ベトナム北部、中国との国境沿いにある標高約3100mの地「サパ」には、
モン族やザオ族といったそれぞれ特徴的な文化背景を持ち、
独自の文化に伝わる民族衣装を身に着けた山岳民族が暮らしています。
段々畑や滝といった広大な自然と澄んだ空気が魅力的で、
ベトナム人にとっては、ハネムーンの場所としても人気です。
避暑地であるサパは、言い換えると、時期によっては極寒の地。
夏でも朝晩は長袖が必要で、10月以降に訪れるのならば、
ダウンコートは持って行った方が良いです。
ホテルのグレードによっては、暖房器具がなく、
さらに扉と天井の間に空間がある作りのところもあり、
そういったホテルになってしまった場合、寒くてとても寝れたもんではありません。
そんな中で人気の料理と言えば、体を温めてくれる具だくさんのサケ鍋と馬肉鍋、
そして、野山を自由に走り回り身が引き締まった鶏の料理です。
また、「サパ」と言えば、各民族の方が織る布や刺しゅう品が有名。
藍染品は、渋さが男性にも人気で、
女性には、カラフルな色や花柄などの品が好まれるようです。
どの柄も魅力的で日本ではなかなかお目にかかれないものばかり。
購入しようか迷ったら買っておいた方が無難です。
ここでは、商品の正規価格はあってないようなもの。
始めは、観光客価格として通常の3,4倍の価格を言われますが、
そこから値切られることも加味して売値を言っているようなので、
コミュニケーションだと楽しんで値段交渉に挑戦してみてください。
しかし、都会と違い、村に暮らす人々の生活が豊かではないことは
2,3日過ごすだけで感じ取れるものがあります。
きっと滞在中には、幼い子供が深夜12時頃まで物売りをしている姿などに遭遇して、
色々と考えさせられることもあるかと思います。
異文化、絶景、珍味、どれも楽しめる場所ですが、訪れる方には、
どれもこれも現地の方のおかげであることを忘れずに、
敬意を持って旅をしてもらえたらなと思います。
Sapa サパ
むら
(編集者)
異文化?異空間? 山岳民族が暮らす村
- 投稿日2015/03/23
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ジャンル木・巨樹
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エリアサパ
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住所
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アクセスハノイ中心地から車で約5時間
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営業時間8:00~22:00
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定休日無休
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。