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エリア:
- オセアニア > ニュージーランド > ニーム
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テーマ:
- 観光地
- / 街中・建物・景色
- / 歴史・文化・芸術
Kia ora! Pukekoです。
昨日と今日の新聞に、仮設クライストチャーチ大聖堂の案が検討されていることが掲載されました。
→ "'Cardboard' cathedral revealed: Japanese architect's temporary Anglican home" (The Press紙)
→ "Design of 'cardboard cathedral' unveiled" (The Press紙)
デザイナーは、日本人建築家の坂茂氏。
(Photo from The Press)
素材はなんとダンボール(地元産)。
基礎に船積み用コンテナを使い、700人収容できるとか。
しかも完成まで3ヶ月!のんびりしたニュージーランドでは考えられないくらい早業です。
費用は400万NZドル。
坂氏はボランティアで当プロジェクトの提案をしましたが、提案を受けてジョン・キー首相のオフィスが運営している復興支援機関The Canterbury Earthquake Recovery Trustは、実現可能性を探るために5万ドルの予算を付けたそうです。
坂氏は、これまでも神戸やハイチなどの被災地で、仮設建造物を手がけていらっしゃいます。
被災地の救援に紙の建築家として挑むのを使命とされているような行動力で、東日本大震災でも避難所用間仕切りシステムを提案し、実践。
→ 東日本大地震 津波 支援プロジェクト (坂茂建築設計)
→ 突破する力 坂茂 (朝日新聞グローブ)
The Pressの記事がアップされてから、記事の下に読者が書き込むコメント欄は炎上。
「400万出して、紙の聖堂を作るなんて」
「お金をかけるところが違う。壊れた学校やスポーツ施設をなんとかするのが先」
「政府が調査のためこのプロジェクトに5万ドル投入とは!」
・・・などなど、概ね否定的です。
(Photo from The Press)
しかし、Pukekoは、それでもこのプランが実現してくれれば、と思います。
クライストチャーチ大聖堂はクライストチャーチのシンボルで、大聖堂広場は教徒・無神論者、市民・旅行者は関係なく、全ての人の憩いの場でした。
市民は各自で2月22日の地震被害を目の当たりにしてショックを受けていましたが、その後ラジオから聞こえてきた「大聖堂の尖塔倒壊」のニュースには、さらに特別な気持ちを抱いた人が多かったのではないかと思います。
4ミリオン(400万ドル)はとてつもない大金ですが、建築物としては決して無茶な金額ではないように思います。
カンタベリー大学などは、つい先日26ミリオンかけて仮設教室と研究室の建設を終えました。
カンタベリー大学があるのは地震被害が最小限だった地区ですので無茶苦茶な話だとPukekoは思いましたが、大学は保険で26ミリオンをまかなったので批判も耳にしませんでした。
こちらは、6月にスタッフが撮影したクライストチャーチ大聖堂。
大聖堂には保険はおりないんですかねえ・・・
昨日と今日の新聞に、仮設クライストチャーチ大聖堂の案が検討されていることが掲載されました。
→ "'Cardboard' cathedral revealed: Japanese architect's temporary Anglican home" (The Press紙)
→ "Design of 'cardboard cathedral' unveiled" (The Press紙)
デザイナーは、日本人建築家の坂茂氏。
(Photo from The Press)
素材はなんとダンボール(地元産)。
基礎に船積み用コンテナを使い、700人収容できるとか。
しかも完成まで3ヶ月!のんびりしたニュージーランドでは考えられないくらい早業です。
費用は400万NZドル。
坂氏はボランティアで当プロジェクトの提案をしましたが、提案を受けてジョン・キー首相のオフィスが運営している復興支援機関The Canterbury Earthquake Recovery Trustは、実現可能性を探るために5万ドルの予算を付けたそうです。
坂氏は、これまでも神戸やハイチなどの被災地で、仮設建造物を手がけていらっしゃいます。
被災地の救援に紙の建築家として挑むのを使命とされているような行動力で、東日本大震災でも避難所用間仕切りシステムを提案し、実践。
→ 東日本大地震 津波 支援プロジェクト (坂茂建築設計)
→ 突破する力 坂茂 (朝日新聞グローブ)
The Pressの記事がアップされてから、記事の下に読者が書き込むコメント欄は炎上。
「400万出して、紙の聖堂を作るなんて」
「お金をかけるところが違う。壊れた学校やスポーツ施設をなんとかするのが先」
「政府が調査のためこのプロジェクトに5万ドル投入とは!」
・・・などなど、概ね否定的です。
(Photo from The Press)
しかし、Pukekoは、それでもこのプランが実現してくれれば、と思います。
クライストチャーチ大聖堂はクライストチャーチのシンボルで、大聖堂広場は教徒・無神論者、市民・旅行者は関係なく、全ての人の憩いの場でした。
市民は各自で2月22日の地震被害を目の当たりにしてショックを受けていましたが、その後ラジオから聞こえてきた「大聖堂の尖塔倒壊」のニュースには、さらに特別な気持ちを抱いた人が多かったのではないかと思います。
4ミリオン(400万ドル)はとてつもない大金ですが、建築物としては決して無茶な金額ではないように思います。
カンタベリー大学などは、つい先日26ミリオンかけて仮設教室と研究室の建設を終えました。
カンタベリー大学があるのは地震被害が最小限だった地区ですので無茶苦茶な話だとPukekoは思いましたが、大学は保険で26ミリオンをまかなったので批判も耳にしませんでした。
こちらは、6月にスタッフが撮影したクライストチャーチ大聖堂。
大聖堂には保険はおりないんですかねえ・・・