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アジア>スリランカ>コロンボ
会社名:
コンチツアー
会社英字名:
CONCH TOUR
会社所在地:
アジア>スリランカ>スリランカその他の都市
業種:
旅行業
自己紹介:
コンチツアーの “コンチ” とは “ホラ貝” のことで、スリランカではとても縁起のよいものとして知られています。
弊社は、“お客さまだけの特別な旅” をたくさん方に提供するための会社です。
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【スリランカ】人気の国立公園

2019/08/04 14:59
ナマケグマ
エリア:
  • アジア > スリランカ > ヤーラ国立公園
  • アジア > スリランカ > ティッサマハラーマ
  • アジア > スリランカ > スリランカその他の都市
テーマ:
  • 旅行準備
  • / 自然・植物
  • / 動物
現在スリランカには2つの海洋公園を含む27の国立公園があり、そのうち13か所でジープサファリが楽しめます(開園時期が限定の箇所あり)。

今回はジープサファリで人気の国立公園について紹介します。余談でボートサファリホエールウォッチングについても触れています。

1.ヤーラ国立公園(Yala National Park)

スリランカの南東にある公園で、スリランカで2番目に大きい国立公園(ブロックが5つに分かれていて3つのエントランスからそれぞれ行けるブロックは限定されます)です。年間で一番の訪問者数を誇ります。

ヤーラが人気の理由はスリランカのビック5といわれる哺乳類のうち3種(ゾウ、ヒョウ、ナマケグマ)が見られる公園だからです。特にヒョウの遭遇率の高さに定評があります。ナマケグマに関しては5,6月頃のPaluの木の結実期に頻繁に遭遇することができます(反対にその時期以外は遭遇が困難です)。ゾウに関しては群れではあまり見ることができません。特に乾季には見られて1,2個体という時もあります(夕刻に近づくほど複数個体での遭遇率は高くなります)。

補足)ゾウが目的の場合は、ヤーラより約1.5時間(約80km)ほどの距離にあるウダワラウエ国立公園(Udawalawe NP)をおすすめします。こちらの公園はゾウの生息数が高く約250頭が生息しているといわれています。そのため通年でゾウを見ることができます。
またこの公園の隣にはエレファントトランジットホームがあります。トランジットホームは怪我や離乳前に母ゾウとはぐれたり死別したりした個体を保護している場所です。ピンナワラ象のの孤児院と異なり、ここの個体は野生復帰を目的とした施設のため、通常、健康な個体はウダワラワ国立公園の一角の保護区域で過ごしており、ミルクの時間のみこの施設に呼び寄せて授乳し、授乳が終わるとまた公園に放して野生に馴らしています。一般客が観察できる授乳時間は9時/12時/15時/18時の4回です。

ヤーラ国立公園は、動物との遭遇率も高く人気の公園でもありますが欠点もあります。
1. 位置が遠い
本文最後にマップをのせていますが、シギリヤロックなどの世界遺産からは離れた位置にあります。空港からは約6時間。世界遺産ゴールからは約3時間半かかります。そのため、旅行日数が3泊や4泊で、シギリヤ方面の観光を入れる場合は日程的にヤーラを組み込むことが難しくなります。

2. ジープ渋滞
スリランカの国立公園で年間1位のの訪問者数を誇るこの公園、多くの訪問客が訪れます。そこで発生するのがジープ渋滞。ピーク時はエントランスにジープが並び公園内に入るまでに時間がかかります。ヤーラ国立公園の公式ページでは毎日の入場ジープ数や、渋滞情報が掲載されるほどです。

自分の乗るジープ以外がヒョウなどの大物を見つけた場合、ジープ仲間同士で連絡が入り皆その場に移動しますが最初に見つけたジープ、すぐに駆け付けたジープが優先で観察するため、順番が回ってくる頃には姿が見えないことも多々あります。

入園者の少ないブロック
通常多くの人が訪れるのがブロック1,2にアクセスできるPalatupanaエントランス。
ブロック3と5にアクセスできるGalgeエントランスは訪問者数も少なく狙い目の場所でもあります。特にブロック5はヒョウの目撃件数が多い場所でもあります。ただ、Galgeエントランスはカタラガマ(Kataragama)をさらに北上したところにあり、滞在するホテルの場所によってはアクセスに時間がかかります。


●ヤーラ国立公園閉鎖
干ばつ期における野生動物と植物の保護を目的として、毎年9/1から(通常約1~2か月、再開時期は毎年状況により異なります)ヤーラ国立公園は一時閉鎖となります。 しかし。閉鎖となるエリヤはブロック1と2のみとなります。ブロック4と5(Galgeエントランス)は入園が可能です。

●ティッサマハーラマ(Tissamaharama)
動物観察を目的としてスリランカに来る場合は、ヤーラ国立公園をはじめとするこの地域がお勧めです。ヤーラの玄関口となるティッサマハーラマ(Tissamaharama)に滞在すれば、ヤーラ国立公園だけでなく、冬季の渡り鳥の飛来で有名なブンダラ(Bundala)国立公園(約30分)、ルヌガンウェヘラ(Lunugamvehera)国立公園(約1時間)、ウダワラエ(Udawalawe)国立公園 (約1.5時間)など4つの国立公園にアクセスできるほか、ティッサマハーラマには大小4つの湖がありバードサンクチュアリにもなっています。冬季は渡り鳥も飛来するため、冬季ならびにバードウォッチングを目的であればさらにこの地域をお勧めします。

2.ミンネリヤ国立公園(Minneriya National Park)
この公園はシギリヤロックやポロンナルワ遺跡群など世界遺産から近いため、これらの世界遺産を目的に滞在しながら、ジープサファリを希望する場合に一番アクセスの良い公園です。
また、この公園は「エレファントギャザリング(7〜10月頃)」という現象がみられる場所としても有名です。

通常スリランカのゾウは、メスとその子どもからなる10頭程度の群れで暮らしています。大人のオスは単独で暮らすことが多く、メスの群れから独立したばかりの若いオスはオス同士の数頭の群れで暮らします。

このように通常ゾウは繁殖期以外は数頭〜数十頭の小さな群れで暮らしています。

しかし、乾季の水が枯渇する時期にミンネリヤ国立公園にあるミンネリヤタンク(貯水池)の水や、水が引いた周りに芽吹いた草地をめがけて周辺に生息するゾウがこの公園に集まります。トリンコマリーやワスガムワなど約100km以上を移動してくるゾウもいます。シーズン中は100頭以上のゾウを見ることができるほか、ピーク時は300頭以上とも言われています。

●エレファントギャザリングのベストタイム
通常サファリのベストタイムは早朝の入園直後と夕方の閉園直前。日中の日が高くなった時間は動物との遭遇率が低くなります。しかしギャザリングの期間のベストタイムは日中から夕方にかけてとなります。ゾウは夜は森林をねぐらにしています。朝日が昇るとともに湖周辺に集まりだし採食したり水浴びしたりして日中を過ごした後、夕方になると再び森林内に戻っていきます。ですので、エレファントギャザリングの観察を目的とする場合は午後サファリ(14頃~閉園まで)を選択するとよいでしょう。

通年でゾウが見られる地域
エレファントギャザリングのシーズン以外はゾウはみなれない?・・・いいえそんなことはありません。
ミンネリヤ国立公園の位置するハバラナ地域はもともとゾウの生息が多い地域です(一般道で見かけることもしばしば)。この地域にもともと生息するゾウはミンネリヤだけでなく近隣にはカウドゥッラ(Kaudulla)国立公園、保護区指定となっているフルル(Hurulu)エコパークが行動圏内です。
ギャザリングシーズンのように100頭単位では見られませんが、メスや子供のグループや若オスのグループなどいくつかの小さな群れを見かけることができます。


大まかに分けると6~11月はミンネリヤ、12~2月はカウドゥッラ、2~5月はフルルで多くみられる傾向(その年の気候で異なります)にあります。ゾウを見たい場合は行先の公園を指定せずにジープのドライバーまたはジープの手配会社に任せるのが良いでしょう。その時期の遭遇率の高い公園に連れて行ってもらうことができます。

3.ウィルパット国立公園(Wilpatthu National Park)
スリランカで一番面積の広い公園で一番最初に国立公園認定された公園です。
空港から世界遺産アヌラーダプラの経路上でもあり、アヌラーダプラから約45分とアクセスの良い公園でもあります。
スリランカ最大の面積だけあってヒョウの生息数も1位である一方、広いため面積当たりの頭数はヤーラに劣ります。

やはり面積が広い分、動物との遭遇率にばらつきがある公園でもあります。またエントランスから各遭遇率の高いポイントまで約1時間かかるなど公園内の各ポイントの移動にも時間がかります。そのため、ルートの途中に数時間だけサファリの雰囲気を楽しむために立ち寄る公園としてはお勧めしません。
反対に動物観察を目的とする方、望遠カメラや双眼鏡など持っていて終日サファリ滞在をしたいという方にはヤーラと並んでおススメする公園です。

サファリのベストタイムについて
ミンネリヤ国立公園での欄でも述べましたがサファリのベストタイムは早朝の入園直後夕方の閉園直前

通常、ジープチャーターは午前(6~10時頃)または午後サファリ(14時頃〜18時)の4時間チャーターと終日サファリ(6時から18時)の2種類があります。終日サファリの場合は、日中下車可能区間もしくは日陰等の場所に駐車しのお昼休憩が入るほか、合計2時間ほどのドライバー休憩が入ります。

上記で述べたようにベストタイムは開園前と閉園前ですので、午前と午後サファリの両方を選択すると、日中はホテルなどで仮眠をとったりプールで泳いだりゆっくり過ごすことができます。しかしこの場合午前・午後それぞれに入園料(ヤーラやウィルパットは同日2回入園価格もあります)のほかにジープの入園料やサービスチャージ、税金がかかり割高になります。

本格的に動物を観察したい方には終日サファリがおススメです。開園直後や閉園直前にヒョウやゾウ(夕方)などの大型哺乳類を狙い、日中は沼地にいる水牛やワニ、鳥類、移動中のマダラシカやイノシシ、サルなど見つけやすい動物をターゲットにすることができます。

サファリにあったらいい持ち物
ーカメラ(望遠がきくとなお良し)
ー双眼鏡(スポーツ観戦程度のものでもあると便利)
ー帽子(風で飛ばされやすいので紐やクリップがついたものだとなお良し)

ーマスクまたは手ぬぐいやバンダナ(砂ぼこりが舞いますので口を覆えるもの)

ー目薬やのど飴などの砂ぼこり対策
-日焼け対策


サファリのトイレ事情
国立公園は決められた場所以外は下車が禁止となっています。しかし公園にもよりますが、トイレが設置された下車可能区域があります。そちらでトイレが可能ですが、走行ルートによっては遠かったりしますので、入園前に必ずトイレは済ませておくことをおススメします。また下車可能区域にきたら一応お手洗いに立ち寄っておくこともお勧めします。

番外1) ガルオヤ国立公園
この国立公園は、スリランカ東部のアンパーラにあり、ゾウの目撃数が多い公園でもあります。実はこの国立公園、2013年7/13に放映されたTBS『世界ふしぎ発見』で「泳ぐゾウ」が撮影された場所でもあります。

この公園、通常のジープサファリのほかに11〜3月(その年の気候により前後)はボートサファリが楽しめます。ジープサファリは通年で楽しめます。

この公園の中央に位置するセナナーヤカ貯水池の水量がある時期、貯水池内をエンジンボートで回ることができます。
ボートからゾウや水辺に来たジャッカルなどの哺乳類が観察できるほか、貯水池内の島にあるにつクロトキなどコウノトリやサギ類の集団営巣地を観察することができます。

番外2) ホエール(ドルフィン)ウォッチイング
文中でスリランカのビッグ5のうち3種について述べましたが、残りの2種はシロナガスクジラとマッコウクジラの海洋哺乳類です
シロナガスクジラ9〜4月は南部10,11月ならびに3,4月は東部で良くみられる時期です。マッコウクジラ4月の南部3,4月ならびに11月の東部で良くみられます。
なおハシナガイルカは周年で見られるほか、時期によりニタリクジラなど主に11種のクジラならびにイルカが観測されています

スリランカではホエールウォッチング(ドルフィンウォッチング)も楽しむことができます。夏季(6~10月)は東部のトリンコマリー(Trincomalee)から、冬季(11月〜4月)は南部のミリッサ(Mirissa)、ゴール(Galle)※週末のみ から船が出ています。

船の出航時期と上記のクジラの遭遇率の高い時期に差異があるのを疑問に思った方もいるかもしれません。この船の出航シーズンはビーチシーズンに準じています。クジラ自体は沖合を回遊していますが、波が高い時期は船が出せなかったり出航しても波が高く船酔いされる方が続出してホエールウォッチングどころではなくなります。特にミリッサについては5月も船が出ており、ゴールデンウィークの時期とも重なり人気ではありますが、4月末から5月のホエールウォッチングは波が高く船酔いしやすいため、おススメしません。

※今回の記事はおもにゾウ、ヒョウといった大型哺乳類にターゲットを絞って書きました。鳥類をターゲットにしている場合、渡航時期や見たい鳥類の種類によってお勧めする場所が全く異なります。バードウォッチングで渡航を計画されている方お気軽にご相談ください。

マップ
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