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ユーラシアの旅ブログinトラベルコちゃん

~世界130ヶ国を舞台に活躍するユーラシア旅行社添乗員の生の声をブログでお届け! ※毎週火曜・木曜更新!各記事は当社サイト内の7つのブログから転載しております。~

株式会社ユーラシア旅行社
ユーラシア旅行社は世界130ヶ国を舞台に、遺跡、自然、伝統文化、芸術などさまざまなテーマで、お客様の知的好奇心を満たす旅を提案しています。
プロフィール

ニックネーム:
ユーラシア旅行社
居住地:
東京都
会社名:
株式会社ユーラシア旅行社
会社英字名:
Eurasia Travel Co.,Ltd,
会社所在地:
東京都
会社電話番号:
03-3265-1691
業種:
旅行業
自己紹介:
世界130ヶ国を舞台にテーマ性の深いツアーに添乗するユーラシア旅行社の添乗員のブログから抜粋した記事を毎週火曜・木曜更新!

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四姑娘山(スークーニャン山)」
四姑娘山(スークーニャン山・中国)
エリア:
  • アジア>中国>中国その他の都市
テーマ:ハイキング・登山 
投稿日:2010/08/31 11:36
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四姑娘山(スークーニャン山)とは、四川省西部に位置する海抜6,250mの山だ。

四姑娘山(スークーニャン山)

四姑娘山がある一帯には四つの高峰が聳えている。その峰を四姉妹と名付けたのが四姑娘山の名の由来である。他に大姑娘山、二姑娘山、三姑娘山があるが、一番標高が高く、かつ険峻な山が四姑娘山なので、四連山の中では末っ子だが一番人気がある。前述した私が入社間もない頃に紹介した四姑娘山は、道も厳しく、かつ宿泊施設も貧弱であったが、何しろ山や花の美しさは「中国のアルプス」と称されるぐらいに美しいので少しずつ口コミでその魅力が広まり、訪れる人も少しずつ増えて道も宿泊施設も良くなってきた。また、初心者向けのハイキングコースもだいぶ整備されたので、普通の人でも気軽に行けるようになっている。

四姑娘山(スークーニャン山)」

四姑娘山の観光の起点となるのは、宿泊施設も整いつつある日隆という町。そこから車で上がり、長坪溝(チョウヘイコウ)や鍋荘坪(カソウヘイ)まで行くとハイキングコースやビューポイントがある。特に長坪溝は、谷間から四姑娘山を望むので晴れていれば絶景が広がる。途中谷川の橋から眺める山の雄姿は有名な写真ポイントとなっている。

四姑娘山は山の姿とともに高山植物もみどころである。高山植物は初夏の季節(6〜7月頃)が一番咲いている時期だ。特に探してみたいのは幻のブルーポピー。どれだけの確率なのか厳密には分からないが、「天上の花畑」とも称される巴朗峠(バロウ峠)では出会える可能性が高いらしい。

四姑娘山は、四川省でも人気の観光地である九寨溝・黄龍からもそれ程離れていないので、折角四川省の奥地まで行くのであれば四姑娘山にも足を延ばしてみたい。

ブルーポピー
タグ:
四姑娘山 中国 

ガダメス
サハラのオアシス、ガダメス(リビア)
エリア:
  • アフリカ>リビア>ガダメス
テーマ:観光地 世界遺産 歴史・文化・芸術 
投稿日:2010/08/26 17:01
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さて、乾燥地帯にオアシスで思い出す場所と言えば、リビアのツアー名にも謳われているサハラのオアシス・ガダメスだ。トリポリから遥かに南方約600km、アルジェリア、チュニジアとの三国国境にも程近い場所にガダメスはある。

ガダメス

しかし同じオアシスとは言っても、生半可な都会のオアシスと違って、厳しい環境のサハラにおけるオアシスは砂漠に生きる者や砂漠を通る者の生命線を担っている。ガダメスは歴史を通じて、サハラ内の交通の要所として栄え、古代ローマ帝国時代にその名を遡る事ができる程。残念ながら当時の遺構は何も残っていないが、以後2,000年もの間砂漠の民はこのオアシスに生活を依存してきたのだ。町の住民の大半は、サハラ一帯に住むトゥアレグ族で構成されている。町の建物のほとんどが簡素な白色や茶色の日干し煉瓦で建てられている。しかし、ガダメスの驚きはその建物の内部である。

ガダメス

ガダメスの建物は外からは想像がつかない程、鮮やかな装飾が施されているのである。現在では町の住民の大半がイスラム教徒なので、イスラム芸術らしい線と対称の美が生かされた装飾が眩しいぐらいだ。残念ながら近代型の住居に移り住む人もいて、一時期こうした住居は見捨てられ始めていたが、世界遺産に登録された事も手伝って、旧市街内の住居利用率も再び増える傾向にある。
ガダメス
タグ:
リビア ガダメス オアシス 

カラウィーン・モスク
世界一の大迷宮フェズ(モロッコ)その3
エリア:
  • アフリカ>モロッコ>フェズ
テーマ:観光地 街中・建物・景色 世界遺産 
投稿日:2010/08/24 11:19
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ブー・ジェルード門から進んだ場合タンネリーに着く手前の話になるが、フェズで一番大きな通り(タラーカビーラ)の終点の一帯がフェズの中心である。結構起伏もあるフェズの中でこの一帯は最も低い地域でもあるので、もしフェズの中で迷ったら、下っていけば、町の中心、或いは中心部に近い外に出られる可能性が高い事を覚えておきたい。そしてこの一帯はフェズの中でも最も古い地区であり、アッタリーン・メドラサ(神学校)やカラウィーン・モスクがある。カラウィーン・モスクは、東方から来た移民達が約1,000年前に築いたモスクであり、フェズの信仰の中心である。外観も内部も美しいのだが、残念ながらイスラム教徒以外は入れない。それでも中庭は一見の価値があるので、是非覗いてみて欲しい。

カラウィーン・モスク

フェズの風景はどこか泥臭さと人間臭さが漂っているが、建物の内部は外観からは想像が出来ないくらい美しく飾られている場合も少なくない。肝心なのは中身というわけだ。モスクに観光客は入場できないが、メドラサ(神学校)は入場できる。左の写真はメドラサではない、一般のレストランだが、イメージとしてはメドラサやある程度裕福な家はこのように美しいイスラム建築の内装なのである。また、機会があれば、個人のお宅も除いてみると面白い。フェズは狭い土地に人口と住宅が密集しているので、パティオ(中庭)のある家は多くなく、日本のマンションやアパートに近い。しかし、小さな家であっても内装はしっかり手入れされている事が多い。キッチンは意外に普通で、日本のそれと様子はあまり変わらない。北アフリカの名物ミントティーでもすすりながら、実際の生活談義に耳を傾けると、フェズの理解も深まろう。(ツアーでは、メドラサや個人の家庭訪問も日程に入っています。)

フェズの邸宅
タグ:
モロッコ フェズ 

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フェズの町並み
世界一の大迷宮フェズ(モロッコ)その2
エリア:
  • アフリカ>モロッコ>フェズ
テーマ:観光地 街中・建物・景色 世界遺産 
投稿日:2010/08/19 11:13
コメント(0)
迷路のような旧市街が広がるフェズには、様々なお店が見られる。最近増えつつある観光客向けのおみやげ物屋から地元の人の為の生活用品店や食料品店までありとあらゆる物が売られている。昨日触れたように、ブージェルード門から伸びるフェズで一番大きな通り(タラーカビーラ)沿いのお店は観光客向けのお店が多い。もちろんそれらのお店をひやかしながら歩いても、たっぷりと異国情緒は味わえるだろう。しかし、フェズの醍醐味は、大通りではなく、どこに続くのかも分からない小さな路地の行き先に眠っていると言っても過言ではないだろう。そうした場所にこそ、中世以来大切に守られてきたフェズの地元の人々の生活が息づいているからである。

フェズの町並み

アトラス北部の豊かな穀倉地帯から運ばれてきた青果類、肉類、アラブらしいスパイ類、乾物類、遥々海から運ばれて来る海鮮も中には見かける。

正直日本と比べると衛生状態は良いとは言えないが、変な農薬は使わずに昔ながらの作法で生産されている食料品が多いので、もしおなかの丈夫さに自信があれば、少し試してみるのも面白いかもしれない。地元の人向けの食料品店は総じて物価も安いので、お勧めだ。特に乾物類なんかは、店頭で珍しそうな顔をして覗き込んでいると、人懐っこい店主が気軽に試食を勧めて来る事も少なくない。中には得体のしれない食べ物もあるかもしれないので、一応現地のガイドに確認するのが一番だが、仮にその場で味は悪かったとしても、旅の良い思い出にはなるだろう。ちなみに近郊でよく採れるアーモンドはおいしかった。

フェズのスパイス屋

フェズの一角には、肉屋が集まっている地域がある。ここもなかなか面白い。イスラム教徒が多数を占めるので、間違ってもソーセージがぶらさがってたりはしない。あるのは主に羊のみである。この羊は、モロッコの名物料理タジンの主菜であるだけではなく、フェズの市民にとって欠かせない食料の一つだ。身が切り売りされている場合が多いが、中には右の写真のように頭部をや羊足?を売っているようなお店もある。日本人には少々グロテスクなところもあるが、文化の違いを味わえるという意味では、なかなか興味深い場所。

フェズは、革製品の特産地としても知られているので、市内を歩いていると多くの革製品屋さんを見かけるだろう。旧市街の一角には、この革製品の職人達が工房を構えている地区がある。地図では分かりにくいが付近に辿り着くと嫌でもその方向が分かる。何故なら匂うからだ。革を染める場所をタンネリーと呼ぶが、その匂いを辿ってフェズのタンネリーに辿り着くと、その見慣れぬ風景に驚く人も多い。きっと何十年、ひょっとしたら何百年もの間変わっていないんじゃないかと思える伝統的な手法で革を染め、商品を仕上げているのだ。個人的にもフェズで最も印象に残っているのがこの場所である。革製品を見る度に今でも思い出す。あの強烈な匂いとともに・・・。(次回に続く)

フェズのタンネリー
タグ:
モロッコ フェズ 

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フェズの町並み
世界一の大迷宮フェズ(モロッコ)
エリア:
  • アフリカ>モロッコ>フェズ
テーマ:観光地 街中・建物・景色 世界遺産 
投稿日:2010/08/17 10:30
コメント(0)
混沌と喧騒、どこか泥臭さも漂う町、それがモロッコのフェズである。昨日触れたように、モロッコと言えば、サハラの砂丘や荒涼とした大地の中に立つ日干し煉瓦のカスバのイメージが強いが、モロッコの本当のハイライトはこのフェズである。
フェズの町並み

フェズの旧市街には大きな道が一つもない。そう、今日でもここには車は通れない。自分の足で歩くしかないのである。しかし、商店を営む者となれば、何かしらの運搬手段は欲しいところ。それがロバである。中世以来何も変わらない町並みと生活がこの場所に息づいている。

この町が最初に築かれたのは、8世紀頃。この地方に国家を打ち立てたアラブ人達の手によって築かれた。その後、13〜14世紀頃になると地中海からアフリカ方面への通商路の中継都市としてその重要性が高まり、人口も一気に増えて今日見られる町並みが築かれた。迷路のような町並みは特に地中海に面した国ではよく見かけるが、それは常に戦乱と隣り合わせで生きなければならなかった人々が編み出した生活の知恵だろう。外敵が侵入しても容易に町を攻略できないように、迷路状に町は作られたと言われる。また、小路は、夏の強い日光を遮って日陰という涼をもたらすので、細い小路が多いのはこのような理由にもよる。

フェズのブージェルード門

しかし、いずれにしても、このフェズではその迷路のスケールが桁違いだ。世界一の迷宮と呼ばれるだけある。城壁に囲まれた旧市街にはいくつもの入り口があるが、最も有名でフェズを訪れたら必ず立ち寄るであろう場所が市の東部にあるブージェルード門だろう。実際には近代に入ってからフランス人技師達の手によって建てられた門だが、フェズの特質をよく捉えて建てられている。このブージェルード門から町に入ると、フェズで一番大きな通り(タラーカビーラ)が伸びている。道幅が2〜3mぐらいだが、それでもフェズでは一番広い通りである。ちなみに平行してタラーサラーラというやや細い道も走っており、途中でこの二本の道は二箇所で交錯するので行き返りに利用するのであれば、それぞれ別の道を利用してみると良い。この二つの通りの左右にはこれでもかとばかりにお店が並んでいる。世界遺産に登録され、多くの観光客がフェズを訪れるようになったので、この辺りは観光客向けの商品を扱っているお店も増えている。しかし、フェズの真骨頂はこんな大きな通りではなく、細い路地を彷徨うことにこそあるだろう。二度と同じ場所には戻れないであろう感覚と次に何が現れるのか分からない感覚を味わえる事こそがフェズの醍醐味。(次回に続く)
フェズの町中
タグ:
モロッコ フェズ 

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