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エリア:
- 近畿 > 京都
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テーマ:
- 書籍・CD・DVD
- / その他
- / 歴史・文化・芸術
表題の作品を読みました。
以下にその感想です。
『死亡通知書 宿命』
周浩暉(早川書房)
前作「死亡通知書 暗黒者」で「中華ミステリというのはここまでレベルが上がったのか」と思わせてくれた作者のシリーズ第二弾。
設定は前作の直後、殺人鬼<エウメニデス>の二代目が活動を開始する。とはいうものの、この二代目の正体は直ぐに判明するのである。
と、いうわけで、本作は「犯人は誰か」という謎はない。追う側も犯人の特定は出来ているので具体的な目標がある。そこで、追いつ追われつの攻防戦になるわけだ。
まずは前作で捕まった人物が脱走し、その追跡なのだが、地下鉄での追うものと追われるものの駆け引きがテンポよく描かれていて、大陸にも日本と同じ地下鉄に乗る日常があるのだと思うと、新聞やネットでは出てこない実情が見れて面白い。
次はそのネットで<エウメニデス>と追跡戦が繰り広げられる。関係者の子供を誘拐した<エウメニデス>を追い詰めることは出来るのか? 地下鉄の方はアクション系だが、こちらは頭脳戦である。ちゃんと趣向を変えているのだ。
話はこれだけでは収まらず、さらに10年前に起きたバラバラ殺人事件が絡んで来る。そのうえ密室殺人も出て来るのだからサービス満点ではないか。ミステリとしては前作「暗黒者」のほうが良く出来ていたと思うし、作者の仕掛けの中にはミステリを読み馴れた人なら想像がつくのもあるが、それでも面白い。
しかしこういう本を読むと中華人民共和国は一応は共産主義国だが、資本主義国と変わらない生活があるのが分かる。プロローグで泥水が流れてゴミが堆積している街外れの描写があるけど、こんなのもちゃんと検閲を通るのだ。3000円はちょっときついかもしれないが、読む値打ちはある。
http://sealedroom.blog.jp
以下にその感想です。
『死亡通知書 宿命』
周浩暉(早川書房)
前作「死亡通知書 暗黒者」で「中華ミステリというのはここまでレベルが上がったのか」と思わせてくれた作者のシリーズ第二弾。
設定は前作の直後、殺人鬼<エウメニデス>の二代目が活動を開始する。とはいうものの、この二代目の正体は直ぐに判明するのである。
と、いうわけで、本作は「犯人は誰か」という謎はない。追う側も犯人の特定は出来ているので具体的な目標がある。そこで、追いつ追われつの攻防戦になるわけだ。
まずは前作で捕まった人物が脱走し、その追跡なのだが、地下鉄での追うものと追われるものの駆け引きがテンポよく描かれていて、大陸にも日本と同じ地下鉄に乗る日常があるのだと思うと、新聞やネットでは出てこない実情が見れて面白い。
次はそのネットで<エウメニデス>と追跡戦が繰り広げられる。関係者の子供を誘拐した<エウメニデス>を追い詰めることは出来るのか? 地下鉄の方はアクション系だが、こちらは頭脳戦である。ちゃんと趣向を変えているのだ。
話はこれだけでは収まらず、さらに10年前に起きたバラバラ殺人事件が絡んで来る。そのうえ密室殺人も出て来るのだからサービス満点ではないか。ミステリとしては前作「暗黒者」のほうが良く出来ていたと思うし、作者の仕掛けの中にはミステリを読み馴れた人なら想像がつくのもあるが、それでも面白い。
しかしこういう本を読むと中華人民共和国は一応は共産主義国だが、資本主義国と変わらない生活があるのが分かる。プロローグで泥水が流れてゴミが堆積している街外れの描写があるけど、こんなのもちゃんと検閲を通るのだ。3000円はちょっときついかもしれないが、読む値打ちはある。
http://sealedroom.blog.jp


