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スリランカ現地旅行会社 スタッフブログ

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プロフィール

ニックネーム:
コンチツアー
居住地:
アジア>スリランカ>コロンボ
会社名:
コンチツアー
会社英字名:
CONCH TOUR
会社所在地:
アジア>スリランカ>スリランカその他の都市
業種:
旅行業
自己紹介:
コンチツアーの “コンチ” とは “ホラ貝” のことで、スリランカではとても縁起のよいものとして知られています。
弊社は、“お客さまだけの特別な旅” をたくさん方に提供するための会社です。
スリランカの現地旅行会社だからこそできる、スリランカの最新の現地情報を発信していきます。

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500
スリランカの紙幣
エリア:
  • アジア>スリランカ
テーマ:街中・建物・景色 歴史・文化・芸術 動物 
投稿日:2019/09/23 12:58
コメント(0)
現在スリランカの紙幣は6種の金種が発行されています。
発行額は20,50,100,500,1000,5000スリランカルピーです。
※参考: 1スリランカルピーは約0.6円(2019年9/21現在)

現在のデザインは2010年に発行されたもので、11代目のデザインとなります。
デザインのテーマは「スリランカの開発・繁栄とスリランカのダンサー」

紙幣の表面中央には港やダム、ビルなどスリランカの開発を象徴する建造物が描かれています。

<紙幣に描かれている建造物>

2020ルピー
コロンボ港の現在(左中央)と昔(右上)


5050ルピー:マナンピティヤに作られた鉄橋と橋(右下)と以前の橋(左上)

100100ルピー
ノロチョチョライ石炭発電所(中央)と水力発電用のケーブルが設置されているラクサパナの滝


500500ルピー
世界貿易センター(通称ツインビル)とセイロン銀行の本社(右上)


10001000ルピー
ランボダトンネル(右中央)と建設以前の様子(左上)


50005000ルピー
ウェヘラガラダム(左)とキャニオンダム(右上)


紙幣表面の両脇にはスリランカの固有鳥と蝶が描かれています。

<紙幣に描かれている鳥>
※全てスリランカの固有鳥。(カッコ)内は和名
    20ルピー:Serendib Scops Owl (セレンディブコノハズク)
    50ルピー:Dull Blue Flycatcher (セイロンヒタキ)
  100ルピー:Orange Billed Babbler (セイロンヤブチメドリ)
  500ルピー:Layard’s Parakeet(セイロンミドリワカケホンセイインコ)
1000ルピー:Hanging Parrot(ズアカサトウチョウ)
5000ルピー:Yellow Eared Bulbul(キミミヒヨドリ)
birds

<紙幣に描かれている蝶>※(カッコ)内は学名
    20ルピー:Baronet (Symphaedra nais)
    50ルピー:Blue Oakleaf (Kallima philarchus)
  100ルピー:Autumn Leaf (Doleschallia bisaltidae)
  500ルピー:Ceylon Indigo Royal (Tajuria arida)
1000ルピー:White Four Ring (Ypthima ceylonica)
5000ルピー: Lemon Migrant (Catopsilia Pomona)
butterfly

紙幣裏面の中央にはスリランカの伝統舞踏が描かれています。
<紙幣に描かれているスリランカ伝統舞踊>
20D20ルピー
"Ves"と呼ばれるダンサー。男性のみで頭と体に付けた金属製の装飾が特徴です。太鼓のリズムにあわせてバク転などアクロバティックな踊りをします。キャンディアンダンスの花形ともいわれるダンサーです。

50d50ルピー
"Vadiga Patuna"と呼ばれるダンス。もとは南部のローカントリーに伝わるのダンス(ルフヌダンスと呼ばれます)で、北インドから来た魔術師がダンスのモチーフになっています。頭にターバンを巻き付け髭をつけて黄色の衣装をまとっています。特に目立ったダンスはなく体を左右に揺らして練り歩きます。女性が演じることもあります。

100d100ルピー

"Bharatanatyam"ダンスはインドのタミル・ナードゥ州を起源とするダンスで、太鼓のリズムに合わせてビンディをつけ、頭の飾りや首飾り、腕輪など美しく装飾した、タミル女性ダンサーがしなやかに舞います。

500d500ルピー

"Thelme Netuma"ダンサー。Naiyandi danceとも呼ばれ、これもキャンディアンダンスに分類されます。白いターバンを巻き、ビーズや銀細工の施された衣装ならびに装飾を着けて踊ります。これもダンサーは男性のみです。

1000d1000ルピー

"Thelme Netuma"

5000d5000ルピー

"Naga"というコブラのマスク(左)とGuruda”というヒンズーの神ヴィシュヌの乗り物である鳥のマスク(右)をつけて踊ります。元は悪魔祓いで踊られるダンスでガルーダがコブラの悪魔を怖がらせ、病や不幸などの元凶とされている悪魔を追い払うとされています。

その他にも裏面の右上にはお札ごとに異なるガードストーン(仏教寺院の入り口にあり、聖域を守る守護神などが掘られています)が描かれています。

国の紙幣はその国ならではのもの。スリランカの紙幣に描かれているものも見てみるのも旅の一つの楽しみになるかもしれません

<余談>
なぜ今回、スリランカの紙幣についてブログに取り上げたかというと「お札のデザインをラキセナナヤケ氏が担当した」という記述を目にしたためです。

ラキ氏はジェフリーバワのホテルで有名なヘリタンスカンダラマのアイコンとなるフクロウの像ジェットウィングライトハウスの螺旋階段のダイナミックな鍛金作品(ランデ二ヤの戦い)など、バワ作品に欠かせないアーチストの1人です。
ラキ氏自身も建築家でもあり画家でもあり彫刻家でもある、今なお現役のマルチなアーチストです。

しかし、調べてみるとラキ氏が担当したのは1979に発行された7代目の紙幣で、テーマは「スリランカの植物と動物」
スリランカの動植物が紙面一杯に描かれていてとても美しい紙幣です。
下記↓のリンクより閲覧することができます。
7代目紙幣(1979年発行)デザイン:ラキセナナヤケ(←これをクリックすると該当ページにジャンプします)リンク先の紙幣の画像横の"note"という部分をクリックすると各紙幣の画像を拡大してみることができます。

<余談2>
今回お札について調べていて、20ルピーに描かれている鳥がSerendib Scops Owl (セレンディブコノハズク)ということに驚きました。というのも私はChesnut-backed Owlet(クリセスズメフクロウ)だと思い込んでいたからです。
guide
お札に描かれた鳥、後ろのフィールドガイドの何番の鳥だと思いますか?
5か6と答える方が多いのではないでしょうか。5番はJungle Owlet(モリスズメフクロウ※この鳥は固有種ではありません)、6番はChesnut-backed Owlet(クリセスズメフクロウ)

お札に描かれているSerendib Scops Owl (セレンディブコノハズク)は3番です。

コノハズクの特徴である耳のように見える頭部の羽毛(羽角)もはっきり描かれておらず、体のラインもスズメフクロウよりな気がします。ただ、羽の模様はコノハズク。

デザイナーが描く鳥を間違えたのか、本当にセレンディブコノハズクを描いたのか、はたまたCurrency Departmentの説明文がまちがっているのか、真相はいかに。
タグ:
スリランカ スリランカ旅行 観光 

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ナマケグマ
【スリランカ】人気の国立公園
エリア:
  • アジア>スリランカ>ヤーラ国立公園
  • アジア>スリランカ>ティッサマハラーマ
  • アジア>スリランカ>スリランカその他の都市
テーマ:旅行準備 自然・植物 動物 
投稿日:2019/08/04 14:59
コメント(0)
現在スリランカには2つの海洋公園を含む27の国立公園があり、そのうち13か所でジープサファリが楽しめます(開園時期が限定の箇所あり)。

今回はジープサファリで人気の国立公園について紹介します。余談でボートサファリホエールウォッチングについても触れています。

1.ヤーラ国立公園(Yala National Park)

スリランカの南東にある公園で、スリランカで2番目に大きい国立公園(ブロックが5つに分かれていて3つのエントランスからそれぞれ行けるブロックは限定されます)です。年間で一番の訪問者数を誇ります。

ヤーラが人気の理由はスリランカのビック5といわれる哺乳類のうち3種(ゾウ、ヒョウ、ナマケグマ)が見られる公園だからです。特にヒョウの遭遇率の高さに定評があります。ナマケグマに関しては5,6月頃のPaluの木の結実期に頻繁に遭遇することができます(反対にその時期以外は遭遇が困難です)。ゾウに関しては群れではあまり見ることができません。特に乾季には見られて1,2個体という時もあります(夕刻に近づくほど複数個体での遭遇率は高くなります)。

補足)ゾウが目的の場合は、ヤーラより約1.5時間(約80km)ほどの距離にあるウダワラウエ国立公園(Udawalawe NP)をおすすめします。こちらの公園はゾウの生息数が高く約250頭が生息しているといわれています。そのため通年でゾウを見ることができます。
またこの公園の隣にはエレファントトランジットホームがあります。トランジットホームは怪我や離乳前に母ゾウとはぐれたり死別したりした個体を保護している場所です。ピンナワラ象のの孤児院と異なり、ここの個体は野生復帰を目的とした施設のため、通常、健康な個体はウダワラワ国立公園の一角の保護区域で過ごしており、ミルクの時間のみこの施設に呼び寄せて授乳し、授乳が終わるとまた公園に放して野生に馴らしています。一般客が観察できる授乳時間は9時/12時/15時/18時の4回です。

ヤーラ国立公園は、動物との遭遇率も高く人気の公園でもありますが欠点もあります。
1. 位置が遠い
本文最後にマップをのせていますが、シギリヤロックなどの世界遺産からは離れた位置にあります。空港からは約6時間。世界遺産ゴールからは約3時間半かかります。そのため、旅行日数が3泊や4泊で、シギリヤ方面の観光を入れる場合は日程的にヤーラを組み込むことが難しくなります。

2. ジープ渋滞
スリランカの国立公園で年間1位のの訪問者数を誇るこの公園、多くの訪問客が訪れます。そこで発生するのがジープ渋滞。ピーク時はエントランスにジープが並び公園内に入るまでに時間がかかります。ヤーラ国立公園の公式ページでは毎日の入場ジープ数や、渋滞情報が掲載されるほどです。

自分の乗るジープ以外がヒョウなどの大物を見つけた場合、ジープ仲間同士で連絡が入り皆その場に移動しますが最初に見つけたジープ、すぐに駆け付けたジープが優先で観察するため、順番が回ってくる頃には姿が見えないことも多々あります。

入園者の少ないブロック
通常多くの人が訪れるのがブロック1,2にアクセスできるPalatupanaエントランス。
ブロック3と5にアクセスできるGalgeエントランスは訪問者数も少なく狙い目の場所でもあります。特にブロック5はヒョウの目撃件数が多い場所でもあります。ただ、Galgeエントランスはカタラガマ(Kataragama)をさらに北上したところにあり、滞在するホテルの場所によってはアクセスに時間がかかります。


●ヤーラ国立公園閉鎖
干ばつ期における野生動物と植物の保護を目的として、毎年9/1から(通常約1~2か月、再開時期は毎年状況により異なります)ヤーラ国立公園は一時閉鎖となります。 しかし。閉鎖となるエリヤはブロック1と2のみとなります。ブロック4と5(Galgeエントランス)は入園が可能です。

●ティッサマハーラマ(Tissamaharama)
動物観察を目的としてスリランカに来る場合は、ヤーラ国立公園をはじめとするこの地域がお勧めです。ヤーラの玄関口となるティッサマハーラマ(Tissamaharama)に滞在すれば、ヤーラ国立公園だけでなく、冬季の渡り鳥の飛来で有名なブンダラ(Bundala)国立公園(約30分)、ルヌガンウェヘラ(Lunugamvehera)国立公園(約1時間)、ウダワラエ(Udawalawe)国立公園 (約1.5時間)など4つの国立公園にアクセスできるほか、ティッサマハーラマには大小4つの湖がありバードサンクチュアリにもなっています。冬季は渡り鳥も飛来するため、冬季ならびにバードウォッチングを目的であればさらにこの地域をお勧めします。

2.ミンネリヤ国立公園(Minneriya National Park)
この公園はシギリヤロックやポロンナルワ遺跡群など世界遺産から近いため、これらの世界遺産を目的に滞在しながら、ジープサファリを希望する場合に一番アクセスの良い公園です。
また、この公園は「エレファントギャザリング(7〜10月頃)」という現象がみられる場所としても有名です。

通常スリランカのゾウは、メスとその子どもからなる10頭程度の群れで暮らしています。大人のオスは単独で暮らすことが多く、メスの群れから独立したばかりの若いオスはオス同士の数頭の群れで暮らします。

このように通常ゾウは繁殖期以外は数頭〜数十頭の小さな群れで暮らしています。

しかし、乾季の水が枯渇する時期にミンネリヤ国立公園にあるミンネリヤタンク(貯水池)の水や、水が引いた周りに芽吹いた草地をめがけて周辺に生息するゾウがこの公園に集まります。トリンコマリーやワスガムワなど約100km以上を移動してくるゾウもいます。シーズン中は100頭以上のゾウを見ることができるほか、ピーク時は300頭以上とも言われています。

●エレファントギャザリングのベストタイム
通常サファリのベストタイムは早朝の入園直後と夕方の閉園直前。日中の日が高くなった時間は動物との遭遇率が低くなります。しかしギャザリングの期間のベストタイムは日中から夕方にかけてとなります。ゾウは夜は森林をねぐらにしています。朝日が昇るとともに湖周辺に集まりだし採食したり水浴びしたりして日中を過ごした後、夕方になると再び森林内に戻っていきます。ですので、エレファントギャザリングの観察を目的とする場合は午後サファリ(14頃~閉園まで)を選択するとよいでしょう。

通年でゾウが見られる地域
エレファントギャザリングのシーズン以外はゾウはみなれない?・・・いいえそんなことはありません。
ミンネリヤ国立公園の位置するハバラナ地域はもともとゾウの生息が多い地域です(一般道で見かけることもしばしば)。この地域にもともと生息するゾウはミンネリヤだけでなく近隣にはカウドゥッラ(Kaudulla)国立公園、保護区指定となっているフルル(Hurulu)エコパークが行動圏内です。
ギャザリングシーズンのように100頭単位では見られませんが、メスや子供のグループや若オスのグループなどいくつかの小さな群れを見かけることができます。


大まかに分けると6~11月はミンネリヤ、12~2月はカウドゥッラ、2~5月はフルルで多くみられる傾向(その年の気候で異なります)にあります。ゾウを見たい場合は行先の公園を指定せずにジープのドライバーまたはジープの手配会社に任せるのが良いでしょう。その時期の遭遇率の高い公園に連れて行ってもらうことができます。

3.ウィルパット国立公園(Wilpatthu National Park)
スリランカで一番面積の広い公園で一番最初に国立公園認定された公園です。
空港から世界遺産アヌラーダプラの経路上でもあり、アヌラーダプラから約45分とアクセスの良い公園でもあります。
スリランカ最大の面積だけあってヒョウの生息数も1位である一方、広いため面積当たりの頭数はヤーラに劣ります。

やはり面積が広い分、動物との遭遇率にばらつきがある公園でもあります。またエントランスから各遭遇率の高いポイントまで約1時間かかるなど公園内の各ポイントの移動にも時間がかります。そのため、ルートの途中に数時間だけサファリの雰囲気を楽しむために立ち寄る公園としてはお勧めしません。
反対に動物観察を目的とする方、望遠カメラや双眼鏡など持っていて終日サファリ滞在をしたいという方にはヤーラと並んでおススメする公園です。

サファリのベストタイムについて
ミンネリヤ国立公園での欄でも述べましたがサファリのベストタイムは早朝の入園直後夕方の閉園直前

通常、ジープチャーターは午前(6~10時頃)または午後サファリ(14時頃〜18時)の4時間チャーターと終日サファリ(6時から18時)の2種類があります。終日サファリの場合は、日中下車可能区間もしくは日陰等の場所に駐車しのお昼休憩が入るほか、合計2時間ほどのドライバー休憩が入ります。

上記で述べたようにベストタイムは開園前と閉園前ですので、午前と午後サファリの両方を選択すると、日中はホテルなどで仮眠をとったりプールで泳いだりゆっくり過ごすことができます。しかしこの場合午前・午後それぞれに入園料(ヤーラやウィルパットは同日2回入園価格もあります)のほかにジープの入園料やサービスチャージ、税金がかかり割高になります。

本格的に動物を観察したい方には終日サファリがおススメです。開園直後や閉園直前にヒョウやゾウ(夕方)などの大型哺乳類を狙い、日中は沼地にいる水牛やワニ、鳥類、移動中のマダラシカやイノシシ、サルなど見つけやすい動物をターゲットにすることができます。

サファリにあったらいい持ち物
ーカメラ(望遠がきくとなお良し)
ー双眼鏡(スポーツ観戦程度のものでもあると便利)
ー帽子(風で飛ばされやすいので紐やクリップがついたものだとなお良し)

ーマスクまたは手ぬぐいやバンダナ(砂ぼこりが舞いますので口を覆えるもの)

ー目薬やのど飴などの砂ぼこり対策
-日焼け対策


サファリのトイレ事情
国立公園は決められた場所以外は下車が禁止となっています。しかし公園にもよりますが、トイレが設置された下車可能区域があります。そちらでトイレが可能ですが、走行ルートによっては遠かったりしますので、入園前に必ずトイレは済ませておくことをおススメします。また下車可能区域にきたら一応お手洗いに立ち寄っておくこともお勧めします。

番外1) ガルオヤ国立公園
この国立公園は、スリランカ東部のアンパーラにあり、ゾウの目撃数が多い公園でもあります。実はこの国立公園、2013年7/13に放映されたTBS『世界ふしぎ発見』で「泳ぐゾウ」が撮影された場所でもあります。

この公園、通常のジープサファリのほかに11〜3月(その年の気候により前後)はボートサファリが楽しめます。ジープサファリは通年で楽しめます。

この公園の中央に位置するセナナーヤカ貯水池の水量がある時期、貯水池内をエンジンボートで回ることができます。
ボートからゾウや水辺に来たジャッカルなどの哺乳類が観察できるほか、貯水池内の島にあるにつクロトキなどコウノトリやサギ類の集団営巣地を観察することができます。

番外2) ホエール(ドルフィン)ウォッチイング
文中でスリランカのビッグ5のうち3種について述べましたが、残りの2種はシロナガスクジラとマッコウクジラの海洋哺乳類です
シロナガスクジラ9〜4月は南部10,11月ならびに3,4月は東部で良くみられる時期です。マッコウクジラ4月の南部3,4月ならびに11月の東部で良くみられます。
なおハシナガイルカは周年で見られるほか、時期によりニタリクジラなど主に11種のクジラならびにイルカが観測されています

スリランカではホエールウォッチング(ドルフィンウォッチング)も楽しむことができます。夏季(6~10月)は東部のトリンコマリー(Trincomalee)から、冬季(11月〜4月)は南部のミリッサ(Mirissa)、ゴール(Galle)※週末のみ から船が出ています。

船の出航時期と上記のクジラの遭遇率の高い時期に差異があるのを疑問に思った方もいるかもしれません。この船の出航シーズンはビーチシーズンに準じています。クジラ自体は沖合を回遊していますが、波が高い時期は船が出せなかったり出航しても波が高く船酔いされる方が続出してホエールウォッチングどころではなくなります。特にミリッサについては5月も船が出ており、ゴールデンウィークの時期とも重なり人気ではありますが、4月末から5月のホエールウォッチングは波が高く船酔いしやすいため、おススメしません。

※今回の記事はおもにゾウ、ヒョウといった大型哺乳類にターゲットを絞って書きました。鳥類をターゲットにしている場合、渡航時期や見たい鳥類の種類によってお勧めする場所が全く異なります。バードウォッチングで渡航を計画されている方お気軽にご相談ください。

マップ
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スリランカ ジープサファリ サファリ ゾウ ヒョウ 

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フラミンゴタイトル
スリランカでフラミンゴ観察
エリア:
  • アジア>スリランカ>スリランカその他の都市
テーマ:街中・建物・景色 自然・植物 動物 
投稿日:2018/03/24 12:15
コメント(0)
フラミンゴといえば、長い脚と長い首、淡いピンクの体羽の大きな鳥で、動物園でもひときわ目を引く鳥です。

フラミンゴが見られる場所といえば、ケニアのナクル湖ボリビアのラグナ・コロラダが有名であり、日本の旅行会社でもフラミンゴ鑑賞のツアーが販売されています。

実はスリランカでも特定の期間フラミンゴを見ることができます。そして、スリランカはフラミンゴの生息域の中で、日本から最も近い国でもあるのです。フラミンゴはネパールやバングラデシュでも観察されていて、これらの方が日本からの距離は近いですが両国は直行便がないため、所要時間でいうとスリランカが最も早く野生のフラミンゴを見に行ける場所というわけです。フラミンゴ1列

スリランカで見られるフラミンゴはオオフラミンゴ(学名:Phoenicopterus roseus)で全長120-140cmとフラミンゴ科の鳥の中で最も大きな種類です。別名はヨーロッパフラミンゴとも呼ばれています。その年の気候条件により異なりますが、見られる時期はだいたい11月から3月にかけてとなります。

スリランカで最も数が多く見られる場所が、北西部にあるマナー(現地呼びでマンナール)です。3月の中旬で約300羽のフラミンゴを観察することができました。多い時で1000羽近くみられるとのことです。
フラミンゴズーム2写真

観察場所はマナー半島とスリランカ本島を結ぶ橋(※)と国道14号線。遮るものが何もないので、朝にねぐらより飛来し、日中採食している間ずっと観察をすることができます。因みに、この日は約300mの距離からの観察でした。

飛翔時にはオオフラミンゴの特徴である赤い雨覆羽と黒い風切羽が青空に映えて何とも美しい光景です。
フラミンゴ飛翔

かつてスリランカには毎年多くのフラミンゴが飛来していたとのことです。2003年から2004年には5,000〜6,000羽が記録されていますが、2007年から2009年の間は約200羽が記録されたのみでした。

スリランカでフラミンゴといえばスリランカ南部ヤーラ国立公園にも近いブンダラ国立公園がよく知られ、毎年1,500〜2,000羽が飛来していましたが、2012年では観測数はたったの4,5羽だったとのことです。
※上記の数値の発表はthe Ceylon Bird Clubによるもの

ブンダラでフラミンゴが減少した要因は、ルヌガンウェヘラの灌漑プロジェクトにより、淡水が汽水と混じり合ったときに塩分が減少し、フラミンゴの餌である昆虫幼虫は生き残ることが出来なかったこととが考えられています。
また、近年すぐ近くに建設されたマッタラ・ラージャパクサ国際空港(2010年3月工事開始、2013年3月開港。現在は国際線1社のみが運行)の建設や飛行機の就航によりブンダラへのフラミンゴの飛来がなくなったと推測されています。
フラミンゴタイトル

今後、スリランカがかつてのように5000羽以上のフラミンゴが飛来する国になるかどうかは、スリランカにおける環境開発のやり方に大きく関わってくることでしょう。

<余談>
現在、マナー半島とスリランカ本島に架かる橋ならびにその前後の道路は、日本のODA事業(政府開発援助)の無償資金協力によって2007年プロジェクト開始、2010年3月に開通したものです(プロジェクト名;新マナー橋建設及び連絡道路整備計画)。

これ以前は、1930年に建設された橋梁が同島と本島を結ぶ唯一の交通手段となっていましたが、橋梁、連絡道路ともに老朽化などによる損壊や劣化が激しく、落橋の危険性が指摘されていたとのことです。
新マナー橋の開通により、安全に人や車が往来できるようになりました。

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