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- ショッピングやグルメも充実!美しい世界遺産のある北欧を街歩き! ↓
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エリア:
- ヨーロッパ>スウェーデン>ストックホルム
- ヨーロッパ>フィンランド>ヘルシンキ
- ヨーロッパ>フィンランド>フィンランドその他の都市
- テーマ:買物・土産 世界遺産 グルメ
- 投稿日:2016/06/24 15:37
天候の良いベストシーズンに北欧のスウェーデンとフィンランドの両国へ行く機会を得ることができた。
今回お世話になったのはフィンランド航空。関西空港からヘルシンキ・ヴァンター国際空港まではおよそ10時間の飛行時間で到着する事ができる。
日本から最も近いヨーロッパと呼ばれるフィンランドまで直行便で行ける!という事もあり、少し眠っている間に、思ったよりも早く着いたように感じる。
ヘルシンキ以遠の多くのヨーロッパ各都市へのフライトを網羅するフィンランド航空は日本から最短、最速のフライトでヨーロッパに行けることがポイント。イギリスの航空サービスリーサーチ会社SKYTRAXによる、ワールドエアラインアワードにおいて、北欧のベストエアライン賞を2010年から昨年まで6年連続で受賞している安全性・信頼性共に高い評価を受けています。
ヴァンター国際空港は綺麗でモダンな印象。ハブ空港だが比較的規模は小さく、ターミナルは全て一続きで徒歩移動圏内にあり、シンプルな造りになっている。乗り継ぎ時間が短い事が気になるケースもあったが、そんな心配は全く不要で、迷うようなルートもなく、実にスムーズに進んだ。空港内のお土産屋にはムーミングッズや、マリメッコのショップが有り、待ち時間も退屈する事なく過ごせる事でしょう。
ヘルシンキ・ヴァンター国際空港から乗り継ぎ、ストックホルム・アーランダ-国際空港へ16:00頃に到着。国土の半分ほどが森林に覆われているとの事だが、空港から市内へ向かうバスの車窓から見ただけでも緑の多さが伝わる。
この時期の良い点は、涼しい気候も嬉しいのですが、夜の9時台になってもまだ日が落ちていないので、到着したその日からの観光もできるのです。
3泊5日で2か国を周遊する、おまけに船内で1泊も含めてなので、全体的にやや駆け足な旅にはなりましたが、主に印象に残った箇所をご紹介します。
ストックホルムの旧市街、世界遺産のガムラスタンは古い街という意味です。13世紀発祥といわれる風情のある石畳の道は、まるで中世にタイムトリップしたかのような雰囲気です。ジブリの魔女の宅急便のモデルになったとも言われている可愛い街並みは、何でもないような路地裏でさえ絵になる魅力があります。広いエリアではないので、じっくりと徒歩で見て回れます。
〇大聖堂、ドイツ教会、フィンランド教会などがあり、古い街の様子ととても合い魅力的です。
中心部にある有名なノーベル博物館。歴代受賞者がイスの裏にサインをする様子は日本でもテレビで見た方もいるのではないでしょうか。
京都大学の山中教授がサインを書いたイスは、博物館入ってすぐ左側のカフェにロープに吊るされているのですぐに見つかります。下から見上げるとサインが見える仕組みです。他のイスは裏返さないとサインが見えないのに、日本人観光客もよく来るのでしょうか、山中教授のだけは特別扱いされているようで誇らしくなります。
ここのカフェでは授賞式の晩餐会で出されるのと同じアイスクリームを販売しています。また、この博物館限定で売られているチョコレートはお土産に最適。ノーベル賞のメダルの形をしています。味は少しビターで高級感があります。空港や他のお土産屋では売られていないのでレアなアイテム。山中教授はこのチョコレートをなんと1000個も買って帰ったのだとか。
〇スウェーデンでの食事の楽しみは、名物のサーモン料理。とても分厚く、
このメインディッシュだけでもお腹いっぱいになります。
丸一日にも満た無かった程のストックホルム滞在の後、次の国、フィンランドへ移動します。数年前にフィンランドには数時間だけ滞在したことがありましたが、当時観光はいっさいしていなかったので、事実上初めての訪問とも言えます。
しかも飛行機ではなく、豪華客船シリヤラインでの一晩かけての大移動となりました。シリヤラインとは、ヘルシンキ・ストックホルム・リガ・タリンなどのバルト海沿岸都市を結ぶ、1991年に就航した毎日定期運航をおこなう国際フェリーです。
ストックホルムからヘルシンキまでは、およそ17時間、シリヤラインはシリヤシンフォニー号と、シリヤセレナーデ号の2種類がありますが、今回はシリヤシンフォニー号に乗船。とはいえ、内部の時計のデザイン(両国には1時間の時差が有るため短針が2本ある。それぞれの時刻がひとつの時計に刻まれる)や内装の色が異なるくらいで、あまり大きな違いはないそうです。
14層のデッキから構成され、約1000の客室、2852人の乗客を収容でき、全長203m、全幅31.5m、総トン数は 5万8400トンと、とにかくスケールが大きい豪華客船です。
様々なタイプの客室が備わっていますが今回はプロムナードキャビン。
外の見える海側も面白いと思いますが、船内を見下ろせる(部屋から数メートル下を歩く人と目が合ってしまいそうな距離です)プロムナードに宿泊しました。シャワーとトイレは部屋の中にあり、やや狭いがホテルとほとんど同じ感覚です)
開放的な吹き抜けが印象的なこのシリヤシンフォニー号は、船内に7つのレストラン、6つのバー、免税店、洋服屋、カジノ、サウナ、スーパーマーケット、会議室など、あらゆる設備があります。
〇あいにくのお天気だったが、デッキからの眺めは素晴らしい
フィンランドのヘルシンキ着後、市内の観光には公共交通機関と徒歩でまわりました。それが可能なほどヘルシンキはコンパクトでまわりやすい街なのです。市内観光での主なハイライトは白亜のシルエットにグリーンの屋根が美しいヘルシンキ大聖堂と、北欧最大のロシア正教のウスペンスキー寺院。ヘルシンキ大聖堂は大学の卒業証書授与式のため、中には入れませんでしたが、天候に恵まれ青空との見事な調和が素晴らしいものでした。
また、フィンランドは日本でも人気の高いマリメッコに代表されるブランド品や、ムーミンキャラクターグッズを扱うお店が街中にたくさんあり、特に女性の方にはお買い物も旅の楽しみになると思います。
今回、マリメッコのアウトレットに立ち寄りましたが、特に女性にとっては重要なショッピング拠点となるでしょう。食器や衣類、生地や傘などたくさん揃っています。ヘルシンキ中央駅から地下鉄と徒歩で30分程で着きます。
アウトレット併設のレストランではマリメッコ食器を使用してのヘルシーメニューの食事を楽しむことができます。店内のカラフルなアイテム見ているだけでも楽しいものですが、日本では見かけないレアモノがあり、しかも格安に購入できるようので、お得に一足早く入手してみてはいかがでしょうか。
ヘルシンキからちょっと足を延ばして行けるスポットでおすすめなのが、市内から北西に車で1時間ほどにあるヌークシオ国立公園。初心者向けからある3種類のハイキングコースがあり、1時間程度の散歩でも美しい森と湖を眺めながら景色を楽しむ事ができ、川のせせらぎや鳥のさえずりが響き渡ります。
この時期はベリーやワタスゲの花が咲いていました。
映画、かもめ食堂のロケ地となった景色もあり、マイナスイオンたっぷりの森林浴で癒されてみるのもおすすめです。
朝の早い時間に訪れたなら他に観光客も少なく、静寂な空間を味わう事ができるでしょう。
今回は事前の天気予報ではいまいちという情報でしたが、全般的に天候にも恵まれ、いい時期の北欧を体験する事ができました。落ち着いた北欧で、気軽にグルメ・ショッピング・街歩きを楽しむなら今の時期はベストだと改めて感じる旅となりました。
おすすめ度
ガムラスタン・・・★★★★★
中世の街並みが雰囲気抜群。じっくり歩いてみたい
シリヤライン・・・★★★★
スケールの大きさを感じながら、贅沢なクルーズを
ヘルシンキ大聖堂・・・★★★
白亜に輝く大聖堂はヘルシンキの必見建造物
マリメッコアウトレット・・・★★★★
お土産を探すならココ!豊富な種類が揃っています
ヌークシオ国立公園・・・★★★★
おすすめは朝の散歩。フィンランドの森林の空気は格別です
(2016年5月渡航 南口佑也)
今回お世話になったのはフィンランド航空。関西空港からヘルシンキ・ヴァンター国際空港まではおよそ10時間の飛行時間で到着する事ができる。
日本から最も近いヨーロッパと呼ばれるフィンランドまで直行便で行ける!という事もあり、少し眠っている間に、思ったよりも早く着いたように感じる。
ヘルシンキ以遠の多くのヨーロッパ各都市へのフライトを網羅するフィンランド航空は日本から最短、最速のフライトでヨーロッパに行けることがポイント。イギリスの航空サービスリーサーチ会社SKYTRAXによる、ワールドエアラインアワードにおいて、北欧のベストエアライン賞を2010年から昨年まで6年連続で受賞している安全性・信頼性共に高い評価を受けています。
ヴァンター国際空港は綺麗でモダンな印象。ハブ空港だが比較的規模は小さく、ターミナルは全て一続きで徒歩移動圏内にあり、シンプルな造りになっている。乗り継ぎ時間が短い事が気になるケースもあったが、そんな心配は全く不要で、迷うようなルートもなく、実にスムーズに進んだ。空港内のお土産屋にはムーミングッズや、マリメッコのショップが有り、待ち時間も退屈する事なく過ごせる事でしょう。
ヘルシンキ・ヴァンター国際空港から乗り継ぎ、ストックホルム・アーランダ-国際空港へ16:00頃に到着。国土の半分ほどが森林に覆われているとの事だが、空港から市内へ向かうバスの車窓から見ただけでも緑の多さが伝わる。
この時期の良い点は、涼しい気候も嬉しいのですが、夜の9時台になってもまだ日が落ちていないので、到着したその日からの観光もできるのです。
3泊5日で2か国を周遊する、おまけに船内で1泊も含めてなので、全体的にやや駆け足な旅にはなりましたが、主に印象に残った箇所をご紹介します。
ストックホルムの旧市街、世界遺産のガムラスタンは古い街という意味です。13世紀発祥といわれる風情のある石畳の道は、まるで中世にタイムトリップしたかのような雰囲気です。ジブリの魔女の宅急便のモデルになったとも言われている可愛い街並みは、何でもないような路地裏でさえ絵になる魅力があります。広いエリアではないので、じっくりと徒歩で見て回れます。
〇大聖堂、ドイツ教会、フィンランド教会などがあり、古い街の様子ととても合い魅力的です。
中心部にある有名なノーベル博物館。歴代受賞者がイスの裏にサインをする様子は日本でもテレビで見た方もいるのではないでしょうか。
京都大学の山中教授がサインを書いたイスは、博物館入ってすぐ左側のカフェにロープに吊るされているのですぐに見つかります。下から見上げるとサインが見える仕組みです。他のイスは裏返さないとサインが見えないのに、日本人観光客もよく来るのでしょうか、山中教授のだけは特別扱いされているようで誇らしくなります。
ここのカフェでは授賞式の晩餐会で出されるのと同じアイスクリームを販売しています。また、この博物館限定で売られているチョコレートはお土産に最適。ノーベル賞のメダルの形をしています。味は少しビターで高級感があります。空港や他のお土産屋では売られていないのでレアなアイテム。山中教授はこのチョコレートをなんと1000個も買って帰ったのだとか。
〇スウェーデンでの食事の楽しみは、名物のサーモン料理。とても分厚く、
このメインディッシュだけでもお腹いっぱいになります。
丸一日にも満た無かった程のストックホルム滞在の後、次の国、フィンランドへ移動します。数年前にフィンランドには数時間だけ滞在したことがありましたが、当時観光はいっさいしていなかったので、事実上初めての訪問とも言えます。
しかも飛行機ではなく、豪華客船シリヤラインでの一晩かけての大移動となりました。シリヤラインとは、ヘルシンキ・ストックホルム・リガ・タリンなどのバルト海沿岸都市を結ぶ、1991年に就航した毎日定期運航をおこなう国際フェリーです。
ストックホルムからヘルシンキまでは、およそ17時間、シリヤラインはシリヤシンフォニー号と、シリヤセレナーデ号の2種類がありますが、今回はシリヤシンフォニー号に乗船。とはいえ、内部の時計のデザイン(両国には1時間の時差が有るため短針が2本ある。それぞれの時刻がひとつの時計に刻まれる)や内装の色が異なるくらいで、あまり大きな違いはないそうです。
14層のデッキから構成され、約1000の客室、2852人の乗客を収容でき、全長203m、全幅31.5m、総トン数は 5万8400トンと、とにかくスケールが大きい豪華客船です。
様々なタイプの客室が備わっていますが今回はプロムナードキャビン。
外の見える海側も面白いと思いますが、船内を見下ろせる(部屋から数メートル下を歩く人と目が合ってしまいそうな距離です)プロムナードに宿泊しました。シャワーとトイレは部屋の中にあり、やや狭いがホテルとほとんど同じ感覚です)
開放的な吹き抜けが印象的なこのシリヤシンフォニー号は、船内に7つのレストラン、6つのバー、免税店、洋服屋、カジノ、サウナ、スーパーマーケット、会議室など、あらゆる設備があります。
〇あいにくのお天気だったが、デッキからの眺めは素晴らしい
フィンランドのヘルシンキ着後、市内の観光には公共交通機関と徒歩でまわりました。それが可能なほどヘルシンキはコンパクトでまわりやすい街なのです。市内観光での主なハイライトは白亜のシルエットにグリーンの屋根が美しいヘルシンキ大聖堂と、北欧最大のロシア正教のウスペンスキー寺院。ヘルシンキ大聖堂は大学の卒業証書授与式のため、中には入れませんでしたが、天候に恵まれ青空との見事な調和が素晴らしいものでした。
また、フィンランドは日本でも人気の高いマリメッコに代表されるブランド品や、ムーミンキャラクターグッズを扱うお店が街中にたくさんあり、特に女性の方にはお買い物も旅の楽しみになると思います。
今回、マリメッコのアウトレットに立ち寄りましたが、特に女性にとっては重要なショッピング拠点となるでしょう。食器や衣類、生地や傘などたくさん揃っています。ヘルシンキ中央駅から地下鉄と徒歩で30分程で着きます。
アウトレット併設のレストランではマリメッコ食器を使用してのヘルシーメニューの食事を楽しむことができます。店内のカラフルなアイテム見ているだけでも楽しいものですが、日本では見かけないレアモノがあり、しかも格安に購入できるようので、お得に一足早く入手してみてはいかがでしょうか。
ヘルシンキからちょっと足を延ばして行けるスポットでおすすめなのが、市内から北西に車で1時間ほどにあるヌークシオ国立公園。初心者向けからある3種類のハイキングコースがあり、1時間程度の散歩でも美しい森と湖を眺めながら景色を楽しむ事ができ、川のせせらぎや鳥のさえずりが響き渡ります。
この時期はベリーやワタスゲの花が咲いていました。
映画、かもめ食堂のロケ地となった景色もあり、マイナスイオンたっぷりの森林浴で癒されてみるのもおすすめです。
朝の早い時間に訪れたなら他に観光客も少なく、静寂な空間を味わう事ができるでしょう。
今回は事前の天気予報ではいまいちという情報でしたが、全般的に天候にも恵まれ、いい時期の北欧を体験する事ができました。落ち着いた北欧で、気軽にグルメ・ショッピング・街歩きを楽しむなら今の時期はベストだと改めて感じる旅となりました。
おすすめ度
ガムラスタン・・・★★★★★
中世の街並みが雰囲気抜群。じっくり歩いてみたい
シリヤライン・・・★★★★
スケールの大きさを感じながら、贅沢なクルーズを
ヘルシンキ大聖堂・・・★★★
白亜に輝く大聖堂はヘルシンキの必見建造物
マリメッコアウトレット・・・★★★★
お土産を探すならココ!豊富な種類が揃っています
ヌークシオ国立公園・・・★★★★
おすすめは朝の散歩。フィンランドの森林の空気は格別です
(2016年5月渡航 南口佑也)
- 2島2様5街5様100種100様のインドネシア
-
エリア:
- アジア>インドネシア>バリ島
- アジア>インドネシア>コモド島
- アジア>インドネシア>スンバワ島
- テーマ:買物・土産 世界遺産 グルメ
- 投稿日:2016/06/24 15:01
300以上の民族が共存する国。世界人口第4位の国。島の数が1万を超える国。ナシゴレンの国。
宗教も文化も違う人々が交わって生きているエネルギッシュで魅惑的な国、インドネシア。
今回はそんなインドネシアの中の2島、バリ島とスラウェシ島を訪れた。
【バリ島&スラウェシ島7泊9日の旅】
1日目:成田→バリ島【バリ島泊】
2日目:バリ島観光【バリ島泊】
3日目:デンパサール→マナド【マナド泊】
4日目:マナド市内観光/タンココ自然保護区ジャングルトレッキング【タンココ自然保護区】
5日目:タンココ自然保護区ジャングルトレッキング→メナド→マカッサル【マカッサル泊】
6日目:マカッサル市内観光→タナトラジャ【タナトラジャ泊】
7日目:タナトラジャ観光【タナトラジャ泊】
8日目:タナトラジャ→マカッサル【機中泊】
9日目:成田
●バリ島
日本でも人気の旅行先でお馴染みのバリ島。空港についた瞬間から感じる南国特有の暑さと世界中から集まるサーファーや観光客。その中にいる、それだけでテンションがあがる。
今回滞在したクタ・レギャン地区はビーチだけでなくショッピングや多国籍レストランも集まる人気のエリア。最近はショッピングモールやおしゃれなカフェも多く、世界中から多くの観光客が集まり、昼夜問わず賑わっている。バリ島ビーチはクタ・レギャンだけでなく、スミニャック、ジンバラン、ヌサドゥアなど様々なエリアがある。その中から個人的お気に入りのホテルベストツーをご紹介。
★ONE ELEVEN
スミニャックエリアに位置する2012年9月にオープンした高級プライベートヴィラ。全9棟のヴィラは完全なプライベート空間になっていたり、ヴィラ内にゲスト専用のスパトリートメントルームも完備されており、ハネムーンやホテルステイを楽しみたい方にはおすすめのホテル。また、日本人のマネージャーがいるため、日本人のニーズに応えたつくりとなっている。また、ここONEELEVENがあるスミニャックはのんびりと時間が流れるエリア。ビーチでのんぶりと過ごした後はおしゃれなショップが並ぶエリアを探索するのもおもしろい。
★AYANA RESORT & SPA
ロックバーがある場所としても知られているアヤナリゾート。ジンバランにあり、ホテルの中でパターやプールも楽しめるまさに楽園。中庭から見える海は壮大で、まさに死ぬまでに見たい世界の絶景にランクインしそうなムードが満点。バリ島のホテルステイを楽しみたい、と考えているなら必ず候補に入るのがここ。
私もバリ島でどこでも泊まっていいと言われたらここを選びます。はい。
この日の夕方はサヌールでサンセット鑑賞。わたしがビーチが好きな理由のひとつはこれだ。太陽がゆっくりと海に沈んで行く様子はとても神秘的。今回もそう。地元の人も多く集まるビーチで静かに見るサンセットは雰囲気があってだんだんと夕陽の色が変わっていく時間は言葉では表すことのできない一瞬なのだ。
今回はビーチ周辺の滞在だったが、ひとつだけどうしても心残りなことがある。それは、ウブドに行けなかったこと。最近もっぱらヨガにはまっているわたしにとってヨガの聖地、バリ島のウブドでヨガをすることは夢のまた夢!クタ・レギャンでもヨガができるところを探したが時間が合わず断念…最近ではヨガ留学や、ヨガをやりにバリ島へ訪れる人もいるらしい。次は必ずヨガをやりにバリ島へ戻ると誓い、デンパサール空港をあとにした。
●マナド
マナドの空港へ到着すると、ザーザー降りの雨がお出迎え。さすが東南アジア、夕方頃になるとスコールが降る。マナドの海はきれい、と聞いていたのでその日は海沿いでゆっくり…と思っていたから残念だなあ。ホテルに着いてもいっこうに雨はやまずあきらめかけていたが、だんだんと雲がひき明るくなってきた。気をとりなおして街へ出る。海岸のテトラポットへ上ってサンセットをぼーっと眺める。インドネシアで2度目のサンセット。いつの間にか陽がだんだんと落ちて海へぽっと落ちる。あの瞬間は格別で何度見ても素敵な光景だ。
マナドはさすが港町だけあって朝の市場から活気があり歩いているだけでとても楽しい。日本では見られないような色の魚やフルーツがよりどりみどりだ。魚屋さんがその場で魚をさばいてくれる。わたしもランサと呼ばれるインドネシアのフルーツをいただく。ライチがもっとさっぱりしたような味でおいしい。
マナドにはキリスト教を信仰する人々や中国系の人などさまざまな人種の人々が集まっていて、観光名所もそれにちなんだものが多い。中国寺院も観光名所のひとつである。
● タンココ自然保護区
【ジャングルトレッキング夕方編】
太陽が傾いてきた夕暮れ、いよいよタンココ自然保護区に出発。
道なき道を歩いて、登って。そんなこんなしているとレンジャーガイドのメリさんが急に「そこ!」と木のてっぺんを指差す。目をこらしてよーく見てみると、そこにいるのはクスクス!クスクスって食べ物だけではないんです。コアラの仲間なんです。なんとも言えないまったりした表情でこちらをみているクスクス。双眼鏡で見てみると表情もよくわかる。少し微笑みながらこっちをじーっとみるクスクスなのでした。
そしてだんだんと日が暮れてきたのでタルシウスミーティングポイントへ。個人的に1番見られるのを楽しみにしていた動物なので、本当に見れるのかわくわくどきどき。タルシウスはここ、タンココでしか見られない世界最小級のサルで、日中は木の隙間にある巣で寝ている。暗くなると巣から出て食糧を探しに外へ出る。そのタイミングを見計らって私たちは巣の前で待機。メリさん、みつけてくれてありがとう!
じっと待っていると、いつのまにかひょこっと顔を出しているタルシウス。そのあまりの小ささは本当におサルさん?かわいい。かわいすぎる。愛くるしい。大きな瞳でこっちをジッと観察しているが少しでもこちらが動くとすぐに巣の中に戻ってしまう。また顔を出すまでそこで待つ、の繰り返し。すると突然バッとなにかが外へ飛び出した。音のする方向へ目を向けるとタルシウスが木の枝に!カメラの音がするとすぐにそっぽをむいてしまうタルシウス。シャッターチャンスはほんの一瞬なので要注意!そしてぱしゃぱしゃ撮りすぎてわたしのカメラにはびっくりするくらいのタルシウスが残ったのである。
【ジャングルトレッキング早朝編】
朝5時、若干薄暗い中再びタンココのジャングルへ。少し歩くとブラックマカカのファミリーに遭遇。20〜30匹の群れの後を追って行く。見た目は少し怖いと思っていたわたし(ごめんなさい)。でも実際のマカカはとてもおだやかで思っていたより至近距離まで近づくことができた。木から木へジャンプしたり歩いたり1時間程一緒に歩く。途中でリラックスしたり毛繕いしたり自由気ままに動く彼ら。ここでは日本ではなかなか出来ない体験をすることができた。1つはメスのブラックマカカに跳び付かれたこと。お互いが突然接近したのでびっくりしたんだと思うが、わたしもその瞬間は息が止まるかと思ったが思い返してみるとおもしろい経験になったかな。
少し一緒に歩くと警戒心もたいぶとれてくるようで、ブラックマカカの赤ちゃんが近寄ってきてくれる。カメラに興味を持ったようでぴょんぴょん近づいてくる。枝からぶらさがってカメラをぺたぺた。そのかわいらしさといったら言葉にはできずこのままだっこしちゃいたいと思ったけれどそこは野生の生き物。ちょっとどきどきしながらじっとしていた。これが日本ではなかなか経験できないことの2つ目である。
●タナトラジャ
今回の最終デスティネーション、タナトラジャ。マカッサルから車で7時間、揺られに揺られ山を越えるとトンコナンのミニチュアがそびえる門がみえてくる。タナトラジャへの入り口だ。タナトラジャに入るといたるところでこの地区に伝わる船形の伝統家屋、トンコナンハウスとそれと対になる米蔵、アランが目に入る。最近は古いトンコナンハウスの老朽化が進み新しく建てかえられたり、屋根がトタンになっていたりと、本当に昔から建っているトンコナンハウスを見られるのも難しくなっているそう。それでもタナトラジャには独特の雰囲気が漂っていて秘境感は満点。隔離された村に連れて行かれた気持ち?
タナトラジャの人々の死生観は独特で、その考え方に基づいたお葬式などの行事も観光客には必見のものとなっている。タナトラジャのお葬式は亡くなってからすぐに開かれるものではなく、中には10年後に行われる場合もある。家族や親戚が水牛や豚などを買い、完全に準備が整った段階でお葬式は執り行われる。葬式が終わると、村にある墓穴に棺が運ばれる。故人の身代わり人形タウタウも棺の近くに置かれる。
今回はタナトラジャの3つの村を訪れた。1ヶ所目はケテ・ケス村。トンコナンが残る集落のひとつである。ケテ・ケス村は地元の人々も訪れる場所のようで、近くの町からきた中学生の団体を見かけた。ここではトンコナンだけでなく、タナトラジャの典型的なお墓も見学することができる。
2ヶ所目はレモ。ここでは岩壁に並ぶ死者の身代わり人形タウタウを見ることができる。高いところにあればあるほど地位が高いことを表すそうだ。3ヶ所目はロンダ。ここでは洞窟穴につくられた伝統的なお墓を見学することができる。
今回はビーチ、ジャングル、ユニークな村という、まったくちがうタイプの3カ所を訪れることができた。バリ島は言わずとしれたビーチリゾートの魅力を再確認。タンココ自然保護区では刺激的で珍しい経験、そしてタナトラジャでは異文化を感じることができた。それぞれの街にそれぞれの雰囲気があり、皆がインドネシア人、そして自分の民族に誇りを持っていることを感じられる旅だった。
(2016年4月 若狭由希)
宗教も文化も違う人々が交わって生きているエネルギッシュで魅惑的な国、インドネシア。
今回はそんなインドネシアの中の2島、バリ島とスラウェシ島を訪れた。
【バリ島&スラウェシ島7泊9日の旅】
1日目:成田→バリ島【バリ島泊】
2日目:バリ島観光【バリ島泊】
3日目:デンパサール→マナド【マナド泊】
4日目:マナド市内観光/タンココ自然保護区ジャングルトレッキング【タンココ自然保護区】
5日目:タンココ自然保護区ジャングルトレッキング→メナド→マカッサル【マカッサル泊】
6日目:マカッサル市内観光→タナトラジャ【タナトラジャ泊】
7日目:タナトラジャ観光【タナトラジャ泊】
8日目:タナトラジャ→マカッサル【機中泊】
9日目:成田
●バリ島
日本でも人気の旅行先でお馴染みのバリ島。空港についた瞬間から感じる南国特有の暑さと世界中から集まるサーファーや観光客。その中にいる、それだけでテンションがあがる。
今回滞在したクタ・レギャン地区はビーチだけでなくショッピングや多国籍レストランも集まる人気のエリア。最近はショッピングモールやおしゃれなカフェも多く、世界中から多くの観光客が集まり、昼夜問わず賑わっている。バリ島ビーチはクタ・レギャンだけでなく、スミニャック、ジンバラン、ヌサドゥアなど様々なエリアがある。その中から個人的お気に入りのホテルベストツーをご紹介。
★ONE ELEVEN
スミニャックエリアに位置する2012年9月にオープンした高級プライベートヴィラ。全9棟のヴィラは完全なプライベート空間になっていたり、ヴィラ内にゲスト専用のスパトリートメントルームも完備されており、ハネムーンやホテルステイを楽しみたい方にはおすすめのホテル。また、日本人のマネージャーがいるため、日本人のニーズに応えたつくりとなっている。また、ここONEELEVENがあるスミニャックはのんびりと時間が流れるエリア。ビーチでのんぶりと過ごした後はおしゃれなショップが並ぶエリアを探索するのもおもしろい。
プライベートな空間と静かな雰囲気
スパトリートメントルームも完備
リビングは吹き抜けになっている
アメニティも充実
★AYANA RESORT & SPA
ロックバーがある場所としても知られているアヤナリゾート。ジンバランにあり、ホテルの中でパターやプールも楽しめるまさに楽園。中庭から見える海は壮大で、まさに死ぬまでに見たい世界の絶景にランクインしそうなムードが満点。バリ島のホテルステイを楽しみたい、と考えているなら必ず候補に入るのがここ。
私もバリ島でどこでも泊まっていいと言われたらここを選びます。はい。
ロビーを抜けるとこんな風景が
私の頭上にあるのがロックバーです
スパルームも広々
この日の夕方はサヌールでサンセット鑑賞。わたしがビーチが好きな理由のひとつはこれだ。太陽がゆっくりと海に沈んで行く様子はとても神秘的。今回もそう。地元の人も多く集まるビーチで静かに見るサンセットは雰囲気があってだんだんと夕陽の色が変わっていく時間は言葉では表すことのできない一瞬なのだ。
サヌールのビーチでみるサンセット
今回はビーチ周辺の滞在だったが、ひとつだけどうしても心残りなことがある。それは、ウブドに行けなかったこと。最近もっぱらヨガにはまっているわたしにとってヨガの聖地、バリ島のウブドでヨガをすることは夢のまた夢!クタ・レギャンでもヨガができるところを探したが時間が合わず断念…最近ではヨガ留学や、ヨガをやりにバリ島へ訪れる人もいるらしい。次は必ずヨガをやりにバリ島へ戻ると誓い、デンパサール空港をあとにした。
●マナド
マナドの空港へ到着すると、ザーザー降りの雨がお出迎え。さすが東南アジア、夕方頃になるとスコールが降る。マナドの海はきれい、と聞いていたのでその日は海沿いでゆっくり…と思っていたから残念だなあ。ホテルに着いてもいっこうに雨はやまずあきらめかけていたが、だんだんと雲がひき明るくなってきた。気をとりなおして街へ出る。海岸のテトラポットへ上ってサンセットをぼーっと眺める。インドネシアで2度目のサンセット。いつの間にか陽がだんだんと落ちて海へぽっと落ちる。あの瞬間は格別で何度見ても素敵な光景だ。
マナドはさすが港町だけあって朝の市場から活気があり歩いているだけでとても楽しい。日本では見られないような色の魚やフルーツがよりどりみどりだ。魚屋さんがその場で魚をさばいてくれる。わたしもランサと呼ばれるインドネシアのフルーツをいただく。ライチがもっとさっぱりしたような味でおいしい。
マナドにはキリスト教を信仰する人々や中国系の人などさまざまな人種の人々が集まっていて、観光名所もそれにちなんだものが多い。中国寺院も観光名所のひとつである。
インドネシア名物ナシゴレン
ここからブナケン島へむかうボートがでる
色鮮やかなインドネシアのスパイス(市場にて)
魚をさばく漁師さん
ランサを試食してみました
マナドの海
● タンココ自然保護区
【ジャングルトレッキング夕方編】
太陽が傾いてきた夕暮れ、いよいよタンココ自然保護区に出発。
道なき道を歩いて、登って。そんなこんなしているとレンジャーガイドのメリさんが急に「そこ!」と木のてっぺんを指差す。目をこらしてよーく見てみると、そこにいるのはクスクス!クスクスって食べ物だけではないんです。コアラの仲間なんです。なんとも言えないまったりした表情でこちらをみているクスクス。双眼鏡で見てみると表情もよくわかる。少し微笑みながらこっちをじーっとみるクスクスなのでした。
こっちをじっと見ているクスクス
バードウォッチングもできる
そしてだんだんと日が暮れてきたのでタルシウスミーティングポイントへ。個人的に1番見られるのを楽しみにしていた動物なので、本当に見れるのかわくわくどきどき。タルシウスはここ、タンココでしか見られない世界最小級のサルで、日中は木の隙間にある巣で寝ている。暗くなると巣から出て食糧を探しに外へ出る。そのタイミングを見計らって私たちは巣の前で待機。メリさん、みつけてくれてありがとう!
じっと待っていると、いつのまにかひょこっと顔を出しているタルシウス。そのあまりの小ささは本当におサルさん?かわいい。かわいすぎる。愛くるしい。大きな瞳でこっちをジッと観察しているが少しでもこちらが動くとすぐに巣の中に戻ってしまう。また顔を出すまでそこで待つ、の繰り返し。すると突然バッとなにかが外へ飛び出した。音のする方向へ目を向けるとタルシウスが木の枝に!カメラの音がするとすぐにそっぽをむいてしまうタルシウス。シャッターチャンスはほんの一瞬なので要注意!そしてぱしゃぱしゃ撮りすぎてわたしのカメラにはびっくりするくらいのタルシウスが残ったのである。
巣の中には2匹のタルシウスが
タルシウスベストショット!
【ジャングルトレッキング早朝編】
朝5時、若干薄暗い中再びタンココのジャングルへ。少し歩くとブラックマカカのファミリーに遭遇。20〜30匹の群れの後を追って行く。見た目は少し怖いと思っていたわたし(ごめんなさい)。でも実際のマカカはとてもおだやかで思っていたより至近距離まで近づくことができた。木から木へジャンプしたり歩いたり1時間程一緒に歩く。途中でリラックスしたり毛繕いしたり自由気ままに動く彼ら。ここでは日本ではなかなか出来ない体験をすることができた。1つはメスのブラックマカカに跳び付かれたこと。お互いが突然接近したのでびっくりしたんだと思うが、わたしもその瞬間は息が止まるかと思ったが思い返してみるとおもしろい経験になったかな。
少し一緒に歩くと警戒心もたいぶとれてくるようで、ブラックマカカの赤ちゃんが近寄ってきてくれる。カメラに興味を持ったようでぴょんぴょん近づいてくる。枝からぶらさがってカメラをぺたぺた。そのかわいらしさといったら言葉にはできずこのままだっこしちゃいたいと思ったけれどそこは野生の生き物。ちょっとどきどきしながらじっとしていた。これが日本ではなかなか経験できないことの2つ目である。
ブラックマカカの親子
おしりのハートがとってもキュート
ブラックマカカと一緒にぱしゃり
ガイドのフレディさんとメリさん
●タナトラジャ
今回の最終デスティネーション、タナトラジャ。マカッサルから車で7時間、揺られに揺られ山を越えるとトンコナンのミニチュアがそびえる門がみえてくる。タナトラジャへの入り口だ。タナトラジャに入るといたるところでこの地区に伝わる船形の伝統家屋、トンコナンハウスとそれと対になる米蔵、アランが目に入る。最近は古いトンコナンハウスの老朽化が進み新しく建てかえられたり、屋根がトタンになっていたりと、本当に昔から建っているトンコナンハウスを見られるのも難しくなっているそう。それでもタナトラジャには独特の雰囲気が漂っていて秘境感は満点。隔離された村に連れて行かれた気持ち?
タナトラジャの人々の死生観は独特で、その考え方に基づいたお葬式などの行事も観光客には必見のものとなっている。タナトラジャのお葬式は亡くなってからすぐに開かれるものではなく、中には10年後に行われる場合もある。家族や親戚が水牛や豚などを買い、完全に準備が整った段階でお葬式は執り行われる。葬式が終わると、村にある墓穴に棺が運ばれる。故人の身代わり人形タウタウも棺の近くに置かれる。
おいしいコーヒーとして知られるタナトラジャのコーヒー
車と同じ値段で売買される水牛
今回はタナトラジャの3つの村を訪れた。1ヶ所目はケテ・ケス村。トンコナンが残る集落のひとつである。ケテ・ケス村は地元の人々も訪れる場所のようで、近くの町からきた中学生の団体を見かけた。ここではトンコナンだけでなく、タナトラジャの典型的なお墓も見学することができる。
トンコナンハウスが並ぶケテ・ケス村
トラジャ文字が描かれている
地元の中学生と一緒にぱしゃり
人骨がそのままの状態で置かれている
2ヶ所目はレモ。ここでは岩壁に並ぶ死者の身代わり人形タウタウを見ることができる。高いところにあればあるほど地位が高いことを表すそうだ。3ヶ所目はロンダ。ここでは洞窟穴につくられた伝統的なお墓を見学することができる。
タウタウが並ぶレモ村
洞窟穴におさめられている棺(ロンダ村)
ロンダ村でもタウタウを見ることができる
今回はビーチ、ジャングル、ユニークな村という、まったくちがうタイプの3カ所を訪れることができた。バリ島は言わずとしれたビーチリゾートの魅力を再確認。タンココ自然保護区では刺激的で珍しい経験、そしてタナトラジャでは異文化を感じることができた。それぞれの街にそれぞれの雰囲気があり、皆がインドネシア人、そして自分の民族に誇りを持っていることを感じられる旅だった。
(2016年4月 若狭由希)
- 75ヵ国くらい旅行して初めてハワイに行ってきました〜アメリカ横断紀行・上〜
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エリア:
- ハワイ>オアフ島>ホノルル
- ハワイ>ハワイ島>ハワイ島
- テーマ:買物・土産 世界遺産 グルメ
- 投稿日:2016/03/11 14:47
人生初ハワイです。
弊社ファイブ・スター・クラブは辺境への個人旅行手配から始まった旅行会社です。そのため新卒で入社した私たちの様な社員は、ハワイに見向きもしなかった旅行好きやバックパーカーあがりのスタッフが多く、弊社の中ではハワイはアフリカや南米よりも「辺境の地」ともいえるのです。しかし海外旅行先としてド定番のハワイ。海外旅行を専門としている会社のスタッフとしては避けては通れない道です。お客様からも「ここはハワイのワイキキのようなところ?」のようなハワイ例えで聞かれることも多く、その時はなんとなくお茶を濁していていましたが、これからは胸を張って答えられるというものです。
また前々からハワイに対する妄想は私の中で膨らんでいました。何しろリピーター率が50%以上、どこにでも行けるであろうお金持ちな有名芸能人だって年末はハワイを選びます。あの世界中旅したと思われる沢木幸太郎も結局ハワイが一番好きだというのです。テレビの旅番組もハワイばかりです。なぜグルジア(ジョージア)、エチオピア、ラオスも旅行先として大変面白い場所であるにも関わらず、ハワイが何度も特集されるのでしょうか?それはハワイがよほど素晴らしい場所だからに間違いありません。そんな期待を胸にホノルルのあるオアフ島とハワイ第2の人口を誇るハワイ島に旅立ちました。
〜スケジュール〜
12/18 日本発・ホノルル着・観光 【ホノルル泊】
12/19 カイルアへ 【ホノルル泊】
12/20 ノースショアへ 【ホノルル泊】
12/21 ホノルル観光 【ホノルル泊】
12/22 ハワイ島へ 【ヒロ泊】
12/23 ワイピオ渓谷とホノカア観光 【ヒロ泊】
12/24 ハワイ火山国立公園とコナ観光 コナ発アメリカ本土へ
〜アメリカ横断紀行・下に続く〜
12月18日
伊丹空港から成田乗り継ぎのユナイテッド航空ホノルル行きへ。
クリスマスまで1週間も前にもかかわらず全席満席なのはやはりホノルル行きならではなのだろうか。ホノルル行きは人気路線でありながら意外にもテレビモニターがついておらず、一昔前のジャンボジェット機のような趣だった(ビジネス席のみTVがついていた)。我々は運良く後方の並び2席を陣取って一路ホノルル前で向かった。ホノルルまでは約6時間半。日本からバンコクへの直行便と同じくらいだ。毎度使うカタール航空、エミレーツ航空や南米に行くためのアメリカ線と比べればほんとに些細な距離である。近所と言っても差し支えない。アメリカ系の航空会社でありながら成田/ホノルル線はビールやワインが無料なのが嬉しい。また照り焼きチキンの機内食もなかなか美味しかった。
朝6時半、オンタイムで無事ホノルルへ到着。
しかしいくら日付変更線のマジックだとしても、同日の19時に成田を出たのに朝6時に着くのは驚きだ。同じ日がもう一度朝から楽しめるのだから。これからホノルル行きの飛行機は「身近なタイムマシン」と呼ぼうと思った。一方で、これまで時差ぼけというものを心底苦痛に感じたことは一度もなかったが、ハワイから日本に帰るのはさぞ時差ぼけに悩まされるだろうと思った。ハワイが夜中の23時の時、日本は18時だ。ハワイから日本に帰ってもまたハワイに出発した時間とほぼ同時刻に日本に到着するわけである。
12月のホノルルの空港はパプアニューギニアやフィジーでも感じたようなしっとり海の水分を含んだ暖かさで、真冬の日本から来た我々をほっこり包んでくれた。また空港で用いられている木材を使用した温かみのある調度品は伝統技巧を駆使したと思われる匠の品々でいかにも「南国に来た」という気分にさせてくれる。
そんな南国気分の我々を一瞬にして打ちのめしてくれたのは、入国審査のとき。妻と二人で入国審査を受けた後、二人して審査官に連れて行かれる。特段怪しいことはこれまでもしたことはもちろんないのだが、私のパスポートにイエメン、アルジェリアをはじめとして中近東のスタンプが押されすぎているというのが大きな理由である。これまでもアメリカ入国の際は何度か別室に連れて行かれたことがあるので薄々予感はしていたものの(他の国ではほとんどない)、まさか楽園・ハワイでこのようなこととなるとは。しかも妻も道連れ。理由を説明しようやく1時間後解放。常夏の楽園・ハワイはそれでもアメリカである、と事実をイヤというほど突きつけられた出来事であった。イエメンやアルジェリアに行く旅行好きはハワイには一般的に行かないのだろうか。ともかくファーストインプレッションとして最悪の部類に入った我々のハワイの旅はこうして始まった。
ホノルル空港からは乗り合いのシャトルバスでホテルへ向かう。ホノルル空港ではまず市内までどうやって行くが大事な問題である。ホテルしか予約していない我々にとっては公共バスかタクシー、レンタカー、それともシャトルバスかになるわけだが、公共バスはスーツケースの持ち込みはNGなので適さない。タクシーは市内まで約40$、さらにチップやスーツケースなど荷物の詰め込みに追加料金がかかるとなると我々には少し高い(そもそも空港から市内まで20分たらずなのに高すぎるとおもいませんか?)。レンタカーも考えたには考えたが運転に不慣れでもあるし、2人で1日1万円程度の金額は安いとは言えない。駐車料金も考慮するとお得ではなかった。結局、市内まではシャトルバスを利用し、オアフ島を散策するには公共バスを利用することにした。公共バスは一応オアフ島の観光スポットを網羅しているし、1回の乗り継ぎまでであれば一律2.5$で乗れる。場合によってはオアフ島を一周しても2.5$で行けるのだから驚きだ。
シャトルバスは同じエリアの乗客を降ろしながら各ホテルへ向かうので、空港を出てから約30分かかって、最初のホテル、SEASIDE HAWAIIAN HOSTELに到着
<SEASIDE HAWAIIAN HOSTEL>
ワイキキビーチまで徒歩7分ほど、観光客で賑わうクヒオ通りから一転、ひっそりとした裏路地にあるホステル。もちろんハワイに来たからには私だってホステルに好き好んで泊まりたくはないがハワイ中心部で安ホテルを探すのは至難の技である。ハワイに来たからには最初の数日は観光に費やすだろうということで2泊はこのホテルにした。酔っ払いが入ってこないように入口には頑丈な門がある。チェックインのために我々は門に備え付けられたブザーを鳴らして中に入れてもらう。一通り設備の説明を聞いて部屋へ。部屋は個室ではあるものの、ドミトリーの奥に部屋があるため、自分の部屋に入るのにいちいちドミトリーの住民に挨拶しないとならないのが億劫だが、まあしょうがない。トイレ・シャワーはもちろん共同である。朝食はパンとワッフル、コーヒー、紅茶、水が無料。キッチンもあるので食費が高いハワイでは助かる。WIFIは無料で使える(あまり強くない)。
チェックインは12時からできるとのことだったので、スーツケースなどの荷物を預け身軽な格好でホノルル観光に乗り出した。
ホステルを後にした我々は、早朝の機内食から何も食べていなかったので、まず朝食を食べるために、ワイキキビーチまでぶらぶら。途中、ハワイのコンビニの代表格とも言えるABCマートがあり、そこで水とバナナを購入しとりあえず空腹を満たす。妻がスパムむすびで有名な店があるというのでその「IYASUME」でプレーンのスパムむすびと、玉子焼きとキュウリとのスパムむすびを購入した。2つで4.5$くらい。それらをもってワイキキビーチのデューク・カハナモク像の前のベンチで食べる。ハワイの空の下、海の前で食べるスパムむすびはもちろん美味しい。玉子とキュウリのスパムむすびはキュウリのシャリっとした食感と玉子焼きの甘みとスパムの相性が見事で大変美味であった。
スパムむすび
軽く朝食を済ませた我々は次の行き先を思案していると、目の間にピンクラインと書かれた二階建てのバスが目の前の停留所に止まった。バスの車体にはJCBカードを見せればタダになるとの文字。どこに行くかはわからないが日本人観光客向けのバスが辺鄙なところに行くはずもないのでとりあえずバスに乗り込んだ。もちろん席は2階に陣取る。ピンクラインのパンフレットを読むとどうやらアラモアナショッピングセンターに立ち寄るようなのでそこで降りることにした。まさかハワイ到着初日からショッピングセンターに来るとは思わなかったが、私はハワイに来てまずやりたいことがあるのでちょうど良い。それはシムフリーの携帯を買ってハワイとアメリカ本土で使える携帯会社で契約することだ。早速アラモアナショッピングセンターで妻と集合場所と時間を決めて解散した後に私が向かったのは携帯ショップ。店員にアメリカと日本で使えるシムフリーの携帯を買いたいと相談し、またどこの携帯会社がいいかもアドバイスをもらった。携帯を購入した後は、AT&Tという携帯会社の店舗に訪れた。旅行期間が20日間である旨とアメリカ全土で使うこととネットの利用がメインであることを伝えて一番私に合うプランを選んでもらった。1ヶ月有効の5ギガまで通信ができる60ドルのプランで安いとは言えないが、今回のようなバックパック的な旅行の場合、常時つながる携帯電話を持つことは何よりの助けになる。このくらいの出費はやむを得ないだろう。
アラモアナショッピングセンターからは同じくピンクラインのバスでホステルの最寄りのバス停で降りて、ホステルへ向かう。12:30ごろホステルでチェックインを済ませた後はシャワーを浴びて一休み。夜行便で到着したため妻は疲れたようでぐっすり眠っていた。私もつられて昼寝。
起きたのは午後4時ごろ。そろそろ朝のスパムむすびで蓄えたカロリーが底をつきそうだったので、近くで評判のレストランを探す。チーズケーキファクトリーという有名店があるらしくそこに行くことにした。夕食時になると、行列ができるほどの人気ぶりらしいが、まだ夕方前のため並ぶことなく入れてラッキー。店名からも分かるとおりチーズケーキが有名な店だがパスタやピザなんかも売られている。私達はビール一杯ずつとチーズケーキ一つ、ピザとサラダのランチセットを一人前オーダーした。チーズケーキとピザとサラダは一人前にしては巨大すぎてシェアするにはちょうど良かった。もちろん美味しかった。チップ込み2名で56ドル。
ここはアメリカ とにかくビックサイズ
そのあとはワイキキビーチを散歩しホノルルズーを抜けた場所にあるJAMES AFTER BEACH CLUBという日本の旅行雑誌に紹介されていた洋服屋でTシャツを購入。これがなかなか洒落ており日本で着ていても恥ずかしくない。私はよく海外の旅行先でTシャツを購入するがハワイでは生地と柄、サイズの三拍子揃った気が利いているTシャツがたくさん売られている。
その後ヒルトンホテルで金曜の夜のみ繰り広げられる花火を見るためにホノルルビーチへ歩いて戻る。しかし降り出した雨が徐々に強くなり、花火の始まる19:00過ぎても始まる気配がなかった。しかたなく雨宿りも兼ねてワイキキのお店をウインドウショッピングする。そうしていると雨脚も弱まりだし、爆発音が空に響いた。花火が始まったようだ。しかし高層ビルに隠れて花火がよく見えない。花火をよく見ようとビーチまで行くも、時すでに遅し。ビーチに到着した時にはすでに終わっていた。がっかりしたが、帰り道フルーツのアイスクリームで有名な「高橋果実店」に立ち寄りジューシーなフルーツアイスを購入。うきうきした気分の中、ホテルに戻った。
最初の印象は悪かったけど、やっぱハワイいいかも。
高橋果実店の手作りアイス
12月19日
ドアのノックする音で目をさます。
そうだ、昨日部屋の電球がつかず修理を頼んでいたのだ。私は眠気まなこでいかつい刺青を入れたハンチング帽の細身のおじさん出迎えた。おじさんは電動ドライバーで電球の取り付け部分のネジを外し中のケーブルを繋げ直し再度ネジを締め直した。電球が灯るのを確認して、ここを強く引っ張らないように、と注意し出て行った。
ホステルの朝食である食パンとワッフルとコーヒーを食べて、観光に行く準備を整えた。
この日はカイルアに向かう。
<カイルア>
カイルアはホノルルから車で30分、戸建ての家が並ぶローカルな街だ。街はタウンエリアとビーチエリアに分かれており、タウンエリアにはパンケーキで有名なboots&kimo’sなど美味しくて安い隠れた名店が多いことで知られている。またハワイ発のインディペンデントなブランドやセレクトショップも目白押しで歩いているだけで楽しい。ビーチエリアではシュガーパウダーのような白砂とターコイズブルーの海が美しいウォータースポーツ盛んなカイルアビーチと「全米で最も美しい海」にも選ばれたというラニカイビーチの2つが有名である。駐車場やシャワーなど観光客向けに設備が充実したカイルアビーチから徒歩15分、住宅街の路地裏にあるラニカイビーチはまさに穴場スポット。遠くに見えるモクヌイ島とモクイキ島が風光明媚な景観を作り出している。
あのオバマ大統領もバカンスの際にはハワイのこのカイルアにて家を借りて、数十日滞在するという。ホノルルとはまた違った魅力を持つカイルアの街は今やホノルルに次いでハワイの人気観光地となっている。
カイルアのボーリング場
私達はアラモアナショッピングセンターからバスを乗り換え、カイルアに向かった。まず訪れたのはカイルアでのグルメといえば外せないboots&kimo’s。ここのマカデミアナッツソースをかけたパンケーキは有名で行列が絶えないという(もちろん日本人だらけ)。すでにランチの時間は過ぎていたがやはり混雑しており待つこと30分、ようやく入店。注文はもちろんマカデミアナッツソースのパンケーキ。お店の人には悪いが1人前を2人でシェアした。温かいマカデミアナッツのソースが濃厚で3枚重ねのパンケーキを2人でペロリと平らげた。ソースの上に振りかけられたマカデミアナッツのチップの食感もいいアクセントになっている。
Aloha Sunday
boots&kimo’s
その後カイルアのメンズショップAloha SundayでTシャツを購入。妻はカイルア大型スーパー、ターゲットにてお土産を物色。カイルアの街を満喫した後、歩いてカイルアビーチとラニカイビーチへお散歩。風が強い日だったが、そのおかげでウォータースポーツに勤しむ地元の人々の姿を見ることができた。
帰りはバスの乗り継ぎ時間を利用してカイルアのオーガニック系スーパー、wholefoodsにてワインとグラノーラを購入してホノルル行きのバスに乗り込む。
カイルアビーチ
言葉はいらない
ギターおじさん
ラニカイビーチ
余談だが、ハワイのローカルバスを使う時にスマホとグーグルマップが大変役に立つ。グーグルマップは目的地までの順路をリアルタイムなバスのスケジュールも含めて教えてくれるので、かなり複雑化しており且つ定時に発着しないハワイのバスを使いこなすにはなくてはならないツールだと感じた。特に観光客が少ない場所や週末になるとバスの本数も限られているので、時間を有効活用するためにぜひバス旅を考えている方には常時ネット接続しているスマホを持っておくことをお勧めする 。
無事ホノルルの街中に到着。この日は日本から持ってきたインスタントラーメンを共同キッチンでつくり夕食。Wholefoodsで購入したワインで乾杯。毎日外食で胃が疲れてくるのでこういった簡単な料理をするのは節約にもなり、胃も休まり一石二鳥だ(といってもまだ2日目だ)。
12月20日
この日はオアフ島を1周するために朝6時半に起床。7時にチェックアウトする。通常はキッチンに自由に食べていい食パンやワッフルが置いてあるのだが、ホステルのスタッフがまだ起きていないのか何も置いてなかったので空腹のまま出発。
ホステルの宿泊は2泊で終了。次の2泊はAQUA ALOHA SURF WAIKIKIというホステルから徒歩7分くらいの宿をとった。ハワイ4泊ともホステルはさすがにどうかと思ったからだ。それでもAQUA ALOHA SURF WAIKIKIもすごく立派なホテルというわけでもなくて星でいうと3つ星ほど。しかしこれでも1泊20,000円近くするからハワイ旅行というのはどんどん放っておくとお金がなくなる。多くの日本人がハネムーンとしてここに来るのがよく分かる。観光、ホテルの充実度もさることながら物価が高いので、ハネムーンとして来ないと豪勢な旅行はできない。他のアジア圏であればここまでのお金を費やさなくても豪華な旅行はできるがハワイとなるとそうもいかない。
< AQUA ALOHA SURF WAIKIKI >
クヒオ通りのABCマートとレストラン、まきの茶屋を挟んだ通りに位置するビルディングタイプの中級ホテル。1階には中華レストラン、ホテル内には小さいながらもプールやスパも備えている。室内は2名で利用するにはそこそこの広さ。バスタブはなくシャワーのみだがキッチンやドライヤー、冷蔵庫、無料のWIFI、テラスなども備えている。豪華ではないがホステルはちょっと、という方にはおすすめできるホテルである。なお朝食は中華レストランの中の朝食でなく、宿泊者用にパンや卵など軽食のビュッフェがある。
ホテルに荷物を預けたあと観光に出発。
バスをダウンタウンで乗り換えて1時間。まず到着したのはドール・プランテーション。その名の通りあのバナナなどの果物で有名な食品企業ドールの管理するパイナップルプランテーションである。今は農園というよりはドールの発祥の地の一つとして観光客用レジャー施設になっている。パイナップルをホノルルまで運んだとされる蒸気機関車を模した子供向けの鉄道やパイナップル畑の迷路、もちろんパイナップル畑も見学できる。初めは、こんな施設楽しめるの?と半信半疑で見学していたが、パイナップルの実のなり方を生まれて初めて肉眼で見られて、尚且つ日本語での解説も充実しているので大変興味深く過ごした。帰りはもちろんカットされた生のパイナップルを購入してバスを待つ間美味しくいただいた。
パイナップルの実り方はご存じですか?外国人観光客も興味津々です
パイナップル農家の看板
ドール・プランテーションからバスに揺られて20分くらい。到着したのはハレイワ。
<ハレイワ>
ハレイワはオアフ島の北部ノースショアエリアに位置する小さな町だ。先日訪れたカイルアもローカル感ただようハワイの小さな町だが、カイルアはどちらかというと下町で実際に人がそこに住んでおり生活感が漂うような雰囲気があるが、ハレイワは日常忙しくしているシティ暮らしのビジネスマンが週末にエスケープする田舎な雰囲気。そのため実際にそこに住んでいそうな人はあまりおらず、週末を家族で過ごそうという人たちがカフェやレストラン、ビーチで思い思いに過ごしていた。ハレイワタウンではカイルアよりもとんがったお店は多くないが、ノースショアと書かれたTシャツ売るお土産屋さんやアイスシェイブのお店など見て歩いているだけでも楽しめるお店が多い。
ハレイワタウン
私達はまずハレイワビーチパークで海辺を気が向くまま歩いた。パドルボートを楽しむ人達が数人いるだけの静かな海だ。どちらかというと波は少ないためか年齢層は高めで、昨日のカイルアのビーチよりも静かな落ち着いた雰囲気だ。そして隣のハレイワアリビーチまで徒歩15分ほどかけて歩いた。アリビーチはウミガメがよく出現するビーチとして知られている。あいにくこの日は週末のためかビーチが家族連れで賑わっており、ウミガメは子供達にいじめられるのを恐れて出てくるのをやめたのかもしれない。
昼食はハレイワタウンにて週末限定で屋台を出すというフリフリチキンのお店で弁当をテイクアウトした。フリフリチキンはハワイのローカル料理で簡単に言えばチキンの丸焼きである。フリフリとは回転するという意味らしい。弁当の内容はチキンの丸焼きの半身とコールスロー、ライス付きで8.5$。焼きたてのチキンは香ばしくて大変美味しかった。
昔サーフィンの映像が好きでよくサーフィン映画のDVDを見ました 実際にはやりません
レインボーをよく見ます
サーフショップの犬
フリフリチキン弁当
ハレイワの街をぶらぶら歩いたあとバスに乗りオアフ島を更に北上した。バスはオアフ島の最北端のタートルベイから東海岸周りでホノルルへ向かう。東海岸の美しい景観を楽しみながら移動。
途中、ワイアホレビーチパーク付近にて下車。ワイアホレは東海岸の北と南を結ぶ丁度真ん中あたりに位置する。この辺りは映画「ジュラシックパーク」のロケ地に使われたそうだ。なるほど、いかにも恐竜が出てきそうな、手付かずの自然がのこる雄大な風景だ。左手にはまるで屏風のように広がる険しいコオラウ山脈、右手にはオアフ島沖に浮かぶ無人島・チャイナマンズハット。ビーチパークと言っても開発は頓挫しるそうでこれといった施設はないが、綺麗なビーチだけではない違ったハワイの一面を覗かせてくれる場所であった。
コオラウ山脈が屏風のように広がる
ワイアホレビーチパーク傍の道路 味がありますね
ワイアホレにてしばし景色を堪能したあとは再度バスに乗り込みダウンタウンにて下車。ダウンタウンはハワイの政治・経済の中心地らしく高いビルが立ち並ぶ。ハワイというよりはロサンゼルスのダウンタウンの一角のような雰囲気で、ここではハワイアンミュージックは不似合いであろうと思った。ダウンタウンではカメハメハ大王像を見た。意外に小さい。また険しく厳しい威厳のある顔つきなのが、デューク・カハナモク像とは対照的であり、あまりハワイらしくはないかもしれない。険しい表情でカメハメハ大王がいるのはビジネス街のダウンタウンであることを考えると、バカンス気分で一日中いるんじゃないよという意味においては逆に良いのかもしれないと思った。そして徒歩でアロハタワーへ。アロハタワーはホノルルの港近くに建つ、高さ55mのスペイン風の時計塔。あまり高くはないので町からも他のビルに遮られて目立たない。またホノルル市街地からのアクセスはさほど良くはないので恐らく訪れない人が大半であろう。しかし無料で展望台まで上れ、アロハタワーの周りには古き良きハワイの港町を再現したレトロチックなマーケットが立ち並んでいるのでアラモアナやホノルルの賑やかしい雰囲気にも飽きたら近場のここに脚を伸ばすのも良いだろう。私達はあいにくアロハタワーの入場時間に間に合わなかったが美しい夕陽を港から眺めることができた。
ハワイで突っ立っていたサンタクロース
まるで挑発しているかのようなカメハメハ大王像 モデルは美男の家臣であって本人ではないそうですがそれで本人はいいのでしょうか。
アロハタワー近くで夕日鑑賞
近代的な建物が多いダウンタウン
ホノルル市街地に戻りこの日の夕食を24時間営業のワイラナコーヒーハウスという言わば日本のファミレスのようなレストランでとる。いかにもアメリカのダイナーというレトロな風貌のこのレストランを有名にさせているのは、10$ほどで食べられるパンケーキ食べ放題。妻はこれが目的で私をこのレストランに連れてきたのだ。妻はパンケーキ食べ放題、私はハンバーガーとサラダバーのセットをチョイス。最初に妻の注文分としてパンケーキ3枚と卵2つのベーコンエッグがどどんとテーブルに並ぶ、これだけで一人前だが、パンケーキはおかわり自由。いくらパンケーキが好きだと言ってもパンケーキは量を食べる料理でもない。私は少しもらったがせいぜい2枚あたりが限度だと思う。2人分の料理と一杯ずつのビールでチップ入れて30$ほどだから料金としてはかなり良心的な部類である。これもおそらく人気の理由なのであろう
ワイラナコーヒーハウスからはピンクラインのバスがすでに終わっていたのでホテルへは歩いて帰った。
パンケーキ食べ放題セット
ハワイといえばKona Brewing Companyのビール
12月21日
ホノルル4日目。明日は早朝にホノルルを発つので実質最後のホノルル滞在である。ホテルのあまり美味しくない朝食を食べる。5つ星ホテルならともかくハワイの3つ星ホテルの朝食に期待した私が馬鹿なのか。ホステルの朝食のレベルとあまり変わらなかった。もし3ツ星ホテルに滞在するのであれば朝食なしのホテルを選んでハワイのローカルなお店で美味しい朝食やブランチを楽しんだ方が賢明かもしれない。
この日はレンタサイクルを使い、バスでは行きにくいお店を巡ることにした。レンタサイクルは1日15ドル。ハワイでのサイクリングは思った以上にややこしい。まず自転車は歩道に乗り上げて通行してはならず車道を走らなければならないため、大型車がバンバン隣をかすめる。特に中心部では一方通行や信号、観光客が多いため難儀した。しかしホノルルの街を自転車で軽快に走ることは何事にも代えがたい清々しい体験であったことは間違いない。
<ダイヤモンドヘッド>
自転車を借りてまず向かったのはダイヤモンドヘッド。私がハワイに訪れたなら必ず登山したいと思っていたのがここである。ホノルル市街から登山口へは途中の坂道を含めて約30分。登る前からすでに汗だくである。 カルデラの入り口であるトンネルに自転車を止めていざ出発。
ガイドブックによると登山にかかる時間も約30分とガイドブックにあったので、さほど気負わず気軽な気持ちで登り始めた。しかし足元の岩場は滑るし、道は狭く、後半になるにつれ急な坂道と長すぎる昇り階段の連続で、登頂時には精根を使い果たしたように疲れた。それでもダイヤモンドヘッドからのハワイの景色はこの上ない素晴らしい雄大なもので身も心も洗われたように感じ、それまでの疲労感もどこかに吹き飛んでしまった。
ダイヤモンドヘッドの展望台からの眺め
ダイヤモンドヘッドから下山道
ダイヤモンドヘッドを下山して次に向かうは、妻が行きたいと言っていたポキの名店Ono seafood productsとマラサダが人気のLeonard’s へ。ポキはハワイ風マグロの漬けのことである。Ono seafood productsは数種類味付けをしたポキをご飯にのせたポキ丼を弁当として販売している。マラサダはいわゆるハワイ生まれのドーナツである。プレーンのマラサダはもちろん、中にカスタードクリームが入ったマラサダが人気だ。このLeonard’sのお店のパッケージや外観はなかなかかわいい。それらをLeonard’s向かいのスーパーのベンチで食べた。今のところこのポキ丼とマラサダの昼食がオアフ島で食べた中で一番美味しいかもしれない。
マラサダの名店
その後、ダイヤモンドヘッドの姿をこの目ではっきり見たいのでダイヤモンドヘッドを見るためのベストロケーションを探す。
まず向かったのはワイキキビーチの東の端の向かい、ダイヤモンドヘッドの麓にあるカピオラニ・リージョナル・パーク。この公園、とにかく広い。サッカー場やラグビー場、テニスコートがいくつかあるのだが、そんなものでは埋まらないほどの広大さ。妻はピクニックようの敷物をもってきてゴロンと横になってリラックス。私はダイヤモンドヘッドのナイスな写真をおさめるために奔走。カピオラニ・リージョナル・パークは観光客が少なくダイヤモンドヘッドそのもの撮影できるのがうれしい。
次に向かったのはワイキキビーチ。ベタな場所ではあるがワイキキビーチからダイヤモンドヘッドの角度の良さは見事としか言いようがない。もちろんこのあたりのホテルに宿泊してダイヤモンドヘッドビューの部屋に宿泊するのが最も贅沢なダイヤモンドヘッドの景色なのだろう。しかしそんなところには泊まれないのでワイキキビーチを歩きながらベストポジションを探し歩いた。結果、私が一押しするのがワイキキの中ほどにある桟橋からのダイヤモンドヘッド。ここからだと海と砂浜が向かいに位置するのでダイヤモンドヘッドとハワイのビーチが美しく一枚の写真におさまるのだ。もしダイヤモンドヘッドが好きでハワイに行く方がいれば是非試してほしい。
カピオラニ・リージョナル・パークからのダイヤモンドヘッド
ワイキキビーチの桟橋からのダイヤモンドヘッド
自転車を返却したあとお土産を物色するためにアラモアナショッピングセンターへ。といってもアラモアナは素通りして近くにあるウォルマートとドン・キホーテへ。私はお土産をハワイでは買うつもりはないのでドン・キホーテで妻を待つことに。何気なしにドン・キホーテの店内をうろついていたが、これまで幾つかの見たスーパーの部類の中ではかなりお得感のあるお値段のものが多かった。もし少しでも安くお土産を購入するつもりであればドン・キホーテはおすすめだ(妻が言うにはウォルマートも同じくらい安かったそうだ)。
最後のホノルルの夕食は上司のおすすめの店であるGoofy café&dineへ。
私はハワイらしくロコモコ、妻はフルーツいっぱいのアサイーボウルを食べた。
アサイーボウル
そうして、最後のホノルル夜は更けていった。
12月22日
朝5時に起床。この日は朝8時にコナ行きのフライトに乗るために6時にホテル前に集合してシャトルバスを待つ。シャトルバスは朝6時20分頃にやってきて、ホノルル空港へ我々を送ってくれた。
コナまでのフライトはハワイアン航空。
ハワイアン航空は当日空港にて預け荷物の申請をするようで、キオスクでチェックイン手続きと荷物の申請と決済ができる。23キロまでの預け荷物であれば25$。我々は荷物を2つ機内へ預けたので2人で計50$。
比較的厳しいセキュリティチェックを終えて搭乗ゲートへ。ホテルの朝食を食べることができなかったので、空港のバーガーキングで1セットを購入して、ボーディングを待つ間にお腹を満たす。
ホノルルからコナへのフライトは定時通りに運行。日本語の機内誌があったので45分のフライトもさほど苦にはならなかった。
コナ空港到着。荷物を引き取ったものの我々は途方にくれることとなった。
コナ空港に到着後レンタカーを借りる予定だったが、まず空港内にはレンタカーのオフィスが一つもないのだ。レンタカーを借りる人はすべて事前に予約をすませ、予約した各レンタカー会社が運行する空港シャトルバスに乗り込み、窓口に行くのである。事前に日本で予約しておくべきだったがこの場で後悔しても仕方がない。空港のインフォメーションカウンターにレンタカー会社の電話番号リストをもらう。インフォメーションスタッフはホリデーシーズンだから車を見つけるのは難しいかもしれないとのこと。
ハワイ島を個人で観光する場合、レンタカーを借りるのが一般的である。ホノルルのように島全体にバス路線が張り巡らされてはおらず、ホノルルのあるオアフ島と今回降り立ったハワイ島では約3倍ハワイ島の方が大きい。タクシーで巡ることもできなくはないが、すべてをタクシーで訪れるのは無理がある。時間があれば自分で行けるところは自力で移動して、部分部分でタクシーやツアー会社の助けを求めることもできるだろうが、今回2泊しかしない中ではそれも難しい。
とりあえずレンタカー会社に片っ端から電話していこうと考えていたが、最初にリストされていたレンタカー会社、ALAMOに車がまだ残っているようなので、シャトルバスに乗り込みオフィスに向かった。
ALAMOのオフィスはすでに旅行客で賑わっていた。受付には何組かが列をなしていた。我々も列に加わり、受付の手続きをうける。期間と車種とオプションの希望を伝え、日本の免許証やパスポートを提示した。提示された料金をみて目玉が飛び出そうになった。なんと650$ほど。1日のレンタカー代金150$とオプションの保険が1日50$程度、さらに税金もかかる。自分でできることは自分でやって安く抑えようということでガソリンは満タン返し、カーナビはつけずスマホグーグルマップで代用。
受付を済ませて早速、車の元へ。車はヒュンダイのセダン。
外国での運転も初めてである上に、日本車以外の車ももちろん運転したこともない。左ハンドルの席にすわり、震える手で一つ一つ日本車との操作の違いを確認していく。不安な気持ちのまま、ハワイ島の宿泊先であるヒロに向けて出発。
島の西側にあるコナから西側にあるヒロまで約2時間のドライブ。
幸いにもレンタカー会社のある空港付近は交通量が多くはないので、スムーズに流れる。また郊外にでると道なりの直線の道が続くため、徐々に運転にも慣れてきた。
目の前に広がる青空、大きな雲、生き生きと生い茂った緑の大地。車がハワイ島の中心へ近づくにつれ、緑の大地は徐々に溶岩でできた黒い台地へと移り変わってゆく。何もかもが日本で見る風景と違う。
周り一面溶岩に囲まれた台地に車を停めて休憩。溶岩でできた大地を踏みしめて歩く。よく見てみると全く不毛な大地ではないようで時折変わった植物の花や芽を見ることができた。ハワイ島が火山の島であることを実感するとともに、こんな場所でも力強く生きる生命の崇高さを思わぬ場所で感じた。さらに車を走らせると家がぽつぽつと姿を見せ始め、いつしか商店が立ち並ぶようになり交通量も増えてきた。ヒロに到着したのだ。
ホテルのある中心部に車を停め、チェックインをした。
苔むした火山大地
ヒロの街をドライブ中
<HILO BAY HOSTEL>
ヒロの中心部、美容室の2階にあるHILO BAY HOSTEL。ホステルではあるが古いながらも手入れが行き届いた家具、そして木製の温かみのある床や壁からはこのホステルがひとつのアンティーク作品のような雰囲気を感じた。ロビーはこのホステルの中でもっとも広い空間となっており、他のホステルのようにいくつものベッドが並べられ、共有部分に十分なスペースがないというようなことはしていない。そのため宿泊客はロビーで情報交換をしたり、パソコンを開いてフェイスブックに写真をアップしたりして、ドミトリーや自室にこもることよりもこの開放感のあるロビーにいることを好んでいるようだ。キッチン、シャワー、トイレは共同。私達はプライベートルームに宿泊したところ部屋には冷蔵庫、扇風機があった。なお室内でも無料のWIFIが利用できた。駐車場はないので車で来た場合は路肩に停めておくことになる。
妻は早朝の起床とあってか眠いそうで、私だけで1時間ヒロの街をぶらぶらした。
<ヒロ>
ヒロはホノルルに次ぐハワイ第2の都市にしては、こじんまりした穏やかな海辺の町だ。日系人が作り上げた街ともいわれており、どことなく街行く人々に親近感を覚えることだろう。ダウンタウンにはアーケード続く商店街の通りがいくつかあるくらいであとはバスターミナルや中規模のスーパーマーケット、それに古い映画館と津波に関しての博物館がある。また意外かもしれないが常夏の楽園ハワイにおいて、ヒロは雨降りの街として知られており、年間降水量は3000mを超える。これは東京の年間降水の約2倍である。私が訪れた日の天気もあいにく雨模様で何度か雨に降られた。といってもずっと降りっぱなしではなく、降ってはやみ降ってはやみの繰り返しで、時折青空がのぞく。
ヒロをホノルルと例えるのであれば、ホノルルの陽気さとは対照的なダークサイドなハワイ。曇り空の灰色と1900年代に建てられた街並みはどこか映画にもなりそうな雰囲気を醸し出している。それはそれでカッコいい。ホノルルのような大きなショッピングモールや有名チェーン店、娯楽的なお店はなく、夕方になれはおおよそのお店は閉まってしまうので住んでいる人にとっては退屈と感じているかもしれない。
映画に出てきそうなヒロの街並み
雰囲気ありますね
曇り空が様になります
ヒロの街を散歩した後は、ホステルに戻る。
昼ごはんを食べていないので、どこか行こうと思案する。ヒロの街はさほど見るべきものは多くはないので、ここから比較的近いマウナロア マカダミアナッツ工場とCAFÉ 100にいくことにした。
マウナロア マカダミアナッツ工場はその名の通りマウナロアというマカデミアナッツブランドの工場であり、観光客向けの工場見学を行っている。マウナロアのロゴはハワイに行っていなくとも一度は見たことはあるのではないのではないだろうか。ヒロの街からは車で約20分。工場内にはお土産コーナーはもちろん、マカデミアナッツの実際の生産過程をビデオで解説(日本語吹き替えあり)してくれる。それだけではなく、植物園やアイスクリームパーラー、もちろんマカデミアナッツの試食コーナーもあり盛りだくさん。実際感心したのは、いかに硬いマカデミアナッツの殻を割るのか、それにどのようにチョコレートをマカデミアにコーティングするのかを工場で実際の工程を見ながら学べるため大変興味深い。これまでマカデミアナッツに深い関心があったわけではないのだが(ほとんどの人はそうだと思うけど)割と楽しめた。
満足してマカデミアナッツについて学んだ後はCAFÉ 100へ向かう。CAFÉ 100はロコモコの発祥の地と言われており、ヒロのグルメを語る上で外せないお店である、もっともシンプルなロコモコはなんと3$ほど。透明なプラスチックのタッパーに入れられた熱々のロコモコは、ご飯の上にソースとハンバーグ、目玉焼きがのったごくシンプルなもの。味もシンプル。シンプルなので人によっては深みがないということで期待はずれということを口コミに書く人もいたが、私達は美味しいと感じた。雰囲気としては吉野家の牛丼に近い。吉野家の牛丼について心底美味しいと感じる人がいるのも理解できるし、その一方で「たかが牛丼」という考えもわかる。自分の価値観が覆るほどの味ではないが、これはこれで愛すべきミニマルである。
定評のあるマカダミアナッツブランド
マウナロア マカダミアナッツ工場にて
これが元祖ロコモコだ!
その後は妻のリクエストでLOW INTERNATIONA FOODとTWO LADIES KITCHENへ向かう。ヒロ市内から少し郊外へ抜けた場所に位置するこれら2つのお店はハワイ島のローカルなお店の中では知られたお店であるらしい。
LOW INTERNATIONA FOODはインターナショナルと冠している割にはローカル感が漂うお店だ。基本的にはパンとクッキーのお店ではあるが、ご飯ものの定食やハンバーガーなどの軽食もそろう老若男女通える大衆食堂のような場所。有名なのはカラフルな食パンのレインボーブレッドである。このピンク色はグアバを原料にしているらしい。あいにくレインボーブレッドの生の食パンは売り切れていたがレインボーブレッドのトーストであれば作ることはできるらしい。なぜ生の食パンは売り切れていて、トーストなら可能なのであろう?冷凍していた分があるのだろうか。レインボーブレッドのトーストは見た目の派手さもあって、もちもちとした食感が楽しいパンであった。
その後は訪れたTWO LADIES KITCHENはモチ屋さんである。店内の工場で製造しており、大福はもちろん、マンゴーやパイナップルなどハワイらしいフレイバーのモチをはじめ、苺大福やたい焼きまで販売している。ヒロの人々が手土産としてよくこのTWO LADIES KITCHENのモチを利用するそうだ。我々はカラフルなわらび餠を購入した。
キモかわいい虹パン
ホステルに戻り、キッチンで日本から持ってきた日清やきそばをつくる。それに ヒロのスーパーマーケットで購入したトルティーヤチップスにアボガドのペーストをディップしてこの夜の夕食として食べた。
12月23日
朝8時に起床し、朝ごはんとしてレトルトのおかゆを食べる。日本出発前にイオンで購入した100円のレトルトにしてはなかなか美味しい。
この日はハワイ島の北部、ワイピオ渓谷とホノカアを散策する。
島の東側の海岸線を望みながらヒロの市街を快走する。右には広大な海が広がり、左側には鬱蒼と茂るジャングルのような山や森が時折顔をのぞかせる。名前も付いていないようななんでも無いようなところにこのような雄大な自然を垣間見られるのはやはりハワイの大地ならではなのだろう。運転しているだけで清々しい気分にさせてくれる。これがオアフ島のドライブであればこうは感じなかったかもしれない。
約1時間のドライブの後、DONNA’S COOKIESというヒロのスーパーマーケットへも卸しているローカルなクッキー屋の工場直売所に立ち寄る。ここでは出来立てのクッキーを試食させてくれる。試食したらお気に入りのクッキーを小袋で(5$)販売してくれるので小腹が空いた時におすすめ。3リットルも入りそうなジャー(瓶)に詰めたクッキーをいくつも購入していくリピーターのお客もいた。お店の人も感じがよくて楽しい雰囲気が伝わってくるようだった。
有名なクッキー工場 定評のあるブランドだけに詰め方にも力が入ります。
再び車に乗り込み走り続けること約45分。到着したのはワイピオ渓谷。
<ワイピオ渓谷>
断崖絶壁の絶景スポット、ワイピオ渓谷はハワイの王族の住んだとされる神聖な場所であり、かつてはここで政治も執り行われていたそうだ。豊かな自然に囲まれており、津波がこのエリアを襲った時にも死者が出なかったのは王族のマナ(霊力)がこの谷を守ったからだと伝えられている。日本で言えば伊勢のような場所だろうか。たしかに人間では作り得ない雄大な景色は神々しいものを感じる。なお車で行けるのはビューポイントまで。4WDやツアーであればさらに谷の奥底まで観光ができるそうだ。
絶景のワイピオ渓谷
ワイピオ渓谷を後にして、ヒロ方面へ戻る。
次に訪れたのはホノカア。
<ホノカア>
映画や小説の「ホノカアボーイ」の舞台になった場所であるためホノカアの名前を聞いたことのある人は多いのではないのだろうか。作品の舞台であるものの街の規模はごく小規模。100mほどのメインストリート沿いの両脇に商店街ならぶだけ。もともとはサトウキビ産業で栄えた町であった。サトウキビ農園が1994年に閉鎖されてからは、現在産業と言える産業はないがワイピオ渓谷に観光にする人々が立ち寄る町へと変化している。
昼ごはんを食べるために町をぶらぶらする。お土産屋さんにアンティーク雑貨のお店、古着屋さん、そしてオシャレなカフェにレストラン。小さい村ではあるがひとつひとつのお店に個性があって、そぞろ歩きだけで楽しい気分になる。町の雑貨屋さんにはおじさん3人組がずっと店の前のベンチで座っている。いるいるこういうおじさん、どこの田舎にも仲良しの友達同士、ずっとベンチでお喋りしている人たち。それがなんだかこのホノカアの景色に溶け込んでいて様になっていたので写真を撮らせてもらった。また映画「ホノカアボーイ」の実際にロケ舞台になったというホノカア・ピープルズ・シアターにお邪魔した。日系移民の方がこの町に娯楽を提供したいという思いから建てたという映画館。1930年にオープンしたが1988年に閉館。その2年後、惜しむ町の人々の思いから復活を遂げ、現在は映画のみならずライブや公演のイベントスペースに活用されているそうだ。この日はイベント準備のため、館内のカフェはおやすみ。本来は入れないのだが特別にオーナーの方に中に入れさせてもらい写真を撮らせてもらった。使い込まれた館内のテーブルや壁は歴史を感じさせ、とても居心地が良さそうだ。オリジナルTシャツを購入して、映画館を後にした。ホノカアのスーパーマーケットで弁当を購入して、海の見える坂道でお昼ご飯。
ホノカアボーイの舞台 ホノカア・ピープルズ・シアター
映画はみたと思うのだが思い出せない
ホノカアの町を抜けて、ヒロへ向けて再び出発。
ヒロからワイピオ渓谷へ行く際に、いくつかビューポイントがあったので、そこに立ち寄ることにした。
訪れたのはラウパホエホエ・ビーチパーク。
<ラウパホエホエ・ビーチパーク>
ヒロの町からおよそ30分の距離にあるラウパホエホエは1946年津波で甚大な被害を被ったエリアである。その際、24人もの学生の尊い命が津波により奪われてしまった。この公園は被害のあった学校跡地に造られたものである。海岸沿いへ下る山道の途中では、津波がここまで到達したことを告げるパネルが見受けられた。巨大な波が岩石に打ち砕かれ飛沫となり細かい泡になって消えていく。故郷の日本海のことを思い起こさせる。日本海側で育った私のような裏日本の人間にとって海は陽気なものというよりも厳しく無慈悲なものという思いがある。そういう意味においてはオアフ島よりもハワイ島には個人的なシンパシーを感じる。
なぜ人は石を積み重ねたいのだろう、そういえば鴨川にもこういう人がいた
泡立つ海岸
ラウパホエホエ・ビーチパーク
ヒロに舞い戻った我々が次に向かったのはヒロ市内にあるレインボー滝とヒロ大神宮。
レインボー滝はヒロ市内近くに位置する観光スポットだ。落差24mの小規模の滝であるが、よく虹が滝にかかるためこの名がついた。あいにくこの日はその姿を見ることはできなかったが。。。
ヒロ大神宮はヒロ中心部から車で10分、住宅街の中にある神社である。この神社はハワイの中だけでなく、海外でもっとも古い神社だ。1960年の大津波で倒壊した際には再建のための奉納した人々の名前のリストがあり、中には名だたる政治家や財界人が見受けられた。
レインボー滝
ヒロ大神宮のお守り
ヒロの市内に戻った後は次の日の食事のためスーパーで買い出し。
ホテルでは夕食として日本から持ってきたレトルトのカレーをスーパーマーケット購入したパンにつけて食べた。
12月24日
クリスマスイブ。特にクリスマスイブだからといってもヒロの町は浮き足立ったところはない。朝食は昨日と同じレトルトのおかゆとレーズンの入ったクッキー。クッキーはホステルのスタッフが多めに買ったようで宿泊客に分けてくれたのだ。mありがたい。
ホテルは8:30にチェックアウト。この日は見るべきものが多く、夜にはレンタカーを返却しコナ空港へ戻らなければならないため、早めの出発をする。2泊しかしていないが名残惜しい素敵なホステルだった。
まず向かったのはハワイ火山国立公園。
<ハワイ火山国立公園>
ヒロから車で約1時間。ハワイ島のハイライトのひとつと言えるのがこの国立公園である。ハワイ州の中で唯一世界遺産に指定されており、ハワイの神話の中で火の女神ペレが宿る地として古くから神聖な、スピリチュアルな場所として人々に崇められてきた。キラウエア火山を含む2つの活火山を擁し、その広さは1,335㎢に及ぶと言われている。この規模の国立公園は、ハワイはおろかアメリカ本土にもないほどの広さだという。そのため溶岩によって形成された荒野や洞窟、海岸線の展望、さらには生い茂った熱帯雨林とそこに自生する動植物など多種多様な自然と、我々が住む惑星がおりなす破壊と創造のプロセスを目の当たりにできる。また自然愛好家達に向けて幾多のトレイルコースを整備しているため、1日観光しても見飽きることはないだろう。そのため国立公園内にはホテルも備えられている。1983年からずっと噴火を続けて火山であるので危険かと思われるかもしれないが、大規模な噴火はごくまれで流れ出す溶岩の速度も非常に遅いため、世界一安全な火山とも言われている。
主に国立公園内は車で移動する。入園料は乗用車1台につき15$。園内に入るとまずビジターセンターが見えてくる。そこでこの国立公園の概要とトレッキングコースの案内や滞在時間に応じての観光ルートも紹介している。
ビジターセンターにてお手洗いを済ませて後向かったのはサーストン溶岩トンネル。鬱蒼とした熱帯雨林を抜けると現れるサーストン溶岩トンネルは全長300mほど。一見普通のトンネルだが、なんと表面の溶岩だけが固まり、中のマグマが液体のまま流れ出したためにできた、まさに自然の力だけで造られた洞窟なのである。車も通れそうなほどの巨大なトンネルが重機の力でなく自然に発生したというのは驚きというほかない。
変わった植物
ダイナミックに曲がった木
山盛りのシダ
サーストン溶岩トンネル
その後、我々は車を走らせチェーン・オブ・クレーターズ・ロードへ。このチェーン・オブ・クレーターズ・ロードというのはその名の通り「道」ではあるがその車窓越しに見える景色の圧倒的なこと!溶岩が造りだした果てしない台地の向こうに見えるのは真っ青な太平洋。道路沿いのところどころには展望台や、ウォーキングスポットがあり、ゆっくりと流れだした溶岩が徐々に固まり溶岩特有のどろりとした形状のままになっているのが面白い。中にはヒダのように折り重なってそのまま固まってしまったもの、渦巻きのようなものやスライムか液体金属のようにツルツルとした丸みを帯びたものまである。チェーン・オブ・クレーターズ・ロードは溶岩の溜まりで行き止まりになるまで約30kmも続く。
チェーン・オブ・クレーターズ・ロードを引き返して向かったのはキラウエア火山の噴火口の展望台。常に白い噴煙をもくもくと上げている展望台はこの国立公園で最も人気の場所だ。展望台の隣にはトーマス・ジャガー博物館という、ハワイ火山観測所を設立した学者から名付けられた博物館がある。展示物は火山活動でできた物質や火山観測の歴史、ペレをはじめとしたハワイの神話における神々についてである。
約4時間の観光で少し駆け足気味であったが、充分満喫できた。我々は食料を少し持ってきていたので問題なかったが、公園内では食料を売っている売店やレストランが一つも見当たらなかったので食料と水は入園前に調達しておくことをお勧めする。また公園内は大変広いのでガソリンも余裕がある状態で出発したい。
うずまきのような形で固まった溶岩
不吉な光景
スライムのようにまるみをおびた溶岩
あまりに広大な溶岩台地
常に煙を上げているキラウエア火山
国立公園を後にした我々が次に向かったのはプナルウ黒砂海岸。
<プナルウ黒砂海岸>
プナルウ黒砂海岸はハワイ島の最南端に近い場所にあるその名の通り黒砂の砂浜を持つビーチだ。一般的にハワイのビーチというとまるでシュガーパウダーのような白いさらさらのビーチが思い浮かぶが、このビーチは砕けた溶岩でできた砂であるため真っ黒である。しかしこのビーチが観光客に知られている理由はもっと別な理由がある。それはウミガメがこのビーチによく出没するそうだ。前回のオアフ島ではあいにくカメを見ることはできなかったので、期待はさほどしていなかったのだがウミガメちゃんを無事発見。甲羅を乾かしているところらしく、目をつむって一休み中だ。オアフ島でできなかったことが思わぬところで出来たので大変嬉しい気持ちでビーチを後にし、コナへ向かう。
ウミガメさん
<コーヒーファーム>
ハワイ島を発つ前に是非立ち寄りたかったところがある。それはコーヒーファームだ。ハワイ島の南東側、カイルア・コナのから南の沿岸部はコーヒー栽培に理想的な立地であり、大小合わせて500もの農園が集まっているためコーヒーベルトと呼ばれているほどのコーヒーの有名産地だ。私自身コーヒーは好きでよく飲むので、本当に美味しいコナコーヒーが飲みたいと思っていた。今回訪れたのはグリーンウェルコーヒー農園。1850年から続いている老舗である。あいにく最終の農園ツアーすでに終了してしまったのでコーヒーのテイスティングだけさせてもらった。ローストの加減や豆の種類、香りづけにより10種類以上のコーヒーを用意しており、すべて試飲できる。また1袋1万円近くするようなコーヒー豆まであり、そのテイスティングは5$かかるのだが折角なので試させてもらった。正直1万円の価値があるかどうかは私にはわからなかったが飲み続ければなにかわかるのかもしれない(第六感が目を覚ますのかもしれない)。試飲させてもらった中では一番しっくりきたミディアムローストの粉を購入した。
1万円のコーヒーを召し上がれ
実はもう一箇所、時間が許せば立ち寄りたい場所があった。それはコナ・ブリューイング・カンパニーである。一度は耳にしたことはあるかもしれない。そうホノルルのレストランでも供されるハワイのビールとして最も知られているビール会社である。車の運転できているのでもちろんドライバーは飲めないが私か妻のどちらかだけでも出来立てのビールを飲めればと考えていた。しかし工場直営なのにそこまで安くもなく、工場見学も時間外だったのでレストランだけ見ただけにとどめた。
まだ飛行機の出発までしばらく時間があったのでアリイ・ドライブでの散歩を楽しんだ。アリイ・ドライブはミニ・ホノルルといった趣のビーチ沿いに多種多様なお店が並ぶ賑やかな通りである。私達は教会の駐車場に車をとめて、ビーチで沈みゆく夕陽をみつめた。ABCマートにて空港で食べるための夕食のサラダを購入して空港へ。途中、ガソリンスタンドで給油しレンタカーを返却した。
ロマンチックな二人
それぞれの空を見つめる二人・・・
日本でも運転がままならない2人での3日間のドライブだったがいろいろ行けて楽しかった。また事故に遭わず本当に良かった。
コナ空港にてユナイテッド航空、サンフランシスコ行きにチェックイン。予定時刻通り飛行機はハワイ島を経ち、我々のハワイへの旅は終わった。アメリカ本土の旅へと続く。
〜ハワイの旅を終えて〜
初めてのハワイは楽しかった。おいしいローカルフード、お洒落なお店、ダイヤモンドヘッドにも感動した。
ハワイがここまで人気なのは日本との距離感が絶妙だからかもしれない。常夏のポリネシアの島でありながらアメリカ西海岸の風を感じ、人々もアロハ・スピリッツでどことなくフレンドリー、日本語が通じるお店も多く、日本人が多いだけに「よそ者」とみられることもない。
例えばハネムーンや家族、気心の知れた仲間同士で、仕事を放りだしてのんびりするには最適だと思う。ホノルルはあまりにツーリスティックなのでカイルアかノースショアのコンドミニアムに滞在して気ままにレンタカーなぞ借りて1週間ほど過ごすのはとても素敵なことだろう。ただ私は貧乏性なのか、なにもしないのが耐えられないタチなので、それはしばらくはいいかなと思った。なので今回ののんびりホノルルのオアフ島+大自然観光のハワイ島の2島コンビネーションはハワイ初心者の私にとって大変よい組み合わせだった。もし1週間時間があってまたハワイにいくのであればマウイ島とラナイ島に行ってみたい。
ホノルル・ダイヤモンドヘッド ☆☆☆☆☆ ワイキキビーチから眺めるダイヤモンドヘッドは筆舌つくしがたい
ハワイ火山国立公園 ☆☆☆☆☆ 破壊と創造・・・生ける惑星・地球のほとばしる血流
カイルア・ノースショア ☆☆☆☆
ヒロ ☆☆☆☆
ワイピオ・ホノカア ☆☆☆☆
(2015年12月 橋本康弘)
- 常に進化するドバイの今を見る!
-
エリア:
- 中近東>アラブ首長国連邦>ドバイ
- テーマ:買物・土産 観光地 ホテル・宿泊
- 投稿日:2016/01/05 14:04
成田からエミレーツ航空の直行便で約9時間、ドバイに到着です。
ドバイで乗り継いで、ヨーロッパや中近東に向かう人も多いですが、世界中の人が集まるドバイを体験してきます。
ドバイは特にここ5年程で急速に発展してきたため、最近できたばかりだったり、建設中のいくつもの高層ビル、ホテルやショッピングモールがあります。
その一方で、それ以前の街並みは低い建物が並び、旧市街として残っていて、街の周りには砂漠が広がっています。
ドバイにはアラビア湾(ペルシャ湾)につながるクリークが流れていて、このクリークを渡って旧市街側へ。クリークを渡るにはアブラと呼ばれる渡し舟が便利です。地元の人に混じって乗ってみると風がとても気持ち良いです。
このあたりにはスカーフや布製品が売られるテキスタイルスークや、香辛料が並ぶスパイススーク、金銀が輝くゴールドスークがあります。世界一大きな指輪も。
UAEはアラブの国ですが、9割もの人は外国からやってきていて、世界各国の人々が暮らしています。そのせいか、アラブ諸国の中では、街のイスラム色は弱い気がしますが、それでも全身黒いアバヤという民族衣装を着た女性とすれ違ったりします。目や顔だけしか表に出していないですが、美人な女性ばかりです。
当然モスクもあるのですが、観光客向けにも作られていたりして、民族衣装を着て、モスクでイスラムについて説明をしてもらい、アラブならではのデーツ(ナツメヤシの実)とアラブコーヒーを頂きました。
このアルファルークモスクはイスタンブールのブルーモスクを真似て作られたそうです。実は先月、本物のブルーモスクを見てきたばかりでしたが、確かに綺麗に作られています。
おすすめは砂漠サファリ!モールやホテルがこんなに建ち並ぶ街から、車で少し離れるだけで、景色が一変して一面の砂漠に変わります。車を乗り換え、トラックの荷台に椅子をつけたような感じで、道のない砂漠の中を走って行きます。
4WDの本格的にスリル満点なドライブではなかったので、ジェットコースター以上のあの迫力というものではありませんでしたが、それでも360度砂漠が広がっていて、風がとても気持ち良いです。風と一緒に砂も飛んでくるので、スカーフで口元を覆ったり、サングラスがあると便利!でもあっても砂まみれにはなるけど。
砂漠では他にもラクダに乗って見たり、ヘナというタトゥーみたいな装飾を体験したり、色々なアクティビティがありました!
それさら今回、水上飛行機に乗りました!小さなプロペラ機で、水上から飛びたちます。ドバイの高層ビル群やバージュ・アル・アラブ、ザ・ワールドなどが上空から見られて、とても楽しい体験でした。
そしてドバイにはショッピングモールが多い!!今回訪れた一つがシェラトン・モール・オブ・エミレーツ。
シェラトンホテルに隣接していて、高級チョコレートショップのパッチをはじめ、様々なブランドが並びます。
その並びにスキー・ドバイというアミューズメント施設があります。夏の気温は50度にもなるというこの暑いドバイで、スキーができるという驚きの空間です。
靴や防寒具を貸出していて、スキーだけでなく、そりや氷の部屋体験、ペンギンとの触れ合い体験、アイス・バーなんかもあります。
ただ、こんなに本格的に寒いとは思っていなかったので、寒すぎてホットチョコレートが飲みたくなります。
ここよりさらに大きいのがドバイモール。こちらももちろんショップだけではなく、水族館やスケートリンク、キッザニアまであり、噴水のショーも人気です。
そしてドバイでは「世界一」のものが色々あります。
世界一高いタワー、バージュカリファ
世界一ねじれたタワー、カヤンタワー
世界一ハイレベルな7ツ星ホテル、バージュ・アル・アラブ
世界一高い住居、プリンセスタワー
世界一大きな人工島パーム・アイランド
などなど、まだまだたくさん。
ただ、これらの記録を更新するような、新たに建設中の施設もたくさんあるので、どんどん世界一が変わっていく予定のようです。特に世界一高い建物は世界各地で競い合っていますし。
毎年新しいモールやホテルができ、どんどん進化して行くドバイ。ドバイはリゾートやショッピングだけでなく、思っていた以上に観光もできて、アラブっぽい体験もできるようになっているので、様々な楽しみ方ができて、これからの進化も楽しみな国でした。
オススメ度
ドバイ ★★★★★・・・常に進化するエンターテイメントシティ
(2015年10月 増田里沙)
- 【アブラカタブラ 弾丸2泊5日のアブダビ 〜今行くならドバイじゃなくてアブダビ〜】
-
エリア:
- 中近東>アラブ首長国連邦>アブダビ
- テーマ:買物・土産 観光地 テーマパーク
- 投稿日:2016/01/05 13:58
UAEというとドバイの方が知名度は高いけれど、アブダビも想像以上に楽しめることが
今回分かりました。
航空会社はエティハド航空を利用。仕事終わりでも十分間に合う夜便での出発。到着は翌日の早朝なので、時間的には着いたその日から丸一日観光に時間を使うことが可能です。
早速、日が昇り切る前にアブダビで有名なシェイクザイードモスクへ
外観は日に照り返された白い外観は世界各国から集められた大理石で作られており、神聖な場所ということを再認識。
中に入ると絢爛豪華な内装に圧巻する大きな広間が広がっています。
下はペルシャ絨毯、上はスワロフスキーのシャンデリア。もう言葉が出ません。
女性は顔を覆うものを持参しないと入場ができないので注意!
その後、砂漠の中のオアシス、カサール・アル・サラブへ
砂漠の道をひたすら走ること2時間程で到着。砂漠のど真ん中に急に現れるホテルはオアシスという言葉以外見つかりません。
敷地内は24時間利用可能のバギーで移動。
またオプションでデザートサファリも可能です。
道が無いので、車酔いしやすい方は恐らく酔いますので、酔い止めを持参した方がいいかもしれません。ここで見たサンライズは今まで見た中でも3本指に入るくらいきれいな朝日でした。行かれる際にはおススメです。
最後の最後で一番興奮したのが、ここの周辺で某有名なSFムービーが撮影されたということ。まだ公開されていませんが、みなさんが必ず一度は耳にしたことがある大作です。
内心はもう一泊したかったけれど、弾丸なので再びアブダビ市内へ
この時点で体感はもう3泊ぐらいしたような満足感。やはり到着が早朝ということがとても感覚的に大きいと思います。
その後、世界的にも有名なF1カーのテーマパーク、フェラーリワールドへ
アブダビに来たら間違いなくここに行った方が良いというくらいおすすめです。
日本のテーマパークでは乗り物に乗る際には、何時間も並ぶのが普通ですが、ここでは全くそんなことが無く、乗り物に乗るために待つことがめったにありません。
ストレスフリーなテーマパークです。
そして2泊目のイースタンマングローブ・バイ・アナマンダラへ。
ここはアブダビでどこに行くにも立地が良く、高級感あふれ、さすがのアナンタラグループのホテルという印象でした。
マングローブビュールームからの朝の景色は特におすすめです。
最終日は、エミレーツパレスが位置するアブダビ西側を観光。
世界的に有名で7つ星ホテルと称されるエミレーツパレス
中に入るには、宿泊するか、レストランに予約しなければ敷地内に足を踏み入れられません。そう言われると無性に入りたくなります。
またここも某有名なカーアクションシリーズの映画の撮影地で、三棟のエティハドタワーでのシーンがあったので、再び興奮しました。
短期間で余すところなく、アラブビアンを感じることができました。
おススメスポット
・シェイクザイードモスク ★★★★ アブダビらしい豪華なモスクは一見の価値あり
・カサール・アル・サラブ ★★★★★ アブダビに行かれる際には是非宿泊して頂きたいホテル
・デザートサファリ ★★★★★ 日本では経験できない貴重なアクティビティ
・フェラーリワールド ★★★★★ 侮ることなかれ、行ってみればわかります。
・ワールドトレードセンター ★★★★ お土産には困りません。
(2015年9月 小澤駿)
今回分かりました。
航空会社はエティハド航空を利用。仕事終わりでも十分間に合う夜便での出発。到着は翌日の早朝なので、時間的には着いたその日から丸一日観光に時間を使うことが可能です。
早速、日が昇り切る前にアブダビで有名なシェイクザイードモスクへ
外観は日に照り返された白い外観は世界各国から集められた大理石で作られており、神聖な場所ということを再認識。
中に入ると絢爛豪華な内装に圧巻する大きな広間が広がっています。
下はペルシャ絨毯、上はスワロフスキーのシャンデリア。もう言葉が出ません。
女性は顔を覆うものを持参しないと入場ができないので注意!
その後、砂漠の中のオアシス、カサール・アル・サラブへ
砂漠の道をひたすら走ること2時間程で到着。砂漠のど真ん中に急に現れるホテルはオアシスという言葉以外見つかりません。
敷地内は24時間利用可能のバギーで移動。
またオプションでデザートサファリも可能です。
道が無いので、車酔いしやすい方は恐らく酔いますので、酔い止めを持参した方がいいかもしれません。ここで見たサンライズは今まで見た中でも3本指に入るくらいきれいな朝日でした。行かれる際にはおススメです。
最後の最後で一番興奮したのが、ここの周辺で某有名なSFムービーが撮影されたということ。まだ公開されていませんが、みなさんが必ず一度は耳にしたことがある大作です。
内心はもう一泊したかったけれど、弾丸なので再びアブダビ市内へ
この時点で体感はもう3泊ぐらいしたような満足感。やはり到着が早朝ということがとても感覚的に大きいと思います。
その後、世界的にも有名なF1カーのテーマパーク、フェラーリワールドへ
アブダビに来たら間違いなくここに行った方が良いというくらいおすすめです。
日本のテーマパークでは乗り物に乗る際には、何時間も並ぶのが普通ですが、ここでは全くそんなことが無く、乗り物に乗るために待つことがめったにありません。
ストレスフリーなテーマパークです。
そして2泊目のイースタンマングローブ・バイ・アナマンダラへ。
ここはアブダビでどこに行くにも立地が良く、高級感あふれ、さすがのアナンタラグループのホテルという印象でした。
マングローブビュールームからの朝の景色は特におすすめです。
最終日は、エミレーツパレスが位置するアブダビ西側を観光。
世界的に有名で7つ星ホテルと称されるエミレーツパレス
中に入るには、宿泊するか、レストランに予約しなければ敷地内に足を踏み入れられません。そう言われると無性に入りたくなります。
またここも某有名なカーアクションシリーズの映画の撮影地で、三棟のエティハドタワーでのシーンがあったので、再び興奮しました。
短期間で余すところなく、アラブビアンを感じることができました。
おススメスポット
・シェイクザイードモスク ★★★★ アブダビらしい豪華なモスクは一見の価値あり
・カサール・アル・サラブ ★★★★★ アブダビに行かれる際には是非宿泊して頂きたいホテル
・デザートサファリ ★★★★★ 日本では経験できない貴重なアクティビティ
・フェラーリワールド ★★★★★ 侮ることなかれ、行ってみればわかります。
・ワールドトレードセンター ★★★★ お土産には困りません。
(2015年9月 小澤駿)
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