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- 【「女の砦」バンテアイ・スレイ遺跡】旅ぷら的観光地紹介Vo3
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エリア:
- アジア>カンボジア>シェムリアップ
- テーマ:街中・建物・景色 歴史・文化・芸術
- 投稿日:2015/06/28 21:42
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シェムリアップから北東に約40kmの地にバンテアイ・スレイ遺跡があります。

バンテアイ・スレイ--「女の砦」と称されるこの遺跡はアンコール遺跡のひとつで
ヒンドゥー教の寺院遺跡です。
クメール王朝前半に建てられた古い遺跡ですが、
1930年代に修復が行われており保存状態が良いです。
時は遡ること1000年ほど前。カンボジアという国名ではなく「クメール王朝(アンコール王朝)」
だった頃。第9代国王ラージェンドラヴァルマン2世の時代にバンテアイ・スレイの建築が開始されました。
完成したのは次の世、ジャヤヴァルマン5世の頃だといわれています。
こちらの寺院、実はヤジュニャヴァラーハの菩提寺として建設されたといわれています。
彼はラージェンドラヴァルマン2世の王師(王の先生)にして
ジャヤヴァルマン5世の摂政だったのです。
さて、こちらの寺院はヒンドゥ教の信仰を受けており、
シヴァ神とヴィシュヌ神に捧げられた寺院です。
外壁に赤色砂岩とラテライト(赤土)を、屋根の一部にはレンガを使用しており、
とても美しい遺跡です。
東正門をくぐると私たちを迎えるのは赤い絨毯を敷いたかのような見事な景色--。
参道の両側に並ぶ石柱は奥へ奥へと誘います。

バンテアイ・スレイのポイントはなんと言ってもレリーフの美しさ。
女の砦と称されるだけあります。
例えば第一周壁の塔門にあるカーラの上に座るヴィシュヌ神や、第二周壁の塔門にある、
カーラの上に座るヴィシュヌ神のレリーフ。
どちらも細工が細かく、また保存状態もいい。それらの美しさに思わず、
ため息をついてしまうほど。
これらのレリーフは神話を基に作られており、様々な物語が紡がれている。
例えば、参道の途中にはヴィシュヌ神の化身「ナラシンハ」が阿修羅王をくみふし、
殺そうとしているレリーフがあったり・・・。
第2周壁のレリーフは魔王ラーヴァナがシータ姫を誘拐するところだったり・・・。
最も美しいとされているレリーフは塔門にあるレリーフです。
カーラの上に座るヴィシュヌ神が描かれています。
そして、これらのモチーフは『マハーバーラタ』という古代インドの宗教的、哲学的、
神話的叙事詩。ヒンドゥー教の聖典のうち、最も重視されているものの1つです。

そしてもう一つ--『東洋のモナリザ』
第一、第二周壁の門を順にくぐり、見えてくるのは第三周壁。そしてそこには女性の像が。
東洋のモナリザとの異名を持つデバター像です。
こちらへやわらかく微笑みかける姿はまさにモナリザそのもの。
実はこのデバター像、盗まれそうになったことも。
1923年、フランス人の作家アンドレ・マルローが盗掘して国外に持ち出そうとしたのです。
もちろん彼は逮捕され事なきを得たのですが・・・
盗みたいと思わせてしまうほど魅力的な像だということはご理解頂けたのではないでしょうか。
ちなみに彼はこの経験を元に『王国』という小説を著しています。
気になる方はぜひ読んでみてください。
(遺跡保護のため、ロープが張られ第三周壁内は立ち入り禁止となっています。そのため、「東洋のモナリザ」をはじめとするテバター像は間近で見ることができません。ご注意ください。)
また、バンテアイ・スレイ遺跡は訪れる時によってさまざまな姿を魅せます。
太陽の光が当たれば遺跡はまるで燃え上がる炎のように赤くなり、
雨に濡れれば朱色は一段と濃くなります。

午前中は観光バスが何台も押し寄せて、人でいっぱいになります。
そのため、比較的すいている早朝か夕刻に訪れるのがオススメですよ。
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みなさまお気軽にお問い合わせを下さい♪
angkor@tnkjapan.com
Facebook:旅ぷらカンボジア

Line id:tabiplaangkor

QRコードなら一発で登録可能です!
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バンテアイ・スレイ--「女の砦」と称されるこの遺跡はアンコール遺跡のひとつで
ヒンドゥー教の寺院遺跡です。
クメール王朝前半に建てられた古い遺跡ですが、
1930年代に修復が行われており保存状態が良いです。
時は遡ること1000年ほど前。カンボジアという国名ではなく「クメール王朝(アンコール王朝)」
だった頃。第9代国王ラージェンドラヴァルマン2世の時代にバンテアイ・スレイの建築が開始されました。
完成したのは次の世、ジャヤヴァルマン5世の頃だといわれています。
こちらの寺院、実はヤジュニャヴァラーハの菩提寺として建設されたといわれています。
彼はラージェンドラヴァルマン2世の王師(王の先生)にして
ジャヤヴァルマン5世の摂政だったのです。
さて、こちらの寺院はヒンドゥ教の信仰を受けており、
シヴァ神とヴィシュヌ神に捧げられた寺院です。
外壁に赤色砂岩とラテライト(赤土)を、屋根の一部にはレンガを使用しており、
とても美しい遺跡です。
東正門をくぐると私たちを迎えるのは赤い絨毯を敷いたかのような見事な景色--。
参道の両側に並ぶ石柱は奥へ奥へと誘います。

バンテアイ・スレイのポイントはなんと言ってもレリーフの美しさ。
女の砦と称されるだけあります。
例えば第一周壁の塔門にあるカーラの上に座るヴィシュヌ神や、第二周壁の塔門にある、
カーラの上に座るヴィシュヌ神のレリーフ。
どちらも細工が細かく、また保存状態もいい。それらの美しさに思わず、
ため息をついてしまうほど。
これらのレリーフは神話を基に作られており、様々な物語が紡がれている。
例えば、参道の途中にはヴィシュヌ神の化身「ナラシンハ」が阿修羅王をくみふし、
殺そうとしているレリーフがあったり・・・。
第2周壁のレリーフは魔王ラーヴァナがシータ姫を誘拐するところだったり・・・。
最も美しいとされているレリーフは塔門にあるレリーフです。
カーラの上に座るヴィシュヌ神が描かれています。
そして、これらのモチーフは『マハーバーラタ』という古代インドの宗教的、哲学的、
神話的叙事詩。ヒンドゥー教の聖典のうち、最も重視されているものの1つです。

そしてもう一つ--『東洋のモナリザ』
第一、第二周壁の門を順にくぐり、見えてくるのは第三周壁。そしてそこには女性の像が。
東洋のモナリザとの異名を持つデバター像です。
こちらへやわらかく微笑みかける姿はまさにモナリザそのもの。
実はこのデバター像、盗まれそうになったことも。
1923年、フランス人の作家アンドレ・マルローが盗掘して国外に持ち出そうとしたのです。
もちろん彼は逮捕され事なきを得たのですが・・・
盗みたいと思わせてしまうほど魅力的な像だということはご理解頂けたのではないでしょうか。
ちなみに彼はこの経験を元に『王国』という小説を著しています。
気になる方はぜひ読んでみてください。
(遺跡保護のため、ロープが張られ第三周壁内は立ち入り禁止となっています。そのため、「東洋のモナリザ」をはじめとするテバター像は間近で見ることができません。ご注意ください。)
また、バンテアイ・スレイ遺跡は訪れる時によってさまざまな姿を魅せます。
太陽の光が当たれば遺跡はまるで燃え上がる炎のように赤くなり、
雨に濡れれば朱色は一段と濃くなります。

午前中は観光バスが何台も押し寄せて、人でいっぱいになります。
そのため、比較的すいている早朝か夕刻に訪れるのがオススメですよ。
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