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- 地球の底、南極点に立つ! 〜南極点フライト体験記〜
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エリア:
- 北極・南極>南極
- テーマ:その他
- 投稿日:2009/05/18 12:55
- コメント(0)
一生に一度は行ってみたい究極の旅、地球の極<南極点>ヘ! そこはもはや、限られた人たちだけの世界ではない。今まで想像もしえなかった南極点がさらに身近な旅へと変わっているのだ。輸送機に乗り込む。機体が大陸に車輪を下ろしたと同時に後方の大きな扉が開いた。初めて見る大陸は、すばらしい青空とその向こうに広がる雪を頂く山々が目に飛び込んできた。 その一瞬、自分が映画の中に飛び込んだような気分にさせてくれた感動は今も忘れない。
■ 南極点フライトの拠点となるチリ・ブンタアレーナス
南極フライト出発の数日前にブンタアレーナスへ入る。南極フライトのツアーでは、事前に参加者全員を集めての説明会があるため、最低出発の2日前に現地にいる必要がある。説明会では、南極旅行のさまざまな注意事項のほか防寒服やブーツなどの試着など、完全なる装備の準備をする。スタッフに荷物を細かく点検してもらい、荷物の重量を確認する(重量制限あり)。こうした作業をしていくうちに、南極へ行く心の準備も整うのだ。
せっかくチリまで来たのだから、観光やグルメも楽しもう。当時の大富豪ホセ・メンデスの邸宅を改造した博物館(写真上左)では19世紀後半のプンタ・アレーナス全盛期の栄華を知ることができる。町の中心にある郵便局では、ペンギンの切手や南極の切手などを販売しているので、ぜひ入手したい。海岸近くのレストラン「ブロッコリー」(写真上右)は海鮮料理などがおすすめ。特に魚料理、サーモンが美味。近くにはほかにも美味しいレストランがいくつもあり、お値段もお手ごろ。
■ ペンギン島も、雄大な国立公園も!自由がきく手配旅行がおすすめ
手配旅行なら時間もあるので、もっと自由に楽しめる。ここでの見どころは、プンタアレーナスから船で行く 「 マゼランペンギン島 」 だ。片道約2時間。無数のペンギンコロニーの楽園で、ペンギンたちのかわいい姿をウォッチングしよう。また車で約120Km、約3時間、南パタゴニアに位置する 「 トーレス・デル・パイネ国立公園 」 もおすすめ。氷河の侵食でできた奇峰や澄んだ湖、草原地帯から森林、そして切り立った峰など、変化に富んだ風景が楽しめる。
■ いよいよ南極大陸へ!
私達を運んでくれるのがイルーシン ロシアの飛行機である。貨物輸送機はまずは荷物が優先。私たちは機体側にスチール製のいすに薄い革張りのシンプルな座席。これから4時間のフライト。機内食はガイド達やメカのスタッフによる手作りサンドイッチだ。
着陸と同時に後方の扉が開くと雪をかぶった山々と透き通った青空が突然顔を出した。南極大陸だ!とうとう自分の足で南極大陸に降り立つ! 「 やった!! 」 。外気マイナス8度、 風なし、最高の天気だ。 約1キロ弱、「 パトリオットヒルズキャンプ 」 まで歩く。
■ 南極の拠点、パトリオットヒルズキャンプ
標高800m、ホーシューバレー裾野に広がる 「 パトリオットヒルズキャンプ 」 が南極大陸の旅の拠点。まずはメインテント(食堂・ミーティング場所)で、これからの南極点への諸注意などの説明を伺う。ここで出される献立は国際色豊かなメニュー。サラダ&サーモン、オリーブ、ベィクトポテト、ポークのほかに、日本人の為のスペシャルメニューとしてサーモン&アボガド入りのり巻きとカレーも用意されていた。豪華な食事ではないが、心のこもった味付けで、限られた食材の中でも味は美味。
■ 待望の南極点へ!米国アムンゼン・スコット基地に到着
天候良好、外気8度、午後6時、いよいよ南極点へ出発だ!ツインオッターに乗り込み、これから約6時間半のフライト。上空からの眺めは圧巻!途中、給油して米国アムンゼン・スコット基地に到着。南極点を示す12カ国の国旗が見える。南極点記念ポール前で記念撮影。感無量・・・。外気マイナス26度 快晴。
ガイドの案内で施設内へ。施設内のキッチンでウエルカムドリンクとクッキーをいただく。この施設は150名の宿泊施設があり、現在では260名が夏の期間働いている。ここでは水耕栽培による野菜やハーブなどの自給自足も行われている。
この施設のほか、広大な白い大陸には、さまざまな施設が点在し、約160名もの人が働いている。以前のドームは厚い雪に埋まりつつあった 50年前の基地はすでに地下8mに埋まっているそうだ。
南極点滞在期間は約3時間半。けれども南極点の澄みきった空気が身体中を浄化してくれたような、すがすがしい気分だ。
■ 快適テントに宿泊、ブリザードも経験!
パトリオットヒルズ日帰りで戻ると後は天候次第でプンタアレーナスへ戻る飛行機を待つばかり。ゆっくり、あせらず自然にまかせることに。限られた時間を思う存分楽しむ。 私の泊まった二人用のテント内には、なんと2段のマットレスと枕、小さなテーブルと椅子、シーツもピローケースも付いている!トイレ用テントが別にあり、内部も広く清潔だ。
雪上車 これに乗り近くの山々などにエクスカーション。上車に乗り約40分程で1993年に墜落したDC-6機見学。翼のみ顔を覗かせている。運良くパイロットは脱出、けが人無し。
そうこうしているうち、天候が変化してきた。やがてひどいブリザードに!体感温度マイナス25-30度?
大陸での滞在が7日間の予定が気候状況により12日間となった。思う存分さまざまな大陸の姿を見せてもらった。自然の中での不思議体験も味わうことができた。この厳しい自然を知り尽くしているエキスパートスタッフ達は、皆何かを超越していて、だれもが謙虚であり素直な心を持った暖かい人たちばかりであった。自然を知るばかりでなく、それぞれお国柄がでている参加者達のピュープルウォッチや交流も楽しい思い出となった。
■ 南極点フライトの拠点となるチリ・ブンタアレーナス
南極フライト出発の数日前にブンタアレーナスへ入る。南極フライトのツアーでは、事前に参加者全員を集めての説明会があるため、最低出発の2日前に現地にいる必要がある。説明会では、南極旅行のさまざまな注意事項のほか防寒服やブーツなどの試着など、完全なる装備の準備をする。スタッフに荷物を細かく点検してもらい、荷物の重量を確認する(重量制限あり)。こうした作業をしていくうちに、南極へ行く心の準備も整うのだ。
せっかくチリまで来たのだから、観光やグルメも楽しもう。当時の大富豪ホセ・メンデスの邸宅を改造した博物館(写真上左)では19世紀後半のプンタ・アレーナス全盛期の栄華を知ることができる。町の中心にある郵便局では、ペンギンの切手や南極の切手などを販売しているので、ぜひ入手したい。海岸近くのレストラン「ブロッコリー」(写真上右)は海鮮料理などがおすすめ。特に魚料理、サーモンが美味。近くにはほかにも美味しいレストランがいくつもあり、お値段もお手ごろ。
■ ペンギン島も、雄大な国立公園も!自由がきく手配旅行がおすすめ
手配旅行なら時間もあるので、もっと自由に楽しめる。ここでの見どころは、プンタアレーナスから船で行く 「 マゼランペンギン島 」 だ。片道約2時間。無数のペンギンコロニーの楽園で、ペンギンたちのかわいい姿をウォッチングしよう。また車で約120Km、約3時間、南パタゴニアに位置する 「 トーレス・デル・パイネ国立公園 」 もおすすめ。氷河の侵食でできた奇峰や澄んだ湖、草原地帯から森林、そして切り立った峰など、変化に富んだ風景が楽しめる。
■ いよいよ南極大陸へ!
私達を運んでくれるのがイルーシン ロシアの飛行機である。貨物輸送機はまずは荷物が優先。私たちは機体側にスチール製のいすに薄い革張りのシンプルな座席。これから4時間のフライト。機内食はガイド達やメカのスタッフによる手作りサンドイッチだ。
着陸と同時に後方の扉が開くと雪をかぶった山々と透き通った青空が突然顔を出した。南極大陸だ!とうとう自分の足で南極大陸に降り立つ! 「 やった!! 」 。外気マイナス8度、 風なし、最高の天気だ。 約1キロ弱、「 パトリオットヒルズキャンプ 」 まで歩く。
■ 南極の拠点、パトリオットヒルズキャンプ
標高800m、ホーシューバレー裾野に広がる 「 パトリオットヒルズキャンプ 」 が南極大陸の旅の拠点。まずはメインテント(食堂・ミーティング場所)で、これからの南極点への諸注意などの説明を伺う。ここで出される献立は国際色豊かなメニュー。サラダ&サーモン、オリーブ、ベィクトポテト、ポークのほかに、日本人の為のスペシャルメニューとしてサーモン&アボガド入りのり巻きとカレーも用意されていた。豪華な食事ではないが、心のこもった味付けで、限られた食材の中でも味は美味。
■ 待望の南極点へ!米国アムンゼン・スコット基地に到着
天候良好、外気8度、午後6時、いよいよ南極点へ出発だ!ツインオッターに乗り込み、これから約6時間半のフライト。上空からの眺めは圧巻!途中、給油して米国アムンゼン・スコット基地に到着。南極点を示す12カ国の国旗が見える。南極点記念ポール前で記念撮影。感無量・・・。外気マイナス26度 快晴。
ガイドの案内で施設内へ。施設内のキッチンでウエルカムドリンクとクッキーをいただく。この施設は150名の宿泊施設があり、現在では260名が夏の期間働いている。ここでは水耕栽培による野菜やハーブなどの自給自足も行われている。
この施設のほか、広大な白い大陸には、さまざまな施設が点在し、約160名もの人が働いている。以前のドームは厚い雪に埋まりつつあった 50年前の基地はすでに地下8mに埋まっているそうだ。
南極点滞在期間は約3時間半。けれども南極点の澄みきった空気が身体中を浄化してくれたような、すがすがしい気分だ。
■ 快適テントに宿泊、ブリザードも経験!
パトリオットヒルズ日帰りで戻ると後は天候次第でプンタアレーナスへ戻る飛行機を待つばかり。ゆっくり、あせらず自然にまかせることに。限られた時間を思う存分楽しむ。 私の泊まった二人用のテント内には、なんと2段のマットレスと枕、小さなテーブルと椅子、シーツもピローケースも付いている!トイレ用テントが別にあり、内部も広く清潔だ。
雪上車 これに乗り近くの山々などにエクスカーション。上車に乗り約40分程で1993年に墜落したDC-6機見学。翼のみ顔を覗かせている。運良くパイロットは脱出、けが人無し。
そうこうしているうち、天候が変化してきた。やがてひどいブリザードに!体感温度マイナス25-30度?
大陸での滞在が7日間の予定が気候状況により12日間となった。思う存分さまざまな大陸の姿を見せてもらった。自然の中での不思議体験も味わうことができた。この厳しい自然を知り尽くしているエキスパートスタッフ達は、皆何かを超越していて、だれもが謙虚であり素直な心を持った暖かい人たちばかりであった。自然を知るばかりでなく、それぞれお国柄がでている参加者達のピュープルウォッチや交流も楽しい思い出となった。
- タグ:
- 南極大陸 南極点フライト アドベンチャー
- クチコミで話題!スバールバル諸島クルーズとは?
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エリア:
- ヨーロッパ>ノルウェー>スヴォルヴァール
- 北極・南極>北極
- テーマ:ビーチ・島 ハイキング・登山 クルーズ
- 投稿日:2009/05/13 18:30
- コメント(0)
ノルウェーのトロムソ地方に属するスバールバル諸島は北極圏に位置し、5つの主な島と150もの小さな島々で構成される。切り立った山々からなるフィヨルド、氷山が浮かぶ海、張り詰めた空気・・・。ここで暮らす野性動物たちは、一見過酷なこの環境こそが命の源なのだ。
■夏が本番!白夜の北極圏で壮大な景色と野生動物を堪能
クルーズは6月〜8月。この時期の北極圏は、“白夜”を迎える。アザラシには繁殖の季節だ。同時にホッキョクグマ(シロクマ)にとっては狩猟シーズン。ソディアックボートで近づいて、満足そうにアザラシを頬張るシロクマの姿が見られるチャンスだ。近海にマッコウクジラを発見できるかもそれない。また巨大な氷河や壮大なフィヨルドの造形を真近で堪能できるのも魅力のひとつ。沈まぬ太陽のもと、島々を巡る船の旅を楽しもう。
上陸して各島をハイキング。雪が溶けて流れる小川のせせらぎ、残雪の険しい山々が別世界へといざなう。岩に生えるコケ、小さく可憐な花をつける高山植物が北極の短い夏を彩る。ウミガラスやミツユビカモメが山肌に巣をつくり、めまぐるしく飛び回る。なだらかな丘にいるトナカイの群れが好奇心一杯に顔を向ける。運がよければ、北極キツネが海鳥の雛を狙うシーンを見ることもできる。浜辺には数十頭で群れているセイウチが時折大きな身体をくねらせる。ここでは手付かずの自然と多くの出会いが待っている。
■歴史探訪、炭鉱と捕鯨の島がエコロジーと観光の地に
スバールバル諸島はかつて炭鉱と捕鯨の島であった。主な島ではその歴史を語る博物館や捕鯨工場跡、炭を運んだ蒸気機関車などを見ることができる。20世紀に入るとアムンゼンやノービル、エルスワースなど、北極点を目指す探検家たちの基地として知られ、彼らの記念碑が置かれている。またニールオルスン島には極地研究所が設置され、北半球の気候変動や大気汚染などさまざまなデータを収集、“地球のいま”が全世界へと発信されている。
<インフォメーション>
日本からはノルウェーの主都オスロまたは最北端の町トロムソを経由し、スバールバル諸島最大の島スピッツベルゲンの主都ロングイヤービーン(ロングイヤービエン)が北極の旅の玄関口。
【基本データ】●ノルウェー領 ●北緯78度55分東経11度56分 ●ツンドラ気候 ●白夜と極夜がそれぞれ4ヶ月 ●冬の最低気温は-30度以下 ●総面積62,000K?(九州と四国を合わせた程度) ●人口 約3,000人 ●石炭業、研究活動、観光業
<プラスαな旅のご提案/北欧の美しい町を楽しもう>
スバールバル諸島クルーズとともにノルウェーの美しい町をゆっくりと観光してみませんか?夜中でもほのかに明るい白夜の季節、町は北欧の短い夏を謳歌する人々で遅くまで賑います。
ノルウェーの首都オスロは、三方を山に囲まれ、オスロフィヨルドに面した風光明媚な町。国立美術館には「叫び」「マドンナ」など、エドワルド・ムンクの作品が鑑賞できます。王宮まで続くカール・ヨハンス・ガーテ通りでは、ショップ、カフェやレストランが軒を並べ、夏季や週末には大道芸人のパフォーマンスも楽しめます。
またトロムソは北極探検の際の寄港地として知られる町。トロムソイヤ島(Tromsoya) とトロムスダーレン(Tromsdalen)に分かれています。町の中心部はトロムソ島にあり、大陸とはトロムソ橋や海底トンネルで結ばれており、大学やオーロラ観測所などがあります。木造の家が続く美しい街並の散策や、グルメなレストラン巡りもオススメです。
- タグ:
- 北極圏クルーズ アドベンチャー エコツアー
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