Wualai Silpa ウアラーイ・シラパ

ウアラーイ通りといえば「銀細工」が有名な通りで、一昔前は多くの銀細工職人が住んでいました。その頃は器やトレイ、スプーンなど、行事や生活で使うものを中心に作っていましたが、プラスチック製品の登場とともに需要が減り、後継者不足などの問題もあり、店を閉めてしまったところもあります。

現在残っている店のほとんどが商品の販売のみで、昔のように工房からカンカンカンと銀を打つ音が聞こえてくる店はウアラーイ・シラパだけともいわれています。

この店のいい点は、なんといっても作業風景を見学できること。店の奥へ入ると、銀を溶かすところから製品に仕上げるところまですべての作業を見ることができます。銀の粒を高温で溶かし型に入れ、その塊をのし形を作り、表面に凹凸をつけ、磨くといった手作業はまさに職人の技！

現在は器などよりもアクセサリーの需要が増えているそうですが、お寺に献上する十二支の飾りや器なども作っていて、それぞれ意味や模様が違うので面白いです。オーダーによって、大きいものは合金で作ることもありますが、ピアスやネックレス、ブレスレットなどはすべて純銀。

値段は重さ次第で、数百バーツからあるのでシルバー製品を探している人はのぞいてみてはいかがでしょうか。一例ですが、小さなピアスで数百バーツ、飾りが細かく大きなピアスは1800～3500バーツほど。シルバーの指輪やネックレスは500バーツ前後からです。

気さくなスタッフに声をかて、試着してみてください。ものによってはまけてくれるので、笑顔で交渉してみてはいかがでしょうか。クレジットカード（Visa、Master、JCB）も使えます。

工房も見学できるうえ、仏教で使うオーナメントやアンティーク製品なども置いてあるので、伝統工芸に興味のある人にもおすすめです。