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フィジー観光宣伝室 ブラ・ベア ピタ室長のブログ

フィジー共和国大使館 観光公式ブログ
プロフィール

ニックネーム:
ピタ室長
居住地:
東京都
性別:
男性
会社名:
フィジー共和国大使館
会社英字名:
Embassy of the Republic of Fiji
会社所在地:
東京都
会社電話番号:
03-3587-2038
業種:
その他
自己紹介:
ブラ!

南太平洋の楽園、フィジー生まれのブラ・ベア、ピタです。
フィジー観光宣伝室、室長としてフィジーの魅力をお伝えしていきます。

ヴィナカ!

好きなもの: ラグビー・fmfのBreakfast Crackers

得意なこと: 歌うこと、spear(やり)ダンス

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記事一覧

1 - 5件目まで(7件中)

happiness6.29_1
マナ島からHappiness! 〜 幸福の音〜
エリア:
  • 南太平洋>フィジー>マナ島
テーマ:ビーチ・島 
投稿日:2015/06/29 13:04

Bula ブラ! ピタ室長です!

今週も、マナ島のダイビング・ショップ、アクアトレック・マナの現地インストラクター よしさんの写真とメッセージによる フィジーの happiness をお届けします!


〜 幸福の音〜

海に囲まれた島に暮していると音に敏感になる。街に住んでいる時には無くてはならないものだった音楽、特に電気を使った音楽をここでは聴きたいと思わなくなった。ここでは鳥の鳴き声や風に揺れる椰子の葉の音、波の音などが僕にとっての心地よい音楽になっている。

そんな自然の音楽に混ざって夕暮れ時になると遠くから「カン」あるいは「コツン」という金属同士があたるような音が聴こえてくることがある。この島に住み始めてしばらくの間、それがなんの音なのか、どこから聴こえてくるのか気になって仕方が無かった。

ある日村の中でその音が近くに聴こえたので、その方向に行ってみた。そこで僕が見たのは村の若者が、鉄でできた筒状の壷のようなものの中に鉄棒を撃ちつける姿だった。打ち付けるときに低くドンという音がして持ち上げるときには壷の壁にあたってカンという高い音がする。遠くからだと高い音だけが伝わりドンという音は聴こえなかったという事もわかった。ドン・・・カン・・・ドン・・・カン・・・。これがゆっくり続き、あたりには乾いたにおいが漂う。そのにおいで僕にはこれがなにかわかった。

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気になっていたあの音は、フィジーではなくてはならない嗜好品である「カヴァ」を粉砕する時の音だったのだ。カヴァというのは、コショウ科の植物の根を乾燥させたものを粉砕して、それを布の袋に入れてタノアと呼ばれる器のなかで濾して作る飲みもので、フィジーの人はこれが大好き。僕のような外から来たものもここで生活する以上は避けることが出来ないものであり、それを飲むことが儀式でもあり、その場は村の社交界のようなものでもある。その味がどうだという話はまた別の機会にして、このカヴァを粉砕する時の音が実にいい。僕にとってはこれこそがフィジーの音で、子どものころからの夢であった、南の島に住むことを実現させたいま、この音は夢をかなえた証のように印象付けられた。

僕にとっての幸福の音は、夕方になると村の方から潮風に乗って届く。

2015-06-29 きゃくのよしみ

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マナリゾートでもカヴァの儀式が行われる


タグ:
マナ島 Happiness 

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日本人スタッフが常駐している、マナ島のPADI5スターのダイブ・センター、アクア・トレック・マナ!
日本人スタッフが常駐している、マナ島のPADI5スターのダイブ・センター、アクア・トレック・マナ!
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マナ島からHappiness! 〜さちの幸〜
エリア:
  • 南太平洋>フィジー>マナ島
テーマ:ビーチ・島 
投稿日:2015/06/22 13:57

Bula ブラ! ピタ室長です!

今週もフィジー マナ島のダイビング・ショップ、アクアトレック・マナの現地インストラクター よしさんの フィジーの happiness をお届けします!


〜さちの幸〜

その人は7年ほど前に語学学校への留学生としてはじめてフィジーに来た。空港の近くの小さな町にある学校に通いながら、町や地元の人たちそして自然に親しんですぐにこの国の魅力のとりことなったという。以前に体験ダイビングの経験があるその人は、空いた時間を利用してダイビングを習いCカードというダイバー資格を手に入れた。

休日を利用して同じ学校で出会った友人に誘われて訪れたのがその人とマナ島との出会いだった。そのときの海が忘れられなくて、その後何度もダイビング目的でこの島にやってきた。

何故かその人には、この国の人や食べ物や気候が暮らし始めたころから懐かしく、ダイビングで出会う生物や海の中の光景さえ、遠い昔から知っていたように思えたという。

卒業後、フィジーでさらに好きになったダイビングの能力をもっと高めるために彼女はオーストラリアに渡りインストラクターの資格を取得した。

その後もその人にとってこの国はいつも一番行きたいところであり、いつも「お帰りなさい」と迎えてくれるこの国を訪れるたびに、帰ってきたという思いを強く持つようになった。

その後日本でしばらく働いてから、今年の二月に一人だけでニュージーランドを一周する旅に出る。友達に会うという目的もあったが、旅のほとんどの時間を一人で過ごすというのはこれが初めてで、これまでのことそしてこれからのことを考える時間は十分にあった。

そんな旅の途中にフィジーの古くからの知人とインターネット上でやり取りをする機会があり、近況やフィジーのことそしてダイビングのことを伝えあった。そのとき、その人は7年前に始まったフィジーとの縁を強く感じ、資格は取ったもののプロとしての活動をしていないインストラクターとしての自分にとってもこれが最後のチャンスかもしれないと、短期間だけど、フィジーで働くことを決意した。

そのひとの優しく包み込む人柄と笑顔は既にまわりの人やダイバー達にすっかり馴染んでいる。

happiness6.22_2

さちと呼ばれるその人は、いまフィジーのマナ島に住んでいる。

happiness6.22_1

2015-06-22 きゃくのよしみ


タグ:
マナ島 Happiness 

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日本人スタッフが常駐している、マナ島のPADI5スターのダイブ・センター、アクア・トレック・マナ!
日本人スタッフが常駐している、マナ島のPADI5スターのダイブ・センター、アクア・トレック・マナ!
2
マナ島からHappiness! 〜只者ではない只者と出会う幸福〜
エリア:
  • 南太平洋>フィジー>マナ島
テーマ:ビーチ・島 
投稿日:2015/06/15 16:26

Bula ブラ! ピタ室長です!

今週もフィジー、マナ島のダイビング・ショップ、アクアトレック・マナの現地インストラクター よしさんのフィジーの happiness をお届けします!


フェイスブックを眺めていると時々、ドキッとするような文章や言葉に出合うことがある。それは一般的にいうと名の知れた人ではないごく普通の人たちで、そのうちの何人かは僕の友人であったり、知り合いであったり、知りあいの知り合いであったりする。その辺がSNS(好きな呼び方ではないけどほかに思い浮かばない)の面白いところで、それが無ければ意見や話を聞くこともまた会うことも無かったであろう人たちと繋がっているのだから。ほとんどは無駄か無くてもいい事ばかりで、稀にあるドキッとするようなことさえ、無ければないことに気付きもしないことばかりなのだけれども。

僕がかつて親しかった人を通じて偶然知り合った人がいて、その人のメッセージやコメントが面白い。知り合ったといってもフェイスブック上で僕がコメントを送ったのは一回だけで、先方からもそのときの問いかけ対する簡潔な返信が一回のみ。それ以来一度もフェイスブック上でのやり取りはしていないし、「いいね」を捺すこともない。そんな関係なのだが、その人のメッセージがフェイスブックのシステム上毎回のように眼に入る。メッセージのほとんどはブログサイトへの誘いのようなもので、興味がありそうな内容のときだけ気がむけばという程度の頻度で覗いている。そのブログの内容というか、ものの見方が面白い。内容が毎回面白いわけではないけど、時々僕と同じだと思って嬉しくなったり、へ~そういう捉え方もあるんだと、新しい発見があったりで、その視点が面白くて、只者やないなと、声に出して言ってしまったりする。繰り返すが、その人とは一面識もないし、フェイスブックやブログでも本人の姿をはっきり出すことがないので、顔や容姿すらしらない。ぼんやりと同じ世代の人だろうなと思っているけど、それ以上詮索しないし想像もしない。その人自信が書いていることが嘘でない限り、特に何かを書いたり表現したりすることの専門家ではないようだ。つまり、そういう意味においては普通の人であり、ただの人という表現も間違っていないだろう。

それなりの人が書いてもピンと来なければ、面白くもなんともないフェイスブックやブログの中で、これほど面白いと思わせてくれるこの人は、少なくとも僕にとっては、只者でなない。

これからもこの只者ではない只者のコメントを見つけて、わが意を得たりと膝をたたく。そんなおやじっぽい仕草を時々はやってみたいし、楽しみたい。

2015-06-15



1

タグ:
マナ島 Happiness 

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日本人スタッフが常駐している、マナ島のPADI5スターのダイブ・センター、アクア・トレック・マナ!
日本人スタッフが常駐している、マナ島のPADI5スターのダイブ・センター、アクア・トレック・マナ!
わんこ1
フィジーのリゾートのマスコット犬
エリア:
  • 南太平洋>フィジー
テーマ:動物 
投稿日:2015/06/12 13:35

Bula ブラ! ピタ室長です!

陽気でフレンドリーな人々の住むフィジーでは、リゾートで飼われている犬もフレンドリー

フィジーのリゾートのマスコット的な犬たちをご紹介します!


わんこ1
Coco, Likuliku Lagoon Resort - Photo from Likuliku Lagoon Resort Facebook

わんこ2
Boof, Wadigi Island Resort

わんこ3
Otot, Garden Island Resort - Photo from Garden Island Resort Facebook

わんこ4
Diesel, Fiji Beachouse - Photo from Fiji Beachouse Facebook

わんこ5
Lucy, Fiji Beachouse - Photo from Fiji Beachouse Facebook


タグ:
リゾート 動物 

3
マナ島からHappiness! 〜「あきないんだよ、これが」という幸福(下)〜
エリア:
  • 南太平洋>フィジー>マナ島
テーマ:ビーチ・島 
投稿日:2015/06/08 13:23

Bula ブラ! ピタ室長です!

今週もマナ島のダイビング・ショップ、アクアトレック・マナの現地インストラクター よしさんの写真とメッセージによる フィジーの happiness をお届けします!


「あきないんだよ、これが」という幸福(下)

1

朝、目が覚めるとタパ柄のカーテン越しに僅かな光がみえる。夜明けにはまだ少し時間はあるけど、早起きの鳥たちは既に鳴きはじめている。外に出ると椰子の木の向こうに少しづつ明るくなる空があり、その日によって雲があったり無かったりする。やがて日が昇り、一日がはっきり始まる。太陽が昇る位置は季節によって違う。去年まで毎週朝日の写真を撮っていて、週ごとにも確実に朝日が昇る位置と時間が変わっていくことに気付いた。晴れの日には空が青く美しく、雨の日には島中の緑が輝やく。島の周辺はビーチでその先には海がある。
このビーチと海が僕の職場で毎日そこで日没頃までの時間を過ごす。

2

夕日が沈み、マジックアワーの不思議さに包まれたあとに夜が始まる。夜になると暗くなるという当たり前のことをここに来てから実感するようになった。暗いからこそ星や月の明るさが強調され、オリオンや南十字など知っている星座をはっきり見つけることができる。波の音を聴きながらそんな星を見ているとこの暗さこそが贅沢だと思う。星も太陽と同じようにいつもその位置を移動させている。ここでは流れ星も珍しくない。流星群が近づくと短い時間にいくつも見えることもある。それぞれの流れ星はほんの一瞬で燃え尽きてしまうからその間に願い事を三度唱えるのは至難の業で、何度かやってみたけど出来たためしがない。
考えてみると流れ星というのは空に光がさっと流れる、それだけのこと。都会の明かりにくらべたらなんとも地味で愛想のないものだ。こんなことの何がありがたいのか。この光がもっと長く、しばらく空を飛びまわって、それがいつもならどんなに見事だろうかと、想像してみてすぐにやめる。きっとそうじゃないからいいのだ。流れ星を見る場所に行けばいつでも同じ流れ星をゆっくり見ることができるなら、最初は良くてもすぐに飽きてしまうと僕は思う。
ここでは、陸も空も海の中もいつも一瞬ごとに表情を変えている。それが劇的な変化のときもあれば、これまでのことを知った上でよく見ないとわからないほどの僅かな変化であったりもする。ひとつだけはっきりいえることは、ここには全く同じ光景は二度と現れないということだ。今日咲く花は昨日の花と違い、今日出会う魚は去年の魚と違う。朝の光景も夕焼けもいつもいつも違う表情を見せてくれる。
そんな自然と宇宙までここでは身近にあって、その上で僕の生活に必要な最小限のものと、好きな映画のDVDや落語のCDそれから本もたっぷりあるのだから。
飽きないんだよ。これが。
2015-06-08

3

タグ:
マナ島 Happiness 

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