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日経トレンディ総合力BESTに続きオリコン顧客満足度®でも1を獲得 [プレスリリース]

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今日も旅する!!ファイブスタークラブ世界探検隊

~お客様の代わりにファイブスタークラブ社員が世界中をチェックしてレポートしてきました。~

プロフィール

ニックネーム:
ファイブスタークラブ
居住地:
東京都
会社名:
ファイブスタークラブ
会社英字名:
Five Star Club
会社所在地:
東京都
会社電話番号:
03-3259-1511
業種:
旅行業
自己紹介:
1.全コース1名より催行保証。ツアーキャンセルはありません。(ごく一部のコースを除く)
2.アレンジ自由自在。延泊や減泊、ホテルグレードUP、航空会社指定、何でもできます。
3.基本的に少人数でのツアーで団体旅行のわずらわしさはありません。(ごく一部のコースを除く)
3.遊牧民のゲルにホームステイやサハラ砂漠でキャンプなど、その国でしかできないユニークなオリジナルツアーを企画。
3.毎週土曜日、各方面の専任スタッフが説明会を実施。疑問、質問は何でもどうぞ。(予約制)

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スイス
ユングフラウエリアだけじゃない!古き良きスイスの風景を見るなら中央スイスがおすすめです!Grand Train Tour of Switze
エリア:
  • ヨーロッパ>スイス>ザンクトガレン
  • ヨーロッパ>スイス>ミューレン
  • ヨーロッパ>スイス>シュタイン アム ライン
テーマ:ハイキング・登山 世界遺産 自然・植物 
投稿日:2016/08/02 10:26
リギの山頂にて(リギ)


現在スイスではスイス全土を網羅する交通ネットワーク「スイス・トラベル・システム(以下STS)」が中心となり、世界各国のスイス政府観光局やスイスの公共交通機関各社と共にスイスへの渡航者に対してユニークな旅行ルートの提案を行うプロモーション「Grand Train Tour of Switzerland」を行っており、STS が推奨するスイス国内の素晴らしいパノラマ景色を堪能できるルートを人気のシーニックトレインなどで巡るものです。今回のそのプロジェクトの一環としてレイルヨーロッパ主催のFAMトリップに参加する機会を得まして、実際にSTSが推奨するパノラマルートの一部を回ってまいりました。
今回のルートは、チューリッヒ→シャフハウゼン→シュタイン・アム・ライン→ザンクト・ガレン→ルツェルン→ピラトゥス→リギ→ミューレン→シルトホルン→シーニゲプラッテ→インターラケンです。
後半のシルトホルン展望台・シーニゲプラッテ展望台を除き、天気にも恵まれ充実の視察旅行となりました。レイルヨーロッパの加々美様、キャセイパシフィック航空の比留間様はじめ皆様には大変お世話になりました。ありがとうございました。
以下でお写真を交え見所を一部ご紹介いたします。

スイスを周遊するならスイストラベルパスを使うのがお得です!
スイス旅行は特に個人旅行をする場合列車やバス移動となりますが、日本と比べると物価が高いスイスでは、列車やバスなどの交通費は比較的高く何度も移動するとなると旅費が高くつきます。そこで今回の視察旅行でも大活躍だっだのがスイストラベルパスという鉄道パスです。STSに加入している、全長16,000kmに及ぶ連邦鉄道、私鉄、登山鉄道、遊覧船、そして、郵便バスなどの路線網を「無制限」に利用できる”定期券のようなパス”で、このパス1枚あればスイス各地の殆どの場所に行く事が出来ます。更に、スイス国内の主要36都市の市電や市バスにも「無料」で乗れるほか、登山鉄道やケーブルカー、ロープウエイ、ゴンドラなどでも 「25%」や「50%」の割引乗車券が購入できます。また、乗車券を購入する手間が省け、検札時に黙って提示するだけでいいのも楽ちんです。たとえば今回訪れたシルトホルン展望台へのケーブルカーは通常80スイスフラン(約¥9000)しますがこのパスを使うと半額になります。さらに主要75都市の市バスや市電などの都市交通が乗り放題。主な山岳交通路線も半額で購入できるほか、全国約490カ所で使えるミュージアムパスとして利用できるなどのボーナス特典もついています。余談となりますがスイスの鉄道やバスは時間が正確で、列車自体も大変きれいです。車掌さん含めみんな親切で気持ちいい旅ができました。

フォア・アルペン・エクスプレスで絶景パノラマルートを巡る
今回ザンクト・ガレンからルツェルンまでフォア・アルペン特急を利用しました。
フォア・アルペン(アルプスの手前の意)地方の美しい山や湖の数々が一度に味わえる魅力的な鉄道ルートです。往復便とも1時間毎に運行しているので、気軽に楽しめる絶景パノラマルートです。この路線は有名なベルニナ・エクスプレスのように、次々とドラマチックな風景が展開されるわけではありませんが、オーバー湖、チューリヒ湖、ラウエルツ湖、ツーク湖、フィアヴァルトシュテッテ湖(ルツェルン湖)など美しい湖を通過しながら奥に広がるアルプスや、うねるように連なる緑あざやかな丘、春には一面の花畑となる牧草地、谷間のかわいい村々など車窓に次々と広がる景色は十分絶景です。派手さはないけどこれぞスイスといえる景色です。スイスビールを飲みながらの展望列車の旅を満喫しました。今回はルツェルンを起点にピラトゥス山やリギ山へのエクスカーションを楽しみましたが、途中下車してそれらを訪れることも可能です。
フォア・アルペン特急(ザンクト・ガレン〜ルツェルン)


フォア・アルペン特急(ザンクト・ガレン〜ルツェルン)


牧歌的な風景が広がる(ザンクト・ガレン〜ルツェルン)


牧歌的な風景が広がる(ザンクト・ガレン〜ルツェルン)

ツーク湖(ザンクト・ガレン〜ルツェルン)


ヨーロッパ最大の滝、スイスの名瀑「ラインの滝」は想像以上の大迫力!
ライン滝はヨーロッパ随一の水量を誇る名瀑です。滝の高低差は23mと低めですが、幅が150mあり、特に雪解けの頃、春から夏にかけては約700㎥/秒と特に水量が多く大迫力の滝を見ることができます。特に遊覧船での滝壺巡り・滝中の岩登りはスリル満点!横にあるラウフェン城や展望台からの景色も素敵です。最寄りのシャフハウゼンやシュタイン・アム・ラインも美しい家々や絶景の城壁が見所の街ですので合わせて散策されるといいでしょう。
ヨーロッパ最大の滝 ライン滝(シャフハウゼン近郊)


遊覧船での滝壺巡りは想像以上の大迫力!(シャフハウゼン近郊)


遊覧船での滝壺巡りは想像以上の大迫力!(シャフハウゼン近郊)


ムノート城からシャフハウゼンの町並み(シャフハウゼン)


シャフハウゼン旧市街 壁画がすばらしい騎士の家(シャフハウゼン)

旧市街 美しい壁画が残る市庁舎と市庁舎広場(シュタイン・アム・ライン)


ホテルアドラーに残る画家アイリス・カリジェの壁画は見事(シュタイン・アム・ライン


中世の学問の中心ザンクト・ガレンの修道院図書館は必見です!
ザンクト・ガレンは中世にはヨーロッパの文化・教育の中心地となり、15世紀以降は絹織物や刺繍産業で栄えた町です。最大のハイライトは世界遺産に登録されている大聖堂併設の修道院図書館です。中世初期の蔵書数は世界最大級の16万冊を誇り、内装はロココ様式で非常に美しく壮大なスケールの知の集積は訪れるものを圧倒します(残念ながら内部は撮影不可)。中世の美しい町並みと、近代的な都市の様子が見事に調和する旧市街は、町の歴史の深さを感じさせる魅力があります
18世紀に建てられた大聖堂(ザンクト・ガレン)


18世紀に建てられた大聖堂の内部は見事!(ザンクト・ガレン)


出窓が美しい(ザンクト・ガレン)


世界でも最も急勾配の登山列車で行くピラトゥス山からの眺めは絶景!!
ピラトゥス山は標高約2000m程度の山であるが回りに高い山がない独立峰のため、アイガーやユングフラウなどの名峰や美しい湖を一望できる人気の観光名所の1つです。ルツェルンから麓にあるアルプナハシュタットまで遊覧船でアルプスの山々を眺めながら約1時間のクルーズを楽しみ、その後山頂までは世界最大勾配480‰の登山鉄道でアクセスします。断崖絶壁の崖を登山列車で上に引っ張られるような感覚はとてもスリリングです。中腹のフランクミュンテックにはアルパインコースターやアスレチックフィールドがありお子様連れにもおすすめです。
ピラトゥスがみえる(ルツェルンからピラトゥス)


クルーズにてピラトゥス山麓を目指す(ルツェルンからピラトゥス)


ピラトゥス鉄道駅(ピラトゥス)


ピラトゥス鉄道は乗車口も急こう配となっている(ピラトゥス)


普通鉄道では世界一の急勾配480‰(パーミット)のピラトゥス鉄道で山頂へ(ピラトゥス)


ピラティスクルムの様子(ピラトゥス)


山岳ホテル「ピラティスクルム」(ピラトゥス)


エーゼル峰からの眺め(ピラトゥス)


展望抜群のロープウエイ(ピラトゥス))


展望抜群のロープウエイ(ピラトゥス)


アルプスホルンをならす老人(ピラトゥス)


展望レストランでの昼食例(ピラトゥス)


ヨーロッパ最古の登山鉄道で行くリギ山からの絶景も見逃せない!
ルツェルン近郊の山でピラトゥス山と並んで人気が高いのがリギ山です。中でもリギ山は1871年に開通したヨーロッパ最古の登山鉄道が運行しておりとても人気です。二両編成の列車はレトロで見た目も可愛いです。標高約2000m程度の山であるが回りに高い山がない独立峰のため、アイガーやユングフラウなどの名峰や美しい湖を一望できる人気の観光名所の1つです。フランスの文豪ヴィクトル・ユゴーが「変幻自在の自然」と絶賛した朝日を見るなら山頂のリギ・クルムホテルに泊まるのがおすすめです。

フィッツナウ駅 ここで世界初の登山鉄道リギ鉄道に乗車(ルツエルンからフィッツナウ)


リギ鉄道(リギ)


リギ鉄道内にて(リギ)


リギ鉄道からの風景 ベルナーアルプスが望める(リギ)


アルプスの少女ハイジにでてきそうな山小屋風民家(リギ)


リギ・クルムホテル(リギ)


リギ山頂へのハイキング(リギ)


リギ山頂からの風景(リギ)


映画007の舞台 絶景のシルトホルン展望台へ
シルトホルンはユングフラウヨッホについで人気の高い展望台で、天気がよければユングフラウ三山はもちろんのこと、ティトリスやリギ、ピラトゥウなど中央スイスの山々、エメンタールの谷、奥にはジュラ山脈、フランスのモンブランからヴォージュ山脈、ドイツのシュヴァルツヴァルトまで望むことができます。山々を眺めた後は映画007の撮影が行われた回転レスストラン「ピッツ・グロリア」でパノラマを楽しみながら食事を楽しんだり、007映画の50年の歴史をたどる特別展示アトラクション「ボンドワールド007」を見学したりするのもいいでしょう。
ケーブルカーでシルトホルンへ(シルトホルン)


晴れていれば絶景が望めるシルトホルン展望台(シルトホルン)


晴れていれば絶景が望めるシルトホルン展望台(シルトホルン)


リギ山頂からの風景(リギ)


ボンドワールドの看板(シルトホルン)


ボンドワールド入口(シルトホルン)


ボンドワールドを体感(シルトホルン)


映画007の撮影が行われた回転レストラン「ピッツ・グロリア」(シルトホルン)


天空のアルプスの村ミューレンで絶景の山々を拝みたい
ラウターブルンネン谷にそそりたつ崖の上ある小さな山村で、アイガーなどのベルナーオーバーラントの山々を眺められる絶景スポットとして有名です。一般車の乗り入れが禁止されており、基本的に登山列車とロープウエイでしかアクセスできないため、ユングフラウ地方の点在する町の中でもかなり穴場とされています。崖っぷちに肩を寄せ合うように建つ家々はシャレーばかりで素朴な佇まいが素敵です。ハイキングを思う存分満喫したい、スイスアルプスに囲まれた大自然の中で山岳リゾートの雰囲気を楽しみたい、何もせずにのんびり過ごしたいという人には是非おすすめです。
ミューレンの町並み(ミューレン)


山小屋風ホテルが軒を連ねるミューレンの町並み(ミューレン)


ケーブルカー乗り場の目の前の山小屋風ホテル「アルペンルー」


ホテルからの風景 美しいユングフラウ三山が見渡せる(ミューレン)


お土産物屋さんに並んでいたハイジのぬいぐるみ(ミューレン)


中世の雰囲気が残る古都ルツェルンの散策もおすすめ!
古都ルツェルンはルツェルン湖の湖畔にあり自然豊かで美しい町並みが魅力です。石畳の旧市街は散策するだけで中世にタイムスリップしたかのような雰囲気を楽しめるのが魅力です。街中に数多く立ち並ぶ古い建築物には美しいフレスコ画が描かれていて、街中が美術館のように見所がたくさんあります。中でもワイン広場には沢山のフレスコ画が残っており必見です。また旧市街は様々なショップやカフェはもちろんのこと、スイスのショコレートショップや御土産物さんなども集まっているので買い物にも便利です。
ルツェルンのシンボル かつて城壁の一部だったカペル橋(ルツェルン)


カペル橋から旧市街を望む 市庁舎がみえる(ルツェルン)


ロイス川湖畔で過ごす人々(ルツェルン)


ルツェルン市庁舎の時計台(ルツェルン)


ワイン広場のフレスコ画は見事(ルツェルン)


おすすめポイント
ミューレン 4つ星
ザンクト・ガレンア 4つ星
リギ 3つ星
ピラトゥス 3つ星

(2016年6月 渡邊竜一)

モンゴル
モンゴル帝国の逆襲 心身ともに癒される7泊8日間
エリア:
  • アジア>モンゴル>ウランバートル
  • アジア>モンゴル>南ゴビ
  • アジア>モンゴル>カラコルム
テーマ:観光地 世界遺産 自然・植物 
投稿日:2016/07/15 14:53
THEモンゴル




こんなに緑が生い茂っているなんて。
こんなに地平線が長いなんて。
こんなに動物がいるなんて。
どれをとってもスケールが違いすぎる・・・・。

今回はモンゴルに出張に行かせて頂きました。
まずモンゴルは食事がまずいという訳ではないが、お国柄、典型的な肉と乳製品が中心で野菜が少なく偏った食事の為、嫌気がさすとの事を聞いていました。ガイドの配慮のおかげなのか結果としてそこまでひどいと思うことはなく過ごすことができました。
ただ本当の肉好きにはこれ以上ない国かと思います。何の肉でもありました。
羊肉のバケツ


そしてモンゴル人との感覚の違いに驚かされたのは距離感です。
国土が日本の4倍近くあるので、ちょっと100Kmを車でお買い物なんてことは、日常的にあるそうです。ただ走る道が何もない地平線なので、あっという間だから気にしないのかもしれません。やはり車がなければ何もできないそうです。

ひたすら続く道路


〜ウランバートル〜
成田からたったの5時間ほどの直行便MIATモンゴル航空に乗って、ウランバートルのチンギスハーン空港に到着。思っていたよりも少し肌寒かったです。
21時ごろのチンギスハーン空港


モンゴルでは夏は22時頃まで日が出ているとの事。体内時計が狂わないかとても心配でした。ただなぜか1日が長いような錯覚になり、個人的にとても羨ましい限りでした。

またモンゴルと言えば大平原に多くの動物、そしてゲルといったイメージが強いですが、首都ウランバートルは想像していたよりも何倍も都会でした。高層ビルや多国籍なレストラン、ブランドのショップが立ち並び、人口の半数以上が集中しているそうです。
ウランバートル市内


しかしながら、人口自体は家畜の数より少ないそうです。








これらを見たときは度胆を抜かれました。

〜ブルド&カラコルム〜
ブルドまではウランバートルから車で4時間ほどしたら着きます。
市内を出て10分後から、THEモンゴルの旅行が始まりました。
必ずウランバートルを出る前にお手洗いは済ましておいた方が良いです。道中は何もありません。ただただ草原が一面に広がっているのみです。そこで見る者は空と草原と家畜ぐらいでした。
リアルなモンゴルを堪能したい方はウランバートルから離れることをおすすめします。
ガイドとドライバーと車と自然


市街地から外れるにつれ、徐々に違和感が襲ってきました。
後々、心地よくなってきたのを今でも強く覚えています。ただ少し時間を要しました。


モンゴルが社会主義から民主主義に移り変わると共に、急速に近代化の波が押し寄せ、今では遊牧民でも携帯電話、テレビ、車やバイクを持つ時代です。少しがっかりした反面、面白くも思えました。
遊牧民のバイク試乗


移動式住居で転々とし、家畜を育て生活する根本的な生活スタイルは変わっていません。


もちろん家畜を追い込むときには馬に乗ります。
逃げた羊の追い込み


奥さんも頼りになります。


乗馬は初体験でしたが、楽しくて走り回れたらなんてことを想像しながら手綱を遊牧民に引いてもらっていると、30分程で不幸な事に雷雨。乗馬は馬のコンディション次第で、危険だと判断するとできなくなってしまいます。雷雨なんかは馬が驚くことがあるので、即終了でした。残念。
乗馬初体験




ブルドから更に1時間30分程の距離にあるカラコルムはその昔、モンゴル帝国の都が築かれた場所です。またオルホン渓谷の文化的景観は世界遺産に登録されているだけあって、言葉を失いました。
オルホン川とその景観



その一部のエルニデ・ゾー寺院は過去に訪れたどの寺院よりも漂う空気に徳を感じました。
ゴルバンゾー


ラプラン寺


亀石


ウランバートルに戻る道中に立ち寄ったホスタイ国立公園。
最後の野生馬タヒ(ホスタイノウマ)を見られる世界でも数少ない場所で広さはとても広大で手つかずの自然が残っており、タヒ以外にも鹿や狼、タルバガン、ガゼルなどの哺乳類やチョウゲンボウやヒゲワシ、イヌワシ、ハヤブサなど世界的にも数が激減して動物が観察できます。
モンゴル特有の大自然と珍しい動物を見ることができるのでとてもおすすめです。
ホスタイ国立公園の入り口


雨の中5キロくらい歩いて見つけたタヒ






特にタヒはめったに見ることができないので発見できれば幸運かも!?
ウランバートルで一息ついたら南ゴビへ

〜南ゴビ〜
ウランバートルから飛行機で約1時間30分、南ゴビに到着。
現在、国内線はフンヌエアーとアエロモンゴリア航空の2社のみで、以前までは4社ありましたが道路の舗装が進むにつれて国内線を利用する人が少なくなった為、潰れてしまいました。
南ゴビ空港


アエロモンゴルリア航空


気候は日中が凄まじく暑く、帽子とサングラス、日焼け止めは必須です。
カラカラの大地が永延と続くその光景は【無】という言葉が真っ先に思い浮かんだほど何もありません。まるで西部劇の舞台のような場所です。
カラカラの大地


南ゴビはブルドよりもさらに時間の進みが遅く感じました。
南ゴビのゲルは上のでっぱりが特徴


また星空は周りに光がほぼ無い為、かつて見たことないほど澄み渡り、
360度見渡すことができました。心身ともに浄化するにはもってこいの場所です。
南ゴビの星空 ※実際には空に無数の星が輝いていました。


南ゴビの大きな名所は3つ
1つは砂漠、もう1つは鷹の谷と呼ばれるヨーリン・アム、最後にバイヤンザグ
砂丘は2つあり今回はモルツゥグ砂丘に行き、ラクダの背中にライドオン。
ラクダは食事に夢中


背中は毛がボーボー


モルツゥグ砂丘


ヨーリン・アムは渓谷を歩いて行くと、辺り一面の花畑が広がり、
渓谷の道


綺麗な花がお出迎え


さらに奥では冬の氷がまだ解けきっていない道があり、草原とは異なった自然を体感することができました。
解けきっていない氷の道


最後は一番のおすすめ、バヤンザグ。
バヤンザグ一望


ここはティラノサウルス等の化石が発掘されたことで世界的に有名で、完全に発掘はしておらず大小問わなければ比較的に簡単に化石を発見できそうです。
化石発掘中


ドライバーさんは本業が何かわからないくらい、化石を見つけるのがうまくて指導してくれました。化石か否かの判別は舌で舐めて、落ちなければ化石だそうです。
何かの化石


化石発見


童心をくすぐる体験に大満足でした。残念なのは化石はお持ち帰りができない事。
発見することに夢中になれればそれでよしと、自分に言い聞かせてバヤンザグを後にしました。

最終日はウランバートルに舞い戻り市内観光の予定がモンゴルの国内線は遅れることが多く、ウランバートルに着いた頃には名所は閉館していました。ガンダン寺やボグドハン宮殿には行けなかったのは大変後悔が残りましたが、それ以外が衝撃的だったので、そこまで気が落ちることもありませんでした。
立派な角を持つヤギ


FSCがモルツゥグ砂丘


モンゴルの星空


THE ゲル


【おすすめ度】
・草原★★★★★・・・見なければ、モンゴルに行ったとは言いません。
・エルデニゾー★★★★★・・・ここまで美しい寺院は初めて。周辺の景観を含めて堪能して頂きたい。
・ホスタイ国立公園★★★★★・・・ダヒが見れたらラッキーです。
・バヤンザグ★★★★★・・・大自然の驚異。化石発掘という冒険心をくすぐる
・鷹の谷 ヨーリン・アム★★★★・・・まるで天国のような雰囲気。
・モルツゥグ砂丘★★★★・・・ラクダに乗れば、楽しさ倍増です。

2016年7月 小澤 駿

【歴史あるボグドハン宮殿博物館】
仏の化身として世を救う為、生まれ変わり続けるとされる活仏の8代目ジェプッツンダンバ・ホクトク、別名ボクトハンが晩年を過ごしたボクトハン宮殿。現在ではチベット仏教に関する数多くの書物や美術品が集められており、モンゴル人だけでなく多くの観光客が訪れる博物館として姿を変えました。内部のラブリン寺にはモンゴル初代活仏のザナバザルによって描かれた“21ターラー菩薩”が展示され見る者を魅了して止みません。

【最後の野生馬タヒを見るならホスタイ国立公園】
ウランバートルから車で2時間程の距離に位置し、最後の野生馬タヒ(ホスタイノウマ)を見られる世界でも数少ない場所、ホスタイ国立公園。広さはとても広大で手つかずの自然が残っており、タヒ以外にも鹿や狼、タルバガン、ガゼルなどの哺乳類やチョウゲンボウやヒゲワシ、イヌワシ、ハヤブサなど世界的にも数が激減して動物が観察できます。
モンゴル特有の大自然と珍しい動物を見ることができるのでおすすめです。
特にタヒはめったに見ることができないので発見できれば幸運かも!?

【モンゴルチベット仏教の象徴】
ウランバートル市内の中心地に突如姿を現す、モンゴルのチベット仏教総本山であるガンダン・テクツェンリン寺。社会主義時代、ソ連による粛清の際に観音像は壊されましたが寺自体は残されました。民主化以降はチベット仏教復興の中心として、五体投地の熱心な信者の心の拠り所だけではなく、市民の憩いの場となっています。現在、寺院内には2代目の25M程の観音像があり、その神々しさは一度見たら忘れられません。

カナダ
YOUは何しにカナダへ!?【オタワ→トロント→ナイアガラ→バンフ 9日間周遊女子1人旅♪】
エリア:
  • 北米>カナダ>オタワ
  • 北米>カナダ>ナイアガラフォールズ
  • 北米>カナダ>レイク ルイーズ
テーマ:世界遺産 歴史・文化・芸術 自然・植物 
投稿日:2016/07/13 16:02
6月末、じめじめと汗ばむ陽気の中、これほんとに使うのかな〜と思いつつ、
スーツケースにダウンジャケットを詰め込んで、空港へと向かう。
オバマクッキー


羽田→オタワ(1泊)→トロント(1泊)→ナイアガラ滝(1泊)→バンフ(4泊)→成田
時計の針を14時間元に戻して、初カナダの旅スタート!

★1日目★
日本からオタワまでは、トロントで国内線に乗り継いで向かう。
トロントに着くと、まず入国審査を受け、その後税関申告書の提出。
いったんスーツケースを受け取り、税関審査を終えて再度乗り継ぎ専用のカウンターに預ける。
乗り継ぎ時間は2時間あいていたが、入国審査&荷物の受け取りに意外と時間がかかり、小走りでなんとか乗り継ぎ便に間に合った。
オタワに到着したのは20時頃。なのに、あれ。まだ日が沈んでいない。
早速カナダの気候に驚かされながら、ホテルにたどり着く。

★2日目★
新鮮な果物が並ぶバイワードマーケット


メープルシロップはカナダの中でここが一番安かった!


お初にお目にかかります、カナダの朝。
ホテルから歩いて15分のところにある、バイワードマーケットへ。

バイワードマーケットの屋内


ファンキーな屋台


オタワの台所とも呼ばれるバイワードマーケットでは、果物や野菜、メープルシロップにチーズとあらゆる食材が売られている。花や衣類などを販売するお店もあり、マーケットエリアは15ブロック以上にも渡る。
オシャレなカフェや雰囲気の良いレストランもあるので、カナダらしいお土産探しから食事まで1日中楽しめる。
おすすめは、オバマクッキー。オバマ大統領がオタワに訪れた際、買ったことからその名が付けられている。1つ3ドル。
オバマが買ったからオバマクッキー。甘さ控えめで美味しい


他にもカラフルでインパクト大なクッキーがたくさん


国会議事堂。観光客で賑わう


この日はオタワからトロントまでVIARAILに乗って向かう。
乗車券を事前購入した場合はE-チケットの印刷を忘れずに。
電子掲示板で列車と出発ホームを確認し、しばし待機。

オタワ駅の電光掲示板。


小さな売店があるが本当に小さいので、車内で食事をしたい場合は車内販売を利用するか、事前にどこかで用意しておいたほうがいい。
VIARAIL乗り場ホーム


改札はなく、発車時刻に近づくとアナウンスがあり、ホームへの入り口に一気に列ができる。E-チケットを係員に見せピッと機械にてチェックされ、いざ乗車。
VIARAIL エコノミープラス席。WI-FIは無料で利用可能。


スーツケースなどの大型荷物置き場


スーツケースなどの大きな荷物は預けず、自分で車内に持ち込む。乗車口の所にスーツケース置き場がある。エコノミープラスの場合、荷物の重さ上限は23kgまで。少しでも超えてしまうと手荷物に移すよう言われるので、要注意。
荷物の上げ下げは駅員さんが手伝ってくれる


トロント・ユニオン駅ホームとカメラ目線の少年。


夜21時頃、約1時間遅れて5時間かけトロントに到着。

★3日目★
この日は1日ナイアガラの滝観光。
トロントから車で約1時間かけ、ナイアガラの街へと向かう。
着いた瞬間からゴーゴーと水の流れる音が響く。世界三大瀑布のお一方と初対面。どきどき。
カナダ滝を真横から眺められる展望台、テーブルロック。


右がカナダ滝で、左がアメリカ滝。アメリカ滝には滝壺がない。


ナイアガラクルーズ乗船前。


ホーンブロワーナイアガラクルーズに乗船!


カッパは膝下まであります


風と水しぶきが強いので、しっかり防水しましょう


アメリカ側から乗るときは青色のカッパ、カナダ側からは赤色のカッパが配られる。
しっかり着込まないと、足から腕から顔からびしょびしょになるので注意。
ナイアガラオンザレイクタウンの街並み


クリスマスグッズしか売っていないお店。売り上げが気になる・・


十分にナイアガラ滝を楽しんだ後は、車を30分ほど走らせてナイアガラオンザレイクへ。ここはナイアガラ滝周辺のにぎやかな場所に比べて、のんびりとしたのどかな街。
19世紀のイギリス統治時代の面影が今もなお残っている。
小物や雑貨など、個性的で可愛らしいお店がたくさん。
レトロな板たち。


有名なアイスクリーム屋さん「COW’S」


バブルガムという、いかにも怪しげな味にトライ。


ナイアガラオンザレイクは、ワインの生産地として世界的に有名で、街の周辺には雄大なブドウ畑が広がっている。ワイナリーが数多くあり、白ワイン、赤ワイン、そしてナイアガラ名産のアイスワイン(デザート感覚で飲める甘いワイン)と、様々なワインの試飲を楽しめるので、ワイン好きにはたまらない場所だと思う。(私はワインは好きだけど味はよく分からない。)

ピカデリーワイナリーでワインの試飲!


ハーシーストア


異常な大きさのシロップを発見。


ずーっと食べてみたかったビーバーテイルズ!ビーバーのしっぽに似ていることが名前の由来


ナイアガラ滝の繁華街、クリフトンヒル


とにかく派手で、カラフル。


可愛いお土産屋さん


★4日目★
トロントから国内線でカルガリーへ。
そこから車で1時間半でカナディアンロッキー観光の拠点となる街、バンフに到着。
バンフ通り


可愛いお菓子屋さん


中心街のバンフ通りには自然と調和した建物が並び、お土産屋さんやスーパー、ショッピングモールなど、様々な種類の店がずらりと軒を連ねる。コンパクトな商店街といったような感じで、端から端まで歩いてみても20分くらい。
観光客で賑わう


街歩きに夢中になっていて、ふと時計を見ると「え!もうこんな時間!?」と驚くことがよくある。夏だと22時ごろまで太陽が落ちないので、なんだか得した気分。

★5日目★
この日はアイスフィールド&コロンビア大氷原ツアーに参加。
ボウレイク




私より楽しそうなガイドさん その1


ガイドさんがカナディアンロッキーの中で一番好きと言っていたペイトー湖。
「今日は天気がとても良いので、きっと綺麗に見えますよ。」と言われ、期待に胸膨らませる。
駐車場から展望台まで10分ほど森の中を登り旧展望台へ。(旧の方が人が全然いない!)
生い茂った木々の間の道を抜けると、ペイトー湖が現れる。


こんな綺麗な水色、絵の具でも見たことない・・・
天国に来たのかと思うくらい、幻想的で、壮大で、言葉が出ないほどの絶景。
氷河から削り出る岩の粉、通称ロックフラワーが湖に混ざりこみ、それが太陽の光に当たるとそれはそれは鮮やかなターコイズブルーの絶景を生み出す。
大きな雲もなく快晴だったので、湖への光を遮るものはなにもなかった。
鮮やかなターコイズブルーの湖面


ウィーピングウォール(すすり泣く壁)


アサバスカ氷河の上を走る雪上車


アサバスカ氷河。氷の上は寒くてたまらない。




私より楽しそうなガイドさん。パート2


グレーシャースカイウォーク




床の厚み。意外に薄い・・・?


★6日目★
この日はカナディアンロッキーの中で唯一入山規制のある、レイクオハラへ。
ここへ行くためには1日の乗車席数が42席という特別バスの確保が必須になる。予約は電話のみ。そして予約開始とともに全世界から電話が殺到するほど、大人気でかつ予約困難なコースである。100回かけても繋がらない!なんてことも珍しくなく、ハイカーの憧れとも呼ばれる。
レイクオハラ行きのバス


スクールバスなので座席はやや小さめ。


帰りのバスチケット代わりのコイン


バスの予約が取れなかった場合は、歩いてレイクオハラまで行くことも出来るが、4時間ほどかかってしまう。ロッジに泊まったりキャンプをしたり、宿泊予定のある人であれば問題ないかもしれないが、日帰りだと難しいそう。
今回は無事シャトルバスの予約ができたので日帰りで向かう。
ハイキングの拠点となるレイクオハラ。


風がないので、湖面に山々が映りこむ。
最初はなだらかな道


たまに足場の悪い岩場を登る


バンフ市内ホテル→車(1時間)→レイクオハラシャトルバス乗り場→バス(30分)→レイクオハラハイキングスタート
ハイキングはレイクオハラがスタート地点になる。
その日の天候状況により、「レイクマッカーサー」・「レイクオエサ」・「オパピンレイク」の3つのコースからハイキングプランが決まる。どのコースもハイキングのレベルに大差はないとのこと。
今回は、先月アメリカ最高峰の山マッキンリーを登り終えたばかりのガイドさんおすすめの「レイクオエサ」に挑戦した。
レイクオエサに到着


日が差込むと湖面がきれい


ランチタイム


約2時間でレイクオエサに到着。道中は、比較的なだらかな道だが、途中崖のような足場の悪いところを歩くので、手袋や杖があると便利。
普段あまり運動しない私でも、ガイドさんが私たちの体調を常に見て休憩を挟みながら、
ゆっくりとしたペースで歩いてくれるので、難なく登って降りてこれた。
まだ雪が残っているところも




帰りのバスは、予約はいらない。入山規制はしているが、山を出て行くのはご自由にどうぞ、ということだそう。
他のどのエリアにもないほどの美しさで輝く氷河湖が点在しており、生き生きとした野生動物の姿や、日本の山ではめったに見られない希少種の高山植物などを観察することができた。

★7日目★
この日はヨーホー国立公園&レイクルイーズツアーに参加。
レイクルイーズ


絶妙なタイミングでシャッターを切れた


モレーンレイク


ペイトー湖に並ぶ、美しい色合い。展望台にはごろごろした崖がたくさん。
展望台からはモレーンレイクを見下ろせる


つい先日観光可能になったばかりのボウ滝


エメラルドレイク


晴れた日のエメラルドレイクは最高


カナダ最後の夜はここエメラルドレイクの湖畔にただずむエメラルドレイクロッジに宿泊
バルコニーからはエメラルドレイクを独り占めできる。
ログハウス風であたたかみのあるエメラルドレイクロッジ


プライベートバルコニーからはエメラルドレイクが・・・



本物の暖炉に興奮し、寒くないしむしろ暑いけど、せっかくだから暖炉をつける。
案の定暑くて、でも消し方が分からないので窓を全開に開ける。
すぐ火が行き渡るようにセッティングしておいてくれる


暖炉の火は不思議とずっと見ていたくなる


アメニティは全てロクシタン








大自然には天気の良さが絶対だが、今回は見事に全て晴れ、最高のカナダ初旅となった。
トロントでお世話になったガイドさんが、「カナダは自分の国を表現するのが下手だ。メープルシロップやサーモン以外にももっと魅力に溢れているのに・・・」と嘆いていた。
その通りだと思った。行かなくても分かることもあるが、カナダは行かないと分からないことの方が圧倒的に多い。カナダの魅力は、実際に訪れて歩いてみないと分からないのだ。
夜寝てしまうのが惜しくて、けれど明日が待ち遠しくて、まばたきするのがもったいないほど常に刺激的で感動に包まれた旅だった。

【スタッフおすすめ度】
●オタワ ★★★★
バイワードマーケットは朝から晩まで楽しめる!女子向けの可愛い雑貨もたくさん☆お気に入りのお店を見つけてみては?
●レイクオハラ ★★★★★
運動が苦手な人でも大丈夫!最高の景色と日本の山では見られない希少種の植物に出会える。
●ナイアガラ滝 ★★★★
ナイアガラクルーズは必須!パワーで満ち溢れる滝を全身で感じよう!

(2016年7月 酒井)

アイルランド
まだ知られぬアイルランドの大自然を楽しむ旅はいかがでしょうか? 〜ギネスだけじゃないアイルランドの魅力を知る旅〜
エリア:
  • ヨーロッパ>アイルランド>ダブリン
  • ヨーロッパ>アイルランド>ゴルウェイ
  • ヨーロッパ>アイルランド>キラーニー
テーマ:世界遺産 グルメ 自然・植物 
投稿日:2016/06/24 16:12
キラーニー国立公園で野生のシカに出会う!


妖精とケルト神話、そしてギネスの国アイルランド。ビール(お酒?)が大好きな私が若かりし頃より憧れていたダブリンへ、この季節のいい6月に行ける事になりました。
しかし今回の旅はギネスが目的ではありません(本当か?)。まだあまり知られぬ大自然を巡り、ギネス以外のアイルランドの魅力を探しに行く旅となりました。
アラン諸島イニシュモア島


日本からダブリンまでは直行便がありません。今回はKLMオランダ航空でアムステルダム経由にてダブリンへ。アイルランドはシェンゲン加盟国ではありませんので、入国審査はダブリン到着時になります。アムステルダムまでは沢山いた日本人もダブリン行きは私一人、そんなにアイルランドってマイナーな国だっけ?

ダブリン空港から市内までは便利なバス、エアリンクを利用。市内まで片道6ドルの明瞭価格なので旅行者には嬉しいもの。停留所近くのホテルだったので迷わず到着です。
空港のエアリンクバス停


ダブリンのホテルに到着したのは20時間頃でしたが、まだまだ明るく夕食兼ねての散策に出掛けました。気温も18度前後で湿気もなく快適です。
クライストチャーチ目の前のホテルハーディング


今ダブリンの若者に人気なテンプルバーエリア。ここには創業1840年の老舗パブを初め、アイルランド音楽を聞きながらビールを楽しめるアイリッシュパブが軒を連ねます。日の落ちない夜を友人達とビールを飲んで過ごす人達で溢れていました。絶好調の賑やかパブに女子1人で入るのも気が引けたので、シーフードビストロでビールを頂く事に。アイルランド初日はビール&ムール貝で一息。
テンプルバー


ムール貝&ビール


■day2
時差のせいで早目に起床、今日はダブリン近郊の世界遺産のあるミース県を訪れます。アイルランドを代表する世界遺産「ボイン渓谷の遺跡群」はダブリンから北へ約60キロ、ボイン川流域に残る墳墓群です。その中心のニューグレンジは約5000年前に作られたと推測されますが未だその目的ははっきりとせず、謎の遺跡とされています。ニューグレンジの墓内は真っ暗ですが、唯一冬至の朝17分間だけ陽光が真っ直ぐ入る様設計がされています。周辺の巨石には渦巻き菱形の模様が書かれこれも未だ解明されず、謎に包まれています。
ニューグレンジ


ニューグレンジ入口


次に訪れたのはアイルランドで最も有名な十字架のある「モナスターボイス」へ。この教会跡に残るハイクロスは10世紀のもので、見事なレリーフを残しています。文字が読める人が少ない時代に絵による布教を行いました。
そのハイクロスは1000年経つも美しく、威厳を纏ってただひたすら立ち続けている様でした。
モナスターボイス


ランチには元駅舎を利用したstation houseでローストビーフをビールと共に。このホテル兼レストランは結婚式等にも使用される素敵な内装です。
元駅舎を利用


午後はアイルランド人心の故郷「タラの丘」へ。ここは紀元前200年頃タラ王が宗教色の強い国家を築き、後に聖地となり繁栄した場所です。今なお、世界中のアイルランド人にとって「タラに帰る」と言う言葉は望郷の意味を持ちます。
小高い丘の上からの眺めは遥か地まで見渡せ、タラ王の時代までもが重なり見える様でした。
タラの丘


タラの丘に立つ石


ダブリンから高速道路利用で約1時間程の近郊には牛や羊が草を食べ、のびのび育む姿が見られます。町に滞在するだけではなく、ちょっと足を伸ばしてみると、よりアイルランドが理解出来るに違いありません。
のんびりとした風景


■day3
今朝はこの時期だけ早くオープンする「トリニティカレッジ」のライブラリーへ。かなり並ぶと聞いていましたが、8時半オープンはあまり知られていないのか、5分前でもほんの数人が待つだけでした。
ここの見どころはケルズの書とロングルーム。ケルズの書とは、9世紀初めに修道士が作成した装飾写本の傑作です。ケルト特有の模様や動物、人が書かれ、ケルト美術の最高峰とも言われます。
そして、ロングルームは見事!入った瞬間に図書館としての圧倒感を受け、ただ感動します。特にあまり人のいない時間だっただけに、静けさが心地よく時が止まった様でした。
ロングルーム


ロングルームの石像


今日はダブリンからゴールウェイへ向かいます。校外への列車はヒューストン駅から発車。掲示板にはゴールウェイ行き列車のプラットフォーム番号が10分前まで出ていませんでしたが、わらわらと改札に人々が集まり出したので私も続いて行くとちょうど放送が流れ、皆一斉にホームへ。指定席のない列車なだけにみんな小走り。
ヒューストン駅


ダブリンから約2時間半弱でゴールウェイに到着しました。アイルランド西部の中心都市ゴールウェイは学生も多く活気に溢れた町です。中心部のショップストリート、ハイストリート、キーストリートにはパブやレストラン、ショップが並び、時間を問わず賑やかです。
この時期はとても日が長いので21時を過ぎても昼間の明るさ。1日が長く感じられます。
ゴールウェイ中心部


■day4
今日はゴールウェイから車で約1時間のロサビル港からフェリーでアラン諸島のイニシュモア島へ。大西洋にあるアラン諸島はケルト文化の中心地でゲール語が話されています。また、古代遺跡も残り人気の観光地です。この地に住んでいた先住民達が石灰岩の地を均し、放牧が出来る島へと変えました。その削った石灰石を壁の様に積上げた様は、海のブルーと草のグリーンに石のグレーがプラスされ、何とも美しいものです。
イニシュモア島へ渡るフェリー


緑と青とグレーが映える風景


また、9〜15世紀に建てられた修道院跡や、最大の見どころであるドン・エンガスでは大西洋に面する断崖に立つことも。但し、風も強いので、下を覗く時は注意が必要です。(私は高所恐怖症の為、下を見る事は控えました。見たらたぶん気絶します。笑)
まだまだ石灰石の残る海


後ろは見ません。


チャレンジャー


またアラン諸島はアランセーター発祥の地でもあり、デザインに意味がある事で世界的にも知られています。
セーターショップ


島内巡りにはミニバス、サイクリング、馬車、徒歩の方法があります。全長15キロの小さな島ですが、アップダウンもあり、徒歩だと以外に時間もかかりますので、弊社のツアーでは、陽気なおじさんのミニバスを利用して効率良く回ります。ランチは島のカフェでスープやボリュームサラダが食べられます。
島を案内してくれる馬車


ミニバスで回る


ランチのサラダ(12EUR)


せっかくゴールウェイまで来たならば、やはりアラン諸島まで足を伸ばして頂きたい。
手作りの籠も売られている


■day5
今日はゴールウェイから、モハーの断崖を経てケリーリングにあるウォータービレッジへ向かいます。モハーの断崖はアイルランドの中でも1、2を争う人気観光地。モハーはゲール語で「廃墟になった崖」を意味しています。あまりにも有名で既に写真で沢山見ているにも関わらず、目の前に現れた時はその迫力に圧倒されました。断崖の向こうに見える大西洋がまた無限に広がり、自然の偉大さを見せつけている様でした。
モハーの断崖


ここには一応石柵があるのですが、何故かみんなお構い無しで乗り越え、断崖の縁を歩いていました。私も恐る恐る歩いてみたものの、強風が吹いたらバランスを崩して落ちるのではとか、誰かに押されたら絶対落ちるなど、いらぬ心配をしてしまい、そうそう柵内に戻りました。
観光地可されているとはいえ、モハーの断崖はゴールウェイまで来たら行くべきです。
柵越え禁止表示


柵越えで撮影


今回のミッションの1つ、「アイルランド音楽レッスン」を受けにエニスへ。エニスは伝統音楽が息づく町で毎年音楽祭が開かれる事でも有名です。
この町で楽器初級者の私がティンホイッスルのレッスンを受けます。楽器に触るのは中学生以来。リコーダーとホルンを少し齧っていた程度の経験です。
1対1で丁寧にレッスンが始まりました。先生は凄く簡単な英語で説明をしてくれるので、とてもわかり易くすぐに吹ける様に。それにアイルランド風な息遣いをプラスすれば何とか形になりました。
エニスの町


ティンホイッスルに初チャレンジ!


初めてのアイルランド音楽レッスン。短い時間でしたが、楽しく、ついティンホイッスルを購入してしまいましたので、帰国後も練習したいと思います。
少しでも音楽の心得がある方には本場での演奏はいい思い出になりますのでおすすめです。
優しい先生


先生と一緒に


次に向ったのはアイルランドで最もかわいい村と言われる「アデア」へ。素朴な藁葺き屋根が未だ建ち並びます。目的地にするには小さい町なので、立寄り程度に楽しむといいでしょう。
アデアの風景


アデアから一気に南下し、ケリー周遊路にあるウォータービルへ。ここはチャーリーチャップリンの別荘があった町です。目の前に大西洋が広がり本来なら美しい眺めなのですが、あいにくの荒れ模様…。青く見られるはずの海がグレーに・・・。
グレーの大西洋


今回の旅の目的の一つで、とても楽しみにしていたダークスカイリザーブでの星空鑑賞は残念ながら出来ませんでした。アイルランドの晴天は珍しい位なので、それも含めてアイルランドということですね。(しかし、これは本当に残念・・・リベンジせねば、です。)
雨の夜空・・・


■day6
今朝も目覚めると雨風…。基本的に晴れ女なはずでしたが、今回ばかりは負けました。ちょっと落ち込みましたが、気を取り直し素敵な朝食を楽しみます。
スクランブルエッグです


ウォータービルで宿泊した「BUTLER ARMS HOTEL」はかのチャップリンも通ったと言う4つ星のクラシカルなホテルです。
BUTLER ARMS HOTEL


ウォータービルの町並み


ホテルを出発するも雨足は強まるばかり…。暴風雨の中リング・オブ・ケリー(ケリー周遊路)を走ります。霧も深くさすがに雄大な自然は見渡せませんでしたが、道の両側の緑は生き生きとして、一年中この青さを維持出来ているのは雨が多いアイルランドの気候によるものだとつくづく感じました。
リング・オブ・ケリーの看板


キラーニーまでは、途中小さな町スニーム、ケンメアを経由、国立公園内のビューポイントであるモルズ渓谷、レディース・ビューで写真を撮り、約3時間程で観光の町キラーニーに到着です。雨風の中、緑と海と岩々に囲まれた周遊路を走るのは、大自然に全ての方面から迫られている様で少し怖くもありました。それだけに手付かずの自然が残る素晴らしさも感じる事が出来ました。
雨の中のレディース・ビュー


景色が薄暗いので花の写真を


スニームの町


ケンメアの町


午後、雨も上がり、薄日も差し始めたキラーニーの町を歩く事に。ホテルの数がダブリンの次に多い町だとは聞いていましたが、町自体は小さく、端から端まで徒歩30分もあれば回れるサイズです。観光地だけあり、町には観光客も沢山いましたが、ここでも日本人を見かける事はありませんでした。
キラーニーの町


キラーニーでは観光用に馬車が使われています。少し走るとすぐ国立公園なのですが、公共のバスもなく、タクシーも少ないので、観光も兼ねた交通手段として利用されています。馬のパカパカ走る音が優しく、この町にとても似合います。
馬車


■day7
翌朝、雨も降っていなく、太陽も僅かに出ていたのでキラーニー国立公園をリベンジせねばと「ロス・キャッスル」へ行く事にしました。朝7時前と早かったのでレセプションが閉まっていた為タクシーを呼んで貰えず、さらに町まで出てもタクシーは見つからず…。片道30〜40分かかると聞いていたのですが、とりあえず歩く事に。
早朝に知らない道をひたすら歩くのも気持ちがよくただ黙々と歩いていると「ナショナルパーク」と「鹿横断注意」の看板が。きっともうすぐだ、と思ったところで鹿に遭遇!じっと見つめ合ってしまいました。
野生の鹿に遭遇


さらにひたすら歩くと、ようやく城が。やはり30分かかりました。笑
誰もいない薄曇りの中、国立公園の湖の湖畔に佇む城は幻想的で何とも美しかったです。またその周りには鴨が集まって寝ている様子が可愛く、しばらく眺めていました。
ロス・キャッスル


湖畔の鴨達


心残す事なく、ダブリンへ。キラーニーからは途中マーロウ(MALLOW)で乗り換え、約3時間の列車の旅です。
到着はヒューストン駅でホテルまではルアス(LUAS)で向かいます。ルアスもバスもダブリンでは便利です。
ルアスの切符は事前にホームで購入


ダブリン前半に行けなかった「ギネス・ストアハウス」へ。ダブリンは天気もよくビール日和(?)でしたので早速行ってみる事に。
ギネス・ストアハウス


工場見学好きの私はワクワク、さすがの観光スポットで観光客も沢山来ていました。ここは7階建ての建物でギネス造りの工程や歴史が学べるようになっています。また入場料に1パイントのギネスが込となっており、6、7階のバーでダブリンの景色を見渡しながら飲めるのです。
ギネスの歴史を紹介


バーでのギネス


最上階からダブリンを眺める


アイルランドの自然に沢山触れ、ギネスも満喫して9日間の旅を終えました。しとしと雨の多いアイルランドですが、一年中緑と花が生き生きしているので、とても町並みが美しいです。
アイルランドはギネスだけではありませんでした!
自然や歴史に触れるとよりその国が見えてきます。人々がとにかく優しく、やっぱりギネスもシーフードも美味しいアイルランド。一度は行ってみる事をおすすめします。

今回はとにかく星空鑑賞が出来なかったのは残念でなりませんが、皆様に訪れて頂き、素敵な星空写真を送って下さる事をお待ちしております。

<オススメ度>
ニューグレンジ・タラの丘★★★★★・・・謎の世界遺産やアイルランドの故郷
ゴールウェイ★★★★★・・・海も近くシーフードも美味しく歩きやすい町
モハーの断崖★★★★★・・・やっぱり一度は行くべき
エニス★★★★・・・音楽好きなら絶対立ち寄って欲しい!
リング・オブ・ケリー★★★★・・・天気が重要。良ければ最高!
キラーニー国立公園★★★★・・・天気が重要ですが、雲がかった様子も幻想的。

(2016年6月 能祖文子)

フィンランド
じっくり・ていねいなフィンランドの暮らし〜ガイドブックに載っていない北カレリア〜
エリア:
  • ヨーロッパ>フィンランド>ヘルシンキ
  • ヨーロッパ>フィンランド>フィンランドその他の都市
テーマ:世界遺産 グルメ 自然・植物 
投稿日:2016/06/24 15:50






この度、フィンランド航空が主催のファムトリップに行ってまいりました。なんと総勢50名近い大所帯。参加者はそれぞれタリン/北カレリア/クーサモの3方面におよそ10数人ずつ振り分けられて、最終日にヘルシンキで合流して3班それぞれがプレゼンテーションを行い、お互い訪れた場所のそれぞれの情報を共有します。たった5日間のファムでしたが大きな思い出と沢山の情報をお土産に帰国しました。

私は北カレリア班に参加しました。フィンランドに行かれたことのある方の中でも北カレリアは知らない方は多いのではないでしょうか?フィンランド事体初めの訪問でしたが、北カレリアは「これぞフィンランド」と思える風景の連続でした。
ここにはダイナミックな自然や派手な観光地、歴史ある遺跡があるわけでもありません。でもじっくり心に染み入るような自然の美しさと人々の生活があります。湖のほとりにじっと佇むと誰もが、吹きつける風の気持ちよさ、水の清らかさ、新緑の匂い、鳥たちが自由に空を駆け巡る様子を見たり感じたりすることができるでしょう。私が旅行をしたのは6月初旬で夏本番まではまだまだという感じでした。朝晩は10℃前後までグッと冷えるのですが北カレリアの空は青く澄み渡っているためか、すっと背筋が伸びるようなそんな気持ちの良い朝を毎日迎えることができました。
フィンランドというと冬のオーロラ観光がメインだと思われがちですが、夏は日の長い季節だからこそ、サイクリングやベリー摘みにハイキングなど、自然と共に向き合うフィンランドの人々の生活を覗き込む、そんな体験ができるというものです。北カレリアお勧めです。

〜〜☆〜行程〜☆〜〜
1日目 ヘルシンキ乗継でヨエンスーヘ ヴァラモ修道院にてワイン&ウイスキーテイスティング【ヴァラモ泊】
2日目 ヴァラモ修道院観光、その後ヨエンスー市内立ち寄り、コリ国立公園を観光【コリ泊】
3日目 コリ国立公園観光 船でヴオニスラヒティ近郊を観光後、クオピオ空港からヘルシシンキへ移動 ヘルシンキのレストランにて3班合同の宴会【ヘルシンキ泊】
4日目 朝ヘルシンキの街を散歩、プレゼンテーション後、帰途へ
〜〜☆〜〜〜〜☆〜〜


6月3日 ヴァラモ修道院へ
朝8時半に成田空港に到着し、フィンランド航空にてチェックインを済ませる。朝9時過ぎに東京から出発するメンバーとの初の顔合わせ。名刺交換を終えた後は各自、両替などを行い搭乗口へ。

実は私欧州系の航空会社に乗るのはかなり久しぶり。
ここ最近に乗った航空会社を思い起こしてみると、四川航空・アメリカン航空・キャセイパシフィック航空・ユナイテッド航空・カタール航空・ニューギニア航空・エミレーツ航空・中国国際航空・・・・。とにかく5・6年前まで遡らなくてはならないのは確かだ。特にフィンランド航空は良い評判しか聞かない航空会社なのでいつか乗ってみたい航空会社でもあった。

<フィンランド航空>
真っ白な機体にブルーのロゴが印象的なフィンエアー。機内も同様、オフホワイトを基調にしたカラーリングのためか広く、清潔感を感じた。東京発の配列は2—4—2。ビデオオンデマンドでは邦画は少なかったが劇場公開されていない最新のハリウッド映画がラインナップされており、ヘルシンキまでの片道3本鑑賞した。機内食は出発2時間後と到着2時間前の2回提供され、私は照り焼きチキンと焼うどんの2食とも完食した。飲み物はワインのほかビールやスパークリングワインも無料だった。
今回特別にビジネスクラスの席も見せてもらった。ビジネスクラスは2—2—1の配列。シートはもちろんフルフラット。またコンフォートクラス以上のシートにはマリメッコデザインのアメニティがつくそうだ。
フルフラットになるビジネスクラス


<ヘルシンキ空港>
日本から約9時間半でフィンランドの首都ヘルシンキへ到着。ヨーロッパの主要都市の中でも最も北に位置するヘルシンキは日本からは最も近く移動距離に時間がかからない。ヘルシンキ空港は非常に機能的な構造で、最短乗り継ぎ時間はなんとたった35分。ターミナルはたった一つなので迷うこともない。さらに2012年から自動入国ゲートを導入しており、シェンゲン協定加盟国へ行く場合、EUや日本・韓国のパスポート所持者は有人の入国審査レーンに並ぶ必要もなく、無人の自動出入国審査端末にパスポートをスキャンさせるだけで簡単に通過できる。
空港内には免税店も多く、ムーミンストアやマリメッコ、イッタラなどフィンランドを代表するお店が軒を連ねており乗り継ぎだけでも十分楽しめることだろう。フィンランド国内旅行だけでなく、直行便のないヨーロッパの国へ行くには一押しの航空会社である。
ヘルシンキ空港内の自動入国ゲート




ヘルシンキ空港にて散策後、今回の目的地であるヨエンスー行きのフライトに乗り換え。ヘルシンキからは1時間のフライトだ。
ヨエンスー空港到着。周りには何もない、本当にど田舎の空港だ。空港には北カレリア観光局のスザンナさんが迎えに来てくれていた。バスに揺られること約1時間、向かったのは新ヴァラモ修道院。

<新ヴァラモ修道院>
ヘイナヴェシ(Heinävesi)の森の中、周りには何もない人里離れた湖畔にポツリと佇む新ヴァラモ修道院。
新ヴァラモ修道院はロシア連邦カレリア共和国のロシア正教ヴァラーム修道院から第二次世界大戦の戦火を逃れるためにフィンランドのへ移り住んだ150人のも修道士たちが1940年ごろに建立した修道院だ。そのため「新」ヴァラモ修道院と呼ばれ現在、フィンランド正教会唯一の修道院でもある。そんな歴史的な経緯から修道院の内部にはまるでロシアの教会にいるかのように、立体のキリスト像、マリア像の代わりに美しいイコンにあふれ、教会は玉ねぎ型の屋根と白亜の壁が印象的なつくりとなっている。修道院内には修道士たちの暮らしぶりを伝える博物館や美術館が併設されており、いずれも必見のポイントだ。またこの地域では気温が低いことからブドウが栽培できない。代わりにこの修道院ではベリーを原料にワイン造りを行っている。そのためワインテイスティングできるのもこの修道院の魅力のひとつだ。
修道院は広くレストランのほかに宿泊施設もあるため、是非1泊することをお勧めしたい。早起きすれば朝のお祈りをみることができ、きっと心が洗われる体験になるはずだ。
新ヴァラモ修道院はフィンランドの中でもとりわけ時の支配者に翻弄されたフィンランドの歴史およびロシアとフィンランドの関係を感じられる場所であり、北カレリアに来たのであれば是非訪れたい場所である。
ロシア風の新ヴァラモ修道院の教会


教会内部と髭の司祭


ヴァラモ修道院に到着後、我々は修道院に経営するホテル(宿坊)にチェックイン。

<ヴァラモ修道院 宿坊>
室内は実にシンプルな造り。シングルベッドが2つ、机と電気ポット、懐中電灯、それに宿坊らしく壁にはイコンが飾られ机には聖書があった。トイレとシャワーは各部屋に備わっており、シャワーの温度調整は実に素直に反応し、およそ24時間ぶりにたっぷり温かいシャワーが浴びることが出来た。
ヴァルモ修道院の宿泊施設


宿坊でもプライベートのトイレ・シャワー付き


その後、夕食の前にワインのテイスティング。
赤・白のベリーから造ったワインとウイスキーをテイスティング。フィンランドではブドウが育たないのでフィンランド産のワインというのはほとんどないらしい。ただしこちらではベリーを原料にワインをつくっているのでフィンランド産の珍しいワインを楽しめる。お土産にもうってつけである。
ワインテイスティングの後は司祭を囲んで、フィンランド料理の夕食。ロシアの国境にも近いせいかロシアの影響を受けた料理が多いそうだ。
フィンランドではワインを生産していないがここにはベリーで造ったベリーワインが飲める


修道院で造っている赤・白のベリーワインとウイスキー


旅始まって以来初めての全員集合での食事


食後のお茶はジャムを混ぜるロシア風でいただく


6月4日 ヨエンスー市内観光とコリ国立公園へ

朝7時に教会のお勤めを見させていただく。撮影禁止だったのが残念だが、朝日が差し込む中、信者たちの前で黒装束の僧侶がお祈りの言葉を捧げている光景は神秘的でいて心の現れるような心地になった。
光が差し込み、まるで心が洗われるような教会内部


その後朝7時半から朝食。修道院の朝食にしてはちゃんとしており、温かいパンにオートミール、チーズ、ヨーグルト、そしてサラダなど。豪華ではないが健康的で美味しい朝食だった。
朝食後にヴァラモ修道院の見学ツアーに参加。
修道院内の博物館や美術館を見せてもらう。展示物の多さにここは修道院だとは思えないほどである。
ほかにも湖畔を巡るクルーズツアーなどの用意があるそうだ。こんなに美しい自然のなかでゆっくりできるのであれば修道院に2泊以上ステイしても十分楽しめると思う。
ボートクルーズもできるみたいです


ヴァラモ修道院近くの湖畔




10時半にヴァラモ修道院を出発、約1時間かけてヨエンスー市内を目指す。

<ヨエンスー>
ヘルシンキから北東400kmに位置するヨエンスーは現在人口6万人ほどの運河に面した小さな都市である。かつて1848年にロシア帝国の皇帝ニコライ1世によって開かれ、製材業と水運業の成長によりロシア貿易の要所として発展を遂げた。現在は北カレリアの観光のハイライト「コリ国立公園」の玄関口として知られている。ヨエンスーを都とする北カレリア地方は見渡す限り広がる森林と青く澄んだ湖がで知られる風光明媚な地域である。

ここでカレリアについての説明をしよう。
フィンランド南東部、ロシアとの国境に位置する北カレリアと南カレリア、および現在ロシア連邦に編入されているカレリア共和国を合わせて「カレリア」と呼ぶ。カレリアは独自の言語を持つ民族がすむ地域であったが、中世以来ロシアとスウェーデンの争いの舞台となり、戦後多くの部分がロシア(当時はソ連)に割譲されてしまった。
ロシアとフィンランドに分断されてしまったカレリアだが、フィンランド人にとっては精神的な故郷ともいわれている。それを裏付けるように国民的な叙事詩「カレワラ」はその名のとおりカレリアの伝承や歌謡を元に編まれたものであり、フィンランド生まれの作曲家ジャン・シベリウスの交響詩「フィンランディア」はカレリアの原風景からその着想を得たものだといわれている。他にもシベリウスの作品には「カレリア」を題名に持つ作品も多数あるそうだ。つまりフィンランドを語るうえでカレリアの自然と歴史は外せない場所なのである。

ヨエンスーのマーケット広場に降り立ち、いまヨエンスーで最もお洒落なスポット、タイトコルッテリTaitokortteli へ向かった。タイトコルッテリはかつての資産家の伝統的な邸宅をリノベーションした可愛らしい外観のいわば工芸センターである。北カレリア地方の伝統的な刺繍を施した製品や地元のアーティストたちのギャラリー兼お土産屋さんとなっている。フィンランドらしいデザインの雑貨が多く、見ているだけでもあきない。中でも印象深いのは1日7.5ユーロを支払えば、フィンランド伝統の機織りが体験できる織り物教室。ヨエンスーに滞在しながらひがな一日織りものをつくっているのもそれはそれで楽しいかもしれない。
マーケット広場にてカレリアパイを実演販売していました


タイトコルッテリ


1日7.5ユーロを支払えば、フィンランド伝統の機織りが体験できる


タイトコルッテリ観光後は街の中心・マーケット広場の隣にある、世界的に有名なアールヌーヴォー建築家エリエル・サーリネンの設計による市庁舎の中のシアターレストラン(Teatteriravintola)にて。これまでのトラディショナルな食事とは一風違ったフィンランドとフレンチのフュージョンのようなスタイルで、可能な限りヨエンスーの地の物を使ったという創作料理に舌鼓をうった。
市庁舎の中のシアターレストラン(Teatteriravintola)でのランチコース 前菜


食事の後はヨエンスー中心地に構えるソコス系列のヴァークナ(Vaakuna)ホテルのインスペクション。

<ヴァークナ Vaakuna>
マーケット広場に面した街の中心にあるVaakunaはフィンランドのあらゆる場所に支店を持つSokos系列の4つ星ホテル。スーパーマーケットにも隣接しており、ヨエンスーに滞在するなら利便性はピカイチ。室内はシンプルながらフィンランドデザインのセンスが光る温かみのある空間。冷蔵庫、ドライヤー、湯沸かし器、室内のWIFIあり。セーフティーボックスはない。バスタブやスリッパは部屋のカテゴリーによってはあるようだがあまり多くはないそうだ。ホテルにはサウナも併設されている。
ヨエンスー市内中心部のソコスヴァークナホテル


Vaakunaを後にして向かったのはスーパーマーケット。
というのは「この後のスケジュールでお土産を購入する時間がないから」というフィンランド航空さんの計らいである。これまでの旅行先のお土産はスーパーマーケットで購入することが私にとって嬉しいサプライズだった。
フィンランドに詳しいフィンランド航空の方々がお勧めしていたFazer(ファッツェル)のチョコレートを大量に購入。いろいろなフレーバーがある中、ポップコーン入りのチョコレートが一押しだそうだ。

ヨエンスーから車で1時間。今回の宿泊先であるコリ国立公園に到着。
まずは国立公園内にあるブレイクソコスホテルコリ(Break Sokos Hotel Koli)にてチェックイン。

<ブレイクソコスホテルコリ Break Sokos Hotel Koli>
コリ国立公園内にある唯一の4つ星の宿泊施設。名前の通りソコス系列のホテルである。3階建からなっており、スーペリアルーム以上のカテゴリーであればコリ国立公園の雄大な景色が室内から一望できる。室内は木材を多用した自然と融合したリラックスした空間を演出しており、ドライヤー・湯沸かし器・無料のWIFI、冷蔵庫が備わっている。一方、バスタブやセーフティーボックス、スリッパはなかった。ホテルには眺望の見事なテラスのあるレストランやモダンなデザインのスパとサウナ、さらにはカラオケバーまで併設されており、コリ国立公園でのアクティビティを楽しみながら2泊、3泊したくなるような居心地のよいホテルとなっている。
ブレイクソコスホテルコリ


素敵なホテル内のカフェ


モダンなデザインと壮観な景色のスパ シベリウスの音楽も流れる


<コリ国立公園のハイキング>
ホテルにて一休みした後、コリ国立公園のハイキングに出発。
今回の向かったのはパハコリとウッココリという約1時間のハイキングで訪れることができる展望台である。ホテルをでた我々は坂道を登り自然豊かな遊歩道を抜ける。途中、自生するブルベリーの花、生い茂る白樺や松ぼっくりなど、自然のあるがままの姿を目の当たりにしながら平坦な道を一歩一歩、足を踏みしめて歩く。
しばらく歩くとむき出しの岩盤が地表に現れる。滑らないように気をつけながら歩くと樹木と石で造られた十字架と聖壇のある小さなチャペルが。ここはアッカコリと呼ばれる展望台の一つでウッココリとは逆側に広がる広大な樹海を一望できるスポットになっており、ここで結婚式を挙げるカップルもいるのだそう。
アッカコリと石の教会


アッカコリを後にして歩くこと10数分、パハコリに到着。眼下に広がる樹海とピエリネン湖の組み合わせはまさに我々の中にある「フィンランド」の自然を絵に描いたような美しさ。
パハコリの道からホテル側へ戻るように進み、アッカコリの反対側の展望台・ウッココリに到着。コリ国立公園の中でもひときわ有名な展望台である。崖へ突き出た岩肌に恐る恐る足を踏み出す。日本であれば転落防止用の柵やフェンスなどを設置するような絶壁だ。いまは夏だからよいものの、日の光があたらない冬になると転落事故が起きてもおかしくはない。しかしそういった野暮なものがないもの自然と共生するフィンランド人らしい。自然はあるがままあるべきで人の都合で景観を壊したり、無駄に手を入れることはしないのである。勇気を出して踏み出した展望台からはフィンランドの自然の持つ人の心を包み込むような雄大さと、背筋がピンを伸びるようなちょっとした怖さのようなものを同時に感じた。
パハコリ展望台


ウッココリにて初めてで最後の集合写真


私はアウトドア用の折りたたみ式のスニーカーを用意していたが、滑りやすい岩肌やゴツゴツした岩盤を歩く箇所がいくつかあるので3時間以上のトレッキングを楽しむのであれば本格的なトレッキングシューズを持ってきた方がいいだろう。また気温差も激しいため薄手のダウンジャケットやウインドブレーカーも忘れずに。

ハイキングのあとは夕食。ホテルからバスでおよそ5分。フィンランドの伝統的な小屋(コタ)の中で焚き火にあたりながらのバーベキューのディナー。
夕食の会場近くで飼われていたトナカイ


焚き火の暖かさを同じ空間にいる人たちと共有していると、心の壁も溶けていくような、不思議にアットホームな雰囲気になるのはどうしてだろう。ふわふわした幸福感のようなものを感じながら食べたワインとカレリアパイ、焼きたてのサーモンは最高に美味しかった。
美味しく焼かれているサーモンとパイ


暖かいコタのなかでのディナータイム


メインディッシュのサーモン


食事の後はホテルに戻り、時差の関係かベッドに横になるとコロリとすぐに寝てしまった。

6月5日 コリ国立公園観光、ヘルシンキへ

朝4時頃に起床。会社に提出するためのレポートを作成する。ひと段落したところで朝食に出かける。食後のコーヒーを飲んでいると朝6時でもあまりに青空が広がっていて綺麗だったので、昨日訪れたウッココリの展望台にもう一度いってみようという気分になり、ホテルをでて早速出発。

ウッココリへのルートは昨日アプローチした登山道とはまた別の階段から。階段は急ではあるが直線距離でウッココリまで到達できるので時間がない時や手軽に散歩したい人にはうってつけである。朝の誰もおらず、聞こえるのは風が木々を揺らす音と鳥の鳴き声、そんな中で見たウッココリの壮大な風景は深呼吸をすると身体の中まで透明になってしまいそうなほどのすがすがしさだ。
コリ国立公園にはロープウェイもある


眼下に広がるピエリネン湖








8:45にホテルをチェックアウトしてバスで移動。この日最初のアクティビティであるノルディックウォーキングの出発地点へ向かう。

<ノルディックウォーキング>
ノルディックウォーキングは北欧生まれのスポーツ。2つのポールを使った歩行運動で、通常の歩行よりも上半身の筋肉が積極的につかわれエネルギー消費量も20%アップするという。また足首、膝、腰の負担も通常の歩行よりも40%近く軽減されるそうだ。年齢問わず気軽に楽しめるため病気のリハビリにも活用されている。
ホテルからバスに揺られて約10分。コリ国立公園の山道入り口にて降車。参加者はまず2本のポールを手渡され持ち方と歩き方のレクチャーを受ける。ノルディックウォーキングと聞くとちょっと難しいのかな、と身構えてしまうが、2つのポールで歩行を補助するだけと考えればシンプル。とっても単純である。
この日は約2時間のノルディックウォーキングを行ったのだが、ポールの補助のおかげかそれほど疲れを感じることなく山道を散策できた。途中、ゲストハウスでの休憩や森に咲く花を観賞したり、フォレストヨガ(樹木をつかったヨガ)をしたり、山道も楽しみながら移動できたのが良かったのかもしれない。


馬〜









フォレストヨガ


ノルディックウォーキングで我々が到着したのがコリの港。ここから高速船で20分、コリの対岸の町「ヴオニスラヒティVuonislahti」へ。ヴオニスラヒティVuonislahtiの港はコリの港と比べて寂しいところで到着したのはいいが私達のバスが待つ以外何もなかった。こんな場所に一体何があるのだろうと疑問がよぎったが、港からバスに乗り換え向かったパーテリ(Paateri)にはすばらしい木の教会があった。

<パーテリの木の教会>
港からバスに揺られること20分足らず。到着したのはフィンランドを代表するエヴァ・リューナネン(Eva Ryynanen)という彫刻家がつくりあげた教会とその周囲にあるアトリエ、住居。現在はギャラリーのようになっており入場料を支払えば誰でも入れるようになっている。なお木の教会では実際に結婚式も挙げることができるそうだ。
失礼ながらこの女性の彫刻家の名を初めて知ったのだが、木という温かみのある素材とフィンランドの国に住んでいそうな動物や精霊などを題材がマッチしており、作品の根底に流れるテーマを理解できなくとも感じ入るものがあることだろう。
木の教会ではあらゆるものが木からできており、エアコンがあるわけではないのに教会内はほんのり暖かい。木という材質がもつ機能性とエヴァ・リューナネンの持つほっこりとした世界観が自然と我々にそう感じさせるのであろう。








次に向かったのがヘッランニエミ Herranniemiのゲストハウス。このゲストハウスで本日のランチをいただいた。供されたのはフィンランドの家庭料理で素材はすべてこの地のもの。スタッフの方もすごく気さく。近くにエヴァ・リューナネンのギャラリーやコリ国立公園もあるし、夏にはベリー摘み、冬にはアイスフィッシングなどが楽しめる。もちろんフィンランドの風物詩であるコタやサウナもゲストハウス近くにあるのでローカルな人々に接しながらフィンランドの大自然を満喫するにはこれ以上ない環境である。フィンランドを旅するのであれば都市ではなく、大自然に囲まれたこういったゲストハウスに何泊か滞在しのんびりするのもいいだろう。






ゲストハウスを最後にヨエンスー到着後からお世話してくれた現地観光局のスザンナさんとお別れ。ここからはドライバーさんのみでクオピオの空港へ送迎してもらう。
ヘッランニエミからクオピオ空港へは約2時間。クオピオ空港はヨエンスー空港に勝るとも劣らないほどの田舎の空港だ。本来はヨエンスーの空港からヘルシンキに向かうはずだったのだがヨエンスー発の便が混んでいて取れなかったそうだ。しょうがない。

約1時間のフライトを経てヘルシンキヘ。
ヘルシンキ空港からは列車でヘルシンキ中央駅へ、空港駅と中央駅の列車は環状線のように円状になっているのでどちら方向に乗っても中央駅に行ける。料金は5.5ユーロ。切符は車内スタッフから購入できるので来た列車に乗れば良い。とっても簡単である。
列車マークを辿れば空港駅に到着します






空港から中央駅は約30分。中央駅に到着後、歩いてこの日のホテル、ソコス・プレジデンティへ。
ヘルシンキ中央駅


<ソコス・プレジデンティ>
中央駅から徒歩5分程度にある4つ星大型ホテル。周りにはデパートやレストラン、スーパーマーケットなどあり買い物には困らない。ホテル自体は年代を感じさせるものだが室内は大変清潔でドライヤー、冷蔵庫、バスタブ、室内の無料のWIFIもある。湯沸かし器、セーフティーボックスはない。ホテルにはサウナも併設されている。現在一部の部屋がリノベーション中である。中央駅からこのホテルまでは石畳が続くのでスーツケースの人は難儀していた。
ソコス・プレジデンティ




ホテルに荷物を置いて、この日のレストランへ移動。
3班に別れてそれぞれ各地に飛んでいった各旅行社のスタッフがこの日の夕食で一堂に会する。
レストランはヘルシンキ中心部にあるZETOR。フィンランドの農家をモチーフとした家庭料理を出す店だ。ビールなどの酒類が豊富で日本語のメニューもあるので、気軽にフィンランド料理を体験するにはお勧めである。
フィンランド航空本社スタッフ


約3時間半にも及ぶ大宴会のあとは近くのバー・プラハに二次会へ。ビールを一杯のみいただきようやく(?)解放された。そのあとは仲間内でヘルシンキ駅前にあるカジノへ。カジノではパスポートを提出せねばならず、3人のうち1名はホテルに置いてきたため私ともう1人だけでひと勝負(ルーレットの赤・黒)だけかけてきた。ミニマムは100ユーロだったので2人合わせて50ユーロ出し合い黒にかけたところ見事にあたり1人あたり50ユーロの儲けに。2人で思わずハイタッチ。

フィンランドの最後の夜はひんやり冷たい風が吹いていたが私達の心と財布はあたたかった(?)。。。

6月6日 プレゼンテーション

朝7時半に仲間内で落ち合ってヘルシンキ大聖堂へ向かう。
実はヘルシンキ市内を歩くのはこの日の朝しか時間が取れない。大聖堂のあとは港近くのマーケットをそぞろ歩き。そしてホテルへ戻る、
ヘルシンキ大聖堂からは無料のWIFIが出ています


トラムの線路


マーケット広場


朝食を食べた後、9時半からホテルの会議室でそれぞれ3班に分かれてプレゼンテーションの作成。

我々にカレリア班は団体とFITの2グループに分かれモデルプランを提案するという構成。会社や性別・年齢もバラバラなので3時間でまとまるかしら、と最初は不安ではあったが結果、皆の意見が反映されたプレゼンテーションとなった。お互い意見を出し合うことで自分だけの視点でなく、同じ行程を旅した仲間たちの視点も共有できたことは大きな財産になったと思う。

12時半からホテルでランチ、そして13時半にプレゼンテーション。
プレゼン前はウチの班が一番だ、という思いがあったが各班素晴らしいものであった。同時に楽しそうでもあり「そっちの班でもよかったなぁ」と思うこともしばしば。結果、エストニア班が優勝した。


プレゼンテーションの後は空港へ。
5日間では短いなぁと最初は感じていたが、5日間とは思えないほど内容が詰まったファムトリップとなった。
思い出という「お土産」だけでなくお互いの情報を共有できる素晴らしい機会を作っていただいたフィンランド航空の皆様、JALの皆様、そしてフィンランド観光局の皆様に感謝したい。
本当にありがとうございました。

追記1:
お土産を買う時間はほとんどなかったものの空港ではマリメッコを始めイッタラなどフィンランドブランドのお土産が充実していたおかげで妻からのリクエストされた商品を全部購入できた。見事にお土産探しは空港内の1時間でコンパクトに完結。尚且つ空港内だから免税手続きも簡単。フィンランドの土産物選びに困ったら早めに空港で探すのもおすすめです。
最終日にお世話になった空港内のマリメッコ


追記2:
修道院で出会った年配の日本人ご夫婦の姿がとても印象的だった。まさかこんなところに日本人がとお互い思って思わず声をかけてしまったのだが、なんとこのお二人はフィンランドをレンタカーで観光しているのだそう。このご夫婦の仲睦まじい様子とフィンランドのゆっくり流れる小川のせせらぎのような自然の優美さがぴったり自分の中でシンクロして、私も年をとったらゆっくりこのあたりを気の向くまま旅してみたいなぁと感じ入った。

(2016年6月 橋本康弘)

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