蘇州とんぼ　水辺の街通信

氷点下30度の大漁。
吉林・査干湖で「冬捕」が始まった。


「犬皮帽」をかぶった男たちが
早朝から氷上にぞくぞく集まってくる。
1メートル余りもある氷の下は、油ののった魚の宝庫だ。

魚の種類も豊富で、60余種類もあるという。
漁法は、遼・金時代から続いたものという。
漁が終われば、あついセリが始まる！



場所/吉林省・査干湖
撮影/王呉飛

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中国 吉林省 漁 

蘇州の開発区（シンガポール）工業園区です。


道沿いも華やか。
普段の平凡な生活にも喜ばしい雰囲気が漂います。
今年のクリスマス、皆さんはどう過ごしますか？




蘇州科技文化センターは（蘇州の鳥巣）とも呼ばれ、
色とりどりのネオンサインが次々変わります。
ここではいろんなショー 音楽、雑技、映画などが楽しめ、モダンでクラシックな蘇州の文化が融合しています。





円融時代広場。こちらはとても情熱的なクリスマス。
ネオンがあかあかと輝いて、人がいっぱい。
橋を飾る電飾もとてもきれい。



サンタクロースやピエロと一緒に写真をとる子供たちはとても嬉しそう。

世界一長い天幕もすごい！
FM放送局の生演奏もあり、クリスマスの雰囲気がさらにUP。


レストランもたくさんありますが、大変な人で長く待って、
やっと食べることができました。
おいしかったよ！

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中国 蘇州 クリスマス 

ハイッ、みなさん！！
蘇州にも、夜を楽しむステキなショーができましたよ♪
雑技を見るために、
わざわざ、上海に行く必要はまったくありません！！！
だって、こっちのほうがバラエテイ豊かでおもしろいもん(^^)v
ま、一度見てください。




「表演（ショー）」といえば、最近各地で大流行ですね。
有名どころでは張芸謀演出による
桂林の「印象劉三姐」に始まる「印象」シリーズ。

近場の杭州にはこのシリーズの「印象西湖」ありますよね。

そして上海には“泣く子もわくわく？！”のご存知「上海雑技」。



長江デルタ三都市中、蘇州だけ夜のショーがない…。

金鶏湖・噴水花火レーザーショーがあるじゃないか。
そうそう、こんなの無料なんて、蘇州市って太っ腹ね〜と思う、
なかなか見ごたえのあるショーですが、
やはり無料だけに、きまぐれ開催＾＾；





網師園の夜宴は、おススメだぞ。
でもこちらもシーズン中のみ。


あ〜とお嘆きの皆様に、朗報でっす！！


蘇州にも毎晩開催の、
見ごたえあるショーができましたヽ(^o^)丿


　その名は「蘇show」！



実は2009年5月から開催されていたんだけれど、
上海雑技の二番煎じか…。


しかし今年1月にリニューアル。
なかなかよしとの評判を聞き参上！


場所は、蘇州期待の星！科文中心（金鶏湖東岸）♪
そう、あの蘇州の「鳥巣」！！
おしゃれ度でいえば、
北京の「鳥巣」に、勝ってるぜ　v(￣Д￣)v





こちらの演芸ホールで、毎晩8時より開催。
この演芸ホールがなかなかステキで、
500名収容のデイナーショーホールになっており、
お食事しながら観劇OK。





ショーの内容ですが、結果から言いませう。

今後上海までわざわざ雑技を見に行く必要は、全くなっし！


新生「蘇show」は蘇州呉文化エキスがバージョンアップ！！

蘇州の四季に沿って、
舞踊、雑技、昆曲、評弾、変面等が
蘇州の香り付けがされて、
わくわくしたり、クスッと笑ったり…、
飽きさせず繰り広げられるのデス。

幕、照明、音響、床等の舞台設備も工夫され、
ホール全体がしばしば演技の場となり、
臨場感あふれる、マルチメデイアの娯楽ショーとなっておりまっす。

ちょっくら、紹介しますね。

じゃーん、はじまり、はじまり…
文人の都、蘇州はハスの花からやっぱり始まりますね〜





水の街は、小ぬか雨がよく似合う…





古典舞踊もあり〜





蘇州はかつて美人が多いところを言われましたが、
傾国の美女、西施はまず最初に語らねばなりますまい！
で、「愛情故事」雑技となりますわね。





蘇州は、明清時代、中国経済の中心で、
市も栄えましたから、こんな大道芸人も少なからずいたでしょうね。





そして欠かせないのが、ユネスコの無形世界遺産となっている昆曲。
人気、「牡丹亭」の一節もあり。





と、あんまり紹介していると、当日の楽しみを損なうといけませんが、
そうそう、川劇の変面もあるのがうれしい。






う〜ん、
なかなか、おいしいところを考えて構成されているって感じなんですよ。

VIP席は、こんな感じ。
拍手のカチカチ玩具も。＾＾
ううむ、芸が細かい。。。





全席テーブル席でゆったりと鑑賞できるので、
VIP席280元（飲み物、菓子付）、A席200元、B席150元の料金もお得感あり。


いや〜、蘇州って、本当に着々「進化」してる♪
ちょっとおしゃれに、
しかも内容あり。

それが蘇州びいきとしては、うれしいなあって。。。
「蘇州、万歳、万々歳」♪


科文中心隣にも、おしゃれな「月光埠頭」街がオープンしてますよね。
こちらでおいしい夕食をいただき、「蘇show」を見る。





蘇州の新しい夜の過ごし方になること、間違いなしヽ(^。^)ノ

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蘇州 科文中心 ショー 雑技 

民俗学に興味の高い友人＆先生から
中国の元宵節祭りがみたいとの電話。
じゃ浙江諸葛村の元宵節祭りに行くかい？
行く行く！と即答いただき、
GO-、GO-♪

中国で春節の締めのお祭りが
元宵節祭。

やっぱり、祭りは都市部より、田舎がよっし！

で、ここ数年あれこれ見ていたんですが、
少数民族の元宵節のお祭りは
なかなか今もにぎやかだけれど、

漢民族の場合、
文革などで一度否定されたこともあって、
昔ながらのにぎわいを残すところがいたって少ない。

そんな中で、気になっていたのが
浙江・諸葛八卦村。

その名前からお分かりのとおり
諸葛孔明の末裔が、
全国で一番多く住んでいる村。

諸葛亮から数えて14代目の宗主諸葛利（さんずいに利）が
戦乱を避けて、紹興に官職を得た後、
952年に寿昌県の、今でいう首長に任ぜられたのが始まり。
27世の諸葛獅（1280年）が、大金を投じて土地を買い取り、
ご先祖の諸葛亮の九宮八卦の構成に則り、
村づくりをしたという。

明時代後期には、すでに独特な村の形をなし、
人口も増えていったとか。
現在は4000人近い、諸葛亮の末裔が住んでいる。


＊＊＊＊＊

入ったところがどうも裏門だったせいか、
まったく旅行客らしい人影なし。


といっても国家AAAA級の景勝地指定を受けているんだし〜
日曜日だし。。。と思いつつ、進むと
きゃー、わたし好みの街並み〜＾＾
いいぞ！と思いながらわくわく前進…。






と、
古商業街と呼ばれる街並みが取り巻く池に出る。

ここまでくると観光客らしい人がぱらぱら。
でもまばらなのである。
（後日、ウチの蘇州人に聞くと、元宵節なんだから、
家で集まって楽しむもので、観光なんかしないよって＾＾；）






今回は夜の祭りを見るため、
古鎮内の花園公寓に宿泊することに。

先に荷物を置こうということで、
公寓に行こうとするが、
これがなかなか。

なにせかつて日本軍がどうしても陥落できなかった
防衛機能特級の迷路を誇る
諸葛村だからして。。。

まず切符の裏や書籍に書かれている、この地図がきわめていいかげん↓





「旅客中心」も、観光客向けのインフォメーションじゃなくて、
いまや村人の会合センターになってるし＾＾
旅行局も、のんびりとしたもんで、
ほかに地図、そんなもんないよ。
そう、その地図まちがってるんだよねって、同意されても困る＾＾；


村人も、人はよさそうなんだけれど、
本当に説明がむずかしいんだと思うけれども。。。
みな、それぞれ違うことをおっしゃる＾＾；

子供に案内させるよとおっしゃるけれど
勉強しているのに、お手数をおかけするのもと遠慮していると、
ほんとうにたどり着かず＾＾；

最後はやっぱり直接道案内していただきましたー！



諸葛村は、八卦村とも呼ばれ、
村の中央にある、太極の形を成す鐘池を中心に
八卦の形に放射状に村が構成されている。

道があみだくじのごとく走った、迷路となっており、
初めて来た者にとっては、？？

街の中に地図表示はなく、標識もほとんどないので、
道の地図が頭の中に構成されるまでには
一筋一筋迷いながらの試行錯誤が必要で、
かなり大変。



主な観光スポットは、

・街の中心で、鐘池




・諸葛亮の記念堂である大公堂








・かつて薬問屋だった天一堂（花園公寓もこの中）
　本当に鹿が飼われてる＾＾；
　鹿の角自前採集ね。




　
・明時代創建、高隆諸葛氏の宗祠である丞相祠堂






・諸葛村で有名な薬店だった寿春堂

・中医薬の展示場になっている大経堂







これを見ると諸葛村って、薬業を営んだ人が多い街？
と、気づかれると思うがそのとおり。

「よき宰相にならずんば、よき医者になれ」との一族の訓戒があり、
諸葛の者といえば、中医薬に通じているというのが
江南一帯の評価。

明清から民国にかけては、全国で200余りの薬店を
諸葛村出身者が営んでいたという。


上記のそれぞれの詳細については、
ほかの諸葛村関連のサイト、ブログにも詳しいので、
そちらをご覧くださいね。


■諸葛村公式サイト（中国語・英語）
http://www.zhugevillage.cn/


ただ諸葛村は、観光スポットにこだわらずとも、歩くだけでよし。
実に保存がよく、古鎮フリークとしては、
年代もんの木造建築が発する、ほこりっぽいにおいと、
苔むす道を時折すべりながら歩くだけで、わくわくもんv(￣Д￣)v



ここでは、本日最大のイベント。
元宵祭をご紹介しませう。

元宵節の由来はいろいろ説があるが、
天の鷲が人間界に舞い降りたとき、猟師の矢で傷ついてしまったが、
怒った天の玉皇大帝が春節15日に人間界を焼き払おうとした。
それを知った一人の仙人が、人間を救おうと、松明をともし、
ランタンを上げ、天界から見るとすでに焼き払われたかのように装い、
難を逃れたとか。

そこで、元宵節のときは、灯りをともしたり、
ランタンを上げる地方が多い。

諸葛村では「龍灯」をお迎えするのがならわし。
この龍灯、なかなかユニークなのだ＾＾

4時過ぎになると銅鑼がなり、準備開始。



舞踊隊婦人会登場！



祭りだ、祭りだ〜い。
子供たちも、もう、うきうき、わくわく(^o^)丿



おっ、これがうわさの「橋灯」かっ


村の四方から、「橋灯」を担いだ人たちが続々、こちらに集合。






18時からお祭りスタート。
たしか、大公堂前が始まりと思い、急ぎ迷路を引き返すと、
皆さん、「旅客中心」広場前に集まっている様子。。。
二匹の龍が出てきました。







龍のおなかの中にも灯あり。
これが豆球ではなく、ろうそくというのが、ちょっとびっくり。
むかしながらなんだろうが、あんなに振り回して大丈夫とはーーー


ん？まだなんか出てくるのね。
皆さん、待ってるご様子だもん。

おおー、これかっ？！
蛙＋蚕のさなぎおばけのようなもんだが、
これが、龍灯なんだよね＾＾






と、いつのまにか、橋灯が連結してる！！
マジックじゃ〜





龍灯が行く先々で、お迎えの花火＆爆竹が景気よく乱れ打ち！
煙霧に包まれる村。。。


みな個人が打ち上げてるんだけど、
みみっちくなく、豪勢でよっし！

いまの日本人だと、
ごく一介の、とりたててお金に余裕があるわけでもない庶民が
月給の数か月分に相当する打ち上げ花火200~300連発に、
ここまで打ち込みませんもんな　

このいさぎよさが好きじゃてv(￣Д￣)v






各家々には、灯りがともされ、お迎えのお供え物が飾られる。


また孔明灯（ランタン）もゆらり〜





そして、おっ、やった、
ここ35年のうちの元宵節で
最大の満月といわれていたお月様！
江南は雨続きで無理との予報だったのだが。
いいぞお＾＾ｖ



龍灯様の行列に、お空の花火＋ランタン＋満月、
それが行く先々の池に映し出される光景がまたとても麗しい…







こうやって、村の各家々を回り、夜更け12時過ぎまでにぎわいは続きーーー。


と、花火の音がやんだと思いきや、
2時ごろから激しく、雨の音。

あんなにはっきり満月が見えたのに、大雨とは。。

ちょうちんに「雨順」の願いも書き込まれてあったけれど、
さすがに龍灯さまのご利益は、すばらしいものじゃ＾＾


中国でひさびさに
観光客向けでなく、

住民による、
住民のための、
素朴なお祭りを見た！！

そのせいか
もっとおしあいへしあい、大変な混乱かと思いきや、
みなさん、ゆったりと楽しんでらしたのがまたよかったなあ。


「原味」好きな皆で、大満足！

しあわせだったよ〜（*^_^*）



■諸葛八卦村：浙江省蘭渓市

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中国 古鎮古村 祭り 諸葛孔明