【兵庫・南あわじ】淡路島で育った南画の大家:直原玉青(じきはら ぎょくせい)ゆかりの禅寺で座禅と玉青の描く南画を鑑賞する体験プラン
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テーマ古都めぐり・歴史散策、修行体験、日本文化体験、美術館・博物館・科学館
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エリア淡路島
淡路島にゆかりのある南画の大家:直原玉青。画家・俳人でもあった彼は、臨済宗黄檗宗の僧でもあり、自身が育った淡路島の荒廃していた禅寺国清庵(のちに国清禅寺)を再建するため住職となります。
玉青が立派に再建した国清禅寺で、まずは、初心者にも優しい坐禅体験(約60分)を終えた後、現住職から玉青の作品に込められている禅の教えを、お茶を飲みながら聴き、そして境内の蔵に所蔵されている、玉青が私的に描いた親しみやすい作品を鑑賞。希少な襖絵(ふすまえ)や作品を仕切りなしで、間近に見て頂けます。
それから、玉青の絵が多数展示されている滝川記念美術館玉青館に移動(徒歩約5分・200m)、満を持して美術館所蔵の大作を鑑賞します。
直原玉青が愛した南画、俳句、禅の三位一体が表現された「句画禅一如」の精神から自分を見つめ直す特別な時間が体験できます。
【【直原玉青】】
幼少年時代を洲本で過ごします。 16歳の時に大阪へ出て画家を志し、冨田渓仙や矢野橋村等の指導を受け、帝展や日展に度々入選。1960年に社団法人日本南画院の創立に参加し、1991年から2005年に亡くなるまで、日本南画院会長として日本の南画界を主導します。
少年時代から俳句に親しみ、17歳の時に青木月斗主宰の俳誌『同人』で特選に選ばれました。戦後には、高浜虚子や山口誓子等のホトトギス派の俳人と交わり、俳誌『ホトトギス』同人として多くの俳句を詠みます。
また臨済宗南禅寺管長の柴山全慶師との出会いが画伯を禅の道へと導き、僧籍を得るとともに、1980年には禅僧として南あわじ市の黄槃宗国清禅寺を復興します。
【【南画】】
水墨を基調にした絵画で、中国の元・明時代に日本へ伝えられた南宗画が、江戸時代に盛んに描かれ日本独自の絵画世界を作り、やがて南画と呼ばれるようになったと言われています。
【国清禅寺】
国清寺とも呼ばれます。江戸時代中期に勝算(しょうざん)和尚が創建開山した淡路唯一の黄檗宗の禅寺です。
第二十三代の頃から、戦後の混乱により農地解放等の改革で田地を手離し、寺の経営不能困難となり荒れるにまかせていました。
その時、自ら禅宗の僧籍をもち、句画禅一如の精神を持つ南画家 直原玉青画伯が縁ある淡路島の禅寺国清寺が倒壊寸前にあるのを見て、再興を決意したのです。
1980年本堂の修復から始め、庫裡、中国風山門、窟門、青丹館茶室素軒、開山堂、月見亭、句画禅亭と寺苑を整え、庭に富貴花ぼたんを育て、昔日に勝る風格を有するに到りました。
【】
●牡丹(ぼたん)
毎年春と冬に牡丹祭りを開催しています。色とりどりの牡丹とともに禅三昧をご堪能ください。詳しくは国清寺寺務所(0799-37-3781)にお問合せください。
【拝観志納金】400円(中学生以下無料)
●達磨(だるま)
皆様の成就を願う達磨祈願をおこなっています。達磨大師の不屈の精神にあやかり、目標(願い)を立て、精進努力して無事達成するよう願いをかけます。
達磨の元となった達磨大師はインドの香至国(こうしこく)の第三王子として生まれ、のちに出家、お釈迦様から二十八代目の教えを継がれて中国に渡り、仏教を広めていきました。
その教えは慧可禅師に継がれ、のち日本に伝わり、現在では世界中に広まっています。禅宗では初祖達磨大師と仰ぎますが、七転八起、面壁九年の不撓不屈の精神は宗派を超え親しまれています。
【所要時間】
2〜3時間

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