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日経トレンディ総合力BESTに続きオリコン顧客満足度®でも1を獲得 [プレスリリース]

 

温泉ソムリエ久世進の「一泉一会」

プロフィール

ニックネーム:
温泉ソムリエ久世進
居住地:
北海道
性別:
男性
年代:
70代
自己紹介:
温泉で一番大切なものそれは「泉質」。
私、温泉ソムリエの知識を活かして、自ら出逢った温泉地の
温泉分析書をもとに、それぞれの温泉の分析をして
それぞれの温泉の特徴や効能をお教えします。

温泉ソムリエ2つ星マスター取得、温泉観光士取得、温泉学会会員

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野沢温泉/久世さん
「湯力(ゆぢから)」とは
エリア:
    指定なし
テーマ:ホテル・宿泊 温泉・露天風呂 
投稿日:2012/12/20 18:21
コメント(0)
温泉分析書から読み取れる「湯力(ゆぢから)」のある源泉」
「湯力(ゆぢから)」とは、身体に対する温泉効果のパワー。
源泉の「鮮度」と「温泉三要素」(泉温、湧出量、成分量)が、指標以上の評価である
ことを、私は「湯力のある源泉」と唱っています。
温泉の「鮮度」の評価は、切ったリンゴが時間が経つと色が変わったり、味が落ちていく
のと同様に、温泉も湧き出た源泉が空気中の酸素と反応して酸化すると、温泉効果も落ち
てしまうのです。人間も酸化によって美容や健康に多大なダメージを受けます。温泉も同
じで、できる限り空気に触れる時間が少ない方がよいのです。
こうしたことから、私は、自家源泉、自然湧出泉、自噴泉を「鮮度」の指標としているの
です。
「温泉三要素」の泉温の指標としては、源泉泉温が45℃以上の高温で湧出していること
としています。私たちが入浴する温泉の温度は42℃前後が適温とされています。湯元か
ら引湯している場合などは、湯の温度が引いてくる間に下がります。源泉の泉温が45℃
以下なら沸かし直し(加温)している可能性があるからです。
次に湧出量の指標ですが、大人一人がゆとりを持って入浴するのに必要な湯量は、毎分
0.5リットルと言われています。従って一人1リットル以上の湯があれば鮮度のいい
お湯が得られ、一人1リットル以下の湧出量の施設は、加水、循環風呂でお湯を使い回
しをしている可能性があるのです。
「含有成分量」の指標は、温泉の中身の濃さ、効能のバロメーターとして、療養泉の定義
数値の成分量は3倍以上、特殊成分に関しては5倍以上としています。
個別組成内容から泉質の強固さや多様性など、源泉の湯力を推し量れるのです。
以上の視点から、私独自の源泉評価をいたしております。

次回は、この「湯力(ゆぢから)」の観点から草津温泉を紹介します。

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