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- マナ島からHappiness! 〜続・幸福の白い島〜白い砂にほんのり紅を・・・〜
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エリア:
- 南太平洋>フィジー>マナ島
- テーマ:ビーチ・島
- 投稿日:2015/05/18 16:53
Bula ブラ!ピタ室長です!
今週もマナ島のダイビング・ショップ、アクアトレック・マナの現地インストラクター よしさんの写真とメッセージによる フィジーの happiness をお届けします!
続・幸福の白い島〜白い砂にほんのり紅を・・・
先週はサンドケイという島の砂がどうして白いのかという話を書いた。
遠くから観る砂は、太陽の光を反射して眩しいほどに白く、ごく稀に僕にはほんのりとピンクっぽく見えることもある。実際に上陸してその砂の上に立って見ると白っぽいけど決して真っ白ではなく、しゃがんでもっと近くで観ると、色々なものが混ざって砂になっていることがわかる。
まだ粗い砂、 色々なものが含まれている
さらによく観ると所々に真っ赤な小さなかけらがあることに気付く。
クダサンゴの骨格
これはクダサンゴと呼ばれる刺胞動物の一種の骨格で、白い骨格を持つサンゴの中にあって、その赤い色はとてもよく目立つ。ここで砂になっているほかのサンゴ同様にサンゴ礁を作る役割を果たす造礁サンゴのひとつではあるが、ほかのものとはかなり遠い種で、ほとんどのサンゴが日中はポリプを閉じているのにクダサンゴは活発に活動している。白い小さな触手が閉じたり開いたりする様子はダイビングやスノーケルでもよく見かける綺麗なもので、僕はしばらく眺めていても飽きることがない。その白い花のようなサンゴの打ち上げられた骨格が、この赤いかけらだとはなかなか思いつかない。小さな塊を手にとって見ると赤い管状のものが集まっているのがわかる。それがクダサンゴという名前の由来なのだ。数センチの大きな塊も見つかるがやがてこれもさらに砕かれて赤い砂粒になっていく。この砂が白い砂粒に混ざることにより、ほんの僅かながら砂が赤みをおびる。サンドケイのリーフには元気なクダサンゴがたくさん生息しているので、ほかのサンゴ同様に波などの力で打ち上げられて砕かれ砂になるということが日々行なわれているに違いない。そんなこと想像しながら、元気に生きているクダサンゴをスノーケリングで観察したり砂の中から赤いクダサンゴを探したりするのは、とても楽しい。
この島が赤みをおびてピンクっぽく見えるのは、この赤いサンゴのせいなのだろうか、それとも僕の気のせいなのだろうか。
2015-05-18 きゃくのよしみ
- タグ:
- マナ島 Happiness
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