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京都ミステリー紀行

~楽しい古都ばかり話そう~

プロフィール

ニックネーム:
京都ミステリー
居住地:
京都府
性別:
男性
会社名:
京都ミステリー紀行
会社英字名:
Kyoto Mystery Trip
会社所在地:
京都府
会社電話番号:
090-3653-5729
業種:
現地ツアー企画・現地ガイドなど
自己紹介:
「京都ミステリー紀行」という観光案内をやっております。
よく「ミステリーツアー」と間違えられますが、一般に行われている「行き先や内容を告げずに参加者を募集する」いわゆるミステリーツアーとは違うので要注意。
京都ミステリー紀行とは。
「鵺池」「幽霊の子育て飴」など、京都に残された幽霊譚、怪奇譚を紹介するだけではなく、「菅原道真の怨霊伝説はインチキだった」「平清盛は悪い人ではなかった」「応仁の乱で京都は丸焼けにはなっていなかった」など、通説とは違うことや常識とは反対の説明をする異色のツアー。
『今昔物語』や『江談抄』のエピソードを語る他、『群書類従』や『古事類苑』に基づいた「真相の解明」も行うため、「面白くてためになる」とか「目からウロコの謎解きツアー」とも言われています。

最近、観光地域おこしへのお手伝いも始めました。

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アーモンド桜
【咲き乱れ 散りては巡る 桜花】by 年史〜京都各地と御香宮神社〜
エリア:
  • 近畿>京都>伏見・京都市南部郊外
  • 近畿>京都>洛東(祇園・清水)
  • 近畿>京都>洛東(岡崎・吉田)
テーマ:観光地 街中・建物・景色 自然・植物 
投稿日:2013/03/28 17:48
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今年の桜は早い。あまりに早すぎて私はお花見ツアーの案内を出し遅れてしまった。
あらら。。。
そこで遅れたお詫びに秘蔵(?)の桜の写真をアップして読者の皆さんにヴァーチャルお花見を楽しんでいただきましょう。

まずはアーモンド桜。
この木にアーモンドが実るのでしょうか。
平野神社と伏見の某所にあります。

アーモンド桜

お次は京都五花街のひとつ、宮川町です。
芸舞妓の街らしく、咲き誇ってます。

宮川町

今度はちょっとこじんまりしていますが、幹に貼り付く桜。
ライトアップで有名な高台寺で見つけました。
何かこう、「散ってたまるか」と、必死でへばりついているようにも見えます。

幹くっつき

こっちは哲学の道で空に向かって延びていくかのような桜です。
あるいは何かを求めるように手を差し出しているのか。
哲学的ですね。

哲学の道

「京都ミステリー紀行」の名に相応しく、この桜の場所は「ミステリー」にしておきましょう。
ガイドブックに載らないような所にも奇麗な桜はあるのです。

どこ?

さて、後半は私の地元である伏見から、御香宮神社の桜を五連発でお届けします。

まずは本殿の横、御香水の井戸の傍の桜です。

ごこんさん1

次は御香水の碑と一緒に。

ごこんさん2

全体はこんな感じです。

ごこんさん6

桜の内側から撮るとこうなります。

ごこんさん4

同じ神社の中でも場所が違えばこんな桜も。

ごこんさん5

桜は来週もう一度ご紹介する予定です。

十石船
【伏見の里の奇観・珍観・壮観】〜弾痕から酒蔵風○○まで〜
エリア:
  • 近畿>京都>伏見・京都市南部郊外
テーマ:観光地 街中・建物・景色 歴史・文化・芸術 
投稿日:2013/03/21 13:49
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さて、今回は私の地元でもある伏見を取り上げます。
以前(ツアーに「京都ミステリー紀行」というタイトルを付ける前)には伏見のコースを週に1回催行していたのですが、諸般の事情で定例のツアーとしてはお休みになり、予約だけになってしまいました。
その後、伏見でも変化があり、現在では「かつてのように桃の花が咲き誇る里にしよう」と桃の植樹を進める団体が出来るなど、いくつもの分野でプロジェクトが活発に推進されています。
今でこそ京都市伏見区ですが、昭和4年から6年まで、僅か2年間とはいえ「伏見市」であったわけです。
今ではお酒と坂本龍馬が突出して有名ですが、このブログではそれ以外の見所も含めて、何回かに分けて紹介します。

まずはインパクトのあるやつ。

弾痕

弾痕です。

鳥羽伏見の戦いのときのものですね。この料理屋さんの格子を鉄砲玉がバババーッと横殴りにかすって行ったと。
こんなところに幕末が残っているのです。


次は遊郭。

遊郭

伏見の中書島というのは遊郭の街で有名でした。江戸末期にはこの界隈に遊郭が30軒以上あった。普通の旅館の数も30軒以上だったといいますから、いかに遊郭の数が多かったかが分ります。公認のものが30件以上ですから、非公認のものを含めればもっと多くなるということ。
こういうのを取り上げるとフェミニスト系の人でネガティヴな発言をする方もおられますが、昭和33年まではこの施設は合法的に存在していたというのも事実です。そういう点も押えておいて貰いたい。

一転して今度は鉄橋。

宇治川にかかる近鉄電車の鉄橋です。
何処が特徴か分りますか。

近鉄鉄橋

よく見てください。120メートルほどある長い橋なのに、端から端まで橋脚がないのです。
戦前、この近くには陸軍工兵隊が駐屯していました。ために、この場所に橋脚が出来ると演習の邪魔になるとかで橋脚を作るわけにはいかなくなってしまった。
で、どうしたかというと、建築技術の粋をこらして橋脚無しの橋を完成させた。
必要は発明の母ということでしょうか。

さて次からは酒蔵関係。

大倉本宅

立派な家ですが、月桂冠でお馴染みの大倉酒造の社長さんの本宅です。
今は住んでおられないようですが、家はちゃんと維持している。

もうひとつ。


大倉旧本社

こちらは月桂冠の旧本社。
今では「伏見夢百衆」というお店として利用され、定期的に落語会も開催しています。

さて、このブログの読者の方なら、ありきたりの酒蔵の写真は雑誌などで見飽きておられるでしょうから、変わったところでこんなのはどうですか。



公務員宿舎

これは公務員宿舎の側壁。
伏見ですから酒蔵のデザインになっていのですね。
まあ、ちょっと、安物の舞台の書割みたいな感じもしますが。
しかし、こういう面白いことが出来るということは、お役人の中にも遊び心のある人がいるということ。

さてさて、こちらのマンションはどうでしょう。


マンション

やはり酒蔵をイメージしたデザインになっています。
現代では伏見といえばどうしても「酒蔵」なのですね。
それが行き着く所まで行き着いたのが次です。


酒蔵トイレ

これは公園の公衆トイレ。
ついにトイレまで酒蔵のデザインになってしまいました。

まだまだ伏見には多種多様な景観があります。また紹介していきますので、よろしく。
最後の1枚は、十石船です。春と秋の観光シーズンにはこれが活躍します。
一度乗ってみては如何でしょうか。

十石船

くぐれぬ鳥居
鳥居も色々ありまして
エリア:
  • 近畿>京都
テーマ:観光地 街中・建物・景色 歴史・文化・芸術 
投稿日:2013/03/14 16:32
コメント(0)
神社と寺の町である京都には鳥居のある風景も珍しくはありません。平安神宮の大鳥居や御香宮神社の鳥居のように道路を跨いで仁王立ちよろしくデンと聳えているものもあります。
しかし、その鳥居の中にも変わったものが多々あります。

珍しいところでは週刊誌などでも紹介されている御金神社の金の鳥居。
正しくは「みかね神社」ですが、誰が見ても「おかね神社」ですね。
いかにも金運がつきそうです。


御金神社

そして縁きり祈願で有名な安井金毘羅宮の四角い鳥居などを挙げることが出来ます。
清水寺にある地主神社は縁結びですが、こちらは縁切り。男と女の縁を切りますからお参りする人も人間に角が立っているのでしょうか。

安井金毘羅宮

そこで今回は京都中、いや日本中、いやいや世界中探しても他には無いだろうというのを2つご紹介しましょう。

まずは見てのとおりの鳥居です。別に何の変哲もない、何の取り柄もない鳥居ですが、左右の端が隣の建物にめり込んでいる。
中々シュールな光景ではないか。
何故こんな事になったのか。


めりこみ鳥居

もともと左右の端は普通に外に出ていた。ところが左右の土地に新たなビルを建てるとき、敷地いっぱいに壁を作ると鳥居の端が境界線を超えてしまうのですね。それまではそんなギリギリに建てていなかったから問題なかったのです。
さてそうなると、鳥居の端を切るわけにはいかない。かといって、土地いっぱいに建物を建てる地主の権利を制限するわけにもいかない。そこで、これが京都らしい妥協の産物かもしれないのですが、鳥居の両端を敷地いっぱいに建てた壁にめり込ませてビルの内部へ突き出させたのでした。

これにより鳥居の端を切ることもなく、ビルを建てる権利を侵害することもなく、双方の顔が立ったのであります。

さて、鳥居の端が壁にめり込んで反対側に出ているということは、左右のビルのこの壁側の部屋に入ると、壁を突き抜けて鳥居の端が「ぬっ」と出ているということ。部屋の中に委細かまわず鳥居の端っこがドンと出ているというのも、中々シュールな光景ではないだろうか。

もうひとつ、これも度肝を抜いている。

見てのとおり、真ん中が無い。決してパロデイではなく、真面目にやっているようだ。ある新興宗教の敷地にあります。

くぐれぬ鳥居

この鳥居をくぐると、って言っても、これはくぐりようがないではないか。無いのだから。無い物の下はくぐれない。にもかかわらず、くぐると開運になるらしい。つまり、鳥居そのものが「開いて」いるから、その下を「くぐる」ことによって自分の運も「開ける」のだと。
うーむ、言われてみればその通りなのだが、何事も合理的な解決が付かないと気が済まない本格ミステリ・ファンの私は「真相」を推理してみました。

考えるに、この鳥居の両側が建っているのはこの宗教団体の土地であろう。自分の敷地になにを立てようと自由です。しかし真ん中の道路は公道ではないでしょうか。公道の上を遮る鳥居の「真ん中部分」を作ることが出来なかったのではないか。
でも、普通の神社の鳥居は公道の上でもちゃんと作っているではないか、と思われるでしょう。神社の場合は、今の法律が出来る前からそこにあった鳥居だから法律の適用外になるのかもしれないし、あるいは何らかの特例があるのかもしれない。しかし新興宗教の場合はその特例が受けられないとしたら?
あるいはまた、自動車が通行するための高さ制限に関する規定に引っかかったのかもしれない。
もっと考えれば他の理由も思いつくかもしれないが、この辺でやめておきます。

京都はまだまだ奥が深い。うん。

狛カエル
善男善女よ、これも京都だ。あなたは、あきれカエル? ひっくりカエル?
エリア:
  • 近畿>京都
テーマ:観光地 街中・建物・景色 歴史・文化・芸術 
投稿日:2013/03/07 16:44
コメント(0)
神社といえば狛犬ですが、中には狛ネズミというのもいます。


狛ネズミ

さらには狛イノシシがいます。神様のお使いにも色々あるのです。
たとえば毘沙門天のお使いなどムカデである。お〜怖い。
神社の中には境内で鹿や孔雀を飼っているところもある。

狛イノシシ

もちろん、中には意味不明のものもあって、伏見区の某神社にはカエル(人形)が寝ていた。どんな由来かは知らないが、単なる遊び心だと思います。
私はこのカエルを見つけたとき、思わず一句ひねってしまいました。

「是非もなく不貞寝するかやアホガエル」by年史


アホガエル

さて、冗談抜きでカエルがご利益をもたらしてくれる宗教もある。
某新興宗教団体の入り口に鎮座しているのが「金カエル」です。
ベタやなあ〜、と思う。でも、妙にご利益がありそうだから不思議ですね。


金かえる

お稲荷さんだってキツネというのも誰もがすんなり受け入れているが、最初は「えーっ、キツネ?」だったかもしれない。
鎮座1300年を誇る伏見稲荷もその正面玄関とも言うべき位置に新作のキツネ像を設置しました。
これがまたユニークで、下半身を張り上げている。金のシャチホコでもあるまいに、何でこういうポーズになったのか分らないのですが、ひょっとしたら何か意味があるのかもしれません。
これは良いけどカエルは駄目だ、なんてアリですか?


反りキツネ

次は度肝を抜くと言うのにふさわしいですね。
私はこれを初めて見たときに思った。

「シュールだ!」

一瞬、自分の目を疑ったのである。

え? カエル? 違うよね? 私の見間違い? でもやっぱりカエル?

紛れも無くカエルだと分った時、不気味さと可笑しさがこみ上げてきて、笑って良いものやら悪いやら、しげしげと眺めてしまいまいました。

狛ネズミだの狛イノシシなどは雑誌などにも紹介されて今や定番になりましたが、狛カエルがメジャーデビューすることはなさそうです。やはり新興宗教の施設だからでしょう。
これを馬鹿馬鹿しいと思うのは自由です。しかしイワシの頭も信心から。真面目に信仰している人がいるなら面白半分に揶揄するのはやめましょう。

新興宗教と言うとどうも「胡散臭い」感じが付きまとうのでしょうか、敬遠する人も多い。社会的に大きな事件を起こしたり、高額な「縁起物商品」を販売したりという事件が週刊誌などを賑わせば「触らぬ神に祟りなし」とばかり、離れたくなるのも当然かもしれません。
それでも全部が全部胡散臭いわけではない。数の上では真面目にやっている方が多いのですよ。

全ての新興宗教が霊感商法をやっているわけではないし、伝統宗教の中にも生臭坊主はいる。伝統宗教だって出来た頃はその当時の新興宗教だったわけですよ。浄土宗も日蓮宗も浄土真宗も鎌倉時代の新興宗教だし、キリスト教も2000年前の新興宗教です。
みなさん、伏見稲荷のキツネがユニークなポーズをしているのはユーモラスで、新興宗教のカエルは馬鹿馬鹿しいですか?

これから何十年もたてば、狛カエルだって広く認知されて善男善女がお参りに来るかもしれません。その時、教祖がふんぞりカエルことなく、民衆の救済のために精進して欲しいものです。

そういえば、伏見稲荷の新しいキツネ像だってよく見れば反りカエルというポーズではないか。

それにしてもこの狛犬ならぬ、狛カエル。
あなたはこれを見て、あきれカエル? それともひっくりカエル?


狛カエル

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