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ユーラシアの旅ブログinトラベルコちゃん

~世界130ヶ国を舞台に活躍するユーラシア旅行社添乗員の生の声をブログでお届け! ※毎週火曜・木曜更新!各記事は当社サイト内の7つのブログから転載しております。~

株式会社ユーラシア旅行社
ユーラシア旅行社は世界130ヶ国を舞台に、遺跡、自然、伝統文化、芸術などさまざまなテーマで、お客様の知的好奇心を満たす旅を提案しています。
プロフィール

ニックネーム:
ユーラシア旅行社
居住地:
東京都
会社名:
株式会社ユーラシア旅行社
会社英字名:
Eurasia Travel Co.,Ltd,
会社所在地:
東京都
会社電話番号:
03-3265-1691
業種:
旅行業
自己紹介:
世界130ヶ国を舞台にテーマ性の深いツアーに添乗するユーラシア旅行社の添乗員のブログから抜粋した記事を毎週火曜・木曜更新!

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タージマハル
タージマハル 〜インドで一番輝く建造物〜
エリア:
  • アジア>インド>アグラ
テーマ:観光地 街中・建物・景色 歴史・文化・芸術 
投稿日:2010/11/25 22:12
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10月〜3月の北インドは、乾期でありましてかなり過ごしやすくなります。
というわけで、今回ご紹介するのはインドです。
インドの三大都市の一つムンバイは海のシルクロードの重要な中継貿易港でした。そしてガンジス川が流れる聖地ベナレスや、北インド一番の見所のゴールデントライアングルと呼ばれる、デリー・ジャイプール・アグラをぐるりと回ってみるのも楽しいです。
そんな北インドでいまでも印象深いのは、アグラのタージマハルではないでしょうか。

「白亜の宮殿」

そんな風に称するのが相応しい、優雅で巨大な建築物ですが、実は霊廟、つまりお墓なわけです。
その昔、この地方がムガル帝国と呼ばれ、イスラム教の君主が支配していた頃、シャー・ジャハーンという皇帝がいたわけです。この方のお后様がムムターズ・マハルといいまして、子供も沢山生んでくれたのです。結果、産褥熱で38歳のときにお亡くなりになりましたが、17歳で皇子に嫁いでからなくなるまで14人くらいの子供を生んだわけですから、皇帝との仲は良かったのでしょうね。
皇帝は、即位するまで紆余曲折で結構大変だった方でしたが、その横にずっといたのが第一后のムムターズ・マハルなわけです。強い信頼関係があったのかもしれません。

さて、そんな彼女が亡くなったあと、皇帝の悲しみは大変深かったそうです。彼は2年近くも宴をしなかったともいわれています。そうして長い長い年月をかけて、彼はムムターズ・マハルの霊廟を造り上げたのでした。皇帝の愛情が造り上げたとも言われますが、どちらかというと、皇帝の権力の強さをムガル帝国の技術の素晴らしさを内外に指し示したかったともいわれています。
これは私の私見ですが、シャー・ジャハーンとムムターズ・マハルは愛情以上に強い絆で結ばれていたと思います。ムガル帝国を治めてゆくために、皇帝はこの后と互いを支えあってきたのではないかと思うのです。先に亡くなってしまった彼女と皇帝の威光をこのような形で示したいくつもの事情や仮説の一つにムムターズ・マハルへの「感謝」や彼女の名前を後世に残してやりたいという思いがあったのではないかな・・・と。あくまでも私見でございます。
まぁ・・・皇帝の思惑はどのようなものであれ、この霊廟は数百年経った今でもその美しさを留めています。
前庭、並木通り、下の水面が遠近感を際立たせ、建物をあらゆる角度から眺めてみるとその柔らかな質感と立体感を実感できます。ムガル帝国の5代目の皇帝シャー・ジャハーンが最愛の妻のため造った霊廟として、今では世界中から多くの観光客が訪れ、多くの女性がムムターズ・マハルを羨み、シャー・ジャハーンのかっこ良さに心を掴まれてしまっています。お世辞にも幸せとは言いにくい晩年でしたが、数百年経った今も輝くタージマハルがある限り、彼らは永遠の存在になったといえるのではないでしょうか。

船内
クルーズの楽しみ方〜パナマ運河クルーズの終日航海日〜
エリア:
  • 中南米>パナマ
  • 中南米>コロンビア>カルタヘナ
テーマ:クルーズ その他 
投稿日:2010/11/18 17:21
コメント(0)
パナマ運河横断クルーズの長い航行の間、結構、気になるのが船内生活についてお話します。船の旅というと、時間をもてあましそう。と感じる方が多いと思います。ところが!実際は毎日が忙しいのです。


例えば14泊15日の船の旅のうち、終日航海日は7日間あるとします。終日航海日の間は船からは下りることができませんが、船の上は遊びの宝庫です。長さが300m近い、全部で10階建て以上の大型客船。運動でも遊びでも、まさに自由に自分の使いたいように時間が使える場所、それが船の旅です。


終日航海日の1日をご紹介します。朝はまず、フィットネスクラブで一日を始めます。インストラクターの指導のもと、30分ほどの軽いストレッチのあと、甲板をウォーキング。大海原を目の前に歩くのはなかなか気持ちのいいものです。青い海をじっと見つめていると時々いるかが飛び跳ねるのも見えました。3匹ぐらいのいるかが船と遊んでいるように一緒に泳いでいます。ウォーキングが趣味の方は、絶対試してみてください。海の表情がいかに豊かかをご理解いただけると思います。

そして、運動のあとの食事は格別です。展望カフェで海を眺めながら朝食を食べます。そうこうしているうちに様々なアクティビティーが始まります。

例えば午前中はダンスクラス。ラインダンスのクラスでは指導のお兄さんが前に立ってステップを一つずつ丁寧に教えてくれます。英語がわからなくても大丈夫。見よう見まねでついていけます。一つ一つステップを覚えたあとは音楽に合わせて練習します。上手下手は関係なく、様々な国籍の様々な年代の人が一緒に踊りました。午前中のアクティビティーはまだまだ終わりません。アトリウムに行ってみると、そこではケーキデコレーションのデモンストレーションをやっていました。船長(なかなかのコメディアン)とホテルマネージャーがコックさんにデコレーションを教わるのですが、二人ともクリームやレーズンの飛ばしあいで大忙し。見ているだけでおもしろいデモンストレーションでした。


午後はバックステージツアーへ行きました。大型客船には大きな劇場がついています。毎日夜には代わる代わるショーが繰り広げられますが、このバックステージツアーではその舞台裏を見せてもらえます。衣裳部屋を見たり、音響や照明の部屋、舞台上では幕や緞帳の上げ下ろしの仕組みなども教えてもらいました。今私達は海の上にいるのだということを忘れてしまいそうなぐらい立派な劇場でした。

その次に、クイズ大会へ。
ヨーロッパで一番長い川は?
100万人都市が11個以上ある大陸は?
など、色々なクイズに答え、その正答率を競います。グループ対抗なので皆で知識を寄せ合って回答します。アメリカ人の知らないことを意外と私達のほうが知っていることもあり、対等に競えました。

夕食のあとは毎日代わる代わる様々なショーが上演されます。有名な歌手やバイオリニストが演奏をすることも。勿論船のダンサーやオーケストラの華やかなダンスショーもあります。


船の上には図書館やプールやスパもあります。ゆっくり読書をしたり、プールサイドで日光浴をしたり、スパでマッサージを受けたり。時間がもったいない!と思ってついついあれこれアクティビティーに参加してしまいがちですが、のんびり時間を過ごすのもまた一興です。船の上では「やらなければならないこと」がないので、本当に24時間、自分の好きなように時間が使えます。こんな幸せ、他ではなかなか味わえません。クルーズのツアーは陸のツアーとは一味違う楽しみ方のできるツアーです。

(アクティビティやツアーは船やツアーごとに変わりますので、記事のアクティビティやツアーが必ずご覧いただけるとは限りません)


船内
船内イベント

メロエ
スーダンの魅力
エリア:
  • アフリカ>スーダン>スーダンその他の都市
テーマ:観光地 歴史・文化・芸術 自然・植物 
投稿日:2010/11/15 13:36
コメント(0)
アフリカ一国土の広いスーダンの想い出です。

4WDに乗り、道なき道を行き過ごしたハプニングと感動の5日間の印象に残ったエピソードをご案内します。

一つ目はスーダンの人々についてです。彼らはとても正直で、その正直さゆえに、例えば私とガイドさんは意見がかみ合わないこともしばしばで、毎日話し合いを重ね、旅の終わり頃にようやく上手なコンビネーションが取れるようになりました。

クッル遺跡という、壁画が美しい色彩を残す、クシュ王国時代の王のお墓見学へ行く途中に私はなんと、ポケットに何気なく入れていた5ユーロ程のお金を落としてしまったのです。そのときは全く気がつかなかったのですが、子供達がわざわざ届けに来てくれました。スーダンの物価を考えれば、5ユーロは子供にとっては大金です。日本でもそうですが、拾ったものであれば、誰の物かわからないのですから、そのまま持っていってしまいそうなものです。

にもかかわらず数人の子供達は、わざわざ私にお金を届けに来てくれたのです。物凄く緊張した子供達からお金を受け取り「シュクラン(ありがとう)」と伝えると、はにかみながら去っていってしまいました。お金が戻ってきて嬉しかった、というよりも、なんだかとてもさわやかな気分になりました。

もう一つは遺跡の面白さです。砂に埋もれたメロエのピラミッドはエジプトほどの大きさはありませんが、入り口にローマ神殿のような付属物があります。内側のレリーフは、古代エジプトの神々が描かれています。地下にあった玄室の副葬品などは19世紀に盗掘にあって、何一つ残っていないそうです。また、「王の街」と呼ばれる遺跡には、アウグストゥス(初代ローマ皇帝)の彫像の頭部のみが発掘されています。これは国立博物館で見ることができます。当時の女王がローマとの戦いに勝ち、アウグストゥスの彫像の頭部だけを持ち帰ったそうです。これがどういう状態で発掘されたかは、現地に行ってからのお楽しみでお願いします。ローマから遙か遠く離れた地でローマ文化の残照に出会う。古代ローマとメロエ王国のかかわりが、発掘事業でもっと見えてくるのかもしれません。

メロエ以外にも古代ローマと古代エジプトの文化の融合が見られる遺跡がたくさんあります。私の個人的なお気に入りはナカ遺跡のアマニティリナス女王のレリーフです。ふくよかな女王のレリーフは、迫力があり、当時の彼女の権力がしのばれます。

豊かな古代文化遺産をもつ大きな国スーダン。ピラミッドの周りをゆっくり歩いて観光した時に感じた、渇いた熱い大地と風。メロエの夕日とピラミッドのコントラスト。スークで出会ったおじいさん。ナイル河を渡るフェリー。あらゆる風景が脳裏に焼きつき、離れません。
まだまだ語りつくせないことが沢山ありますが、この続きは又改めてご案内します。

クッル
スーダン1

温泉
氷と温泉〜南極クルーズ万歳〜
エリア:
  • 北極・南極>南極>南極その他の都市
テーマ:クルーズ その他 温泉・露天風呂 
投稿日:2010/11/04 18:21
コメント(0)
南極にはペンギンたちとのふれあいの他にもまだまだたくさんの魅力があります。

本日は温泉とゾディアックボートについてご案内します。


南極にも温泉があることをチラッと書きました。今日はその話をします。その名の通り「南極温泉」と呼ばれていますが、実際は温泉というか、海岸に地熱によって温められたお湯が湧き出ているという感じなので、ヤケドしそうなくらい極端に熱い所と、ビックリするくらい冷たい南氷洋の水(この日の水温は2度!)が一緒になっている訳です。慣れてしまえばうまいこと丁度良い温度の所を探して寝そべって温まる事ができました。


たくさんの人が水着になり、寒いだの熱いだのギャーギャー言いながら、それぞれ入浴を楽しんでいたようです。日本の温泉のように温まって疲れを癒すというものではありませんが、入浴した方だけに「南極温泉会員証」なるものがもらえます。証明書には、「類まれなる愚か者である事を証明します」というような事が書かれてあり、良い話しのネタとなります。天候があまり良くない時は2〜3人しか入らない時もあるそうですが…。


また、本船から上陸する際に使用するゾディアックと呼ばれる特殊ゴムボートに乗って氷河のすぐ近くをクルージングするのも、実はすっごく楽しいです。
南極の神秘に迫る大迫力のゾディアッククルーズ!とでも申しましょうか。周りを美しい氷山と南極半島に囲まれた湾は波一つなく穏やかで、済みきった青空の下、海面上をボートが滑るように進み、水面にスーッと水の輪を描きます。キリリと引き締まった空気も澄んでいて、最高にすがすがしい気分です。大小無数の青い氷。塔のようにそそり立つ巨大な氷山。
透き通って見える水面下にはずっと大きな塊が潜んでいるのがわかります。

お昼寝中のヒョウアザラシや、真っ白なのに日の光に反射して銀色にも見えるカニクイアザラシにも出会いました。
ヒョウアザラシは可愛い顔をしてかなり獰猛で、ペンギンやカニクイアザラシを食べてしまうんだとか。つまりペンギン最大の天敵です。かわいい顔でも油断がならない彼らですが、ほのぼのした姿で氷の上にいる姿はやっぱり愛くるしいのです!

さまざまな造形を創り出している氷山も素晴らしかったです。割れ目からはグレーシャーブルーが輝き、一つ一つ形の違う氷河の造形美にただただ感激するばかりでした。よく晴れた日は光の当たり具合がちょうど良く、美しい氷山をよりいっそう白く美しく輝かせていました。曇天の日には鉛色にくすんでいる氷の世界が、晴天になると太陽の光を受けて紫、藍、青、白と微妙に変化します。太陽高度が低いので、その変化に赤などの色も加わり、幻想的な世界が創り出されるのです。

しかも「氷山の一角」とよく言われるように、見えている巨大な氷の海面下に約9倍もの大きさの塊が潜んでいるのです。他の大陸とは比較にならないスケールの大きな氷河地形、その一つひとつの生い立ちはわからなくても、無言の力となって我々に迫り、圧倒されてしまいました。波一つない静かな氷の世界と野生動物たちとの出会いがとても印象的でした。



氷上アザラシ
氷山

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