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- ハノイで女子旅♪未開の世界遺産チャンアンへ!
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エリア:
- アジア>ベトナム>ハノイ
- アジア>ベトナム>ベトナムその他の都市
- テーマ:買物・土産 世界遺産 グルメ
- 投稿日:2015/04/09 17:39
直行便でお昼過ぎに到着したハノイ空港は曇り空だけど、今年1月にオープンしたばかりの空港は、今までとは段違いに明るくキレイになっていました。
国際線に乗り継ぐ場合は、まだ案内表示があまりなくわかりにくいですが、建物を出て右の方からシャトルバスを利用できます。新しい高速道路ができて、市内までは車で40分程だそうです。
市内を歩いた後、ライトアップされたホアンキエム湖の夜景をみながら、夕食はテラスでベトナム料理をいただきます。
この湖に棲む亀が宝剣を授け、ベトナムから中国明を駆逐したと伝えられています。その後、亀に剣を返したと言われることから、「還剣」の意味のホアンキエムという名がつけられました。
湖に建てられた亀の塔は、夜になるとライトアップされて綺麗です。
お腹いっぱいになったら、フットマッサージで明日に備えます。
旧市街はお菓子屋さんの通りや竹屋さんの通り、漢方薬屋さんの通りなど同じ種類のお店が集まる路地が複雑に入り組んでいます。軒先いっぱいに敷き詰められた商品に、路上で小さな椅子に座ってくつろぐ地元民たち、押し寄せる波のようなバイクの大群と、アジアらしい空間が広がっています。
キョロキョロしていたからか、こんな天秤棒を担いだおばちゃんの籠と衝突。なんとタイツに穴が空いてしまいました!
ここ数日で急に気温が上がったそうで、30度近い暑さだったので、タイツ無しでちょうど良いくらいです。
暑い中を歩いたので、カフェで甘いものタイムです!せっかくなので色んなスイーツを試しました!
コンデンスミルクがたっぷり入ったベトナムコーヒー
ミックスフルーツとコンデンスミルクのチェー
マンゴープリン
ココナッツゼリー
ごちゃごちゃした旧市街の中でも、おしゃれなショップの並びもあり、おしゃれな雑貨屋さんでのお買い物は欠かせません。
高速道路で約2時間、ホアルーの寺院に到着です。
さらに車を走らせると、徐々に奇岩が現れ、チャンアンの船着場が見えてきます。
チャンアンは2014年に世界自然遺産に登録され、地元では多くの人々が訪れているそうです。
広い待合室があり、長椅子で寝ているベトナム人もたくさん。
チケットはおそらくICチップが入っているのに、結局手渡しで回収しているのがベトナムらしいところ。
8人乗りの手漕ぎボートに乗って出発!
チャンアンには奇岩の間に幾つものクルーズルートがあり、今回は1時間コースです。すれ違うボートのベトナム人に手を振りつつ進むと、涼しい風が気持ちいいです。
断崖の切れ目から洞窟に入ると、真っ暗な中にぽつぽつと灯りが灯っています。所々手が届くくらいの高さで、迫り来る天井を避けていくと、出口から外の光が見えてきます。外に出ると、すーっと視界が開けて、奇岩に囲まれた景色が広がります。
まだ海外の観光客であふれていない今のうちに、訪れておくのがおススメです。
ベトナムの歴史が詰まったレストランで夕食。なんとこちらタニシの肉詰め!葉ごと中のお肉を引っ張り出して食べます。ジューシーで美味しい!
ベトナム料理はチャレンジできるようなメニューもたくさんあって、好奇心旺盛な女子にはもってこいですね。
あれもこれも試してみたいことが盛りだくさんのハノイ女子旅!まだ見ぬベトナムを旅してみてはいかがでしょうか?
オススメ度
ハノイ ★★★★★・・・旧市街探索でお買い物もスイーツも楽しめる!
チャンアン ★★★★★・・・神秘的な奇岩の世界遺産エリア
(2015年3月 増田里沙)
- たった5時間で!直行便で行く、世界遺産がぎゅっと詰まった都市 ダナンへの旅
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エリア:
- アジア>ベトナム>ダナン
- アジア>ベトナム>ホイアン
- テーマ:観光地 世界遺産 グルメ
- 投稿日:2015/01/23 14:36
7月16日は何の日でしょうか??
そうです、成田-ダナン間直行便の就航開始の日です。
この就航を記念して私は今回、ベトナム航空さん主催のダナン研修旅行に参加させていただくことになりました。
搭乗前には直行便記念のセレモニーが行われ、マスコミや関係者の人でにぎわっていました。
初めてのベトナム、初めてのダナン。遠足に行く子供のようなわくわくした気持ちを胸に、初便へと乗り込みました。
成田からのたった5時間20分でダナン空港到着。夜なのに気温は30℃越えで、着いた途端に汗がじんわり。そんな中、現地のベトナム人の人々が横断幕を広げて空港の出口で待っていてくれました。
1日目の夜ご飯は「APSARA」
ダナン名物のミークアン。汁なしのうどんのようなもの。ピーナッツが入っていることに驚きましたが、これが香ばしくてくせになるのです。
全体的に薄めで、日本人の口に合います。
食後の蓮茶。ベトナムの食器はひとつひとつの作りが繊細でとても可愛らしい・・・
<変わらない時間が流れる街 ホイアン>
かつて、海のシルクロードの中心地として繁栄したホイアンには、フランス、日本、中国など様々なスタイルの雰囲気のある建造物が並んでいて、歩くだけでも楽しくなります。
夜のホイアンの街には、入り口にランタンを構えたおしゃれなカフェがたくさん。人々は幻想的な光とともに、穏やかな時間を過ごしていました。
熱さが厳しい昼間はシクロで散策するのがおすすめ。陽気なドライバーさんが安全運転のもと、案内してくれます。意外と速度が出るので、手荷物を落とさないように注意。
福建会館。ここは中国・福建省から渡ってきた華僑が集まる場所で、内部には祭壇が設けられています。赤、黄色に塗られた中国風の派手な造りが特徴的。
巨大な渦巻き線香。奥には福建省出身者の信仰する媽祖神が祭られています。
来遠橋(日本橋)。1593年に建設された屋根付きの橋で、ベトナムの新2万ドン紙幣に印刷されています。橋の中間付近には小さな寺があり、以前はこの橋の東側に日本町、西側に中国人町があったとか。毎晩18時〜22時くらいまでライトアップされ、昼夜で違った顔を見せるのです。今回は昼間の観光だったため、夜の顔を見れませんでした・・・残念。
ホイアンの街は世界遺産に登録されていることだけあって、建物一つ一つが趣のあるものばかりでした。中国人街を中心に古い民家やお寺などの木造建築などが残り、歩いているだけでわくわく。またベトナム雑貨、アオザイ、提燈などを売るお店、オーダーメイドのお店など、ショッピングも楽しめるところで、特に女性は楽しめること間違いなしです。
<チャンパ王国の聖地 ミーソン遺跡>
ホイアンの街を散策した後は、南西約40km先まで車で1時間程揺られ、ミーソン遺跡へ。
ミーソン遺跡は2世紀から17世紀にかけてベトナム中部から南部にかけて栄えたチャンパ王国の建造物群のひとつ。その歴史的価値は非常に高く、世界遺産に登録されています。ヒンドゥー教の神々を祀るレンガ造りの祠堂には、繊細で美しい彫刻が今なお残っているのです。
車を降りて10分程木々に覆われた深い森の中のゆるやかな坂を上ると、突如ミーソンが目の前に。ひっそりと佇む赤レンガの廃墟に、思わず見とれる私。
手前のへこんだ草の部分は、ベトナム戦争の時に爆弾が落とされた跡。
建造物にはセメントや漆喰などの接着剤を使った形跡がなく、当時の技術の高さを物語っています。
本来ジャングルに埋もれていたところを切り開いて発掘されたミーソン遺跡。森に囲まれた遺跡は、ベトナム戦争の空爆を受けた影響により、損傷は激しく残っている遺跡も状態が良いものは本当に少なかったですが、彫刻の細やかさや凛とした出で立ちはすごく魅力的でした。もっと長く、もっと近くで見ていたかったなあ・・・
<ベトナムの京都 古都フエ>
遺跡群に心奪われたあとは、ハイバン峠を越え、車で約2時間かけてフエへ。フエといえば、ベトナムにおいて最初に世界遺産に登録されたエリアであり、歴史的建造物が数多く点在しています。
ティエンムー寺。奥には釈迦像が祀られていて、7重の塔がシンボル。
12代目皇帝カイディン帝の死後に造られたカイディン帝廟。長い階段を上ると、馬や兵士の像が迎えてくれます。
この階段が本当に長かった・・・
廟の中に入ると、色彩鮮やかな天井が。見とれすぎると首が疲れてしまうので注意・・・
<見た目も味も楽しめる フエの宮廷料理>
フエでの夕飯は、宮廷料理をいただくことに。レストランについて早々、店員さんに「宮廷衣装、着てみませんか?」とお誘いを受け、せっかくなので着てみることに。
宮廷の家来の衣装。帽子がうまく被れなくて、ぐいぐい押しこんでもらいました。
しばらく宮廷気分を味わったあとは、待ちに待った宮廷料理。このサラダはクジャクをイメージしてあるようです。
造りが精巧で素晴らしい。なんだか食べるのがもったいないです。
ランタン飾りの揚げ春巻き。見た目のインパクトに驚き!チリソースにつけて食べます。
揚げえびの味噌炒めのようなもの。くせのある味噌が濃厚で美味しい。
蝶?の空芯菜。
亀のチャーハン。目はコショウでできてます。
フエ宮廷料理は、全体的に味が薄めで、日本人の口にも合いやすいように感じました。また味だけでなく、視覚でも楽しめるのが印象的で、見た目の美しさにもこだわった料理は、食べる前に写真を撮らずにはいられません。かつて皇帝一族の食卓にのぼった宮廷料理を存分に味わえた美食三昧の夜でした。
<東洋で最も美しい洞窟 フォンニャ・ケバン>
今回私が一番楽しみにしていたのがフォンニャ・ケバン。事前にガイドさんからたくさん歩くと聞いていたので、履き慣れた運動靴で準備万端。フエから車で約4時間揺られ、ラオスとの国境に位置するフォンニャ・ケバンへやってきました。
現在一般公開されている洞窟は、新たに公開された「天国の洞窟」を加えて3か所のみ。残る2つはフォンニャ洞窟と仙人洞窟です。
今回まず向かったのは天国の洞窟。
ひたすら歩く。
汗だくになりながらやっと入り口まで辿り着くと、今度は急こう配な階段が待っています。
目の前には長い階段と、奥には鍾乳洞が。この階段つるつると滑りやすく、履き慣れたスニーカーを履いていたにも関わらず転びかけた私は、危うくもうひとつの天国に行くところでした。洞窟の中は一気に気温が下がるため、ひんやり涼しくなります。
ライトアップされた鍾乳洞は実に幻想的で、しかしそれ以上に驚いたのは洞窟の大きさ。胴長5km、幅150km、高さ200kmというスケールの壮大さは、現時点でアジア最長だそうです。ただし見学できるのは内1kmの長さ。それでもこの洞窟の規模と自然美には圧倒されます。
様々な形の奇岩に遭遇。
天国の洞窟を満喫したあとは、坂を下り船着き場でボートに乗り換え、フォンニャ洞窟へ。
ボートの運転手に女性が多かったことにびっくり。30程川を走り、入口へと向かいます。
入口に到着。水位によって小さなボートに乗り換えなくてはいけなかったり、最悪入れないというケースもあるのですが、今回は運よく乗ってきたボートでそのまま入ることが出来ました。
狭い入口をボートですり抜け進んでいくと、奥には様々な造形の巨大な鍾乳石が天井や地上から顔を出します。洞窟の中で聞こえるのはボートを漕ぐ水の音だけで、静寂な空間の中、洞窟という名の自然の魅力にただただ驚くばかり。
2003年に世界自然遺産に登録されたフォンニャ・ケバンは、私の想像していた洞窟というイメージをはるかに超えていて、スケール、美しさなどあらゆる点で驚きの連続でした。4億年という途方もない年月をかけて創られた自然美を秘めているフォンニャ・ケバンは、訪れるべき価値のある唯一無二の場所であると思いました。
<最後に>
なにもかもが初めてだったダナン。実際に行ってみると、食事はあっさりしていてどれも美味しいし、街の人々は穏やかで大らか。世界遺産も魅力的で、街中は活気がありながらものどかで、古くてどこか懐かしい雰囲気が妙に心地よい。どうしてもっと早くダナンに旅に来ていなかったんだろう・・・と思うほどでした。都市部にはないゆったりとした時間の流れを感じることが出来るダナンにハマってしまった、そんな私でした。
地ビールにもハマり、最初にして最高なダナン旅行となりました。
【スタッフおススメ度】
<ホイアン旧市街>★★★★★
可愛い雑貨屋さんやカフェがたくさん!女性におすすめ
<ミーソン遺跡>★★★★
レンガ造りと美しい彫刻は、見ていて飽きることがない
<古都フエ>★★★★★
ひとつひとつの建造物に歴史を感じる
<フエ宮廷料理>★★★★★
フエを訪れたらぜひ味わうべき!繊細で美しい見た目で味は日本人好み
<フォンニャ・ケバン>★★★★★
壮大な鍾乳洞の集合地帯に心奪われること間違いなし
(2014年7月 酒井優紀)
そうです、成田-ダナン間直行便の就航開始の日です。
この就航を記念して私は今回、ベトナム航空さん主催のダナン研修旅行に参加させていただくことになりました。
搭乗前には直行便記念のセレモニーが行われ、マスコミや関係者の人でにぎわっていました。
初めてのベトナム、初めてのダナン。遠足に行く子供のようなわくわくした気持ちを胸に、初便へと乗り込みました。
成田からのたった5時間20分でダナン空港到着。夜なのに気温は30℃越えで、着いた途端に汗がじんわり。そんな中、現地のベトナム人の人々が横断幕を広げて空港の出口で待っていてくれました。
1日目の夜ご飯は「APSARA」
ダナン名物のミークアン。汁なしのうどんのようなもの。ピーナッツが入っていることに驚きましたが、これが香ばしくてくせになるのです。
全体的に薄めで、日本人の口に合います。
食後の蓮茶。ベトナムの食器はひとつひとつの作りが繊細でとても可愛らしい・・・
<変わらない時間が流れる街 ホイアン>
かつて、海のシルクロードの中心地として繁栄したホイアンには、フランス、日本、中国など様々なスタイルの雰囲気のある建造物が並んでいて、歩くだけでも楽しくなります。
夜のホイアンの街には、入り口にランタンを構えたおしゃれなカフェがたくさん。人々は幻想的な光とともに、穏やかな時間を過ごしていました。
熱さが厳しい昼間はシクロで散策するのがおすすめ。陽気なドライバーさんが安全運転のもと、案内してくれます。意外と速度が出るので、手荷物を落とさないように注意。
福建会館。ここは中国・福建省から渡ってきた華僑が集まる場所で、内部には祭壇が設けられています。赤、黄色に塗られた中国風の派手な造りが特徴的。
巨大な渦巻き線香。奥には福建省出身者の信仰する媽祖神が祭られています。
来遠橋(日本橋)。1593年に建設された屋根付きの橋で、ベトナムの新2万ドン紙幣に印刷されています。橋の中間付近には小さな寺があり、以前はこの橋の東側に日本町、西側に中国人町があったとか。毎晩18時〜22時くらいまでライトアップされ、昼夜で違った顔を見せるのです。今回は昼間の観光だったため、夜の顔を見れませんでした・・・残念。
ホイアンの街は世界遺産に登録されていることだけあって、建物一つ一つが趣のあるものばかりでした。中国人街を中心に古い民家やお寺などの木造建築などが残り、歩いているだけでわくわく。またベトナム雑貨、アオザイ、提燈などを売るお店、オーダーメイドのお店など、ショッピングも楽しめるところで、特に女性は楽しめること間違いなしです。
<チャンパ王国の聖地 ミーソン遺跡>
ホイアンの街を散策した後は、南西約40km先まで車で1時間程揺られ、ミーソン遺跡へ。
ミーソン遺跡は2世紀から17世紀にかけてベトナム中部から南部にかけて栄えたチャンパ王国の建造物群のひとつ。その歴史的価値は非常に高く、世界遺産に登録されています。ヒンドゥー教の神々を祀るレンガ造りの祠堂には、繊細で美しい彫刻が今なお残っているのです。
車を降りて10分程木々に覆われた深い森の中のゆるやかな坂を上ると、突如ミーソンが目の前に。ひっそりと佇む赤レンガの廃墟に、思わず見とれる私。
手前のへこんだ草の部分は、ベトナム戦争の時に爆弾が落とされた跡。
建造物にはセメントや漆喰などの接着剤を使った形跡がなく、当時の技術の高さを物語っています。
本来ジャングルに埋もれていたところを切り開いて発掘されたミーソン遺跡。森に囲まれた遺跡は、ベトナム戦争の空爆を受けた影響により、損傷は激しく残っている遺跡も状態が良いものは本当に少なかったですが、彫刻の細やかさや凛とした出で立ちはすごく魅力的でした。もっと長く、もっと近くで見ていたかったなあ・・・
<ベトナムの京都 古都フエ>
遺跡群に心奪われたあとは、ハイバン峠を越え、車で約2時間かけてフエへ。フエといえば、ベトナムにおいて最初に世界遺産に登録されたエリアであり、歴史的建造物が数多く点在しています。
ティエンムー寺。奥には釈迦像が祀られていて、7重の塔がシンボル。
12代目皇帝カイディン帝の死後に造られたカイディン帝廟。長い階段を上ると、馬や兵士の像が迎えてくれます。
この階段が本当に長かった・・・
廟の中に入ると、色彩鮮やかな天井が。見とれすぎると首が疲れてしまうので注意・・・
<見た目も味も楽しめる フエの宮廷料理>
フエでの夕飯は、宮廷料理をいただくことに。レストランについて早々、店員さんに「宮廷衣装、着てみませんか?」とお誘いを受け、せっかくなので着てみることに。
宮廷の家来の衣装。帽子がうまく被れなくて、ぐいぐい押しこんでもらいました。
しばらく宮廷気分を味わったあとは、待ちに待った宮廷料理。このサラダはクジャクをイメージしてあるようです。
造りが精巧で素晴らしい。なんだか食べるのがもったいないです。
ランタン飾りの揚げ春巻き。見た目のインパクトに驚き!チリソースにつけて食べます。
揚げえびの味噌炒めのようなもの。くせのある味噌が濃厚で美味しい。
蝶?の空芯菜。
亀のチャーハン。目はコショウでできてます。
フエ宮廷料理は、全体的に味が薄めで、日本人の口にも合いやすいように感じました。また味だけでなく、視覚でも楽しめるのが印象的で、見た目の美しさにもこだわった料理は、食べる前に写真を撮らずにはいられません。かつて皇帝一族の食卓にのぼった宮廷料理を存分に味わえた美食三昧の夜でした。
<東洋で最も美しい洞窟 フォンニャ・ケバン>
今回私が一番楽しみにしていたのがフォンニャ・ケバン。事前にガイドさんからたくさん歩くと聞いていたので、履き慣れた運動靴で準備万端。フエから車で約4時間揺られ、ラオスとの国境に位置するフォンニャ・ケバンへやってきました。
現在一般公開されている洞窟は、新たに公開された「天国の洞窟」を加えて3か所のみ。残る2つはフォンニャ洞窟と仙人洞窟です。
今回まず向かったのは天国の洞窟。
ひたすら歩く。
汗だくになりながらやっと入り口まで辿り着くと、今度は急こう配な階段が待っています。
目の前には長い階段と、奥には鍾乳洞が。この階段つるつると滑りやすく、履き慣れたスニーカーを履いていたにも関わらず転びかけた私は、危うくもうひとつの天国に行くところでした。洞窟の中は一気に気温が下がるため、ひんやり涼しくなります。
ライトアップされた鍾乳洞は実に幻想的で、しかしそれ以上に驚いたのは洞窟の大きさ。胴長5km、幅150km、高さ200kmというスケールの壮大さは、現時点でアジア最長だそうです。ただし見学できるのは内1kmの長さ。それでもこの洞窟の規模と自然美には圧倒されます。
様々な形の奇岩に遭遇。
天国の洞窟を満喫したあとは、坂を下り船着き場でボートに乗り換え、フォンニャ洞窟へ。
ボートの運転手に女性が多かったことにびっくり。30程川を走り、入口へと向かいます。
入口に到着。水位によって小さなボートに乗り換えなくてはいけなかったり、最悪入れないというケースもあるのですが、今回は運よく乗ってきたボートでそのまま入ることが出来ました。
狭い入口をボートですり抜け進んでいくと、奥には様々な造形の巨大な鍾乳石が天井や地上から顔を出します。洞窟の中で聞こえるのはボートを漕ぐ水の音だけで、静寂な空間の中、洞窟という名の自然の魅力にただただ驚くばかり。
2003年に世界自然遺産に登録されたフォンニャ・ケバンは、私の想像していた洞窟というイメージをはるかに超えていて、スケール、美しさなどあらゆる点で驚きの連続でした。4億年という途方もない年月をかけて創られた自然美を秘めているフォンニャ・ケバンは、訪れるべき価値のある唯一無二の場所であると思いました。
<最後に>
なにもかもが初めてだったダナン。実際に行ってみると、食事はあっさりしていてどれも美味しいし、街の人々は穏やかで大らか。世界遺産も魅力的で、街中は活気がありながらものどかで、古くてどこか懐かしい雰囲気が妙に心地よい。どうしてもっと早くダナンに旅に来ていなかったんだろう・・・と思うほどでした。都市部にはないゆったりとした時間の流れを感じることが出来るダナンにハマってしまった、そんな私でした。
地ビールにもハマり、最初にして最高なダナン旅行となりました。
【スタッフおススメ度】
<ホイアン旧市街>★★★★★
可愛い雑貨屋さんやカフェがたくさん!女性におすすめ
<ミーソン遺跡>★★★★
レンガ造りと美しい彫刻は、見ていて飽きることがない
<古都フエ>★★★★★
ひとつひとつの建造物に歴史を感じる
<フエ宮廷料理>★★★★★
フエを訪れたらぜひ味わうべき!繊細で美しい見た目で味は日本人好み
<フォンニャ・ケバン>★★★★★
壮大な鍾乳洞の集合地帯に心奪われること間違いなし
(2014年7月 酒井優紀)
- 大河メコンの恵みを感じる旅〜カンボジア・ベトナム紀行 トンレサップ湖とメコンデルタ〜
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エリア:
- アジア>カンボジア>シェムリアップ
- アジア>ベトナム>カントー
- アジア>ベトナム>チャウ ドック
- テーマ:観光地 世界遺産 歴史・文化・芸術
- 投稿日:2014/12/25 12:15
「宇宙の中心」、アンコールトムのバイヨン
カンボジア・シェムリアップの陽気なトゥクトゥクの運ちゃん
メコンデルタ名物の人力車でゆったり観光
明治時代、日本を訪れたオランダ人技師ヨハニス・デ・レーケは、富山県を流れる成願寺川を見て「これは川ではない、滝である」と言ったといわれている。
また、昔中国人が瀬戸内海を見て「おお、日本にも大きい河がありますね!なんという河ですか」と言ったそうだ。
・・・そんなわけで、我が国日本は島国であるがゆえに大河とはまったく無縁の国。大地をゆったり、のんびり流れる大河に憧れを持っている方も少なくないのではないだろうか。
そんな「大河フェチ」の一人である私は、今回カンボジアとベトナムのメコン川流域を訪れることになった。
<トンレサップ湖>
カンボジアの国土の中央にある東南アジア最大の湖、トンレサップ湖。チベットを源流として中国、ミャンマー、ラオス、タイと流れてきたメコン川の水が、一気にこの湖に流れ込む。乾季の面積は2700平方キロメートルほど(東京都よりも少し大きい)だが、雨季になるとその3倍の面積になるとのこと。日本では考えられない途方もないスケールだ。
目の前に広がる大海原、もとい大湖原
さらに驚くことに、このトンレサップ湖には100万人もの水上生活者がいて、水上集落で生活しているという。アンコール遺跡観光の拠点として有名なシェムリアップから、ボートに乗ってその水上集落に「上陸」することができる。
港からボートに乗り、エンジンをバリバリ回して勢いよく突っ走っていく漁船に抜かれながら進むこと約20分、湖上にぷかぷか浮かぶ民家が両側に見えてくる。
なるほど、これが水上集落。他では見られない不思議な光景だ。
民家のほかにも、学校や教会、交番、病院、商店まで見える。水上集落というより、一つの村になっているようだ。
もちろん小舟は一家に一台の標準装備
体育館付きの立派な学校。スクールバスならぬスクールボートも
そして墓まで。なんという至れり尽くせり感。水上集落の住民の一生は、文字通りすべて湖の上で完結している・・・!
夜に行ったらほんとに怖そう
この水上家屋のうちの一つをお宅訪問。ワニやナマズを養殖している家で、ワニは革製品用と食用に、ナマズは食用になるとのこと。ついでにお土産屋もやっている。
ビフォー
アフター
陸の上に住む人間から見れば水上家屋に住むなんて退屈なことこの上無さそうだけど、慣れたらなんともないのだろう。住めば都とはまさにこのこと。
ガイドさんの話によれば、彼らが陸に上がるのは市場で魚を売るときと米を買うときぐらいで十分らしい。
トンレサップ湖は魚の種類や量が豊富なことで知られていて、600種類以上の淡水魚が生息している。あのアンコールトムのバイヨンにも、湖に住む魚や魚を食べる人間がレリーフに描かれている。
戦争を描いたレリーフには魚がいっぱい。兵士を食うワニの姿も。
ここに描かれた魚は、現在も湖で見ることができ、カンボジア人の生活に密着に深くかかわっている。今も昔もカンボジア人はトンレサップ湖の恵みで生きてきたのだ。
<チャウドック>
ベトナムにまで到達したメコン川は、ここでいくつもの支流に分かれて海に流れ込む。ベトナムでは9本の川に分かれているとされ、これを龍に見立てて九龍川と呼んでいる。なんとかっこいいネーミング。
この地域がメコンデルタで、ベトナム一豊かな地域といわれる。なんとベトナムで取れる作物の4/5がメコンデルタ産なのだとか。
米は三毛作で、他国へ輸出もしている。日本もここから養殖エビを輸入している。そういえばスーパーに行くと、ベトナム産のエビをよく見るなあ。
メコンデルタまっただなかの街、チャウドックの市場に行くと、メコンデルタがいかに豊かな地域なのか実感することができる。
バナナだけでもこんなに種類が!
地元の超有名人、マム(魚の発酵物)作りの名人ばあちゃん
鮮やかな色彩とベトナム人のパワーに圧倒されそうな市場に行くだけでも十分おもしろいのだけど、チャウドックの楽しみ方はそれだけではない。
ここチャウドックはカンボジア国境の街であり、ベトナム人以外の少数民族も多く住んでいる。中でも有名なのがクメール人とチャム人で、彼らはメコン川の水上集落や川べりの高床式の家に住んでいる。ここでも、ボートに乗って彼らの集落を訪問できる。
この周辺でよく目にするのが、網で魚を取っている漁師。
トンレサップ湖と同じく魚の量や種類が豊かなようで、網をちょっとおろしただけですぐにたくさんの魚が取れている。毎日どころか毎時間大漁だ。
このほか、やはりトンレサップ湖と同じくナマズを養殖している家も多い。家の床下が養殖場になっており、1トンもの魚を育てているそうだ。
途中でボートを降りて、川岸にあるチャム人の集落へ。
チャム人は2世紀からベトナム中南部を中心に栄えたチャンパー王国の末裔。民族衣装を着て生活し、イスラム教を信仰するベトナムでは異色の民族。集落を訪れてみると、やっぱり独特の雰囲気が感じられた。
異世界への入り口感MAXな集落入口
機織りで民族衣装を作っている家を訪問すると、衣装を試着させてくれる。布を腰に巻いた、いかにも南国で過ごしやすそうな衣装。
このあたりの高床式の家は雨季に水没する前提で作られており、水が一番多い10月ごろになると2階が1階になってしまう。ある家では、年ごとに水位を記録してあった。
子供の身長の記録に似ているような。
立派なチャム人のモスク
アオザイ姿の女子高生がボートで優雅に下校
さらにチャウドック郊外のチャースーにはマングローブの森があり、100%の大自然の中を手漕ぎボートに乗ってめぐることができる。
延々と続く緑のトンネルはまさに絶景。
これがメコンデルタの奥深さ
こんなに素晴らしい森なのに、ここに来ているのはベトナム人観光客ばかりで、日本人はまだほとんど来ていないとのことだった。ここが穴場になっているうちにぜひ訪問を!
<カントー>
カントーはメコンデルタ最大の街で、ベトナム全体でも5本の指に入る大都市。ここでもやはり市場見学が楽しい。
日本ではまずお目にかかれない、ネズミ肉とカエル肉の盛り合わせ
しかしカントーで最も見逃せないものといえば、ただの市場ではなく水上市場。特にカントーから7km川を下ったところにあるカイランの水上市場は規模が大きく有名。
これは今まで訪問してきた水上集落よりももっとスゴそう。。。と、期待度もUP。
水上市場は朝中心に行われるそうなので、早朝6時前から船に乗って出発。
メコン川と朝焼け
あまりの眠さにボーっとしていると、突如大船小舟が大挙して出現してきた。
これがカイランの水上市場。小舟は周辺の農家が作物とともに乗っているもので、その品物を大船に乗った卸の商人が買っていく、という仕組みらしい。スイカやパイナップルを船から船へパスする、ラグビーのような光景をあちこちで見かけた。
野菜や果物をいっぱいに積んだ船のほかにも、商店を丸ごと積んだかのような船もあるし、サンドイッチを売りつけて回っている船もある。ずっと見ていても全く飽きない。
よく見ると、船の先端にさおが立っていて何かしらくくりつけられている。これが店でいう看板のようなもので、たとえばある果物がつけられていればその船はその果物を売っているということ。誰から見ても分かりやすい。
さすがにこの船は欲張りすぎでは。
この旅でずっと眺めてきたメコン川。メコンとは偉大な河との意味ということだけど、多くの人々がその豊かさを享受し、日々の生活になくてはならないものになっているということを考えると偉大っていうネーミングがぴったりだなあと思ってしまう。そういえばベトナムのガイドさんは、「きれいに見えないかもしれないけど地元の人はそんなこと気にしない、生きていくために必要なんだから」と言ってたっけ。
有名観光地をまわる旅もいいけど、「偉大な河」メコン川を訪れてそこに生きる人々の生活に触れる旅もしてみませんか?
<おまけ・カンボジア&ベトナム魅惑のC級グルメ>
今回のカンボジア・ベトナム訪問では、個人的にあるミッションを密かに持っていた。
カンボジアは知る人ぞ知る昆虫食大国(?)。そしてベトナムでは、空を飛ぶものは飛行機以外全て、四つ足のものは机以外全て食べるとか言われている。日本では信じられないほど多彩な食材があるのだ。
ってことは、やるしかないでしょう。日本でお目にかかれない珍食材、はたしていくつ食べられるのか!?
以下、虫系・爬虫類系が苦手な方は画面をスクロールして飛ばしていただくことをおススメします。
まずはカンボジアのシェムリアップ。世界中の観光客でにぎわうこの街に、「虫料理レストラン」なるものがオープンしたと聞いていた。さっそく行ってみることに。
お店の名前はそのまんま「バグズ・カフェ」。
ここで頂いたのが、スタッフおすすめの虫盛り合わせ。クモの天ぷら、アリの春巻きとパイ、サソリとクモの串焼き、コオロギと蚕の野菜炒め・・・と、お皿の上は虫のオールスターゲーム状態。
マネージャーはフランス人というこのお店、お店の中も料理もとにかくおしゃれ。食材が虫でなければ、パリの大通りにあってもおかしくないのに・・・というレベル。
才能の無駄遣いとはこのこと?いやいや、ここまで虫料理を極めたお店のスタッフの心意気は尊敬するばかり。マネージャーとお話しする機会があったが、このお店を経営していることに心から満足しているようだった。
気になるお味の方は、、、実際に食べて確かめてみて下さい。
ただただ無心にかぶりつくべし!
さらにシェムリアップの街を歩いていると、孵化しかけのアヒルの卵の屋台を発見。ベトナムではホビロン、フィリピンにはバロットと呼ばれ、日本人旅行者の間でもそれなりに有名なのだが、カンボジアにもあったのね。
卵を割ると驚きの黒さ
見た目はあれだけど、味は濃厚なゆで卵。ビールに合うかも?
その近くにあった強烈な屋台
ベトナムでは、メコンデルタの移動中にいきなりワニ牧場に連れて行かれ・・・
像にも見えるけどちゃんと生きてます
そしてワニ料理をいただくことに。歯ごたえのあるチキンという感じで、なかなかおいしい!
左上のお皿が、ワニ肉の野菜炒め
さらにその日の夕食は蛇料理。もう珍食材祭りだ。
蛇の炭火焼きと蛇鍋。思ったより原型残ってるなあ。
蛇はベトナムでは高級食材で、お祝い事などで食べられるとか。チャウドックやカントーの市場では袋や檻に入って売られているのを見かけた。
蛇もチキンを濃厚にしたようななかなかの美味しさ。中でも蛇鍋に入っていた蛇ホルモンがクセになる味で、何回か食べればやみつきになりそう。ベトナム人も蛇好きの人が多いようで、このときもドライバーさんが「あとで酒のつまみにするんだ」と言って余った蛇肉をタッパーに詰めて持ち帰っていった。
このとき食べた蛇はどこでもいる一般的な蛇のようで、コブラなんかになると値段がぐんと上がり、味もさらによくなるらしい。じゃあ次ベトナムに行ったときはコブラ料理だな。
最後にカントーでタニシを茹でたものを食べて、珍味をめぐる旅は終了。
これもビールに合いそう
カンボジアとベトナムの食文化の奥深さを実感できた今回の旅。勇気ある方は、お腹を壊さない程度にチャレンジしてみては!?
【スタッフおススメ度】
●トンレサップ湖 ★★★★
カンボジアはアンコール遺跡だけじゃない!突如出現する水上集落は圧巻の光景。
●チャウドック ★★★★★
市場、少数民族、大自然と楽しみ方いろいろ。メコン川とともに生きる人々のたくましさに圧倒される。
●カントー ★★★★
世界でも珍しい水上市場は見逃せない!
(2014年11月 伊藤卓巳)
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