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今日も旅する!!ファイブスタークラブ世界探検隊

~お客様の代わりにファイブスタークラブ社員が世界中をチェックしてレポートしてきました。~

プロフィール

ニックネーム:
ファイブスタークラブ
居住地:
東京都
会社名:
ファイブスタークラブ
会社英字名:
Five Star Club
会社所在地:
東京都
会社電話番号:
03-3259-1511
業種:
旅行業
自己紹介:
1.全コース1名より催行保証。ツアーキャンセルはありません。(ごく一部のコースを除く)
2.アレンジ自由自在。延泊や減泊、ホテルグレードUP、航空会社指定、何でもできます。
3.基本的に少人数でのツアーで団体旅行のわずらわしさはありません。(ごく一部のコースを除く)
3.遊牧民のゲルにホームステイやサハラ砂漠でキャンプなど、その国でしかできないユニークなオリジナルツアーを企画。
3.毎週土曜日、各方面の専任スタッフが説明会を実施。疑問、質問は何でもどうぞ。(予約制)

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フィンランド
じっくり・ていねいなフィンランドの暮らし〜ガイドブックに載っていない北カレリア〜
エリア:
  • ヨーロッパ>フィンランド>ヘルシンキ
  • ヨーロッパ>フィンランド>フィンランドその他の都市
テーマ:世界遺産 グルメ 自然・植物 
投稿日:2016/06/24 15:50






この度、フィンランド航空が主催のファムトリップに行ってまいりました。なんと総勢50名近い大所帯。参加者はそれぞれタリン/北カレリア/クーサモの3方面におよそ10数人ずつ振り分けられて、最終日にヘルシンキで合流して3班それぞれがプレゼンテーションを行い、お互い訪れた場所のそれぞれの情報を共有します。たった5日間のファムでしたが大きな思い出と沢山の情報をお土産に帰国しました。

私は北カレリア班に参加しました。フィンランドに行かれたことのある方の中でも北カレリアは知らない方は多いのではないでしょうか?フィンランド事体初めの訪問でしたが、北カレリアは「これぞフィンランド」と思える風景の連続でした。
ここにはダイナミックな自然や派手な観光地、歴史ある遺跡があるわけでもありません。でもじっくり心に染み入るような自然の美しさと人々の生活があります。湖のほとりにじっと佇むと誰もが、吹きつける風の気持ちよさ、水の清らかさ、新緑の匂い、鳥たちが自由に空を駆け巡る様子を見たり感じたりすることができるでしょう。私が旅行をしたのは6月初旬で夏本番まではまだまだという感じでした。朝晩は10℃前後までグッと冷えるのですが北カレリアの空は青く澄み渡っているためか、すっと背筋が伸びるようなそんな気持ちの良い朝を毎日迎えることができました。
フィンランドというと冬のオーロラ観光がメインだと思われがちですが、夏は日の長い季節だからこそ、サイクリングやベリー摘みにハイキングなど、自然と共に向き合うフィンランドの人々の生活を覗き込む、そんな体験ができるというものです。北カレリアお勧めです。

〜〜☆〜行程〜☆〜〜
1日目 ヘルシンキ乗継でヨエンスーヘ ヴァラモ修道院にてワイン&ウイスキーテイスティング【ヴァラモ泊】
2日目 ヴァラモ修道院観光、その後ヨエンスー市内立ち寄り、コリ国立公園を観光【コリ泊】
3日目 コリ国立公園観光 船でヴオニスラヒティ近郊を観光後、クオピオ空港からヘルシシンキへ移動 ヘルシンキのレストランにて3班合同の宴会【ヘルシンキ泊】
4日目 朝ヘルシンキの街を散歩、プレゼンテーション後、帰途へ
〜〜☆〜〜〜〜☆〜〜


6月3日 ヴァラモ修道院へ
朝8時半に成田空港に到着し、フィンランド航空にてチェックインを済ませる。朝9時過ぎに東京から出発するメンバーとの初の顔合わせ。名刺交換を終えた後は各自、両替などを行い搭乗口へ。

実は私欧州系の航空会社に乗るのはかなり久しぶり。
ここ最近に乗った航空会社を思い起こしてみると、四川航空・アメリカン航空・キャセイパシフィック航空・ユナイテッド航空・カタール航空・ニューギニア航空・エミレーツ航空・中国国際航空・・・・。とにかく5・6年前まで遡らなくてはならないのは確かだ。特にフィンランド航空は良い評判しか聞かない航空会社なのでいつか乗ってみたい航空会社でもあった。

<フィンランド航空>
真っ白な機体にブルーのロゴが印象的なフィンエアー。機内も同様、オフホワイトを基調にしたカラーリングのためか広く、清潔感を感じた。東京発の配列は2—4—2。ビデオオンデマンドでは邦画は少なかったが劇場公開されていない最新のハリウッド映画がラインナップされており、ヘルシンキまでの片道3本鑑賞した。機内食は出発2時間後と到着2時間前の2回提供され、私は照り焼きチキンと焼うどんの2食とも完食した。飲み物はワインのほかビールやスパークリングワインも無料だった。
今回特別にビジネスクラスの席も見せてもらった。ビジネスクラスは2—2—1の配列。シートはもちろんフルフラット。またコンフォートクラス以上のシートにはマリメッコデザインのアメニティがつくそうだ。
フルフラットになるビジネスクラス


<ヘルシンキ空港>
日本から約9時間半でフィンランドの首都ヘルシンキへ到着。ヨーロッパの主要都市の中でも最も北に位置するヘルシンキは日本からは最も近く移動距離に時間がかからない。ヘルシンキ空港は非常に機能的な構造で、最短乗り継ぎ時間はなんとたった35分。ターミナルはたった一つなので迷うこともない。さらに2012年から自動入国ゲートを導入しており、シェンゲン協定加盟国へ行く場合、EUや日本・韓国のパスポート所持者は有人の入国審査レーンに並ぶ必要もなく、無人の自動出入国審査端末にパスポートをスキャンさせるだけで簡単に通過できる。
空港内には免税店も多く、ムーミンストアやマリメッコ、イッタラなどフィンランドを代表するお店が軒を連ねており乗り継ぎだけでも十分楽しめることだろう。フィンランド国内旅行だけでなく、直行便のないヨーロッパの国へ行くには一押しの航空会社である。
ヘルシンキ空港内の自動入国ゲート




ヘルシンキ空港にて散策後、今回の目的地であるヨエンスー行きのフライトに乗り換え。ヘルシンキからは1時間のフライトだ。
ヨエンスー空港到着。周りには何もない、本当にど田舎の空港だ。空港には北カレリア観光局のスザンナさんが迎えに来てくれていた。バスに揺られること約1時間、向かったのは新ヴァラモ修道院。

<新ヴァラモ修道院>
ヘイナヴェシ(Heinävesi)の森の中、周りには何もない人里離れた湖畔にポツリと佇む新ヴァラモ修道院。
新ヴァラモ修道院はロシア連邦カレリア共和国のロシア正教ヴァラーム修道院から第二次世界大戦の戦火を逃れるためにフィンランドのへ移り住んだ150人のも修道士たちが1940年ごろに建立した修道院だ。そのため「新」ヴァラモ修道院と呼ばれ現在、フィンランド正教会唯一の修道院でもある。そんな歴史的な経緯から修道院の内部にはまるでロシアの教会にいるかのように、立体のキリスト像、マリア像の代わりに美しいイコンにあふれ、教会は玉ねぎ型の屋根と白亜の壁が印象的なつくりとなっている。修道院内には修道士たちの暮らしぶりを伝える博物館や美術館が併設されており、いずれも必見のポイントだ。またこの地域では気温が低いことからブドウが栽培できない。代わりにこの修道院ではベリーを原料にワイン造りを行っている。そのためワインテイスティングできるのもこの修道院の魅力のひとつだ。
修道院は広くレストランのほかに宿泊施設もあるため、是非1泊することをお勧めしたい。早起きすれば朝のお祈りをみることができ、きっと心が洗われる体験になるはずだ。
新ヴァラモ修道院はフィンランドの中でもとりわけ時の支配者に翻弄されたフィンランドの歴史およびロシアとフィンランドの関係を感じられる場所であり、北カレリアに来たのであれば是非訪れたい場所である。
ロシア風の新ヴァラモ修道院の教会


教会内部と髭の司祭


ヴァラモ修道院に到着後、我々は修道院に経営するホテル(宿坊)にチェックイン。

<ヴァラモ修道院 宿坊>
室内は実にシンプルな造り。シングルベッドが2つ、机と電気ポット、懐中電灯、それに宿坊らしく壁にはイコンが飾られ机には聖書があった。トイレとシャワーは各部屋に備わっており、シャワーの温度調整は実に素直に反応し、およそ24時間ぶりにたっぷり温かいシャワーが浴びることが出来た。
ヴァルモ修道院の宿泊施設


宿坊でもプライベートのトイレ・シャワー付き


その後、夕食の前にワインのテイスティング。
赤・白のベリーから造ったワインとウイスキーをテイスティング。フィンランドではブドウが育たないのでフィンランド産のワインというのはほとんどないらしい。ただしこちらではベリーを原料にワインをつくっているのでフィンランド産の珍しいワインを楽しめる。お土産にもうってつけである。
ワインテイスティングの後は司祭を囲んで、フィンランド料理の夕食。ロシアの国境にも近いせいかロシアの影響を受けた料理が多いそうだ。
フィンランドではワインを生産していないがここにはベリーで造ったベリーワインが飲める


修道院で造っている赤・白のベリーワインとウイスキー


旅始まって以来初めての全員集合での食事


食後のお茶はジャムを混ぜるロシア風でいただく


6月4日 ヨエンスー市内観光とコリ国立公園へ

朝7時に教会のお勤めを見させていただく。撮影禁止だったのが残念だが、朝日が差し込む中、信者たちの前で黒装束の僧侶がお祈りの言葉を捧げている光景は神秘的でいて心の現れるような心地になった。
光が差し込み、まるで心が洗われるような教会内部


その後朝7時半から朝食。修道院の朝食にしてはちゃんとしており、温かいパンにオートミール、チーズ、ヨーグルト、そしてサラダなど。豪華ではないが健康的で美味しい朝食だった。
朝食後にヴァラモ修道院の見学ツアーに参加。
修道院内の博物館や美術館を見せてもらう。展示物の多さにここは修道院だとは思えないほどである。
ほかにも湖畔を巡るクルーズツアーなどの用意があるそうだ。こんなに美しい自然のなかでゆっくりできるのであれば修道院に2泊以上ステイしても十分楽しめると思う。
ボートクルーズもできるみたいです


ヴァラモ修道院近くの湖畔




10時半にヴァラモ修道院を出発、約1時間かけてヨエンスー市内を目指す。

<ヨエンスー>
ヘルシンキから北東400kmに位置するヨエンスーは現在人口6万人ほどの運河に面した小さな都市である。かつて1848年にロシア帝国の皇帝ニコライ1世によって開かれ、製材業と水運業の成長によりロシア貿易の要所として発展を遂げた。現在は北カレリアの観光のハイライト「コリ国立公園」の玄関口として知られている。ヨエンスーを都とする北カレリア地方は見渡す限り広がる森林と青く澄んだ湖がで知られる風光明媚な地域である。

ここでカレリアについての説明をしよう。
フィンランド南東部、ロシアとの国境に位置する北カレリアと南カレリア、および現在ロシア連邦に編入されているカレリア共和国を合わせて「カレリア」と呼ぶ。カレリアは独自の言語を持つ民族がすむ地域であったが、中世以来ロシアとスウェーデンの争いの舞台となり、戦後多くの部分がロシア(当時はソ連)に割譲されてしまった。
ロシアとフィンランドに分断されてしまったカレリアだが、フィンランド人にとっては精神的な故郷ともいわれている。それを裏付けるように国民的な叙事詩「カレワラ」はその名のとおりカレリアの伝承や歌謡を元に編まれたものであり、フィンランド生まれの作曲家ジャン・シベリウスの交響詩「フィンランディア」はカレリアの原風景からその着想を得たものだといわれている。他にもシベリウスの作品には「カレリア」を題名に持つ作品も多数あるそうだ。つまりフィンランドを語るうえでカレリアの自然と歴史は外せない場所なのである。

ヨエンスーのマーケット広場に降り立ち、いまヨエンスーで最もお洒落なスポット、タイトコルッテリTaitokortteli へ向かった。タイトコルッテリはかつての資産家の伝統的な邸宅をリノベーションした可愛らしい外観のいわば工芸センターである。北カレリア地方の伝統的な刺繍を施した製品や地元のアーティストたちのギャラリー兼お土産屋さんとなっている。フィンランドらしいデザインの雑貨が多く、見ているだけでもあきない。中でも印象深いのは1日7.5ユーロを支払えば、フィンランド伝統の機織りが体験できる織り物教室。ヨエンスーに滞在しながらひがな一日織りものをつくっているのもそれはそれで楽しいかもしれない。
マーケット広場にてカレリアパイを実演販売していました


タイトコルッテリ


1日7.5ユーロを支払えば、フィンランド伝統の機織りが体験できる


タイトコルッテリ観光後は街の中心・マーケット広場の隣にある、世界的に有名なアールヌーヴォー建築家エリエル・サーリネンの設計による市庁舎の中のシアターレストラン(Teatteriravintola)にて。これまでのトラディショナルな食事とは一風違ったフィンランドとフレンチのフュージョンのようなスタイルで、可能な限りヨエンスーの地の物を使ったという創作料理に舌鼓をうった。
市庁舎の中のシアターレストラン(Teatteriravintola)でのランチコース 前菜


食事の後はヨエンスー中心地に構えるソコス系列のヴァークナ(Vaakuna)ホテルのインスペクション。

<ヴァークナ Vaakuna>
マーケット広場に面した街の中心にあるVaakunaはフィンランドのあらゆる場所に支店を持つSokos系列の4つ星ホテル。スーパーマーケットにも隣接しており、ヨエンスーに滞在するなら利便性はピカイチ。室内はシンプルながらフィンランドデザインのセンスが光る温かみのある空間。冷蔵庫、ドライヤー、湯沸かし器、室内のWIFIあり。セーフティーボックスはない。バスタブやスリッパは部屋のカテゴリーによってはあるようだがあまり多くはないそうだ。ホテルにはサウナも併設されている。
ヨエンスー市内中心部のソコスヴァークナホテル


Vaakunaを後にして向かったのはスーパーマーケット。
というのは「この後のスケジュールでお土産を購入する時間がないから」というフィンランド航空さんの計らいである。これまでの旅行先のお土産はスーパーマーケットで購入することが私にとって嬉しいサプライズだった。
フィンランドに詳しいフィンランド航空の方々がお勧めしていたFazer(ファッツェル)のチョコレートを大量に購入。いろいろなフレーバーがある中、ポップコーン入りのチョコレートが一押しだそうだ。

ヨエンスーから車で1時間。今回の宿泊先であるコリ国立公園に到着。
まずは国立公園内にあるブレイクソコスホテルコリ(Break Sokos Hotel Koli)にてチェックイン。

<ブレイクソコスホテルコリ Break Sokos Hotel Koli>
コリ国立公園内にある唯一の4つ星の宿泊施設。名前の通りソコス系列のホテルである。3階建からなっており、スーペリアルーム以上のカテゴリーであればコリ国立公園の雄大な景色が室内から一望できる。室内は木材を多用した自然と融合したリラックスした空間を演出しており、ドライヤー・湯沸かし器・無料のWIFI、冷蔵庫が備わっている。一方、バスタブやセーフティーボックス、スリッパはなかった。ホテルには眺望の見事なテラスのあるレストランやモダンなデザインのスパとサウナ、さらにはカラオケバーまで併設されており、コリ国立公園でのアクティビティを楽しみながら2泊、3泊したくなるような居心地のよいホテルとなっている。
ブレイクソコスホテルコリ


素敵なホテル内のカフェ


モダンなデザインと壮観な景色のスパ シベリウスの音楽も流れる


<コリ国立公園のハイキング>
ホテルにて一休みした後、コリ国立公園のハイキングに出発。
今回の向かったのはパハコリとウッココリという約1時間のハイキングで訪れることができる展望台である。ホテルをでた我々は坂道を登り自然豊かな遊歩道を抜ける。途中、自生するブルベリーの花、生い茂る白樺や松ぼっくりなど、自然のあるがままの姿を目の当たりにしながら平坦な道を一歩一歩、足を踏みしめて歩く。
しばらく歩くとむき出しの岩盤が地表に現れる。滑らないように気をつけながら歩くと樹木と石で造られた十字架と聖壇のある小さなチャペルが。ここはアッカコリと呼ばれる展望台の一つでウッココリとは逆側に広がる広大な樹海を一望できるスポットになっており、ここで結婚式を挙げるカップルもいるのだそう。
アッカコリと石の教会


アッカコリを後にして歩くこと10数分、パハコリに到着。眼下に広がる樹海とピエリネン湖の組み合わせはまさに我々の中にある「フィンランド」の自然を絵に描いたような美しさ。
パハコリの道からホテル側へ戻るように進み、アッカコリの反対側の展望台・ウッココリに到着。コリ国立公園の中でもひときわ有名な展望台である。崖へ突き出た岩肌に恐る恐る足を踏み出す。日本であれば転落防止用の柵やフェンスなどを設置するような絶壁だ。いまは夏だからよいものの、日の光があたらない冬になると転落事故が起きてもおかしくはない。しかしそういった野暮なものがないもの自然と共生するフィンランド人らしい。自然はあるがままあるべきで人の都合で景観を壊したり、無駄に手を入れることはしないのである。勇気を出して踏み出した展望台からはフィンランドの自然の持つ人の心を包み込むような雄大さと、背筋がピンを伸びるようなちょっとした怖さのようなものを同時に感じた。
パハコリ展望台


ウッココリにて初めてで最後の集合写真


私はアウトドア用の折りたたみ式のスニーカーを用意していたが、滑りやすい岩肌やゴツゴツした岩盤を歩く箇所がいくつかあるので3時間以上のトレッキングを楽しむのであれば本格的なトレッキングシューズを持ってきた方がいいだろう。また気温差も激しいため薄手のダウンジャケットやウインドブレーカーも忘れずに。

ハイキングのあとは夕食。ホテルからバスでおよそ5分。フィンランドの伝統的な小屋(コタ)の中で焚き火にあたりながらのバーベキューのディナー。
夕食の会場近くで飼われていたトナカイ


焚き火の暖かさを同じ空間にいる人たちと共有していると、心の壁も溶けていくような、不思議にアットホームな雰囲気になるのはどうしてだろう。ふわふわした幸福感のようなものを感じながら食べたワインとカレリアパイ、焼きたてのサーモンは最高に美味しかった。
美味しく焼かれているサーモンとパイ


暖かいコタのなかでのディナータイム


メインディッシュのサーモン


食事の後はホテルに戻り、時差の関係かベッドに横になるとコロリとすぐに寝てしまった。

6月5日 コリ国立公園観光、ヘルシンキへ

朝4時頃に起床。会社に提出するためのレポートを作成する。ひと段落したところで朝食に出かける。食後のコーヒーを飲んでいると朝6時でもあまりに青空が広がっていて綺麗だったので、昨日訪れたウッココリの展望台にもう一度いってみようという気分になり、ホテルをでて早速出発。

ウッココリへのルートは昨日アプローチした登山道とはまた別の階段から。階段は急ではあるが直線距離でウッココリまで到達できるので時間がない時や手軽に散歩したい人にはうってつけである。朝の誰もおらず、聞こえるのは風が木々を揺らす音と鳥の鳴き声、そんな中で見たウッココリの壮大な風景は深呼吸をすると身体の中まで透明になってしまいそうなほどのすがすがしさだ。
コリ国立公園にはロープウェイもある


眼下に広がるピエリネン湖








8:45にホテルをチェックアウトしてバスで移動。この日最初のアクティビティであるノルディックウォーキングの出発地点へ向かう。

<ノルディックウォーキング>
ノルディックウォーキングは北欧生まれのスポーツ。2つのポールを使った歩行運動で、通常の歩行よりも上半身の筋肉が積極的につかわれエネルギー消費量も20%アップするという。また足首、膝、腰の負担も通常の歩行よりも40%近く軽減されるそうだ。年齢問わず気軽に楽しめるため病気のリハビリにも活用されている。
ホテルからバスに揺られて約10分。コリ国立公園の山道入り口にて降車。参加者はまず2本のポールを手渡され持ち方と歩き方のレクチャーを受ける。ノルディックウォーキングと聞くとちょっと難しいのかな、と身構えてしまうが、2つのポールで歩行を補助するだけと考えればシンプル。とっても単純である。
この日は約2時間のノルディックウォーキングを行ったのだが、ポールの補助のおかげかそれほど疲れを感じることなく山道を散策できた。途中、ゲストハウスでの休憩や森に咲く花を観賞したり、フォレストヨガ(樹木をつかったヨガ)をしたり、山道も楽しみながら移動できたのが良かったのかもしれない。


馬〜









フォレストヨガ


ノルディックウォーキングで我々が到着したのがコリの港。ここから高速船で20分、コリの対岸の町「ヴオニスラヒティVuonislahti」へ。ヴオニスラヒティVuonislahtiの港はコリの港と比べて寂しいところで到着したのはいいが私達のバスが待つ以外何もなかった。こんな場所に一体何があるのだろうと疑問がよぎったが、港からバスに乗り換え向かったパーテリ(Paateri)にはすばらしい木の教会があった。

<パーテリの木の教会>
港からバスに揺られること20分足らず。到着したのはフィンランドを代表するエヴァ・リューナネン(Eva Ryynanen)という彫刻家がつくりあげた教会とその周囲にあるアトリエ、住居。現在はギャラリーのようになっており入場料を支払えば誰でも入れるようになっている。なお木の教会では実際に結婚式も挙げることができるそうだ。
失礼ながらこの女性の彫刻家の名を初めて知ったのだが、木という温かみのある素材とフィンランドの国に住んでいそうな動物や精霊などを題材がマッチしており、作品の根底に流れるテーマを理解できなくとも感じ入るものがあることだろう。
木の教会ではあらゆるものが木からできており、エアコンがあるわけではないのに教会内はほんのり暖かい。木という材質がもつ機能性とエヴァ・リューナネンの持つほっこりとした世界観が自然と我々にそう感じさせるのであろう。








次に向かったのがヘッランニエミ Herranniemiのゲストハウス。このゲストハウスで本日のランチをいただいた。供されたのはフィンランドの家庭料理で素材はすべてこの地のもの。スタッフの方もすごく気さく。近くにエヴァ・リューナネンのギャラリーやコリ国立公園もあるし、夏にはベリー摘み、冬にはアイスフィッシングなどが楽しめる。もちろんフィンランドの風物詩であるコタやサウナもゲストハウス近くにあるのでローカルな人々に接しながらフィンランドの大自然を満喫するにはこれ以上ない環境である。フィンランドを旅するのであれば都市ではなく、大自然に囲まれたこういったゲストハウスに何泊か滞在しのんびりするのもいいだろう。






ゲストハウスを最後にヨエンスー到着後からお世話してくれた現地観光局のスザンナさんとお別れ。ここからはドライバーさんのみでクオピオの空港へ送迎してもらう。
ヘッランニエミからクオピオ空港へは約2時間。クオピオ空港はヨエンスー空港に勝るとも劣らないほどの田舎の空港だ。本来はヨエンスーの空港からヘルシンキに向かうはずだったのだがヨエンスー発の便が混んでいて取れなかったそうだ。しょうがない。

約1時間のフライトを経てヘルシンキヘ。
ヘルシンキ空港からは列車でヘルシンキ中央駅へ、空港駅と中央駅の列車は環状線のように円状になっているのでどちら方向に乗っても中央駅に行ける。料金は5.5ユーロ。切符は車内スタッフから購入できるので来た列車に乗れば良い。とっても簡単である。
列車マークを辿れば空港駅に到着します






空港から中央駅は約30分。中央駅に到着後、歩いてこの日のホテル、ソコス・プレジデンティへ。
ヘルシンキ中央駅


<ソコス・プレジデンティ>
中央駅から徒歩5分程度にある4つ星大型ホテル。周りにはデパートやレストラン、スーパーマーケットなどあり買い物には困らない。ホテル自体は年代を感じさせるものだが室内は大変清潔でドライヤー、冷蔵庫、バスタブ、室内の無料のWIFIもある。湯沸かし器、セーフティーボックスはない。ホテルにはサウナも併設されている。現在一部の部屋がリノベーション中である。中央駅からこのホテルまでは石畳が続くのでスーツケースの人は難儀していた。
ソコス・プレジデンティ




ホテルに荷物を置いて、この日のレストランへ移動。
3班に別れてそれぞれ各地に飛んでいった各旅行社のスタッフがこの日の夕食で一堂に会する。
レストランはヘルシンキ中心部にあるZETOR。フィンランドの農家をモチーフとした家庭料理を出す店だ。ビールなどの酒類が豊富で日本語のメニューもあるので、気軽にフィンランド料理を体験するにはお勧めである。
フィンランド航空本社スタッフ


約3時間半にも及ぶ大宴会のあとは近くのバー・プラハに二次会へ。ビールを一杯のみいただきようやく(?)解放された。そのあとは仲間内でヘルシンキ駅前にあるカジノへ。カジノではパスポートを提出せねばならず、3人のうち1名はホテルに置いてきたため私ともう1人だけでひと勝負(ルーレットの赤・黒)だけかけてきた。ミニマムは100ユーロだったので2人合わせて50ユーロ出し合い黒にかけたところ見事にあたり1人あたり50ユーロの儲けに。2人で思わずハイタッチ。

フィンランドの最後の夜はひんやり冷たい風が吹いていたが私達の心と財布はあたたかった(?)。。。

6月6日 プレゼンテーション

朝7時半に仲間内で落ち合ってヘルシンキ大聖堂へ向かう。
実はヘルシンキ市内を歩くのはこの日の朝しか時間が取れない。大聖堂のあとは港近くのマーケットをそぞろ歩き。そしてホテルへ戻る、
ヘルシンキ大聖堂からは無料のWIFIが出ています


トラムの線路


マーケット広場


朝食を食べた後、9時半からホテルの会議室でそれぞれ3班に分かれてプレゼンテーションの作成。

我々にカレリア班は団体とFITの2グループに分かれモデルプランを提案するという構成。会社や性別・年齢もバラバラなので3時間でまとまるかしら、と最初は不安ではあったが結果、皆の意見が反映されたプレゼンテーションとなった。お互い意見を出し合うことで自分だけの視点でなく、同じ行程を旅した仲間たちの視点も共有できたことは大きな財産になったと思う。

12時半からホテルでランチ、そして13時半にプレゼンテーション。
プレゼン前はウチの班が一番だ、という思いがあったが各班素晴らしいものであった。同時に楽しそうでもあり「そっちの班でもよかったなぁ」と思うこともしばしば。結果、エストニア班が優勝した。


プレゼンテーションの後は空港へ。
5日間では短いなぁと最初は感じていたが、5日間とは思えないほど内容が詰まったファムトリップとなった。
思い出という「お土産」だけでなくお互いの情報を共有できる素晴らしい機会を作っていただいたフィンランド航空の皆様、JALの皆様、そしてフィンランド観光局の皆様に感謝したい。
本当にありがとうございました。

追記1:
お土産を買う時間はほとんどなかったものの空港ではマリメッコを始めイッタラなどフィンランドブランドのお土産が充実していたおかげで妻からのリクエストされた商品を全部購入できた。見事にお土産探しは空港内の1時間でコンパクトに完結。尚且つ空港内だから免税手続きも簡単。フィンランドの土産物選びに困ったら早めに空港で探すのもおすすめです。
最終日にお世話になった空港内のマリメッコ


追記2:
修道院で出会った年配の日本人ご夫婦の姿がとても印象的だった。まさかこんなところに日本人がとお互い思って思わず声をかけてしまったのだが、なんとこのお二人はフィンランドをレンタカーで観光しているのだそう。このご夫婦の仲睦まじい様子とフィンランドのゆっくり流れる小川のせせらぎのような自然の優美さがぴったり自分の中でシンクロして、私も年をとったらゆっくりこのあたりを気の向くまま旅してみたいなぁと感じ入った。

(2016年6月 橋本康弘)

フィンランド
ショッピングやグルメも充実!美しい世界遺産のある北欧を街歩き! ↓
エリア:
  • ヨーロッパ>スウェーデン>ストックホルム
  • ヨーロッパ>フィンランド>ヘルシンキ
  • ヨーロッパ>フィンランド>フィンランドその他の都市
テーマ:買物・土産 世界遺産 グルメ 
投稿日:2016/06/24 15:37
天候の良いベストシーズンに北欧のスウェーデンとフィンランドの両国へ行く機会を得ることができた。
今回お世話になったのはフィンランド航空。関西空港からヘルシンキ・ヴァンター国際空港まではおよそ10時間の飛行時間で到着する事ができる。
日本から最も近いヨーロッパと呼ばれるフィンランドまで直行便で行ける!という事もあり、少し眠っている間に、思ったよりも早く着いたように感じる。
ヘルシンキ以遠の多くのヨーロッパ各都市へのフライトを網羅するフィンランド航空は日本から最短、最速のフライトでヨーロッパに行けることがポイント。イギリスの航空サービスリーサーチ会社SKYTRAXによる、ワールドエアラインアワードにおいて、北欧のベストエアライン賞を2010年から昨年まで6年連続で受賞している安全性・信頼性共に高い評価を受けています。
ヴァンター国際空港は綺麗でモダンな印象。ハブ空港だが比較的規模は小さく、ターミナルは全て一続きで徒歩移動圏内にあり、シンプルな造りになっている。乗り継ぎ時間が短い事が気になるケースもあったが、そんな心配は全く不要で、迷うようなルートもなく、実にスムーズに進んだ。空港内のお土産屋にはムーミングッズや、マリメッコのショップが有り、待ち時間も退屈する事なく過ごせる事でしょう。


ヘルシンキ・ヴァンター国際空港から乗り継ぎ、ストックホルム・アーランダ-国際空港へ16:00頃に到着。国土の半分ほどが森林に覆われているとの事だが、空港から市内へ向かうバスの車窓から見ただけでも緑の多さが伝わる。







この時期の良い点は、涼しい気候も嬉しいのですが、夜の9時台になってもまだ日が落ちていないので、到着したその日からの観光もできるのです。
3泊5日で2か国を周遊する、おまけに船内で1泊も含めてなので、全体的にやや駆け足な旅にはなりましたが、主に印象に残った箇所をご紹介します。

ストックホルムの旧市街、世界遺産のガムラスタンは古い街という意味です。13世紀発祥といわれる風情のある石畳の道は、まるで中世にタイムトリップしたかのような雰囲気です。ジブリの魔女の宅急便のモデルになったとも言われている可愛い街並みは、何でもないような路地裏でさえ絵になる魅力があります。広いエリアではないので、じっくりと徒歩で見て回れます。








〇大聖堂、ドイツ教会、フィンランド教会などがあり、古い街の様子ととても合い魅力的です。




中心部にある有名なノーベル博物館。歴代受賞者がイスの裏にサインをする様子は日本でもテレビで見た方もいるのではないでしょうか。
京都大学の山中教授がサインを書いたイスは、博物館入ってすぐ左側のカフェにロープに吊るされているのですぐに見つかります。下から見上げるとサインが見える仕組みです。他のイスは裏返さないとサインが見えないのに、日本人観光客もよく来るのでしょうか、山中教授のだけは特別扱いされているようで誇らしくなります。






ここのカフェでは授賞式の晩餐会で出されるのと同じアイスクリームを販売しています。また、この博物館限定で売られているチョコレートはお土産に最適。ノーベル賞のメダルの形をしています。味は少しビターで高級感があります。空港や他のお土産屋では売られていないのでレアなアイテム。山中教授はこのチョコレートをなんと1000個も買って帰ったのだとか。




〇スウェーデンでの食事の楽しみは、名物のサーモン料理。とても分厚く、
このメインディッシュだけでもお腹いっぱいになります。


丸一日にも満た無かった程のストックホルム滞在の後、次の国、フィンランドへ移動します。数年前にフィンランドには数時間だけ滞在したことがありましたが、当時観光はいっさいしていなかったので、事実上初めての訪問とも言えます。
しかも飛行機ではなく、豪華客船シリヤラインでの一晩かけての大移動となりました。シリヤラインとは、ヘルシンキ・ストックホルム・リガ・タリンなどのバルト海沿岸都市を結ぶ、1991年に就航した毎日定期運航をおこなう国際フェリーです。
ストックホルムからヘルシンキまでは、およそ17時間、シリヤラインはシリヤシンフォニー号と、シリヤセレナーデ号の2種類がありますが、今回はシリヤシンフォニー号に乗船。とはいえ、内部の時計のデザイン(両国には1時間の時差が有るため短針が2本ある。それぞれの時刻がひとつの時計に刻まれる)や内装の色が異なるくらいで、あまり大きな違いはないそうです。




14層のデッキから構成され、約1000の客室、2852人の乗客を収容でき、全長203m、全幅31.5m、総トン数は 5万8400トンと、とにかくスケールが大きい豪華客船です。
様々なタイプの客室が備わっていますが今回はプロムナードキャビン。
外の見える海側も面白いと思いますが、船内を見下ろせる(部屋から数メートル下を歩く人と目が合ってしまいそうな距離です)プロムナードに宿泊しました。シャワーとトイレは部屋の中にあり、やや狭いがホテルとほとんど同じ感覚です)








開放的な吹き抜けが印象的なこのシリヤシンフォニー号は、船内に7つのレストラン、6つのバー、免税店、洋服屋、カジノ、サウナ、スーパーマーケット、会議室など、あらゆる設備があります。






〇あいにくのお天気だったが、デッキからの眺めは素晴らしい






フィンランドのヘルシンキ着後、市内の観光には公共交通機関と徒歩でまわりました。それが可能なほどヘルシンキはコンパクトでまわりやすい街なのです。市内観光での主なハイライトは白亜のシルエットにグリーンの屋根が美しいヘルシンキ大聖堂と、北欧最大のロシア正教のウスペンスキー寺院。ヘルシンキ大聖堂は大学の卒業証書授与式のため、中には入れませんでしたが、天候に恵まれ青空との見事な調和が素晴らしいものでした。






また、フィンランドは日本でも人気の高いマリメッコに代表されるブランド品や、ムーミンキャラクターグッズを扱うお店が街中にたくさんあり、特に女性の方にはお買い物も旅の楽しみになると思います。
今回、マリメッコのアウトレットに立ち寄りましたが、特に女性にとっては重要なショッピング拠点となるでしょう。食器や衣類、生地や傘などたくさん揃っています。ヘルシンキ中央駅から地下鉄と徒歩で30分程で着きます。
アウトレット併設のレストランではマリメッコ食器を使用してのヘルシーメニューの食事を楽しむことができます。店内のカラフルなアイテム見ているだけでも楽しいものですが、日本では見かけないレアモノがあり、しかも格安に購入できるようので、お得に一足早く入手してみてはいかがでしょうか。








ヘルシンキからちょっと足を延ばして行けるスポットでおすすめなのが、市内から北西に車で1時間ほどにあるヌークシオ国立公園。初心者向けからある3種類のハイキングコースがあり、1時間程度の散歩でも美しい森と湖を眺めながら景色を楽しむ事ができ、川のせせらぎや鳥のさえずりが響き渡ります。








この時期はベリーやワタスゲの花が咲いていました。




映画、かもめ食堂のロケ地となった景色もあり、マイナスイオンたっぷりの森林浴で癒されてみるのもおすすめです。
朝の早い時間に訪れたなら他に観光客も少なく、静寂な空間を味わう事ができるでしょう。

今回は事前の天気予報ではいまいちという情報でしたが、全般的に天候にも恵まれ、いい時期の北欧を体験する事ができました。落ち着いた北欧で、気軽にグルメ・ショッピング・街歩きを楽しむなら今の時期はベストだと改めて感じる旅となりました。

おすすめ度

ガムラスタン・・・★★★★★
中世の街並みが雰囲気抜群。じっくり歩いてみたい

シリヤライン・・・★★★★
スケールの大きさを感じながら、贅沢なクルーズを

ヘルシンキ大聖堂・・・★★★
白亜に輝く大聖堂はヘルシンキの必見建造物

マリメッコアウトレット・・・★★★★
お土産を探すならココ!豊富な種類が揃っています


ヌークシオ国立公園・・・★★★★
おすすめは朝の散歩。フィンランドの森林の空気は格別です


(2016年5月渡航 南口佑也)

xmas
『タリンとヘルシンキのクリスマス・マーケット』   
エリア:
  • ヨーロッパ>エストニア>タリン
  • ヨーロッパ>フィンランド>ヘルシンキ
テーマ:買物・土産 お祭り・イベント 歴史・文化・芸術 
投稿日:2015/03/30 15:27


「タリンのクリスマス・マーケットのお店に並べられたミニチュアの置き物」

エストニアのタリンと、フィンランドのヘルシンキのクリスマス・マーケットに行きました。
「クリスマス・マーケット」というと、その発祥の地とされるドレスデンをはじめ、ドイツ各地のものや、オーストリアのウイーンや、近頃はパリのクリスマスマーケットなども知られてきましたが、タリンと、ヘルシンキでも開かれています。

エストニアは、日本ではまだまだ馴染みの少ない国ですが、引退した大関 把瑠都の出身国、ということで知られています。
1991年に、旧ソ連からバルト三国の他の2国(ラトビアとリトアニア)とともに独立しました。

「タリン・旧市庁舎前のラエコヤ広場で開かれていたクリスマス・マーケット」


ボクが乗った飛行機はタリン空港に夕方17:00に到着しました。タリンは北緯59度。北欧フィンランドとはバルト海のフィンランド湾をはさんで向かい合う位置にあり、緯度が高いので、冬は夕方5時頃までには太陽が沈み長い夜の闇に包まれます。
ボクがタリンの街に着いた時は、すでに辺りは真っ暗。でも、旧市街の真ん中にあるラエコヤ広場に行くと、クリスマス・マーケットが華やかに開かれ、街の人々がたくさん集まっていました。

「仮設のカウンターでホットワインを手におしゃべりする人々」


街の人たちの多くは、手に手に紙コップのホットワインを持ち、ある人は歩きながら、またある人は広場に設けられた木造りのカウンターで、湯気を立てるホットワインを飲んでは買い物をしたりおしゃべりして楽しんでいます。
この時期にしては暖かく、小雨がぱらついていましたが、人々はフードをかぶるだけで傘も差さずにいます。
ボクも、7ユーロを払って、紙コップのホットワインを受け取りましたが、なんとまあ、その甘いこと。クランベリーのワインで、ベリーらしい酸っぱさもありましたが、甘さが格別。でもその温かい甘さが、冷えた身体を内側からホコホコと温めてくれました。
「ミニチュアの置き物やマグネットの店」


「長靴や猫のマフラーの店」


「帽子の店」


「毛織物(ミトンやセーター)の店」


並んだお店は、みんな、年に1度しか開かれないマーケットのためにしては立派な構えで、観光客向けのおみやげになるようなものを多く売っていました。
でも、マーケットに来た人の口を楽しませるお店も、ホットワインの他、ソーセージを炒めたもの、フライドポテトの店や、子供向けの大きなアメを売っている店など並んでいました。

「ホットワインの店」


「炒め物の料理の店」


「アメの店」


広場には、街の観光名所を巡る、蒸気機関車の列車を模したバスもやってきます。また広場の真ん中では舞台が作られ、子供たちを中心にダンスや楽器の演奏が披露されていました。舞台の前では、ホットワインを手にした人たちがいっぱい見ていました。
「観光用の列車を模したバス」


「舞台で踊る子供たち」


タリンから飛行機で約30分。バルト海のフィンランド湾をひとまたぎすると、フィンランドの首都ヘルシンキに着きます。こんどは昼間にヘルシンキのクリスマスマーケットを訪れました。
ヘルシンキのクリスマスマーケットは、ヘルシンキ大聖堂前の元老院広場で開かれています。ここは、街の中心で、ヘルシンキの中でも最も古くからの歴史を持つエリアです。

「ヘルシンキのクリスマスマーケット」


立ち並ぶお店は、タリンのものよりさらに立派で、とても一時期だけの臨時の露店とは思えない造りです。また、売っている商品の種類がタリンのマーケットより多く、海産物の店や、なんと鍛冶屋さんまでありました。
「お菓子の店」


「ろうそくの店」


「手作りの毛糸のサンタ」


「鍛冶屋の店」


「ベビーカーで買い物をする家族連れ」


広場の真ん中にはメリーゴーラウンドが設置されていて、たくさんの子供たちも遊びに来ています。
「ヘルシンキ大聖堂とメリーゴーラウンド」


「メリーゴーラウンドで楽しむ子供連れ」


「遊び終わって帰る子供たち」


ヘルシンキのクリスマスマーケットはタリンのマーケットより、観光客向けではなく、地元の街の人たち向けの色合いが強いと感じました。

フィンランドは、サンタクロースの故郷といわれるロバニエミや、オーロラ、ムーミンワールドなどを目当てに訪れる観光客が多いですが、クリスマスの時期に旅行されるなら、ぜひ、クリスマスマーケットに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

おすすめ度
タリン ★★★★
たっかい城壁に囲まれた旧市街の中は、中世の町がそっくりそのまま残っています。
城壁の上の展望台から眺める景色もすばらしく、世界遺産登録にナットクです。

ヘルシンキ★★★
歴史を感じさせる古い建物が、広い通りに沿って整然と並ぶ町並みは、「北欧の古都」というイメージそのまま。買い物や食事も楽しく、フィンランドの旅を演出してくれる町です。


(2014年12月 小澤誠)

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