記事一覧
6 - 8件目まで(8件中)
- スリランカのお正月
-
エリア:
- アジア>スリランカ>コロンボ
- アジア>スリランカ>スリランカその他の都市
- テーマ:お祭り・イベント ホテル・宿泊 歴史・文化・芸術
- 投稿日:2018/04/11 11:58
- コメント(0)
いよいよ今週の4/14にスリランカはお正月を迎えます。
「4月なのにお正月?」と疑問に思われた方、スリランカ(正確にはシンハラ並びにタミル)の正月は毎年4月13〜14日となっています。
このシンハラ・タミルの正月は太陽の黄道12宮の動きを基準としたヒンズー暦に基づくものです。このヒンズー暦に従って、太陽が双魚宮から白羊宮に入る日が新年となるため、13日か14日とその年によって日にちが若干異なるのです。
新年の時刻やそれぞれに適した時間はホロスコープ(占星術)によってはじき出された時刻となります。
今年の大まかな時間は下記のとおりです。ちょっとした説明とともにご紹介します。
なお下で紹介するのはシンハラ正月ですので、タミル式の場合異なる部分がございます。
○新年:4月14日 午前8時13分
新年の始まりとなります。多くの家庭でこの時間に爆竹が鳴らされ新年を祝います。
○かまど(台所)の使い初め:4月14日 午前10時40分
かまどに火をつける時間です。
一番初めに新品の素焼きの器にココナツミルクを入れて沸騰させます。ミルクの沸騰(ミルクがあふれ出る)様子は豊穣を表しているといわれています。新年最初に作る料理はキリバット(ご飯をココナツミルクで炊いたもの)です。
○新年の儀式:4月14日 午前11時53分
新年の最初の食事となります。たいてい母親(もしくは家長)が皆にキリバットを食べさせる(結婚式のケーキバイトをご想像ください)ところから始まり、ブラッドの葉にお金を包んだものを渡しあいます。このブラッドは日本ではキンマと呼ばれるつる性の植物で、ハート形の光沢のある葉が特徴です。豊かさや繁栄の象徴とされており、スリランカでは慶事に欠かせないものです(木の葉に灰やプワックという実を混ぜ噛みタバコとしても嗜好されています)。
次に、目上の方(母親や父親)にぬかずいて挨拶をしたり、家族同士で新年の挨拶をしあいます。
その次は、それぞれの本業に関連のある動作をします。例えば学生ならば教科書を開いたり、仕事をしている人は仕事関連のものを動かす(パソコンやミシン掛け)などをして、仕事や学業が順調に行く事を祈願します。
【正月の食卓解説!】
○プンニャカーラヤ:4月14日 午前1時49分〜午後2時37分
聞きなれない言葉だと思いますが、プンニャカーラヤは英語で言えばInauspicious Time。不吉な時間帯と言えばよいでしょうか。
この時間の間に何かを生産する行為(仕事=利益を生産、料理=食を生産など)するのはよくないといわれています。この時間帯の前までに仕事や料理を済ませかまどの火を消さなければなりません。そして、 この時間帯は静かに家で過ごしたり、寺院に出向いたりして過ごします。
他にも頭にオイルを塗る儀式(4月16日午前10時16分)や仕事始め(4月19日午前6時3分)などがありますが、ここまでやる家庭は少なくなっています。特に会社勤めの人は、ここまで休んではいられないのが現実です。
日本の正月と似ている部分、全く異なる部分とありとても興味深いのではないでしょうか。この時期にスリランカに旅行されている方はホテルなどで新年のセレモニーや伝統菓子など新年の料理を食べることができるかと思います。
反対に、4月13、14日は多くの店が閉まります。バスやタクシーなどの乗り物も少なくなっております。ご旅行中の方はご承知おきください(場所によっては4月11日から15日まで長期休業とする場所もございます)。
ご旅行中で、行きたい店や場所がある方は事前に営業しているかどうかを確認されることをお勧めいたします。
シンハラ・タミルの正月のため、モスリム人の経営のお店など通常営業の場所もございます。
グリーティングカード:シンハラ正月の様子が描かれています。
右上から時計回りに。1.キリバットを切り分け、テーブルセッティング。2.目上の人にぬかずき、新年のあいさつ。3.集まった親戚などで、ボードゲームで遊ぶ。4.ココナツミルクの噴きこぼしで、1年の豊穣を願う。5.供花をもって寺院に参拝
「4月なのにお正月?」と疑問に思われた方、スリランカ(正確にはシンハラ並びにタミル)の正月は毎年4月13〜14日となっています。
このシンハラ・タミルの正月は太陽の黄道12宮の動きを基準としたヒンズー暦に基づくものです。このヒンズー暦に従って、太陽が双魚宮から白羊宮に入る日が新年となるため、13日か14日とその年によって日にちが若干異なるのです。
新年の時刻やそれぞれに適した時間はホロスコープ(占星術)によってはじき出された時刻となります。
今年の大まかな時間は下記のとおりです。ちょっとした説明とともにご紹介します。
なお下で紹介するのはシンハラ正月ですので、タミル式の場合異なる部分がございます。
○新年:4月14日 午前8時13分
新年の始まりとなります。多くの家庭でこの時間に爆竹が鳴らされ新年を祝います。
○かまど(台所)の使い初め:4月14日 午前10時40分
かまどに火をつける時間です。
一番初めに新品の素焼きの器にココナツミルクを入れて沸騰させます。ミルクの沸騰(ミルクがあふれ出る)様子は豊穣を表しているといわれています。新年最初に作る料理はキリバット(ご飯をココナツミルクで炊いたもの)です。
○新年の儀式:4月14日 午前11時53分
新年の最初の食事となります。たいてい母親(もしくは家長)が皆にキリバットを食べさせる(結婚式のケーキバイトをご想像ください)ところから始まり、ブラッドの葉にお金を包んだものを渡しあいます。このブラッドは日本ではキンマと呼ばれるつる性の植物で、ハート形の光沢のある葉が特徴です。豊かさや繁栄の象徴とされており、スリランカでは慶事に欠かせないものです(木の葉に灰やプワックという実を混ぜ噛みタバコとしても嗜好されています)。
次に、目上の方(母親や父親)にぬかずいて挨拶をしたり、家族同士で新年の挨拶をしあいます。
その次は、それぞれの本業に関連のある動作をします。例えば学生ならば教科書を開いたり、仕事をしている人は仕事関連のものを動かす(パソコンやミシン掛け)などをして、仕事や学業が順調に行く事を祈願します。
【正月の食卓解説!】
○プンニャカーラヤ:4月14日 午前1時49分〜午後2時37分
聞きなれない言葉だと思いますが、プンニャカーラヤは英語で言えばInauspicious Time。不吉な時間帯と言えばよいでしょうか。
この時間の間に何かを生産する行為(仕事=利益を生産、料理=食を生産など)するのはよくないといわれています。この時間帯の前までに仕事や料理を済ませかまどの火を消さなければなりません。そして、 この時間帯は静かに家で過ごしたり、寺院に出向いたりして過ごします。
他にも頭にオイルを塗る儀式(4月16日午前10時16分)や仕事始め(4月19日午前6時3分)などがありますが、ここまでやる家庭は少なくなっています。特に会社勤めの人は、ここまで休んではいられないのが現実です。
日本の正月と似ている部分、全く異なる部分とありとても興味深いのではないでしょうか。この時期にスリランカに旅行されている方はホテルなどで新年のセレモニーや伝統菓子など新年の料理を食べることができるかと思います。
反対に、4月13、14日は多くの店が閉まります。バスやタクシーなどの乗り物も少なくなっております。ご旅行中の方はご承知おきください(場所によっては4月11日から15日まで長期休業とする場所もございます)。
ご旅行中で、行きたい店や場所がある方は事前に営業しているかどうかを確認されることをお勧めいたします。
シンハラ・タミルの正月のため、モスリム人の経営のお店など通常営業の場所もございます。
グリーティングカード:シンハラ正月の様子が描かれています。
右上から時計回りに。1.キリバットを切り分け、テーブルセッティング。2.目上の人にぬかずき、新年のあいさつ。3.集まった親戚などで、ボードゲームで遊ぶ。4.ココナツミルクの噴きこぼしで、1年の豊穣を願う。5.供花をもって寺院に参拝
- ジェフリーバワの旧居 ナンバーイレブン(No.11)改修について
-
エリア:
- アジア>スリランカ>コロンボ
- テーマ:観光地 鑑賞・観戦 歴史・文化・芸術
- 投稿日:2018/03/13 22:56
- コメント(0)
コロンボにあるジェフリーバワの旧居No.11(ナンバーイレブン)が現在改修中です。
見学は可能ですが、見学できる範囲並びに見学時間も下記のように変更になっています。
工事期間:2018年3月1日〜30日まで
(進捗状況により延びる可能性あり)
【追記】4/3に確認したところ、まだ改修は終わっておらず5月末までかかる見込みとのことでした。
【5/31追記】
工事終了して全面公開に戻っています(引き続き宿泊者がいる場合2階は見学不可)。
見学時間は下記のとおりです。
月曜〜土曜: 10.00am , 2.00pm, 3:30pmの3回
日曜日: 10:00 の回のみ
入場料: 1名につき1000ルピー(現金支払いのみ)
<工事期間の見学について>※終了しています
見学時間:10時、14時の回のみ※要予約
(土日祝日は見学不可)
見学箇所:1階オフィスエリアならびに1階住居部分
見学料:一人Rs.1,000(工事前と変更なし)
予約並びに詳細については下記バワ財団までお問い合わせください。
→No.11公式サイト(バワ財団)←
見学は可能ですが、見学できる範囲並びに見学時間も下記のように変更になっています。
工事期間:2018年3月1日〜30日まで
(進捗状況により延びる可能性あり)
【追記】4/3に確認したところ、まだ改修は終わっておらず5月末までかかる見込みとのことでした。
【5/31追記】
工事終了して全面公開に戻っています(引き続き宿泊者がいる場合2階は見学不可)。
見学時間は下記のとおりです。
月曜〜土曜: 10.00am , 2.00pm, 3:30pmの3回
日曜日: 10:00 の回のみ
入場料: 1名につき1000ルピー(現金支払いのみ)
<工事期間の見学について>※終了しています
(土日祝日は見学不可)
見学箇所:1階オフィスエリアならびに1階住居部分
見学料:一人Rs.1,000(工事前と変更なし)
予約並びに詳細については下記バワ財団までお問い合わせください。
→No.11公式サイト(バワ財団)←
- タグ:
- ジェフリーバワ ナンバーイレブン
- ペラヘラ祭りはキャンディのみならず!
-
エリア:
- アジア>スリランカ>コロンボ
- アジア>スリランカ>スリランカその他の都市
- テーマ:街中・建物・景色 お祭り・イベント 歴史・文化・芸術
- 投稿日:2018/01/16 12:30
- コメント(0)
旅行客にとって、スリランカで一番有名な祭りというと「ペラヘラ祭り」ではないでしょうか。しかもそれは毎年7〜8月(エサラ月)に世界遺産の街、キャンディで10日間に渡って行われるキャンディペラヘラ(エサラペラヘラ)。日本の大手旅行会社でもこの祭りの日にちに合わせてツアーを組んだ商品を販売しています。
でも実はペラヘラ祭りはキャンディだけではないのです。
ペラヘラ祭りは、ご神体をゾウの背中に乗せて、太鼓たたきや各種の踊り手と共に巡行し、雨乞いなど様々な祈願をこめて行われる祭祀で、スリランカ各都市の仏教寺院や神殿で行われているものです。
10日間にわたり行われ、100頭近いゾウが練り歩くエサラペラヘラは最も大きな規模のペラヘラです。でも一方で、国内外から人が集まり毎年大混雑となっています。
一旦鑑賞席に着くと、人の多さに祭りが終わるまで席を立つこともままなりません。
さらにはキャンディ市内のホテルは「ペラヘラ料金」と祭りの期間は特別料金を設定しており、宿泊料金も高騰します。
「もっと気軽に、でも見ごたえのあるペラヘラが見たい!!」
そんな方にお勧めなのが、2月のナワン月にコロンボのガンガラーマ寺院で行われる「ナワンペラヘラ」。
2018年は、2月28日、3月1日の2日間開催されます。
この寺院のペラヘラも規模が大きく、さまざまなダンサーや50頭近いゾウが寺院周辺のベイラ湖を練り歩きます。
ベイラ湖は、コロンボの中心部にあり、シャングリラ、タージサムドラ、ゴールフェイスホテルなど5つ星ホテルから車で5分圏内の場所にあります。
中でもシナモングランドホテルからは、徒歩5分とかかりません。
付近に鳴り響く太鼓やラッパの音とともに、電飾で煌びやかに飾られた象やダンサーによる華やかな伝統舞踊や、松明を振り回すフャイヤーダンス、悪魔祓いの仮面をつけた者たちの踊りなど多くの演者がパレードに華を添え練り歩くパレード(「ペラヘラ」はシンハラ語で「行列」を意味します)は壮観です。
出張でスリランカに来る予定の方、または2,3月にスリランカ旅行を計画されている方は、是非2/28,3/1にコロンボに滞在しペラヘラを鑑賞してみてください。
でも実はペラヘラ祭りはキャンディだけではないのです。
ペラヘラ祭りは、ご神体をゾウの背中に乗せて、太鼓たたきや各種の踊り手と共に巡行し、雨乞いなど様々な祈願をこめて行われる祭祀で、スリランカ各都市の仏教寺院や神殿で行われているものです。
10日間にわたり行われ、100頭近いゾウが練り歩くエサラペラヘラは最も大きな規模のペラヘラです。でも一方で、国内外から人が集まり毎年大混雑となっています。
一旦鑑賞席に着くと、人の多さに祭りが終わるまで席を立つこともままなりません。
さらにはキャンディ市内のホテルは「ペラヘラ料金」と祭りの期間は特別料金を設定しており、宿泊料金も高騰します。
「もっと気軽に、でも見ごたえのあるペラヘラが見たい!!」
そんな方にお勧めなのが、2月のナワン月にコロンボのガンガラーマ寺院で行われる「ナワンペラヘラ」。
※画像はすべてガンガーラーマ寺院公式ホームページより転載
2018年は、2月28日、3月1日の2日間開催されます。
この寺院のペラヘラも規模が大きく、さまざまなダンサーや50頭近いゾウが寺院周辺のベイラ湖を練り歩きます。
ベイラ湖は、コロンボの中心部にあり、シャングリラ、タージサムドラ、ゴールフェイスホテルなど5つ星ホテルから車で5分圏内の場所にあります。
中でもシナモングランドホテルからは、徒歩5分とかかりません。
付近に鳴り響く太鼓やラッパの音とともに、電飾で煌びやかに飾られた象やダンサーによる華やかな伝統舞踊や、松明を振り回すフャイヤーダンス、悪魔祓いの仮面をつけた者たちの踊りなど多くの演者がパレードに華を添え練り歩くパレード(「ペラヘラ」はシンハラ語で「行列」を意味します)は壮観です。
出張でスリランカに来る予定の方、または2,3月にスリランカ旅行を計画されている方は、是非2/28,3/1にコロンボに滞在しペラヘラを鑑賞してみてください。
- タグ:
- ペラヘラ 祭り コロンボ
6 - 8件目まで(8件中)