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キューバ 観光の現地クチコミ

現地のプロ(3人)詳細

Remedios レメディオス

池上和徳 (DTACキューバ観光情報局代表)

ミステリアスな魅了を秘めた、趣深き街!?

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人口わずか約4万人という、こぢんまりとした街ですが、床しい情緒に包まれています。それもそのはず、レメディオスの誕生は、スペイン人の第3回目の入植が始まった頃と推測され、スペインの貴族、バスコ・ポルカジョ・デ・フィゲロアが1513年から1524年の間に切り開いたと伝わっています。まさに、ハバナやトリニダーに退けを取らない歴史を有しているのです。

ちなみに、建立当初、バスコはスペインへの税金逃れのために、レメディオスの存在をひた隠しにしていましたが、町が拡大するつれ、露呈したとか。そのことも影響して、創建の正確な年が判定しがたいようです。

街はプラサマヨル広場を中心に、広がっていて、広場を囲むようにスパニッシュ・コロニアル様式の趣がある建物が残っています。
同じ広場に、サン・ファン・バウチスタ(聖ヨハネ)教会とブエンビアヘ教会の2つの教会が建っているのは、キューバでも珍しいケースです。サン・ファン・バウチスタ教会では、黄金で造られた祭壇が圧巻。海賊からの略奪を避けるため、この祭壇は長い間、上から白いペンキが塗られていました。しかし、1944年から1954年にかけて、エウチモ・ファジャの尽力によって改装された際に、黄金の祭壇が姿を現し、脚光を浴びました。

街の中心部は1980年に歴史国定記念物に指定されましたが、もう少し、街の規模が大きければ、世界文化遺産に認定されてもおかしくないでしょう。
なお、クリスマスには有名な祭り、ラス・パランダス・デ・レメディオスが開催され、多くの人で賑わいます。
街自体はキューバ島のほぼ中央に位置しており、北部の海岸までは約10kmの距離です。

  • 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。訪問先の都合や現地事情により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。