大連最初の五つ星ホテル
- ライター浦上 早苗さん
- 投稿日2015年10月11日
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シャングリラホテルと隣接しており、なかなか目立ちます
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とにかく広いロビー
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客室は最近改装されました
高級ホテルが増えた今でも、フラマホテルは高級ホテルの代表的な存在です。というのも、ここは1988年にオープンした、中国東北地区で最初の5星ホテルなのです。客室だけでなく宴会場、レストランも多いので、重要なイベントはここで催されることが多いです。例えば中国最大規模の日本語スピーチコンテスト「キヤノン杯」も、準決勝までは違うホテルや会場で開かれるのですが、1000人近くが来場する決勝はフラマホテルでの開催です。
立地は中山広場と港湾広場の中間地点で、隣には同じく五つ星ホテルのシャングリラ、対面にはニューワールドがあり、いわゆる高級ホテルの集積区になっています。
このように歴史と伝統のあるフラマホテルですが、私の年代になるとフラマブランドもそれほど訴えてくるものがなく、同じ予算ならもっと景観がよかったり部屋の設備が充実している新しいホテルを選ぶ人が増えて、いわゆる「昔の高級ホテル」という印象もあります。
それでも、日本から来られる人の一定割合は、ここを選択します。その多くは、10~20年ほど前に大連に来たことがある人々で、当時、大連にあった唯一の高級ホテルというイメージが今も鮮烈に残っているようです。実際、ロビーなど共用部分は、今のモダンなホテルには見られないほど広々としているので、新しさよりゆったり感を重視する方には向いていると思います。複数の五つ星ホテルが隣接しているだけに、レストランの選択肢も広いです。