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まだまだ終息の見えない新型コロナウイルス感染症ですが、スリランカでは、3/11にスリランカ人最初の感染者(国内2例目※)が発覚して以降、感染者が各所で判明し3/20時点で感染者数は70名となりました(多くはイタリアなどの検疫対象国からの帰国後そのまま隔離検疫中に判明)。
(※1例目は1/27に判明した中国人旅行者で入院治療を経て回復後帰国済み)
事態を重く見たスリランカ政府は、それまでのイタリアなどのヨーロッパ9か国、韓国、イランからの入国制限に加え、3/19より3/25までの1週間、全渡航者の入国を停止しました(この期間はスリランカ人を含め全渡航者の入国が認められません)。
さらには国内移動移動の制限として、本日3/20の18時から3/23の6時にかけて、スリランカ全土に「外出禁止令」を発令しました。
昨年4月の同時爆破テロ事件では「夜間外出禁止令」が発令されましたが、終日ならびに丸2日間に渡る外出禁止令は初めてです。
この発令を受けて、本日はスーパーは買い出しに来た客でごった返しの状態となりました。
スリランカ人初の感染者ならびに各地での感染者の発覚を受けて、臨時休日となった3/16にも日本同様、スーパーや小売店での買い占めが起こりました。
その時は、米、砂糖、ココナツミルクパウダーというスリランカの食生活に密接にかかわる食材が店頭から消えたとのニュースにもなりましたが、スリランカ政府は在庫は十分にあるから買い占めに走らないように呼び掛け、日常のメニューに多く利用されるパリップ(レンズ豆)や長期保存のきくサバの缶詰の価格を下げると発表しました。
宣言通りそれらは値下げされ、それ以外の米も砂糖もココナツパウダーも棚には十分補充されていました。
しかし、丸2日半外出できないとあってその期間に家で使う食料の買い出しにスーパーの棚はそこらここで空になっていきました。
やはりなくなるのが早かったのは、政府の命で緊急値下げとなったサバ缶とパリップ(レンズ豆)
主食となる米も量り売りのコンテナからどんどんなくなっていきますが、こちらはすぐ横から補充されていました。
保存のきく加工食品としてラーメンも(スリランカの場合、汁気をなくして食べます。カップ焼きそばのような感じ)棚からなくなっていました。
面白いのは、売れ残っている商品が’ホット&スパイシー味’であったこと。
普段のカレーで飽きているんでしょうか?真意はわかりません 笑
そして油の棚も空が目立ちました。
スリランカで主に使われるオイルはココナツオイル、次がパームオイル(品名にはベジタブルオイルと書かれています)。左にごっそり残っている油はオリーブオイルやセサミオイルなど日常で使われない上、輸入品のため価格が倍以上するものでした。
あとは、ボトルウォーター。
スリランカでは家庭でも水道水はそのまま飲用にはせず、沸騰させたものやろ過したものを飲用に使っているほか、ボトルウォータを利用している家庭も多くあります。
生活用品としては、やはりコロナウイルス関連。洗い流さない手指の消毒剤が棚から消えていました。
そして、フロアクリーナーや掃除用洗剤なども軒並み棚から消えていました。
・・・この週末はどこにも出かけられない。丸々家で過ごさなければならない。
スリランカ人男性※の週末の家での過ごし方の答えがある場所に出ていました。
飲まなきゃやっていられないということでしょうか。
※一般的にスリランカ女性ははお酒を飲みません(時代とともにその風潮は変わりつつありますが、まだまだスリランカ人女性はお酒の購入がタブー視されています)。
ビールをはじめ、スリランカの蒸留酒アラックが冷蔵庫ならびに棚から消えていました。
騒動の張本人(!?)であるコロナビールは残ったままなのが皮肉なものです。
この週末は、家庭内で思い思いの週末を過ごすことでしょう。
スリランカ政府の対応措置は感染拡大をいかに未然に、もしくは初期段階で食い止めるかに重点を置かれているように感じます。
これらの対応により、スリランカは早期にコロナウイルス問題が終息するのではないかと思っています。
≪余談≫
スーパーのレジに並んでいるときに、前の方の購入したものがあまりにスリランカの食生活の必需品目の王道を行っていたので、思わず写真に納めました。
米、スパイス、紅茶、ミルクパウダー、小麦粉、砂糖・・・スリランカらしいラインアップです。
恐らくこの方は、家に十分食料があり緊急で買うものはなかったものと思われますが「念のために購入しておくか」程度の気持ちで必要なものをカゴに入れたのではないかと思います。
(※1例目は1/27に判明した中国人旅行者で入院治療を経て回復後帰国済み)
事態を重く見たスリランカ政府は、それまでのイタリアなどのヨーロッパ9か国、韓国、イランからの入国制限に加え、3/19より3/25までの1週間、全渡航者の入国を停止しました(この期間はスリランカ人を含め全渡航者の入国が認められません)。
さらには国内移動移動の制限として、本日3/20の18時から3/23の6時にかけて、スリランカ全土に「外出禁止令」を発令しました。
昨年4月の同時爆破テロ事件では「夜間外出禁止令」が発令されましたが、終日ならびに丸2日間に渡る外出禁止令は初めてです。
この発令を受けて、本日はスーパーは買い出しに来た客でごった返しの状態となりました。
スリランカ人初の感染者ならびに各地での感染者の発覚を受けて、臨時休日となった3/16にも日本同様、スーパーや小売店での買い占めが起こりました。
その時は、米、砂糖、ココナツミルクパウダーというスリランカの食生活に密接にかかわる食材が店頭から消えたとのニュースにもなりましたが、スリランカ政府は在庫は十分にあるから買い占めに走らないように呼び掛け、日常のメニューに多く利用されるパリップ(レンズ豆)や長期保存のきくサバの缶詰の価格を下げると発表しました。
宣言通りそれらは値下げされ、それ以外の米も砂糖もココナツパウダーも棚には十分補充されていました。
しかし、丸2日半外出できないとあってその期間に家で使う食料の買い出しにスーパーの棚はそこらここで空になっていきました。
やはりなくなるのが早かったのは、政府の命で緊急値下げとなったサバ缶とパリップ(レンズ豆)
主食となる米も量り売りのコンテナからどんどんなくなっていきますが、こちらはすぐ横から補充されていました。
保存のきく加工食品としてラーメンも(スリランカの場合、汁気をなくして食べます。カップ焼きそばのような感じ)棚からなくなっていました。
面白いのは、売れ残っている商品が’ホット&スパイシー味’であったこと。
普段のカレーで飽きているんでしょうか?真意はわかりません 笑
そして油の棚も空が目立ちました。
スリランカで主に使われるオイルはココナツオイル、次がパームオイル(品名にはベジタブルオイルと書かれています)。左にごっそり残っている油はオリーブオイルやセサミオイルなど日常で使われない上、輸入品のため価格が倍以上するものでした。
あとは、ボトルウォーター。
スリランカでは家庭でも水道水はそのまま飲用にはせず、沸騰させたものやろ過したものを飲用に使っているほか、ボトルウォータを利用している家庭も多くあります。
生活用品としては、やはりコロナウイルス関連。洗い流さない手指の消毒剤が棚から消えていました。
そして、フロアクリーナーや掃除用洗剤なども軒並み棚から消えていました。
・・・この週末はどこにも出かけられない。丸々家で過ごさなければならない。
スリランカ人男性※の週末の家での過ごし方の答えがある場所に出ていました。
飲まなきゃやっていられないということでしょうか。
※一般的にスリランカ女性ははお酒を飲みません(時代とともにその風潮は変わりつつありますが、まだまだスリランカ人女性はお酒の購入がタブー視されています)。
ビールをはじめ、スリランカの蒸留酒アラックが冷蔵庫ならびに棚から消えていました。
騒動の張本人(!?)であるコロナビールは残ったままなのが皮肉なものです。
この週末は、家庭内で思い思いの週末を過ごすことでしょう。
スリランカ政府の対応措置は感染拡大をいかに未然に、もしくは初期段階で食い止めるかに重点を置かれているように感じます。
これらの対応により、スリランカは早期にコロナウイルス問題が終息するのではないかと思っています。
≪余談≫
スーパーのレジに並んでいるときに、前の方の購入したものがあまりにスリランカの食生活の必需品目の王道を行っていたので、思わず写真に納めました。
米、スパイス、紅茶、ミルクパウダー、小麦粉、砂糖・・・スリランカらしいラインアップです。
恐らくこの方は、家に十分食料があり緊急で買うものはなかったものと思われますが「念のために購入しておくか」程度の気持ちで必要なものをカゴに入れたのではないかと思います。
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