1. 旅行比較サイト トラベルコ
  2. 特派員ブログ
  3. ファイブスタークラブさん
日経トレンディ総合力BESTに続きオリコン顧客満足度®でも1を獲得 [プレスリリース]

  海外エリア: アフリカ > モロッコ の他のブログはこちら|

今日も旅する!!ファイブスタークラブ世界探検隊

~お客様の代わりにファイブスタークラブ社員が世界中をチェックしてレポートしてきました。~

プロフィール

ニックネーム:
ファイブスタークラブ
居住地:
東京都
会社名:
ファイブスタークラブ
会社英字名:
Five Star Club
会社所在地:
東京都
会社電話番号:
03-3259-1511
業種:
旅行業
自己紹介:
1.全コース1名より催行保証。ツアーキャンセルはありません。(ごく一部のコースを除く)
2.アレンジ自由自在。延泊や減泊、ホテルグレードUP、航空会社指定、何でもできます。
3.基本的に少人数でのツアーで団体旅行のわずらわしさはありません。(ごく一部のコースを除く)
3.遊牧民のゲルにホームステイやサハラ砂漠でキャンプなど、その国でしかできないユニークなオリジナルツアーを企画。
3.毎週土曜日、各方面の専任スタッフが説明会を実施。疑問、質問は何でもどうぞ。(予約制)

カレンダー
12月<2017年01月>2月
1234567
891011 12 13 14
1516 1718192021
22232425262728
2930 31

記事一覧

1 - 5件目まで(5件中)

モロッコ
砂漠の流れ星に願いを★女子旅inモロッコ
エリア:
  • アフリカ>モロッコ>マラケシュ
  • アフリカ>モロッコ>フェズ
  • アフリカ>モロッコ>エッサウィラ
テーマ:観光地 世界遺産 歴史・文化・芸術 
投稿日:2017/01/12 15:40






仕事帰りに出発できる便利な夜便を使い、途中乗り継ぎ、計24時間かけてカサブランカに到着。かれこれ2時間近くパスポートコントロールに並ぶ。同じ時間帯にいくつものフライトが到着するらしく、長蛇の列だった。
空港から鉄道駅まで40分ほど、そこから列車でマラケシュへ向かう。定刻から20分程遅れて列車がやってきた。まぁそんなものだろう。1等車は6人掛けのコンパートメント。スナックやお水の車内販売のカートも時々やってくる。

車内のアナウンスはアラビア語だが、マラケシュは終点なので、乗り過ごす心配はない。マラケシュに着いた頃にはもう夜になっていて、さすがにくたくただった。
小腹がすいている程度だったので、ホテルの近くでナッツを買ってきて食べた。お店のおじさんには英語はほとんど通じなかった。
翌朝、早朝からアザーンが鳴り響き、疲れでぐっすり眠っていたのに目が覚めてしまう、というのはよく聞く話だけれど、熟睡していてまったく聞いていなかった。

ジャマエルフナ広場
大道芸人や水売り、ヘビ使いなど様々な人たちが観光客の気をひく。夕方頃からは屋台が立ち並び、激しい客引き合戦がはじまる。大道芸人は見物する観光客を捕まえてはチップを手に入れる。チップは20〜50DHくらい、サービスしてくれたら多めに渡すのが良い。毎晩がお祭り騒ぎで、モロッコ中のエネルギッシュな人をみんな集めたような場所だ。もし疲れたら、周囲のカフェから広場を眺めるのも楽しい。2階や3階のテラス席に上がればフナ広場が一望できる。ジューススタンドやジェラートも美味しい。


スーク
たくさんのお店がひしめき合っていて、一度路地に入ったらきっと迷ってしまう。好みの一品を探し歩いたり、値切り交渉を楽しめる。できればいくつかお店をまわって、相場を確認してから買いたいところだ。クトゥビアの方にある伝統工芸館に行けば、値札が付いていて、質の良いものが多い。


お土産にはこんなものを買った。


マジョレル庭園
フランスの画家ジャック・マジョレルが造園し、後にイヴ・サンローランが買い取った庭園。ヤシやサボテンと、カラフルな鉢植え、そしてマジョレル・ブルーと呼ばれる綺麗な青色の建物が素敵で、落ち着ける場所。庭園内にカフェやブティックもある。フナ広場近くから1番のバスで約40分、片道4DH。徒歩だと30分くらい。バスは新市街の中心部を経由するので遠回りだった。料金は上がっても、タクシーの方が効率的だったと思う。




エッサウィラ
マラケシュから日帰りで行かれる港町。市場で採れたての魚を買って、焼いてもらって食べることができるのが魅力。エビを買って半分は焼いて、もう半分は生で頂いた。日本では高級魚のはずののどぐろが安い。この日は霧に包まれていて、神秘的に見えた。








展望台は改修工事中だが、スークがあって、おしゃれなセレクトショップもあって、イタリアンジェラート屋さんもある。時計塔のある港町って、いいなぁ。
マラケシュからの道中で、ワイナリーやアルガンオイルの工房を見学できる。モロッコはイスラムの国だけど、実はワインがおいしい。

マラケシュの次は、アトラス山脈を越えてワルザザートを目指す。アトラスの向こう側は、乾いた山の岩肌の間に細く川が流れていて、マラケシュとはまた違った景色だ。アトラス越えには時間がかかるが、道中で世界遺産のアイト・ベン・ハッドゥに立ち寄ることができる。
小川の向こうに、突如現れる存在感あるカスバがアイト・ベン・ハッドゥだ。カスバというのは砦になっている町のこと。複数の家族が住むこの村は正確にはカスバではなく、クサルと呼ばれる。とは言っても、今はたった4家族しかこの村には残っていないそうだ。赤茶色の日干しレンガで造られ、城壁の中からいくつも塔がのびている。まさに要塞といった雰囲気で、保存状態も良いため、『アラビアのロレンス』をはじめ、数々の映画のロケ地として使われた。迷路のような道、坂、そして階段。頂上まで登るのはちょっと大変だったが、塔に刻まれた模様がよくみえ、対岸の村や辺り一帯を見渡すことができる。




ワルザザートの町に一泊し、今回の旅のハイライトである砂漠へ向かうべくカスバ街道を進む。カスバ街道とは、ワルザザートからエルラシディアまでの、一千近いカスバが残る街道だ。車窓を流れていくレンガのカスバや、ダデス川沿いの渓谷の景色が美しい。
中でもトドラ渓谷はとても印象的だった。左右から迫り来るような岩の壁の迫力。その間に透き通った川が流れている。対岸の岩壁に押しつぶされそうな場所にホテルが建っている。


ようやく砂漠の入り口に到着。日焼け止めを塗って、スカーフを頭に巻いてもらい、ラクダの背中へ。サングラスも準備万端。ここから1時間半のキャメルライドだ。




一面の砂漠を見まわしたり、砂漠にのびるラクダの影に見入ったり、両手を離してみたり、写真撮影をしたり。そんなこんなで案外すぐ着いた。
キャンプにはいくつかテントが張ってあり、絨毯にベッドと電気がついている。中は割と暖かかった。
風が強いので、夕食は大きなテントで食べることに。野菜がごろごろ入ったタジンが美味しい。モロッコではタジンにたくさん野菜が入っているので、海外旅行中でも野菜を摂れるのが嬉しい。
食後はベルベル音楽を聴いて、みんなで楽器を演奏して、楽しいひと時を過ごす。ふと見上げると満天の星空が!キャンプのすぐ外の砂漠にでると、空いっぱいに溢れんばかりの星が輝いている。こんなに広い空とたくさんの星は今まで見たことがなかった。残念ながら、写真には写せなかったけれど。何度か流れ星がみえた。願い叶うかな。
翌朝、日の出を見にまた砂漠へ。とても幻想的な色合いだった。以前、チュニジアの砂漠にも行ったが、チュニジアでは砂漠と言っても色々な景色があった。モロッコのサハラ砂漠は、オレンジ色の砂丘の陰影、ラクダの列、ベルベル民族。こちらの方が、日本人のイメージに近い気がした。




砂漠から一気にフェズまで移動。道中、砂漠とはかけ離れた緑豊かな町や、湖があり、そのギャップに驚かされる。
イフラーンの町


そして青い町シャウエンへ。とても楽しみにしていた町で、でも半信半疑だったのだが、本当に青かった。壁、扉、窓までもが青く塗られている。ハッとするような目を引く青や、落ち着いたトーンの青、涼しい水色、サイダーのような淡い青などたくさんの青色に、カラフルなお土産が並んだり、黒猫が際立っていたり。町並みに夢中で、ひたすら路地を行ったり来たりしていた。




フェズでは半日しかなかったので、ガイドさんを頼んで観光した。メディナの入り組んだスークや、革に染色するタンネリが面白い。おすすめはブー・イナニア・マドラサだ。14世紀に建てられた神学校だが、壁に施された非常に繊細な彫刻に驚かされる。幾何学模様のモザイクタイルも美しく、あまりの繊細さについつい見入ってしまう。当時は2階に学生が住んでいたそうで、こんな綺麗な建物をいつも拝めるなんてうらやましい。




計11日間でモロッコの見どころを一気にまわったが、思っていた以上に色々な側面があり、エリアが変わると町の雰囲気もガラリと変わり、全く飽きることのない国だった。まだたくさんあるのであろうモロッコの知らない部分への興味もあり、そうでなくてもなんとなくまた行きたいと思わせるような、中毒性のある国だと感じた。この魅力を多くの人に味わってもらいたい。

オススメ度
マラケシュ・・・★★★★★エネルギッシュの凝縮された町
エッサウィラ・・・★★★★★とれたて魚の美味しい港町
サハラ砂漠・・・★★★★★まさにイメージ通りの砂漠、満天の星空が最高
シャウエン・・・★★★★★本当に青かった、かわいらしい町
フェズ・・・★★★★★メディナの迷路で迷い歩きが楽しい

(2016年10月 増田里紗)

メキシコ
ハネムーンの聖地カンクン×エンターテイメントの聖地ニューヨーク
エリア:
  • 中南米>メキシコ>カンクン
  • 北米>アメリカ東部>ニューヨーク
テーマ:ビーチ・島 世界遺産 歴史・文化・芸術 
投稿日:2017/01/12 15:36
カンクンの海


カンクン ビーチ


エメラルドグリーンに輝く海、どこまでも高い空。ここは天国かと言わんばかりの場所、メキシコのカンクン。まず結論から言うとハネムーンはここに行きたいです。
とにかく海がきれいで、ここまでクリアな海は見たことがありませんでした。




ただ今回はカンクンはただのリゾートではないと実感しました。
まずはメキシコと言えばマヤ文明。古典期後半に栄えたマヤ北部最大の都市遺跡チチェン・イツァー。世界遺産、新世界七大不思議にも登録され、マヤ文明の遺跡でも最も見応えのあるものの1つです。
エスカルティージョ


エスカルティージョ


千本柱の間


また今回は1泊2日を利用してチチェン・イツァーに行きましたが、それは光と音のショーを見るため。最新技術のプロジェクションマッピングと迫力ある音響システムが創り出す幻想的な光と音のショーが30分程度行われます。


光と音のショー


※人数限定なので必ず見られるとは限りません。ただ意外に空いていました。

夜はホテル横の入り口は閉鎖しており、自分でタクシーを利用してチチェン・イツァー、メインの入り口へ。
帰りも利用するので待たせて置くのは忘れないようにしないとだめです。

マヤ文明と同じくらいユカタン半島ではメジャーなのがセノーテ。
「聖なる泉」を意味するセノーテは水面がエメラルドグリーンに輝いており、潜ればその透明度の高さに驚愕です。




ユカタン半島には大小合わせると何千ものセノーテがあり、すべて繋がっています。
水の質は海とは違い地下水なので海水のようにべたべたすることもありません。今回行ったのは入り口まで近く利用しやすいのがグランセノーテ。




遺跡と言えばチチェン・イツァーですがトゥルム遺跡にも行ってきました。
マヤ文明末期、スペイン人の占領によってマヤ文明に終わりを告げた終焉地とされているトゥルム遺跡。トゥルムとは城壁を指し、降臨する神の神殿、カスティージョ を中心に約10基の遺跡が海に面してズラリと建てられています。




保存状態はとてもよく、当時のフレスコ画レリーフははっきりとその跡を残していて分かりやすかったです。


遺跡脇にはビーチも

トゥルム遺跡のビーチ


そして最後にイスラムヘーレスです。ここはカンクンからフェリーで30分程。


オールインクルーシブのプランで行けば、現地での飲み食いやアトラクションもやり放題。
海はカンクンから見るよりも更に綺麗でした。ダイビングはもちろんイルカと一緒に遊べるプログラムやシューノーケル、カヤック、サイクリング、ジップライン等アクティビティはとても充実しています。








ここを別の名前で呼ぶとするなら、天国です。

カンクンはリゾートとして海とホテルだけではなく周辺の観光スポットがとても充実していました。自分のハネムーンはここにしたいと思いながら次の地へ。
タコス&コロナ


陽気な街中の食堂


リゾートを満喫したらエンターテイメントの聖地ニューヨークへ
ブロードウェイ










ニューヨークに来て夜景を見るなら名所エンパイアステートビルでしたが今回はロックフェラーセンター最上階、地上260mのトップオブザロックにてマンハッタンの夜景を臨みました。
マンハッタンの夜景


エンパイアステートビルが含まれた夜景はここから見るべし。

今マンハッタンで最もホットなのが、チェルシーマーケットとハイライン。
もともとビスケット・メーカーの工場だった建物が大規模なリノベーションを経て、生まれ変わった完全室内型マーケット"チェルシーマーケット"です。中にはマーケット型フードコートや30店ものおみやげ屋がたくさんあります。
チェルシーマーケット




おすすめは鮮度抜群のロブスターを1匹丸ごと食べられロブスタープレイス。
ロブスタープレイス




そしてチェルシーマーケット脇にある階段を上ると、地上9メートルの高さを南北に延びるNY最新スポット、ハイラインパーク。長い間放置された高架貨物線が取り壊される前に公園として再利用したもので、ウッドデッキや植物、彫刻、噴水などが配置されています。






ハイライン


エンターテイメントと言えばニューヨーク。
公開されているショーはどれも人気があります。その中でも20年以上のロングランは【オペラ座の怪人】、【シカゴ】、【ライオンキング】だそうです。
またブロードウェイの少し規模が縮小したオフブロードウェイがおすすめです。
規模を縮小したと言っても日本でも有名なブルーマンショーなどの公演もこれに属します。運が良ければ当日券を格安で売っているTKTSで手にはいるかも。
TKTS




無事、見たかったSTOMPのチケットを購入できました。
無声の劇で、物が発する音だけで構成されています。このクオリティーを日本で見たら、
結構な額になると思います。
STOMP


また日本進出で話題沸騰中のニューヨーク発のハンバーガーショップ、SHAKE SHACKは現地でも人気でした。ただ日本のように何時間も並ぶってことはありませんのでご安心を。
SHAKE SHACK


マンハッタンを離れブルックリンへ。ブルックリンまではメトロで20〜30分程。
近年、マンハッタンでの地価の高騰により、トレンドの発信地は橋を渡った対岸ブルックリンに移っているようです。ここは本当に探索し甲斐のあるところでした。特に橋のたもとを中心に発展していて、人気をけん引するのは北側に位置するブルックリン橋近辺のダンボ地区と、ベッドフォードアベニューを中心としたウィリアムズバーグ地区。工業地帯跡の居ぬき物件を利用したお店は古いけれどそれを活かしてお店作りをしていました。






現在マンハッタンで起きているコーヒーやチョコレートのサードウェーブはブルックリンが火付役となっているみたいです。
ブルックリンロースティングカンパニー


ブルーボトルコーヒー


ニューヨークの面積は広くないけれども、見所が多すぎで、全部見るなら3泊どころでは周りきれません。発掘し甲斐のある都市であると共に、どの店が良い店なのか情報がないともったいないと感じました。


★おすすめ度★
・チチェン・イツァー【★★★★★】
マヤの秘密を解き明かせ!!!
・セノーテ【★★★★★】
冒険心をくすぐる。得も言えぬ昂揚感。
・トゥルム遺跡【★★★★】
遺跡好きにはたまらない。
・イスラムへーレス【★★★★★】
TVでも話題!天国を見ることができます。
・トップオブザロック【★★★★★】
エンパイアステートの夜景と比べてみては!?
・チェルシーマーケット&ハイライン【★★★★★】
マーケットで買ったものをハイラインで食べる。定番です。
・ブロードウェイ【★★★★★】
さすが、本場。オフブロードウェイはお手軽です。
・ブルックリン【★★★★★】
新しい古さ。すべてが新鮮で洗練されてます。

(2016年10月 小澤駿)

スイス
ハイジの世界だけじゃないスイス! 〜トラベルパスをフル活用してディープにめぐるスイスの旅〜
エリア:
  • ヨーロッパ>スイス>ローザンヌ
  • ヨーロッパ>スイス>ベルン
  • ヨーロッパ>スイス>ロカルノ
テーマ:ハイキング・登山 世界遺産 グルメ 
投稿日:2017/01/12 15:29
評判通りやっぱりイケメンなマッターホルン様。朝焼けは必見!


ベルン郊外、エメンタール地方のチーズ工場で大人の社会見学


のあとはやっぱりスイス名物チーズフォンデュ!


今回、レイルヨーロッパ様のご招待でスイスへのファムツアーに参加させていただくことになった。訪問地はベルン、ティチーノ州(ベリンツォーナとロカルノ)、ツェルマット、モントルー、ローザンヌ。ドイツ語圏、フランス語圏、イタリア語圏すべてを訪れるまさに大周遊の旅。
スイスといえばやっぱりアルプスの少女ハイジ。スイス旅行の目的も、アルプスの山々を眺めて、「口笛はなぜ〜」と口ずさみながらハイジの世界に出てくるような草原と村をハイキング、、、という方が大多数(のはず)。けれど、今回スイスを大周遊したことでスイス旅の新たな魅力・可能性を見つけてきました。そんなディープなエリアにスポットを当ててみたいと思う。
<歩くもよし眺めるもよし!旧市街全体が世界遺産の首都ベルン>

スイスの首都は最大の都市チューリッヒではなく、人口10万人台のベルン。私たちがイメージする「首都=大都市」のイメージと全く違う、静かで落ち着いた街だ。日本からの直行便があるチューリッヒ空港からは列車で約1時間20分、成田空港からバスで東京駅までの時間とほぼ同じ。
この街の特徴はなんといっても旧市街全体が世界遺産に登録されていること。他のヨーロッパの街が度重なる戦火の被害に遭ってきたのに対し、永世中立国のスイスは大きな戦争を経験したことがない。それゆえベルンの街は中世の姿がそのまま残っている。





街歩きの際に見逃せないベルンならではの風景が、ヨーロッパ最長の全長6kmに及ぶアーケードと約100か所の交差点や広場にある泉、そして街の中心にそびえる時計塔。旧市街のサイズは街歩きにぴったりの広さなので、これらのポイントを見て回ってもそれほど時間がかからない。
アーケード内の時計屋さん


シムソン泉。水はそのまま飲むことができるのだとか



1時間に一回からくり仕掛けが動く、ベルン一のランドマーク時計塔


また朝にはスイスらしくチーズや肉が並ぶマーケットも開かれるので、こちらもぜひチェック。



よほど私が物欲しそうな目をしていたのか、売り物のソーセージを一切れくれたイケてるおにいさん


そんなベルン旧市街の全体を眺めるなら、歩いて気軽に行けるバラ園へ。ベルンの街は三方をアーレ川に囲まれ、崖の上に広がるような地形になっているので、立体感があり家々がぎゅっと詰まったような美しい街並みが手に取るように見える。


チューリッヒ空港とグリンデルワルトやツェルマットの間にあり、アクセスもいいベルン。アルプス観光のついでに街歩きを楽しんでみては?おっと、ついでというには失礼なほどいい街ですよ!

<所変われば言葉も変わる、言葉変われば雰囲気も変わる ベリンツォーナとロカルノ>

スイスがドイツ語圏とフランス語圏、イタリア語圏、ロマンシュ語圏の4つのエリアに分かれるのは有名な話。でもドイツ語圏の人口が6割以上と大多数なのに対し、イタリア語圏の人口は1割にも満たない。さらに州でいえば南部のティチーノ州だけで、ここがスイス旅行のメインになることも滅多にない。
そんなわけで、今回訪れたベリンツォーナとロカルノも他の都市に比べると圧倒的に観光客は少なかったが、もったいないほどのいい街だった。
まずはベリンツォーナ。街に立派な城が3つもデンと鎮座しており、すべて世界遺産に登録されている。
今回は街の中心部にあるカステルグランデに入場。
街のどこからでも目に入るカステルグランデ




なんと城内にブドウ畑が。そしてここで採れたブドウでつくられたワインを、城内のレストランでちゃっかり味わうことができる。ブドウ畑にレストランにと、ちょっと破天荒な城なのだ。
ワインの名前はそのまま「カステルグランデ」。ラベルもかわいい!


さらにスイス秋の味覚ジビエ料理も!いただいたのは鹿肉ステーキ


そのベリンツォーナから電車で30分、ロカルノへ。マッジョーレ湖の湖畔にある明るいリゾート地とのことだが今は秋、そしてあいにく雨模様だったので街歩き中心の観光。その街並みが色鮮やかで、ベルンなどとは全く違う完全に南欧な雰囲気が漂っていた。



内装が美しいキエーザ・ノーヴァ教会


またカフェが多く、どこも地元の人でにぎわっているのもイタリアを思わせる。



そしてなんといってもイタリア語。ベリンツォーナもロカルノも、イタリア語の響きが聞こえるだけで街全体がどこか陽気で楽しそうに思えてしまう。言葉だけでここまで街の印象が変わってしまうとは・・・。改めてスイスという国の多様性に魅了される。

今年ティチーノ州へとつながる新トンネル、ゴッタルドベーストンネルが開通しアクセスがさらに良くなることが期待される。このゴッタルドベーストンネル、なんと全長57kmと世界最長のトンネル。国じゅうを走るアルプス山脈をものともせず古くから多くのトンネルや登山鉄道をつくりまくってきた鉄道大国スイスでもこのトンネル工事には相当気合いが入っていたようで、定期運行が始まるまでの期間限定で「ゴッタルディーノツアー」を企画し、トンネル内を観光客に公開している。今回、幸いなことにそのツアーに参加させていただくこととなった。
ツアー参加者限定パスポート。やっぱり気合い入ってる!


パネルに「Seikan Tunnel」の文字。そう、ここの前は青函トンネルが世界最長だったのだ


トンネル工事のドキュメンタリー映像。プロジェクトXのようで感動的!


17年の歳月と1兆円の費用を費やしたこのトンネル開通によりチューリッヒからイタリアのミラノまでの所要時間は今までより1時間も短縮され、スイス内のみならず周辺の国々への移動も一気に便利になるとのこと。鉄道大国スイスの集大成といっても過言ではないこのトンネル、通過する際はその気合いに思いをはせてみては?


<ブドウ畑+レマン湖+アルプス=大絶景!ラヴォー地区でほろよい散策>

数ある世界遺産のなかで、唯一その対象がブドウ畑になっている場所が実はスイスにある。フランス国境近く、レマン湖沿いのラヴォー地区がそこで、知る人ぞ知る質の高いワインの生産地。とはいってもこちらはワインのワの字も知らないど素人、行って楽しめるのだろうか・・・。
ラヴォー地区はブドウ畑のまっただ中を歩くハイキングコースが整備されており、まずヴヴェイから「ワイン列車」に乗って斜面の中腹の駅で下車してレマン湖沿いの村まで歩いて行くのが一般的。ワイン列車といっても普通のローカル列車と変わりはないのだけど、そのネーミングを聞くだけでなんとなくテンションが上がってしまう。
車窓にはさっそくブドウ畑。こんな中を歩けるなんて!


シェーブル駅で降り、ハイキングコースをどんどん下っていく。期待通り目の前にはブドウ畑とレマン湖、そして遠くアルプスが織りなす大絶景が広がった。


湖畔の小さい村が見えるのもまた美しい!


ここで美味しいワインが生まれるのもこの絶景があるからこそ。ラヴォー地区は本物の太陽、湖の反射光、石垣が蓄える熱の「3つの太陽」に恵まれているといわれ、ここのブドウでつくられるワインはそれはそれは絶品なのだそうだ。

途中の村では、観光客がカヴォー(ワイナリー)に寄って農家の方と談笑している。ここでカヴォーをはしごしながらテイスティングさせてもらい、ほろよい気分で散策を楽しむのがおすすめとのこと。


それはちょっとハードルが高い・・・、そんな方におすすめなのがレマン湖畔のリヴァ村にあるビジターセンター、「ヴィノラマ」。ここではラヴォーじゅうのワインが集まり、専門家のアドバイスを聞きながらテイスティングや購入が可能ということで人気の施設。ワイン生産の過程を撮った日本語のドキュメンタリー映像も見れる。



ワインのプロが注ぐ一杯


スイスのワインはほぼ国内で消費されるため国外輸出量が少なく、しかもここラヴォー地区のブドウ畑は斜面に沿っているため手入れの手間がかかり、これから生産量が減ってしまうかも。。。とのこと。日本の棚田と同じく、美しい景観は関わっている人々の苦労のたまものなのだ。
そういうわけで、この貴重なラヴォー産ワインをぜひスイス土産に!ボトル2000円程度のものもあり、値段もお手頃ですよ。

ワインど素人でもこんなに楽しめるラヴォー地区、もっと多くの人に来て欲しいような、でもまだまだ穴場でいて欲しいような・・・。とにかく今までのスイスのイメージを覆されるような、100%オススメできる場所に間違いありません。

<スイスの鉄道を使いこなしてストレスフリーな旅行を!>

今回こんなにスイスの国じゅうを周遊できたのは、弊社ツアーでも使っているスイストラベルパスがあってこそ。このパスがあるとスイス全土でほとんどの鉄道、バス、湖船、路面電車などの都市交通が「乗り放題」。スイス自慢の登山鉄道やロープウェイなども割引になり、しかも490以上の美術館、展覧会の入場も無料となる優れもので、これを旅行に使わない手はない。スイスと聞くととにかく物価が高い!というイメージがあるけれどこのパスを使えばおトクに旅行でき、いちいち駅で切符を買う手間が省けるのも嬉しいところ。今回の旅程ではほぼ毎日列車に乗っていたので、このパスの圧倒的な威力と利便性を身をもって体験することになった。
一回乗ると軽く400円ほど飛んでしまう路面電車もスイストラベルパスなら乗り放題


レマン湖では船の旅も楽しめる!


そしてスイスを旅して感じるのが鉄道システムの優秀さ。駅構内にはいくつもモニターがあり自分が乗る列車のホームや乗車位置などを一目で確認できる。日本では当たり前のように思えるけれど、実はこんなに列車案内が充実している国はなかなか数少ない。つまり優秀な鉄道システムのおかげで日本と同じ感覚で旅行できるのはスイスぐらいなのだ。
ベルン駅構内にて


チューリッヒ空港は地下へ降りるとすぐに駅があり、入国してすぐ列車移動も可能!


それどころかラゲージサービスという日本のはるか上を行くようなシステムもある。出発駅で荷物を預け到着駅で受け取るという、旅行しながら宅配便を利用しているような新感覚。これを使えば列車に乗るたびにスーツケースの置き場所に悩んだり、コインロッカーを探してうろうろしたり・・・という海外鉄道旅行あるあるともおさらば!
しかも預けたその日のうちに目的地で受け取れてしまうエクスプレスラゲージサービスもあり、かなり利用価値は高い。
ラゲージサービスカウンター


カウンターにあった小学校の歴史教科書レベルの落書き


そのほか列車の遅延はほぼないし、国土が小さいうえ国じゅうで路線網が充実しているので移動時間が少ないし、、、とスイスの鉄道に感心しているときりがないほど。ストレスを感じることなく移動でき、気軽にあちこち旅できるのがスイスの最大の魅力なのかも。

スイスという国は他のヨーロッパ諸国に比べ、リピーターの方や特別な思い入れを持っている方が多いある意味特殊な国。今回訪れたところは、私のような初スイスの方も、何度も旅行経験があるスイスマスターな方も思いっきり楽しめるはず。ハイジには申し訳ないけれど、いかにもスイスな定番観光地だけでなくそんな穴場スポットをこれからも掘り起こしていけたら・・・と思う。

【スタッフおススメ度】
●ベルン ★★★★★
よくあるヨーロッパの古都かと思いきや実は他のどんな街にも似ていない不思議な都市。いい意味で首都らしくない、落ち着いた時間がゆっくり流れる。
●ベリンツォーナとロカルノ ★★★★
日本人がほぼ行かないイタリア語圏。ベリンツォーナの世界遺産の3つの城とロカルノのカラフルな街並みは見ごたえあり!夏はイタリアから避暑に行くのもおすすめ。
●ラヴォー地区 ★★★★★
ブドウ畑、レマン湖、アルプスが織りなす世界でもここだけの絶景は、どこを撮っても絵になる。空港があるジュネーブや人気の観光都市ローザンヌから近く、思い立ったらすぐ行けるのも嬉しい。

(2016年10月 伊藤卓巳)

NoPhoto
40代にはきっとグッとくるはず!ファンタジーあふれるギリシャ! (テッサロニキ、メテオラ、デルフィー、エーゲ海クルーズ)
エリア:
  • ヨーロッパ>ギリシャ>アテネ
  • ヨーロッパ>ギリシャ>サントリーニ島
  • ヨーロッパ>ギリシャ>ヘルソニソス[クレタ島]
テーマ:クルーズ 世界遺産 歴史・文化・芸術 
投稿日:2017/01/12 15:25
昔少年ジャンプを読んでいた時、聖闘士星矢という漫画がありました。1985年から連載スタートをしたようなのでもう30年以上昔の漫画ですが、聖衣(クロス)と呼ばれる鎧をつけて、やたら名前の長い必殺技を繰り出す主人公たちに憧れたものです。その漫画はギリシャ神話を大まかな所で題材にしていて、アテネだ、ゼウスだ、と紙面に出てくるギリシャ神話の神々に大変興味を持ち、いつかギリシャにはぜひ行きたいと思っていました。今回ミレニアムツアー様、アンフィトリオン様、ターキッシュエアラインズ様の協力の元、現地研修企画に参加させていただき念願のギリシャに行くことができました。今回は(黄金聖衣を探しに)ツアーの素材を探しに参加させていただきました。
サントリーニ島のブルードーム


アテネ考古学博物館にあるアテネ様

メテオラ遺跡

14世紀、セルビア人の侵入から逃れたギリシャ正教徒たちが共同生活を始めたのが最初とされ、岩の上に修道院が数多く作られたそうです。現在でも6つの修道院に修道士が住み、現在も生活をしているそうで、奇岩とも言える岩の上の作られた修道院を見る事ができます。岩の上に建つ修道院は、奇岩の絶景に修道院のフォルムが溶け込み非常に素晴らしく、ギリシャに来たならぜひ訪れたい観光地です。あいにく修道院内は撮影禁止の為写真に残すことはできませんが、何百年の昔から祈りの場として使われた修道院には何か不思議な力を感じる事ができます。
メテオラ ヴァルラーム修道院


メテオラ メガロ・メテオロン修道院 骸骨部屋


メテオラ メガロ・メテオロン修道院とヴァルラーム修道院


デルフィ遺跡

今まで数多くの遺跡を見てましたが、一番古いものでもローマ時代の紀元後2世紀とか3世紀の遺跡で、このデルフィは紀元前6世紀前後とさらに数百年前の遺跡となり私の今まで見てきた遺跡よりさらに古いものとなります。遺跡に書かれた文字はギリシャ人なら読めるそうで、ここは何々、ここは何々、書かれているそうです。太古の昔の文字が今でも読めるなんて素敵すぎると思い、ギリシャ語を本気で勉強しようかと思った位です。併設されている博物館にはデルフィ遺跡から出土したものが展示されています。その同時の雰囲気を知る事ができるほか、建築技術の高さも分かりいかに古代ギリシャ文明が栄えていたかはかり知ることができます。
デルフィ アポロン神殿


メデルフィ アテネの聖域


デルフィ 青銅の御者の像


セレスティアルクルーズ3泊4日 ネフェリ号

アテネから出発し、ミコノス島→クシャダス(トルコ)→パトモス島→クレタ島→サントリーニ島と回る3泊4日のクルーズ。クルーズ船はさほど大きくなく、カリブ海クルーズの大型船と比べると大きさがかなり違いますが、3泊4日程度のクルーズであれば十分です。現実的にこの日程を船以外のルートで回るのは不可能に近い為、効率よく回るには大変お勧めのクルーズです。一番安い客室はインサイドルームという窓なしの部屋になりますが、3泊4日と言えど密室に閉じ込められるのはかなりきついので、最低でも海側窓ありにグレードアップする事をお勧めします。各寄港地の観光をすべて追加すると、クルーズと言えどそこそこ忙しくなります。なおベストシーズンは10月上旬まで。私の参加した10月中旬は各寄港地で日暮れの時間に当たり、夕日鑑賞などが思った通りにできませんでした。暗くなるのも早いので各寄港地を満喫するにはできれば9月中に出発することをお勧めします。寄港以外はエーゲ海をクルーズしますので、船旅もそこそこ楽しめます。
セレスティアル ネフェリ号


セレスティアル ネフェリ号 アウトサイドキャビン


セレスティアル ネフェリ号 サンデッキ


クレタ島

実はここもひそかに行きたかった島。何と言ってもミノタウロスのいたクノッソス宮殿の遺跡がある島です。ミノタウロスは牛の頭を持つ怪物で、大抵TVゲームなどに出てくる際は敵として出現し、さらにボスキャラ級の強さの場合が多く、過去に何度か倒した事もあるファンタジーあふれる怪物です。もちろん神話の世界のお話で実際にいたとは思いませんが、クノッソス宮殿跡を歩きながら昔は迷宮だったのかも?と想像するとかなりロマン要素が高いです。大抵こういう迷宮には攻撃力の高い剣などが落ちていたり、宝箱に入ってたりするのですが見当たらなかった為、発掘の際に持ってかれたのかも知れません。クノッソス宮殿は約3,700年前にあったとされる宮殿跡で迷宮でもなんでもなかったそうですが、ファンタジー抜きでも楽しめる遺跡で市内にある考古学博物館にはクノッソス宮殿から出土したクレタ文明の遺物が多く展示されています。博物館には当たり前に紀元前3,000年とか1,600年とかの展示物があるので、その時代にも高度な文明があった事にいまさらながらに驚かされます。クノッソス宮殿&考古学博物館、かなり必見です。
クレタ島 クノッソス宮殿跡


クレタ島 クノッソス宮殿跡


クレタ島 ミノタウロスの頭(考古学博物館)


クレタ島 銅の剣(考古学博物館)


クレタ島 銅の剣(考古学博物館)


サントリーニ島

ハネムーナー憧れのエーゲ海屈指の島。クルーズ船のボイラー修理でクレタ島の滞在が長くなり、結果サントリーニ島で夕日も見れず、滞在時間2時間とかなり塩対応を受けましたが、夕暮れのサントリーニ島は大変ロマンティックでした。あいにくアラフォーのおっさんなのでショッピングには全く興味がありませんが、それでも女子が好きそうなお店が多数。カルデラビューのナイスなレストランもたくさんあり、時間があればサントリーニ名物のシーフードを食べてみたかったです。実はアトランティス大陸では?とも言われているサントリーニ島には古代の遺跡もあるのです。定番の夕日に加え、遺跡の観光でもできてしまうというオールマイティーな観光地です。まあハネムーンでアツアツのお二人には遺跡になんか興味ないでしょうけど?
サントリーニ島 オールドポート・フィラの街


サントリーニ島 同行者の同僚が“伊豆?”といった夕日


サントリーニ島 夜の素敵なフィラの街


アテネ
有名なアクロポリスで魔鈴さんを探しましたが残念ながらご不在のようでした。あいにく聖衣を手に入れる機会には恵まれませんでしたが、世界の遺跡の中でも知名度が大変高いパルテノン神殿やアクロポリスから眺めるアテネ市内の景色にはさすが!と思わされました。ここでゼウスさんやアテネさんが人情味溢れる物語を綴っていたかと思うと、感慨もひとしおです。アテネの考古学博物館にはギリシャの各地の出土品が展示されており、こちらも必見です。今回私は時間の関係で約1時間半程度しか見れませんでしたが、かなり駆け足で気になる所のみを見たので、きちんとゆっくり見るなら半日位は時間を取った方が無難です。
遺跡や博物館に興味がない方は、ショッピングがお勧めです。日本でも人気の自然派コスメやおしゃれなブティックが立ち並ぶ通りもあり、女子なら間違えなく1日と言わず2日位アテネをぶらついても時間を持て余すことはないかも知れません。ちなみに今ギリシャで流行りなのは、ミニワッフルにこれでもか!という位チョコをかけたスイーツと、量り売りでお好きなトッピングを載せて食べるヨーグルトだそうです。アクロポリスはライトアップされますので、夕食にはアクロポリスが見えるレストランでの食事がお勧めです。

アテネ パルテノン神殿


アテネ考古学博物館にあるゼウス様


アテネ考古学博物館に紀元前6世紀のツボ 奇麗さにびっくり。


アテネ考古学博物館に紀元前16世紀のモザイク


攻撃力の高い、きっと名のある剣だったのかも?(考古学博物館)


8日間でギリシャの良い所を駆け足で巡りましたが、絶景あり、遺跡あり、ロマン要素あり、と久々にスキルの高い国に出会えました。今回私の行ったルートはあくまで素材を見学する目的があったので、皆様は気になるポイントで泊数を増やした方が満足度は高いと思います。弊社のツアーもありますが、クルーズでサントリーニ島で途中下船も可能ですので、サントリーニ島にあと2泊位していただければ遺跡も絶景も両方楽しめるのではないでしょうか?最後になりますが今回機会を与えてくださいましたミレニアムツアー様、アンフィトリオン様、ターキッシュエアラインズ様、また視察でご一緒させていただきました各会社スタッフの皆様にこの場を借りてお世話になったお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。

【スタッフおススメ度】
<メテオラ遺跡>★★★★
十分素晴らしい!でもその他の所で紀元前遺跡を見すぎて贅沢にも星4つ!
<クレタ島>★★★★★
遺跡、ロマン要素ともに満点のお勧め観光地!
<サントリーニ島>★★★★★
せめて夕日だけでも見たかった・・・雰囲気やホテルはハネムーンにもお勧め!
<アテネ>★★★★★
実は意外に楽しめます。遺跡あり、博物館あり、お店あり、グルメあり、久々に街歩きして楽しいと思った街

南アフリカ
赤ちゃんとアフリカ旅行 ~南アフリカで本格サファリを体験~
エリア:
  • アフリカ>南アフリカ共和国>ケープタウン
  • アフリカ>南アフリカ共和国>南アフリカ共和国その他の都市
テーマ:ホテル・宿泊 自然・植物 動物 
投稿日:2017/01/12 15:18
2回目の子連れ出張の行き先は南アフリカ!
1歳2ヶ月になった娘はだいぶ歩けるようになりました。


当初スワジランドでサファリをする予定でしたが、現地旅行社から子供連れはだめと言われてしまい諦めかけていたのですが、南アフリカで赤ちゃん連れでもOKなロッジを見つけ無事サファリに行くことができました。
そのロッジとは、マディクエ動物保護区のMadikwe Safari LodgeのLelapa Lodge(レラパロッジ)です。
マディクエ動物保護区へは、ヨハネスブルクからフェデラルエアーのセスナ機で50分です。
ヨハネスブルクから陸路でもいけますが、約4時間半かかるので、セスナ機で行くのがおすすめです。
ボツワナ国境付近に広がるこの保護区は、標高が高くマラリアの心配がいらない珍しいエリアなので、子連れのファミリーに人気です。サバンナ地帯や丘陵地帯、岩場の多いエリア、山のエリアなど起伏に富んだ地形を楽しめます。
Madikwe Lelapa Lodgeは、小山の斜面に立つロッジです。オールインクルーシブで、ワインやお酒も飲み放題です。24時間電気も使用でき快適です。パブリックプールの前には水飲み場があり、運が良ければ、水を飲みに来る動物にも出会えます。私が泊まっている時も、大きなゾウが水を飲みに来ていました!
各部屋にはプライベートプールもあります。12部屋しかロッジがないので、プライベート感覚で滞在を楽しむことができます。スタッフもとてもフレンドリーできめ細やかなサービスをしてくれました。Madikwe Safari Lodge は私が泊まったLelapa Lodge のほかに、Kopano Lodge 4部屋、Dithaba Lodge 4部屋があります。小さな子供連れがOKなのは、Lelapa Lodgeのみです。朝・夕のゲームドライブのほかに、ブッシュウォーク、バードウォッチング、現地村訪問などのアクティビティがあります。スパの施設もあります。
マディクエレラパロッジ 部屋は広くて快適


ベッドルームからも良い眺め

すべて部屋はコテージタイプ


プライベートプール


食事も美味


ゾウが出現!


南アフリカは、子供連れの入国がとても厳しい国になります。
戸籍謄本の英訳(第三者が翻訳証明したもの)が必ず必要です。今回私は片親で行ったので、残りの親の同意書とパスポートコピーも必要でした。成田空港のカタール航空でのチェックインの時にまず書類がそろっているか確認され、南アフリカの入国時、さらに、帰りのチェックイン時と出国時にも書類の確認がありました。区役所で出してもらった日本語の謄本は見向きもせず、英訳のほうをざっと見て確認していました。「なぜ父親が同伴ではないのか」と質問されただけで、同意書をみせたらすんなり入国できました。

フェデラルエアーには、預け荷物の制限があります。一人20kg、大きさは、40cm x 30cm x 60cm、ハードケースは不可になります。 大きなスーツケース等は、ヨハネスブルグ空港のフェデラル航空オフィスで預かってもらえます。
今回私は往復ともに、ヨハネスブルクの空港から離れた場所のフェデラルエアーの空港を利用しました。行きのチェックイン時に帰りの乗継のフライトインフォメーションを伝えていたので、シャトルバスで空港間の送迎をしてもらえました。
フェデラルエアーのラウンジ 飲み物や軽食の用意があります




Madikwe Safari Lodgeでのサファリはとても充実したサファリでした。リクエストした動物はすべて見ることができました。チーターはなかなか見るのが難しいそうなのですが、ドライバーガイドさんがかなり遠くまで行ってくれたので、念願通り見ることができました。
娘も産まれて初めて生の動物を間近で見て、大興奮していました。
前向き抱っこでサファリへ出発!


おなかに赤ちゃんがいるハイエナ出現!道を渡って・・・


お食事に来た!


なかなか会えないシロサイ


満腹の雄ライオン


気持ちよさそうにお昼寝


チーターにも会えました♪


抱木まくら!?


サバンナでティータイム


キリンと私たち


ライオンと赤ちゃん


マディクエ動物保護区に2泊した後、ケープタウンへ移動しました。
ケープタウンで泊まったホテルは、テーブルマウンテンをバックに立つ「ベルモンド マウント ネルソン ホテル」です。広い敷地内にはピンク色の壁で有名な本館と、4棟の宿泊棟、花々が咲き乱れるお庭や温水プールがあります。今回私は、8室しかないガーデン・コテージ・スイートへ宿泊しました。赤ちゃん連れなので、ホテルのスタッフが無料アップグレードしてくれたのです!ラッキ~♪ 部屋には専用のお庭がついており、香り高いバラ園の中に佇んでいる素敵なお部屋でした。
広〜い お庭でお散歩


ガーデンコテージスイート


晴れた日には、テーブルマウンテンが見えます。


13年ぶりに訪れたケープタウンはすっかり変わっており、おしゃれなお店がたくさんありました。ガイドさん曰く、ベルモンド マウント ネルソン ホテル近くには日本人の女性に人気の雑貨屋さんなどがたくさんあるそうです。今回私は時間がなく行くことができなかったので、次回はケープタウンでフリータイムが取れるようなスケジュールを組みたいなと思いました。
喜望峰にて


ケープポイントにある「Two Oceans Restaurant」は眺めも良く料理も美味しい。写真はマグロのたたき


ふわふわの毛のペンギンの赤ちゃん


テーブルマウンテンのケーブルカーは、混み合うので事前にチケットを買うのがおススメ


テーブルマウンテンの頂上にて


今回の旅の第2の目的はワインランドでのワイナリー巡りです。
たっぷりワインを堪能し、4本もお土産に買って帰りました♪
老舗のワイナリースピア


スピアはワインはもちろん、隣接するデリでおいしいオリーブなども買えます


アサラ ワインエステート&ホテルのレストランでのランチ。お天気が良くとても気持ちよかったです


オート・ガブリエールでスパークリングワインのテイスティング


ウォーターフォードエステードは、ワインにあわせて作られたチョコレートと一緒にテイスティングを楽しめます


ステレンボッシュでおススメの観光は、チーターアウトリーチセンターです。
ここは、絶滅の危機にさらされているチーターを守るために活動しているボランティア団体によって運営されています。チーターたちと触れあえるほか、めずらしいネコ科の動物を見ることができます。スタッフによる説明を聞いた後、4人ずつのグループに分かれてチーターがいる柵の中に入ります。立膝になり、背中をそっとな〜でなでしてみると、ごろごろ喉を鳴らしました。これは気持ちいい時にするのだそうです。おなかと顔には触らないようにと注意を受けていたのですが、娘はうちにいるワンちゃんにするようにハグをしようとしたり、むぎゅーとしたりするので、ひやひやしました・・・
スタッフがいろいろネコ科の動物について説明してくれます


チーターにタッチ!




最後の2泊は、ステレンボッシュのワイナリーホテル Delaire Graff Estate(ディレアー・グラフ・ロッジ&スパ)に泊まってゆっくり過ごしました。
このホテルは、ワイン畑と岩山を見晴らす丘の上に立ち、絶景を見ながらワインを味わえるラグジュアリーなワインエステートです。オールインクルーシブのホテルで、宿泊客はフリーでワインテイスティングを味わえます。
部屋はすべてコテージタイプ




部屋はスイートタイプになっている


テラスにはプライベートの温水プールもある


眺めの良いジャグジー付のメインプール


スパークリングワインを飲みながらサンセットを楽しむ至福の時






食事もどれも美味しい!


アフリカの食事は大丈夫?とご心配される方もいるかもしれませんが、まったく問題ありませんでした。子供用にオムレツを作ってもらったり、スープを作ってもらったり、各ホテルで丁寧に対応してもらえました。念の為、体調を崩した時のために日本からベビーフードを少し持っていきましたが、体調を崩すことなく元気いっぱいに旅をすることができました。
焼きたてパンにかぶりつく


ビーフジャーキーにトライ!



普段はなかなかゆっくり娘と過ごす時間がないですが、「ハイチーズ!」でポーズが取れるようになったりと、旅に出ることで娘の成長をたくさん感じることができました。
覚えてないから連れて行っても意味がないんじゃないと思うかたもいるかもしれないですが、そんなことはありません!産まれて初めて見たライオンや、とっても大きなアフリカゾウに大興奮したこと。赤ちゃんペンギンと見つめあったこと。チーターに触ったこと。
きっとこの旅で体験したことが、娘のこれからの成長の手助けになってくれると思います。産まれて初めての体験がたくさんできる小さなうちに、貴重な体験と素敵な思い出を作りに、お子さんと旅に出ましょう!
「ハイチーズ!」


【スタッフおすすめ度】
マディクエ動物保護区 ☆☆☆☆
・・・子連れでも安心して本格サファリが楽しめます。
チーターアウトリーチセンター ☆☆☆☆☆
・・・チーターとの触れ合いが楽しい。運が良ければ赤ちゃんチーターとの触れ合いもできます。
ワインランド ☆☆☆☆
・・・南アフリカはおいしいワインの名産地です。ワイナリー巡りをして、是非お気に入りの1本を見つけてください。

(2016年10月 崎由香里)

1 - 5件目まで(5件中)


国一覧
アジア
ベトナム(8)
カンボジア(8)
タイ(6)
インドネシア(5)
スリランカ(4)
中国(4)
マレーシア(4)
ブータン(4)
トルクメニスタン(3)
香港(3)
インド(3)
ラオス(2)
ウズベキスタン(2)
シンガポール(2)
ネパール(2)
ミャンマー(2)
モンゴル(1)
キルギス(1)
ブルネイ(1)
台湾(1)
中近東
トルコ(6)
ヨルダン(3)
アラブ首長国連邦(3)
イスラエル(3)
パレスチナ自治区(2)
イラン(1)
レバノン(1)
ヨーロッパ
イタリア(7)
スイス(5)
ドイツ(5)
クロアチア(4)
ギリシャ(4)
フランス(4)
イギリス(4)
スペイン(4)
フィンランド(3)
ポーランド(3)
ロシア(3)
チェコ(3)
オランダ(3)
ボスニア・ヘルツェゴビナ(2)
アイスランド(2)
アルメニア(2)
グルジア(2)
ルクセンブルク(2)
ポルトガル(2)
リトアニア(2)
アイルランド(2)
エストニア(2)
オーストリア(2)
ハンガリー(2)
ブルガリア(1)
ルーマニア(1)
セルビア(1)
スウェーデン(1)
ベルギー(1)
マケドニア(1)
スロバキア(1)
ノルウェー(1)
モンテネグロ(1)
アゼルバイジャン(1)
ベラルーシ(1)
アフリカ
モロッコ(17)
エジプト(5)
南アフリカ共和国(3)
ボツワナ(3)
ジンバブウェ(2)
タンザニア(2)
チュニジア(2)
ケニア(2)
アルジェリア(2)
マダガスカル(1)
エチオピア(1)
ガーナ(1)
ザンビア(1)
トーゴ(1)
ベナン(1)
ハワイ
オアフ島(1)
ハワイ島(1)
オセアニア
オーストラリア(6)
パプアニューギニア(4)
ニュージーランド(4)
南太平洋
ニューカレドニア(2)
バヌアツ(2)
クック諸島(1)
タヒチ(1)
カリブ海
キューバ(3)
セントルシア(1)
セントマーチン(サンマルタン)(1)
プエルトリコ(1)
中南米
メキシコ(6)
ボリビア(4)
グアテマラ(2)
エクアドル(1)
ペルー(1)
ベリーズ(1)
ブラジル(1)
パナマ(1)
ニカラグア(1)
コロンビア(1)
コスタリカ(1)
北米
アメリカ西部(5)
アメリカ東部(4)
カナダ(2)
インド洋
モルディブ(3)
セイシェル(1)