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- マナ島からHappiness! 〜幸福の白い島〜 ♪プレゼント付♪
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エリア:
- 南太平洋>フィジー>マナ島
- テーマ:ビーチ・島
- 投稿日:2015/05/11 09:26
Yadra ヤンドラ! ピタ室長です!
今週もマナ島のダイビング・ショップ、アクアトレック・マナの現地インストラクター よしさんの フィジーの happiness をお届けします!
幸福の白い島
マナ島の沖にサンドケイと呼ばれる砂の島がある。正確にはサンゴ礁でできた島の上に砂が溜まってそこだけ海面から出ているという状態で、風向きや波の力そして干満の差によって高くなったり低くなったり大きくなったり小さくなったりはするけれど、完全に消えてしまうことはない。
高くなったり
低くなったり
この砂の成分はほとんどがサンゴでできている。波の力などで折られたサンゴが波打ち際に運ばれ、そこでまた波の力で翻弄されることにより、互いにあたったり擦られたりしてさらに細かく粉砕される。他にも貝殻やウニの殻やある種の海藻が枯れたものや僅かに魚類などの骨も含まれている。これらのほとんどが白いから、サンゴ礁の砂はこんなに白いのだ。
つまりこの島の砂は動物や植物でできているということ。さらに海中では、ブダイと呼ばれる魚の仲間が死んだ珊瑚についている海藻を食べるために、サンゴの石灰質の部分まで強い歯で削り取って食べている。食料として消化するのは海藻の部分だけなので、残ったサンゴは細かく削られて糞として排出される。時々ブダイが泳ぎながら煙のようなものを出す姿を観ることがあるが、それがサンゴの粉末でありそのまま白い砂となる。たくさんのブダイが毎日これを繰り返すのだから、彼らの作る砂はかなりの量になる。彼らもまた砂作りの大事な担い手なのだ。
そうしてできた砂の上を泳いだり、また砂の無人島に上陸して遊ぶ僕たちは、自然とそこに住む生き物たちの営みと命の上にいるということであり、良く観ると僕らのほかにも海鳥が休み、カニが穴を掘って生活している。そんな島がその気になれば泳いでいける距離にあるというのはたいへんな幸福である。
海鳥の足跡
カニの家
但し、なかなかその気にはならないのでいつもはボートで出かけているのだけれど・・・。
2015-05-11 きゃくのよしみ
- タグ:
- マナ島 Happiness
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