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- 2010年11月初めの集中豪雨の様子・その後
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エリア:
- アジア>タイ>サムイ島
- テーマ:その他
- 投稿日:2010/11/08 15:28
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11月初めに集中豪雨と風が島を襲いました。2日の間に降った雨で島を含め、タイ南部では道路が冠水するところや、家屋が決壊するところも見られました。ちょうど本土からサムイに戻ろうとしていた2日が一番ひどく、本土スラタニから島へ渡るカーフェリーは基本運休状態でバンコクエアウェイズも運休となり、交通も乱れました。2日の夜のサムイとその後の状況をお伝えします。
サムイ行きのフェリー乗り場のある本土スラタニのドンサック地区です。左側(海側)に入る道はほぼすべてが冠水でひざ上ぐらいの高さがありました。
道端には網を持った人がいて、流れてくる魚を狙っていました。
12時ごろにフェリー乗場に向かうと、工事車両など業者さん系の”行かねばならぬ”という車がすでに並んでいました。誰もどうなるかは分からない状態でしたが、15時と17時の2本の運行が決定。並んだ位置的には乗れるか乗れないか、乗りたいような、乗りたくないような心境でしたが、最終便の最後尾に乗り込めました。でも、港すら視界が悪くて見えない状態。 フェリーの中のテレビニュースでは今通ってきたドンサックの冠水の映像が流れていて、サムイもナトンの港通りやメインロードの冠水映像が流れ、PGが運休でインターネットも断線しているとの事。フェリーがつく場所はナトンなんです。
サムイについてみると、意外にも港からメインロードまでには水はなく、ナトンの広場はちょうどチャクラフェスティバルで各お寺の花車が集まっているのに開催不可能。前回2007年に洪水があってから今年までに島の道路の多くには排水溝が設置されてずいぶん水はけが良くなった場所もあります。以前水は溜まらなかったのに・・・というところが新たに出来たり、設置したけど役に立ってんだか?というところも出ています。 ナトンから戻ってくる道中で一番深かったのが、このメナムとバンタイの間の一部です。
ロンプラヤピアへの曲がり角を過ぎたところです。翌日は深すぎて通過できなくなっていました。
冠水部分が長いのがボープット地区。アナンタラ、バンダラ、ボープット、パームビーチなどいいリゾートが並ぶ部分が広い範囲に冠水。大きな排水溝を左右に設置したんですけど・・・・・
この先、ボープットの信号は前も左(海側)も冠水で、海側には曲がる事も出来ませんでした。幸い事務所や自宅は無害でしたが、前日の夜から停電が続いていて、ADSLもその後2日ほど繋がりませんでした。
そして、豪雨の4日後の6日に事務所のある空港近くのバンラック(ビッグブッダ)からチャウエンビーチロードの様子を見に行ってみました。海がすぐそばにあるだけあって、水を流せるところは道路は乾き始めていますが、水を抜くことができないところはまだ通行止めのところや5センチ程度しか水がたまっていないところなどあり、相変わらず排水のよいところと悪いところでお店は明暗を分けたような感じもあります。
ここは空港到着ターミナルの敷地をちょうど出たところです。今サムイに飛行機で到着するともれなく一番初めにこの水溜りを通過することになります。ここ、空港をきれいにしてから水がたまるようになった箇所で、しばらく抜けなそうですが、車もバイクも問題なく通行できます。
チャウエンビーチロードまでは特に水溜りもなく、水がたまるアマリパームリーフから時計台のあるアイヤラショッピングプラザ前もすでに水が抜け終わって楽に通行できます。
おなじみチャウエンビーチロード、中心部のカオサンレストラン付近。道路は乾き始め、相変わらずタクシーやバイクタクシーの運転手がたむろしていて、バイクもたくさん止まっていて、あまり集中豪雨の跡は見えませんでした。
セーバーマートを過ぎたところのお土産屋さん街。歩道が途切れたところにあるお店は土砂袋を積みあげてありましたが、商品に被害はなかったようで、いつもどおりバッタものが並びます。
今回も被害がひどかったと思われるのが、おなじみのニンジャレストランのある一体。フォーカススーパーぐらいから一方通行が終わるところまでと、その先のZICO手前のお土産屋さんぐらいまでは通った中で一番被害が大きかったと思います。水かさは1mを超えたとか聞きます。
ニンジャレストランさんも机やいすやなんやかんやを清掃中。
バナナファンシーリゾート向かい付近も、木彫りのお土産やビーチサンダルなどの商品が濡れていて、開店休業状態で清掃していました。
一方通行終了手前のめがねやさんは、ショーケースの中ほどから下の商品がなく、段差があるけど、ここまで水が入ってきたのか????と思う光景も。
ひどいのはここ。ビーチロードの一方通行を右にまがるところ。ラムディーン市場方面、南から一方通行を迂回する道路に入る曲がり角です。通行止めです。川状態です。なので、今のところ、フォーカススーパー先のレイクサイドロードに出れる曲がり角までは一方通行を無視しても暗黙の了解でOKという感じになっています。
この水は、ラムディーン市場ーダウシーフード付近までに達しているそうです。
写真右の赤い車の前にあるのは水を吸い込むパイプの一部。この高さにあるってことは?!
レイクサイドロードからこの道には出れますが、後は川を進むのみとなりそうです。
ダウシーフード付近は水を逃がせるところがほとんどなく、かなり水が引くまでは時間を要しそうな気がします。レイクサイドロードはまったく水溜りもなく通行できますが、湖の水は豪雨時は氾濫し、遊歩道部分はすべて現在も水に埋まっていて、境目がわかりません。
チャウエンビーチ公共の入り口から入ったところです。バナナファンシー近くです。
波はバタン波で、強すぎるというかんじではなかったですが、入っている人はほとんどおらず、でもジェットスキーをする人がいたり、物売りの人が歩いていたり、天気の悪いビーチという感じでさほど違いは見受けられませんでした。
風と波が吹きつけた結果、瓦礫がたどり着いたのはチャウエンビーチの南端。ファーストバンガロー・ファーストハウスの敷地前、シーサイドバンガロー、サムイパラダイスチャウエン付近。チャウエンビーチ南端のスノーケルポイントのところです。
先ほどのビーチとはまったくことなり、瓦礫の山です。トラックが来て、作業員が袋に瓦礫を詰めて運んでいますが、まだまだ数日は大掃除にかかりそうです。
船道も川状態で、コンクリート部分もみえないほど水かさが増えてます。
その後お天気は曇りや雨が降ったりしていますが、雨量は少なく日に日に状況は改善されています。- タグ:
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