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- 火渡りで世渡りを祈願する〜狸谷不動院で荒行体験〜
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エリア:
- 近畿>京都
- テーマ:観光地 お祭り・イベント 歴史・文化・芸術
- 投稿日:2013/07/22 12:44
- コメント(0)
毎年7月28日は狸谷不動院で火渡りが行われる。「火の中」を裸足で歩いて渡って行くのだが、一般の人でも自由に参加できるというのが嬉しい。
狸谷不動院の本堂は建物としては新しいが清水寺のような造りになっている。ただ、そこには巨大な矢が!
火渡りに先駆けて行われる護摩祈祷で使われる矢をイメージしているのであろうか。
日が暮れるといよいよ護摩祈祷が始まる。このあたりは智積院の青葉祭りなどとさして変わりはしない。寺院ではなく、安井金毘羅宮などで行われる神社での護摩祈祷とも同様。このあたりは神仏習合なのかもしれない。
炎がドンドン燃え盛る。
護摩木が投げ入れられる。
祈祷が終ると燃えた護摩をならして火渡りのための道を作る。
いよいよ火渡りであるが、最初は行者さんが何人も渡っていく。そうして道を固めてくれるので後に続く一般人は安心して渡れるというもの。
左右は勢い良く燃えているが真ん中は大丈夫です。
炎と煙の中、人が渡る。
子供でも渡れます。
渡るコツは要するに少し早足で普通に歩くこと。立ち止まってはいけない。走ってもいけない。
いくら燃えた後とはいえ、底のほうにはまだ火がくすぶっているかもしれない。立ち止まると体重で沈んで火に当る。走ったら勢いでズブッと踏み抜いて火に当る。普通に歩けば足の裏が暖かくてちょうど良いのである。
もちろん私も火渡り敢行。ご利益があったかどうかは何ともいえないが、今のご時世でも食い詰めることなく観光ガイドをやっているのであるから、それがご利益だろう。火渡りで世渡りをさせてもらったようなもの。もっとも、最近はお客さんも少なく綱渡りの状態だが。。。でも不渡りは出していないのでご安心を。
渡ったらもらえる赤いお札はどことなく不気味。
一度体験なさっては如何でしょうか。
狸谷不動院の本堂は建物としては新しいが清水寺のような造りになっている。ただ、そこには巨大な矢が!
火渡りに先駆けて行われる護摩祈祷で使われる矢をイメージしているのであろうか。
日が暮れるといよいよ護摩祈祷が始まる。このあたりは智積院の青葉祭りなどとさして変わりはしない。寺院ではなく、安井金毘羅宮などで行われる神社での護摩祈祷とも同様。このあたりは神仏習合なのかもしれない。
炎がドンドン燃え盛る。
護摩木が投げ入れられる。
祈祷が終ると燃えた護摩をならして火渡りのための道を作る。
いよいよ火渡りであるが、最初は行者さんが何人も渡っていく。そうして道を固めてくれるので後に続く一般人は安心して渡れるというもの。
左右は勢い良く燃えているが真ん中は大丈夫です。
炎と煙の中、人が渡る。
子供でも渡れます。
渡るコツは要するに少し早足で普通に歩くこと。立ち止まってはいけない。走ってもいけない。
いくら燃えた後とはいえ、底のほうにはまだ火がくすぶっているかもしれない。立ち止まると体重で沈んで火に当る。走ったら勢いでズブッと踏み抜いて火に当る。普通に歩けば足の裏が暖かくてちょうど良いのである。
もちろん私も火渡り敢行。ご利益があったかどうかは何ともいえないが、今のご時世でも食い詰めることなく観光ガイドをやっているのであるから、それがご利益だろう。火渡りで世渡りをさせてもらったようなもの。もっとも、最近はお客さんも少なく綱渡りの状態だが。。。でも不渡りは出していないのでご安心を。
渡ったらもらえる赤いお札はどことなく不気味。
一度体験なさっては如何でしょうか。
- 淡路島から「はも道中」がやってきた〜祇園祭は鱧祭り〜
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エリア:
- 近畿>京都>洛東(祇園・清水)
- 近畿>兵庫>淡路島
- テーマ:観光地 グルメ 歴史・文化・芸術
- 投稿日:2013/07/11 19:38
- コメント(0)
京都では祇園祭がたけなわですが、これは別名「鱧(はも)祭り」とも言われるくらい、京都の人は鱧という魚を珍重します。もっとも、この時期の鱧の良いやつはあらかた高級料亭に取られてしまって一般庶民の口に入るのはスーパーで売っているようなレベルなのが辛いところではありますが。
京都の人が鱧を有難がるのは、鱧というのは生命力が強いため昔でも生きたまま京都まで運べたから。これは貴重でした。
フランス料理などでも、漁港から内陸部のパリまで運ぶ間に鮮度が落ちてしまった魚をどうやって美味しく食べるか、という課題からあのソースが発達したという。
京都の鱧料理でも無数にあるともいえる鱧の小骨をどうするか、という課題から骨切りというテクニックが生れました。
鱧の小骨は斜めに入っているので、縦に包丁を入れて小骨を切断する。開いた身のほうから約3センチの幅に24回包丁を入れますが皮は切らない。まさに寸止めです。鱧の長さが60センチあれば480回も包丁を入れることになる。ベテランの板前さんがやれば「シャリ、シャリ」という軽快な音が続くのが聞けます。
関東なら「小骨は抜く」という発想しかなかったのでしょうが、京都では「切る」という発想の転換をしたのです。「いもぼう」や「ニシンそば」と並ぶ京都の発明ですね。
それはさておき、海を隔てた淡路島から「はも道中」が八坂神社にやって来ました。
道を歩いていると、どこからともなく「活け造り、淡路島から、はも道中!」という声が聞こえてくる。
はて、何をやっているのかと良く見てみれば、わざわざ淡路島から京都まで鱧を運んできた人たちがいたではありませんか。
総勢50名で今年は10匹の鱧を八坂神社に奉納したとのこと。
行列には洲本市長も参加していました。
淡路島の人形浄瑠璃の人形も参加。
法被の背中は浄瑠璃人形の顔になっているようですね。
オッサン道中の中に混じる美人2人はクイーン淡路。カメラを向けたら手を振ってくれました。行列でなかったらナンパしそうです。
後ろに従うのは「昔のクイーン」でしょうか。
いよいよ主役の鱧が登場します。
桶の中でヘビの様にトグロを巻いてます。
八坂神社に奉納された後、ご祈祷のうえ骨切りされて鱧鍋となりました。
私もご相伴にあずかりました。こちそうさ〜ん!
京都の人が鱧を有難がるのは、鱧というのは生命力が強いため昔でも生きたまま京都まで運べたから。これは貴重でした。
フランス料理などでも、漁港から内陸部のパリまで運ぶ間に鮮度が落ちてしまった魚をどうやって美味しく食べるか、という課題からあのソースが発達したという。
京都の鱧料理でも無数にあるともいえる鱧の小骨をどうするか、という課題から骨切りというテクニックが生れました。
鱧の小骨は斜めに入っているので、縦に包丁を入れて小骨を切断する。開いた身のほうから約3センチの幅に24回包丁を入れますが皮は切らない。まさに寸止めです。鱧の長さが60センチあれば480回も包丁を入れることになる。ベテランの板前さんがやれば「シャリ、シャリ」という軽快な音が続くのが聞けます。
関東なら「小骨は抜く」という発想しかなかったのでしょうが、京都では「切る」という発想の転換をしたのです。「いもぼう」や「ニシンそば」と並ぶ京都の発明ですね。
それはさておき、海を隔てた淡路島から「はも道中」が八坂神社にやって来ました。
道を歩いていると、どこからともなく「活け造り、淡路島から、はも道中!」という声が聞こえてくる。
はて、何をやっているのかと良く見てみれば、わざわざ淡路島から京都まで鱧を運んできた人たちがいたではありませんか。
総勢50名で今年は10匹の鱧を八坂神社に奉納したとのこと。
行列には洲本市長も参加していました。
淡路島の人形浄瑠璃の人形も参加。
法被の背中は浄瑠璃人形の顔になっているようですね。
オッサン道中の中に混じる美人2人はクイーン淡路。カメラを向けたら手を振ってくれました。行列でなかったらナンパしそうです。
後ろに従うのは「昔のクイーン」でしょうか。
いよいよ主役の鱧が登場します。
桶の中でヘビの様にトグロを巻いてます。
八坂神社に奉納された後、ご祈祷のうえ骨切りされて鱧鍋となりました。
私もご相伴にあずかりました。こちそうさ〜ん!
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