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旅倶楽部「こま通信」

~旅するように生きていこう~

旅倶楽部「こま通信」
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プロフィール

ニックネーム:
こまつうしん
居住地:
埼玉県
性別:
男性
年代:
60代
会社名:
旅倶楽部 こま通信
会社英字名:
会社所在地:
埼玉県
業種:
旅行業
自己紹介:
旅倶楽部「こま通信」代表

これまで三千日以上を旅してきて、より良い旅の為に《手造の旅》をはじめました。メンバーからの要望によって、一生モノの旅をつくっていきます。

《手造の旅》のご希望がありましたらご連絡ください。
komatsusin2@gmail.com

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時計塔
グラーツの城山
エリア:
  • ヨーロッパ>オーストリア>グラーツ
テーマ:世界遺産 歴史・文化・芸術 
投稿日:2010/10/11 23:31
コメント(0)
オーストリア第二の都市グラーツには旧市街を見下ろす城山がそびえている。
かつては山上を埋め尽くす下の絵のような要塞があった。
昔のグラーツ
この山上の要塞は1809年ナポレオンとオーストリアが手を結んだ際、後々フランスの脅威にならないように取り壊されてしまった。

現在は時計塔と鐘楼が残されているだけだ。
上記の絵にも小さく描かれている。

この時計塔は市民が懇願し買い取る事で残された。
時計塔
町の人々に少しでも時間が見えやすいように、文字盤が中心よりも旧市街にむかってずらして取り付けられているのが分かるだろうか。

もともと1265年には城壁で一番高い塔があった記録がある。
1560年に木製の小塔が付け加えられ、時計は1712年設置。
設置当初は時間を示す長針しかなかったのだそうだ。それで充分というライフスタイルの時代だったのだろう。

もうひとつ残されている塔は鐘楼。
グラーツの鐘楼
34メートル高の八角形。内部には1587年にグラーツで鋳造されたLIESLと呼ばれる巨大な鐘がとりつけられている。直径二メートル近く、重さは4632キロにもなるそうな。

グラーツ旧監獄
近くにはもともと城の地下室だった場所が、現代では劇場になっている。
近代まで監獄に使われており、かつての独房がBOX席であります。


高さ20メートルの壁を擁する要塞。厚さ6メートルの壁を持つ。
なんでしょう
この地下は牢として長く使われていて、入ったらまず出られない場所だった。

十六世紀、プロテスタント思想を問題視されて投獄された司祭が、奇跡的に解放されて出てきた後に座った石の椅子がこれ。
新教徒の最後の椅子
長い間「出られるように」とだけ思い続けていた彼は、次の瞬間、この椅子のうしろの崖から身を投げたのだそうだ。それ以来「願いの叶う椅子」とされている。究極の願いが叶った後、人はもう死ぬしかないのでしょうか。

**
シュロスベルグ=城山には、19世紀から簡単に登れるケーブルカーが設置されている。鐘楼のところへ到着する。
フニクラ


近年は時計塔の近くにも80セントで利用できるエレベーターが登場した。これ、とてもベンリです。岩の中を透明なエレベーターで下降中。
リフト

エレベーターで旧市街へ降りて、城山を見上げたところ。
城へのケーブルカー

***
城山から旧市街を見渡すと、ムーア川の岸辺に実におもしろい建物があるのがわかる。あの「なまこ」の化け物は何?
ナマコのような美術館

拡大
美術館外観
これは、現代美術館。
あえて旧市街の建物と違えたデザインになっているが、これはこれでなかなか面白い。また、訪問できる機会をつくろうと思います。

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