シャンべり-からの情報通信

ボルドーやブルゴーニュに比べて、日本ではよく知られていないサヴォワ産のワイン。サヴォワ産のワインは、スキー観光シーズン時に地元でかなり消費する事から、フランスでもあまり出回っていないワインです。数あるAOCワイン生産地区は、サヴォワ（SAVOIE)、オートサヴォワ（HAUTE SAVOIE)、ラン（ｌ’AIN)とイゼール（ISERE)を追加した3地区からなります。毎年130000ｈｌのワインを製造し、そのうちの80％が白ワインです。他の地方と違って、サヴォワのワインの保存期間は2-3年と短いのも特徴です。


サヴォワワインの葡萄品種も色々ありますが、主な品種は以下の通りです。

*白ワイン
------------------------------
-シャルドネ（CHARDONNAY)
-ジャケ-ル（JACQUERE/サヴォワの伝統品種)
-ルサン（ROUSSANNE）
-アルテス（ALTESSE)

*赤ワイン
------------------------------
-ガメ（GAMAY)
-モンドウ-ズ（MONDEUSE/サヴォワの伝統品種)
-ピノノワール（PINOT NOIR)

上記の葡萄品種がそのままワインの名前になっているのもありますが、それ以外にも一般的に飲まれているものは：
-アビム（ABYMES)
-アプルモン（APRRMONT)
-シニャン或はシニャンベルジュロン（傾斜地で栽培される葡萄）




最近ではサヴォワの方でもロゼ、発砲ワイン、シードルも生産されています。ほとんどの白ワインは軽い辛口ですが、シニャンベルジュロンはその中でも余韻を残す高貴な味わいのあるワインです。赤は特にモンドウ-ズの独特の重みのある深い味わいはこの地元ワインならではのものです。



サヴォワのワインは、サヴォワのチーズやチーズ料理と味わってもらったり、サヴォワの名物ソーセージのデイオ（DIOTS)と一緒に飯がってもらうのがお勧めです。

タグ：

ワイン 葡萄畑 フランス 産地 AOC