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- 秋が深まる南フランス
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エリア:
- ヨーロッパ>フランス>マルセイユ
- テーマ:観光地 歴史・文化・芸術 自然・植物
- 投稿日:2012/09/14 18:23
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新涼や やわらぐ陽光 背に浴びて 緑が萌える プラタナスの木
9月に入ってから、8月の最後の2週間にフランス全土を襲ったカニキュル(猛暑)が嘘だったかのそうに、涼しい日が続いています。
もっとも、カニキュルといっても、南仏はその対象ではなく、暑くても38度を超えることはなく、地味に暑かったというぐらいでしたが。
日本で38度となれば暑さもさることながら、湿気で窒息死してしまうでしょうが、ここでは、湿気が少なく、しかも海風が常に吹いていることから、日陰や室内にいれば、そう耐えられないわけではありません。
で、私も日中は家で息を潜め、日が陰る7時頃から買い物に出たり、散歩に出たりして、夜行性動物のように夜になって忙しくする生活を送っていました。
因みに、主としてカニキュルの直撃を受けたのは、ピレネー山脈やアーキテーヌと呼ばれる南西部からマッシブ・セントラルと呼ばれるフランス中部を経て、ストラスブールがある北東部にかけてでした。この地域は、夏は暑く、冬は寒くで、田園風景が美しく、フランス農業の恩恵を最もエンジョイできる地域ではあるものの、気候は厳しい地域だといえます。
しかしながら今では、朝晩は肌寒く、朝早く起きて窓を開け、外の新鮮でクリスピーな空気に包まれながら読書をすることもできなくなりました。
寮生活をしていた高校時代から早起きが習慣となり・・・・ちょっと年寄り臭いですが・・・、以来、朝の新鮮な空気のなかで勉強をしたり、新聞や本を読んだりするようになりました。空気も脳も冴えており、抵抗なく何でもどんどん吸収できるし、逆にアウトプットも盛んで、勉強や仕事が捗ります。
一時、仕事で東京暮らしをしていた時はそうでもありませんでしたが、緑溢れる南仏に移ってからは、朝の空気を「味わう」ことが一日の楽しみになりました。
朝の空気って、その土地の香りがするということをご存知でしょうか?田舎や都会という区別なく、その土地の匂いを堪能できるのが早朝だと私は思っています。
もっとも、東京やパリ、NYCやロンドンなどハイテクが支配する大都会になると、残念ながら最早「土地の匂い」といったものはなくなってしまうのですが・・・。
でも、アジアの諸都市にはまだ土地の匂いがあるのは皆さんもご存知だと思います。
たとえば、夏場の香港で朝散歩してみると、亜熱帯の湿気を含んだ重い空気に混じって、ゴミ箱から臭う残飯が腐り始めた若干スエタような匂いが街一帯に充満しています。
バンコクやホーチミン・シティーなどでは、寺院から流れ出てくる線香の香りなども混じり、南国の暖慢な朝にけだるさを添えるものとなっています。
南仏の朝にも独特の香りがあります。我が家は地中海からは少し離れた緑豊かな高台にあるので、海の香りというよりも、森林が醸し出す緑の香りに包まれています。
ここに住み始めて、朝起きるとベランダに出て深呼吸し、美味しい空気を満喫しながら、真っ青な空を見上げて、「おお、今日も晴天か・・」と思うことが習慣になりました。
9月になって、曇りの日もちらほら出てきますが、夏場は毎日「快晴!」というビックリマーク付きの日が続きます。ようやく今、スローダウンしはじめたか・・というかんじです。
そのせいか、照りつける太陽の光にも心持丸みが増し、肌に優しいものになりつつあるような気がします。
そして、空の色も、満天の蒼から、白味を帯びた秋の晴天へと移行するのが見えます。
そろそろ、秋が本格化する南フランスの朝が続くようになります。
9月に入ってから、8月の最後の2週間にフランス全土を襲ったカニキュル(猛暑)が嘘だったかのそうに、涼しい日が続いています。
もっとも、カニキュルといっても、南仏はその対象ではなく、暑くても38度を超えることはなく、地味に暑かったというぐらいでしたが。
日本で38度となれば暑さもさることながら、湿気で窒息死してしまうでしょうが、ここでは、湿気が少なく、しかも海風が常に吹いていることから、日陰や室内にいれば、そう耐えられないわけではありません。
で、私も日中は家で息を潜め、日が陰る7時頃から買い物に出たり、散歩に出たりして、夜行性動物のように夜になって忙しくする生活を送っていました。
因みに、主としてカニキュルの直撃を受けたのは、ピレネー山脈やアーキテーヌと呼ばれる南西部からマッシブ・セントラルと呼ばれるフランス中部を経て、ストラスブールがある北東部にかけてでした。この地域は、夏は暑く、冬は寒くで、田園風景が美しく、フランス農業の恩恵を最もエンジョイできる地域ではあるものの、気候は厳しい地域だといえます。
しかしながら今では、朝晩は肌寒く、朝早く起きて窓を開け、外の新鮮でクリスピーな空気に包まれながら読書をすることもできなくなりました。
寮生活をしていた高校時代から早起きが習慣となり・・・・ちょっと年寄り臭いですが・・・、以来、朝の新鮮な空気のなかで勉強をしたり、新聞や本を読んだりするようになりました。空気も脳も冴えており、抵抗なく何でもどんどん吸収できるし、逆にアウトプットも盛んで、勉強や仕事が捗ります。
一時、仕事で東京暮らしをしていた時はそうでもありませんでしたが、緑溢れる南仏に移ってからは、朝の空気を「味わう」ことが一日の楽しみになりました。
朝の空気って、その土地の香りがするということをご存知でしょうか?田舎や都会という区別なく、その土地の匂いを堪能できるのが早朝だと私は思っています。
もっとも、東京やパリ、NYCやロンドンなどハイテクが支配する大都会になると、残念ながら最早「土地の匂い」といったものはなくなってしまうのですが・・・。
でも、アジアの諸都市にはまだ土地の匂いがあるのは皆さんもご存知だと思います。
たとえば、夏場の香港で朝散歩してみると、亜熱帯の湿気を含んだ重い空気に混じって、ゴミ箱から臭う残飯が腐り始めた若干スエタような匂いが街一帯に充満しています。
バンコクやホーチミン・シティーなどでは、寺院から流れ出てくる線香の香りなども混じり、南国の暖慢な朝にけだるさを添えるものとなっています。
南仏の朝にも独特の香りがあります。我が家は地中海からは少し離れた緑豊かな高台にあるので、海の香りというよりも、森林が醸し出す緑の香りに包まれています。
ここに住み始めて、朝起きるとベランダに出て深呼吸し、美味しい空気を満喫しながら、真っ青な空を見上げて、「おお、今日も晴天か・・」と思うことが習慣になりました。
9月になって、曇りの日もちらほら出てきますが、夏場は毎日「快晴!」というビックリマーク付きの日が続きます。ようやく今、スローダウンしはじめたか・・というかんじです。
そのせいか、照りつける太陽の光にも心持丸みが増し、肌に優しいものになりつつあるような気がします。
そして、空の色も、満天の蒼から、白味を帯びた秋の晴天へと移行するのが見えます。
そろそろ、秋が本格化する南フランスの朝が続くようになります。
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