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気にしたら負けや@フランス

~煎餅をかじるだけで異臭騒ぎになる、そんな素敵な国でわたしは今日も生きてゆく。~

プロフィール
ニックネーム:
もやしジャンキー
居住地:
ヨーロッパ>フランス>パリ
性別:
女性
年代:
30代
自己紹介:
高校生の時にyamakashiというフランス映画に惚れ込み(ロマンチックな映画でなく、思いっきりアクション映画)、フランスってむちゃくちゃな国だなー!!胸アツ!!と思い、一気にフランス好きに。いつか私はフランスに住むという夢を10年間持ち続け、2012年会社を退職しついに渡仏。現在は学生としてフランスで婚約者と共に暮らしている。
日本では社会の歯車よろしく働き尽くめであったが、こちらに来てからは日常が本当に穏やかに流れているように感じる。
しかし、お笑いの町尼崎出身&バリバリの体育会系人間なので、ありとあらゆる面にツッコミをいれる日々を送っている。

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1 - 5件目まで(12件中)

NoPhoto
フランス恋愛事情 vol.1(多分。)
エリア:
  • ヨーロッパ>フランス
テーマ:その他 
投稿日:2014/01/24 22:50
コメント(1)
ようやく試験が終わった。
ようやく試験が終わった。
二回言ってしまうくらい安堵している。もはや合否とかどうでもよく、終わったことが嬉しくてしゃーない。
大学入試とか卒論の提出が終わったときと同じくらい、ホッとしている。もう二度とこんなタイトな予定で試験登録すまい。

この一〜二週間は、本当に家のことが適当になってしまい、彼に対してめちゃくちゃ申し訳なかった。
ゴホゴホと咳をしながら勉強していたとき、これが咳に効くらしいよ!と、はちみつホットミルクをそっとテーブルに置いてくれたり、毎晩 肩揉んだり足の裏のマッサージをしてくれたり、最後の方は毎日晩御飯を作ってくれたり。仕事終わりで疲れとったやろに。ありがたや。



フランス男性は、簡単にジュテ〜ムと言う、簡単に誰かと恋愛に落ちる… みたいなイメージがあるかもしれないが、実際はとても一途な人が多い。ものすごく、真剣に女性に尽くす。妻や恋人のためなら、花も嵐も踏み越えて!な人が本当に多い。友人夫婦とかを見ていても、奥さん達はみんな大事にされてるなあと思う。

毎日、仕事中でも電話をかけたりメールを何通も送ってくるのは普通だし(今何してる?元気?みたいな些細なメール)、自作ポエムが送られて来たり(仕事中に何やってんすか)、私が体調崩してるときは昼休みに家に帰ってきて病人食を作ってまた会社に戻って行ったり。
なんちゅーか


乙女かお前は。


とたまに思ったりするくらいである。
なんちゅー献身度。
ちなみにうちの母は、『あの人は私よりオカン度が高いから安心☆』と言っていた。


先にも書いたが、フランス人はジュテームという言葉を軽く口にしない。
Je t'aime という言葉はとても重い言葉だから らしい。その人の全てを受け入れて愛する というか。彼が私に対して初めてこの言葉を使ったのも、とても時間がかかった。
だから、逆に、簡単にジュテムジュテム言う男は信用してはいけないと思う。
顔のイイ男でなく、本当にイイ男を見極めないと痛い目みて終わりですぜ。

私にとってのイイ男理想像は、スラムダンクの木暮さん(メガネ君)である。

隠れた熱さを秘めながら周りをきちんと思いやり冷静に対応できる男。自分が主役でなくても精一杯動ける男。素敵やん!!!
スラムダンクの社会人編とかがあれば、一番女にモテるのは木暮さんだろうなと思う。ゴリは堅実なので早々に大学で出来た彼女とかと結婚しているだろうなと思う。
昔はミッチーかっこいい!とか思っていたが、あの人は就職とかしても、ことあるごとに昔のことを思い出したり自己嫌悪に陥ったり仕事のちょっとした成功を後輩に自慢したりするくせにメンタルは豆腐なんだろうなぁとかいう想像をしてしまうようになった。大人になったちゅうことやで。


まあそんなこんなで、フランス恋愛事情について前からずっと書きたかったので、時間のある今のうちに少しずつ書いていこうと思う。

とにかく、フランス人は本当にイチャコラしまくる。
先日、教会での結婚式準備会に行ったときも、も〜そらイチャイチャし過ぎですごかった。新婚さんいらっしゃい!!!
講義中も、女性は男性の肩に頭をもたげ、男性は女性の肩を寄せながら聞いたり。講義してる神父さんが少し息をついたら、その隙にキスしたり。
『あんたたちィ!!ちゃんと真面目に授業聴きなさいよね!!!』
というように叫びたくなる。クラスのモテナイ女子的な立場(ちびまる子ちゃんで言うところの前田さん)。

あと、人前でもラブラブな愛称で呼ぶのよねこの国の人たちは。
メジャーなやつは、

Mon cœur (モンクール、英語でいうところのマイハート)
Mon chéri/Ma chérie (モンシェリ/マシェリ …私の愛しい人)
Mon ange(モンナンジュ…マイエンジェル)

とかだろうか。上の二つが圧倒的に多いが。
こういった愛称を、人前で臆面もなく言われるとね…あたしゃ…キィィィィィアアアアアアアア!!!!!!
ってなるだよ。
ちなみに、モンシェリというのを聞いたら、ロードオブザリングのゴラム的に『いとしいしと!!!』という風に脳内変換されてしまう病気にかかっている。

とにかくなんかもう聞いてるのがこっぱずかしい。実際、彼も2人きりでいるときは私に対してこういった愛称を使うが、人前では絶対使わないので救われている。多分わたしのこういった性格をわかっているんだろう。


というか、前、こういう愛称文化は日本にないから馴染めんわ〜という旨を言ったことがある。
すると彼は、
『…任せて!日仏カップルなんだし、オリジナルな呼称を考えるよ!!』と言った。

その二日後くらいだっただろうか。
私が彼に紅茶を作って持って行ったら、
『メルシー!!KANAI !!!』
と言われた。

K A N A I。

家内キタコレーーーーーーー!!!

腹がよじれて、まどろみの剣 みたいにハラワタがぐりんぐりんうねるんちゃうかと思うくらい爆笑した。
あんたそんな言葉、どこで知ったんや。
家内という言葉は妻とか恋人に対する愛情に溢れまくった呼称だと思っていたらしい。
それは他人に紹介するときに使う言葉や。


未だに、彼の中で特別な呼称探しは続いているようだ。


毎度、予想出来ない彼の笑いのセンスに脱帽する日々である

NoPhoto
今日のオシャレポイントは、赤〜い尻尾がキャワワ☆な海老天だょ!鍋焼きうどんちゃん(18)
エリア:
  • ヨーロッパ>フランス
テーマ:グルメ 
投稿日:2014/01/24 22:45
コメント(0)
みなさんこんにちは。
今日は素敵なゲストにお越しいただいています。盛大な拍手とともにお迎え下さい。
加ト吉の冷凍さぬきうどんさんです!!

加ト吉『こんにちは!』
(ガヤ°∀°){キャー!!素敵ーっ!!抱いてーーっ!!!パチパチパチパチ!!!

お越しいただき、ありがとうございます。
改めてご紹介いたします!
透明感あるそのビジュアルと、芯のあるキャラクターでうどん界のプリンスとして君臨する、加ト吉冷凍さぬきうどんさんです!!
さて、老若男女問わず大人気の加ト吉さんですが、やはり主婦層からの支持は絶大ですね。何を隠そう、私も大ファンなんですよ!

加ト吉『ありがとうございます。冷凍という便利さと手軽さで、みなさんのお役に立ててとても嬉しいです。時間のないときは、釜玉うどんにしてもらえたらとても重宝すると思います。』

さて、皆さんに大人気な加ト吉さんですが、なんと海外にも進出されているとか!!すごいですねー。

加ト吉『はい。フランスでも、日本食のスーパーで地道に活動させてもらっています。ただ、5個入りで13ユーロくらいしてしまうのが、みなさんに申し訳ないです…今日のレートだと、1ユーロ141円ですし…。
日本では庶民的アイドルでやっていますが、やはり海外に出るとセレブアイドルとして紹介されてしまうのが難点ですね。現地の方々にもっと親しみを持ってもらいたいのですが…』

謙虚ですねー。日本でも、フランスの庶民的アイドルチーズグループPRÉSIDENT がやたら高かったりしますし、ポッと出の、よくわからないワイン達が3000円以上したりしますから、仕方ないことですよ!!
では、そんな加ト吉さんに歌っていただきましょう!"友達より大事なうどん" コミカルなダンスにもご注目下さい!






というわけで、加ト吉の冷凍さぬきうどんがくっそ高い国からお送りします。
みんなどーよ、元気かよ?
わたしはついに肋骨をやられてしまいましたよ。いてーよ。咳には気を付けろよみんな!
ぐったりしているときにも、さっと準備できてツルっといけるこの冷凍うどんは、私の中でめちゃくちゃ重宝する。
冷凍さぬきうどんが冷凍庫にあるこの安心感。
しかし如何せん高いんだよ。

が、こないだ婚約者にこの冷凍さぬきうどんを食べさせたら、
『かーーーっ!!何ていうんだろうこの感じ!!Trop croustillant !!!(歯ごたえありすぎ)』
と言い放ちよった。
前々から思っていたが、フランス人て柔らかいもんが好きな気がする。
だから顎が細いんか。
私の感覚でスパゲティーを茹でて食卓に出すと
『やっぱり日本人は、歯ごたえのあるものが好きなんだねー』
と言われる。
彼に任せて茹でてもらうと、めちゃめちゃ柔らかいパゲティーが出来るし。
レタスも、パリパリのやつよりサニーレタスみたいな柔らかいやつを好むし。
せんべいとか論外やし(まあこれは匂いも関係するが)。


何よりフランス人に物申したいことがある。


キュウリの皮を食え!!!!!!!!



フランス人はキュウリの皮をぜんぶ剥いて食べるのが普通(らしい)。
なので、こないだ教会での結婚式準備会のために大量のサラダを作ったわけだが、そのときキュウリは全部丸坊主にした。もったいないなーと思いながら皮を捨てたわ。さすがに皮だけでは食べれんし。

というか、キュウリの皮があってこそ美味しいやん?
皮がないとパリパリ感なくなるし味も薄くなるし。
皮のないキュウリなんて、頬っぺたを取ってしまった宍戸錠並に味がないと思うんだが。私だけか。


とりあえず、今後は婚約者には冷凍さぬきうどんは与えまい。普通の茹でうどんか素麺がいいらしい。
こんな素麺ジャンキーのための、揖保の糸寄付は常に受け付けております。



次回アイドルゲストは、キューピーマヨネーズさんです。
お楽しみに!!
(てきとう)

NoPhoto
フランスパンで膝を傷める日本人は私くらいだと思う
エリア:
  • ヨーロッパ>フランス
テーマ:留学・長期滞在 
投稿日:2014/01/24 22:33
コメント(0)
※この記事は前に自分のブログに書いたモノなので季節感がおかしいですが、気にせずお読みください



2014年は日本に帰ることは無いわ〜と今日、母親に電話した。
『ばか!!!』と一喝され申した。藤子不二雄の"まんが道"に出てくる、デラさんを彷彿とさせるような、ばか!!であった。
どうでもいいが、彼らがトキワ荘で作ったキャベツの味噌汁 白飯の晩飯がやたら美味そうで仕方なく、再現してみたけどそうでもなかった…という思いをしたのは私だけではないはずだ。ンマーーーイ!!



どうも母親は、日本でも何か結婚式っぽいことをするんだろうなと思っていたらしい。
だがしかし、フランス〜日本間で準備のやりとりするのが面倒くさい上に、日本は結婚に関する全てのことのビジネス色が強すぎて、どうもヤル気が起きないのである。
そして何より、やらないで済むことならもうやりたくない。その熱意と時間を勉強に注ぐんだお!!

和装での写真は2015年か2016年あたり、日本に帰ったら撮るわ〜と言うたら
『いや、2015年には妊娠してるから帰って来れないでしょ、2016年には赤ちゃん居るだろうから、結局飛行機乗れないじゃない!!』と言われた。
うーんこのプレッシャー!!!


今日はこの一年を振り返ろうと思う。
2013年、私はどえらい成長をした。
そう、わたしの成長っぷりが凄まじいと地元ではもっぱらの噂である。(てきとう)
もう自分でも驚くほどの成長をひしひしと感じている。
ああ、一皮剥けたなあって、つくづく思う。

どんな成長かって??








…パン屋で買ったバゲットを小脇に抱えて颯爽と歩けるようになっちゃったってばよ!!!
なんならたまに齧ったりしちゃう。
カッコよすぎてチビりそう!!


前までは、コレが出来なかったんである。
あたいが、そんな…パンを小脇に抱えて歩くなんて…。 てめえ!!イチビってんじゃねーぞバーロー!!とかいう怒号が飛んできたり、時計型麻酔銃で眠らされたりするんじゃなかろうかという勝手な不安意識が働き、前まではパン屋でパンを買ったらすぐ、 ばっきーっ!とバゲットを膝で半分に折り、買い物袋(フランスは日本以上にエコバッグ意識が強いの☆出来る女は、いつだってマイバッグ持参なんだモン!地球にも優しい女性だなんて素敵じゃナイ??うふふっ☆)にしまっていた。

小脇でパンを抱えることが出来るようになった今、膝の半月板あたりを痛めることなんてもう無いんだぜ!!!なんでパンが半分に折れてるの?なんて、ジュリアンに訝しがられることもないんだ!!SU☆TE☆KI!!


2014年の目標は、靴下の穴を繕わずにサッと捨てれるようになること!と言いたいところだが、それは勿体ない上に こっちの靴下は穴あいてしゃーないのでムリなんである。こないだスーパーで見つけてフンパツして買ったイタリア製の靴下は、一回履いただけでカカト怪しいんだが。7ユーロもしたんだが。もうあの国にはスパゲティ以外、何も期待しないことにする。
やはり靴下はメイドインジャポンに限る。

というのは冗談として、2014年の目標はマダムの品格 というか、エレガンスを追い求めたい。もうこう書いてる時点で無理クサさがぷんぷんしている。
と言うのも、私はフランスに来てからというもの、オシャレをほぼしなくなったからである。婚約者と週末どこかに行く時しかスカートやパンプスは履かない。日々、ジーパン(デニムと言わない時点で終わっている)にスニーカー、眉毛書くくらいの手抜き化粧。
アンジェラアキを目指しているのかもしれないがロッチの中岡みたいになってますよ的な感じである。
日本にいた頃は、それなりにマトモだったんだが。
ちゅうか、パリでオシャレすることが私にはマジで怖いんである。死活問題よね。すぐにスリの的になる気がして。
実際、パリの日本人観光客は一発で見抜ける。やたらオシャレで小綺麗、そして警戒心皆無。
以前メトロの中で、ガイドブック開いて日本語で談笑、短いスカートにヒールの高い靴、半開きのカバン という日本人女性2人組がいて、この人たちは囮捜査か何かをしてるんだろうかと思ったほどである。
だから、オシャレしてたら観光客と間違われて、スリの恰好の的になる気がして怖いのだ。

しかし、やはり、女性でいることを忘れてはいかんなと日々感じるのである。
教会での結婚講習会でも、『子供ができても、まず夫の妻であるという大前提を忘れてはいけない』と言われた。

クリスマス前、婚約者に何が欲しいか聞かれた時、わたしは寿命の長そうなブーツ と答えた。
すると彼は翌日、職場の女性社員達にリサーチしたらしく、『○○(イタリアの某有名靴ブランド)がとにかく質がよくて長年使えるらしい』といってきた。



違う!!


違うねん!!!!そんなオシャレ要素は一切求めてないねん!!
ブーツはブーツでもオシャレブーツでなく、アウトドア向けのブーツっていうか!!
がんがん歩きたおしても踵がちびらんような、なんならいっそ、踵に鉄板が入ってるような安全靴みたいなんが欲しいねん!!とにかく摩耗しないブーツが欲しいねや!!

と力説した。
彼は『きっと世間の女性はオシャレなブランドもののブーツを喜んで履くだろうに…!君ってやつぁ…!!オンリーワン!!!』みたいな謎の解釈をして感動していた。この一連の流れを、どうやら彼は同僚達に話したらしく、その次の日に、日頃から家族ぐるみで親しくしている婚約者の同僚の奥さんから電話がかかってきた。
『モヤシ!!あなた、もうすぐマダムになるのよ!?
安全靴なんて冗談言ってる場合じゃないの!エレガントな女性でいなきゃ、他人からリスペクトしてもらえないのよ!妻がエレガントでないと、夫自身も馬鹿にされるんだからっ!!』
と。

もう何にびっくりしたって、同僚の奥さんにまでこんなしょーもない話が広まっていることであった。サザエさんの世界か!!

しかし実際、きちんとした身なりをしていると、方々で扱い方の違いを感じるのはマジである。マダムどうぞ と言って道を譲って貰えたり、お店での対応も柔和だったり。若干の敬意を払ってもらえている気がする。
きったねー格好にすっぴんの時は、犬畜生のように扱われますし。
ある程度のオサレは必要なのだなぁと最近よく思う。
しかし、マトモな格好にシフトチェンジした瞬間、スリにあいそうで怖いが。
(なんせ未だにフランスで長財布すら使えないチキンなもんで。がま口使ってるだよ。実際、手練れのスリは会計時に財布を見てターゲット決めるらしい。)
やし実際、学校で勉強するだけなのにオシャレする必要性も感じんのだがなあ…。


まあ、2014年は、今よりちょっとオシャレしつつ、家には糠床を持った家庭的マダムになりたいと思う。


良いお年を〜

NoPhoto
白鳥麗子でございます!に出演してたときの彦摩呂は男前やったんやで
エリア:
  • ヨーロッパ>フランス
テーマ:ウェディング 
投稿日:2014/01/24 22:19
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先日、会社から帰ってくるなり
『さむーー!!今日むちゃくちゃさむいねーーー!ユニクロのハイテクなシャツ(ヒートテック)着てるのにめっちゃ寒いわーー!』
と婚約者が叫んだ。
ユニクロのシャツすらも効かない寒さだよぉとかいいつつ、カッターシャツをめくってヒートテックをわたしに見せてきた。

…お前なに着てんねん、それヒートテックちゃう、エアリズム(夏用のヒンヤリするやつ)や!!
節子もおはじき吐き出して叫ぶわ!!
そら寒いで。つーか手触りも生地の分厚さも全然違うでしょうよ…


笑いながら、うわぁそうなのー?今度からは気をつけよっと!!と言いながらも、頻繁にヒートテックとエアリズムを間違えている日々。
そんなお茶目街道を驀進する彼を激怒させる女性のことを皆さん覚えているだろうか。
そう、結婚手続きで訪れた市役所の女性職員のことである。
数週間前、ついに三度目のランデブー、再戦の日であった。


ちなみに、教会の神父さんですらこの市役所の職員に対して
『本当に…あそこの職員は…
ぴゅたーーーーん!!!!』
と言ってしまうほどである。
神に仕える人がそんな言葉を使ってはいけないと思うよ!!!!
(ぴゅたん!! は、フランス語で、とても汚くて教育的ではない言葉のことである。敢えて意味は書かない。だが、わたしは、街中で ピュタン!!という言葉を若者が呟いてるのを聞くたびに、なんか"萌え系擬人キャラ ぴゅタン☆" を想像して和むんだが。びんちょうタン みたいな。 )


まあそんな感じで、再戦の日は訪れた。市役所の受付でランデブーがある旨を伝えると、今回は大丈夫だった。きちんと部屋に通された。
だが。部屋で待っていたのは、前回と同じ女職員。あっちゃー。

開口一番、
『今回はきちんと約束の日に来たのね!!今回こそちゃんと書類持って来たでしょうね?』
と言いおった。
こいつの脳内では、前回のランデブーに関してのミスは私たちのせいになっているらしい。頭、大丈夫でせうか。
まあ職員は始めからそんなノリだったのだが、私は今回あることを決めていた。
それは、ずっと笑顔でいることである。幸福に暮らすことが最大の復讐である と言うように、自分がいかに幸せかを全面に顔で表してやるのだ。しかし、ただ笑顔でヘラヘラするのではなく、毅然とした態度で反論はする。そう決めていた。
また、私はフランスに来てから自分の中で勝手にゲームを作った。
自分が常に笑顔でいることで不快感100%な相手の態度が変わり、笑顔を見せるようになったら私の勝ち というものである。
ブスっとしてる人間にブスっとし返すと雰囲気が悪化するだけだし、お互い気分悪くなるだけなので。
これは完全自己満足だが、清々しくなるので結構オススメである。

ちなみに、彼は最初の時点で不快感マックスだった。

そして手続きが始まったわけだが、ほんまに何でこの人この仕事に就けたん?という感じであった。そんなに結婚式をさせたくないんかこの人は?と思えてくる。多分、移民が嫌いなんでしょうな。


まずは婚約者の書類チェックから。とにかく態度が悪い。あくびしながら書類チェックする始末。あくびを手で隠すマナーがない時点で、もう女としても人としてもイケてなさすぎる。
そして、変なところで突っかかってくる。
住所確認の書類、普通はEDF(電気とか水道)の明細でオッケーなはずなのに、この女職員はそれを受け付けない。きちんと最新の明細だったのに。ほかの書類を持ってこい!と言う。意味がわからなすぎる。
念のために彼は色々な書類を持って来ていたので、住宅保険か何かの証書でオッケーをもらっていた。無論、こちらの書類の日付はめっちゃ古い。住所証明の効力があるのかナゾ。
またこの書類は、念のために持ってきていただけなので、コピーをとってない。それを見た女職員はすかさず
『はぁ!?何でコピーとってないのよ!!』とブチ切れる。
(ちなみに、提出する予定だったEDFの最新の明細はきちんとコピーとってた。)

その後も、書類の住所の書き方が悪いだの何だの難癖つけられた。書き方が汚い!!と言って、書類を投げるように返してきたり。
とりあえず婚約者の書類は全て受理された。

ついに私の番が来た。脳内、遊戯王モードだった。

まず女職員が私に『あなたフランス語できるの?通訳とか用意してるの?』と言ってきた。

婚約者の対応で既に内心ムカついていたので、私は
俺のターン!!!と脳内で叫んでから

『やだ〜、フランス語できないのにフランス人と結婚するわけないじゃないですか〜!通訳なんかいりませんよ〜!』

とめっちゃ笑顔で答えた。
しかし内心、やっべーー!!!と思っていた。というのも、フランスで国際結婚するアメリカ人の友人♀が、結婚式の為に通訳を雇ったという話を聞いていたからである。彼女はフランス語ができるが、用心して雇ったそうだ。というのも、フランス語を理解しきれていないと判断されたら、結婚を受理してもらえない可能性があるらしいからだ。

通訳ナシで大丈夫だとは思うが、ちょっとどうしよっかな〜雇った方が安全なのかな〜と迷っていたのである。
しかしおもっくそ、通訳なんていらねえ!と言ってしまったので後には退けない。

ハラハラしながらも私の書類のチェックが進む。

ここで、女職員はトンチンカンなことを言い出す。
『はいー!必要書類の翻訳にアポスティーユがついてなーい!』
鬼の首をとったかのように嬉々としながら言っていた。
そう、UNOをやってるときに、"UNOって言ってなーい!!"って言うようなやつだ。

アポスティーユが翻訳につくわけないだろが。
アポスティーユを付与してもらうのは、戸籍原本である。アポスティーユ付きの戸籍原本を翻訳してもらうだけだ。というか、そもそも結婚に関する書類の翻訳は、アポスティーユが付いてないと大使館で受け付けすらしてもらえないと思う。
冷静にアポスティーユについて説明したら、『ふーん。あっそう! 』みたいな態度で、ほんまこいつはあかんわと思った。何もわかってない。

そして、次に、これまた変なところで突っかかって来た。
『確定申告の通知書を出しなさい』
と言ってきたのである。無論、そんなものは必要書類一覧表に記載されていなかった。
住所が確認したいから提出しろ、と言っていたが、それなら、水道料金の紙とかで良いはずである。なぜあえて確定申告の通知書なのか。
おそらく、"確定申告をしていません" という言葉が聞きたかったのであろうと思う。普通、収入のない外国人学生は確定申告をしないからであろう。そこをまたイビりたかったのではないかと思う。
しかし、わたしはここで、成歩堂 もやしになった。やっててよかった逆転裁判!!


く ら え !!!!!!

バシーン!!!!
確定申告の通知書を叩きつけた!!!!
そう、わたしは、昨年収入ゼロだったが、確定申告を今年の春にしていたのである。
というのも、収入のない外国人学生も確定申告をするのが義務になった という話を聞いたことがあり、本当かどうかわからず税務署に電話したら、『たとえ収入が無くても確定申告はして下さい』と言われたからである。(しかし、フランスの十八番 "担当する係員によって言うことが違う"である可能性もあった。本当は収入ゼロなら申告しなくていいのかもしれない…)
後々、確定申告してないことがどこかで問題になったら嫌だなぁと思ったので収入ゼロで念のため申告していたんだが、やっといて本当に良かった。
おそらく、ほとんどの学生は知らないだろうから確定申告なんてしてないだろうと思う。(住宅関連のアロカションをもらってる学生は、確定申告してないとアロカションを止められるみたいな話も聞いた。わたしは受給してないので詳しく知らんが。)
いかんせん、臆病な性格のおかげで助かった…と思った。

ちなみに、確定申告に関する書類を提出したときの女職員の反応は『ああ、あるの。ならいいわ』って感じだった。

そして最後に、宗教上の結婚式もするという申告をした流れから、神道と仏教の違いについて尋ねられた。
ぶっちゃけ、日本語でもうまく説明できない…とか思っていたら、
『あら〜あなたには難しすぎる質問だったかしら?説明できないの?私はこないだZENについての本を読んだから、なんなら説明してあげましょうか?』
と、この職員は言ってきた。

この瞬間に、はっは〜ん、こいつさては、BOBO(Bourgeois Boheme ブルジョワボヘミアン )かぶれ だな?
と思った。今までの対応で腹立ってたし、多分でまかせを言ってもわかるまいと思ったので適当に話した。というか何と無く、私のフランス語力を試されてる気がしたので、めっちゃ喋ってやろうと思ったのである。

神道の考えはとても繊細だから、あなたに理解してもらえるかわかりませんが…とさりげなく
m9(^Д^)9mプギャー!! プギャ--m9(^Д^)--!!
とバカにしつつの前置きをし、
神道は八百万の神を信じるアミニズムなのよ、仏教は一つの仏を信じるけど(うーんぶっちゃけわからないけど!!)、神道では全てのものに宿っている神を敬うのよ!!あなたが今持っているボールペン、それにも神は宿っているのよ!!
(ここらへんからもう話すネタがなく、適当にでっち上げる)
ええと…古事記って知ってますぅ?ほらー…あの〜…(※太安万侶の名前が出てこない…)あの…

…彦摩呂が編纂したやつよ!!!
щ(°∀°)щ{歴史の宝石箱やーーーー!!!

古事記は神道のことについて書いてるけど、同時に天皇の起源についても書いてるのよね!!!だから日本の民俗的な面が濃いっていうか!!ほら、仏教てやっぱインドから来たものだから!!それより日本の慣習に馴染んでるっていうか!!!仏教よりも古くからあるナチュラルな宗教っていうか!!なんていうかロハス!!!!!

ということをガーーっと喋った。
女職員の反応は、『ふ…ん…』て感じだった。
喋りながら、こんな出まかせがフランス語で言えるほど神経が図太くなったことに感動した。
щ(°∀°)щ{フランス語のIT革命やーーーー!!

神道や仏教とかについて真剣に研究してる方々に申し訳なさすぎるほど 適当なことを外国人に吹き込んでしまった。すまぬ!!


この後も、式当日の証人の身分証明書のコピーについてもいちいち文句言われたりした。

そして最後に、わたしの住所を確認しているときに 〜町 やら 〜市の発音がこの女職員には難しいらしくてうまくいかず、
『〜チョー、〜スィ』と発音しながら女職員がフフっと笑ったので、なんかもう勝手に

はいーー!笑ったのでわたしの勝ちーー!!!

と頭の中で叫んでいた。



とりあえず書類は全て受理され、数週間の審査(というか書類に不正がないかの確認)が終わり、本日 正式に結婚式の日程に関する通知を受けた。
この後も、結婚式の公示やら市長との面談(偽装結婚かどうか見抜くためだが、本当に面談するのかどうかは知らない)やら、まだまだ色々あるようだ。

とにかく本当に無事に申請を受理してもらえてよかった。希望通りの日程で挙式できるのも本当に嬉しい。
ちなみに、婚約者の友人はアフリカ系移民の女性との結婚申請を却下され(滞在許可証目的の偽装結婚を疑われたため。どうしても国籍による差別や偏見は存在する)、弁護士を雇ってようやく結婚できたらしい。それに比べれば、だいぶ簡単に済んだんだなと思う。

とりあえず、この日この女職員は、ある偉大な日本人の名を脳に刻んだ。
そう、HIKOMAROと…。

〜熱血市役所ウォーズ ぴゅタン☆ 申請編:完〜

NoPhoto
マダムに向けての道は厳しいっす
エリア:
  • ヨーロッパ>フランス
テーマ:グルメ 
投稿日:2014/01/24 22:14
コメント(0)
先日の、市役所での結婚式手続き第二回目について書きたいのだが、書いててムカムカしてきたので、ちょっと気分を変えて別の話題について書きたい。この市役所バトルについてはイライラを抑えつつ書くので時間がかかりそうだ。
いやほんまに、こんなに誰かに対してムカついたり こいつ消えればいいのに…と思ったのは漫画"花より男子"の海ちゃん以来である。
あのキャラクターは強烈だった。たったの2巻分くらいしか登場してないのに、こんなに世間の女子から嫌われて記憶に残るキャラクターってそんなに居ないと思う。



なので今日は、フランスでの食事について書こうと思う。
フランス人をもてなす時の食事の準備というのが、わたしには大変難しい。お呼ばれしたときに『なんか日本っぽい前菜を作ってきてよ』とか言う難題をもちかけられることが多くて、大変戸惑うのだ。
『もやしジャンキーが食べたいものを持ってきてくれたらいいのよ!』とか言われるんだが、私の食べたいものはイカの沖漬けと白飯 とか、砂肝とかシラス大根とかイカナゴとかそういうものなんですがお前らはそれを食えるのかい?ていう。
そもそもこっちで見つけることが非常に困難なんだが。しかも私の周りのフランス人は日本酒が嫌いという。

なので、毎度毎度、試行錯誤して日本的なものを作るわけだが、まぁウケが悪いのよねー。

今まででウケが悪かったものランキング
三位 カボチャ炊いたやつ
二位 筑前煮
一位 茶碗蒸し

カボチャと醤油の組み合わせとかナイわ〜、筑前煮はなんか野菜が土臭いわ〜などと言われ、とにかく煮物は支持されない。
茶碗蒸しに至っては『甘くないフラン(プリン)とか意味がわからない』という、盛大な勘違いをされた。鶏肉とかシイタケが入ったデザートなんて斬新すぎるやろが…。
これはデザートではない!と言っても、味が薄すぎる!とか言われた。
ほんまに、バーロー!!である。
関西風だしの良さがわからんとか!!(私は、関西風だしが世界一美味いスープであると思っている)
つーか筑前煮の材料揃えるの、めっちゃ高かったっちゅーねん。


なぜか、手がかかってる料理ほどあんまりウケがよろしくない。
というか、私は、誰かを家に呼ぶときとかは前日の夜から下ごしらえをする。よし、美味いもん作るぞ!!みたいな気合がものすごい。
しかし、フランス友人達の家にお呼ばれをされたときは、『さっき買い物から帰ってきたばっかりなのよ〜。パパッと準備するから、アペリティフでも飲んでて!』みたいな感じなんである。しかも、友人達のパパッと作った料理がむちゃくちゃ美味い。なんなんすかアレは。
私には、これがむっさカッコよくて仕方ない。何、そのナチュラルさ。なんか気合入れまくりで前日から準備とかしちゃう自分ダセェ…とか思えてくる。

何だろう…"日本人好みのスパゲティ対決"で、気合を入れてウニやらなんやら贅をつくした和風スパゲティを準備して勝った気満々な山岡さんを、ものすごくシンプルなスパゲティで完膚無きまでに叩きのめした海原雄山…という、美味しんぼ第123話の展開を思い出すダサさ。


逆に、ウケが良いご飯は、鶏の照り焼きとか豚の生姜焼きとか豚の角煮とか唐揚げとかの、味付けしっかり系。まあ前菜ではないんだが。ウケる日本らしい前菜…というのが、私には本当に難しい。
今のところ、前菜として好評だったのは、フランス暮らしの大先輩に教えていただいたスモークサーモンの押し寿司くらいではなかろうか。あとちらし寿司とか。結局一番ウケるのは寿司なのか…。

以前、友人達と家でご飯を食べたとき、『今日の食事についてどうしても聞きたいことがあるの!!我が家でも食べたくて…』と言われ、
はっはーん、レシピが知りたいのかね?聞きたまえ聞きたまえ!
とか思ってたら
『枝豆ってどこで買えるの?』
とか聞かれた。

枝 豆 か よ!!

っていう。前菜ですらない、アペリティフに出した枝豆かよ。つーか冷凍なんですがそれは。
同様に、ニッ○イのコーンクリームコロッケについてもよく聞かれる。アレの美味さは国籍関係ないということですね。

なので、とりあえず、これはウケるんじゃないかという日本的前菜アイデアがあれば教えてください。


ちなみに婚約者に、どんな前菜がウケると思う?と聞いたら、
『ほら…お弁当にいれてくれる、ハーブが入った日本風のオムレツ!!あれ良いと思う!!』
と返ってきた。一瞬ワケがわからなかったが、シソ入りの出し巻き卵のことらしい。
なんやそのオシャレな言い回し笑。

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