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- 神々の島で贅沢なバカンスを〜バリ島紀行 グランドハイアットバリ滞在〜
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エリア:
- アジア>インドネシア>バリ島
- テーマ:観光地 ホテル・宿泊
- 投稿日:2016/01/04 17:53
最近開通した、デンパサール空港から延びる海上バイパス。人気のヌサドゥア地区がぐっと近くに!
インドネシアが誇る国産ビール、ビンタン
香港空港のキャセイパシフィック航空ラウンジにて特製坦々麺を・・・。
旅行は大好きだけど、今までリゾート地への旅とは全く縁がない人生を送ってきた私。でっかいプールで心ゆくまで泳いだり、ビーチのそばでのんびり日光浴したり、なんてことももちろん未経験。
このたびキャセイパシフィック航空様とグランドハイアット様の招待で研修旅行に行くことになった。
行先は、インドネシア内ではもちろんアジアでも一二を争う人気リゾート、バリ島!
リゾート音痴な私がバリ島の魅力をうまく伝えることができるのか、高級ホテルで何をすればいいかわからず時間をもてあましたりしないだろうか、正直行く前は不安でしかなかった。リゾートって現実逃避して日々の疲れを癒す場所のはずなのに、これじゃ本末転倒だなあ・・・
<グランドハイアットバリ>
バリ島南部、高級リゾート地区にあるグランドハイアットバリ。ここの特徴は、ホテルというよりもはやひとつの村やテーマパークのような広大さ。常に地図を持っておかないと迷うこと間違いなし。
ホテルというより見事な庭園のような敷地内
ときどきリスが出現。緑が多いのもグランドハイアットバリの特徴なのです
8つのレストラン&バー、大小6つのプール(なんとウォータースライダーもあり!)、スパ、お土産屋、銀行、さらには寺院まで・・・。とにかく何でもある、至れり尽くせりのこの空間。一日どころか、二日三日いてもずっと遊べてしまう。まったく飽きることがないだろう。
オーシャンビューのレストランで優雅な朝食を
インドネシア料理レストラン「パサール・センゴール」では、毎日日替わりで民族舞踊のショーが行われる。おいしいインドネシア料理に舌鼓を打ちながら間近で舞踊鑑賞という、なんとも贅沢なことができる。
インドネシア風焼鳥「サテー」を焼くスマイリーなおじさん
この日の舞踊はレゴンダンス。王国時代の宮廷舞踊として発展した優雅なダンスで、バリ伝統舞踊の代表として真っ先に出てくるほど。
バリに来たなら必ず見たいと思っていたけど、着いてすぐ見れるとは!うーん、感激。
終わった後は記念撮影もどうぞ!
そしてやっぱりバリと言えば海!グランドハイアットバリは広いビーチに面しているので、好きな時にビーチへ行って遊べるのがうれしい。マリンスポーツのアクティビティもある。
このビーチは東側に面しているので、美しい朝日を独り占めなんてこともできる。一日だけでも早起きして行ってみては?
日ごろの行いが悪かったのか、私が行ったときはすっきり晴れてはいなかったけど
客室は4つのブロックに分かれ、全648室。ベーシックな部屋カテゴリーのグランドルームでも49平米という広さで、あたたかみのあるアジアテイストな雰囲気のお部屋にどこかほっとするはず。
バルコニーからの景色もよく、気が付くと何時間も居座ってしまいそう。
クラブデラックスのお部屋
グランドルームのお部屋
広々としたグランドスイートのお部屋
グランドエグゼクティブスイートのバルコニー
このほか、ウェルカムドリンクにおしぼり、無料WIFIや日本語デスクなどのサービスがあるのも嬉しい。
今回はたった2泊の宿泊だったが、時間が過ぎるのが本当にあっという間だったグランドハイアットバリの滞在。泊まれば泊まる分だけ楽しい思い出が増えていく、そんなホテルです。
<ヌサドゥア地区>
ヌサドゥア地区は「2つの島」という意味。もともと静かな漁村だったこの地区は、1970年代にインドネシア政府が観光開発を進め始めてからどんどんその姿を変えていき、今では人気の高級リゾート地区に。
クタなどの繁華街と対照的に、エリア内にはほぼ旅行者のための施設しかないヌサドゥア地区。その施設も世界的ホテルチェーンやショッピングモールなどなど。日常から離れ、優雅なバカンスを過ごすにはまさに最高のロケーションでしょう。
ヌサドゥア地区の中心となるショッピングモール、バリコレクションはグランドハイアットバリから歩いてたった5分。ブティックやギフトショップが点在し、雰囲気のいいレストランやカフェも多い。
買い物をするつもりがなくてもつい何時間もふらふらしてしまうこと間違いなし。
・・・でもやっぱり、バリに来たからには昔から変わらないローカルな場所も見てみたい!でもこの高級ホテルが乱立するヌサドゥアにそんなの求めていいのか、、、なんて思いながらホテル周辺を散歩していると、ありましたありました。求めていた景色が。
まず目に付くのがいたるところにある石灯篭のようなもの。これはサンガといい、ヒンドゥー教とともに生きるバリニーズ(バリ人)にとってはなくてはならないもの。日本でいえばたぶん祠とかお地蔵さんのようなポジション。
目につくたびに写真に撮ったり観察したりしていると、不審に思われたのか近くのバリニーズが「おれんちにもあるから撮ってけYO」と言ってくれた。
なんとバリ人の家には必ずサンガを作らなくてはならない決まりがあるのだそうな。
突然の訪問者(というか不審者)にびっくり
リゾート地のイメージから想像しにくいけど、バリ人のヒンドゥーの信仰心は本当に厚い。朝には必ず路上やサンガに花が供えられる。これは神々への感謝の意味を込めたお供え物で、グランドハイアット内にある寺院にも毎朝スタッフが花を供えているとのこと。
旅行者が集まる高級リゾート地区と、バリの伝統が残るローカルな村。決して交わらないような二つのエリアが隣接し、人々が共存するという不思議な光景が見られるのも、バリの魅力。
バリ島が「神々の島」と呼ばれ、アジア随一のリゾート地として世界中の旅行者の人気を集めているのも、これと関係があるのかも。
私自身、すっかりバリ島の虜になって帰国の途に。今回はバリ島のほんのわずかな一面しか見ることができなかったけど、行くたびに新たな発見と感動が待っている、間違いなくそんな気がします。私のようなリゾート初心者も、何度も行っているバリ島ラバーなリピーターさんも、今度の休暇はバリへいかがでしょう?
【スタッフおススメ度】
●グランドバリハイアット ★★★★★
何十分かかっても敷地内をまわりきれないほどの広さで、時間の許す限り滞在したいホテル。レストラン「パサール・センゴール」の民族舞踊ショーは必見!
●ヌサドゥア地区 ★★★★
治安を気にすることなくゆっくり滞在できる、高級リゾート地区。空港から海上バイパスが開通したことでますます便利に。
(2015年7月 伊藤卓巳)
- 「ゴッホに美食に絶景に出会う、美術とビール漬けのオランダ・ドイツ旅」
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エリア:
- ヨーロッパ>オランダ>アムステルダム
- ヨーロッパ>オランダ>ハーグ
- ヨーロッパ>ドイツ>ドイツその他の都市
- テーマ:世界遺産 グルメ 歴史・文化・芸術
- 投稿日:2016/01/04 17:47
現在、トライさんのもとで、クララと一生懸命お勉強中のハイジであるが、昔は大の勉強苦手っ子で、フランクフルトに騙されて連れてこられた時は、勉強をしながら夢遊病に陥るという少女であった。
そんな彼女の成長に感動を覚えずにはいられないが、ドイツと聞いてそんなことが真っ先に頭に浮かんでくる自分にも恐れを覚えずにはいられない。
そんなこんなで、この度、カタール航空様とミキツーリスト様の招待を受け、オランダ・ドイツを巡る研修旅行に行ってきました。
オランダ、ドイツ・・。
チューリップとソーセージね。了解!
私は、とりあえずハイジがいた国ということだけを胸に刻み、仕事帰りの出発でも楽々、羽田空港深夜出発のカタール航空で出発した。
あまり期待せずに出発したオランダとドイツであったが、見事にその予想を裏切り、すっかり胸いっぱい、二日酔い、体重増加の状態で帰国した。
ゴッホに出会い、可愛い町並みに出会い、ビールとワイン漬けになった今回の旅、美術とお酒が好きな人には、是非とも行っていただきたいと思います。
今回の旅行には、エアライン・オブ・ザ・イヤー2015で一位となったカタール航空を利用しました。
乗る前から周りの評判がとても高く、非常に楽しみに乗り込んだのですが、本当に素晴らしかったです。
まず、機内食がとても美味しい!今回エコノミークラスにもビジネスクラスにも乗せていただきましたが、エコノミークラスの食事も、私の地上での食事よりも美味しいかもしれないぐらい。ビジネスクラスに至っては、空の上の5つ星レストランとうたっているだけあり、寿司の握りからステーキまで、もう声も出ない程美味しく、飲み放題のシャンパンとワインも種類が豊富で、最高にお腹いっぱいに酔っぱらった後はフルフラットのシートでぐっすりという、まるで楽園のような時間を過ごせます。
また、機内エンターテイメントも1000以上のプログラムがあり、日本語で見られる映画もたくさんあり、全く退屈しませんでした。
移動時間が楽しいって、遠くへ旅行に行く際には本当に大事です。
そして今回は、ドーハからアムステルダムへのファーストフライトに乗せていただくことができました。ドーハを起点に、世界中へフライト網を広げているカタール航空さん、これでまた私たちの旅行は便利になりました。
さて、みなさんはアムステルダムのことをどれぐらいご存じでしょうか。
以前KLMオランダ航空でフランスに行った時、同じ飛行機になった方が「乗継ぎだけだと思ってたんだけどね!すごく良かったの!次来るときは絶対にアムステルダムで降りてね!」と言われたことがある。
「ふーん、アムステルダムね〜。そうですね〜、こんど乗継ぎがあればね〜」と、非常に失礼な返事をしていた私でしたが、今回本当に予想を裏切ってくれました。
現地のガイドさんから聞いたお話でも、ヨーロッパの違う国に行かれて、帰りに一泊二泊しただけなのに「今回の旅で一番良かったのはオランダでした」という声が多いとのこと。
可愛くて美術が溢れる、運河に囲まれた都市アムステルダム。
さてさて、どんな街でしょう。(チューリップだけじゃないですよ!)
運河の町アムステルダムは、歩いても回れますが少し疲れるので、上手くトラムを使うことをお勧めします。
アムステルダムカードというカードを使うと、バスやトラムに乗り放題の上、色々なお店で割引を受けられたり、長蛇の列ができている美術館などに、優先レーンを使ってさっと入れたりしちゃいます。
私はこのカードを使ってゴッホ美術館に行きましたが、優先レーンを使える上に入場料が無料という、なんともお得な気持ちになりました。
ただ、カード自体の値段も結構するので、一日中アムステルダムを遊びつくそうという日に使われるのをお勧めします。
アムステルダムは、あの有名なレンブラントの「夜警」やフェルメールの「牛乳を注ぐ女」を所蔵している国立ミュージアムから、ゴッホ美術館、アンネ・フランクの家など、見どころがたくさん。
意外と、一日では遊びきれない程楽しむところがあります。
「そんなの知ってるよ!」と、みなさんに突っ込まれそうなので、ちょっと変化球なアムステルダムの面白い所。
それがこれ。
お家が傾いているのが分かりますか?
オランダでは、地盤沈下で土地から傾いてしまっていたり、骨組みの木が湿気を吸ってしまっていたり、原因は色々言われていますが、傾いているお家が本当に多いのです。
あまりにも傾きすぎて、窓が開かなくなったり、ドアが勝手に開いたり、床に置いたものが転がっていったりなど、日本なら間違いなく幽霊物件になるような家もたくさんあるそう。
右左前後に支えあいながら傾いている建物たちですが、前に向かって傾いているものは、荷物を持ち上げやすいように元々わざと傾けて建てていたそう。オランダの家は階段が非常に狭く、荷物を運び入れるのが大変なため、元々屋根の下当たりに滑車がついているのです。
その滑車を使い荷物を目的の階の窓まで運び、窓から中にいれるのが伝統的な搬送方法。その時に荷物が家に当たるのを防ぐために、元々斜めに設計されているのです。
今でも古いホテルや小さいホテルでは、スーツケースをこの方法で運ぶ所もあるとか。面白いほどに傾いていますが、これも歴史、と傾いた家で工夫をしながら暮らしているオランダの人が素敵だなと感じました。
そして、今回の旅は芸術旅と言ってもいいぐらい、たくさんの芸術に出会うことができました。私は特に美術に詳しいわけでも何でも無いのですが、やっぱり本物は胸に迫るものがありました。
今回はアムステルダムのゴッホ美術館、ハーグのマウリッツハイス美術館、オッテルローのクローラー・ミュラー美術館へ行ってきましたので、少しご紹介したいと思います。
残念ながらゴッホ美術館は館内撮影禁止でしたが、ゴッホの人生を、彼の書いた絵や手紙と一緒に彼の人生を勉強できます。
約10年という芸術家人生のうちで、2000以上もの作品を残した彼。作風も心情とともに移り変わって行ったりして、とても面白い。
そして驚くのは、贋作かと思うほど、同じような絵を何点も書いていたこと。芸術作品とは別に、商売のための絵を描かなくてはならなかったとのことですが、ひまわりの絵がたくさんあって、どれがいつも教科書で見ていたものか分からない程でした。
結局彼の生前にはほとんど売れなかったという絵。それが今は単独の国立美術館までできているのだから、彼が死ぬ時に何を考えていたかと思うと、感慨深かったです。
ハーグは、アムステルダムから車で1時間半程のところにあります。
東京でいう霞が関のような町で、本大使館を始め、国会議事堂などの政府機関が多く集まっています。見どころは大体町の中心地に集まっており、13世紀に建てられた国会議事堂は一見の価値があります。そして国会議事堂の隣に、かの有名なフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」の絵や、レンブラント、ヤン・ステーンの絵が展示されているマウリッツハイス美術館があります。
レンブラントの「テュルプ博士の解剖学講義」は、元々左端の人はいなかったのに、絵が素晴らしいので、ぜひ自分も追加してくれとの依頼を受け、無理やり構図に入れ込んだとか。
そういわれると、何だか彼一人だけ仲間外れに見えてくるから面白い。
右から見るのと、左から見るのでは、解剖されている囚人の大きさが変わって見え、色々と計算されて絵は描かれているのだなぁと、勉強になりました。
オッテルローのクローラー・ミュラー美術館は、こちらもアムステルダムから車で1時間半程のところにあります。
ここは、アムステルダムのゴッホ美術館と並び、ゴッホの作品がたくさん展示されていることで有名で、有名な「星空のカフェテラス」や「糸杉」などを観ることができます。広大な公園の中にぽつんとあるので、公園の中をサイクリングして楽しむこともできます。
そして今回の旅で、一番楽しみにしていた場所、フロイデンベルグへ。
ここは最近日本のテレビ局もよく取材に訪れているという、まだそこまで有名になっていないけれども、素晴らしい街なのです。
伝統的な白黒の木組み建築が整列して並んでいる姿は、一見の価値ありです。
町自体は、三本の短い通りしかない小さな町で、現在54棟ある白黒のお家に住んでいる人たちは、とってもフレンドリーに接してくれます。
それぞれのお家を表すマーク?もみんなで付けてあるので、それを見てその家の住人を推測するのも面白いかもしれません。
そして、町を一望できる丘の上からの景色はまた格別。
ちょっと目がチカチカしてくる程、キレイに並んでいて、感動します。
まだあまり人の訪れていな今、時代を先取りして自慢するには、絶好のチャンスです。
美術を堪能した後は、味覚でも楽しんでまいりました。
ドイツは、さすがビールの国だけあって、どこで飲んでも非常に美味しいビールに出会えました。
そんな中でもお勧めなのが、ケルンのビール。ケルシュという地ビールで、200ミリリットル入りの小さなぐらいに入ってでてきます。フルーティでとても美味しいのですが、気を付けていただきたいのが、地元流の飲み方。
空になったグラスを置いておくと、有無を言わさずにさっと新しいケルシュと交換されてしまいす。コースターに線を書いて、最後はその数を見て計算するのですが、飲み終わって、他のものを注文しようかなと思って、ちょっとよそ見をしていると、あっという間に新しいグラスが目の前に。
そのままにしておくと、ずっとケルシュを飲み続けることになるので、もう終わりというタイミングで、さっとコースターをコップの上に置いて、意思表示をしましょう。
目に美味しく、心に美味しく、お口に美味しかったこの旅。
太っても酔っぱらっても、心が豊かになる景色、芸術、そして食事に出会えた大満足な旅になりました。
是非、乗継だけじゃないオランダと、まだあまり知られていないフロイデンベルグもあるドイツを次の旅の候補にしてみてください。
フロイデンベルグ★★★★★
一見の価値あり!絶景ともいえる景色を是非。
マウリッツハイス美術館★★★
こじんまりとした美術館ですが、大充実の内容。
(2015年6月 大野史子)
そんな彼女の成長に感動を覚えずにはいられないが、ドイツと聞いてそんなことが真っ先に頭に浮かんでくる自分にも恐れを覚えずにはいられない。
そんなこんなで、この度、カタール航空様とミキツーリスト様の招待を受け、オランダ・ドイツを巡る研修旅行に行ってきました。
オランダ、ドイツ・・。
チューリップとソーセージね。了解!
私は、とりあえずハイジがいた国ということだけを胸に刻み、仕事帰りの出発でも楽々、羽田空港深夜出発のカタール航空で出発した。
あまり期待せずに出発したオランダとドイツであったが、見事にその予想を裏切り、すっかり胸いっぱい、二日酔い、体重増加の状態で帰国した。
ゴッホに出会い、可愛い町並みに出会い、ビールとワイン漬けになった今回の旅、美術とお酒が好きな人には、是非とも行っていただきたいと思います。
オランダと言えば、ミッフィーちゃんの故郷でもある。
今回の旅行には、エアライン・オブ・ザ・イヤー2015で一位となったカタール航空を利用しました。
乗る前から周りの評判がとても高く、非常に楽しみに乗り込んだのですが、本当に素晴らしかったです。
まず、機内食がとても美味しい!今回エコノミークラスにもビジネスクラスにも乗せていただきましたが、エコノミークラスの食事も、私の地上での食事よりも美味しいかもしれないぐらい。ビジネスクラスに至っては、空の上の5つ星レストランとうたっているだけあり、寿司の握りからステーキまで、もう声も出ない程美味しく、飲み放題のシャンパンとワインも種類が豊富で、最高にお腹いっぱいに酔っぱらった後はフルフラットのシートでぐっすりという、まるで楽園のような時間を過ごせます。
また、機内エンターテイメントも1000以上のプログラムがあり、日本語で見られる映画もたくさんあり、全く退屈しませんでした。
移動時間が楽しいって、遠くへ旅行に行く際には本当に大事です。
そして今回は、ドーハからアムステルダムへのファーストフライトに乗せていただくことができました。ドーハを起点に、世界中へフライト網を広げているカタール航空さん、これでまた私たちの旅行は便利になりました。
ドーハ空港のクマさん。THE芸術。
さて、みなさんはアムステルダムのことをどれぐらいご存じでしょうか。
以前KLMオランダ航空でフランスに行った時、同じ飛行機になった方が「乗継ぎだけだと思ってたんだけどね!すごく良かったの!次来るときは絶対にアムステルダムで降りてね!」と言われたことがある。
「ふーん、アムステルダムね〜。そうですね〜、こんど乗継ぎがあればね〜」と、非常に失礼な返事をしていた私でしたが、今回本当に予想を裏切ってくれました。
現地のガイドさんから聞いたお話でも、ヨーロッパの違う国に行かれて、帰りに一泊二泊しただけなのに「今回の旅で一番良かったのはオランダでした」という声が多いとのこと。
可愛くて美術が溢れる、運河に囲まれた都市アムステルダム。
さてさて、どんな街でしょう。(チューリップだけじゃないですよ!)
運河の町アムステルダムは、歩いても回れますが少し疲れるので、上手くトラムを使うことをお勧めします。
アムステルダムカードというカードを使うと、バスやトラムに乗り放題の上、色々なお店で割引を受けられたり、長蛇の列ができている美術館などに、優先レーンを使ってさっと入れたりしちゃいます。
私はこのカードを使ってゴッホ美術館に行きましたが、優先レーンを使える上に入場料が無料という、なんともお得な気持ちになりました。
ただ、カード自体の値段も結構するので、一日中アムステルダムを遊びつくそうという日に使われるのをお勧めします。
アムステルダムは、あの有名なレンブラントの「夜警」やフェルメールの「牛乳を注ぐ女」を所蔵している国立ミュージアムから、ゴッホ美術館、アンネ・フランクの家など、見どころがたくさん。
意外と、一日では遊びきれない程楽しむところがあります。
「そんなの知ってるよ!」と、みなさんに突っ込まれそうなので、ちょっと変化球なアムステルダムの面白い所。
それがこれ。
お家が傾いているのが分かりますか?
オランダでは、地盤沈下で土地から傾いてしまっていたり、骨組みの木が湿気を吸ってしまっていたり、原因は色々言われていますが、傾いているお家が本当に多いのです。
あまりにも傾きすぎて、窓が開かなくなったり、ドアが勝手に開いたり、床に置いたものが転がっていったりなど、日本なら間違いなく幽霊物件になるような家もたくさんあるそう。
右左前後に支えあいながら傾いている建物たちですが、前に向かって傾いているものは、荷物を持ち上げやすいように元々わざと傾けて建てていたそう。オランダの家は階段が非常に狭く、荷物を運び入れるのが大変なため、元々屋根の下当たりに滑車がついているのです。
その滑車を使い荷物を目的の階の窓まで運び、窓から中にいれるのが伝統的な搬送方法。その時に荷物が家に当たるのを防ぐために、元々斜めに設計されているのです。
今でも古いホテルや小さいホテルでは、スーツケースをこの方法で運ぶ所もあるとか。面白いほどに傾いていますが、これも歴史、と傾いた家で工夫をしながら暮らしているオランダの人が素敵だなと感じました。
そして、今回の旅は芸術旅と言ってもいいぐらい、たくさんの芸術に出会うことができました。私は特に美術に詳しいわけでも何でも無いのですが、やっぱり本物は胸に迫るものがありました。
今回はアムステルダムのゴッホ美術館、ハーグのマウリッツハイス美術館、オッテルローのクローラー・ミュラー美術館へ行ってきましたので、少しご紹介したいと思います。
残念ながらゴッホ美術館は館内撮影禁止でしたが、ゴッホの人生を、彼の書いた絵や手紙と一緒に彼の人生を勉強できます。
約10年という芸術家人生のうちで、2000以上もの作品を残した彼。作風も心情とともに移り変わって行ったりして、とても面白い。
そして驚くのは、贋作かと思うほど、同じような絵を何点も書いていたこと。芸術作品とは別に、商売のための絵を描かなくてはならなかったとのことですが、ひまわりの絵がたくさんあって、どれがいつも教科書で見ていたものか分からない程でした。
結局彼の生前にはほとんど売れなかったという絵。それが今は単独の国立美術館までできているのだから、彼が死ぬ時に何を考えていたかと思うと、感慨深かったです。
ゴッホ美術館
ハーグは、アムステルダムから車で1時間半程のところにあります。
東京でいう霞が関のような町で、本大使館を始め、国会議事堂などの政府機関が多く集まっています。見どころは大体町の中心地に集まっており、13世紀に建てられた国会議事堂は一見の価値があります。そして国会議事堂の隣に、かの有名なフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」の絵や、レンブラント、ヤン・ステーンの絵が展示されているマウリッツハイス美術館があります。
レンブラントの「テュルプ博士の解剖学講義」は、元々左端の人はいなかったのに、絵が素晴らしいので、ぜひ自分も追加してくれとの依頼を受け、無理やり構図に入れ込んだとか。
そういわれると、何だか彼一人だけ仲間外れに見えてくるから面白い。
右から見るのと、左から見るのでは、解剖されている囚人の大きさが変わって見え、色々と計算されて絵は描かれているのだなぁと、勉強になりました。
テュルプ博士の解剖学講義
真珠の耳飾りの少女
オッテルローのクローラー・ミュラー美術館は、こちらもアムステルダムから車で1時間半程のところにあります。
ここは、アムステルダムのゴッホ美術館と並び、ゴッホの作品がたくさん展示されていることで有名で、有名な「星空のカフェテラス」や「糸杉」などを観ることができます。広大な公園の中にぽつんとあるので、公園の中をサイクリングして楽しむこともできます。
糸杉
星空のカフェテラス
馬鈴薯を食べる人々
そして今回の旅で、一番楽しみにしていた場所、フロイデンベルグへ。
ここは最近日本のテレビ局もよく取材に訪れているという、まだそこまで有名になっていないけれども、素晴らしい街なのです。
伝統的な白黒の木組み建築が整列して並んでいる姿は、一見の価値ありです。
町自体は、三本の短い通りしかない小さな町で、現在54棟ある白黒のお家に住んでいる人たちは、とってもフレンドリーに接してくれます。
それぞれのお家を表すマーク?もみんなで付けてあるので、それを見てその家の住人を推測するのも面白いかもしれません。
斧を持ってるからキコリ?
銃を持ってるから猟師?
そして、町を一望できる丘の上からの景色はまた格別。
ちょっと目がチカチカしてくる程、キレイに並んでいて、感動します。
まだあまり人の訪れていな今、時代を先取りして自慢するには、絶好のチャンスです。
美術を堪能した後は、味覚でも楽しんでまいりました。
ドイツは、さすがビールの国だけあって、どこで飲んでも非常に美味しいビールに出会えました。
そんな中でもお勧めなのが、ケルンのビール。ケルシュという地ビールで、200ミリリットル入りの小さなぐらいに入ってでてきます。フルーティでとても美味しいのですが、気を付けていただきたいのが、地元流の飲み方。
空になったグラスを置いておくと、有無を言わさずにさっと新しいケルシュと交換されてしまいす。コースターに線を書いて、最後はその数を見て計算するのですが、飲み終わって、他のものを注文しようかなと思って、ちょっとよそ見をしていると、あっという間に新しいグラスが目の前に。
そのままにしておくと、ずっとケルシュを飲み続けることになるので、もう終わりというタイミングで、さっとコースターをコップの上に置いて、意思表示をしましょう。
この量を持って、店内を回っています。
目に美味しく、心に美味しく、お口に美味しかったこの旅。
太っても酔っぱらっても、心が豊かになる景色、芸術、そして食事に出会えた大満足な旅になりました。
是非、乗継だけじゃないオランダと、まだあまり知られていないフロイデンベルグもあるドイツを次の旅の候補にしてみてください。
オモチャの様な町にて
フロイデンベルグ★★★★★
一見の価値あり!絶景ともいえる景色を是非。
マウリッツハイス美術館★★★
こじんまりとした美術館ですが、大充実の内容。
(2015年6月 大野史子)
- 絶景の連続!行くなら断然夏がおすすめ、クロアチア&ボスニアの旅
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エリア:
- ヨーロッパ>クロアチア>スプリット
- ヨーロッパ>クロアチア>プリトビチェ
- ヨーロッパ>ボスニア・ヘルツェゴビナ>モスタル
- テーマ:世界遺産 グルメ 歴史・文化・芸術
- 投稿日:2016/01/04 17:43
6月初旬。日照時間が長くなり、気候も真夏ほどではない適度な暑さ。ハイシーズンのちょっと手前、航空券もちょっと安い。私的にベストシーズンではないかと思うこの時期、クロアチア&ボスニア・ヘルツェゴビナを旅してきた。
あぁ…。今思い出してもため息の出るような景色の連続。何度、感嘆の声が漏れたことか。
さて、今回はザグレブ〜プリトヴィツェ〜スプリット〜ドブロヴニク〜モスタル~サラエボをすべてバスで移動することに
クロアチアもボスニアも列車はあまり発達しておらず、バスや専用車を駆使して旅するのが一般的なのだ。
ザグレブの蚤の市を見てみたく、日曜日にザグレブの観光があたるような日程にした。美術館など、日曜はクローズしていることが多いのだが、結果からいうと、夏のザグレブの日曜日は最高に楽しい。
前述のブリダンスキの蚤の市はもちろんのこと、街の至る所で様々なイベントが催されていた。
まずは衛兵さん。お昼くらいから街の至る所を行進して回っているので、どこかしらで出会えるだろう。
衛兵の行進
こんなにかわいらしいお姉さんが民族衣装を着て、ザグレブ定番のハートモチーフのお土産を売っている。
おしゃれなおじいちゃんがギターの弾き語り
手回しオルガンのレトロな音調が街に溶け込んでいた…
ザグレブと言えば、赤いパラソルの青果市場があまりにも有名。ザグレブ観光には欠かせないフォトスポットでしょう!たくさんの新鮮な野菜や果物が並び、活気に満ち溢れている。
ドラツ広場の更に階段を上ったところにかわいい刺繍のお店があり、お土産を買うならその近辺がおすすめだ。スプリット、ドブロヴニクと旅をしたが、ザグレブが一番安く品物が豊富だった。
女子ウケするお土産
街をうろうろしていたら、どこからともなく民族衣装をきた人たちが集まり伝統的な歌や踊りを披露し始めた。衣装がめちゃくちゃかわゆい〜。
イェラチッチ広場にて
そして、公園でいきなり始まった、青空クラシックコンサート!日本ではこういうの絶対ないよなぁ、心が豊かになるなぁ。
週末は美術館などが閉まっているというデメリットがあるが、断然こういったイベントの方が私は大好きだ。やっぱり、週末ザグレブINにして大正解!
翌日バスにてプリトヴィツェ国立公園へ。
この区間のバスは座席指定ではなく、早い者勝ち。プリトヴィツェ行きのバスはかなり混んでいる。30分前にはスタンバイをしていないと座席がなくなってしまうこともあるだろう。
さて。プリトヴィツェに到着し、公園でチケットを購入したら、どのようなルートで自分が周りたいのかを決めなければならない。私が選んだのは、すべての湖を周る5〜6時間コースだ。本当に素晴らしい景観なので、ぜひ頑張って長めのコースに挑戦していただきたい。普段運動をしない私でも、全く問題なく、4時間弱で終えることができた。
公園内にはエコロジーバスが走っていて、まずはこちらに乗りハイキングスタート地点へ向かう。いよいよスタート。
ため息の出そうな美しさ…。この透明度と滝に日々の疲れが癒されていくような気分。
このスポットからの写真は有名
ハイシーズン目前にして、すでに園内は人人人…。人の渋滞が起きたり、途中フェリーで移動するときも長蛇の列だったりと余計な時間がかかってしまう。
私が訪ねる1週間前は雨が続き水かさが増していたそう。そうなるとハイキングコースも変更を余儀なくされる。水量が多く、結構足元が水びたしになるので、足元をしっかり固定できるサンダルで行くのが正解かも。
翌日、長時間バスに揺られスプリットへ向かう。
スプリットはドブロヴニクに行くための中継地程度にしか考えていなかったがとんでもない!さすがは世界遺産、見応えのある古代・中世の建物が残る、それはそれは魅力的な街だった。
バスはフェリー乗り場近くのターミナルに到着する。この近辺にはスーツケースなど大きな荷物を預かってくれるクロークがある。街は石畳で、ホテルまで結構距離があるため、スーツケースを預けた方が移動がスムーズかもしれない。
スプリットはリゾート感満載!城壁の前にはおしゃれなカフェが並び、そこからは港が一望できる。シーフードも安くておいしい。有名ガイドブックにも載っているが、大衆食堂のFIFE、郷土料理が有名なSPERUN はお勧めレストランで、いつも人で賑わっている。
スプリットの街並み
名物シーフードのリゾット(FIFE)
タコのサラダ(SPERUN)
見どころは大聖堂、宮殿の地下、前庭で、特に大聖堂の鐘楼からの眺めは素晴らしい。これらの観光地はスプリットカードを購入すれば、入場無料もしくは割引になる。
鐘楼からの眺め
前庭
スプリットの夜景
スプリットの青空市場
あぁ、スプリットにもう1泊したい…後ろ髪ひかれる思いで、クロアチア最後であり最大の目的地、ドブロヴニクへ。
ドブロヴニクの長距離バスターミナルは旧市街からはちょっと距離がある、グルージュ港に到着する。ターミナルを出てすぐ右にローカルバスのバス停がある。ここに泊まるすべてのバスは旧市街に行くので、移動は簡単だ。
ドブロヴニクは魔女の宅急便のモデルになったと言われている街。真偽のほどは定かではないが、なるほど、そういいたくなるようなジブリ感満載の街並みであった。胸のドキドキが止まらない!
こんなに素敵な街角、どこを撮っても絵になってしまう小道、素敵なオープンカフェ…
旧市街
旧市街は城壁に囲まれており、この城壁の遊歩道はドブロヴニク観光のハイライト。お昼は非常に暑く、また混み合うので朝8時のオープンとともに城壁に登った。一周1940もあり、のんびり写真を撮りながら回るとゆうに1時間以上はかかる。
城壁からの絶景
パンフレットなどでよく見かけるドブロヴニクの写真を撮りたいのなら、バニェビーチへ行こう。アドリア海の紺碧の海とオレンジ色の旧市街の見事なハーモニー♪まさに絶っっっ景!!
バニェビーチから見た旧市街
ドブロヴニクは現地申し込みが可能なオプショナルツアーもたくさんある。私は、グラスボートのミニクルーズ、フォトスポット巡りに参加した。そのほかロクルム島への日帰り観光やケーブルカーも人気のアトラクション。ケーブルカーでスルジ山からの景色も人気の写真スポットである。
スルジ山からの眺め
ドブロヴニクからバスでボスニア・ヘルツェゴビナのモスタールを目指した。
ボスニアに入ってから、街の雰囲気がガラッと変わった。銃痕の生々しい建物や、ジプシーが目につくようになってきたのだ。なんとなく街並みに不安を覚える…。
20年前の戦争の痕跡がいまだ残っている
モスタル到着後、早速世界遺産の旧市街とスターリ・モストへ出かけた。これまでのヨーロッパ感はうって変わって、オリエントの香りが漂う街並み。クロアチアとは国境を接しているのに、こうも文化が変わるものか!と驚きを隠せない。
お土産も、旧市街の建物もとてもかわいい。
土産物屋さん
旧市街
モスタルを象徴する、スターリ・モストは1993年の戦争で破壊されてしまい、2004年になってようやく復元されたのだ。イスラム建築も数多く残っている。
スターリ・モスト
コスキ・メフメット・パシナ・ジャミーヤ
かつてのメドレセを改修した土産物屋さん
金物屋のおじさんもイスラム教徒
そして旅の最終目的地、首都サラエボへ。
サラエボという場所に、最初は暗いイメージしかなかった。実際にサラエボについても、古く薄汚れた建物が多く、銃痕も街中で見かける。戦争がいかにたくさんの犠牲者を出したかは、1984年に開催されたサラエボ冬季五輪の跡地で目の当たりにした。オリンピックのために作られたグラウンド一面に作られた墓標の数たるや…。
サラエボでは、1万人の人々が91年から始まった戦争によって犠牲になり、埋葬する場所もなく、このグラウンドが使われたのだ。
サラエボ五輪跡地
そんな悲しい歴史を持つサラエボだが、徐々に明るさを取り戻しているようだ。
サラエボ一番の見どころ、バシチャルシァには観光客が押し寄せていた。日本人もいたが、意外と中国人、韓国人が多かったように思う。
バシチャルシァ
殺伐とした街並みに最初は不安に駆られたが、人々はフレンドリーで、トラムの乗り方が難しかったものの、旅行中危ないことなど全くなかった。
オリエンタルな雰囲気は独特で、クロアチアのようなヨーロッパらしい国と一緒に周遊するとの中欧諸国の文化の多様性を感じられ、楽しいだろう。
たくさんの新しい発見があり、とても得るものが多い旅となった。
おすすめ観光地
ザグレブ…★★★★ 他都市に比べ、物価が安く買い物にオススメ。青空市場は必見
プリトヴィツェ…★★★★★ 感動的な美しさ。夏の涼やかな雰囲気も最高だが、秋の紅葉シーズンも気になる。
スプリット…★★★★★ シーフードもおいしい港町。中世の街並みとリゾート気分を味わえる。
ドブロヴニク…★★★★★ クロアチア観光で最も人気の街。オレンジ屋根家々とアドリア海の美しい風景!
モスタル…★★★★★ オリエンタルな雰囲気が色濃く残る世界遺産の旧市街は見どころたくさん。
サラエボ…★★★★ 悲しい歴史をもつ首都。戦争の痕跡が痛々しいが、平和の大切さを再認識できる場所。
(2015年6月 久保井奈々子)
- 〜夏の旅に『ロシア極東&シベリア』がオススメ!!世界遺産バイカル湖とシベリア鉄道も楽しむ旅〜
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エリア:
- ヨーロッパ>ロシア>イルクーツク
- ヨーロッパ>ロシア>ハバロフスク
- ヨーロッパ>ロシア>リストビヤンカ
- テーマ:買物・土産 世界遺産 自然・植物
- 投稿日:2016/01/04 17:40
海の様に大きいバイカル湖
『日本から一番近いヨーロッパ』、それだけ聞くととても素敵なところに思えるロシア極東の町と『シベリアのパリ』と呼ばれるイルクーツクのあるシベリアへ行く機会がもらえた。確かに初夏が近づくとウラジオストク行きの問い合わせが増える。一体何があるのか?長年謎だったのが、ようやく解る事になるのだ。
今回の旅程はウラジオストク→ハバロフスク→イルクーツク。メインは、シベリア鉄道乗車、バイカル湖でアザラシ探索である。世界一最古の世界一深い湖でアザラシは見つかるのか?
イルクーツクの旅行者像
今回は羽田発の大韓航空でウラジオストクに向かうことになった。朝6:25発の飛行機、空港集合4:25。普通に電車なし。タクシーで行くかと思うも、タクシーと同じ位の値段で泊まれる羽田空港内のホテルを知り、こちらに泊まってみることにする。羽田空港ターミナル内にある『ファースト・キャビン』はカプセルホテルの高級版。シングルの場合ホテルだと割高だが、こちらはシングルのみなので使いやすい。早朝から国際線へのバスもあり、予約すれば起こしてもらえる!これで羽田空港の早朝便も問題なし。
ファースト・キャビンの各部屋
大韓航空で仁川空港へは約2時間、乗り継いでウラジオストクまで約2時間、あっという間にロシアに到着した。成田から直行便でいくよりは遠回りになるのだが、それでも近い。
ウラジオストク空港
空港からウラジオストクの市内までは車で約1時間。到着するまで町らしきものはなし。長閑である。
市内に近づくとようやく建物が見られ始め、と、そこがもう市内。賑わうエリアはそんなに広くない様だ。
今回のホテルはアジムトのウラジオストク館。最近経営が変わり、リニューアルオープンしたばかりで、モダンなインテリアと生まれ変わって快適なホテルとなった。
モダンなインテリアのアジムトホテル
シトシト雨の中、プラプラ町を歩いてみる。ソ連時代のウラジオストクの町は知らないが、恐らく閉鎖的だったのだろう。お店が外から見たら何屋さんなのかさっぱり見えない。しかもキリル文字、見当もつかない…。少し絵が書いてあると判断つく程度。
それでも町はヨーロッパの様な趣のある建物が建ち並び、あぁロシアに来たなぁと静かに感じた。
ヨーロッパの町並み
何時頃日が暮れるのか、夜の町の様子が解らないので、とりあえず早目の夕食。ホテルから徒歩圏内の『グートフ』でペリメニ(シベリア風水餃子)とスモークチーズフライをビールと共に頂いた。
翌日はウラジオストク思いっきり市内観光!見るものあるのか?と疑っていたが、これがなかなか楽しい1日だった。
まず美人のガイドさんが連れて行ってくれたのはシコータ半島。半島の最先端。ここアムール湾でゴムボートでニシン釣りをする人がいる。冬の間は何と一面氷が張るそうだ。3月終わりにようやく溶け始めたとのこと。さすが極東。湾と言っても対岸がほとんど見えない。
アムール湾
次に市内中央の広場で開かれている市場へ。暖かくなるとウラジオストク近郊でも野菜や果物が採れる様になるので、それを週末に売りにくるのだ。トマトやネギ、玉ねぎ等の野菜や、この時期だけのイチゴ、カボチャで作った農家自家製ジュース、ニシンやサーモンの魚、ソーセージ、チーズ、と一通りの生鮮食品が並ぶ。天気もいい週末でとても賑わっていた。このマーケットは極寒の冬の間は開催されない。
暖かい季節にしか楽しめないのが、もう1箇所。スポーツ湾に沿ったプロムナード&ビーチである。ここでは音楽が流れ、屋台では綿あめやアイスクリームが売られ、人々が短い夏を満喫しに集まる。子供達はすでに海に飛び込んでいた。この場所にいるだけで、夏を一緒に歓迎したくなるだろう。そしてこの海も同じく冬には一面凍るのだ。
市内には博物館もいろいろある。潜水艦博物館、要塞博物館など興味があれば行ってみると以外に面白い。
潜水艦博物館
要塞博物館
ウラジオストクの姿を上から眺められる鷲の巣展望台もおすすめ。優雅な黄金橋、軍港に係留されている勇ましい姿の軍艦、ウラジオストク駅が一望出来る。なかなか見事な景色だ。何組かの結婚式のカップルが来ていて写真を沢山撮っていた。どうやら結婚式での定番スポットらしい。ちょっと微笑ましい。
鷲の巣展望台
結婚式の撮影会
今日は午前中より徐々に天気が良くなってきたからか、町の様子が明るく見えてきた。お店も色々目にする事が出来たし、人々が楽しそうにしていたのが何よりウラジオストクのイメージを好転した。
ランチはノスタルギーナで。ロシア名物ボルシチとビーフストロガノフを頂いた。ここはデザートとピロシキも美味しいらしい。
ビーフストロガノフ
夜21時ウラジオストク発シベリア鉄道『オケアン号』でハバロフスクへ向かう。30分前にホームに行き自分の乗る号車入口前で待っている女性車掌さんにパスポートを見せて乗り込んだ。
シベリア鉄道『オケアン号』
私の席は2等4名のコンパートメント。座席の下にはスーツケースも収納出来るが、狭いので開ける事は出来ない。この夜行1泊の列車利用の場合は乗車前に着替え等も終えておくのがベスト。また、同じコンパートメントの人の消灯が意外に早い場合があるので、夕食も済ませておくといい。ウラジオストクからハバロフスクへ向かう場合、廊下側の窓からアムール湾の夕陽が見られる。6月で日没は21時半頃だ。椅子の背もたれを倒すとベッドになり、シーツや枕は既にセットされている。硬いベッドで寝心地は悪いだろうと思っていたが、意外に寝心地はよく、列車の揺れに体を任せていつの間にか寝てしまった。
4名コンパートメント
お湯は自由に使える
アムール湾に夕陽が沈む
翌朝、何となく早目に目が覚め、窓の外を見るとちょうどロシア極東の広大な大地に朝日が昇り始めた頃だった。
列車から見る日の出
もう一度寝てしまったのか、到着1時間前に車掌さんが起こしに来てくれて目覚める。あっという間にハバロフスクに到着だ。
ハバロフスクはアムール川河岸に広がる極東ロシア中心の街だ。緑豊かな街並みで道端が広いせいかゆったりした印象だ。また、街に沿うように流れるアムール川が広大でそのスケールに圧倒される。さすが極東ロシア。
ハバロフスク市内には観光名所はそれほどない。公園や広場や教会をゆっくり散策するのがいい街だ。
今回訪れたちょっと変わったところを紹介すると、
●○子供鉄道○●
11〜17歳の子供達が実際に鉄道運営の体験を行える子供鉄道。実際に子供達が鉄道の連結や、車掌の仕事を行い、その列車に乗客として乗車する。線路は住宅街を走り、短い時間だが意外に楽しめる。
●○アムール川クルーズ○●
これは夏にハバロフスクに来たら外せない。広大なアムール川を遊覧船に乗って約1時間のクルーズ、風を切りながら走るのは最高に気持ちがいい。
●○中央市場○●
屋内屋外とに店が並ぶ市場。屋内は肉や魚、チーズ等の生鮮食品が売られ、屋外には野菜や果物、花、中国製の靴や洋服等色々な物が売られ賑わっている。見ているだけで面白い。
●○バルティカビール工場見学○●
ロシアで人気のバルティカビールの工場見学が出来る。工場では、スタッフがビールの出来るまでを案内してくれ、最後に試飲をさせて貰える。但し、通常は6名以上、イベントのない時に限る。
●○射撃体験○●
近郊にあるスポーツセンターで日本では撃つことが出来ないピストルや、カラシニコフ小銃等を体験出来る。インストラクターが扱い方を教えてくれるので安心。第二次世界大戦時に実際に使われていた銃もあり、戦争の歴史をも感じられる。
本格的な銃を撃たせてもらえる
構えてみる
また市内の『ディナモ公園』にはロシアで人気の物語に出てくるキャラクターの銅像があり、のどかに楽しめる。時間があったら行ってみてもいいだろう。
チュブラーシカと
ハバロフスクの夏は暑く、今日も29度まで気温が上がった。朝晩の気温の差が激しいイメージだが、今回は朝から暑かった。最近気候に変化もあるので、出発前には情報を収集した方がいい。
ハバロフスクからイルクーツクまでは国内線飛行機を使って移動する。約3時間半のフライトだが、ハバロフスクとの時差は2時間ある。
ハバロフスク国内線空港
イルクーツクに1泊し、世界遺産バイカル湖へ向かった。イルクーツクからバイカル湖の湖畔の町リストヴャンカへは車で約1時間の距離。途中にある木造建築博物館へ寄った。ここはイルクーツク州に残る木造建築を集めて展示、保護をしている屋外博物館だ。19世紀のブリヤートやコサック達の家や学校、教会が当時の様子そのままに再現されている。シベリアの気候に寄り添った木造建築はなかなか見応えがあった。
そしてとうとうバイカル湖へ!!!世界最古の湖、世界一深い湖であり、世界遺産の湖。地球上の淡水の約20%を占め、琵琶湖の47倍の大きさである。冬の間は全面凍結してしまい、青々とした湖面を眺められるのは夏の間だけだ。
どこまでも広がる海の様なバイカル湖は水がどこまでも透き通り、触るととても冷たい。この時期の水温はまだ3度位しかない。それでも湖畔には夏の訪れを待ちに待っていた人々が集っていた。この偉大なる湖は想像していた以上の絶景であった。
リストヴャンカでの宿泊は『レジェンドオブバイカル』。アンガラ川とバイカル湖がちょうどぶつかる河岸にあり、眺めは最高!太陽がなかなか沈まぬこの時期、夕陽を川面に写しながら、夜21時半位まで美しい眺めを楽しませてくれた。
翌朝、バイカル湖の中程にあるオリホン島へ向かった。リストヴャンカからは一度イルクーツクまでもどり、そこからタイガの森を走り抜け、途中より乾燥したステップに景色が変わり、ひたすら走る事約4時間。ようやくオリホン島へのフェリー乗り場に到着した。かなり素朴な乗り場である。
乗車するフェリー(渡し船)は、車数台と人が数十人かが乗れる小さな船であった。
車も人も運ぶ渡し船
オリホン島までは約10分。到着した船着き場でホテルのお兄さんが待っていてくれた。ロシア人は愛想がないのがお決まりだが、このお兄さん、若いからかニコニコしている。時々話しかけさえしてくる。(普通にロシア語で…。)ソ連時代が終わってから生まれた人達の時代が来たのか?
笑顔のドライバーさん
オリホン島の宿泊施設はフージル村に集まっている。この村へは船着き場から約1時間かかるが、時々見せてくれる絶景が時間を忘れさせてくれた。
どこまでも続くステップ
『Dariyana Homestead』はそれほど広くはない敷地内にいくつかのコテージがあり、アットホームな雰囲気。シーツや布団カバーは自分でつける。
『Dariyana Homestead』
フージル村を少し散策。特にこれといって何もない。ステップ気候であり、砂っぽい道。バイカル湖に向かって歩く事約20分。バイカル湖キタキタ絶景〜!!真っ青に広がるバイカル湖、何て見事!!素晴らしい!!
果てしなく静かに広がる青さに言葉も失う。
何時間かかってもオリホン島まで来て良かったと思えた。リストヴャンカから見るバイカル湖とはまた違う。穏やかなバイカル湖を眺め続けた。
夕食は19時からと言われたので食堂に行くが、まだ昼間の様に明るい。ロシア料理蕎麦の実を食べた。素朴な料理に心も胃も安らぐ。ビールは今までで一番安かった。ちなみに島では現金しか使えない。
家庭的な素朴な料理
夏のバイカル湖の夜明けは早い。朝4時頃にはもう明るくなってくる。そして冷え込む。朝食は9時からとの事、8時出発の私には間に合わない…。仕方なく手持ちのクッキーで済ませ、島の北部絶景ポイントへ観光へ出掛けた。観光は英語ガイドになるが、ホテルで誰も英語が出来ないので、やっと会話らしいものが出来たと一安心。意志疎通が出来るって大事だ…。
さて、走る事約1時間、島の先端へ。次々にビューポイントで停車。そこから眺めるバイカル湖は絶景のオンパレード。人もまだ少く、絶景独り占め。感動しっぱなしであったが、今回の旅の目的の1つ『バイカルアザラシを見つける』を達成させなければ、と焦りも出てくる。ガイドにアザラシはいるか?としつこく聞き続け、3ヶ所目でようやく、『Ayako!アザラシがいる、静かにこっち、こっち。』と!!
逃げないうちにと、カメラを構え、静かに崖の下を覗くと、何とアザラシの群れが岩で日なたぼっこしたり、泳いだりしているではないか!その数50頭はいただろうか。恐ろしく高い崖の上から下を覗くなんぞ、高所恐怖症の私には通常ではとても出来ない技だが、この時ばかりは何も考えずにアザラシ達を見続けていた。丸々太った体で寝転ぶ姿、泳ぐ姿、全てが可愛らしい。あ〜来て良かった。
バイカルアザラシの群れ
バイカルアザラシの群れ
シャーマンの聖地でもあるバイカル湖
絶景も満喫したし、アザラシも見たし、バイカル湖で思い残す事はない。
可愛かったバイカルアザラシを思い出しながらイルクーツクへ戻った。
牛も景色に見とれる!?
翌日イルクーツク1人市内観光へ。何とまあ、素敵な街ではないか。まだまだ少し閉鎖的なウラジオストク&ハバロフスクを見てきただけに、 レストランのオープンテラスにさえ感動してしまう。イルクーツクは2011年の350周年以来、街の美化に力を入れているそうだ。美化だけでなく、ヨーロッパ的な開放的な雰囲気作りを試みているのか、オープンな感じが気持ちがいい。女子が楽しめそうな新しいエリアもある。この街は間違いなくオススメだ。特にオススメな観光地を挙げてみよう。
●○130地区(オールドイルクーツク)○●
2011年オープンの帝政時代(13〜15世紀)の商人街を再現したエリア。お洒落なレストランにカフェ、お土産屋さんがあり、ショッピングモールとも隣接。外国人にも入りやすいオープンな雰囲気がいい。
●○キーロフ公園○●
アンガラ川すぐのスパスカヤ教会、バガヤヴリェーンスキー聖堂、ポリスキー教会が集まり見応えあり。2つの教会はロシア正教、1つはカトリック、3つの教会にはそれぞれ特徴があるので見比べてみるといい。ソ連時代には宗教信仰が禁止されていただけに、元に戻れた信者達の信仰心の深さを感じる事が出来る。
バガヤヴリェーンスキー聖堂
スパスカヤ教会
ポリスキー教会
●○デカブリストの家○●
ヴォルコンスキー、トルベツコイは1825年サンクトペテルブルグで武装蜂起した青年将校で、デカブリストと呼ばれたが乱を起こしてすぐに鎮圧され、シベリアに流刑となった。その当時に住んだ家が残されているのだが、いずれも木造建築で窓などの飾りが美しく、見応えがある。
ヴォルコンスキーの家
トルベツコイの家
緑の街路樹とバイカル湖から流れてくるアンガラ川に囲まれたイルクーツクの街はただ歩いているだけでも楽しめる。
見所は中心部に集まっているので、徒歩でも回れ、ちょっと疲れたら12ルーブル均一のトラムやバスに乗ってみるのもいい。
12ルーブル均一の便利なトラム
今回9日間をかけてロシア極東からシベリアまで訪れてみて解った事は、極東はようやく門戸を開き、世界に交わりつつある段階でこれからが面白い、ということと、シベリアの大自然はこんなにも巨大で素晴らしくそしてこんなにも日本から近い、ということだ。
ソ連からロシアになって約25年。人々もようやく落ち着いて自分達の街を作り始めている。スターリンの像は姿を消し、代わりに反革命家の銅像が作られるなど、時代が変わってきた。英語はまだ通じるところが少ないが、これからどんどん増えていくだろう。
ロシアへの渡航にはビザがまだ必要。その取得に時間とお金がかかるのがネックだが、そのビザも近い将来なくなってくれるのではないだろうか。
次に訪れる機会があれば、極寒の凍ったアムール川やバイカル湖を見に行ってもいいかもしれない。
やっぱりロシアといえばマトリョーシカ
グジェリ陶器もかわいい
【オススメ観光地】
◎ウラジオストク・・・★★★★
1992年から門戸を開いた街のこれからが期待大。
◎ハバロフスク・・・★★★★
緑が多くゆっくりするにはよい街。
◎イルクーツク・・・★★★★★
西ヨーロッパに近付いて来た街は、もうすでに外国人にも楽しめる街に。
◎リストヴャンカ・・・★★★★★
バイカル湖湖畔に泊まると尚よい。
◎オリホン島・・・★★★★★
バイカル湖を知り尽くしたいなら、行くべし。
(2015年6月能祖文子)
- アクティブ&リゾートがギュっと詰まった宝石箱のような島!よくばりスリランカの旅★
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エリア:
- アジア>スリランカ>ダンブラ
- アジア>スリランカ>シギリア
- アジア>スリランカ>ゴール
- テーマ:買物・土産 世界遺産 歴史・文化・芸術
- 投稿日:2016/01/04 17:37
6月上旬、キャセイパシフィック航空主催のファムツアーにてスリランカにご招待いただきました。
スリランカってどんなところ?と聞かれてもなかなか思い浮かばず、なんとなく紅茶がおいしいところ!というぼんやりしたイメージしかなかった私。なんて知識不足なんだ・・・
そんな私が今回スリランカの旅を通して、とびっきり楽しいスリランカの過ごし方を知ることができました!!!そして実は親日なお国であるスリランカ!
紅茶だけじゃない!スリランカの素晴らしさをぜひたくさんの方に知って頂きたいと思います。
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★香港乗り継ぎでコロンボへ!
途中の香港ではなんと6時間のトランジットが・・・!
この時間をどう過ごそうかと悩むところですが、
過ごし方としておすすめしたいのがキャセイパシフィック航空のラウンジ。
香港には空港内に6か所ものラウンジがあります。
美味しい担担麺に舌鼓を打つのもよし!シャワーを浴びてリフレッシュするもよし!
出発する飛行機をみながら優雅にシャンパンを飲むのもよし!
という素敵な時間を過ごせます。
(※ただしビジネスクラスご利用のお客様に限ります。)
香港で旅の楽しみを増やしてみるのもおすすめです。
そんなトランジットの時間を経て、いざスリランカへ!
入国手続きを済ませるときにSIMカードを無料でいただきました。
そして空港を出るとまさかの大雨でしたが、
そんな雨を吹き飛ばすくらい素敵な笑顔の現地オペレーターさんたちがお出迎え!
プルメリアの花をプレゼントしてくれました。
★遺跡巡りで歴史に触れる1日
この日、スリランカではポヤデーと呼ばれる満月の日。
スリランカの人々はこの日のために、たくさんの仏教を意味する旗と
ポヤデー用の飾りものを町中に装飾します。
そして正装である白い服を着て寺院などに参拝に行くそうです。
また祝日のため、お店はほとんどお休みとなりますが、
道端のいたるところで食べ物の無料配布が行われていました。
中にはアイスクリームや人気のクッキーなどの配布もあって大行列!
そんなポヤの日にダンブッラ遺跡とポロンナルワ遺跡へ!
いつもは空いているそうですが、この日は国内観光や
遺跡参拝に訪れるスリランカ人で大混雑でした。
最初にダンブッラ遺跡へ行きました。
ダンブッラ遺跡はなんと2000年以上前に造られたものと言われており、
5つにわかれた洞窟になっています。
洞窟の中はこんな窮屈なところにどうして!!と言いたくなるくらい
大きな仏像さんたちがたくさんいらっしゃる。
特に大きな涅槃物は足のうらに赤い模様が描かれているのが特徴だとか。
ちなみに、この洞窟まで辿り着くまでに階段や坂道を上るので
しっかり準備運動してから行くことをおすすめします!!!
あとイタズラ好きのお猿さんにもご注意ください。
続いてポロンナルワ遺跡へ。
ポロンナルワ遺跡は意外にとっても広いため、
私たちはバスで遺跡内をバスで移動しました。
こちらの遺跡はかつてシンハラ王朝の首都があった場所。
顔の部分を失った大きな仏像があったり、様々な彫刻が残るクワドンラングル、
巨大な岩に刻まれた美しい模様の3体の仏像など、
ライトアップされた夕暮れの遺跡群はとても神秘的でした。
こちらは17:30までに受付できれば入ることができますが、
それ以降になると入れないので注意です。
ライトアップされた遺跡もとてもきれいなのでおすすめです。
※ポヤの日は道路が渋滞するので注意が必要!
★シギリヤロックとともにアクティブな1日
翌日はスリランカのシンボル的存在、シギリヤロックへ!
今回宿泊したホテルシギリヤからは、なんとロビー正面より
美しいシギリヤロックを拝むことができる、とっておきの宿泊地!!!!
さらに!シギリヤロックまで車で10分程の距離という好立地!
このシギリヤロック付近は世界遺産区域のため、これ以上ホテルの建築ができなくなっているので、今回のホテルシギリヤともう一つのシギリヤビレッジの2つしかありません。
空いている早朝からシギリヤロックに登りたい!という方は是非ともこの2つのホテルで宿泊することをおすすめします。(シギリヤロックは朝7時から登れます!)
もちろん私たちも早朝7時から、いざシギリアロックへ!
シギリヤロックを登るには角度が急な階段を上らねばならないので
必ず歩きやすい靴で行くことをおすすめします!
(なんと多くのスリランカ人の方々は裸足でしたが...!笑)
頂上に行くまでにたくさんの見どころも!
まずはこちら!美しく残っているシギリアレディ。みんな美人。
そして足だけなのにこんなに大きいライオンロック。
もし、からだ全体あったらどれだけ大きいのだろうか・・・
ライオンロックの間の階段からは更に頂上を目指しますが、
高所恐怖症の人にはすでにお勧めできない感じの高さ・・・!
しかも足場が狭い階段、、ですがそれを頑張って登るとついに頂上がー!
天空の宮殿ともいわれるシギリヤロック。
まさにその名にふさわしい宮殿跡と雄大な360度パノラマ!!!!
こんなジャングル満載なところに宮殿を造ってしまうなんて。
歴史を遡ると、かつてこの宮殿を造った王様は弟から王の権利を勝ち得るために、
父親を殺し、弟をインドへ追放してまでこの宮殿を築いたとか。
どんな思いでこの景色をみていたのだろう・・・と思いつつも頂上の空気を満喫しました。
シギリヤに満足したあとはとってもお腹がすいたので
ジェットウィングヴィルウヤナにてスリランカ料理のランチ!
現地オペレーターさんを先生に食べ方を教えてもらいました。
最初はとても抵抗がありましたが、やってみるとなぜかとっても美味しく感じる!?
スリランカのカレーはサラっとしていますが豆、鶏肉、マンゴー、サツマイモ・・・など
種類豊富なカレーがいっぱいなのです!!!
さらにそのカレーたちをごはんや備え付けのお野菜や薬草や
カリカリのチップス的なものなどと手でまぜまぜして食べるのがこれまた美味しい!!!
出発前は食事でお腹壊したらやだなあ、なんて思って正露丸持ってきたのですが、これは食べ過ぎてお腹痛くなるパターンのが濃厚だと感じました。笑
★アーユルヴェーダで癒しの一日
打って変わって、この日はのんびりリゾート気分でアーユルヴェーダを体験してきました。
アーユルヴェーダは実はスリランカが発祥の地!
生命の(アーユル)科学(ヴェーダ)を意味します。
また、スリランカ発祥の本格的なアーユルヴェーダは
最初にドクターコンサルテーションが必ず入り、脈診をもとに体の状態を診ます。
その後診察内容をもとに医師の指示で施術となります。
ちなみに、ジェットウィングラグーンというホテルには
ドクターCTスキャンとも呼ばれる名医さんがいらっしゃって
脈診や顔色を診るだけですべてお見通し!?というナイススマイルな先生も。
こちがら噂のドクター。
ジェットウィングラグーンはながーい100mプールと静かなラグーンが広がる
バワ建築のリゾートホテル。
今回私はジェットウィングアーユルヴェーダパビリオンズという
アーユルヴェーダをメインとして滞在ができるホテルで施術を体験してきました。
これまた美人な女性ドクターに診察をしていただきました。
脈診だけなのに、こういう症状はない?大丈夫?と、
丁寧に診察していただきました。恐るべしスリランカドクター!
診察後は手際よくスタッフが施術の準備をし、
ドクターの指示で決められた薬草やオイルで全身を癒してくれます!
ベテランスタッフの方による施術はまるで天国・・・、あっという間の45分でした。
ちなみに本格的なところでは、アーユルヴェーダの中でも有名な
シロダーラ(今回は体験してませんが)と呼ばれるオイルを額に流す施術は、
雨の日や日が沈んでいる時間はできないそうです。
もし施術希望の場合はあらかじめ確認をしておくとよさそうです。
★旧市街でショッピングを満喫な一日!
この日は前日から宿泊したベントータからゴールへ移動!
アヴァニベントータホテルからは列車の駅が目と鼻の先!
バワ建築のスタイリッシュなホテルなので施設内のデザインを見ながら散策するのも楽しい。
そんなアヴァニベントータをあとにして、
大雨のせいで30分ディレイというマイペースな列車に乗車!
列車と列車の間の通路移動ができないので、駅の屋根があるホームから乗車予定の先頭車両まで雨の中を猛ダッシュしてギリギリ駆け込んだ車内はなんと・・・エアコン&フリーWIFI完備!!
さすが、スーパーラグジュアリーエクスプレス!
ベントータの浜辺から町中へと駆け巡る列車の旅は風も心地よくとってもおすすめ!
そんな列車に揺られて到着したゴール!
世界遺産にも登録されているゴール!
旧市街も美しい、見どころたくさんのゴール!
この美しい旧市街、20世紀半ばまではオランダやイギリスなどの植民地支配をされていたため、西洋文化を感じる建物が数多くあります。
2004年にあった津波では城壁のおかげで死者を出さずに済んだそうです。
この素晴らしい街並み、ずっと残っていてほしいと心から思いました。
また、ゴールの旧市街は街歩きにはとっても楽しい!
食事のお店もたくさんあって中には日本食レストランや
ガイドブックでよく目にするおみやげやさんも!
かわいい雑貨がそろうお土産屋さんが盛りだくさんで女子向きです!
その後、この日はコロンボへ。
道がとーーーっても混んでいたので夕方に到着!
コロンボはオフィスが多いので車で周りの町から通勤している人が多いらしい。
なので朝と夕方は大混雑!!!!車やバスでコロンボへ向かう日は渋滞時間も考えて予定を立てるのがベスト!
ここでは以前の大統領、J.R.ジャヤワルダナ氏の資料館へ。
日本での認知度はとても低いと思いますが、天皇陛下や皇太子様からの贈り物もあり日本との深いつながりをとても感じました。
実は、サンフランシスコ講和会議の際のジャヤワルダナ氏のスピーチによって日本は救われたと言っても過言ではないのです。
第二次世界大戦後の敗戦で日本の処遇を決めるこの会議、彼は仏陀の言葉で「憎悪は憎悪によって止むことはなく、慈愛によって止む」と述べて各国の賛同を得たことにより、日本が国際社会への復帰をできたとか。
かなり簡略化して書いてしまいましたが、これはスリランカではとっても有名な話!
今の日本へと導くきっかけを作ってくれたジャヤワルダナ氏に、スリランカに、もっともっと感謝して、多くの人に知ってほしいと思いました。
そんなこんなであっという間のスリランカの旅!
スリランカのアラックというお酒がおいしくて忘れられない、私!
おいしいカレーが毎日でてくるスリランカが恋しい・・・!
アクティブに動きまわりたい人にも、食事を楽しみたい人にも、
リゾートを感じさせる場でゆったり癒されたい人も、
どんな要望にもこたえてくれるスリランカ!本当に素晴らしいです。
今回は体験してませんが、ホロスコープや宝石などもとっても有名なので、
女子旅にはもってこいです!もちろん男子旅にも!
是非今後の旅先候補にはスリランカを・・・☆
・シギリヤロック ★★★★★
(頂上の宮殿からの地上の景色が最高!世界が自分のものに!)
・ダンブッラ遺跡&ポロンナルワ ★★★★
(ポヤの日以外でゆっくり見るのがおすすめ!)
・アーユルヴェーダ体験★★★★★
(ドクター付きの本場の施術でリフレッシュ!)
・ゴール ★★★★
(旧市街の美しい街を満喫!)
(2015年6月 柳 舞美)
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