温泉ソムリエ久世進の「一泉一会」

“万病効く”温泉は＝温泉成分の「総含有量」に注目！

「西の河原」はどうでしょうか。総量が、3.72gと基準値の

３倍強です。しかも、ナトリウムなどの個々の温泉成分が、

平均して多い数値なのが大きな特徴です。



つまり、温泉成分のそれぞれの効能がすべて備わっている

というわけです。「万病に効く」と言われた温泉は、化学的な

分析にも裏付けされたことが、わかりましたか。

＜ちょっと余談ですが・・・。＞

西の河原露天風呂は、その広さが500?とバスケットボールの

コート１面ぐらいの広さがあり、たいへん広い露天風呂です。

やはり、広い分だけ温泉の濃度も、場所によってばらつきがあ

ります。源泉が給水されている奥の方が濃いですよ。



　　＜西の河原大露天風呂＞
　　源泉名：万代鉱源泉　　泉質名：酸性-塩化物・硫酸塩温泉
　　場所：湯畑から徒歩１０分　　
　　時間：午前7時〜午後８時(12月〜3月は午前9時〜午後８時)（無休）
　　　　　【有料】 入浴大人500円・子供300円

＜第５回　おわり＞

◎ 次回は、「秘湯・尻焼温泉」をご紹介します。

私事ですが、先日、１０月１日（金）、北海道文化放送の生番組

「のりゆきのトークde北海道」にコメンテーターとして出演しました。





テレビ番組に出演するのは初めてで、しかも生放送という事もあって、

始めは緊張しましたが、番組が始まると、自然と番組の進行に

とけ込んでいき、司会者からの温泉についての質問にも、なんとか

かまずに答えられました。あっという間の時間でした。



番組では、ニセコの温泉についてお話しました。

機会がありましたら、このブログでもニセコの温泉の

お話をしたいと思います。


＜おわり＞

草津のお湯には、奇跡的な「黄金比率」があります。


草津温泉の源泉は、すべてにおいて、カルシウムイオンとマグネシウムイオンが


２：１という比率になっています。


この比率は、人間の体に必要な理想的なバランスなのです。


まさに黄金比率といっても過言ではないでしょう。


それは、カルシウムが血菅壁に付着し、動脈硬化を起こすのをマグネシウム


が防いでくれるそれぞれの役割があるというわけです。


また、カリウムイオンによって、血液中の酸とアルカリのバランスを


保ち、心臓を理想的なリズムで鼓動するように働きます。


まさに、草津の湯は、人間にとって最も大切な「心臓」の働きを助ける、


とても有り難い温泉なのです。


※次回は、草津温泉のこれぞ醍醐味「西の河原露天風呂」のご紹介をします。


＜第４回　おわり＞

草津温泉の外湯の中で、白旗の湯、地蔵の湯、煮川の湯は、


源泉が直下にあるため、温泉の鮮度が、新鮮なまま湯槽に


注がれています。


酸化などによって、温泉の効能が損なわれることはありません。



◎「白旗の湯」の特徴　〜美肌効果バツグン〜


白旗の湯には、「メタケイ酸」という、肌に潤いを与え、コラーゲン生成を


助ける成分が、基準の４倍強もあります。


女性にうれしい、まさに「美肌の湯」というわけです。



◎「地蔵の湯」の特徴　　〜貧血や更年期の諸症状に効く〜


地蔵の湯には、「鉄イオン」という、造血作用に欠かせない成分が


多く含まれています。鉄は皮膚から吸収されやすいので、ゆっくり


お湯につかって、じわっと染み込ませください。



今回ご紹介した草津の外湯は、鮮度がよく、それぞれの泉質に



特徴をもっています。


今度草津の外湯めぐりをする時は、是非、今回のお話を参考にして


お楽しみください。



※次回は、草津温泉が持つ、奇跡の「黄金比率」についてお話します。


＜第３回　おわり＞

日本で一番人気の高い温泉は、「草津温泉」でしょう。


その草津温泉は、日本一の自然湧出量を誇っています。
（毎分３万６８３９リットル）


自然湧出温泉とは、地下から自然に湧き上がった温泉のことです。


つまりその温泉には、地下何百、何千メートルから湧き出す“パワー”があるのです。


私は、その“パワー”を「温泉力」と呼んでいます。


さあ、「温泉力日本一」の草湯の湯から、パワーを授かりましょう。


＜第２回　おわり＞


このあと草津温泉を３回に分けて紹介する予定です。



次回は、草津温泉の外湯めぐりの紹介をします。



お楽しみに！