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ねこたんの足あと

~あちこち行って。いろんなもの見て聞いて歩いて食べて。~

プロフィール

ニックネーム:
yummy
居住地:
東京都
性別:
女性
自己紹介:
本業は小説を書くかたわら、
占いとヨガのサロンを主宰しています。

占いは手相とタロットカード。
ヨガは南インド ケララ州で州公認のインストラクター資格を取得しました。
少人数制のクラスを展開しています。
ご興味のある方は、
http://alvayu.jp
にアクセスしてみてくださいね。


小さい頃からアフリカに憧れていて、海外旅行デビューはエジプト。それからケニアへ行き、念願のサバンナに。アフリカのあとにアジアに行き始め、人からはよくルートが逆だよ、と言われました。

私はその国の何かひとつでも見たいものがあれば、どこへでも行きます。それがきっかけですが、あとは行き当たりばったり。何かをするため、にその国へ行くわけではなく、ただただその国に浸かるような旅をします。
だからこそ、生きた情報をその場で得ることができるのだと思います。

どちらかといえばカオス的な国を旅するのが好きですが、でも近年ヨーロッパも堪能しました。先進諸国もきっちり知り、その両方を知ることが大事だと思ってますから、あまり偏ることもありません。

もうずっとヨガ修行をするため、定期的にインドへ行っています。一回の旅行期間は約2ヶ月ほど。滞在型なのでその地については精通していきます。前回は昨年11月に、今年もまた秋に訪れる予定です。

私が旅先で出会ったできごとや人たち、おいしいものやホテルやショッピング、交通事情、失敗談や病気になったこと、コワかったことなどのトピックや情報が旅する人たちの役に立てばとてもうれしいです。

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ねこたん「
弾丸台湾の大失敗
エリア:
  • アジア>台湾>台北(タイペイ)
テーマ:観光地 街中・建物・景色 グルメ 
投稿日:2014/10/23 14:47
コメント(6)
●旅データ
キャリア:チャイナエアライン
ルート:羽田空港⇔松山空港
ホテル:コスモスホテル

スケジュール(予定):
一日目 羽田→松山空港 →コスモスホテル(荷物キープ)
→龍山寺→西門町・万華→ホテル(チェックイン)
→TAIPEI101→士林夜市→マッサージ→ホテル着

二日目 ホテル(チェックアウト/荷物キープ)→猫空→永康街
→ホテル(荷物ピックアップ)→松山空港→羽田空港




#1

べったりとした暑さに、瞬く間に首の後ろがじめじめとしてくる。
ぶ厚い雲が太陽をさえぎってはいるものの、風も動かず、忠孝東路と中山南路の交差点で信号が変わるのを待ちながらテンションが下がってきた。

6月の台湾は予想通り、暑かった。
ギラギラとした暑さではなく、東南アジア的な水分をたっぷり含んだ暑さ。
ゆっくりゆっくり体力を奪っていくあの粘っこい暑さだった。

初めての台湾。
いや、正確にいうと2度目か。
というのも台湾に初上陸したのは数年前、インドへ行く途上だったのだ。本当なら香港経由でデリーに入る予定だったのが、香港付近にいた台風のせいで急きょ台湾の高雄でトランジットすることになってしまった。
あのときは空港とホテルの往復のみで、とりあえず街には出たものの台湾をバスの車窓からチラ見しただけだった。

だから、台湾は初めてといってもいいだろう。
タイペイ。
羽田からチャイナエアラインで約3時間半。韓国や香港、上海といった気軽に行かれる外国の街のひとつ。
が、私は完全に甘くみていた。自分を過信していた。いくら休みがとれず衝動的に台湾行きを決めたからといって、いくら片道たった3時間半で行かれる距離だからといって、いくらソウルも上海も香港も数度の経験があるからといって、初めての外国の街をたった一泊二日で巡ろうとするなんて。

そう、今回の台湾の旅は、タイペイに一泊するだけの弾丸ツアーだった。
それがまさかの大失敗に終わるとは、まるで考えていなかった。


#2

もちろん、日本を発つ前にざっと計画はしておいた。

1日目
空港〜ホテル〜ランチ〜龍山寺〜西門町ブラ→TAIPEI101
→ディナー→士林夜市・・・

しかし、本当は九フンへ行きたい。
映画「千と千尋〜」の舞台にもなったといわれる九フンで「千と千尋〜」ごっこをしたい。台湾に行くなら九フンには行かねば……と前々から思っていた。

行きたい場所を絞り込み、食べたいものをリストアップした。今回はあまり買いたいものもなさそうだったから、そのぶん時間も節約できるだろう。が、九フンへ行く時間は本当にとれるのか? 調べるほどに個人で公共交通機関を使っていくのは、あちらでの観光も合わせると一日かかりそうだ。
台湾は初めてで地の利がない。実際電車やタクシーは使ってみないと時間の感覚は把握できない。
二日しかないのだ。
初日に行けば、その日はきっとそれで終わる。二日目は飛行機の時間があるのでたぶんタイペイをゆっくり見てはまわれない。

いろいろ考えたけれど、九フンは棚上げ状態のままだった。
しかし結果的にコレが、今回の弾丸台湾の大失敗も原因になった。。。

さて、ホテルはタイペイの中心地である、MRT(地下鉄)の台北車站駅から歩いて2分のコスモスホテルを予約した。
朝07:10発のチャイナエアラインに乗り、タイペイ松山空港着09:30(日本との時差-1時間)。空港からはMRTを使い、約20〜30分ほどで台北車站駅。10:00過ぎにはもうコスモスホテルのロビーにいた。なんて素早い、なんてスムーズ!
タイペイは松山空港を玄関にし、空港から市内へのアクセスはマジMRTがおススメだ。
……と、ここまではよかったのだが。

とりあえずホテルのチェックインは14:00なので、荷物を預け、街を歩いてみることにする。
まずはランチだ。台湾一発目の「ごはん」は「麺」と決めていた。
ホテル付近で目についた麺屋に入ろう。
べったりとまとわりつく暑さの大通りを渡り、少しでも涼を求めて細い路地に入り、いかにもローカルな麺屋ののれん(はなかったが)をくぐった。


あつい
麺屋探索中

交差点
ここを渡って裏道へ

麺セン
台湾の汁麺、ミェンシエン

すいか
熱い麺のあとは100%スイカジュース〜〜

タイのクイッティオ、ベトナムのフォー、香港の汁麺……どれもとってもおいしくて大好きだ。台湾でも麺は代表的なグルメだから、きっとおいしいはず。
ところが何かおかしい。おいしいはずなのに、徐々に箸が進まなくなってきた。
へんだなぁ、見た目も雰囲気もあの3国と変わらないんだけどな。。。

目の端を小さなゴキブリが走っていくのを契機に箸を置き、立ち上がった。



#3

龍山寺、西門町へはタクシーを使った。
台湾のタクシーは初乗りは300円ほどで、日本と比べ料金がかなり手ごろ。MTR(地下鉄)も数十円で乗れるので、タイペイをまわるときはタクシーとMTRを組み合わせて移動するといい。ちなみにMTRには日本と同じようにICカードがあるが、ソウルと違って切符(トークン)も購入しやすいので、MTRに乗るたび買ってもわずらわしくない。

龍山寺はよかった。
台湾の人たちが想像以上に信仰心が厚いことを知った。長い線香の香り、力強い龍の彫刻、精緻に造られた寺院の屋根、壁面……美しかった。
ただ生理中だった私には、どうしてもそこのトイレはムリだった。

西門町ではおやつ食べたり飲んだりしながらブラブラしてみたが、なんだろう、何か物足りない。
若者たちが行きかうファッションストリート。モノも多い、活気もある。
でも別にコレは台湾でなくてもいいのだ。こんなのはソウルにも香港にも……東京にもある。
つまり、私にとってはもう見慣れた光景だった。

龍山寺
龍山寺。熱いお参りをしている人が多かった。

西門
若者が集う西門町


そんなもやっとした気持ちのまま、ホテルへいったん戻る。チェックインするためだ。
広くはないけれどスッキリして不自由のない部屋のベッドに座ると、やはり考えてしまう。

やはり思い切って九フンに行くべきではなかったか。

どこかで何度も見たような場所にわざわざ行く必要があったのか。逆にそうした部分は切り捨てて、たとえ初台湾がイコール九フンになったとしてもよかったのではないか。

悶々としながらも、そのあとTAIPEI101と士林夜市へと繰り出した。
が、これらもいまひとつで、特に101は失敗だった。旧い台湾と最先端の台湾を見るために訪れたのだが、つまりはスカイツリーや森ビルと同じで展望台へ行くエレベーターは観光客で長蛇の列。バカらしくなってやめ、さらに101のあとにちゃんとした台湾料理レストランでディナーするつもりだったが、あまりにもおなが減りすぎて、うっかり101のフードコートに寄ってしまうというおそまつなことをやらかした。

フードコートは台湾じゃまだ珍しいかもしれないが、日本じゃスーパーにだってある。。。

めし
101フードコートにて。がっつり定食。600円くらい。

スイーツ
101フードコートにて。
豆腐花(左)と豆乳ジェラート(右)
豆腐花は香港にかなわんね。ジェラートは超うまい。

101
ライトアップされた101

そこからMTRで士林へ約20分ほど。
午後9時頃だったか、夜市はたけなわだった。
狭い道の両側に服やアクセサリー、みやげもの屋がびっしりと並び、道からこぼれるほどの人が歩いている。人波に押されるように私も歩いたが、売られているものにほとんどそそられなかった。
やはりどこかで何度も来た場所だったから、だ。
香港のカオルーンで、ソウルの明洞で、ベトナムのハノイで……あ、竹下通り、か。
とある場所で左に折れると、そこからは食べ物の屋台がズラリ。
肉まんや焼まんじゅう、ソーセージや肉の串、フライドチキン、お好み焼き的なもの、フルーツ、ジュース……似たようなものを売る屋台が延々と通りに続く。
台湾名物のマンゴーかき氷もあった。
しかし、なぜかどれにも食指が動かない。さっき食べたばかりだろうか。
それよりも疲れていたんだと思う。考えてみれば、今朝台湾に来たのだ。朝7時過ぎの飛行機だったから、羽田空港には6時前にすでにいた。昨日までは仕事だったから、つまりほとんど寝ていない。ずっと活動し続け、加えてこの蒸し暑さ。

ミネラルウォーターを一本買って通り沿いにあるお寺の境内の石段に腰を下ろした。若者たちも大勢休んでいる。
ねっとりした暑さがからだ中に絡みついている。

台湾は東南アジアなんだな。。。唐突に感じる。

ここの人たちの顔立ちや服装は日本に……いや、東京に近い。
近代的なガラス張りのビルもハイウェイも舗装されたなめらかな道路も地下鉄も。こジャレたカフェも。東京となんら変わらない。
けれど少し奥へ行くと、途端に東南アジアだ。旧い建物が並び、粗末な食堂があり、パワフルでけだるい熱がこもっている。
境内はゴミが散乱していた。
東南アジア特有の大きなゴキブリがそばを這っているような気がして、私は石段から腰を上げた。

夜市
士林夜市は人がいっぱい〜

屋台
アレもコレも食べたくなる屋台グルメ

リュック
なんとリュックサックです(笑)これはまとめて買ってくればよかったなー


#4

士林からタクシーでホテルへ帰った。15分くらいで600円ほど。
本当は初日の最後には足つぼマッサージをしてもらうつもりだったが、そんな余裕はなく、ベッドに倒れこむようにして寝てしまった。
結局グルメも遊びも不本意に終わる一日目になった。

二日目。

今日はもう帰国する日だ。
松山空港18:15発羽田行きの飛行機に乗る。すでにネットでチェックインは済ませてあるので17時頃までに空港へは着けばいい。

頭をよぎるのは九份だ。
しかしもはや8時過ぎ。今から向かっても夕方空港に着けるかどうかわからない。いや、思い切って行った方がいいのか。。。
またしてももやもやしながら朝食ビュッフェをとるためにホテルのレストランへエレベーターに乗った。

ホテルの朝食ビュッフェは大好きだ。
ホテルのグレードによって規模は異なるが、とりどりの料理が並ぶビュッフェはいつもテンションが上がる。だからいつもホテルをブックするときは「朝食付き」を選ぶ。
実際、朝起きてすぐに朝ごはんが食べられるというのは、とても重要なこと。「地元の人の朝ごはんはコレ!」という朝ごはんを食べに行くのも魅力的だが、そのぶん早起きしなければならないし、朝準備をして出かけてから外でごはんを食べるとなると時間のロスにもなるし、からだ的にもエンジンがかからない。それにホテルの朝ビュッフェには、ちゃんとそうした朝メニューも用意されているのだ。

コスモスホテルの朝ビュッフェも文句はなかった。
一般の台湾の人たちが朝食に食べるというお粥や汁麺もあり、汁麺はその場でシェフがつくってくれていた。
私はお粥を少しと汁麺をテーブルに持ってきた。
麺の温かいスープは一口飲むとからだに広がり……
……
そこで私は気づいてしまった。
なるほど、なぜ香港の麺やタイのクイッティオと同じように台湾の汁麺を「おいしい」と感じられなかったのか。
出汁、だ。
台湾のスープは魚の味がする。魚の出汁を使っている。
だから冷めてくると、魚のくさみが鼻につくのだ。
それに対して香港やタイ、ベトナムは鶏出汁を使っている。
私は元々魚出汁は苦手で、日本で食べるラーメンやみそ汁も魚の出汁系は避けている。
なるほど。そこの差だったのか。。。
考えてみれば台湾は海に囲まれた島国。魚料理が多いのも当然だったのだ。

朝粥
アジアの定番(かなり)、朝粥

点心
東アジアの定番、点心。朝昼晩、いつ食べても食べられるよね。


九份に後ろ髪をひかれながらも、時間的に今回はムリと自分に言い聞かせ、名前がなんとも気になったタイペイ郊外にある「猫空」という場所へ行ってみることにした。
ロープウェイがあり山があり茶畑がある。
山登りが好きでお茶好きな私にはもってこいの場所のような気がした。しかもロープウェイ乗り口にはパンダのいる動物園もある。
本当は九份で茶芸館に行くつもりだったが、猫空で行けるかも。
そのあとパンダも見て、と。あとは空港へ向かう時間までグルメスポットと呼ばれる永康街でおいしいものでも食べよう。


#5

猫空へは、台北車站駅からMRTを乗り継いで動物園駅へ約40分。歩いて5分の猫空ロープウェイに乗る。

ロープウェイは片道約700円。
ふつうのボックス型と、なんと床面が透明のアクリル(たぶん)のスケルトンタイプの2種類ある。料金は同じ、ただスケルトンの方が数が少ないため、乗るのに時間がかかる。
せっかくだからスケルトンに乗ることにした。
が、意外にも長蛇の列! 平日なのに人気だ。カップルが多いのでデートスポットとしても手ごろなのだろう。
待つこと30分。時間もったいないかなーと思い始めた頃、ようやく順番がまわってきた。

床の向こうに道路や緑地が透けてみえる。
別に……といえば別にだが、不思議な気分にもさせられる。
しかしなんといっても驚きなのは、このロープウェイの距離だ。
山を越え谷を越え、また山を越える。これまで登山で何度もいろんなロープウェイに乗ったが、こんなに走行距離の長いロープウェイは初めてだ。
実におよそ26分! の空中散歩であった。
造るの大変だったろうなぁ、これで700円は安いよなぁ。。。と感心した。

ロープウェイ
早く乗りたいならフツーのロープウェイを選ぼう。

床
スケルトンの床の向こうに景色が広がりちょっとスリリング。


猫空は気持ちのよいところだった。
山の中腹にあり、緑が多く静かで、暑さもすっきりとして快適だった。ただ、期待したほどの茶畑はなく、いかにも、という茶芸館も見当たらなかった。その代わり、ウーロン茶のジェラートは美味だった。
登山道もあり、「頂上2km」という道標を見かけると思わず登りたくなってしまった。
それにしてもなぜ猫空という名前なのだろう。本当に猫は全然見当たらなかったけど。

道
時間があればピークに登ったのに〜〜

カフェ
涼感あふれるよさげなカフェに寄った。

ガーデン
カフェとティーガーデンに続く道。

茶器
ゆっくり中国茶を味わいたい。

ジェラート
鉄観音ウーロン茶のジェラート。さっぱりしてて美味。

茶畑
こぢんまりしたティーガーデン。台湾はお茶で有名だけど、生産地の本場はタイペイではないんだよね。

茶屋1
こんなガーデンカフェもあり。

茶屋2
そんなガーデンカフェもあり。


--ああ、でも本当にここまで、だった。
帰りのロープウェイでも並び、大幅に時間を食ってしまった。もうあたふたとホテルへ戻り、荷物をピックアップするとすでに空港へ向かわねばならない時間だった。
パンダも見れず、ランチもおやつも食いそびれ、おみやげを買う時間すらなくなってしまった。

さらにダメ出しだったのが、松山空港は100%禁煙だったこと。
フツーはイミグレを通ったあと、喫煙ブースがあるのだが、松山空港はそれすらもなかった。っだよー、吸う場所ないなら免税店でタバコ売るのもやめろっつーの!!!

こうして私の初台湾、一泊二日の弾丸台湾が終わった。

ここからは反省になるけど、今考えてみても本当に大失敗だった。
そもそも初めて観光に訪れる海外の街で一泊二日はナイ。せめてサイテーでも2泊はするべきだ。
何度か行っている、例えばソウルであるなら一泊でも大丈夫だ。なぜなら、すでにソウルでは目的が決まっているからだ。もう観光する必要ないし、自分が行きたい場所、食べたいもの、欲しいものがわかっている。土地勘もある。
そういうベースもないまま一泊で台湾へ行ったのがまちがいだった。

それと九フン。
その旅で一番行きたい場所をあえて見送るなど、やはり違う。
これまでの旅で、そんなことは決してしなかった。一番の目的は一番に果たす-それが私の旅の鉄則だった。それなのに今回はどうしたわけか、へんに弱気になってしまった。
実際、初日を終えた時点で「これは九フンに行けたな」と思った。
松山空港からホテルに移動し、荷物を預けたらその足で向かえばよかった。タイペイに戻る時間を気にしていたのだが、仮にうんと遅くなったとしても夜市は深夜までにぎわっているし、MRTの終電は過ぎてもタクシーもちゃんと走っている。たとえ深夜にホテルに戻ってきても翌日は焦って起きる必要もない。
結局一番の目的を果たせなかったために、すべてが中途半端に終わってしまった。もっと街歩きもしたかったし、台湾グルメも味わいたかった。

とはいえ、これもやはりタイペイを一度は歩いたからこそ言えることだろう。MRTのひと駅の時間感覚やタクシーのメーターアップの速度、道の歩きやすさ、気候対策、物価、両替の場所……こうしたことを感覚的に把握できたことはまちがいない。

だから次回の台湾では、きっと私は失敗しない。

台湾南部の街、高雄
インド生リポ ●台湾編#2 デリーが遠い〜〜〜!!
エリア:
  • アジア>台湾>高雄(カオション)
  • アジア>インド
テーマ:鉄道・乗り物 ホテル・宿泊 その他 
投稿日:2011/12/02 20:17
コメント(0)
2011/09/30

香港へ行くところが、余儀なく台湾に連れて来られてしまった私たち。
台湾南部の高雄空港へ着いたときにはもうへろへろだった。
しかし、キャセイパシフィック航空の対応の速やかさは、堂に入っていた。

ぐったりの乗客たちを次々とバスに乗り込ませ、一路ホテルへ。
バスで走ること約20分、外は暗くまるで台湾へ来た実感は湧かなかった。バスを降り、なんだか狭い玄関からホテルへ一歩足を踏み入れた瞬間、そのゴージャスさにあんぐり。
きらびやかな巨大なシャンデリア、午後11時をとうにまわっているというのにロビーのラウンジには音楽が流れ、はちみつ色の灯りのなか、大勢の宿泊客たちが談笑している。広いフロントカウンターでは私たちを待ちうけるべく、スタッフたちがズラリ。

私と友人は乗客たちの最後尾の方にいたので、部屋を割り振られるのが遅くなった。
フロントの前にようやく立つと、スタッフの手元にある部屋割表がちらりと見えた。部屋のほとんどはすでにチェックが入っている。
ああ出足が遅れたので部屋がもうない、とかだったらどうしよう。。。
フロントは私と友人をひょいと見てから、表の部屋ふたつにチェックを入れ、カードキーを私と友人それぞれに渡した。
「私たち一緒なので一緒の部屋でいいですけど」
そう言ったが、フロントのスタッフは首を振り、
「ディナービュッフェは11時30分までです。まだ間に合いますからどうぞいらっしゃってください。朝のビュッフェは6時半からやっております」

シングルルームなのかしらん、そう思いながら、エレベーターに乗り階上へ。
ビュッフェをやっているダイニングフロアは最上階の42階で、私と友人の部屋はそれぞれその下の下の階あたりだった。つまり高層階だ。……と、いうことは、これはもしや。

フロアに着き、部屋を探す。
見つけた私の部屋は”ULTRA DELAX AMBASSADOR SUITE“というプレートが(確かそんなような名前)。
ドアを開けて部屋に入ってみると、再びあんぐり。
なんという広さ。なんというラグジュアリーさ。なんというリュクスな。
書斎机、リビングテーブル、ふたつのソファ、なぜかふたつの石像、必要のないほどぶ厚いカーテン。寝室へ行くとクイーンサイズのベッドがどーんとふたつ。その前に50インチはあろうテレビ、さらに左奥のドアを開けると、なんと人が3人は寝られるほどのクローゼットルーム。そこにはバスローブやらスリッパやら気持ちいいものがズラリ。
バスルームは、というと、大理石の洗面台、金の縁のバスタブ、ガラス張りのシャワールーム。ミネラルウォーターが4本。アメニティもたっぷり用意されていた。
そしてトイレは玄関近くとここにあり、計ふたつ。
……残りものには福があるというが……、高層階だったのでもしやよい部屋では……という予感が的中した。
今回の部屋の割り振りはきっとふつうの部屋からしていったに違いない。ホテル側としてもスイートまであてがうつもりは毛頭なかったろう。でも足りなくなって、それで。
それにしてもすごい部屋だなぁ。70?はあろうか。家族5人で住めるよww
一人じゃ持てあましてしまう。

そのあとはディナービュッフェへ。
これもまた豪華なビュッフェで台湾料理、中華、和食、洋食まで盛りだくさん。時間がこれほど遅くなければもっと胃に入ったろうに。
翌朝は同じようにモーニングビュッフェ。こちらも豪華で思わず嬉しくなった。高級ホテルの朝ビュッフェってどうしてこうステキなのだろう。が、やはり時間があまりなく楽しむのもそこそこだった。
このホテルの名は、グランド・ハイ・ライホテル。実は5スターだった。
http://www.grand-hilai.com.tw/
今回の長旅では、まったく予定はされていなかったが、このホテルが私のBEST2ホテルとなった。

グランドハイライホテルの豪華なロビー
絶品スイート!ラグジュアリーそのもの

ぐっすり眠れたベッドルーム
朝ごはんは大満足のビュッフェ


さて、思いがけず気持ちよく眠れ、元気になった私たちは高雄空港へ向かう。
キャセイから指示されたのは午前8時半に空港集合。といってもフライトは14時半だ。空港でかなり待たされるが、それもいろいろ事情があるのだろう。でもそこはさすがキャセイ、客から文句が出る前にお弁当と水が支給された。イライラさせないために腹を減らさない作戦か。
そしていよいよ高雄から香港へ飛んだ。高雄からはわずか40分、この日の香港は雨も降っておらず、きのうのことがウソのようにスムーズに着陸した。
香港が目的の人たちは一様にホッとしていたが、私たちのフライトはまだ続く。
乗継はどうかと心配していたが、飛行機を降りたところで、デリー行きのプラカードを持ち、デリーデリーと叫んでいるグランドスタッフを見つける。私たちが走り寄ると、彼は腕時計を確かめ、「20分後に出発します、急いで私について来てください」
20分!? つまりそれは買い物とかするヒマは全くないってことか。
私たちは5~6人のグループでスタッフのあとを小走りについていった。

大きく広い香港の空港を駆け抜け、ゲートに着くと、すでにラストコール。
そのカウンターで慌ただしくチェックイン。背中を押されて乗ったのは、香港発バンコク経由のデリー行き、CX751便。
予定していたキングフィッシャーではない。しかもデリー直行ではない、バンコクに寄るのだ。通常の飛行時間よりも2時間ほど上乗せになっている。
おまけに私の席は右にインド人、左に台湾人で、座った途端にうるさくなった。二人とも私と喋りたくて交互に質問してくる。そしていつのまにか私との会話権争奪戦のようになっていく。
その窮屈な席でバンコクまで2時間、さっき弁当を食べたばかりだというのにヘビーなランチが出され、胃は重いしうるさいし。
ああデリーにはいつ着くのだろう。遠いよ〜〜。

デリーに着いたのは、午後10時頃だった。
結局今日ものべ10時間くらい飛行機に乗っていたし、朝から考えたら丸一日移動に使った。つまり、デリーへ来るのに2日間をたっぷり使ったのだ。それでも無事に着いたのだから、よかったのだ。
デリーの、もう見慣れた感のあるリニューアルした空港に、あまり認めたくはないがホッとした。
再びやってきたインド。
空港のこの到着ロビーを出た瞬間から、またインドのあの強烈な雑踏にもまれることになるのだろう。何度も何度も。

インドが始まる前に起きたこの事件……できごとは、何かの前触れのような気がしていた。

高雄空港
インド生リポ ●台湾編#1 香港が遠い〜〜!!
エリア:
  • アジア>台湾
  • アジア>インド
テーマ:鉄道・乗り物 その他 
投稿日:2011/12/02 00:44
コメント(0)
2011/09/29

イヤな予感はしていたのだ。
デリーへ出発する数日前に南海上に台風が発生していた。微妙な位置にいたが、まぁ時間的に避けられるだろうと思っていた。
ところが、東京を発つ前日、10月28日の夕方の天気予報で、
「南海上に台風がいますが、ご安心ください、日本へは来ませんから」とお天気キャスターの満面の笑顔。台風の進路を示す矢印は思い切り香港の方を指していた。

今回デリーへは香港経由で行く。
香港まではキャセイパシフィック航空で、香港からはキングフィッシャー航空。香港で4時間ほどトランジットするが、その日の午後9時過ぎにはデリーに着く。

南海上の台風が不気味だったが、香港からはまだかなり距離があったので、なんとかぶつからずにすむだろうと思っていた。

10月29日午前10時半。羽田空港を定刻で飛び立ったCX543便は順調に飛行していた。
香港までは約4時間。近いものだ。機内食を食べ、持ってきたミステリーを読んでいると、じきに「着陸態勢に入りますので、シートとトレイを所定の位置にお戻しください」とアナウンス。シートに付いているビジョンを見ると、到着まであと1時間という表示。
早い。もう着くのだ。
香港へは香港が中国に返還される前に行ったきりだから、もう15年ぶりか。4時間のトランジットだが、きれいになった空港で買い物もしたいし、のんびりもできるだろう。
ところが。
着陸態勢に入ったというのに、ちっとも飛行機の高度が下がらない。1時間後の表示も一向に変わらない。飛行機は旋回を繰り返しているようなのだ。
眼下はもう香港なのだろう。けれど降りられないのだ。飛行機が混んでいて順番待ちしているのだろうか。
やがて高度が下がり始めた。
すると途端に機体が揺れ始める。
天気が悪いのか。この揺れ方は雲を突っ切るときのあの揺れだ。
すると後方の窓が光った。窓際の客が、すごい雨、あ、雷、また光った、と口々に言う。
思い出した。台風である。
台風はまだ香港からかなり距離があったはずなのに。もしや速度を早めて……とかよく聞くそういう状態になり、ぶち当たってしまったのか。
CAたちの動きが慌ただしくなる。あちこちで客の質問に応え、シートベルトをチェックして歩く。私は尋ねた。
「やっぱり台風ですか」
「そうです、でも大丈夫。ご心配いりませんよ」と笑顔。
飛行機は再び高度を上げ、雲上に出ると再び旋回し始めた。
あと1時間、の表示からすでに1時間以上は経っている。しかたないので私はミステリーを閉じ、「TOYSTORY3」を観ることにする。
機は依然高度の上げ下げを繰り返している。

どのくらい時間が経ったのか、ついに飛行機は意を決したように降下し始めた。
途端に揺れがくる。風にあおられ、エンジンがうなる。風に負けじと機体を水平に保とうとし、そのひずみで揺れもひどくなる。
私はトイストーリーを止め、ビジョンを見る。高度がどんどん下がっていくのがわかる。距離も時間も瞬く間に縮んでいく。
もう少しだ。
もう少しで着陸する。着陸したらホッとして、コーヒー飲んで買い物して……。
距離はあと20kmもない。時間はあと10分程度。
揺れる。
大丈夫、たいしたことない。前にソウルに行ったときも稲光のなか、無事に着陸した。
距離は10kmを切り、あと5km、4km……ビジョンはほんの数分後だと告げている。もういつランディングしてもおかしくない……。
そのときだった。
突如、飛行機は上昇し始めた。
ものすごい勢いだった。普段飛び立つとき以上の急上昇。そして激しい横揺れ。
恐怖に心臓が圧迫する。アドレナリンがどっと出て、私はとっさに手を伸ばし、前の座席をつかんだ。そんなことしても全く意味がないと気付きながらも、何かに掴まっていないと倒れそうだったのだ(もちろんシートに座っていたが)。
いつまで昇るのか。いつまでこの状態が続くのか。

やがてふーっと機体が安定した。と同時に揺れもおさまり、乗客全体から緊張感が抜けた。
すぐに機長からアナウンスが流れた。
「台風のために香港国際空港に降りられませんでした。けれど、このまま台北に向かい、そこで給油したのち、再度トライします」
急きょ、私の乗っている便は台北へ行くことになったのだ。

そこから台北まで1時間ちょっと。台北で給油して1時間、また香港に向かったが、やはり降りられず、結局台湾に戻り、南部の高雄(クーシャン)で一泊することになった。
高雄に着いたのは午後10時頃。私たちはおよそ12時間飛行機に缶詰だった。わずか4時間の香港がなんと遠いことか。
そして何より、デリー乗継ぎもおじゃんになった。

それにしても急上昇があんなにも怖いものだとは思わなかった。
急降下のあの感じも怖いが、あの息詰まるような急上昇は人間の身体的な限界をすぐに越えそうだった。
高雄へ行く、と決めた機長が、
「今日はみなさまにとっても私たちクルーにとっても長い一日でした。台湾で今夜はゆっくり休んで明日こそは香港へ参りましょう」とアナウンスしたのが印象的だった。
確かに。一番疲れたのはパイロットたちだと思うしね。
とにかく落ちなくてよかった。
明日は無事に香港へ着けますように。そして、なんの前触れもなくキャンセルされたデリー行きの便の振り替えがちゃんと用意されてますように。。。

私はそう願ってやまなかった。

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