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チェンマイ (タイ) ショッピングの現地クチコミ

現地のプロ(3人)詳細

Baan Celadon バーン セラドン

Tui☆ (レストラン経営)

北部タイの歴史と土とともに発展してきた「セラドン焼き」の名窯

  • 地元名産品おすすめ
  • 定番人気

ベンジャロン焼きとともにタイを代表する陶磁器「セラドン焼き」。
その窯元の中で「サイアム セラドン」と並んで規模・品質ともに双璧とされるのが「バーン セラドン」です。
どちらも甲乙つけがたいですが、こちらのバーン セラドンの方がデザインや絵柄とも洗練された香気が漂っていて、その分お値段はお高めです。

セラドンとはサンスクリット語源の言葉で「緑の石」という意味で、文字通りセラドン焼きを代表する「エメラルド・グリーン」の色調と、
釉薬の酸性度の違いによって表現される「青色」も鮮やかで人気があります。王室ご用達として発展した驕奢なイメージのベンジャロン焼きより、
北部タイの歴史と土とともに発展してきたセラドン焼きの方が、チェンマイという街に合っているのは異論のないところでしょう。

セラドン焼きの魅力は、単色における濃淡のコントラストと製作工程の中で自然に現れるひび模様(貫入)の美しさ。
どれをとっても一つとして同じものはありません。使いこなすうちに貫入にくすみが入り、さらに味わい深く変化するのも魅力ですね。

ショールームでは、まず壺や絵皿などのコーナーから鑑賞し、こちらの工房の技量を確かめてください。
やわらかで素朴な温かみある仕上がりはセラドン焼きに共通する特徴ですが、職人の精緻な表現力によって品格と華が加わっているのがバーン セラドンの強みでしょう。
写真にある鮮やかな壺は「THB 65,000」とちょっと手が届きにくい値段ですが、昔の王様の英雄譚を描いた絵付けの生き生きとした表現力には思わず惹き入れられてしまいます。

買って帰りたいのは実用に供する品物の方ですが、ソーサーつきのコーヒーカップ(THB 800~)、マグカップ(THB 400~)あたりがお求めやすいです。
細かな彫りにより表現される立体感と美しい濃淡の味わいが絶妙で、和の心にも通じる枯れた趣きの絵付けがある品も滋味深く、どれか一つを選べとなると迷ってしまうことでしょう。

食器や茶器などは和の食卓にも違和感なくマッチするので、予算とスーツケースに余裕があればセットで揃えたくなります(海外発送可)。
象を模った急須と湯呑み4客セット(THB 2,500)などはチェンマイらしいお土産になりますし、選択肢はあまり多くないですがセット商品の特価販売コーナーもあります。
たとえば大中小のお皿6枚セットが通常THB 4,600→THB 2,760など、品物のレベルから考えると大変お値打ちです。

あくまで個人的な所感ですが、双璧とされる「サイアム セラドン」と比較すると、素朴でコストパフォーマンスがよく、チェンマイらしいお土産として選びやすいのがサイアム セラドン。
多少高くても自分または家族のために特別な品がほしい時には「バーン セラドン」といったところでしょうか。

こちらではショールームに工房が併設されていて、実際に製品を作っている工程を見学することができます。作業の邪魔にならないよう、静粛かつ職人さんへの敬意を持って見てください。
運がいいときは、窯から焼きあがったばかりの製品が、チリチリと音を立てているようすを見ることができます。

【クレジットカード】VISA/Master
【アクセス】ワローロット市場前ソンテウ乗り場からソンテウ15分目安
      朝夕は渋滞のため30分以上かかる場合あり
【行き方】 ナワラット橋を起点としてサンカムペーン方面に向かう1006号線を約5キロ東進。大きな交差点二つ目から1キロ左側
      水場で戯れる親子象のオブジェが目印。入口・駐車場は小道を少し入ったところにある

2018/04訪問
  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。