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- スリランカのお土産「調味ペースト」編
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エリア:
- アジア>スリランカ>コロンボ
- アジア>スリランカ>スリランカその他の都市
- テーマ:買物・土産 グルメ その他
- 投稿日:2019/07/02 10:39
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旅行といえばお土産、これまで「アーユルヴェーダ製品」編、「スリランカ紅茶(フレーバーティー)」編、「陶磁器」編の3つを紹介してきました(←←それぞれのタイトル名をクリックすると該当記事にジャンプします)。
今回のテーマは「即席スリランカ料理」
スリランカ料理のメインといえば「スリランカカレー(カリー)」。
「スリランカレー」といっても日本のように肉と野菜全てを煮込んだ一品ではなく、鶏肉であれば鶏肉のカレー、オクラはオクラのカレーというように素材ごとに一品一品調理します。素材ごとに使うスパイスやその配合は変わります。
このようにして作ったカレーや付け合わせをライスに少量ずつとりわけ混ぜ合わせて食べるのがスリランカカレーの特徴です。
これが、「スリランカカレーはお皿の上で完成する料理」と言われる所以です。
そんなスリランカカレーの魅力にはまる方も多く、スリランカ旅行中のクッキングレッスンも人気になっています。
各スパイスを購入して家で再現‼といってもそれぞれの食材にどのスパイスが合うのか、どれくらい入れたらいいのか、カレーに使うのカラピンチャ(南洋山椒)はどこで手に入れたらなどなど、なかなか作りなれないと手間暇と時間だけがかかります。調理が好きなわけではなくスリランカ料理を食べるのが好きなだけという方もいるでしょう。
「家で簡単に本格スリランカ料理を食べたい」
そんな方におススメなのが[MA's Kitchen]の半調理済みのペーストシーリーズ。
MA's食品は1986年創業のスリランカ大手食品メーカーです。
[創業者であるMario De Alwis(社名は創業者のイニシアル)とこのMA's食品の創業の歴史はとても興味深い物語のため、最後に余談としてご紹介します]
この半調理済みのペースト(MA's Kitchen)シーリーズは現在16種がラインアップされています。
スリランカ料理だけでなくタンドリーチキンやタイカレー、ナシゴレンなど主なアジア料理のペーストもあり、スリランカ料理以外の調味ペーストもお勧めです。
スリランカカレーだけでも3種(ジャフナカレー/スリランカンホットカレー/コロンボチキンカレー)あります。
基本の作り方は、メインの材料(チキンや魚、エビなど)にこのペーストを漬け込み、その間に玉ねぎを炒めそこに漬け込んだ材料を加えて混ぜ合わせ、ココナツミルクを入れて煮込めば完成です。
ココナツミルクを使わないアブルティヤルはカツオやマグロなどの赤身魚を水を加えたペーストに付け込んだ後、水気がなくなるまで煮つけるだけ。
このシリーズの場合、ベジタブル用のペーストのラインアップがありませんが、ベジタブルカレーはMA'sのミックスパウダーのベジタブル用があります。
こちらもメインの野菜(オクラやインゲンなど)をぶつ切りにしてミックスパウダーを混ぜて馴染ませている間に玉ねぎを炒め、メインの野菜を加えたのちココナツミルクを加えて煮込むだけです。
ビリヤーニはもとはムスリム料理ですが、現在ではスリランカでも馴染みの料理となっています。こちらもペーストを使えば簡単に作ることができます。このシリーズではマサラビリヤーニとインディアンビリヤーニの2種があります。
マサラビリヤーニペーストの場合、玉ねぎを炒めトマト、コリアンダー(パクチー)、カード(水牛のヨーグルト…もちろんただのヨーグルトでも可能)、鶏肉とペーストを混ぜて良く炒めたものに研いだ米を入れてよく混ぜ合わせ、炊飯器にうつして水を入れて炊くだけ。
因みに、カレーもビリヤーニも日本米よりもインディカ米,バスマティ米などのでんぷん質(甘味と粘り)が少ない米の方が合います。
オーガニックにこだわりのある方は下記のシリーズをお勧めします。
下記のMA's Happy Life Kitchenシリーズは上記と同じく半調理済みペーストですが、全てオーガニックスパイスを使用しています。このシリーズは輸出用製品のため、スリランカ国内では三大スーパーチェーンのARPICO(アルピコ), Keels Super(キールススーパー), Cargiris(カーギリス)の中でも大型店舗のみなど取り扱い店は限られています。
そしてスリランカ料理に欠かせないのはココナツ。
料理用ココナツの加工品は2種。ココナツミルクを乾燥させてパウダーにしたもの(ココナツミルクパウダー)と、削ったココナツを乾燥させたもの(ココナツフレーク)。
スリランカカレーに使うのはココナツミルクパウダーです。このパウダーをお湯で溶かして加えます。ココナツミルクパウダーは400g入りや1kg入りなど大容量の方がお得ではありますが、湿気を吸いやすく固まりやすいので頻繁に使う予定がなければお勧めはMaggiのココナツミルクパウダー25gパック(写真右)。一品につき1袋を使いきれるので量を図る手間がかかりません。
左のココナツフレークはゴトゥコラ(ツボ草)サンボルやポル(ココナツ)サンボルなど付け合わせに使うほか、小麦粉に混ぜて焼いたロティなどにも使うことができます。
是非、日本簡で簡単・本格スリランカ料理を作ってみてください。
【余談:MA's創業物語】
創業者であるMario De Alwis氏は1970年代後半、機械技術者として日本の多国籍企業で働いた経験があります。
その後スリランカに戻り、1980年よりダンブッラでバックパッカー向けのゲストハウスとレストランの経営を始めました。
1983年タミル・イーラム解放の虎(LTTE)との内戦が本格化しだします。それに伴いスリランカを訪れる外国人旅行者は激減します。
そんな中、以前訪れた旅行者からの「以前食べたスリランカカレーの味が忘れられない。スリランカカレーをもう一度食べたい」という要望があり、彼はそれに応えて自家製カレー粉と作り方説明書を送ってあげました。
そのやり取りをきっかけに、スパイスをあらかじめ配合したカレーミックスを作り出すことを思いつき1986年に彼の妻とともにMA's食品として加工食品業界に参入したのです。最初は在宅会社からのスタートでした。
会社の創始者になるにあたって彼が大事にしたのは、従業員の保護や支援。
労働者に住居や食事を提供したり、取引先の農家の子供に文房具の提供や教育ローンの貸し出し、妊娠中ならびに妊娠後の従業員への特別手当と支援など従業員のニーズに応えた会社運営を理念として、現在は従業員600名以上の大企業に成長させました。
「環境・人・地域との連携」をモットーに、農家の組織化に向けた支援など提携農家との公正な取引(フェアトレード)や、オーガニック農場をもち、オーガニック製品の生産・製造など食品の安全性を注視し国際的な食品安全認証も取得しまている会社でもあります。
現在MA's製品のラインアップは350以上。国内のみならず国外にも輸出もしています。
今回のテーマは「即席スリランカ料理」
スリランカ料理のメインといえば「スリランカカレー(カリー)」。
「スリランカレー」といっても日本のように肉と野菜全てを煮込んだ一品ではなく、鶏肉であれば鶏肉のカレー、オクラはオクラのカレーというように素材ごとに一品一品調理します。素材ごとに使うスパイスやその配合は変わります。
このようにして作ったカレーや付け合わせをライスに少量ずつとりわけ混ぜ合わせて食べるのがスリランカカレーの特徴です。
これが、「スリランカカレーはお皿の上で完成する料理」と言われる所以です。
そんなスリランカカレーの魅力にはまる方も多く、スリランカ旅行中のクッキングレッスンも人気になっています。
各スパイスを購入して家で再現‼といってもそれぞれの食材にどのスパイスが合うのか、どれくらい入れたらいいのか、カレーに使うのカラピンチャ(南洋山椒)はどこで手に入れたらなどなど、なかなか作りなれないと手間暇と時間だけがかかります。調理が好きなわけではなくスリランカ料理を食べるのが好きなだけという方もいるでしょう。
「家で簡単に本格スリランカ料理を食べたい」
そんな方におススメなのが[MA's Kitchen]の半調理済みのペーストシーリーズ。
MA's食品は1986年創業のスリランカ大手食品メーカーです。
[創業者であるMario De Alwis(社名は創業者のイニシアル)とこのMA's食品の創業の歴史はとても興味深い物語のため、最後に余談としてご紹介します]
この半調理済みのペースト(MA's Kitchen)シーリーズは現在16種がラインアップされています。
スリランカ料理だけでなくタンドリーチキンやタイカレー、ナシゴレンなど主なアジア料理のペーストもあり、スリランカ料理以外の調味ペーストもお勧めです。
スリランカカレーだけでも3種(ジャフナカレー/スリランカンホットカレー/コロンボチキンカレー)あります。
基本の作り方は、メインの材料(チキンや魚、エビなど)にこのペーストを漬け込み、その間に玉ねぎを炒めそこに漬け込んだ材料を加えて混ぜ合わせ、ココナツミルクを入れて煮込めば完成です。
ココナツミルクを使わないアブルティヤルはカツオやマグロなどの赤身魚を水を加えたペーストに付け込んだ後、水気がなくなるまで煮つけるだけ。
このシリーズの場合、ベジタブル用のペーストのラインアップがありませんが、ベジタブルカレーはMA'sのミックスパウダーのベジタブル用があります。
こちらもメインの野菜(オクラやインゲンなど)をぶつ切りにしてミックスパウダーを混ぜて馴染ませている間に玉ねぎを炒め、メインの野菜を加えたのちココナツミルクを加えて煮込むだけです。
ビリヤーニはもとはムスリム料理ですが、現在ではスリランカでも馴染みの料理となっています。こちらもペーストを使えば簡単に作ることができます。このシリーズではマサラビリヤーニとインディアンビリヤーニの2種があります。
マサラビリヤーニペーストの場合、玉ねぎを炒めトマト、コリアンダー(パクチー)、カード(水牛のヨーグルト…もちろんただのヨーグルトでも可能)、鶏肉とペーストを混ぜて良く炒めたものに研いだ米を入れてよく混ぜ合わせ、炊飯器にうつして水を入れて炊くだけ。
因みに、カレーもビリヤーニも日本米よりもインディカ米,バスマティ米などのでんぷん質(甘味と粘り)が少ない米の方が合います。
オーガニックにこだわりのある方は下記のシリーズをお勧めします。
下記のMA's Happy Life Kitchenシリーズは上記と同じく半調理済みペーストですが、全てオーガニックスパイスを使用しています。このシリーズは輸出用製品のため、スリランカ国内では三大スーパーチェーンのARPICO(アルピコ), Keels Super(キールススーパー), Cargiris(カーギリス)の中でも大型店舗のみなど取り扱い店は限られています。
そしてスリランカ料理に欠かせないのはココナツ。
料理用ココナツの加工品は2種。ココナツミルクを乾燥させてパウダーにしたもの(ココナツミルクパウダー)と、削ったココナツを乾燥させたもの(ココナツフレーク)。
スリランカカレーに使うのはココナツミルクパウダーです。このパウダーをお湯で溶かして加えます。ココナツミルクパウダーは400g入りや1kg入りなど大容量の方がお得ではありますが、湿気を吸いやすく固まりやすいので頻繁に使う予定がなければお勧めはMaggiのココナツミルクパウダー25gパック(写真右)。一品につき1袋を使いきれるので量を図る手間がかかりません。
左のココナツフレークはゴトゥコラ(ツボ草)サンボルやポル(ココナツ)サンボルなど付け合わせに使うほか、小麦粉に混ぜて焼いたロティなどにも使うことができます。
是非、日本簡で簡単・本格スリランカ料理を作ってみてください。
【余談:MA's創業物語】
創業者であるMario De Alwis氏は1970年代後半、機械技術者として日本の多国籍企業で働いた経験があります。
その後スリランカに戻り、1980年よりダンブッラでバックパッカー向けのゲストハウスとレストランの経営を始めました。
1983年タミル・イーラム解放の虎(LTTE)との内戦が本格化しだします。それに伴いスリランカを訪れる外国人旅行者は激減します。
そんな中、以前訪れた旅行者からの「以前食べたスリランカカレーの味が忘れられない。スリランカカレーをもう一度食べたい」という要望があり、彼はそれに応えて自家製カレー粉と作り方説明書を送ってあげました。
そのやり取りをきっかけに、スパイスをあらかじめ配合したカレーミックスを作り出すことを思いつき1986年に彼の妻とともにMA's食品として加工食品業界に参入したのです。最初は在宅会社からのスタートでした。
会社の創始者になるにあたって彼が大事にしたのは、従業員の保護や支援。
労働者に住居や食事を提供したり、取引先の農家の子供に文房具の提供や教育ローンの貸し出し、妊娠中ならびに妊娠後の従業員への特別手当と支援など従業員のニーズに応えた会社運営を理念として、現在は従業員600名以上の大企業に成長させました。
「環境・人・地域との連携」をモットーに、農家の組織化に向けた支援など提携農家との公正な取引(フェアトレード)や、オーガニック農場をもち、オーガニック製品の生産・製造など食品の安全性を注視し国際的な食品安全認証も取得しまている会社でもあります。
現在MA's製品のラインアップは350以上。国内のみならず国外にも輸出もしています。
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