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京都ミステリー紀行

~楽しい古都ばかり話そう~

プロフィール

ニックネーム:
京都ミステリー
居住地:
京都府
性別:
男性
会社名:
京都ミステリー紀行
会社英字名:
Kyoto Mystery Trip
会社所在地:
京都府
会社電話番号:
090-3653-5729
業種:
現地ツアー企画・現地ガイドなど
自己紹介:
「京都ミステリー紀行」という観光案内をやっております。
よく「ミステリーツアー」と間違えられますが、一般に行われている「行き先や内容を告げずに参加者を募集する」いわゆるミステリーツアーとは違うので要注意。
京都ミステリー紀行とは。
「鵺池」「幽霊の子育て飴」など、京都に残された幽霊譚、怪奇譚を紹介するだけではなく、「菅原道真の怨霊伝説はインチキだった」「平清盛は悪い人ではなかった」「応仁の乱で京都は丸焼けにはなっていなかった」など、通説とは違うことや常識とは反対の説明をする異色のツアー。
『今昔物語』や『江談抄』のエピソードを語る他、『群書類従』や『古事類苑』に基づいた「真相の解明」も行うため、「面白くてためになる」とか「目からウロコの謎解きツアー」とも言われています。

最近、観光地域おこしへのお手伝いも始めました。

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記事一覧

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いよいよ燃える
火渡りで世渡りを祈願する〜狸谷不動院で荒行体験〜
エリア:
  • 近畿>京都
テーマ:観光地 お祭り・イベント 歴史・文化・芸術 
投稿日:2013/07/22 12:44
コメント(0)
毎年7月28日は狸谷不動院で火渡りが行われる。「火の中」を裸足で歩いて渡って行くのだが、一般の人でも自由に参加できるというのが嬉しい。
狸谷不動院の本堂は建物としては新しいが清水寺のような造りになっている。ただ、そこには巨大な矢が!
狸谷

火渡りに先駆けて行われる護摩祈祷で使われる矢をイメージしているのであろうか。
狸谷2

日が暮れるといよいよ護摩祈祷が始まる。このあたりは智積院の青葉祭りなどとさして変わりはしない。寺院ではなく、安井金毘羅宮などで行われる神社での護摩祈祷とも同様。このあたりは神仏習合なのかもしれない。
祈祷

炎がドンドン燃え盛る。
いよいよ燃える

護摩木が投げ入れられる。
護摩木投げ

祈祷が終ると燃えた護摩をならして火渡りのための道を作る。
道作り

いよいよ火渡りであるが、最初は行者さんが何人も渡っていく。そうして道を固めてくれるので後に続く一般人は安心して渡れるというもの。
左右は勢い良く燃えているが真ん中は大丈夫です。
いよいよ

炎と煙の中、人が渡る。
炎と煙の中

子供でも渡れます。
子供でも

渡るコツは要するに少し早足で普通に歩くこと。立ち止まってはいけない。走ってもいけない。
いくら燃えた後とはいえ、底のほうにはまだ火がくすぶっているかもしれない。立ち止まると体重で沈んで火に当る。走ったら勢いでズブッと踏み抜いて火に当る。普通に歩けば足の裏が暖かくてちょうど良いのである。

もちろん私も火渡り敢行。ご利益があったかどうかは何ともいえないが、今のご時世でも食い詰めることなく観光ガイドをやっているのであるから、それがご利益だろう。火渡りで世渡りをさせてもらったようなもの。もっとも、最近はお客さんも少なく綱渡りの状態だが。。。でも不渡りは出していないのでご安心を。

渡ったらもらえる赤いお札はどことなく不気味。
一度体験なさっては如何でしょうか。

お札

鱧鍋
淡路島から「はも道中」がやってきた〜祇園祭は鱧祭り〜
エリア:
  • 近畿>京都>洛東(祇園・清水)
  • 近畿>兵庫>淡路島
テーマ:観光地 グルメ 歴史・文化・芸術 
投稿日:2013/07/11 19:38
コメント(0)
京都では祇園祭がたけなわですが、これは別名「鱧(はも)祭り」とも言われるくらい、京都の人は鱧という魚を珍重します。もっとも、この時期の鱧の良いやつはあらかた高級料亭に取られてしまって一般庶民の口に入るのはスーパーで売っているようなレベルなのが辛いところではありますが。

京都の人が鱧を有難がるのは、鱧というのは生命力が強いため昔でも生きたまま京都まで運べたから。これは貴重でした。
フランス料理などでも、漁港から内陸部のパリまで運ぶ間に鮮度が落ちてしまった魚をどうやって美味しく食べるか、という課題からあのソースが発達したという。
京都の鱧料理でも無数にあるともいえる鱧の小骨をどうするか、という課題から骨切りというテクニックが生れました。
鱧の小骨は斜めに入っているので、縦に包丁を入れて小骨を切断する。開いた身のほうから約3センチの幅に24回包丁を入れますが皮は切らない。まさに寸止めです。鱧の長さが60センチあれば480回も包丁を入れることになる。ベテランの板前さんがやれば「シャリ、シャリ」という軽快な音が続くのが聞けます。
関東なら「小骨は抜く」という発想しかなかったのでしょうが、京都では「切る」という発想の転換をしたのです。「いもぼう」や「ニシンそば」と並ぶ京都の発明ですね。

骨切り

それはさておき、海を隔てた淡路島から「はも道中」が八坂神社にやって来ました。

道を歩いていると、どこからともなく「活け造り、淡路島から、はも道中!」という声が聞こえてくる。
はて、何をやっているのかと良く見てみれば、わざわざ淡路島から京都まで鱧を運んできた人たちがいたではありませんか。
総勢50名で今年は10匹の鱧を八坂神社に奉納したとのこと。

鱧道中

行列には洲本市長も参加していました。

市長も参加

淡路島の人形浄瑠璃の人形も参加。

人形も参加

法被の背中は浄瑠璃人形の顔になっているようですね。

後ろ姿は

オッサン道中の中に混じる美人2人はクイーン淡路。カメラを向けたら手を振ってくれました。行列でなかったらナンパしそうです。
後ろに従うのは「昔のクイーン」でしょうか。

あわじクイーン

いよいよ主役の鱧が登場します。

これが鱧

桶の中でヘビの様にトグロを巻いてます。

鱧のアップ

八坂神社に奉納された後、ご祈祷のうえ骨切りされて鱧鍋となりました。
私もご相伴にあずかりました。こちそうさ〜ん!


鱧鍋

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