所の学校の運動場はスケートリンクとなり、またクロスカントリー用のスキートラックもすでに抜群のコンディションです。こちらでは、スケート場もスキートラックも市が管理しているため、誰でも無料で利用できます。夜9時近くまでライトがついているので、仕事帰りの方も楽しめます。
オウル市内の冬の写真は、こちらにとても奇麗な写真があるので、是非ご覧下さい。街の白さがとても印象的です。
オウルの12月と1月はとても日照時間が短いです。例えば、12月1日の日の出は9時47分、日没は14時25分です。実際にはその前後の黄昏も長いので、体感的には朝8時頃に明るくなり、夕方4時頃に暗くなります。それでも、寒さと暗さが身にしみてくるのがちょうどこの時期で、風邪をひいたり、暗さで気分が落ち込んだり、1年の中でも最も辛い時期です。
そしてフィンランドの人々は、この辛さをクリスマスを心待ちにすることでなんとか乗り切るのです。
12月に入ると、クリスマスツリーを飾ったりライトを家の庭に飾ったり、また、Joulukalenteri(ヨウルカレンテリ)と呼ばれる日めくり式のカレンダーを1日ずつめくりながら、皆クリスマスを待ちます。クリスマスのことを考えると、なぜかとても心が温まり、わくわくします。
クリスマスツリーの飾り付けは、大人にとっても子供にとってもとても楽しいイベントの一つです。こちらでは、多くの家庭で本物のもみの木を使います。
ツリーの飾り付けイベントは、森へ木を採りに行くところから始まります。土地の所有者から許可を得て森から採ったり、または、スーパー敷地の駐車場の一画で売られていることもあります。木の状態にもよりますが、人から買うと高さ2メートル近くのモミの木は、大体20〜50ユーロくらいします。
クリスマスの飾り付けはそれは楽しいものです。伝統的には、麦わら、ススキ、松、野草など、自然に採れるものから手作りされました。キャンドルの明かりや窓際の飾り付けにより、街全体が暖かい雰囲気に包まれます。クリスマスは特別なイベントです。
こちらのクリスマスは、少し前の日本の年末年始や大晦日の雰囲気に似ています。皆が一斉に休日を過ごし、家族や親戚がゆったりと集まり、クリスマス特有の料理やお菓子を作って食べます。レストランやショップも全て閉まり、街全体の機能は停止します。お正月のお年玉のように、クリスマスのプレゼントがあり、神社でお参りをするように、クリスマスの時期には教会へ行き、神聖な雰囲気の中で自分の人生を見つめ、近所の人と挨拶を交わしたりします。
(伝統的なクリスマスの飾りつけ)
オウルの街の飾り付けは、日本人からしてみると、とても「質素」です。日本の様々な地方の大々的なクリスマスイルミネーションを御存知の方には、フィンランドの都市のイルミネーションには物足りなさを感じるかもしれません。世界中で有名なロヴァニエミサンタ村でさえ、驚くほどとても規模が小さいです。それがまた、フィンランドの田舎の良いところなのかもしれません。
=参考サイト=
◆オウルのウェブカム
◆サンタ村のウェブカム
◆サンタ村のオフィシャルサイト
(マイナス15度のオウル郊外の風景)
温暖化現象のためか、近年はクリスマスでも雪がない年が多くなりつつあります。でも今年は、どうやら、オウルらしい真っ白なホワイトクリスマスを迎えられそうです。
近所の学校の運動場はスケートリンクとなり、またクロスカントリー用のスキートラックもすでに抜群のコンディションです。こちらでは、スケート場もスキートラックも市が管理しているため、誰でも無料で利用できます。夜9時近くまでライトがついているので、仕事帰りの方も楽しめます。
オウル市内の冬の写真は、こちらにとても奇麗な写真があるので、是非ご覧下さい。街の白さがとても印象的です。
オウルの12月と1月はとても日照時間が短いです。例えば、12月1日の日の出は9時47分、日没は14時25分です。実際にはその前後の黄昏も長いので、体感的には朝8時頃に明るくなり、夕方4時頃に暗くなります。それでも、寒さと暗さが身にしみてくるのがちょうどこの時期で、風邪をひいたり、暗さで気分が落ち込んだり、1年の中でも最も辛い時期です。
そしてフィンランドの人々は、この辛さをクリスマスを心待ちにすることでなんとか乗り切るのです。
12月に入ると、クリスマスツリーを飾ったりライトを家の庭に飾ったり、また、Joulukalenteri(ヨウルカレンテリ)と呼ばれる日めくり式のカレンダーを1日ずつめくりながら、皆クリスマスを待ちます。クリスマスのことを考えると、なぜかとても心が温まり、わくわくします。
クリスマスツリーの飾り付けは、大人にとっても子供にとってもとても楽しいイベントの一つです。こちらでは、多くの家庭で本物のもみの木を使います。
ツリーの飾り付けイベントは、森へ木を採りに行くところから始まります。土地の所有者から許可を得て森から採ったり、または、スーパー敷地の駐車場の一画で売られていることもあります。木の状態にもよりますが、人から買うと高さ2メートル近くのモミの木は、大体20〜50ユーロくらいします。
クリスマスの飾り付けはそれは楽しいものです。伝統的には、麦わら、ススキ、松、野草など、自然に採れるものから手作りされました。キャンドルの明かりや窓際の飾り付けにより、街全体が暖かい雰囲気に包まれます。クリスマスは特別なイベントです。
こちらのクリスマスは、少し前の日本の年末年始や大晦日の雰囲気に似ています。皆が一斉に休日を過ごし、家族や親戚がゆったりと集まり、クリスマス特有の料理やお菓子を作って食べます。レストランやショップも全て閉まり、街全体の機能は停止します。お正月のお年玉のように、クリスマスのプレゼントがあり、神社でお参りをするように、クリスマスの時期には教会へ行き、神聖な雰囲気の中で自分の人生を見つめ、近所の人と挨拶を交わしたりします。
(伝統的なクリスマスの飾りつけ)
オウルの街の飾り付けは、日本人からしてみると、とても「質素」です。日本の様々な地方の大々的なクリスマスイルミネーションを御存知の方には、フィンランドの都市のイルミネーションには物足りなさを感じるかもしれません。世界中で有名なロヴァニエミサンタ村でさえ、驚くほどとても規模が小さいです。それがまた、フィンランドの田舎の良いところなのかもしれません。
=参考サイト=
◆オウルのウェブカム
◆サンタ村のウェブカム
◆サンタ村のオフィシャルサイト
- タグ:
- フィンランドの冬 クリスマス オウル
- 9月のオウルはいま紅葉真っ盛りです!
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エリア:
- ヨーロッパ>フィンランド>オウル
- テーマ:街中・建物・景色 自然・植物 散歩・自転車
- 投稿日:2010/09/22 22:31
- コメント(0)
オウルはフィンランドの北、もうすぐ北極圏という場所にあります。日本でオウルという街はあまり知られていませんが、フィンランドの北側半分の主要都市で、豊かな自然とハイテク産業が共存する、とても北欧らしい街です。
この季節になると、いつも通る白樺の並木道が一面真黄色になり、毎日足を止めて景色を楽しみます。日常的な景色が最も美しい季節です。
オウル大学のそば通る白樺の並木道
(左)車道の様子 (右)車道と歩道の間にある並木の様子
木を見上げると、リスや鳥がせわしなく冬支度を始めています。
「秋」(9〜10月)
夜になると、ぐっと冷え込む日がでてきます。そのため、嬉しいことに
*紅葉が始まります!
*森の中の蚊がいなくなります!
街中の木々が紅葉を始め、どこへ行っても辺り一面が黄色くなります。天気の良い日には、青空と黄色のコントラストがとても美しいです。
雨になると、紅葉した葉が下に落ち、緑の芝が枯れ葉で覆われ、いっそう街を黄色くします。
1日の中で最も天気が変わりやすく、突然青空になったり、雨になったりしますので、携帯用のレインコートや傘が便利です。
まだ路面は凍ってはいないので、歩道では、ノルディックウォーキングやサイクリングを楽しむ人、犬の散歩をする人、子供たちが行き交います。
オウル川のそばを走る歩道の様子
オウル市の海側にある中心街、Kauppatori(マーケット)の周辺の歩道の様子
ところで、このすぐ上の写真2つは車道ではなく「歩道」です!
オウルでは、安全のため、車道と歩道が分離していて、歩道は車が通れるほど幅が広いです。
また、秋は、1ヶ月もある夏休みから皆が帰って来て、さあ、仕事するぞ!という気分にあふれた季節です。
学生や子供達には、新しい学年がスタートします。日本では桜があるように、こちらでは紅葉が始まります。
オウル大学の本部(2002年に完成)モダンなデザイン
また嬉しいことに、オウルの秋には
「森の中の蚊がいなくなります!」
気の向くままに森に入って散歩を楽しむこともできるのも、この時期いちばんの醍醐味です。
オウルの中心部から数キロ離れた住宅街へ進むと、このような森が沢山あります。普通の道を行くよりも、森の中の小道を通過する方が、近道だったりします。
夏の間には、蚊よけスプレーを全身につけて、それでも森に入ると何十匹もの蚊の鳴くイヤ〜な音が絶えずついて来ました。
でも、秋は違います!
「森の中で深呼吸」がもっとも美味しい季節です。
春の雪解け時のように足下も滑りませんし、森のすばらしさや新鮮な空気を堪能できるのは、秋が一番かもしれません。
森を散歩するときには、木々や小川ばかりでなく、足下も是非見て下さい。季節によって様々な種類のベリーやキノコがとれます。ベリーは、誰でもちょっとした勉強で簡単にとれるようになります。
足下に生えるPoulukka(コケモモ)
キノコも沢山とれますが、キノコの場合は食べれるキノコを見分けるためには、知識が必要です。キノコによっては、煮沸で何時間も毒抜きしてやっと食べられる種類などもあります。たまに森の中を歩いていると、地元のフィンランド人の人々が、キノコ狩りの授業をしている場面に出会うこともあります。
森からの収穫物があったら、地元の人に調理法を聞いて、さあ食べましょう!こちらでは、お肉にベリーのソースをかけたり、面白い組み合わせがいろいろあります。
以上、オウルからでした。
次回は、オウルでのクリスマス前の準備について書きたいと思います。
この季節になると、いつも通る白樺の並木道が一面真黄色になり、毎日足を止めて景色を楽しみます。日常的な景色が最も美しい季節です。
オウル大学のそば通る白樺の並木道
(左)車道の様子 (右)車道と歩道の間にある並木の様子
木を見上げると、リスや鳥がせわしなく冬支度を始めています。
「秋」(9〜10月)
夜になると、ぐっと冷え込む日がでてきます。そのため、嬉しいことに
*紅葉が始まります!
*森の中の蚊がいなくなります!
街中の木々が紅葉を始め、どこへ行っても辺り一面が黄色くなります。天気の良い日には、青空と黄色のコントラストがとても美しいです。
雨になると、紅葉した葉が下に落ち、緑の芝が枯れ葉で覆われ、いっそう街を黄色くします。
1日の中で最も天気が変わりやすく、突然青空になったり、雨になったりしますので、携帯用のレインコートや傘が便利です。
まだ路面は凍ってはいないので、歩道では、ノルディックウォーキングやサイクリングを楽しむ人、犬の散歩をする人、子供たちが行き交います。
オウル川のそばを走る歩道の様子
オウル市の海側にある中心街、Kauppatori(マーケット)の周辺の歩道の様子
ところで、このすぐ上の写真2つは車道ではなく「歩道」です!
オウルでは、安全のため、車道と歩道が分離していて、歩道は車が通れるほど幅が広いです。
また、秋は、1ヶ月もある夏休みから皆が帰って来て、さあ、仕事するぞ!という気分にあふれた季節です。
学生や子供達には、新しい学年がスタートします。日本では桜があるように、こちらでは紅葉が始まります。
オウル大学の本部(2002年に完成)モダンなデザイン
また嬉しいことに、オウルの秋には
「森の中の蚊がいなくなります!」
気の向くままに森に入って散歩を楽しむこともできるのも、この時期いちばんの醍醐味です。
オウルの中心部から数キロ離れた住宅街へ進むと、このような森が沢山あります。普通の道を行くよりも、森の中の小道を通過する方が、近道だったりします。
夏の間には、蚊よけスプレーを全身につけて、それでも森に入ると何十匹もの蚊の鳴くイヤ〜な音が絶えずついて来ました。
でも、秋は違います!
「森の中で深呼吸」がもっとも美味しい季節です。
春の雪解け時のように足下も滑りませんし、森のすばらしさや新鮮な空気を堪能できるのは、秋が一番かもしれません。
森を散歩するときには、木々や小川ばかりでなく、足下も是非見て下さい。季節によって様々な種類のベリーやキノコがとれます。ベリーは、誰でもちょっとした勉強で簡単にとれるようになります。
足下に生えるPoulukka(コケモモ)
キノコも沢山とれますが、キノコの場合は食べれるキノコを見分けるためには、知識が必要です。キノコによっては、煮沸で何時間も毒抜きしてやっと食べられる種類などもあります。たまに森の中を歩いていると、地元のフィンランド人の人々が、キノコ狩りの授業をしている場面に出会うこともあります。
森からの収穫物があったら、地元の人に調理法を聞いて、さあ食べましょう!こちらでは、お肉にベリーのソースをかけたり、面白い組み合わせがいろいろあります。
以上、オウルからでした。
次回は、オウルでのクリスマス前の準備について書きたいと思います。
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- フィンランド オウル
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