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エリア:
- 北米 > アメリカ西部 > ザイオン国立公園
- 北米 > アメリカ西部 > スプリングデール
- 北米 > アメリカ西部 > ラスベガス
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テーマ:
- 観光地
- / 街中・建物・景色
- / ハイキング・登山
こんにちわ。
先日のモニュメントバレー に続き、今日はザイオン国立公園のご紹介です。
ラスベガスから車で約3時間、ザイオン国立公園はユタ州で最初に制定された国立公園で、世界各地から年間270万人が訪れています。
ここでは、下から見上げる岩山の景色だけでなく、トレイルもお散歩気分で歩けるものからバリバリのトレッカー達が挑戦する「難易度高し」のコースまで揃っているので、訪れる人それぞれの楽しみ方ができるようです。

折りしも今年はザイオンが1909年に"Mukuntuweap National Monument"として制定されてから100年目。なので100周年を記念して、いろいろな催しモノも予定されています。
さて、公園に入ってみましょう。
夏の間は、公園内への一般車両乗り入れができないため、園内は無料のシャトルバスを使うことになります。

バスはビジターセンターから終点の「テンプル・オブ・シナワバ」まで、7ヵ所の停車をしながら約45分かけて到着、
そのまま折り返してまた45分かけてビジターセンターまで戻ります。
乗り降りは自由なので、好きなポイントで降りて、また次のポイントへ、を繰り返して園内を散策することになります。
<Court of Patriarchs>

3つ並んだ岩山には、三人の大司教の名前がつけられています。
左からAbraham・Isaac・Jacob (アブラハム・イサク・ヤコブ)。
ここザイオンキャニオンは、1800年代にユタに定住を始めたモルモン教徒たちがが「聖なる場所(Zion)」として訪れていたため、岩山にはこのような名前がつくものがあります。
<Weeping Rock>

この岩は、Weeping(したたり落ちる・涙を流す)という名の通り、岩盤を伝ってきた清水がそこらじゅうからしたたり落ちています。
写真はある冬の朝に訪れた際に、したたり落ちる水がつららとなってぶらさがっている様子。
これはかなり圧巻でした。
<Temple of Sinawava>

Sinawavaとは、白人の入植以前にこの地に住んでいたネイティブインディアン-パイユーテ族-の神の名前。
周りを高い岩山に囲まれたこの場所は、なぜか厳かな気持ちにさせらるようで、神殿とか寺院とかいうたとえがぴったりだと納得します。

そして、リバーサイドウォークトレイルの入り口でもあります。
往復約3キロ、1時間半程度の歩きやすいトレイルは、さらさらと流れるバージンリバーを見ながら
大人もコドモも一緒に楽しみながら歩けます。
<Zion Lodge>
園内唯一の宿泊施設がここザイオンロッジ。
趣のあるレストランやファーストフード・お土産屋さんも入っていて、
ロッジ前の芝生では、ランチの時間を楽しむカップルや家族連れでにぎわっています。

<Zion Spring Water Station>
これは何?

今回初めて気がついたのですが、園内のあちこちにこのような、無料の水ステーションがあります。
これはロッジのパティオにあるものですが、壁からいきない蛇口が出ていて、???と思ってみてみると、ザイオンキャニオンから湧き出る清水を汲むことができる蛇口なのでした。
この水は約600メートルのサンドストーン(砂岩)の層で濾されてきた、自然のミネラルいっぱいの水とのことで、ほんとに「味のある」水。すっごくおいしい♪
さらには、使い捨てのボトル水ではなく、リサイクル容器(水筒とか)を持参して、
この水を詰め替えて使うことで、環境保護の一端を担っているということでもあるわけです。
ところで、園内の道路を走っていると、道路が赤いことに気がつきます。
陸上競技のトラックで見られるような、あんな感じの赤い道路・・・なぜ?
(この質問はビジターセンターでもよく聞かれる質問らしいです。)
これは、アスファルトの上に敷き詰めるタールの中に赤っぽい火山岩(Scoria)をまぜてあるためで、これにより、道路がすべりにくくなるのだそうです。

赤い岩と調和したこの風景は、、ザイオンのトレードマークのひとつとも言えるでしょう。
さて、ここでは、いろいろな動植物を見ることができますが、とにかく1番目につくのは、リスたち。
もう、人間に慣れてしまっていて食べ物を持っている人のところまで来て、すくっと立って「ちょうだい!」をするくらい。(ホントです。)

つぶらなひとみ(!)でおねだりされると、つい一口あげたくなるのが人情ですが、
食べ物をあげることはできませんので、気をつけて。
罰金取られますよ。っていうことより、自然の生態系をできるだけくずさないようにしなければ。
という意識が必要ですよね。
このザイオンも他の国立公園同様、これから夏に向かってピークシーズン。
午前中の早い時間に到着しないと、ビジターセンタの駐車場はすぐに満杯になってしまいます。
でも、ご心配なく。
ビジターセンターの駐車場に停められない場合は、
入り口手前のスプリングデールの町にある5ヶ所の駐車場に車を置いて、
そこからスプリングデールシャトル(無料)に乗って、ビジターセンターまで移動できます。
スプリングデール自体も小さなお土産やさんやレストランがひしめいていて、
世界中からの観光客が行き来しています。
なんとなく。バリ島のクタのお土産さん通りの雰囲気があるかな。
あんな風な怪しい面白さはないけれど、いろいろな人に声をかけながら、お店を冷やかしてら歩くのもまた楽しいかもしれません。
ということで、ザイオンの魅力、ちょっとだけでも伝わったでしょうか?
それでは、また。
先日のモニュメントバレー に続き、今日はザイオン国立公園のご紹介です。
ラスベガスから車で約3時間、ザイオン国立公園はユタ州で最初に制定された国立公園で、世界各地から年間270万人が訪れています。
ここでは、下から見上げる岩山の景色だけでなく、トレイルもお散歩気分で歩けるものからバリバリのトレッカー達が挑戦する「難易度高し」のコースまで揃っているので、訪れる人それぞれの楽しみ方ができるようです。

折りしも今年はザイオンが1909年に"Mukuntuweap National Monument"として制定されてから100年目。なので100周年を記念して、いろいろな催しモノも予定されています。
さて、公園に入ってみましょう。
夏の間は、公園内への一般車両乗り入れができないため、園内は無料のシャトルバスを使うことになります。

バスはビジターセンターから終点の「テンプル・オブ・シナワバ」まで、7ヵ所の停車をしながら約45分かけて到着、
そのまま折り返してまた45分かけてビジターセンターまで戻ります。
乗り降りは自由なので、好きなポイントで降りて、また次のポイントへ、を繰り返して園内を散策することになります。
<Court of Patriarchs>

3つ並んだ岩山には、三人の大司教の名前がつけられています。
左からAbraham・Isaac・Jacob (アブラハム・イサク・ヤコブ)。
ここザイオンキャニオンは、1800年代にユタに定住を始めたモルモン教徒たちがが「聖なる場所(Zion)」として訪れていたため、岩山にはこのような名前がつくものがあります。
<Weeping Rock>

この岩は、Weeping(したたり落ちる・涙を流す)という名の通り、岩盤を伝ってきた清水がそこらじゅうからしたたり落ちています。
写真はある冬の朝に訪れた際に、したたり落ちる水がつららとなってぶらさがっている様子。
これはかなり圧巻でした。
<Temple of Sinawava>

Sinawavaとは、白人の入植以前にこの地に住んでいたネイティブインディアン-パイユーテ族-の神の名前。
周りを高い岩山に囲まれたこの場所は、なぜか厳かな気持ちにさせらるようで、神殿とか寺院とかいうたとえがぴったりだと納得します。

そして、リバーサイドウォークトレイルの入り口でもあります。
往復約3キロ、1時間半程度の歩きやすいトレイルは、さらさらと流れるバージンリバーを見ながら
大人もコドモも一緒に楽しみながら歩けます。
<Zion Lodge>
園内唯一の宿泊施設がここザイオンロッジ。
趣のあるレストランやファーストフード・お土産屋さんも入っていて、
ロッジ前の芝生では、ランチの時間を楽しむカップルや家族連れでにぎわっています。

<Zion Spring Water Station>
これは何?

今回初めて気がついたのですが、園内のあちこちにこのような、無料の水ステーションがあります。
これはロッジのパティオにあるものですが、壁からいきない蛇口が出ていて、???と思ってみてみると、ザイオンキャニオンから湧き出る清水を汲むことができる蛇口なのでした。
この水は約600メートルのサンドストーン(砂岩)の層で濾されてきた、自然のミネラルいっぱいの水とのことで、ほんとに「味のある」水。すっごくおいしい♪
さらには、使い捨てのボトル水ではなく、リサイクル容器(水筒とか)を持参して、
この水を詰め替えて使うことで、環境保護の一端を担っているということでもあるわけです。
ところで、園内の道路を走っていると、道路が赤いことに気がつきます。
陸上競技のトラックで見られるような、あんな感じの赤い道路・・・なぜ?
(この質問はビジターセンターでもよく聞かれる質問らしいです。)
これは、アスファルトの上に敷き詰めるタールの中に赤っぽい火山岩(Scoria)をまぜてあるためで、これにより、道路がすべりにくくなるのだそうです。

赤い岩と調和したこの風景は、、ザイオンのトレードマークのひとつとも言えるでしょう。
さて、ここでは、いろいろな動植物を見ることができますが、とにかく1番目につくのは、リスたち。
もう、人間に慣れてしまっていて食べ物を持っている人のところまで来て、すくっと立って「ちょうだい!」をするくらい。(ホントです。)

つぶらなひとみ(!)でおねだりされると、つい一口あげたくなるのが人情ですが、
食べ物をあげることはできませんので、気をつけて。
罰金取られますよ。っていうことより、自然の生態系をできるだけくずさないようにしなければ。
という意識が必要ですよね。
このザイオンも他の国立公園同様、これから夏に向かってピークシーズン。
午前中の早い時間に到着しないと、ビジターセンタの駐車場はすぐに満杯になってしまいます。
でも、ご心配なく。
ビジターセンターの駐車場に停められない場合は、
入り口手前のスプリングデールの町にある5ヶ所の駐車場に車を置いて、
そこからスプリングデールシャトル(無料)に乗って、ビジターセンターまで移動できます。
スプリングデール自体も小さなお土産やさんやレストランがひしめいていて、
世界中からの観光客が行き来しています。
なんとなく。バリ島のクタのお土産さん通りの雰囲気があるかな。
あんな風な怪しい面白さはないけれど、いろいろな人に声をかけながら、お店を冷やかしてら歩くのもまた楽しいかもしれません。
ということで、ザイオンの魅力、ちょっとだけでも伝わったでしょうか?
それでは、また。
【メモ】
Zion National Park
http://www.nps.gov/zion/
入園料は車1台につき25ドル(7日間有効)
シャトルバスの運行は今年は10月25日まで。(それ以降は、マイカーで園内へ入れます。)
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