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- COVID-19 スリランカの状況 (2022年3/3現在)※3/23その後の情報追記
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エリア:
- アジア>スリランカ
- テーマ:留学・長期滞在 旅行準備 その他
- 投稿日:2022/03/21 10:58
- コメント(0)
3/1より日本の水際対策も緩和され、スリランカ(指定の国・地域)からの帰国(入国)の場合、待機期間は最低3日間となりました。
スリランカのガイドラインもさらに緩和され、ワクチンを2回接種していれば、渡航前ならびにスリランカ到着後の検査(PCRや抗原検査)は免除(不要)となりました。
スリランカならびに日本の規制が緩和されたことにより、海外渡航のハードルがぐっと下がり、春休みまたはゴールデンウィークの旅行の計画を立てようとされる方も多いのではないでしょうか。
しかし、気になるのは渡航国の新型コロナ感染症(COVID-19)の状況かと思います。
2022年3/3現在のスリランカのCOVID-19の状況についてについては下記の記事をご参照ください(↓タイトル名をクリックすると該当記事にリンクします)。
※↑3/23にその後の情報を追加しています
- タグ:
- スリランカ 海外旅行 スリランカ旅行 海外渡航 COVID-19
- 【スリランカ】空港から南部へ一直線
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エリア:
- アジア>スリランカ>スリランカその他の都市
- アジア>スリランカ>ゴール
- テーマ:観光地 その他 ドライブ
- 投稿日:2019/11/15 11:40
- コメント(0)
11/9よりコロンボ外環高速道路(E02)のKerawalapitiyaとKadawatha間の利用が可能になりますした。
といってもピンとこない方が大半であると思います。
この区間の開通により、空港から世界遺産のあるゴールなどの南部まで高速道路でダイレクトに移動することができます。
現在開通の高速道路は3路線あります。
【コロンボ・カトナヤケ高速道(E03)】
多くの旅行客に利用されているのが、コロンボから空港までをつなぐColombo- Katunayake Expressway(E03)であるかともいます。
バンダラナヤケ国際空港(通称コロンボ空港)からコロンボ郊外を結ぶ全長25.8kmの高速道です。この高速道の開通により空港からコロンボ市内まで約1時間で行けるようになりました。
といってもコロンボ市内から空港までは約36kmほど。通常の道路でも距離的には1時間で行くことが可能ではあるのですが、この区間の一般道は渋滞がひどくラッシュ時の一般道利用では空港まで2時間近くかかることもありました。
現在もコロンボ側の高速道の乗降地(New Kelani Bridgeインターチェンジ)からコロンボ市内に入るまでの約8kmは慢性渋滞ですが、その時間を加味しても約1時間となります(渋滞がなければ30分で行けることも)。

(上記地図)E03高速道路線図とE02高速道路線図(一部)
11/9よりKerawala ICとKadawatha IC間の利用が可能になりました。
これによりE02を介してE03とE01の高速道が接続されます。
【南部高速道(E01)】
スリランカで一番初めに開通した高速道が、このSouthern Expressway(E01)です。
コロンボ郊外のKottawaから最南端の町Mataraまでの全長127kmの高速道となります。
2011年に世界遺産のあるゴール最寄りのPinnaduwaインターチェンジまでの全長95.3kmが開通し、2014年には現在の終着地マータラ(Godagamaインターチェンジ)まで全面開通となりました。
この高速道路の利用により、コロンボからゴールまでは約1.5時間、マータラまでは約2時間で行けるようになりました(コロンボの渋滞ピーク時を除く)。

上記の路線図からもわかるように、スリランカの南西海岸は黄金海岸とも呼ばれ、ビーチリゾートや観光スポットが多くあり、E02の高速道路は観光のアクセス主要路線となっています。
また今回のE02の全面開通宣言と同じ日に、地図南東部のHambantota~Barawakumbukaの約40kmも開通しました。地図からみてわかるように現時点では、旅行者にとってはあまり利用がない区間となりますが、将来的にE01と接続されると一番の訪問者数を誇るヤーラ国立公園や聖地カタラガマへのアクセスが容易になります。
宝石の産地のラトナプラ(地図中央左上)を通るE06高速道も現在建設中であり、E06が開通するとラトナプラを経由して紅茶の産地の一つで風光明媚なハプタレーなどの山間部へのアクセスや、ゾウが通年でみられるウダワラワ国立公園などへのアクセスが容易となります。
【コロンボ外環高速道(E02)】

この高速道は、コロンボ郊外をつなぐ全長29kmの区間となります。コロンボ市内を迂回しするように作られ、交通渋滞を軽減する軌道環状道路としての役割を担います。
このE02はKottawaインターチェンジでE03と接続されていますが、E01との接続は今まで開通していませんでした。
しかし、このたび11/9よりE01に接続するKelawapitiyaインターチェンジとKadawathaインターチェンジ間が開通しE01と接続されました。
これによりE01-E02-E03の3つの高速道路が接続になります。
この接続により、空港から南部への移動が容易になる上、移動時間も大幅な短縮となります。反対に南部の観光をして空港に向かう場合も移動が容易となります。

スリランカは交通網が発達しているものの、交通動線が悪い箇所が多い上。交通マナーが悪い(割り込みや路肩駐車等)ため、交通渋滞が多く発生しています。
さらには、朝夕の通勤による交通渋滞に加えてお昼は学校の終業時間(低学年は12時、高学年は13時半まで)にあたり、スクールバスやお迎えの車による渋滞が発生しているため、平日はどの時間帯も渋滞しているといった状況です(反対に日曜祝日は交通量が少なくなります)。
旅行において移動時間がとても重要となってきますが、高速道路を利用することにより、移動時間の短縮ができるのはとても喜ばしいことです。
反対に、コロンボ中心部から南西海岸のリゾート地に行く場合、時間帯によっては一般道(Galle Road)を利用したほうが早く着く場合があります。
南部へ行くE01高速道路の入口であるKottawaはコロンボ中心から約22km離れた位置にあります。しかし、交通渋滞時は高速道の入り口まで1〜1.5時間かかります。
そのため、コロンボからベントタなどの西海岸に行く場合は、高速を利用せずにコロンボを南下するゴールロードを利用したほうが早く着くことが多くなります。
ゴールロードは海岸線に並行して走る道路のため、場所場所で海を見ることもできるため、景色を眺めながら移動することができます。
ただ、ゴールロードもコロンボ市内からモラトワ(Moratuwa)までの約2kmは渋滞が発生しやすい区間です。
車移動の場合は、道路事情をよく知る運転手に任せるのが良いでしょう。
バス移動の場合は、目的地が同じでも路線ごとに経由地が異なりますので、バスターミナルのスタッフなどに相談して利用路線を選択するとよいかと思います。
といってもピンとこない方が大半であると思います。
この区間の開通により、空港から世界遺産のあるゴールなどの南部まで高速道路でダイレクトに移動することができます。
現在開通の高速道路は3路線あります。
【コロンボ・カトナヤケ高速道(E03)】
多くの旅行客に利用されているのが、コロンボから空港までをつなぐColombo- Katunayake Expressway(E03)であるかともいます。
バンダラナヤケ国際空港(通称コロンボ空港)からコロンボ郊外を結ぶ全長25.8kmの高速道です。この高速道の開通により空港からコロンボ市内まで約1時間で行けるようになりました。
といってもコロンボ市内から空港までは約36kmほど。通常の道路でも距離的には1時間で行くことが可能ではあるのですが、この区間の一般道は渋滞がひどくラッシュ時の一般道利用では空港まで2時間近くかかることもありました。
現在もコロンボ側の高速道の乗降地(New Kelani Bridgeインターチェンジ)からコロンボ市内に入るまでの約8kmは慢性渋滞ですが、その時間を加味しても約1時間となります(渋滞がなければ30分で行けることも)。

(上記地図)E03高速道路線図とE02高速道路線図(一部)
11/9よりKerawala ICとKadawatha IC間の利用が可能になりました。
これによりE02を介してE03とE01の高速道が接続されます。
【南部高速道(E01)】
スリランカで一番初めに開通した高速道が、このSouthern Expressway(E01)です。
コロンボ郊外のKottawaから最南端の町Mataraまでの全長127kmの高速道となります。
2011年に世界遺産のあるゴール最寄りのPinnaduwaインターチェンジまでの全長95.3kmが開通し、2014年には現在の終着地マータラ(Godagamaインターチェンジ)まで全面開通となりました。
この高速道路の利用により、コロンボからゴールまでは約1.5時間、マータラまでは約2時間で行けるようになりました(コロンボの渋滞ピーク時を除く)。

上記の路線図からもわかるように、スリランカの南西海岸は黄金海岸とも呼ばれ、ビーチリゾートや観光スポットが多くあり、E02の高速道路は観光のアクセス主要路線となっています。
また今回のE02の全面開通宣言と同じ日に、地図南東部のHambantota~Barawakumbukaの約40kmも開通しました。地図からみてわかるように現時点では、旅行者にとってはあまり利用がない区間となりますが、将来的にE01と接続されると一番の訪問者数を誇るヤーラ国立公園や聖地カタラガマへのアクセスが容易になります。
宝石の産地のラトナプラ(地図中央左上)を通るE06高速道も現在建設中であり、E06が開通するとラトナプラを経由して紅茶の産地の一つで風光明媚なハプタレーなどの山間部へのアクセスや、ゾウが通年でみられるウダワラワ国立公園などへのアクセスが容易となります。
【コロンボ外環高速道(E02)】

この高速道は、コロンボ郊外をつなぐ全長29kmの区間となります。コロンボ市内を迂回しするように作られ、交通渋滞を軽減する軌道環状道路としての役割を担います。
このE02はKottawaインターチェンジでE03と接続されていますが、E01との接続は今まで開通していませんでした。
しかし、このたび11/9よりE01に接続するKelawapitiyaインターチェンジとKadawathaインターチェンジ間が開通しE01と接続されました。
これによりE01-E02-E03の3つの高速道路が接続になります。
この接続により、空港から南部への移動が容易になる上、移動時間も大幅な短縮となります。反対に南部の観光をして空港に向かう場合も移動が容易となります。

スリランカは交通網が発達しているものの、交通動線が悪い箇所が多い上。交通マナーが悪い(割り込みや路肩駐車等)ため、交通渋滞が多く発生しています。
さらには、朝夕の通勤による交通渋滞に加えてお昼は学校の終業時間(低学年は12時、高学年は13時半まで)にあたり、スクールバスやお迎えの車による渋滞が発生しているため、平日はどの時間帯も渋滞しているといった状況です(反対に日曜祝日は交通量が少なくなります)。
旅行において移動時間がとても重要となってきますが、高速道路を利用することにより、移動時間の短縮ができるのはとても喜ばしいことです。
反対に、コロンボ中心部から南西海岸のリゾート地に行く場合、時間帯によっては一般道(Galle Road)を利用したほうが早く着く場合があります。
南部へ行くE01高速道路の入口であるKottawaはコロンボ中心から約22km離れた位置にあります。しかし、交通渋滞時は高速道の入り口まで1〜1.5時間かかります。
そのため、コロンボからベントタなどの西海岸に行く場合は、高速を利用せずにコロンボを南下するゴールロードを利用したほうが早く着くことが多くなります。
ゴールロードは海岸線に並行して走る道路のため、場所場所で海を見ることもできるため、景色を眺めながら移動することができます。
ただ、ゴールロードもコロンボ市内からモラトワ(Moratuwa)までの約2kmは渋滞が発生しやすい区間です。
車移動の場合は、道路事情をよく知る運転手に任せるのが良いでしょう。
バス移動の場合は、目的地が同じでも路線ごとに経由地が異なりますので、バスターミナルのスタッフなどに相談して利用路線を選択するとよいかと思います。
- タグ:
- スリランカ 観光 バンダラナヤケ空港 高速道路
- スリランカのお酒事情
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エリア:
- アジア>スリランカ>コロンボ
- アジア>スリランカ>スリランカその他の都市
- テーマ:買物・土産 グルメ その他
- 投稿日:2019/10/29 11:31
- コメント(0)
スリランカでは「満月の日(ポヤデー)はお酒が買えないし飲めない」など"地球の歩き方"などのガイドブックに必ず記載されていますが、それも含めてスリランカのお酒事情について簡単に紹介します。
【酒店】
●リカーショップ
スリランカ各地にあり[(屋号)WINE STORES]と書かれた緑の看板を目にすることができるかと思います。
入店できる店もありますが、地方のリカーショップはカウンター式になっており販売者と購入者の間には鉄格子が張られています。購入者はその一部にくりぬかれたスペース越しに購入したいお酒の銘柄を言って買う流れとなります。
●スーパー
ARPICO(アルピコ),Keels(キールス),Cargiris(カーギリス)がスリランカにある3大スーパーマーケットチェーンですが、すべての店舗にアルコール販売のコーナーがあるわけでなく酒販売ライセンスのある店舗のみ取り扱いがありますので、入店時に確認が必要です。
なお、アルコール販売コーナーの営業時間は、スーパーの営業時間とは異なり、国で定められた販売時間(午前9時から午後9時まで)となります。
また、ポヤデーなど酒の販売の禁止日はスーパーは開店していてもアルコール販売部門はクローズとなります。
【アルコール販売時間】
午前9時から午後9時まで
上記で書いたように、スーパーなどの店舗にアルコール売り場が入っている場合でも、スーパーの営業時間とアルコール販売時間は異なります。
【アルコール販売休止日】
●ポヤデー(満月日):仏教祭日
●クリスマス:キリスト教にとってワインは意味のある飲み物ですが、12/25もアルコールの販売は休止となります。
●シンハラ・タミル新正月
●「選挙日」など
※※上記以外にもキャンディのペラヘラ祭り期間のキャンディの飲食店や、政府により酒類の販売提供の禁止が宣言された日(直前発表も多々あります)は閉店になります。
※アルコールの販売だけでなく、お酒を取り扱うホテルならびに飲食店でも上記の日は提供が休止となります。
【レストラン】
スリランカではリカーライセンスの無い飲食店では酒類の提供が禁止されています。
そのため、ハラルフード店やベジタリアンレストランなどレストランのジャンル的にアルコールを提供しないレストランのほかに、フレンチやイタリアンの店でもリカーライセンスがないために提供がない店も多々あります。
お酒も含めて食事を楽しみたい場合は、必ず予約時または入店時に確認が必要です。
※[BYOB]
レストランのWeb情報などでこの文字を多く目にするかと思います。これはBring Your Own Bottleの略で、リカーライセンスの無い店でも、ワインやビールなどお酒の持ち込みが可能であることを表す言葉です。
レストランによって持ち込み料を取るところや持ち込みできるお酒の制限がある場所
お酒の提供がある場所でも日本酒など提供がない種類のお酒を持ち込むことができる場所もあります。しかしこれも事前に確認が必要です。
【アルコールの提供時間】
リカーライセンスの種類によって提供できる時間が異なります。
「営業時間中であればどの時間でも提供ができる飲食店」と、「14〜17時の間は提供ができない飲食店」の2つに分かれます。14~17時にお酒を含んだ利用を考えている方は、予約時または入店時に確認が必要です。
【アルコール提供休止日】
●ポヤデー(満月日):仏教祭日
●クリスマス:キリスト教にとってワインは意味のある飲み物ですが、12/25もアルコールの販売は休止となります。
●シンハラ・タミル新正月
●「選挙日」など
※上記以外にもキャンディのペラヘラ祭り期間のキャンディの飲食店や、政府により酒類の販売提供の禁止が宣言された日(直前発表も多々あります)は提供が休止になります。
※アルガンベイ(Arugam Bay)やゴール(Galle)、エッラ(Ella)など外国人観光客が多く利用するレストランやホテルの一部では上記の日も提供をしている場所もあります。しかし本来は国の法律では禁止されていますので、FacebookなどのSNSなどの投稿時には配慮が必要です。
【スリランカのお酒】
●ビール
飲食店や酒店でよく見かける主要銘柄(一部はレア)をあげました。
下記の銘柄は全てLion Brewery社によって醸造されており、国内シェアは80%を超えます。
-ライオンラガー(Lion Lager):アルコール分4.8%。酒店やアルコールの提供のレストランで必ずあるのがライオンビール。麦芽とホップでつくられたラガービールです。
-カールスバーグ(Carlsberg):デンマークのビールですが世界40か国に醸造所を持っており、スリランカで提供されるカールスバーグは上記のLion Brewery社で醸造されたものです。こちらもアルコール分4.8%のラガービールです。
-スリーコインズ(Three Coins):4.8%の麦芽100%のラガービールです。かつてはMcCallum Brewery社によって醸造されていましたが2014年にLion Brewery社に買収され、現在はLion Brewery社によって醸造されています。以前はライオンラガーに並んでよく見かける銘柄でしたが、現在では酒店並びに飲食店で見かけることが少なくなりましたので、見つけた際は是非お試しください。
-ライオンスタウト(Lion Stout):アルコール分8.8%。スリランカ版黒ビール。黒ビールというと焙煎麦芽による苦みとコクが特徴ですが、このビールはアルコール分の強さだけが引き立っており、正直黒ビールとしてはお勧めできるものではありません。
-ライオンストロング(Lion Strong):アルコール分8.8%のラガービールですが、とにかくアルコール分が強いです。ただ酔いたい人向け。
●アラック
お土産としてもよく上げられるアラックは、ココナツを蒸留したお酒です。ウイスキーのように2年、10年と熟成させたものなど種類が豊富です。
主なアラックに使用されているココナツヤシ以外にも、ジャフナなど北部で栽培(生育)されているパルメラヤシを使ったアラック、高原地帯で栽培(生育)しているキトゥルヤシ(クジャクヤシ)のアラックなど原料のヤシの種類で味も異なります。
●ラー
よく幻の酒といわれる”ラー”は酒店や飲食店で見かけることはまずありません。
ラーとはキトルヤシの雄花の蜜を発酵させたものです。蒸留させるとアラックになります。マッコリのような酸味のある味が特徴ですが、発酵のスピードが速いため流通できないのです。そのためラーを作る民家やローカルの酒場などにしか出回っていません。
【スリランカの酒事情】
スリランカは仏教国のため、本来は不飲酒戒です。またイスラム教もヒンズー教も多く、やはり飲酒は教義に反しよくないまたは禁止となっています。
そのため大っぴらに飲酒はしない風潮があります。
例えば結婚式などにおいて、招待客が座るメインの卓上ではお酒は提供されません。
アルコールの提供は別室か衝立で目隠しされた場所で提供されます(最近は同会場の隅に設けられることもあります)。そしてその席に行くのは男性のみで女性は行きません。
親戚や友人一同が家に会する場合でも、基本的に食卓にはお酒は置かれません(食事とお酒が同じ卓上に置かれない)。
お酒を飲む場合はリビングやベランダなどに別のテーブル(席)を用意して飲まれることがほとんどです。
スリランカでは公共の場所での飲酒が禁止されていますので、列車やバス、路上などでの飲酒はしないようにしましょう。
基本的にスリランカでは女性の飲酒ならびに酒類の購入はタブーとされていますが、コロンボなどの都市部ではスリランカ女性が飲酒する姿も見かけます。
また外国人旅行者が多いため、女性の飲酒にも慣れつつある風潮はありますので、女性の方もレストランやホテルなどでアルコールの注文をすることに問題はありません。
しかしまだまだ偏見はありますので、女性のみで地元の人しか行かないようなローカルバーに入ったり、現地で知り合った男性と個別でお酒を飲みに行くなどの状況では注意が必要です。
上記でも述べたように、観光国スリランカ。外国人旅行者が多く、女性も含めて飲酒に寛容になりつつあります。それでもやはり最低限のマナー並びにルールを頭に入れておくとよいかと思います。
【酒店】
●リカーショップ
スリランカ各地にあり[(屋号)WINE STORES]と書かれた緑の看板を目にすることができるかと思います。
入店できる店もありますが、地方のリカーショップはカウンター式になっており販売者と購入者の間には鉄格子が張られています。購入者はその一部にくりぬかれたスペース越しに購入したいお酒の銘柄を言って買う流れとなります。
●スーパー
ARPICO(アルピコ),Keels(キールス),Cargiris(カーギリス)がスリランカにある3大スーパーマーケットチェーンですが、すべての店舗にアルコール販売のコーナーがあるわけでなく酒販売ライセンスのある店舗のみ取り扱いがありますので、入店時に確認が必要です。
なお、アルコール販売コーナーの営業時間は、スーパーの営業時間とは異なり、国で定められた販売時間(午前9時から午後9時まで)となります。
また、ポヤデーなど酒の販売の禁止日はスーパーは開店していてもアルコール販売部門はクローズとなります。
【アルコール販売時間】
午前9時から午後9時まで
上記で書いたように、スーパーなどの店舗にアルコール売り場が入っている場合でも、スーパーの営業時間とアルコール販売時間は異なります。
【アルコール販売休止日】
●ポヤデー(満月日):仏教祭日
●クリスマス:キリスト教にとってワインは意味のある飲み物ですが、12/25もアルコールの販売は休止となります。
●シンハラ・タミル新正月
●「選挙日」など
※※上記以外にもキャンディのペラヘラ祭り期間のキャンディの飲食店や、政府により酒類の販売提供の禁止が宣言された日(直前発表も多々あります)は閉店になります。
※アルコールの販売だけでなく、お酒を取り扱うホテルならびに飲食店でも上記の日は提供が休止となります。
【レストラン】
スリランカではリカーライセンスの無い飲食店では酒類の提供が禁止されています。
そのため、ハラルフード店やベジタリアンレストランなどレストランのジャンル的にアルコールを提供しないレストランのほかに、フレンチやイタリアンの店でもリカーライセンスがないために提供がない店も多々あります。
お酒も含めて食事を楽しみたい場合は、必ず予約時または入店時に確認が必要です。
※[BYOB]
レストランのWeb情報などでこの文字を多く目にするかと思います。これはBring Your Own Bottleの略で、リカーライセンスの無い店でも、ワインやビールなどお酒の持ち込みが可能であることを表す言葉です。
レストランによって持ち込み料を取るところや持ち込みできるお酒の制限がある場所
お酒の提供がある場所でも日本酒など提供がない種類のお酒を持ち込むことができる場所もあります。しかしこれも事前に確認が必要です。
【アルコールの提供時間】
リカーライセンスの種類によって提供できる時間が異なります。
「営業時間中であればどの時間でも提供ができる飲食店」と、「14〜17時の間は提供ができない飲食店」の2つに分かれます。14~17時にお酒を含んだ利用を考えている方は、予約時または入店時に確認が必要です。
【アルコール提供休止日】
●ポヤデー(満月日):仏教祭日
●クリスマス:キリスト教にとってワインは意味のある飲み物ですが、12/25もアルコールの販売は休止となります。
●シンハラ・タミル新正月
●「選挙日」など
※上記以外にもキャンディのペラヘラ祭り期間のキャンディの飲食店や、政府により酒類の販売提供の禁止が宣言された日(直前発表も多々あります)は提供が休止になります。
※アルガンベイ(Arugam Bay)やゴール(Galle)、エッラ(Ella)など外国人観光客が多く利用するレストランやホテルの一部では上記の日も提供をしている場所もあります。しかし本来は国の法律では禁止されていますので、FacebookなどのSNSなどの投稿時には配慮が必要です。
【スリランカのお酒】
●ビール
飲食店や酒店でよく見かける主要銘柄(一部はレア)をあげました。
下記の銘柄は全てLion Brewery社によって醸造されており、国内シェアは80%を超えます。
-ライオンラガー(Lion Lager):アルコール分4.8%。酒店やアルコールの提供のレストランで必ずあるのがライオンビール。麦芽とホップでつくられたラガービールです。
-カールスバーグ(Carlsberg):デンマークのビールですが世界40か国に醸造所を持っており、スリランカで提供されるカールスバーグは上記のLion Brewery社で醸造されたものです。こちらもアルコール分4.8%のラガービールです。
-スリーコインズ(Three Coins):4.8%の麦芽100%のラガービールです。かつてはMcCallum Brewery社によって醸造されていましたが2014年にLion Brewery社に買収され、現在はLion Brewery社によって醸造されています。以前はライオンラガーに並んでよく見かける銘柄でしたが、現在では酒店並びに飲食店で見かけることが少なくなりましたので、見つけた際は是非お試しください。
-ライオンスタウト(Lion Stout):アルコール分8.8%。スリランカ版黒ビール。黒ビールというと焙煎麦芽による苦みとコクが特徴ですが、このビールはアルコール分の強さだけが引き立っており、正直黒ビールとしてはお勧めできるものではありません。
-ライオンストロング(Lion Strong):アルコール分8.8%のラガービールですが、とにかくアルコール分が強いです。ただ酔いたい人向け。
●アラック
お土産としてもよく上げられるアラックは、ココナツを蒸留したお酒です。ウイスキーのように2年、10年と熟成させたものなど種類が豊富です。
主なアラックに使用されているココナツヤシ以外にも、ジャフナなど北部で栽培(生育)されているパルメラヤシを使ったアラック、高原地帯で栽培(生育)しているキトゥルヤシ(クジャクヤシ)のアラックなど原料のヤシの種類で味も異なります。
●ラー
よく幻の酒といわれる”ラー”は酒店や飲食店で見かけることはまずありません。
ラーとはキトルヤシの雄花の蜜を発酵させたものです。蒸留させるとアラックになります。マッコリのような酸味のある味が特徴ですが、発酵のスピードが速いため流通できないのです。そのためラーを作る民家やローカルの酒場などにしか出回っていません。
【スリランカの酒事情】
スリランカは仏教国のため、本来は不飲酒戒です。またイスラム教もヒンズー教も多く、やはり飲酒は教義に反しよくないまたは禁止となっています。
そのため大っぴらに飲酒はしない風潮があります。
例えば結婚式などにおいて、招待客が座るメインの卓上ではお酒は提供されません。
アルコールの提供は別室か衝立で目隠しされた場所で提供されます(最近は同会場の隅に設けられることもあります)。そしてその席に行くのは男性のみで女性は行きません。
親戚や友人一同が家に会する場合でも、基本的に食卓にはお酒は置かれません(食事とお酒が同じ卓上に置かれない)。
お酒を飲む場合はリビングやベランダなどに別のテーブル(席)を用意して飲まれることがほとんどです。
スリランカでは公共の場所での飲酒が禁止されていますので、列車やバス、路上などでの飲酒はしないようにしましょう。
基本的にスリランカでは女性の飲酒ならびに酒類の購入はタブーとされていますが、コロンボなどの都市部ではスリランカ女性が飲酒する姿も見かけます。
また外国人旅行者が多いため、女性の飲酒にも慣れつつある風潮はありますので、女性の方もレストランやホテルなどでアルコールの注文をすることに問題はありません。
しかしまだまだ偏見はありますので、女性のみで地元の人しか行かないようなローカルバーに入ったり、現地で知り合った男性と個別でお酒を飲みに行くなどの状況では注意が必要です。
上記でも述べたように、観光国スリランカ。外国人旅行者が多く、女性も含めて飲酒に寛容になりつつあります。それでもやはり最低限のマナー並びにルールを頭に入れておくとよいかと思います。
- タグ:
- スリランカ 観光
現在スリランカの紙幣は6種の金種が発行されています。
発行額は20,50,100,500,1000,5000スリランカルピーです。
※参考: 1スリランカルピーは約0.6円(2019年9/21現在)
現在のデザインは2010年に発行されたもので、11代目のデザインとなります。
デザインのテーマは「スリランカの開発・繁栄とスリランカのダンサー」
紙幣の表面中央には港やダム、ビルなどスリランカの開発を象徴する建造物が描かれています。
<紙幣に描かれている建造物>
20ルピー
コロンボ港の現在(左中央)と昔(右上)
50ルピー:マナンピティヤに作られた鉄橋と橋(右下)と以前の橋(左上)
100ルピー
ノロチョチョライ石炭発電所(中央)と水力発電用のケーブルが設置されているラクサパナの滝
500ルピー
世界貿易センター(通称ツインビル)とセイロン銀行の本社(右上)
1000ルピー
ランボダトンネル(右中央)と建設以前の様子(左上)
5000ルピー
ウェヘラガラダム(左)とキャニオンダム(右上)
紙幣表面の両脇にはスリランカの固有鳥と蝶が描かれています。
<紙幣に描かれている鳥>
※全てスリランカの固有鳥。(カッコ)内は和名
20ルピー:Serendib Scops Owl (セレンディブコノハズク)
50ルピー:Dull Blue Flycatcher (セイロンヒタキ)
100ルピー:Orange Billed Babbler (セイロンヤブチメドリ)
500ルピー:Layard’s Parakeet(セイロンミドリワカケホンセイインコ)
1000ルピー:Hanging Parrot(ズアカサトウチョウ)
5000ルピー:Yellow Eared Bulbul(キミミヒヨドリ)

<紙幣に描かれている蝶>※(カッコ)内は学名
20ルピー:Baronet (Symphaedra nais)
50ルピー:Blue Oakleaf (Kallima philarchus)
100ルピー:Autumn Leaf (Doleschallia bisaltidae)
500ルピー:Ceylon Indigo Royal (Tajuria arida)
1000ルピー:White Four Ring (Ypthima ceylonica)
5000ルピー: Lemon Migrant (Catopsilia Pomona)

紙幣裏面の中央にはスリランカの伝統舞踏が描かれています。
<紙幣に描かれているスリランカ伝統舞踊>
20ルピー
"Ves"と呼ばれるダンサー。男性のみで頭と体に付けた金属製の装飾が特徴です。太鼓のリズムにあわせてバク転などアクロバティックな踊りをします。キャンディアンダンスの花形ともいわれるダンサーです。
50ルピー
"Vadiga Patuna"と呼ばれるダンス。もとは南部のローカントリーに伝わるのダンス(ルフヌダンスと呼ばれます)で、北インドから来た魔術師がダンスのモチーフになっています。頭にターバンを巻き付け髭をつけて黄色の衣装をまとっています。特に目立ったダンスはなく体を左右に揺らして練り歩きます。女性が演じることもあります。
100ルピー
"Bharatanatyam"ダンスはインドのタミル・ナードゥ州を起源とするダンスで、太鼓のリズムに合わせてビンディをつけ、頭の飾りや首飾り、腕輪など美しく装飾した、タミル女性ダンサーがしなやかに舞います。
500ルピー
"Thelme Netuma"ダンサー。Naiyandi danceとも呼ばれ、これもキャンディアンダンスに分類されます。白いターバンを巻き、ビーズや銀細工の施された衣装ならびに装飾を着けて踊ります。これもダンサーは男性のみです。
1000ルピー
"Thelme Netuma"
5000ルピー
"Naga"というコブラのマスク(左)と”Guruda”というヒンズーの神ヴィシュヌの乗り物である鳥のマスク(右)をつけて踊ります。元は悪魔祓いで踊られるダンスでガルーダがコブラの悪魔を怖がらせ、病や不幸などの元凶とされている悪魔を追い払うとされています。
その他にも裏面の右上にはお札ごとに異なるガードストーン(仏教寺院の入り口にあり、聖域を守る守護神などが掘られています)が描かれています。
国の紙幣はその国ならではのもの。スリランカの紙幣に描かれているものも見てみるのも旅の一つの楽しみになるかもしれません。
<余談>
なぜ今回、スリランカの紙幣についてブログに取り上げたかというと「お札のデザインをラキセナナヤケ氏が担当した」という記述を目にしたためです。
ラキ氏はジェフリーバワのホテルで有名なヘリタンスカンダラマのアイコンとなるフクロウの像やジェットウィングライトハウスの螺旋階段のダイナミックな鍛金作品(ランデ二ヤの戦い)など、バワ作品に欠かせないアーチストの1人です。
ラキ氏自身も建築家でもあり画家でもあり彫刻家でもある、今なお現役のマルチなアーチストです。
しかし、調べてみるとラキ氏が担当したのは1979に発行された7代目の紙幣で、テーマは「スリランカの植物と動物」。
スリランカの動植物が紙面一杯に描かれていてとても美しい紙幣です。
下記↓のリンクより閲覧することができます。
7代目紙幣(1979年発行)デザイン:ラキセナナヤケ(←これをクリックすると該当ページにジャンプします)リンク先の紙幣の画像横の"note"という部分をクリックすると各紙幣の画像を拡大してみることができます。
<余談2>
今回お札について調べていて、20ルピーに描かれている鳥がSerendib Scops Owl (セレンディブコノハズク)ということに驚きました。というのも私はChesnut-backed Owlet(クリセスズメフクロウ)だと思い込んでいたからです。

お札に描かれた鳥、後ろのフィールドガイドの何番の鳥だと思いますか?
5か6と答える方が多いのではないでしょうか。5番はJungle Owlet(モリスズメフクロウ※この鳥は固有種ではありません)、6番はChesnut-backed Owlet(クリセスズメフクロウ)。
お札に描かれているSerendib Scops Owl (セレンディブコノハズク)は3番です。
コノハズクの特徴である耳のように見える頭部の羽毛(羽角)もはっきり描かれておらず、体のラインもスズメフクロウよりな気がします。ただ、羽の模様はコノハズク。
デザイナーが描く鳥を間違えたのか、本当にセレンディブコノハズクを描いたのか、はたまたCurrency Departmentの説明文がまちがっているのか、真相はいかに。
発行額は20,50,100,500,1000,5000スリランカルピーです。
※参考: 1スリランカルピーは約0.6円(2019年9/21現在)
現在のデザインは2010年に発行されたもので、11代目のデザインとなります。
デザインのテーマは「スリランカの開発・繁栄とスリランカのダンサー」
紙幣の表面中央には港やダム、ビルなどスリランカの開発を象徴する建造物が描かれています。
<紙幣に描かれている建造物>

コロンボ港の現在(左中央)と昔(右上)


ノロチョチョライ石炭発電所(中央)と水力発電用のケーブルが設置されているラクサパナの滝

世界貿易センター(通称ツインビル)とセイロン銀行の本社(右上)

ランボダトンネル(右中央)と建設以前の様子(左上)

ウェヘラガラダム(左)とキャニオンダム(右上)
紙幣表面の両脇にはスリランカの固有鳥と蝶が描かれています。
<紙幣に描かれている鳥>
※全てスリランカの固有鳥。(カッコ)内は和名
20ルピー:Serendib Scops Owl (セレンディブコノハズク)
50ルピー:Dull Blue Flycatcher (セイロンヒタキ)
100ルピー:Orange Billed Babbler (セイロンヤブチメドリ)
500ルピー:Layard’s Parakeet(セイロンミドリワカケホンセイインコ)
1000ルピー:Hanging Parrot(ズアカサトウチョウ)
5000ルピー:Yellow Eared Bulbul(キミミヒヨドリ)

<紙幣に描かれている蝶>※(カッコ)内は学名
20ルピー:Baronet (Symphaedra nais)
50ルピー:Blue Oakleaf (Kallima philarchus)
100ルピー:Autumn Leaf (Doleschallia bisaltidae)
500ルピー:Ceylon Indigo Royal (Tajuria arida)
1000ルピー:White Four Ring (Ypthima ceylonica)
5000ルピー: Lemon Migrant (Catopsilia Pomona)

紙幣裏面の中央にはスリランカの伝統舞踏が描かれています。
<紙幣に描かれているスリランカ伝統舞踊>

"Ves"と呼ばれるダンサー。男性のみで頭と体に付けた金属製の装飾が特徴です。太鼓のリズムにあわせてバク転などアクロバティックな踊りをします。キャンディアンダンスの花形ともいわれるダンサーです。

"Vadiga Patuna"と呼ばれるダンス。もとは南部のローカントリーに伝わるのダンス(ルフヌダンスと呼ばれます)で、北インドから来た魔術師がダンスのモチーフになっています。頭にターバンを巻き付け髭をつけて黄色の衣装をまとっています。特に目立ったダンスはなく体を左右に揺らして練り歩きます。女性が演じることもあります。

"Bharatanatyam"ダンスはインドのタミル・ナードゥ州を起源とするダンスで、太鼓のリズムに合わせてビンディをつけ、頭の飾りや首飾り、腕輪など美しく装飾した、タミル女性ダンサーがしなやかに舞います。

"Thelme Netuma"ダンサー。Naiyandi danceとも呼ばれ、これもキャンディアンダンスに分類されます。白いターバンを巻き、ビーズや銀細工の施された衣装ならびに装飾を着けて踊ります。これもダンサーは男性のみです。

"Thelme Netuma"

"Naga"というコブラのマスク(左)と”Guruda”というヒンズーの神ヴィシュヌの乗り物である鳥のマスク(右)をつけて踊ります。元は悪魔祓いで踊られるダンスでガルーダがコブラの悪魔を怖がらせ、病や不幸などの元凶とされている悪魔を追い払うとされています。
その他にも裏面の右上にはお札ごとに異なるガードストーン(仏教寺院の入り口にあり、聖域を守る守護神などが掘られています)が描かれています。
国の紙幣はその国ならではのもの。スリランカの紙幣に描かれているものも見てみるのも旅の一つの楽しみになるかもしれません。
<余談>
なぜ今回、スリランカの紙幣についてブログに取り上げたかというと「お札のデザインをラキセナナヤケ氏が担当した」という記述を目にしたためです。
ラキ氏はジェフリーバワのホテルで有名なヘリタンスカンダラマのアイコンとなるフクロウの像やジェットウィングライトハウスの螺旋階段のダイナミックな鍛金作品(ランデ二ヤの戦い)など、バワ作品に欠かせないアーチストの1人です。
ラキ氏自身も建築家でもあり画家でもあり彫刻家でもある、今なお現役のマルチなアーチストです。
しかし、調べてみるとラキ氏が担当したのは1979に発行された7代目の紙幣で、テーマは「スリランカの植物と動物」。
スリランカの動植物が紙面一杯に描かれていてとても美しい紙幣です。
下記↓のリンクより閲覧することができます。
7代目紙幣(1979年発行)デザイン:ラキセナナヤケ(←これをクリックすると該当ページにジャンプします)リンク先の紙幣の画像横の"note"という部分をクリックすると各紙幣の画像を拡大してみることができます。
<余談2>
今回お札について調べていて、20ルピーに描かれている鳥がSerendib Scops Owl (セレンディブコノハズク)ということに驚きました。というのも私はChesnut-backed Owlet(クリセスズメフクロウ)だと思い込んでいたからです。

お札に描かれた鳥、後ろのフィールドガイドの何番の鳥だと思いますか?
5か6と答える方が多いのではないでしょうか。5番はJungle Owlet(モリスズメフクロウ※この鳥は固有種ではありません)、6番はChesnut-backed Owlet(クリセスズメフクロウ)。
お札に描かれているSerendib Scops Owl (セレンディブコノハズク)は3番です。
コノハズクの特徴である耳のように見える頭部の羽毛(羽角)もはっきり描かれておらず、体のラインもスズメフクロウよりな気がします。ただ、羽の模様はコノハズク。
デザイナーが描く鳥を間違えたのか、本当にセレンディブコノハズクを描いたのか、はたまたCurrency Departmentの説明文がまちがっているのか、真相はいかに。
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- スリランカ スリランカ旅行 観光
- 【スリランカ】ポロンナルワまで列車の旅
-
エリア:
- アジア>スリランカ>コロンボ
- アジア>スリランカ>ポロンナルワ
- アジア>スリランカ>スリランカその他の都市
- テーマ:観光地 鉄道・乗り物 その他
- 投稿日:2019/09/12 18:37
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9月11日よりコロンボ〜ポロンナルワ間で新車両Pulathisi Expressの運行が開始になりました。
コロンボ〜ポロンナルワ間をポロンナルワ方面へは約4時間40分、コロンボ方面へは約5時間半で移動します。
コロンボ〜ポロンナルワ間の車での所要時間は約6時間のため、列車の方が早い到着となります。
車両は1等(A/C付き),2,3等車となります。
A/C付1等車両は布張りのリクライニング座席に収納式テーブルがついているほか、車両前方にモニターが付いてます。
主な停車駅と時刻を下記に掲載します(2019年9/12現在)。
●コロンボ発→ポロンナルワ 車両番号6075ー停車駅8か所
15:05 Colombo-Fort駅発
↓
16:32 Kurunegala駅 ※
(※コロンボ〜クルネーガラ間は車で約2時間の為、時間が合えば列車移動のほうが早いですが、駅とメインバスターミナル(A6号線)は約4kmほど離れています)
↓
17:12 Maho Junction駅着(17:20発) ※
(※アヌラーダプラ(A28号線)に行く方はここで下車して車で約1.5時間。ただし、駅とメインバスの通るA28号線は約2kmの距離となります)
(※アヌラーダプラへ列車で行く方はKankesanthurai〜Colombo路線のSri Devi Intercity Expressを利用すると便利ですColombo15:55→Anuradhapura19:15 /Anuradhapura06:50→Colombo10:20)
↓
18:42 Habarana駅 ※
(※シギリヤに行く方はここで下車して車で約30分)
↓
19:47 Polonnnaruwa駅
●ポロンナルワ発→コロンボ 車両番号6076ー停車駅11か所
03:45 Polonnnaruwa駅発
↓
04:39 Habarana駅
↓
07:20 Kurunegara駅(07:32発)
↓
09:08 Colombo-Fort駅着
現時点で運行は各方面1日1本。
朝発で昼到着であれば、旅行者にとってとても利用しやすい路線となるのですが、残念ながら現時点ではコロンボ午後発で、ポロンナルワが夜着となります。
しかし、ポロンナルワ行きは車移動よりも約1時間半も移動時間が短縮できるのが魅力でもあります。
反対にポロンナルワ発のコロンボ行きは、ほぼ夜間から早朝にかけての移動となり、旅行者にとって利用しやすい時間ではありませんし、安全面でも避けたほうが良さそうです。
(余談)スリランカの列車事情
列車の旅は旅を楽しむ一つのツールでもあります。
特に観光客にとって、紅茶畑や山間部を走るKandy~Badulla間(良く利用されるのがヌワラエリヤまでのKandy駅~Nanu Oya駅間)やインド洋に面した海岸線と平行して走るMatara~Colombo(発着はコロンボの1つ先の駅Maradana)間※は人気の路線となっています。※現在Mataraは延線されてBeliattaを発着とする便もあります。Beliatta発着のThe New Galu Kumari Express Train(特に利用されやすい駅の時刻 Galle 7:14→Colombo 9:32 /Colombo 14:25→Galle 16:33)はこの路線で唯一1等車両(予約可能)があります(但しBeliatta→Maradanaは土曜運行無し)。
スリランカの列車は急行の運行本数が少ないほか、遅延や運休が多く移動手段としてはおススメしにくいのが実情です。各駅停車などの場合、大幅に時間がかかるほか3等車両のみという運行もあります。
そのため列車乗車する場合は、景勝区間のみの短い乗車など移動手段ではなくあくまで乗車体験として旅行日程に取り入れるのが良いかと思います。
●車より列車移動のほうが早い区間
しかし、Kandy~Colombo間に関していえば、急行列車の方が早い到着となることが多くなります。
キャンディとコロンボは距離自体は110kmほどですが、渋滞が発生しやすく車での移動時間は空いている時で2時間半〜3時間、渋滞時は3時間半〜4時間以上かかることが常ですが、急行列車の場合2時間半〜3時間の所要時間となります。
そのため時間が合えば、個人旅行の場合この区間は列車移動をお勧めします。
反対にツーリストカーで回っていて、オプションとしてこの区間を列車移動を希望する場合、車が遅れてつきますので降車時に車でのピックアップが間に合わなくなるので、注意が必要です。
なお、この区間(Colombo~Kandy間)については現在Blue Line Expressという民間客車が連結した運行(所要時間2時間半)もあります(コロンボ発7:00と15:35/キャンディ発06:15と15:00)。
この客車はA/C付きの車両に無料WiFiや軽食サービスが付いたラグジュアリー客車となります。
●指定席入手困難路線
紅茶畑や山間部を走るKandy~Badulla間は「紅茶列車」「高原列車」とも呼ばれ、紅茶畑や山間部の風景が楽しめる上、観光地であるキャンディからヌワラエリヤ(最寄り駅はNanu Oya駅)、ハプタレー、エッラなどの観光地を通るため旅行者に人気路線となっています。
そのため、この路線の利用は指定席を購入しないと座れないことがほとんどとなります。
指定席車両は片道1日約4本(停車駅が異なるので要注意)+臨時列車となり、指定席車両は1,2,3等席とも各1車両づつとなります。
以前はRajadani ExpressやExporailといった民間の客車が連結されており、1回の運行における指定席の割合が多くありました。しかし2019年9月現在この民間2社の運行はありません。
予約指定席は乗車日の30日前からの販売となります。繁忙期によっては即日完売となる日もあります。
以前運行していたRajadaniやExporailはインターネットでの販売があり、スリランカにいない旅行者でも簡単に購入することができました。しかし現在は基本的に指定窓口の販売やMobitel(電話会社)の列車購入ツールの事前登録者など販売ルートが限られ、旅行者にとっては自分で手に入れるのが難しいのが実情です。
コロンボ〜ポロンナルワ間をポロンナルワ方面へは約4時間40分、コロンボ方面へは約5時間半で移動します。
コロンボ〜ポロンナルワ間の車での所要時間は約6時間のため、列車の方が早い到着となります。
車両は1等(A/C付き),2,3等車となります。
A/C付1等車両は布張りのリクライニング座席に収納式テーブルがついているほか、車両前方にモニターが付いてます。
主な停車駅と時刻を下記に掲載します(2019年9/12現在)。
●コロンボ発→ポロンナルワ 車両番号6075ー停車駅8か所
15:05 Colombo-Fort駅発
↓
16:32 Kurunegala駅 ※
(※コロンボ〜クルネーガラ間は車で約2時間の為、時間が合えば列車移動のほうが早いですが、駅とメインバスターミナル(A6号線)は約4kmほど離れています)
↓
17:12 Maho Junction駅着(17:20発) ※
(※アヌラーダプラ(A28号線)に行く方はここで下車して車で約1.5時間。ただし、駅とメインバスの通るA28号線は約2kmの距離となります)
(※アヌラーダプラへ列車で行く方はKankesanthurai〜Colombo路線のSri Devi Intercity Expressを利用すると便利ですColombo15:55→Anuradhapura19:15 /Anuradhapura06:50→Colombo10:20)
↓
18:42 Habarana駅 ※
(※シギリヤに行く方はここで下車して車で約30分)
↓
19:47 Polonnnaruwa駅
●ポロンナルワ発→コロンボ 車両番号6076ー停車駅11か所
03:45 Polonnnaruwa駅発
↓
04:39 Habarana駅
↓
07:20 Kurunegara駅(07:32発)
↓
09:08 Colombo-Fort駅着
現時点で運行は各方面1日1本。
朝発で昼到着であれば、旅行者にとってとても利用しやすい路線となるのですが、残念ながら現時点ではコロンボ午後発で、ポロンナルワが夜着となります。
しかし、ポロンナルワ行きは車移動よりも約1時間半も移動時間が短縮できるのが魅力でもあります。
反対にポロンナルワ発のコロンボ行きは、ほぼ夜間から早朝にかけての移動となり、旅行者にとって利用しやすい時間ではありませんし、安全面でも避けたほうが良さそうです。
(余談)スリランカの列車事情
列車の旅は旅を楽しむ一つのツールでもあります。
特に観光客にとって、紅茶畑や山間部を走るKandy~Badulla間(良く利用されるのがヌワラエリヤまでのKandy駅~Nanu Oya駅間)やインド洋に面した海岸線と平行して走るMatara~Colombo(発着はコロンボの1つ先の駅Maradana)間※は人気の路線となっています。※現在Mataraは延線されてBeliattaを発着とする便もあります。Beliatta発着のThe New Galu Kumari Express Train(特に利用されやすい駅の時刻 Galle 7:14→Colombo 9:32 /Colombo 14:25→Galle 16:33)はこの路線で唯一1等車両(予約可能)があります(但しBeliatta→Maradanaは土曜運行無し)。
スリランカの列車は急行の運行本数が少ないほか、遅延や運休が多く移動手段としてはおススメしにくいのが実情です。各駅停車などの場合、大幅に時間がかかるほか3等車両のみという運行もあります。
そのため列車乗車する場合は、景勝区間のみの短い乗車など移動手段ではなくあくまで乗車体験として旅行日程に取り入れるのが良いかと思います。
●車より列車移動のほうが早い区間
しかし、Kandy~Colombo間に関していえば、急行列車の方が早い到着となることが多くなります。
キャンディとコロンボは距離自体は110kmほどですが、渋滞が発生しやすく車での移動時間は空いている時で2時間半〜3時間、渋滞時は3時間半〜4時間以上かかることが常ですが、急行列車の場合2時間半〜3時間の所要時間となります。
そのため時間が合えば、個人旅行の場合この区間は列車移動をお勧めします。
反対にツーリストカーで回っていて、オプションとしてこの区間を列車移動を希望する場合、車が遅れてつきますので降車時に車でのピックアップが間に合わなくなるので、注意が必要です。
なお、この区間(Colombo~Kandy間)については現在Blue Line Expressという民間客車が連結した運行(所要時間2時間半)もあります(コロンボ発7:00と15:35/キャンディ発06:15と15:00)。
この客車はA/C付きの車両に無料WiFiや軽食サービスが付いたラグジュアリー客車となります。
●指定席入手困難路線
紅茶畑や山間部を走るKandy~Badulla間は「紅茶列車」「高原列車」とも呼ばれ、紅茶畑や山間部の風景が楽しめる上、観光地であるキャンディからヌワラエリヤ(最寄り駅はNanu Oya駅)、ハプタレー、エッラなどの観光地を通るため旅行者に人気路線となっています。
そのため、この路線の利用は指定席を購入しないと座れないことがほとんどとなります。
指定席車両は片道1日約4本(停車駅が異なるので要注意)+臨時列車となり、指定席車両は1,2,3等席とも各1車両づつとなります。
以前はRajadani ExpressやExporailといった民間の客車が連結されており、1回の運行における指定席の割合が多くありました。しかし2019年9月現在この民間2社の運行はありません。
予約指定席は乗車日の30日前からの販売となります。繁忙期によっては即日完売となる日もあります。
以前運行していたRajadaniやExporailはインターネットでの販売があり、スリランカにいない旅行者でも簡単に購入することができました。しかし現在は基本的に指定窓口の販売やMobitel(電話会社)の列車購入ツールの事前登録者など販売ルートが限られ、旅行者にとっては自分で手に入れるのが難しいのが実情です。
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